JPH01113320A - 血圧上昇抑制剤 - Google Patents

血圧上昇抑制剤

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JPH01113320A
JPH01113320A JP62267988A JP26798887A JPH01113320A JP H01113320 A JPH01113320 A JP H01113320A JP 62267988 A JP62267988 A JP 62267988A JP 26798887 A JP26798887 A JP 26798887A JP H01113320 A JPH01113320 A JP H01113320A
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岩崎 徹治
Masaharu Hayashi
正治 林
Tetsuo Murakami
村上 哲男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコケ培養細胞又はその水性溶媒抽出物を主成分
とする血圧上昇抑制剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、生活環境、特に食生活の変化に伴って、成人病の
増加が指摘され、なかでも高血圧を伴う脳卒中死は大き
な割合を占めている。高血圧に伴う症状は、脳卒中以外
にも、心臓肥大、腎硬化、動脈病変、糖尿病などがあり
、その治療は重要な課題とされている。
現在、降圧剤や血圧上昇抑制剤には、種々の医薬品が使
用されているが、いずれもある程度の副作用は避けられ
ない。従って通常の食事によって又は副作用のない医薬
品によって安全に予防、治療できれば極めて好都合であ
るが、これまでかかる目的を達する有効な方法は見出さ
れていない。また、延命効果にいたっては、医薬品に相
当するものは開発されていない。
コケ植物体由来の成分は利尿効果、抗炎症効 −果など
の作用を有することはすでに公知であるものの、血圧上
昇抑制、延命効果についてはいまだ知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、血圧上昇抑制、延命効果に顕著な効果
のある食品素材を提供し、以て日常の食事によって、又
は副作用のない医薬品として用いることにより、血圧上
昇を予防せんとすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するために種々研究の結
果、コケ培養細胞又はその水性溶媒抽出物が著しい血圧
上昇抑flill効果、延命効果を有することを見出し
た。
本発明は、かかる知見に基づいて完成されたもので、コ
ケ培養細胞又はその水性溶媒抽出物を有効成分として含
有してなる血圧上昇抑制剤に関するものである。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明に用いるコケの培養細胞は、特に種属を限定する
ものではないが、蒔類、苔類由来の −ものが好ましい
。具体的には、例えば蘚類では、タチゴケ(八tric
hum undulatum P、 Beauv)やヒ
ョウタンゴヶ(Funaria hygrometri
ca Iledw、 )等が挙げられ、苔類ではゼニゴ
ケ(Marchant=iapolym2rpha) 
、ツッソロイゴケUungermann iaamak
aIvana Grolle)が挙げられる。
これらのコケ植物体のカルス化は、胞子、無性芽、配偶
体の生長点を用いて行うことが多いが、これらの中で胞
子は比較的容易に無菌状態で取り出せるので最もよく用
いられる。本発明において、カルス化を行う生長点につ
いては限定するものではない。
本発明で用いるコケ培養細胞は、例えば次のような方法
により得ることができる。成熟した胞子を含む胞子のう
を採取し、1%次亜塩素酸ナトリウムに10分程度浸し
て表面を滅菌したのち、滅菌水で1〜2回洗浄後、2%
ブドウ糖を含むMurashige & skoog培
地(MS培地)に蒔き、カルス化を行う。得られたカル
スはMS培地又はその改良培地(physiol、 p
lant、 vol 49.241〜247)を用いて
、光照射のもとで、固体培養又は液体培養にて培養細胞
を得る。
以上のようにして得られた培養物を遠心分離、濾過など
の手段により分離して培養細胞を集め、水洗したのち、
凍結乾燥、熱風乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥などの方法で
乾燥、粉末化して利用することができる。また、あらか
じめ、ペプシン、トリプシン、セルラーゼなどで消化し
たものを用いてもよい。
このようにして得られた培養細胞を血圧上昇抑制剤とし
て用いる場合には、単独又は賦形剤、調味料、香料、食
品材料などと混合して錠剤、顆粒、散剤、コーティング
剤、糖1衣錠、カプセル剤などの製剤となし通常経口で
昂いられる。
また、コケ培養細胞からの血圧上昇抑制物質の抽出は以
下の方法により行うことができる。
原料としては湿潤状態の培養細胞、あるいは凍結乾燥、
