JPH01109330A - 1眼レフカメラの測光装置 - Google Patents

1眼レフカメラの測光装置

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JPH01109330A
JPH01109330A JP62268832A JP26883287A JPH01109330A JP H01109330 A JPH01109330 A JP H01109330A JP 62268832 A JP62268832 A JP 62268832A JP 26883287 A JP26883287 A JP 26883287A JP H01109330 A JPH01109330 A JP H01109330A
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JP
Japan
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lens
photometry
photometric
value
focus
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JP62268832A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mukai
弘 向井
Kotaro Hayashi
宏太郎 林
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、焦点板が交換可能な1眼レフカメラの測光装
置に関するものであり、TTL方式のAE及びAP機能
を備える1眼レフカメラに特に適するものである。
(従来の技術) 従来、被写体からの光を撮影レンズと焦点板を通して測
光する測光手段を備えた1眼レフカメラにおいて、焦点
板を交換可能としたものが市販されている。このような
涛メラにおいて、標準装備されている焦点板とは明るさ
の異なる焦点板を用いるときには、所定の露出補正を行
うことが提案されている。もっとも、この露出補正は撮
影者が手動で行うものである。
(発明が解決しようとする問題点) 焦点板の交換可能な1眼レフカメラにおいて、拡散性の
低い焦点板を用いれば、ファインダーが明るくなると共
にクリアーな像が観察でき、拡散性の高い焦点板を用い
れば、ファインダーは暗くなるがピント合わせの精度が
上がり、大口径の交換レンズを使用して、自動焦点調節
の困難な被写体を手動でピント合わせする場合に有効と
なり、さらに、ファインダーを通して見た背景のボケが
フィルム面で見た場合のボケに近くなり、実写でのボケ
の予測ができる。これらのことから拡散性の異なる各種
の焦点板を使用できることが望まれていた。
ところが、被写体からの光を撮影レンズと焦点板を通し
て測光する場合には、焦点板の拡散性を変えると測光誤
差が生じるために、拡散性がほぼ同程度の焦点板しか用
いられず、焦点板には目盛線やスプリットマイクロプリ
ズムの有無等のバリエーションしか持たせられないとい
う問題があった。
焦点板の交換による測光誤差の発生をなくすために、測
光部をミラーボックス近傍に配置することも考えられる
が、ミラーボックス付近にはもともとミラーアップ装置
など種々の部材が存在しており、更にTTL方式のAE
及びAF機能を備える1眼レフカメラにおいては、焦点
検出部と測光部をミラーボックス近傍に共存させるのは
、スペース及び光の分割方法などの点で問題が多い、し
たがって、焦点検出部をミラーボックス近傍に配置し、
測光部をファインダ一部に配置することになるが、この
場合、焦点板の交換による測光誤差の発生は避けられな
い。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、焦点板の交換による測光誤差を
補正できるようにした1眼レフカメラの測光装置を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る1眼レフカメラの測光装置にあっては、上
記の目的を達成するために、第1図に示すように、焦点
板が交換可能な1眼レフカメラにおいて、被写体からの
光を撮影レンズ11と焦点板14を通して測光する測光
手段1と、焦点板14の種類を判別する焦点板判別手段
2と、判別された焦点板14の種類に応じて測光手段1
における測光誤差を補正する補正手段3とを有して成る
ことを特徴とするものである。
(作用) 本発明の作用を第1図により説明する。測光手段1は、
被写体からの光を撮影レンズ11と焦点板14を通して
測光する。焦点板14は交換可能とされており、焦点板
判別手段2は、カメラに装着された焦点板14の種類を
判別する。補正手段3は、焦点板判別手段2にて判別さ
れた焦点板14の種類に応じて、測光手段1における測
光誤差を補正する。測光手段1における測光値By’は
、焦点板14の拡散性に応じて変化するが、その変化分
が補正手段3により打ち消されるので、補正手段3から
出力される補正後の測光値Byは、焦点板14の種類に
よって変化しない値となる。
(実施例) 第2図は1眼レフカメラの代表的な測光光学系の構成を
示す、11は撮影レンズ、12は絞り、13はクイック
リターンミラー、14は焦点板、15はペンタプリズム
、16は測光レンズ、17は受光素子、18は接眼レン
ズ、19はフィルム面である。測光レンズ16は、中央
部重点的に測光するような場合には集光の目的で用いら
れ、多分割測光の場合のように測光エリアを分割する場
合には焦点面と受光素子17の受光面とが共役になるよ
うに構成される。゛受光素子17は、測光エリアを多分
割する場合には素子を分割して用いる。
第2図の測光光学系は、ペンタプリズム15の出口の上
部から光を導く構成であるが、他にも接眼レンズ18の
両サイドから光を導びく構成などが考えられる。
第3図は、第2図に示す測光光学系を測光部分のみに展
開した説明図である。焦点板14にはフレネルレンズ1
4Aと焦点面14Bが形成されている。焦点面14Bは
ピント合わせのために通常は拡散面となっている。焦点
面14Bと受光素子17の受光面とは測光レンズ16に
