JPH0111532Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0111532Y2 JPH0111532Y2 JP1816583U JP1816583U JPH0111532Y2 JP H0111532 Y2 JPH0111532 Y2 JP H0111532Y2 JP 1816583 U JP1816583 U JP 1816583U JP 1816583 U JP1816583 U JP 1816583U JP H0111532 Y2 JPH0111532 Y2 JP H0111532Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- door
- inner panel
- armrest
- reinforcing
- Prior art date
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- Expired
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 27
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 10
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はドアーパネルを形成しているインナー
パネル側に補強対策を施した自動車のドアーに関
するものである。
パネル側に補強対策を施した自動車のドアーに関
するものである。
一般に自動車のドアーは他の車体部と同様に、
車両重量を軽減する目的から比較的薄手の鋼板が
使用される。
車両重量を軽減する目的から比較的薄手の鋼板が
使用される。
そのため、この種のドアーには従来より衝突時
の衝撃力に十分耐え得るような各種の補強対索が
なされている。
の衝撃力に十分耐え得るような各種の補強対索が
なされている。
例えば、実開昭51−145123号公報に見られるよ
うに、ドアーパネルを形成しているアウターパネ
ルの車室側側面に補強部材(インパクトバー)を
設けて、アウターパネルを強化したものや、実開
昭55−87814号公報に見られるように、ドアーパ
ネルを形成しているインナーパネルの車室側側面
にインパクトバーを接合したもの等がある。
うに、ドアーパネルを形成しているアウターパネ
ルの車室側側面に補強部材(インパクトバー)を
設けて、アウターパネルを強化したものや、実開
昭55−87814号公報に見られるように、ドアーパ
ネルを形成しているインナーパネルの車室側側面
にインパクトバーを接合したもの等がある。
しかしながら、前者によるものでは、近時積極
的に採用されるフラツシユドアー、つまりドアー
ガラスをアウターパネル側に偏位した位置を昇降
動作させて、ドアーガラスを閉じた状態で、その
ドアーガラスがアウターパネルと面一に近い状態
になるようにした形式のドアーでは、インパクト
バーが障害となつてドアーガラスの昇降に支障を
来たすため不向きである。
的に採用されるフラツシユドアー、つまりドアー
ガラスをアウターパネル側に偏位した位置を昇降
動作させて、ドアーガラスを閉じた状態で、その
ドアーガラスがアウターパネルと面一に近い状態
になるようにした形式のドアーでは、インパクト
バーが障害となつてドアーガラスの昇降に支障を
来たすため不向きである。
また後者によるものでは、所要の強度を得るた
めにドアーパネルの厚み方向におけるインパクト
バーの高さをある程度高く設定する必要がある
が、ドアーパネル内にはドアーガラスや、このド
アーガラスを昇降駆動するためのウインドレギユ
レータ等が配設されるため、その高さにも制限を
受け、十分なな強度を得るためにはドアーパネル
自体を厚くしなければならず、必然的に車室幅が
狭くなるという不都合があつた。
めにドアーパネルの厚み方向におけるインパクト
バーの高さをある程度高く設定する必要がある
が、ドアーパネル内にはドアーガラスや、このド
アーガラスを昇降駆動するためのウインドレギユ
レータ等が配設されるため、その高さにも制限を
受け、十分なな強度を得るためにはドアーパネル
自体を厚くしなければならず、必然的に車室幅が
狭くなるという不都合があつた。
本考案はこのような事情に着目してなされたも
ので、ドアーパネルの厚みを増加させたり、車室
幅を犠性にすることなく所要の強度を得ることの
できる自動車のドアーを提供することを目的とす
る。
ので、ドアーパネルの厚みを増加させたり、車室
幅を犠性にすることなく所要の強度を得ることの
できる自動車のドアーを提供することを目的とす
る。
かかる目的を達成すべく、本考案は以下の如く
構成したことを特徴とする。
構成したことを特徴とする。
インナーパネルのアームレストに対応する部位
を車室側に突出させて強化部を形成し、この強化
部とインナーパネルの車外側側面に設けた補強メ
ンバーとによつて閉断面(補強空間)を形成する
ものである。
を車室側に突出させて強化部を形成し、この強化
部とインナーパネルの車外側側面に設けた補強メ
ンバーとによつて閉断面(補強空間)を形成する
ものである。
したがつて、ドアーパネルの厚み方向における
補強空間の高さを十分高く設定できるため、衝撃