熱風乾燥、真空乾燥、スプレードライなどの方法で乾燥
した粉末細胞を用意し、これら細胞に水性溶媒を加えて
適当な温度に適当な時間保持して抽出物を得る。水性溶
媒にさらにペプシン、トリプシン、溶菌酵素などの細胞
を消化するための酵素剤を添加することもできる。
水性溶媒としては、水、生理食塩水、緩衝液、酸又はそ
の塩の水溶液、およびアルカリの水溶液、もしくはこれ
らに極性の有hll?Fi媒、例えばエタノール、メタ
ノール、プロパツール、アセトンなどを約10%以下加
えた溶媒が用いられる。
適当な抽出温度は、0〜100°Cであり、好ましくは
5〜100℃である。また酵素剤を添加する場合は、1
0°C〜50°Cが好ましい。抽出時間としては10分
〜5日間が適当であり、好ましくは10分〜48時間で
ある。水性溶媒の量は、特に限定されないが細胞重量の
5〜200倍の量が好ましい。抽出方法としては、通常
の攪拌、振盪の他、超音波、海砂、フレンチプレス、セ
ルプレスなどで破壊したのち、上記水性溶媒に浸す方法
等により抽出後、遠心分離又は濾過で残渣を除き、減圧
濃縮、限外濾過などで濃縮して、抽出物とする。粗抽出
物は、生理食塩水などに希釈して静注で用いられる。
〔発明の効果〕
このようにして作られたコケの培養細胞を含有する飼料
又は粗抽出物を用いて血圧上昇抑制効果、延命効果に関
する動物実験を試みたところ、飼料に添加し、ラットに
摂食させたとき、対照区と比べ成長率には大きな差は見
られないが、血圧上昇抑制効果には著しい差を示した。
又、熱水抽出物を静注した場合にも血圧上昇抑制効果を
示した。従って本発明は、理想的な血圧上昇抑制剤を提
供するものである。すなわち、本発明によれば脳卒中、
動脈硬化等の成人病の予防が期待できる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれにより制限されるものではない。
実施例1 ゼニゴケ、タチゴケの成熟した胞子を含む胞子のうを採
取し、1%次亜塩素酸ナトリウムに10分間浸して表面
を滅菌したのち、滅菌水で1〜2回洗浄後、2%ブドウ
糖を含むMurashige& skoog培地(MS
培地)に蒔き、カルス化を行った。得られたカルスは旧
培地又はぞの改良培地(physiol、 plant
、 vol 49.241〜247)を用いて、光照射
のもとで培養し、培養細胞を得た。
以上のようにして得られた培養物から培養細胞を集め、
水洗したのち、乾燥して粉末化した。
上記のようにして得られたコケ培養細胞の粉末を一般市
販飼料(na橋農場製、船橋SP)に10重量%添加し
、脳卒中易発症性高血圧自然発症う、 l−(SII+
?−5P)を用いて最高血圧値、体重の変化、生存日数
を比較した。対照区は、コケ培養細胞粉末を添加しない
一般試料を用いた。A区は対照区、B区にはゼニゴケ(
苔類)培養細胞、0区にはタチゴケ(分類)の培養細胞
を添加し、それぞれの飼料で5週齢の雄性5HR−5P
を各区6匹ずつ7週間飼育し、12週齢に達した時の血
圧値と体重の変化について調べた。さらに同一飼料で5
IIR−5Pを飼育し、生存日数を調べた。
表−1に示すにように体重の変化に有意差は見られなか
ったが、血圧の変化においては、コケ培養細胞に有意な
血圧上昇の抑制が認められた。
また生存日数にも大きな差が示されており、延命効果の
確認ができた。
表   −1 (1)血圧はラットを40℃5分間加/!!L後尾動脈
圧を測定 開始時の平均体重61.7 g 実施例2 ゼニゴケ培養細胞及びタチゴケ培養細胞100gをそれ
ぞれ2000−の蒸留水に懸濁し、96°C30分間処
理を行った。その後10,000x g 、 15分間
遠心分離して残渣を除き、上清液を200 m/まで減
圧濃縮し、凍結乾燥を行って粗抽出物を得た。
各々の粗抽出物を少量の蒸留水に)容かした後セファデ
ックスG−25カラム(5φX 60cm)にかけ、蒸
留水で溶出を行った。溶出液を15m/ずつに分画して
260nmにおける吸光度を測定し、高分子画分に溶出
される吸収の高い両分を集め、凍結乾燥を行った。
これを生理食塩水に溶解して、高皿圧自然発症ラット(
SHR)各3匹に10mg/100 g体重の割合で静
注し、血圧を測定したところ表−2に示すように血圧上
昇抑制作用を示した。
出願人代理人  古 谷   2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有効成分としてコケ培養細胞又はその水性溶媒抽出
    物を含有してなる血圧上昇抑制剤。 2 コケ培養細胞が、蘚類、苔類由来のものである特許
    請求の範囲第1項記載の血圧上昇抑制剤。
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JP2001097992A (ja) * 1999-09-28 2001-04-10 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 新規ポリオール系化合物
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