より共役な関係にある。受光素子17を撮影レンズによ
ってできる像面(焦点面)に置けば測光誤差は生じない
が、実際には画面をファインダーで観察する必要があり
、焦点面より少しずらした位置で斜め方向から像を測光
することになるので、交換レンズの違いによって測光誤
差が生じる0例えば、同じFナンバー(以下FNOとい
う)の撮影レンズでも、焦点面から射出瞳位置までの距
離Pzが、第3図のPza。
Pzb、Pzcのように異なる場合を検討する。焦点板
14の上部を測光する光線をU、中心部付近を測光する
光線をC1下部を測光する光線をLとする0画面中心部
付近を測光する光線Cは射出瞳距離に拘わらずクラリな
いので、射出瞳距離によって測光値はほとんど変化しな
い、一方、画面上部を測光する光線Uは雉い射出瞳距離
Pzeのレンズではクラリることがないが、長い射出瞳
距離Pzaのレンズではクラしてしまい、実際よりも暗
いと判断される。逆に画面下部を測光する光線りでは画
面上部を測光する光線Uとは逆の傾向となってしまう。
第4図(a) 、 (b) 、 (c)は、射出瞳距離
がPza、Pzb。
Pzcの撮影レンズについて、光線のクラリる様子から
受光素子17におけるセル面の照度と画面位置の関係を
夫々示している。長い射出瞳距離Pzaのレンズでは、
第4図(a)に示すように、画面上部のセル面照度が低
く、短い射出瞳距離Pzcのレンズでは、第4図(c)
に示すように、画面下部のセル面照度が低くなっている
。射出瞳距離Pzbのレンズでは、焦点板14における
フレネルレンズ14Aの結像作用により、測光光学系の
瞳が撮影レンズの射出瞳位置に投影されるので、焦点板
14の上下の光lIU、Lが射出瞳位置で集束し、第4
図(b)に示すように、画面上下位置での照度差はほと
んど生じない。
次に、撮影レンズのFNOが変わったときは、長い射出
瞳距離PzaのレンズではFNOが大きく(つまり絞り
が小さく)なったときは、画面上部の照度低下が著しい
、一方、短い射出瞳距離Pzcのレンズでは、画面下部
の照度低下が著しい。
基準レンズを焦点距離f= 50 (am)、F NO
I 、7のレンズと定め、基準レンズを用いた場合の受
光素子のセル面照度をCs、フィルム面照度をIsとし
、交換レンズを用いた場合の受光素子のセル面照度をC
i、フィルム面照度をIiとすると、Cs/C1=Is
/Ii        ・−(1)の関係が満足されて
いれば、測光光学系に起因する露出誤差はゼロとなる。
実際には、第3図及び第4図で説明したように、射出瞳
距離PzとFNOによってセル面照度が変動し、上記の
関係は満足されない、よって、(1)式が満足されない
ことによる露出誤差を測光誤差Wvと呼び、以下の式で
定義する。
Wv= IogzCs/ Ci −1og* I s/
 I i ・−・(2)光束のクラレ方は焦点板14の
拡散特性により大きく変動するが、第4図の特性はカメ
ラに用いられる焦点板14の代表的な拡散特性を用いて
シミュレーションした結果を示したものである。
第5図は、第4図に示された傾向を射出瞳距離Pzと測
光誤差Wvとに置き換えてグラフ化した図である0画面
中心部の測光誤差Wvは、第5図(a)に示すように、
射出瞳距離Pzにより大きく変動しない、F、、1.4
の交換レンズでは焦点板14の拡散性で広がる光束より
も絞りが大きいので、測光値は基準レンズとほとんど変
わらない、しかし、フィルム面に達する光量は0.5E
V明るいので、0.5EVの測光誤差が生じている。逆
に、FNol、7の基準レンズよりも暗い交換レンズで
はセル面照度がFNOの変化による照度低下分よりも明
るい、これは、FNOl、7の基準レンズでも一光部に
入る光束よりも絞りの方が大きいからであると考えられ
る。
画面上部の測光誤差Wvは、第5図(b)に示すように
なり、FNol、4の交換レンズでは測光に必要な光束
エリアよりも絞りが大きいので、測光誤差Wvは射出瞳
距離Pzにより変動しない、逆にFNOが大きい交換レ
ンズでは、射出瞳距離Pzによる変動が大きく、射出瞳
距離Pzが短くなると、測光誤差Wvがアンダーとなっ
ている。
画面下部の測光誤差Wvは、第5図(6)に示すように
なり、FNol、4の交換レンズでは測光に必要な光束
エリアよりも絞りが大きいので、測光誤差Wνは射出瞳
距離Pzにより変動しない、逆にFNOが大きい交換レ
ンズでは、射出瞳距離Pzによる変動が大きく、射出瞳
距離Pzが長くなると、測−光誤差Wvがアンダーとな
っている。
第6図は、第5図の場合よりも拡散性の高い焦点板14
を用いた場合の射出瞳距離Pz及びFNOと測光誤差W
vとの関係を示す図である。第6図(a)。
(b)、(c)は第5図(a)、(b)、(c)に夫々
対応しており、画面中央部、画面上部、画面下部におけ
る測光誤差を夫々示している0図から明らかなように、
焦点板14の拡散性を高くすると、測光誤差Wvは全体
として小さくなり、また、射出瞳距離PzとFNOの変
化に対する測光誤差Wvの変化も小さくなる。これは、
第3図に示したように光軸からずれた位置で測光してい
ても、焦点板14の拡散性が高いために、焦点板14で
結像し、た像を測光部から見ることができるからである
。逆に、拡散性を低くした場合には、上述の第5図に示
すように、全体として測光誤差Wvが大きくなり、また
、画面の上部と下部で、射出瞳距離PzやFNOの違い
による測光誤差Wvの変動が大きくなる傾向を示す。
第7図は本実施例に用いられる焦点板14の斜視図であ
る。この焦点板14の端部には、突起C1(i=1.・
・・、5)が設けられる。突起Ciの有無により5ビツ
トの信号を表すことができ、合計で25=32通りの焦
点板14を表すことができる0図示された焦点板14に
おいては、i=1.3.5の突起C,,C,、C,が存
在し、i=2.4の突起C2゜C1は存在せず、これに
より、2進数のコード“10101”を表している。
第8図は上記焦点板14から焦点板コードを判別するた
めの装置の構成を示す断面図である0図中、14aは焦
点板ホルダー、15aはペンタプリズムホルダー、20
iは突起検出部である。各突起検出部20i(i=1.
