JPH01115018A - アーキングリングを備えた避雷碍子 - Google Patents

アーキングリングを備えた避雷碍子

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JPH01115018A
JPH01115018A JP27392787A JP27392787A JPH01115018A JP H01115018 A JPH01115018 A JP H01115018A JP 27392787 A JP27392787 A JP 27392787A JP 27392787 A JP27392787 A JP 27392787A JP H01115018 A JPH01115018 A JP H01115018A
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JP
Japan
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current
current limiting
voltage
arcing
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP27392787A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Yuji Kudo
祐治 工藤
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は架空送電線用の避雷碍子装置に使用される避雷
碍子に関し、さらに詳しくは、電圧−電流特性が非直線
性の限流素子に最大放電電流以上の雷サージ電流が流れ
てもアーキングリングの気中放電間隙で確実に放電させ
、限流素子の破損を未然に防止し、又、汚損耐電圧の低
下を防止し得るアーキングリングを備えた避雷碍子に関
するものである。
(従来の技術) 従来、架空送電線用避雷碍子装置に使用される避雷碍子
として、第4図及び第5図に示すようなものが提案され
ている。この避雷碍子30は放圧孔7aを透設した耐圧
絶縁筒7の内部に電圧−電流特性が非直線性の酸化亜鉛
等の限流素子11を内蔵し、前記耐圧絶縁筒7の両端部
に接地側及び課電側の電極8,9を嵌合し、耐圧絶縁筒
7の外部及び内部には筒部15aを有するゴムモールド
15を被覆及び充填している。又、前記接地側電極8は
鉄塔の支持アームlにボルトにより固定され、課電側の
電極9には電極取付金具10を介して放電電極16がボ
ルトにより取着されている。
さらに、前記支持アーム1及び電極取付金具10にはブ
ラケット18.20を介して避雷碍子30の放圧時ある
いは沿面閃絡時のゴムモールド15の損傷を最小限にと
どめるためのアーキングリング31.32が取着されて
いる。ここで、アーキングリング31.32間の距離は
限流素子11に雷サージ最大放電電流が流れたとき、閃
絡を生じない最小値に設定されており、限流素子11の
全長におおむね等しい値になっている。
ところで、海岸に近い地域のように汚損条件の厳しい地
域においては、前記避雷碍子30の沿面絶縁距離すなわ
ち間接的には全長を大きくして、塩分の付着による沿面
絶縁距離の実質的低下を補償してやる必要がある。この
場合、当然のこととして避雷碍子の全長が大きくなる分
絶縁強度の変化が生じ、限流素子11と気中絶縁(アー
キングリング31.32間の絶縁)の絶縁協調に対する
考え方として、 (1)雷サージ最大放電電流以上の雷撃があれば設計条
件をこえることから、万一破損が生じても止むを得ない
とする。
(2)アーキングリング31.32間の距離を従来の考
え方で設定する。
の2通りがあった。
前記避雷碍子30に内装した。限流素子11の全長(積
層長)Lより、アーキングリング31゜32の気中放電
間隙長G2(放電間隙G2という場合もある)は大きく
設定される。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記従来の避雷碍子30ではアーキングリン
グ31.32が、接地側電極8及び課電側電極9の先端
付近の高さに設定されていたことから、汚損耐電圧確保
の面から問題を生じることはなかったが、避雷碍子の全
長が大きくなりこの分アーキングリング31.32が避
雷碍子の中央部へせり出してくると、アーキングリング
31゜32の径りを大きくする必要があった。すなわち
、避雷碍子の中央部に近くアーキングリング31゜32
を位置させると、限流素子11に雷サージ電流が流れた
とき、雨量橿8,9からアーキングリング31.32の
先端までの間の限流素子11に作用する分圧Vl(ボル
ト)がゴム舌−ルド15の対応する表面に作用するので
、アーキングリング31.32とゴムモールド15との
距離が所定距離以下であると、放電時にゴムモールド1
5からアーキングリング31.32へアークが閃絡し汚
損耐電圧が低下するので、これを防止するためアーキン
グリング31.32全体を大径にする必要があった。
そして、アーキングリング31.32が大径化すると、
装柱設計面でよりクリアランスを必要とすることから装
置が大型化し、既設設備への適用が困難となる。あるい
は万−何等かの原因で限流素子11が破損し放圧したよ
うな場合に、その放出アークを招弧しにくいという問題
があった。
又、放電間隙長G2は従来最大放電電流1 m a x
を処理するときの制限電圧Vmaxに耐える最小寸法に
設定され、最大放電電流Ima xを越えると、放電間
