JPH02236917A - 電線支持型避雷碍子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は送配電線を支持する電線支持型Ｍ雷碍子に関
するものである． ［従来の技術］ 従来の避雷鈎子は、電線支持憂ｉｌ子と別体に形成され
、かつ互いに分離して装設されていた．［発明が解決し
ようとする課題］ ところが、従来の避雷碍子装置は、支持碍子と避雷碍子
を別置きにするので、腕金等の接地物に対する避雷鈎子
の取付用アダプタが必要で部品点数が増加し、装置★体
の構造が複雑になって、製造及び装着作業が面倒である
はかりでなく、占有スペースが増大して、装柱美化の点
で問題があった． 又、腕金等の接地物に避雷碍子を取付けるための取付ア
ダプタ上に烏が乗って、嘴で電線に接触すると、地絡事
故となり、停電になるという問題があった． さらに、電線を支持ずる機能のみをもつ支持ＦＩ子では
開閉サージに耐えるだけの絶縁強度を付与する必要があ
るため、電線間隔が大きくなったり支持ｔｌｊ子の長さ
が長くなる等鉄塔の小型化を図る」一で障害となってい
た． この発明は上記のような従来梢成における問題点を解消
するためになされたものであって、その第１のｌ］的は
、Ｗ１３ｌｉ１を簡素化して、占有スペースを減少させ
ることができると共に、鳥害による停電事故を未然に防
止し、また汚損ｌＩｉ１電圧を向上させることができる
電線支持型！雷招子を提供することにある． この発明の第２の１１的は、電線に対し風圧等による大
きな荷重が作用して、その荷重が避雷ｉη子に伝達され
た際に、限流素子を内蔵するＭ雷釘子部が破損するおそ
れを確実に防止することができる電線支持型避雷鈎子を
提供ずることにある．［課題を解決するための手段］ この出願の第１発明は、前記第１の目的を達成するため
に、全体を支持碍子と避雷禮子とに区分し、前記支持鉗
子の両端部には気中放電間隙をもって対向する放電電極
を設け、前記避雷紹子の端部を腕金等の接地物に固定す
ると共に、支持ｉツ子の端部には電線を把持するための
電線把持部を設けたものである． この出願の第２発明は、前記第１及び第２の１−１的を
達成するために、全体を支持碍子と避雷鈎子とに区分し
、前記支持碍子の両端部には気中放電間隙をもって対向
する放電電極を設け、前記支持ｉツ子の端部を銖塔等の
接地物に固定すると共に、避雷鉗子の端部には電線を把
持するための電線把持部を設けたものである． ［作用］ 上記のように梢成された第１発明の電線支持型避雷碍子
によれば、避Ｍ碍子の取付用アダプタが不要となり、部
品点数が減少して、撲逍が簡素化される．又、！！！　
？！？　ｉＱ子と支持Ｉ７子とが直列で一体状に形成さ
れているので、占有スペースが少なくなると共に、電線
位置が従来に比べ腕金等の接地物より高くなるため、腕
金等の接地物上に、鶴が乗っても、烏の嘴が電線にとど
くことはなく、地絡事故が抑制される．又、支持紹子と
避雷碍子が直列に連結されることから、汚損耐電圧が大
幅に向上する． さらに、第２発明の電線支持型避雷ｉフ子によれば、支
持碍子が鉄塔等の接地物側に配置されると共に、避雷ｉ
１子が電線側に配置されているため、電線に対し風圧等
による大きな曲げ荷重が作用して、その荷重が避雷釘子
側に伝達されたとしても、接地物側に位置する支持碍子
によりその曲げ荷重が受け止められて、限流素子を内蔵
する避雷ｉワ子部が破損するおそれが防止される． 第１発明及び第２発明における放電間隙Ｇの大きさは通
常発生ずるであろう開閉サージに耐える値に設定してお
けばよく、まれに発生するであろう開閉サージに対して
は避雷ｉＱ子で吸収させ、そのレベルを通常レベルまで
低減させることにより、所要の絶縁間隙を縮小できる．
また、放電間隙Ｇは常時運転電圧を避雷ｆ１子に加えな
い役割と、万一避雷ｉ７子が想定をこえる雷撃をうけ導
通状態となったとき再送電を可能ならしめる信頼性を向
上させる役割を合わせもっている．さらに、前者の作用
によってＩＲ雷碍子の避雷要素長は常時運転電圧が加わ