力に強いドアーを得ることができるとともに、車
室側に突出させたインナーパネルの強化部をアー
ムレストの中空部内に没入させて車室内に露出し
ないため、車室幅が狭くなることもない。
補強空間の高さを十分高く設定できるため、衝撃
力に強いドアーを得ることができるとともに、車
室側に突出させたインナーパネルの強化部をアー
ムレストの中空部内に没入させて車室内に露出し
ないため、車室幅が狭くなることもない。
以下、本考案の1実施例につき、図面に基づい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図は自動車のフラツシユドアーを車室側か
ら見た状態を示しており、1はドアーパネル、2
はドアーガラスを示している。
ら見た状態を示しており、1はドアーパネル、2
はドアーガラスを示している。
ドアーパネル1は第2図及び第3図に示すよう
に、所要形状にプレス成形されたアウターパネル
3とインナーパネル4とを接合して、内部に所要
の空間部を形成したものである。
に、所要形状にプレス成形されたアウターパネル
3とインナーパネル4とを接合して、内部に所要
の空間部を形成したものである。
またドアーガラス2はアウターパネル3とイン
ナーパネル4間に介在し、かつアウターパネル3
側に偏位した位置をドアーパネル内に配設される
ウインドレギユレータ5によつて昇降作動され
る。尚、ウインドレギユレータ5の詳細について
は省略する。
ナーパネル4間に介在し、かつアウターパネル3
側に偏位した位置をドアーパネル内に配設される
ウインドレギユレータ5によつて昇降作動され
る。尚、ウインドレギユレータ5の詳細について
は省略する。
6はインナーパネル4の外側面、つまり車室側
面に添設される合成樹脂等で一体成形された内張
りを示しており、この内張り6の略中央部に車体
の前後方向に沿う内部が中空なアームレスト7を
車室側に一体的に突出させている。
面に添設される合成樹脂等で一体成形された内張
りを示しており、この内張り6の略中央部に車体
の前後方向に沿う内部が中空なアームレスト7を
車室側に一体的に突出させている。
そして、インナーパネル4の前記アームレスト
7に対応する部位を断面コ字状に折曲して強化部
8を形成し、この強化部8を前記アームレスト7
の中空部7a内に没入すべく車室側に突出させて
いる。
7に対応する部位を断面コ字状に折曲して強化部
8を形成し、この強化部8を前記アームレスト7
の中空部7a内に没入すべく車室側に突出させて
いる。
尚、この実施例では前記強化部8をアームレス
ト7の取付部として利用し、該アームレスト7を
ボルト(図示せず)等を介して強化部8に固着し
ている。
ト7の取付部として利用し、該アームレスト7を
ボルト(図示せず)等を介して強化部8に固着し
ている。
一方、インナーパネル4の車外側側部に車体の
前後方向に沿う断面略コ字形の補強メンバー9
を、該メンバー9の両縁部に設けた折曲片9a,
9aを介して、インナーパネル4に接合するとと
もに、前記アームレスト7に対応する部位で、こ
の補強メンバー9とインナーパネル4側に設けた
強化部8とによつて閉断面(補強空間)10を形
成している。
前後方向に沿う断面略コ字形の補強メンバー9
を、該メンバー9の両縁部に設けた折曲片9a,
9aを介して、インナーパネル4に接合するとと
もに、前記アームレスト7に対応する部位で、こ
の補強メンバー9とインナーパネル4側に設けた
強化部8とによつて閉断面(補強空間)10を形
成している。
またこの補強空間10内に断面略コ字形の補助
メンバー11を前記補強メンバー9に平行に配設
し、この補助メンバー11の両縁部に設けた折曲
片11a,11aを補強メンバー9の内面に接合
するとともに、基部11bを強化部8に内面に接
合している。
メンバー11を前記補強メンバー9に平行に配設
し、この補助メンバー11の両縁部に設けた折曲
片11a,11aを補強メンバー9の内面に接合
するとともに、基部11bを強化部8に内面に接
合している。
尚、図中12は車体側に設けられるサイドシル
を示している。
を示している。
このような構成によれば、インナーパネル4に
設ける閉断面の補強空間10が単にインナーパネ
ル4の内側面に接合する補強メンバー9のみによ
つて形成されるのでなく、インナーパネル4を車
室側に突出させた強化部8と共に形成されるた
め、その分だけ補強空間10の衝突荷重方向の高
さ、つまりドアーパネル1の厚み方向における高
さが高くなり、ドアーパネル1の強度を、ドアー
パネル1の厚みを増加させることなく高めること
ができる。
設ける閉断面の補強空間10が単にインナーパネ
ル4の内側面に接合する補強メンバー9のみによ
つて形成されるのでなく、インナーパネル4を車
室側に突出させた強化部8と共に形成されるた
め、その分だけ補強空間10の衝突荷重方向の高
さ、つまりドアーパネル1の厚み方向における高
さが高くなり、ドアーパネル1の強度を、ドアー
パネル1の厚みを増加させることなく高めること
ができる。
またインナーパネル4に設ける強化部8をアー
ムレスト7の中空部7a内に没入させているた
め、強化部8が車室内に露出せず、車室幅を犠性
にすることなく所要の強度を確保でき、外観上も
好しい。
ムレスト7の中空部7a内に没入させているた
め、強化部8が車室内に露出せず、車室幅を犠性