隙G2で閃絡し、限流素子11の破壊を防止していた。
ところで、汚損耐電圧確保の観点から避雷碍子の全長を
太き(し、この分放電間隙長G2を大きくすると、放電
間隙G2での閃絡が生じなくなり、限流素子11の破壊
が誘発されるという懸念が生じる。これを止むを得ない
と割切ることに対しては信幀性確保の面から改善が望ま
れていた。
本発明の目的は汚損特性面から避雷碍子の全長が大きく
なるようなケースにおいて、限流素子の最大放電電流を
大巾に上田る雷サージ電流が流れた場合に、アーキング
リングの放電間隙で確実に閃絡させ、限流素子の破壊を
未然に防止することができる小型・軽量のアーキングリ
ングを備えた避雷碍子を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するため、耐圧絶縁筒の内部
に電圧−電流特性が非直線性の限流素子を内蔵し、耐圧
絶縁筒の両端部には接地側及び課電側の電極を連結し、
前記耐圧絶縁筒の外部には差部を備えた絶縁外套体を被
覆し、前記両電極側には前記絶縁外套体の汚損条件下に
おける沿面閃絡時あるいは前記限流素子に雷サージが流
れて耐圧絶縁筒内部の圧力が上昇する放圧時の絶縁外套
体の損傷を最小限にとどめるための課電側及び接地側の
アーキングリングをそれぞれ支持した避雷碍子において
、 前記両アーキングリングのリング部の先端に形成した放
電端部を互いに接近する方向へほぼL字状に折り曲げ、
前記両放電端部の間隔を、前記限流素子の最大放電電流
を処理するときの制限電圧に耐える最小寸法に設定する
とともに、前記両リング部の間隔Hを、限流素子長しよ
りも大きくし、前記リング部から放電端部の先端までの
距離aと、前記絶縁外套体の表面から放電端部までの距
離すとの間に、b≧aなる関係が成立するように設定す
るという手段を採っている。
(作用) 本発明は前記手段を採ったことにより、次のように作用
する。
限流素子の最大放電電流を越える雷サージ電流が避雷碍
子に作用した場合、該サージ電流はアーキングリングの
放電端部により形成される気中放電間隙を閃絡するので
、限流素子が破壊されることはない。又、アーキングリ
ング部の径は従来同様の細径に維持でき、既設設備へ容
易に適用できるとともに、万一の放圧時においても避雷
碍子の損傷を最小限にとどめることができる。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図〜第3図に
基づいて説明する。
第3図に示すように鉄塔の支持アーム1には送電線4(
ジャンパー線)を支持するための長幹支持碍子2が垂下
固定されている。前記支持碍子2の下端部に嵌合した電
極金具3には課電側の放電電極17が取着され、後述す
る接地側の放電電極16と所定の気中放電間隙G1をも
って対向している。
前記支持アーム1の先端部には取付アダプタ5を介して
避雷碍子6がその接地側の電極8をもってボルトにより
締付固定されている。
前記避雷碍子6の構成を第1図及び第2図に基づいて説
明すると、強化合成樹脂(FRP)よりなる耐圧絶縁筒
7の両端部には電圧−電流特性が非直線性の酸化亜鉛等
を主材とする限流素子11が多数直列に積層接合されて
いる。又、該耐圧絶縁筒7の上下両端部には前記接地側
及び課電側の電極8.9が嵌合固定されている。前記耐
圧絶縁筒7と限流素子11との間及び耐圧絶縁筒7の外
表面には多数の差部15aを有する絶縁外套体としての
ゴムモールド15が一体に充填及び被覆されている。
さらに、前記課電側の電極9には電極取付金具10が止
着され、該取付金具10には、前記課電側の放電電極1
7と対応する前記接地側の放電電極16が止着されてい
る。
前記取付アダプタ5の下面にはブラケット18がボルト
により止着され、該ブラケット18には接地側のアーキ
ングリング19が支持されている。
又、課電側電極9の電極取付金具10にはブラケット2
0を介して課電側のアーキングリング21が止着されて
いる。これらのアーキングリング19.21はリング部
19a、21aと、その先端に折り曲げ形成した二つに
分岐する放電端部19b、21bとにより形成されてい
る。この放電端部19b、21bは互いに相手側を指向
するようにL字状に折り曲げ形成されている。そして、
前記両アーキングリング19.21のリング部19a、
21aの距離Hは、前記限流素子11の長さしよりも長
く設定され、かつ放電端部19b。
21bのそれぞれの高さaは、ゴムモールド15の表面
から放電端部19b、21bまでの距離bと同じか、そ
れ以上(b≧a)としている。そして、避雷碍子に雷サ
ージが入ったとき、前記ゴムモールド15の表面と放電
端部19b、21b先端との間において、閃絡が生じな
いようにしている。
前記両アーキングリング19.21の放電端部19b、
21bの間の気中放電間隙長G2は、限流素子11が雷
サージの最大放電電流を処理するときの制限電圧、つま
り限流素子11を流れる雷サージ電流に対し限流素子1
1の内部抵抗を積算した電圧を越えたとき、両アーキン
グホーン19゜21の間で閃絡が生じる寸法に設定して
いる。
又、アーキングリング31.32のリング部分は従来同
様、課電側電極9及び接地側電極8の端部付近に設けら
れる放圧ロアaに近い高さに設定しておく方がよい。
次に、前記のように構成した避雷碍子について、その作
用を説明する。
今、送電線4に通常、つまり限流素子11の最大放電電
流以下の雷サージ電流が侵入した場合には、課電側の放
電電極17から接地側の放電電極17に雷サージ電流が