らない分小さくできる．これがコンパクト化にきわめて
有効である． ［実施例］ 以下、この出願の第１発明を具体化した第１実施例を、
第１図に基づいて詳細に説明する．接地物としての腕金
１の上面には避雷碍子２の下端部に嵌合固定したフラン
ジ金具３がボルト４により締付固定され、該避雷碍子２
の上端部に嵌合固定したフランジ金具５の上面には、電
極取付板６を介して支持碍子７の下＠部に嵌合固定した
フランジ金具８がボルト９により締付固定されている．
又、前記支持鈎子７の上端部にはキャップ金具１０が嵌
合固定され、該キャップ金具１０の上面に形成した電線
受消１０ａには電線１１が支持されている．：］ｔ−ヤ
ップ１０の上面から上方へ立設した一対のクランプボル
ト１２の上部にはクランプ金具１３が敗着され、このク
ランブ金具１３によって電線１１をキャップ金具１０上
に締付固定している． 前記キャップ金具１０の下端部に形成した突条部Ｊｏｂ
には、２つ割りの締付リング１５がボルト１６により締
付固定され、該締付リング１５には課電側の放電電極と
してのアークホーン１４が溶着されている．一方、前記
電極取付板６には、課電側のアークホーン１４と所定の
気中放電間隙Ｇをもって対向する接地側の放ｉ電極とし
てのアークホーン１７がボルト１８により固定されてい
る． ゴム材や合成樹脂等の有機材料よりなる前記避雷碍子２
の鈎子本体１９内には、強化プラスチック等よりなる耐
圧絶縁筒２０が収容され、この耐圧絶縁筒２０の内部に
は電圧一電流特性が非直線性を有する酸化亜鉛を主材と
する限流素子２１が多数積層状に収容されている．又、
この限流素子２１の上下両端部には課電側及び接地側の
電極金具２２．２３が接合され、課電側の電極金具２２
はフランジ金具８に電気的に接続されると共に、接地側
の電極金具２３はコイルバネ２４及びシャント２５によ
り前記フランジ金具３に電気的に接続されている． さらに、前記耐圧絶縁筒２０の中間部には放圧口用筒２
６が取付固定され、該放圧［［１用筒２６は前記碍子本
体１９に貫設した取付孔１９ａ内に挿入されている．又
、前記碍子本体１９の内周面と耐圧絶縁ｆ！’ｊ２０の
外周面及び該絶縁簡２０の内周面と限流素子２１の外周
面との間には、シリコンゴム等の絶縁弾性材２７が充填
されている．前記各フランジ金具３．５の外側円筒部３
ａ，５ａと、碍子本体１９の上下両端外周面との間には
セメント２８が充填され、何子本体ｌ９の上下両端面と
フランジ金具３．５との間にはパッキン２９が介在され
ている．又、フランジ金具３．５の内側円筒部３ｂ，５
ｂには、前記耐圧絶緑筒２０の上下外周面が嵌合固定さ
れている．次に、前記のように梢成した電線支持型避雷
碍子について、その作用を説明する． 今、電線１１に落雷による雷サージ電流が侵入すると、
そのサージ電流は電線１１、キャップ金其１０及びアー
クホーンｌ４からアークホーン１７にフラ・ツシュオー
バーされ、ｔ極取付板６→フランジ金具５→電極金具２
２→限流素子２１→′ｔ．ｆｆｉ金具２３→シャント２
５→フランジ金具３の順に流れて腕金１に導かれ、さら
に、図示しない接地線により大地に放電される． 又、前記雷サージ電流に続く続流電流は、前記両アーク
ポーン１４．１７間の放電間隙Ｇ及び前記限流素子２１
の作用により抑制しゃ断され、地絡事故が防止される． さらに、大規模の雷撃により限流素子２１に大電流が流
れて該限流素子２１が導通状態となった場合には、高温
・高圧のアークが発生ずるが、このアークは絶縁弾性材
２７を溶融して前記放圧口用簡２６から外部に放出され
、禮子本体１９の破壊が防止される．このため、電線支
持機能が損なわれることはない．又、運転電圧に対して
は支持Ｉク子７で絶縁が確保される． さて、この第１実施例においては、避雷碍子２と支持碍
子７とを直列に連結固定すると共に、支持ｉ１子７の上
下両端部に放ｔ’ｔｉとしてのアークホーン１４．１７
を取付けたので、避雷ｉ！子専用の取付アダプタを不要
にして部品点数が減少し、装置全体の椙遣を簡素化ずる