・・・、5)は、導電性を有する可動ビン21iと、接
点22i、及び、可動ビン211を接点22iから離間
させる方向に付勢するための板ばね23iより構成され
ている。第7図に示した焦点板14をカメラボディにお
ける焦点板ホルダー14mに装着すると、焦点板14の
各突起Ciとカメラボディ側の各突起検出部20iとは
夫々対向する。突起Ciが可動ビン21iを押すことに
より、可動ビン21iは接点22iと接触し、突起検出
部20iはオン信号を出力する。突起Ciが無い場合に
は、可動ビン21iは押されず、板ばね23iにより接
点22iから離間したままであり、突起検出部20iは
オフ信号を出力する。上述のようにして、焦点板14の
種類を突起検出部20iにて電気信号に変換して焦点板
14の種類を判別することができる。
第11図は、交換レンズ(I L)とカメラボディ(B
D)とのデータ通信方式の概要を説明するための説明図
である。交換レンズ(I L)内の記憶手段(ROM)
には、射出瞳に関するデータとして射出瞳距離Pzが保
持されており、絞り値に関するデータとして開放絞り値
Avoとズーミングに伴う絞り変化量ΔAvが保持され
ており、その他、後述するような各種のデータが保持さ
れている。カメラボディ(BD)からの読取信号が、交
換レンズ(工L)の読取信号入力手段(RD)に与えら
れると、データ送出手段(DT)により上記各データが
カメラボディ(BD)へシリアルに送信される。
第12図は本発明を適用したカメラシステムの回路図で
ある。(DT)は焦点検出用の受光部であり、CCD撮
像素子列を有する。(IFC)はインターフェイス回路
であり、前記CCD撮像素子列の動作制御を行うと共に
、CCD撮像素子列から読み出された信号をA/D変換
してデータバス(DBAF)を通じてマイコン(COM
)に伝達する機能と、CCD撮像素子列の電荷蓄積動作
の終了をマイコン(COM)の割込入力端子(INTO
)に伝達する機能等を有する。なお、CCD撮像素子列
への電荷蓄積時間は被写体の明るさをモニターする受光
部(図示せず)の出力によって制御される。
(M OA F )はAFのためのレンズ駆動用モータ
、(MDA)はモータ制御回路であり、マイコン(CO
M)の出力ボート(po)、(pt)からの信号で正転
、逆転、ブレーキ、OFFの各制御を行う、(DPA)
はマイコン(COM)の出力ボート(pg) 、 (1
13)からの信号によりレンズの移動方向と、合焦、焦
点検出不可警告の各表示を行うための表示部である。
(ENL)はレンズ駆動用モータ(MOAF)によるレ
ンズ駆動量(モータ回転量)をモニターするためのパル
スを出力するエンコーダであり、(ENAP)はレンズ
の絞り込み量をモニターするためのパルスを出力するエ
ンコーダである。(SEC)は出カポ−) (p=)が
“Low”レベルのとき°は、AF用のエンコーダ(E
NL)からのパルスを、”High”レベルのときは絞
り用エンコーダ(E N A P )からのパルスを、
それぞれイベントカウンタ用の入力端子(CNTR)に
送出するためのデータセレクタである。マイコン(CO
M)の内部にはイベントカウンタが設けられており、イ
ベントカウンタにはデータがプリセットされ、端子(C
NTR)へのパルス入力毎にイベントカウンタの内容は
ダウンカウントされ、イベントカウンタの内容がOにな
ると、割り込みが掛かる。
(S+)はレリーズボタン押下の1段目で閉成される測
光スイッチであり、この測光スイッチ(S 、)の閉成
信号は、マイコン(COM)の割込入力端子(INTo
)と入カポ−) (ps)へ入力される。(Sりはレリ
ーズボタン押下の2段目で閉成されるレリーズスイッチ
であり、このレリーズスイッチ(S *)の閉成信号は
、入力ボート(p、)へ入力される。(S3)は露出制
御動作の完了で閉成され、巻き上げ・チャージの完了で
開放されるリセットスイッチであり、このリセットスイ
ッチ(S、)の閉成信号は入力ボート(p、)へ入力さ
れる。
(GV)は電源回路であり、出力ポート(p、)から出
力される電源制御信号(pwc)が“Low”レベルの
ときに動作する。この電源回路(GV)は、電源電池(
BA)の出力に基づいて高い電圧(HV)と低い電圧(
LV)とを出力する。高い電圧(HV)は受光部(DT
)とインターフェイス回路(IFC)の電源となる。ま
た、低い電圧(LV)は前述の表示部(DPA)、エン
コーダ(ENL)、(ENAP)、データセレクタ(S
 E C)、及び、後述のフィルム感度読取回路(IS
D)、焦点板判別回路(FID)、レンズ回路(LEC
)、測光及びA/D変換回路(MEC)、デコーダ・ド
ライバー(DDR)の電源となり、モータ制御回路(M
DA)、(MDF)、表示部<DSP)、マイコン(C
OM)は電源電池(BA)から電源ライン(EV)を介
して直接給電を受ける。
(ISD)はフィルム感度読取回路であり、フィルム容
器上のフィルム感度を示すISOデータを読み取り、出
力ポート(p、)からのフィルム感度読取回路選択信号
(C3IS)がL os”レベルになると、マイコン(
