JPH01114686A - 木材の乾燥法 - Google Patents

木材の乾燥法

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JPH01114686A
JPH01114686A JP27397987A JP27397987A JPH01114686A JP H01114686 A JPH01114686 A JP H01114686A JP 27397987 A JP27397987 A JP 27397987A JP 27397987 A JP27397987 A JP 27397987A JP H01114686 A JPH01114686 A JP H01114686A
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JP
Japan
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wood
container
temperature
pebbles
heat
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JP27397987A
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Inventor
Tsuneo Ito
伊藤 経雄
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)この発明は、木材の乾燥法に関す
る。
(従来の技術)従来の木材の人工乾燥は、乾燥した熱風
(温風)を木材に当てる方法が一般的である。
(発明が解決しようとする問題点)木材を加熱すると、
内部に含まれる水分は水蒸気となって表面に向かって拡
散し、表面から出ていく。この内部拡散を活発にするに
は、木材内部の温度を高くする必要がある。
ところで、従来の乾燥法では、熱風の温度を上げると、
木材の表面付近が乾き過ぎ、収縮によるひび割れが生じ
るので、比較的低い温度でゆっくりと時間をかけて乾燥
を行う必要があった。
この発明は、短時間ででき、しかも、木材表面にひび割
れ等が生じにくい木材乾燥法を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)この発明は、木材を密
閉容器に入れ、該容器の内部が100℃以上の高温にな
るよう該容器を加熱することを特徴とする。
(実施例)図面を使ってこの乾燥法を説明すると、符号
lは薪を燃料とする加熱炉であり、その内部に鋼板製の
容器2が置かれている。容器2は密閉されており、内部
空間は排気口3を通じてのみ外部に連通している。さら
に、容器2は、内面(天井、壁、床)に小石4の層を有
している。小石4の個々の大きさは直径2〜3cm、層
の厚さは10cmである。天井と壁では、これら小石4
は金網5によって支持されている。
乾燥すべき木材6は、トロッコ7に積んで、図示しない
出入り口から容器2内に搬入する。送風機9を運転しな
がら焚口1aから薪を焚くと、燃焼ガス(温度400〜
500℃)が容器2の周りを通って、排煙口10から出
ていく。
こうして燃焼ガスで容器2が加熱されると、小石4、内
部空気、木材6の順−に熱が伝わり、木材6の温度が上
昇する。なお、小石6は空気に比べ大きな比熱と大きな
熱伝導率を持っているので、容器2内は温度がゆっくり
と、しかも、均一に上昇していく。
一方、小石4は温度の上昇と共に遠赤外線を盛んに放射
し、これが木材6の内部にまで達し、木材内部の温度上
昇を促進する。このため、木材に含まれる水分の内部拡
散が促進される。なお、小石4は煉瓦と異なり表面積が
大きいので、放射熱を多く出すことも注目すべきである
こうして、木材6は内外から加熱され、含まれている水
分は蒸発する。木材6から蒸発した蒸気は容器2内にあ
った空気を押し出し、容器内はほとんど蒸気で満たされ
るようになり、その後は、木材から蒸発する分だけ蒸気
が排気口3から外に出ていく。
この乾燥法では、炉の火力を充分強くして、容器内に充
満する蒸気が、周りから再加熱され、100℃以上に、
すなわち過熱蒸気になるようにする。なお、蒸気を何度
まで過熱するかは、乾燥する木材の種類によることとな
るが、アカマツ場合で200℃程度である。
このように過熱蒸気の中で木材を加熱すると、もちろん
、乾燥が早く進行し、しかも、周りの蒸気が木材表面か
ら水分が蒸発し過ぎるのを抑制する働きをするので、木
材表面にひび割れ等が生じにくい。また、蒸気の熱伝達
率が空気に比べて大きく、また、過熱蒸気が空気と異な
り放射熱を出すので、木材はたいへん効率よく加熱され
る。
木材から水分が蒸発している間、木材は100℃近くま
で温度が上昇するが、蒸発熱を奪われるので100℃を
越えることはない。水分がほとんど蒸発してしまうと、
木材の温度が100℃を越えて上がりはじめ、これに伴
って、容器内部の温度も急激に上昇するので、これを見
て加熱を停止する。木材の温度が260℃を越えるとセ
ルロースの急激な分解(すなわち、炭化)が始まるので
、それを越えないよう注意する必要がある。
この乾燥法によれば、アカマツの板の場合、容器内の気
体温度を180〜200℃に維持して20時間、カラマ
ツの皮付き丸太の場合、250℃を維持して20時間と
いう短時間の加熱で、良好な乾燥結果が得られた。
(作用効果)この発明によれば、木材から蒸発した蒸気
が100℃以上の温度になって容器内に充満するため、
その中に置かれた木材は早く乾燥が進行するだけでなく
、木材表面からの過度の蒸発が押さえられ、歪み、割れ
等が生じにくい。さらに、蒸気は空気と違って熱伝達率
が大きく、また、放射熱を出すので、木材は効率よく、
均一に加熱乾燥されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は木材の乾燥装置の断面図である。 2・・・・容器 6・・・・木材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、木材を密閉容器に入れ、該容器の内部が100℃以
    上の高温になるよう該容器を加熱することを特徴とする
    木材の乾燥法。
JP27397987A 1987-10-29 1987-10-29 木材の乾燥法 Pending JPH01114686A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712120B1 (ja) * 2010-12-06 2011-06-29 株式会社 浪花住宅 低温乾燥室

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712120B1 (ja) * 2010-12-06 2011-06-29 株式会社 浪花住宅 低温乾燥室
JP2012122624A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Naniwa Jutaku:Kk 低温乾燥室

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