ことができると共に、占有スペースを減少することがで
きる．さらに、避雷碍子全体の高さが高くなるので、鳥
が腕金１に乗っても嘴が電線１１にとどくことはなく、
従って、烏による地絡事故が防止され停電事故が防止さ
れる． 又、この実施例では、避雷Ｉｔ１子２と支持１リ了７と
を直列に連結したので、両ｉツ子２．７の表面汚損によ
る耐電圧が増加される．さらに、碍了表面に渥洩電流が
流れても、トラッキングやエロージョンが生じない上に
、別置きのＷｉ雷碍子が不要となり、景観を向上して工
事費を低減することができる． さらに、前記避雷ｆ′ｊ子２により開閉サージを吸収す
ることができるので、開閉サージに耐えるだけの絶縁強
度、つまり曇：１子の長さを必要とぜす、従って、鈎子
の長さを短くして電線の装設問隔を短縮し鉄塔を小型化
することができる．［別の実施例］ 次に、この出願の第１発明を具体化した第２実施例を、
第２図及び第３図に従って説明する．この実施例では、
避雷何子２と支持何子７とが磁器により一体的に形成さ
れると共に、その下半部に耐圧絶緑筒２０、限流素子２
１，電極金具２２．２３、弾性絶縁材２７等が収容され
ている．又、電極金具２２とアークボーン１７とは導体
３１により電気的に接続されているが、その他の構成は
前記実施例と同様である． 従って、この第２実施例では支持碍子部の高さ方向のｒ
！！＆器肉厚を運転電圧に耐えるまで薄くすることがで
き、前記第１実施例のフランジ金具５，８を省略ずる以
上に碍子全体を短くすることができる．又、限流素子２
１が劣化しても直列の気中放電間隙Ｇが存在するので、
運転電圧に対して絶縁協調がとれ、連続使用が可能とな
る．さらに、避雷何子２の本体１９側面に放圧口用筒２
６を設けたので、変電所避雷器のように鈎子本体１つの
端部から放圧するｔｌｉ横を設けた場合と比較して、全
長を小さくすることができる．又、シリコンゴム等の弾
性絶縁材２７を充填しているので、ｉ１了本体１９内部
の気密性が高く、パッキン２９が不要となる． なお、前記シリコンゴムは常温硬化型のものでも、又高
温硬化型のものでもよい． 次に、この出願の第２発明を具体化した第３実施例を、
第４図及び第５図に従って説明する．さて、この実施例
の電線支持型避雷四了は、接地物としての鉄塔３２の四
部に外側上方へ向かって斜状に延びるように装着される
ものである．そして、直列に連結固定した避雷養【１子
２及び支持碕子７の内で、支持ＩｒＪ子７の端部がフラ
ンジ金具３を介して鉄塔３２の側部に固定され、ｗＩ雷
碍子２の端部のキャップ金貝１０上には、電線１１がク
ランプボルト１２及びクランプ金具１３により把持され
ている． 前記避雷ｉ″Ｊ子２は前述した第１実施例とほぼ同様に
、鈎子本体１９、耐圧絶縁筒２０、限流索子２１、電極
金具２２．２３、コイルバ木２４，シャント２５、絶縁
弾性材２７等から横成されている．又、前記支持肩子７
は、ゴム材や合成樹脂等の有機材料よりなる外被体３３
内に、強化プラスチック等よりなる絶縁筒３４を収容し
、該絶縁百３４の内部に六フッ化硫黄ガスや窒素ガス等
の絶縁充填材３５を充填した楕成となっている．必らず
しもガス充填のものでなくてもよく例えばシリコンゴム
等の弾性絶縁材でもよい． 前記支持碍子７の両端部には課電側及び接地側の放電電
極としてのアークホーン１４．１７が取着され、所定の
気中放電間隙Ｇをもって対向配置されている．又、避雷
！ツ子２の端部のキャップ金具１０には前記アークポー
ン１４に対向するアークホーン３６が取着され一眼流素
子２１の劣化時等における外被体３３の沿面閃絡にとも
なう損傷が防止される． さて、この第３実施例の電線支持型避ＴＪ杓子において
は、避雷釣子２と支持碍子７とが直列に連結固定されて
いるため、前述した第１実施例と同様な作用効果を期待
することができる．ス、この第３実施例のように、電線
支持型避雷碍子を接地物としての鉄塔３２の側部に外側
上方へ向かって斜状に延びるように装着して、その先端
部で電線ｌ１を支持した場合には、＠線１１の自重ある