COM)からのシリアル・クロック(SCK)に同期し
てフィルム感度データをシリアル入力端子(SIN)へ
シリアルに送出する。(FID)は焦点板判別回路であ
り、焦点板14の種類に応じたコードを読み取り、出力
ポート(914)からの焦点板判別回路1択信号(CS
F)が“Low”レベルになると、マイコン(COM)
からのシリアルクロック(SCK)に同期して焦点板の
コードをシリアル入力端子(S I N)へシリアルに
送出する。
(LEC)は交換レンズ内に設けられたレンズ回路であ
る。このレンズ回路(LEC)は、例えば、特開昭59
−140408号公報に開示されている回路構成となっ
ており、出力ポート(p+。)からのレンズ回路選択信
号(CSL)が“Low″レベルになると、シリアル・
クロック(SCK)に同期してレンズ回路(L E C
)内のROMに記憶されている種々のデータをシリアル
入力端子(SIN)へシリアルに送出する。
第1表 第2表 ここで、レンズ回路(L E C)内のROMに固定記
憶されているデータを、固定焦点レンズとズームレンズ
とに分けて説明する。第1表及び第2表は、交換レンズ
内のアドレスとデータ内容を示す。
第1表は固定焦点レンズのレンズ内ROMの記憶内容を
示す、第2表はズームレンズのレンズ内ROMの記憶内
容を示す、各機において、アドレス01には、すべての
レンズに共通のデータが装着信号(ICP)として固定
記憶されている。アドレス02には、開放絞り値(A 
vo)が記憶されており、ズームレンズの場合には、最
短焦点距離での開放絞り値が記憶されている。アドレス
03には、単焦点レンズの絞り変化量(ΔAv=O)が
記憶されている。アドレス04には、単焦点レンズの射
出瞳距離Pzが記憶されている。アドレス05には、単
焦点レンズの焦点距離fが記憶されている。アドレス0
6には、単焦点レンズの場合についてデフォーカス量を
レンズ駆動用モータ(M OA F )の駆動量に変換
する係数Kが記憶されている。
ズームレンズの場合の10〜4Fのアドレスにおける下
位4ビツト0〜Fはズーミングに応じてズームエンコー
ダから得られる信号でアドレス指定される。アドレス1
O−IFには、ズーミングに伴う絞り変化量のデータΔ
Avが、アドレス20〜2Fには、ズーミングに応じて
変化する射出瞳距離Pzが、アドレス30〜3Fには、
ズーミングに応じて変化する焦点距離rが、アドレス4
0〜4Fには、ズームレンズの場合についてデフォーカ
ス量をレンズ駆動用モータ(M OA F )の駆動量
に変換する係数Kが記憶されている。アドレス50〜6
Fには、単焦点レンズ及びズームレンズについて、フォ
ーカシングレンズの位置データより得られる被写体の距
離信号りが記憶されている。
CD5P)は表示回路であり、マイコン(COM)から
送られて来る表示データに基づく表示を行う。
(M E C)は測光及びA/D変換回路であり、電源
回路(GV)からの低い電圧(LV)の電源供給が開始
されると、測光動作を開始し、出力ポート(p+□)か
らのA/D変換許可信号(ADEN)が“Low”レベ
ルになると、A/D変換が一定周期で繰り遅される。そ
して、出カポ−) (L +)からの測光及びA/D変
換回路選択信号’(C3ME)が“Low”レベルにな
ると、A/D変換されてラッチされているデータがシリ
アル・クロック(SCK)に同期してマイコン(COM
)へ送り出される。(DDR)は負荷駆動回路であり、
マイコン(COM)からデータバス(DBDR)を通じ
て送られてくるデータをデコードし、デコード結果に応
じた負荷を駆動する。
負荷としては、レリーズ用マグネット(RLM)、絞り
制御用マグネット(APM)、先幕制御用マグネット(
ICM)、後幕制御用マグネット(2CM)、フィルム
送り及び露出制御機構のチャージ用モータ(MOCH)
及びそのドライバー(MDF)がある。
(X)は発振器である。
以下、第13図のフローチャートに基づいて、このカメ
ラシステムの動作を説明する。以下の説明において、記
号“#”はプログラムのステップ番号を意味するものと
する。レリーズボタンが操作されると、その1段目押下
で測光スイッチ(S、)が閉成され、割込入力端子(I
NTO)に割込信号が入力され、マイコン(COM)は
、第13図の割込ルーチンINT、からの動作を開始す
る。まず、出力ポート(p、)から出力される電源制御
信号(PWC)を“Low”レベルにして、電源回路(
GV)を動作させる(#1)、次に、インターフェイス
回路(IFC)、表示回路(DSP)、測光及びA/D
変換回路(M B C)へ基準クロック(CKOUT)
を出力し、CCDに蓄積されている電荷を掃き出すCO
Dイニシャライズ動作を行う(#2.#3)、次に、C
ODの電荷蓄積動作をスタートさせ、電荷蓄積動作の終
了時に割込入力端子(INTO)への割込信号を受付可
とし、出力ポート(p+2)からのA/D変換許可信号
(ADEN)を“L ow”レベルとし、測光値をA/
D変換させる(#4.#5.#6)。
次に、測光ルーチンに移行して、交換レンズからレンズ