閃絡した後、電極取付金具10、課電側電極9、限流素
子11、接地側電極8、取付アダプタ5及び支持アーム
lを経て鉄塔に放電される。又、その後生じる商用周波
の続流電流は限流素子11の非直線性と気中放電間隙G
1の消弧性により抑制遮断される。
次に、想定を越える大きな雷サージ電流が送電線4に侵
入した場合には、気中放電間隙長G2は、限流素子11
が雷サージ電流を処理するときの制限電圧電圧を越えた
とき、両アーキングホーン19.21の間で閃絡が生じ
る寸法に設定し、かつ放電端部の高さaと距離すとの間
に、b≧aの関係が成立するようにしたので、放電間隙
Glで閃絡が生じた後、電極取付金具10、ブラケット
20<及びアーキングリング21から気中放電間隙G2
を閃絡してアーキングリング19に至り、ブラケット1
8、取付アダプタ5及び支持アームlを経て鉄塔に放電
される。この結果、限流素子11に最大放電電流を上廻
る雷サージ電流が流れた場合の限流素子11の破損を未
然に防止することができ、耐久性を向上することができ
る。又、アーキングリング31.32の形状を最適とし
たことから、汚損耐電圧の低下を引起こすこともなく信
頼性の向上を計ることができる。
なお、本発明は次のように具体化することも可能である
前記実施例ではゴムモールド15を備えた避雷碍子に具
体化したが、これに代えて絶縁外套体としての磁器碍管
あるいは樹脂碍管を使用すること。
あるいはアーキングリングと同一の機能を果たす部材を
磁器碍管や樹脂碍管の両端フランジ金具に設けること。
発明の効果 以上詳述したように本発明は、限流素子の最大放電電流
を上廻る雷サージ電流が流れても確実にアーキングリン
グの気中放電間隙で放電させて、限流素子に流れるのを
防止し、該限流素子の破損を抑制して避雷碍子の耐久性
を向上することができる効果がある。又、汚損耐電圧の
低下を防止し信軌性の向上を計ることができも効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアーキングリングを備えた避雷碍子の
一実施例を示す一部省略中央部縦断面図、第2図は第1
図のX−X線断面図、第3図は架空送電線用避雷碍子装
置の一実施例を示す正面図、第4図は従来のアーキング
リングを備えた避雷碍子を示す一部省略中央部縦断面図
、第5図は第4図のY−Y線断面図である。 1・・・支持アーム、5・・・取付アダプタ、6・・・
避雷碍子、7・・・耐圧絶縁筒、8・・・接地側電極、
9・・・課電側電極、10・・・電極取付金具、11・
・・限流素子、15・・・絶縁外套体としてのゴムモー
ルド、16・・・接地側の放電電極、17・・・課電側
の放電電極、18.20・・・ブラケット、19.21
・・・アーキングリング、19a、21a・・・リング
部、19b、21b・・・放電端部、L・・・限流素子
長、G1・・・放電電極16.17の気中放電間隙、G
2・・・アーキングリング19.21の放電端部19b
、21bの気中放電間隙又は気中放電間隙長、D・・・
アーキングリング19.21のリング部19a、21a
の径、H・・・リング部19a、21aの間隔、a・・
・放電端部19b、21bの高さ、b・・・放電端部1
9b。 21bとゴムモールド15との間隔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐圧絶縁筒の内部に電圧−電流特性が非直線性の限
    流素子を内蔵し、耐圧絶縁筒の両端部には接地側及び課
    電側の電極を連結し、前記耐圧絶縁筒の外部には笠部を
    備えた絶縁外套体を被覆し、前記両電極側には前記絶縁
    外套体の汚損条件下における沿面閃絡時あるいは前記限
    流素子に雷サージが流れて耐圧絶縁筒内部の圧力が上昇
    する放圧時の絶縁外套体の損傷を最小限にとどめるため
    の課電側及び接地側のアーキングリングをそれぞれ取着
    した避雷碍子において、 前記両アーキングリングのリング部の先端に形成した放
    電端部を互いに接近する方向へほぼL字状に折り曲げ、
    前記両放電端部の間隔を、前記限流素子の最大放電電流
    を処理するときの制限電圧に耐える最小寸法に設定する
    とともに、前記両リング部の間隔(H)を、限流素子長
    (L)よりも大きくし、前記リング部から放電端部の先
    端までの距離(a)と、前記絶縁外套体の表面から放電
    端部までの距離(b)との間に、b≧aなる関係が成立
    するように設定したことを特徴とするアーキングリング
    を備えた避雷碍子。
JP27392787A 1987-10-28 1987-10-28 アーキングリングを備えた避雷碍子 Pending JPH01115018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5663863A (en) * 1991-03-27 1997-09-02 The Tokyo Electric Power Co., Inc. Line arrester

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5663863A (en) * 1991-03-27 1997-09-02 The Tokyo Electric Power Co., Inc. Line arrester

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