いは電線１１に掛かる＠雪荷重や風几荷重等の大きな荷
重が、秩塔３２に固定されているＭ雷杓子の基端部側に
曲げ荷重として集中しやすい．ところが、この実飾例で
は、支持観子７が鉄塔３２等の接地物側に配置されると
共に、ｍ雷ｉフ子２が電ｉ　ｔ　ｔ　ｎｉ＋に配置され
ているため、前記の曲げ荷重を受け止め得るように、支
持鈎子７における絶縁筒３４の肉厚を適宜に増大させる
ことかでき、限流素子２１を内蔵した避雷ｎ子２の部位
が破損するおそれを確実に防止することができる．さら
に、この実施例では、避雷＋１子２が電線１１の支持部
側に配置されていているため、この避雷ｉツ子２の部位
に風圧等の荷重が集中的に掛かることはない．従って、
避雷ｉ！Ｊ了２の耐圧絶縁筒２０に大きな撓みが生じる
ことはなく、耐圧絶縁筒２０の撓みに伴い、複数の限流
素子２１間に隙間が生じて、雷サージや開閉サージに対
する電気的特性が低下するおそれを確実に防止すること
ができる． なお、この発明は前記各実施例の梢成に限定されるもの
ではなく、次のように変更して具体化することもできる
． （１）前記第１及び第２実施例において、避雷碍子２の
両端部に放圧口用筒２６をそれぞれ設け、この放圧口用
筒と対応ずるように放圧時にアークを補足するアーキン
グリングを支持すること．（２）第３実施例において、
支持碍子７を磁器等により充実体状に形成すると共に、
避雷鈎子２の外被体３３を磁器等により支持碍子７と一
体に形成すること． （３》第１〜第３実施例において、弾性絶縁材２７とし
て六フッ化硫黄ガス，窒素ガス等を用いること． ［発明の効果］ 以上詳述したように、この出願の第１発明は、部品点数
を減少して＃ｌ造を簡素化することができると共に、占
有スペースを減少して景観を向上し、かつ工事費を低減
することができ、さらに、烏害による停電事故を未然に
防止して汚損耐圧電圧をＩｂｌ　．Ｌ　Ｌ、鉄塔の小型
化を図ることができるという効果がある． 又、この出願の第２発明は、前記第１発明の効果に加え
、電線に対し風圧等による大きな曲げ荷重が作用して、
その荷重が避雷Ｉフ子に伝達されたとしても、限流素子
を内蔵する避雷碍７部が破損するおそれを確実に防止す
ることができるという効果がある．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの出願の第１発明を具体化した第１実釉例を
示す電線支持型！ｌ雷釣子の正面図、第２図はこの出願
の第１発明を具体化した第２実施例を示す断面図、第３
図は第２図のＡ−Ａ線における拡大断面図、第４図はこ
の出願の第２発明を貝体化した第３実施例を示す正面図
、第５図はその拡大断面図である． １・・・接地物としての腕金、２・・・避雷碍子、７・
・・支持Ｉツ子、ｌＯ・・・キャップ金具、１１・・・
電線、１３・・・クランプ金具、１４．１７・・・放電
電極としてのアークホーン、３２・・・接地物としての
鉄塔、Ｇ・・・気中放電間隙． 特　許　出　願　人　　日本釣子　株式会社代　理　人
　　　　　　弁理士　恩］ロ　博宣《ほか　１名》 ■２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、全体を支持碍子（７）と避雷碍子（２）とに区分し
   、前記支持碍子（７）の両端部には気中放電間隙（Ｇ）
   をもって対向する放電電極（１４、１７）を設け、前記
   避雷碍子（２）の端部を腕金（１）等の接地物に固定す
   ると共に、支持碍子（７）の端部には電線（１１）を把
   持するための電線把持部（１０、１３）を設けたことを
   特徴とする電線支持型避雷碍子。 ２、全体を支持碍子（７）と避雷碍子（２）とに区分し
   、前記支持碍子（７）の両端部には気中放電間隙（Ｇ）
   をもって対向する放電電極（１４、１７）を設け、前記
   支持碍子（７）の端部を鉄塔（３２）等の接地物に固定
   すると共に、避雷碍子（２）の端部には電線（１１）を
   把持するための電線把持部（１０、１３）を設けたこと
   を特徴とする電線支持型避雷碍子。