データを、フィルム容器からフィルム感度データ(IS
Oデータ)を、焦点板判別回路(FID)から焦点板の
コード(FPデータ)をそれぞれ入力する(#7.#8
.#9)、次に、フラグIFF、、IFF、の状態を判
別する。IFF、は合焦状態に達すると1にセットされ
るフラグであり、IFF、は合焦状態に達した後に測光
データを取り込むとセットされるフラグである。したが
って、合焦していないとき又は合焦していても測光デー
タが取り込まれていないときには、測光データを取り込
み、合焦後にデータを取り込んだときにはフラグIFF
、2に1をセットし、演算ルーチンに移行する。また、
フラグI F F + 、 I F F 2が共に1で
ある場合には、測光データを入力することなく、そのま
ま演算ルーチンに移行する(#10〜#14)。
演算ルーチンでは、まず、#15のステップでレンズの
装着信号ICPが入力されているかどうかを判別し、入
力されていれば#19、入力されていなければ#16の
ステップに移行する。まず、レンズが未装着の場合、当
然のことながら、絞り制御は不可能であり、絞りは固定
と見なさざるを得ない、そこで、#16のステップでは
、(測光データ)−Bv−Av(Bvは被写体輝度、 
A vは固定絞り値)にフィルム感度を示すISO値S
vを加算することにより露出時間Tvを算出する。#1
8のステップで露出時間を表示し、F値は警告表示(例
えば、“−一”)とする、#19のステップでは、後述
のように、測光誤差を補正して得た真の測光値に基づい
て露出値Evを算出する。この露出値Evに基づいてプ
ログラム露出演算(# 20 )を行うことで絞り値A
v及び露出時間Tvを算出し、これを表示する(#21
>。
以上の動作が終了すると、フラグAEFに1をセットす
る。このフラグは露出演算が終了すると1にセットされ
るフラグである0次に、フラグCFの状態を判別して、
CF=1ならばAFキル−ンに移行する。このフラグC
Fは、測光ルーチンや演算ルーチンの動作中にCODの
電荷蓄積動作が終了した際に、露出演算が1回も終了し
ていなければ、とりあえず、CODからのデータを取り
込んだ後に残りの露出演算を行って、次に、このステッ
プからAFキル−ンに移行するために設けられている(
#22.#23)。
#24のステップではレリーズスイッチ(S2)が閉成
されているかどうか、#25のステップでは合焦後の測
光データで露出制御値が算出されているかどうかを判別
し、いずれの条件も整っていれば露出ルーチンに移行し
、露出制御動作を行う。
一方、条件が整っていなければ、#251のステップで
測光スイッチ(S、)が閉成されているかどうかを判別
し、閉成されていれば、測光ルーチンに戻り、閉成され
ていなければストップルーチンの動作を行う。
ストップルーチンでは、まず、すべてのフラグをリセッ
トし、化カポ−) (1)4)を“Lo−”レベルとし
、表示を0FF(何も表示しない状態)とするデータを
表示回路(DSP)に送り、モータ(M OAF)を停
止させ、基準クロック(CKOUT)の出力を停止し、
電源回路(GV)を不作動とし、信号(ADEN)を’
High”レベルとしてA/D変換を不可とし、マイコ
ン(COM)は動作を停止する(#26〜$32)。
第13図の#24のステップで、レリーズスイッチ(S
2)が閉成され、#25のステップでフラグlFF2に
1がセットされていると、第14図の露出制御ルーチン
に移行する。まず、#75のステップでAF表示を0F
FL、#76のステップでレリーズマグネット(RLM
)を動作させて、露出制御機構の動作をスタートさせる
。そして、交換レンズの装着の有無を判別(#77)L
、レンズ未装着の場合には、#83のステップに移行し
、絞り込み制御動作は行わない、一方、レンズが装着さ
れていれば、まず、#79のステップで制御絞り値(A
V)が開放絞り値(A vo)と等しいかどうかを判別
し、A v = A v oならば同様に、#83のス
テップに移行する。一方、AvoAvoならば、絞り込
み段数(Ay−Avo)をイベントカウンタ(EVC)
にセットし、ボート(p4)を“High”レベルにし
て、絞り込み量をモニターするエンコーダ(ENAP)
からのパルスがセレクタ(SEC)から出力されるよう
にする(#80 、#81 、#82)、そして、#8
3.#84のステップで一定時間を待つ、この間に絞り
込み動作が行われ、イベントカウンタの割込がかかると
、#104のステップで絞りマグネット(APM)を動
作させて絞り込みを停止させる。そして、一定時間が経
過すると、反射ミラーの上昇が完了しており、先幕マグ
ネット(ICM)を動作させて、先幕の走行を開始させ
、露出時間のカウントを行う(#85.#86)、カウ
ントが終了すると、後幕マグネット(2CM)を動作さ
せ、後幕の走行を開始させる(S87)、そして、後幕
の走行が完、了してリセットスイッチ(S、)がONに
なるのを待つ(#、88)、リセットスイッチ(S3)
がONになると、チャージ用のモータ(MOCH)を動
作させてフィルムの巻き上げと露出制御機構のチャージ