にすることなく所要の強度を確保でき、外観上も
好しい。
またアームレスト7が強化部8によつて補強さ
れるという効果もある。
れるという効果もある。
またインナーパネル4に設けられる補強空間1
0によつて、十分な強度が得られるため、アウタ
ーパネル3側には格別な補強メンバーを必ずしも
設ける必要がなく、特にドアーガラスがアウター
パネル側に偏位した位置を昇降駆動されるフラツ
シユドアーの補強対策として好適するものであ
る。
0によつて、十分な強度が得られるため、アウタ
ーパネル3側には格別な補強メンバーを必ずしも
設ける必要がなく、特にドアーガラスがアウター
パネル側に偏位した位置を昇降駆動されるフラツ
シユドアーの補強対策として好適するものであ
る。
以上詳述したように本考案によれば、インナー
パネルに設ける閉断面の補強空間を車室側に突出
するインナーパネルの強化部とインナーパネルの
車外側側面に設ける補強メンバーとで形成するよ
うにしているため、補強空間の衝突荷重方向の高
さを十分確保することができ、ドアーパネルの強
度を著しく高めることができる。
パネルに設ける閉断面の補強空間を車室側に突出
するインナーパネルの強化部とインナーパネルの
車外側側面に設ける補強メンバーとで形成するよ
うにしているため、補強空間の衝突荷重方向の高
さを十分確保することができ、ドアーパネルの強
度を著しく高めることができる。
また車室側に突出するインナーパネルの強化部
をアームレストの中空部内に没入させているた
め、その強化部が車室内に露出するようなことも
なく、車室幅が狭くなる虞れもない。
をアームレストの中空部内に没入させているた
め、その強化部が車室内に露出するようなことも
なく、車室幅が狭くなる虞れもない。
第1図は本考案の1実施例を示す背面図ある。
第2図は第1図のX−X′断面図、第3図は第1
図のY−Y′断面図である。 1……ドアーパネル、2……ドアーガラス、3
……アウターパネル、4……インナーパネル、6
……内張り、7……アームレスト、7a……中空
部、8……強化部、9……補強メンバー、10…
…補強空間。
第2図は第1図のX−X′断面図、第3図は第1
図のY−Y′断面図である。 1……ドアーパネル、2……ドアーガラス、3
……アウターパネル、4……インナーパネル、6
……内張り、7……アームレスト、7a……中空
部、8……強化部、9……補強メンバー、10…
…補強空間。
Claims (1)
- 所要形状のアウターパネルとインナーパネルを
接合して内部に所要の空間部が形成されるドアー
パネルと、このドアーパネルのアウターパネルと
インナーパネル間に介在し、かつアウターパネル
側に偏位した位置をドアーパネル内に配設される
ウインドレギユレータによつて昇降作動されるド
アーガラスと、前記インナーパネルの車室側側面
に添設され、内部に中空部を有するアームレスト
と、前記インナーパネルの前記アームレストに対
応する部位を車室側に突出させてなる強化部と、
前記インナーパネルの車外側側面に車体の前後方
向に沿つて設けられ、前記アームレストに対応す
る部位で前記強化部と共に閉断面を形成する補強
メンバーとを具備してなることを特徴とする自動
車のドアー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1816583U JPS59124726U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | 自動車のドア− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1816583U JPS59124726U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | 自動車のドア− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59124726U JPS59124726U (ja) | 1984-08-22 |
JPH0111532Y2 true JPH0111532Y2 (ja) | 1989-04-05 |
Family
ID=30149374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1816583U Granted JPS59124726U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | 自動車のドア− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59124726U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0533384Y2 (ja) * | 1988-02-22 | 1993-08-25 |
-
1983
- 1983-02-10 JP JP1816583U patent/JPS59124726U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59124726U (ja) | 1984-08-22 |
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