を行わせ、この動作が完了してリセットスイッチ(S、
)がOFFになるのを待つ(#89.#90)、そして
、リセットスイッチ(S、)がOFFになると、ルリー
ズボタンから指が離され、測光スイッチ(Sl)がOF
Fになるのを待つ(S91)、測光スイッチ(S、)が
OF F G::なると、ストップルーチンの動作を行
って、次に測光スイッチ(S、)がONになって、マイ
コン(COM)が起動されるまで動作を停止する。
二こで、露出演算法について説明する。アペックス値で
表した露出値をEv、制御される絞り値をAv、シャッ
タースピードをTv、被写体輝度をBv、フィルム感度
をSvとすると、 Ev=Av+Tv=By+Sv の関係が成り立つ、被写体輝度Byは、第2図に示すよ
うな測光光学系を通して得られ、カメラ本体で得られる
測光データB vo’は次のように表される。
Bvo’=Bv−(Avo+ΔAv) 上式において、(Avo十ΔAy)は交換レンズの開放
絞り値を示す、実際には、第3図乃至第6図に示したよ
うに、真の測光値Bvoは測光する範囲や測光光学系の
構成、特に焦点板14の種類によって補正が必要となる
。よって、真の測光値Bvoは、補正値(つまり測光誤
差)をWνとすると、Bvo=Bvo’+Wv となる、多分割測光の場合には補正値Wvも複数値必要
となる。
第9図は、画面を多分割測光する場合の分割例を示す、
SP1〜SP5は測光用の受光素子を示す、S21は画
面中央部を測光する受光素子、SP2〜SP5は画面周
辺部を測光する受光素子である。
第15図にS19のEv算出ルーチンを示す。
ここでは、焦点板14が4種類存在するものと仮定し、
焦点板14のコードFPiがFPI〜FP4のとき、サ
ブルーチン5UBA−SUBDが夫々コールされるよう
にしている。つまり、S201で焦点板14のコードが
FPi=FP1ならば#2o5に進んでサブルーチン5
UBAがコールされ、異なればS202に進む、 S2
02で焦点板14のコードがFPi=FP2ならばS2
06に進んでサブルーチン5UBBがコールされ、異な
ればS203に進む、S203で焦点板14のコードが
FPi=FP3ならばS207に進んでサブルーチン5
UBCがコールされ、異なればS204に進む、S20
4で焦点板14のコードがFPi−FP4ならばS20
8に進んでサブルーチン5UBDがコールされ、異なれ
ば焦点板14が未装着であるとしてリターンする。
第16図は、焦点板14のコードがFPi−FPlのと
きにコールされるサブルーチン5UBAの内容を示す、
多分割測光の分割数を5分割と仮定し、受光素子SPi
のセル番号がi=1〜5のと。
きの補正値がサブルーチン5UB1〜5UB5により夫
々算出されるものとする(# 120〜#128)、各
々の受光素子SPiに対応する補正値W v iが求ま
ると、各受光素子SPiに対応する真り輝度値Byio
が求まる(S113)、各々の輝度値Byi。
をセル番号i毎に設定された係数kiで重み付けして加
算することにより、適正な輝度Bvoを算出しくS12
9)、露出値Evが得られる(S130)。
なお、多分割測光に代えて、中央重点的なスポット測光
を行う場合には、セル番号i=1の受光素子SPIにつ
いてのみ補正値W v 、を求めて、セル番号i=2〜
5の受光素子SP2〜SP5についての補正値Wv、〜
Wv5の算出は省略し、露出演算速度を高めている(#
 110〜#115)、この場合、S129のステップ
では、画面中央部を測光する受光素子SP1についての
補正後の測光値をそのままBvoとすれば良い。
第17図は、画面中央部に対応する開放測光値の補正値
W v 、を求めるためのサブルーチン5UB1を示す
、ここで、焦点板14のコードがFPi=FP1のとき
は、焦点板14の拡散性が低い第5因の場合であると仮
定する0画面中央部の測光値は、第5図(a)に示すよ
うに、交換レンズの射出瞳距離Pzには無関係で、開放
絞り値により測光値が変動する。よって、交換レンズの
測光補正値Wv 1は、第3表に示すように、開放絞り
値Ay’(=Avo+ΔAv)の値により決められる。
まず、#131でAv’<Avzならば#145でY、
がアドレスに設定され、次に、#132でAVII≦A
v”< A v 1□ならば#146でYL2がアドレ
スに設定される。また、#133でA v 12≦AV
’<AV+3ならば#147でY13がアドレスに設定
され、Av’≧A v 、 3ならば#144でY14
がアドレスに設定される。これによって、第3表の中の
どの位置かがアドレスデータY + jで設定できる状
態となり、このアドレスY + jで第3表の補正値W
、〜W4が記憶されているROMテーブルを指定し、そ
こに記憶されている補正値W、−W、のいずれかを補正
値Wv1とする。なお、第3表における補正値W、〜W
、は、具体的には、A v’ = l og 2 F 
HO”として、第5図(a)の関係が満たされるように
決定される。
第18図は、画面周辺部に対応する開放測光値の補正値
Wviを求めるためのサブルーチン5UBi(i=2.
・・・、5)を示す0画面周辺部では、測光値の補正値
を開放絞り値Av’と射出瞳距離Pzの値によってマツ
プ化したデータテーブルを予め記憶し、これを読み出す
ことにより交換レンズの測光補正値を求める。第4表に
開放絞り値Ay’と射出瞳距離Pzによってマツプ化し
た補正値のデータテーブルが例示されているが、開放絞
り値Av’と射出瞳距離Pzの値の分割の仕方を、素子
番号iによって変えることも可能である。素子番号1(
=2 。
・・・、5)に対応したサブルーチン5UBiが、第1
6図の#121〜#123のステップで選択される。#
150〜#153のステップで開放絞り値Av”に応じ
たアドレスYijが設定される。つまり、#150でA
v’<Avilならば#155でYLがアドレスに設定
され、#151でA v + 1≦Av’<A v i
 2ならば#156でYi、がアドレスに設定され、#
152でAvi2≦A v’ < A v i 3なら
ば#157でYL3がアドレスに設定され、#153で
A v i 3≦Av”<Avi4ならば#158でY
i、がアドレスに設定され、Ay’≧A v i 4な
らば#154でYi。
がアドレスに設定される。また、#159〜#162の
ステップで射出瞳距離Pzに応じたアドレスXijが設
定される。つまり、#159でPz<Pzi、ならば#
164でXilがアドレスに設定され、#160でPz
it≦Pz<PzLならば#165でXi2がアドレス
に設定され、#161でPzi。
≦Pz<Pzisならば#166でXi、がアドレスに
設定され、#162でPzi3≦Pz<Pzi、ならば
#167でXi、がアドレスに設定され、Pz≧Pzi
ならば#163でXi5がアドレスに設定される。
設定されたアドレス(Xij、Yij)で上記第4表の
データテーブルが記憶されたROMテーブルを指定し、
そのアドレスに記憶されているデータを補正値Wviに
入力する。
なお、第4表のデータテーブルにおける補正値は、具体
的には、Av’=logzFNo”として、画面上部で
の測光補正値W v 2 、 W v 5については第
5図(b)の関係が、画面下部での測光補正値W v 
3 、 W v 4については第5図(c)の関係が、
夫々溝たされるように決定される。
(以下余白) 第3表 第4表 次に、焦点板14のコードがFPi=FP2.FP3の
ときにコールされるサブルーチン5UBB。
5UBCの内容については、特に図示しないが、測光誤
差Wvの値がサブルーチン5UBAの場合とは異なって
いるだけで、処理のアルゴリズムは同じである0例えば
、焦点板14のコードがFPi=FP2のときは、焦点
板14の拡散性が高い第6図の場合であると氏定すると
、サブルーチン5UBBにおいて用いられる補正値は、
具体的には、A V’ =log2 F 246”とし
て、画面中央部の測光補正値Wv1については第6図(
a)の関係が、画面上部での測光補正値W v 1 、
 W v @については第6図(b)の関係が、画面下
部での測光補正値Wν、、Wv、については第6図(c
)の関係が、夫々溝たされるように決定される。   
  ′ なお、第6図から明らかなように、拡散性が高い焦点板
を用いる場合には、絞り値Av’のみによって補正値を
決定することも可能であり、場合によっては補正値をゼ
ロにすることも不可能ではない。
これとは逆に、拡散性が低い焦点板を用いる場合には、
第5図、特に同図(b) 、 (e)から明らかなよう
に、射出瞳距離PzとFNOによって補正値が大ぎく変
動するの、で、第3表や第4表におけるAv’やPzの
分割数を多くして、精度を高めることが望ましい。
次に、第19図は焦点板14のコードがFPi=FP4
の場合にコールされるサブルーチン5UBDを示してい
る0本実施例では、焦点板14のコードがFPi=FP
4の場合は、焦点板14の中央部に手動焦点調節用のプ
リズムを備え、周辺部はコードがFPi=FP1の焦点
板14と同じ拡散性を有するマット面を備えるものとす
る。焦点板14が中央部にスプリットイメージプリズム
やマイクロプリズム、あるいは、両者を組み合わせたス
プリットマイクロプリズムを備える場合には、局部的に
焦点板14の面形状が変化することになるので、測光用
の光束が絞りでケラレる場合がある。第10図は、−例
として、焦点板14が中央部にスプリットイメージプリ
ズムを備えている場合の測光用の光束の状態を示す図で
ある。スプリットイメージプリズムの場合は、焦点板1
4の中央部14Cがくさび状に成形されており、測光用
の光束はプリズム作用により曲げられ、絞り12でクラ
レやすくなる。第10図に示した絞りよりも大きいFN
Oでは、受光素子17には完全に光が入射しなくなる。
第9図に示した中央部の受光素子SPIの測光範囲が、
焦点板14におけるプリズムを設けた中央部14Cの大
きさにほぼ近いか又はその範囲よりも小さいと、ある絞
り以下では測光出力が得られない、この場合には、測光
出力の補正を行うのではなく、測光のアルゴリズムその
ものを変更する必要がある。以下、その具体的な処理の
流れを第19図により説明する。焦点板14の中央部1
4Cを通過する光束が絞り12でクラレ始めるときの開
放絞り値を(Avo十ΔAv)=5とすると、#209
で(A vo+ΔAv)<5であるときは#205に進
んでサブルーチン5UBAがコールされ、(Avo+Δ
Ay)≧5であるときは#116以降に進む、#116
では受光素子SPiのセル番号としてi−2がセットさ
れ、#210へ進む、#210で受光素子SPiがSF
3ならば#214に進んでサブルーチン5UB2がコー
ルされ、異なれば#211に進む、#211で受光素子
SPiがSF3ならば#215に進んでサブルーチン5
UI33がコールされ、異なれば#212に進む。
#212で受光素子SPiがSF3ならば#216に進
んでサブルーチン5UB4がコールされ、異なれば#2
13に進んでサブルーチン5UB5がコールされる。#
117.#118のループカウンタにより、受光素子S
Piのセル番号がi=2〜5のときの補正値がサブルー
チン5U82〜5UB5により夫々算出され、受光素子
SPiのセル番号がi=1のときは無視する。各受光素
子SPiに対応する補正値Wviが求まる度に、各受光
素子SPiに対応する真の輝度値Byioが#217で
求まる。各々の輝度値Byioをセル番号i毎に設定さ
れた係数Ji(i=2〜5)讐重み付けして加算するこ
とにより、適正な輝度Bvoを#218で算出し、#2
19で適正な露出値Evが得られる。
宜101 上述のような開放測光式のカメラは、絞り開放の状態で
被写体輝度を測光し、その測光値から任意の絞り値での
露出量を求めることが可能であるが、写真に写し込まれ
る被写界深度をファインダーで確認したい場合には、・
プレビュー釦を操作してレンズの絞りを実際の制御絞り
値まで絞り込む場合がある。プレビュー操作時には、絞
りが開放絞り値から最小絞り値まで絞り込まれることも
あり、絞りの変化量が大きい、したがって、プレビュー
釦を操作して絞り込み測光を行う場合において、第5図
に示すように拡散性の低い焦点板14を用いるときには
、絞りの変化に対して測光誤差Wvが大きく変動するこ
とになるので、これを補正する必要がある。
第20図は、プレビュー操作時における絞り込み測光に
より適正露出値Evを求めるための演算ルーチンの変更
箇所を示す、第13図に示す演算ルーチンにおいて、#
15でレンズの装着信号工CPが入力されているかどう
かを判別し、入力されていれば#19に進むところを、
ここではプレビュー操作の有無を判別するために#22
0に進む、#220でプレビュー操作時でなければ、通
常通り、#19のEv算出へ進む、また、#220でプ
レビュー操作時であれば、#221ではプレビュー操作
時の絞り値Avpをサブルーチン5UB1〜5UB5に
おける測光誤差Wv算出用の絞り値Av’に代入して、
#222に進む、#222では前記絞り値Av’を#2
19における露出演算用の開放絞り値(A vo+ΔA
v)に代入して、#19のEvg出に進む、#221の
処理を行うことにより、絞り込んだ状態での測光誤差W
vを開放絞り状態の場合と同様に求めることが可能とな
り、#222の処理を行うことにより、プレビュー操作
時における適正露出値Evを算出できるものである。
(発明の効果) 本発明は上述のよ゛うに、焦点板の種類をカメラ側で判
別し、撮影レンズと焦点板を通して得られた測光値を焦
点板の種類に応じて補正するようにしなので、拡散性が
異なる焦点板を交換焦点板として用いることができ、バ
ラエティに富んだ焦点板を提供できるという効果があり
、また、焦点板の交換に伴い測光値の補正を自動的に行
うことができるので、手動による露出補正の必要がなく
なり、煩わしい操作が不要になるという効果がある。
さらに、焦点板の拡散性は金型成形の精度によりばらつ
きが生じることがあるが、本発明によれば、焦点板の製
品毎のばらつきを補正することも可能であり、焦点板の
良品率を測光精度に関しては100%とすることができ
るという効果もある。
なお、中央部にスプリットイメージプリズムやマイクロ
プリズム、スプリットマイクロプリズム等を備える焦点
板を用いた場合には、FNOが所定値よりも大きいと、
マルチ測光方式における中央部の測光値が得られないこ
とがあるが、このような場合には、中央部の測光値を使
用しないように測光のアルゴリズムを変更することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は本発明の一実施
例に用いる測光光学系の概略構成図、第3図は同上の測
光光学系における光線の関係を示す説明図、第4図(a
) 、 (b) 、 (e)は同上の測光光学系のセル
面照度と画面位置との・関係を示す図、第5図(a)、
(b)、(e)は同上の測光光学系の測光誤差と射出瞳
距離との関係を示す図、第6図(a) 、 (b) 。 (c)は焦点板を交換した他の測光光学系の測光誤差と
射出瞳距離との関係を示す図、第71!Iは同上の測光
光学系に用いる焦点板の斜視図、第8図は同上の焦点板
の種別を判別する装置の断面図、第9図は同上の測光光
学系における測光エリアを示す説明図、第10図は同上
の測光光学系における光束のクラレ方を示す説明図、第
11図は同上の実施例に用いる通信系の概略構成図、第
12図は同上の測光光学系を用いたカメラシステムのブ
ロック回路図、第13図乃至第20図は同上の動作を示
すフローチャートである。 1は測光手段、2は焦点板判別手段、3は補正手段、1
1は撮影レンズ、14は焦点板である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焦点板が交換可能な1眼レフカメラにおいて、被
    写体からの光を撮影レンズと焦点板を通して測光する測
    光手段と、焦点板の種類を判別する焦点板判別手段と、
    判別された焦点板の種類に応じて測光手段における測光
    誤差を補正する補正手段とを有して成ることを特徴とす
    る1眼レフカメラの測光装置。
  2. (2)測光誤差は撮影レンズの交換によつて生じる開放
    測光誤差であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の1眼レフカメラの測光装置。
  3. (3)測光誤差はプレビュー操作時の絞り込み測光誤差
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の1
    眼レフカメラの測光装置。
JP62268832A 1987-10-14 1987-10-23 1眼レフカメラの測光装置 Pending JPH01109330A (ja)

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JP62268832A JPH01109330A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 1眼レフカメラの測光装置
US07/257,204 US4977424A (en) 1987-10-14 1988-10-13 Light measuring device for camera

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033576A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Canon Inc 撮像装置

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