JPH01106779A

JPH01106779A - 自動車の車体

Info

Publication number: JPH01106779A
Application number: JP26334287A
Authority: JP
Inventors: Tatsumi Fukunaga; 福永　辰已
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1987-10-19
Filing date: 1987-10-19
Publication date: 1989-04-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、　産業上の利用分野本発明は、自動車の車体に関し、特に、小型軽量自動車
等のフロント部又はリヤ部に適用して好適なものである
。

ｂ、　従来の技術とその問題点第３図は従来の自動車の車体１を示すものであって、同
図において、２は車体原体、３はフード、４はフロント
サイドフェンダ、５はリヤサイドフェンダ、６ａ、６ｂ
はサイドドア、７はフロントバンパ、８はリャバンバ、
９はカウルトップグリル、１０はトランクリッドである
。

このように従来では、車体１のフロント部に互いに別個
独立の構成部材であるフロントパンパフ及びフロントサ
イドフェンダ４を用いる一方、車体ｌのリヤ部に互いに
別個独立の構成部材であるリャバンパ８及びリヤサイド
フェンダ５を用いるようにしていた。このため、部品点
数が多くなり、車体重量が重くなる上に、製造工程にお
いて組付作業性が悪（、その外観のデザイン性も損なう
といった問題点があった。しかも、これらの構成部材は
板金をプレス成形してメツキ仕上げしたものであるため
、路面上の石の飛びはね等によりメツキが剥がれると、
その部分に錆を生じる不都合があった。

本発明は上述の如き実状に鑑みてなされたものであって
、その目的は、部品点数の削減化及び車体重量の軽減化
を図ることができると共に外観のデザイン性の向上を図
ることができ、しかも錆の発生等の不都合を招来するこ
とのない、自動車の車体を提供することにある。

Ｃ０問題点を解決するための手段上述の問題点を解決するために、本発明では、自動車の
フロント部及びリヤ部の少なくとも一方に、ほぼコ字状
をなす合成樹脂製の一体成形品を配設するようにしてい
る。

以下、本発明の一実施例に付き第１図及び第２図を参照
して説明する。

第１図は本発明を通用した小型軽量の２人乗り用自動車
ｌＯの側面図であり、第２図はこの自動車１０の車体１
１の分解斜視図である。これらの図において、１２は車
体本体、１３はサイドドア、１４はフロントフード、１
５はフロントガラス、１６は枠部材、１７はトランクリ
ッド、１８はエンドパネル、１９はフロントフェンダ、
２０はリヤフェンダ、２１はサイドシール、２２は前輪
、２３は後輪である。

上述のフロントフェンダ１９．リヤフェンダ２０及びサ
イドシール２１はそれぞれ例えばポリプロピレンから成
る一体成形品にて構成されている。更に詳述すれば、フ
ロントフェンダ１９は少し湾曲されたフロント部１９ａ
　と、この前面部１９ａの両端に同方向にほぼ直角にそ
れぞれ屈曲されたサイド部１９ｂ。

１９ｃ　とを一体成形してなるものであり、全体として
ほぼコ字状に成形されている。そして、前記フロント部
１９ａにはヘッドライト用の開口１９ｄが形成されてい
る。なお、このフロントフェンダ１９の成形に際しては
、フロント部１９ａの部分と、一方のサイド部１９ｂの
部分と、他方のサイド部１９ｃの部分との３分割の成形
型を用いて行なわれ、フロント部１９ａ　とサイド部１
９ｂ、　１９ｃ　との間はなめらかな外表面を呈するよ
うに接合されている。

また、リヤフェンダ２０は、既述のフロントフェンダ１
９と同様に、少し湾曲されたリヤ部２０ａ　と、このリ
ヤ部２゛Ｏａの両端に同方向にほぼ直角にそれぞれ屈曲
されたサイドフェンダ部２０ｂ、２０Ｃとを−体成形し
てなるものであり、全体としてほぼコ字状に成形されて
いる。そして前記リヤ部２０ａにはリヤランプ用の開口
２０ｄが形成されている。なお、このリヤフェンダ２０
の成形は、フロントフェンダ１０の場合と同様に３分割
式のものにて行なわれる。

また、前記サイドシール２１は板状に成形され、サイド
ドア１３の下部に取付けられている。

一方、フロントフェンダ１９の上部には湾曲状の板金型
のフード１４が取付けられ、このフード１４の両側の垂
下部１４ａ、　１４ｂ　と前記フロントフェンダ１９の
サイド部１９ｂ、１９ｃ　とによりサイドフェンダが構
成されている。さらに、フード１４に連続してフロント
ガラス１５が車体本体１２のフレーム１２ａの前部に配
設されており、このフレーム１２ａの後部には枠部材１
６が配設されている。そして、フロントガラス１５の２
本の延設部１５ａ、１５ｂ　と枠部材１６の２本の延設
部１６ａ、１６ｂ　とが互いに突き合わされて接着剤に
より接着固定され、これらによって囲まれた四角形領域
がサンルーフの採光用窓２５として構成されている。

このような車体１１によれば、フロントフェンダ１９及
びリヤフェンダ２０はそれぞれ１つの部材でありながら
、従来のバンパおよびサイドフェンダの双方の機能を果
し得る上に、これらの部材はポリプロピレン製等の一体
成形品であるため、部品点数の削減化並びに車体１１の
軽量化を共に図ることができる。また、一体成形品によ
る斬新なデザインにより、外観性の向上をも図ることが
できる。

しかも、フロントフェンダ１９及びリヤフェンダ２０の
材質はポリプロピレン等の合成樹脂であるため、錆等が
発生するおそれがないといった利点もある。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は既述
の実施例に限定されるものではな（、本発明の技術的思
想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。

例えば、既述の実施例においては、フロントフェンダ１
９及びリヤフェンダ２０をポリプロピレンにて一体成形
したが、ポリプロピレン以外の硬質の合成樹脂を用いて
、もよい。また、車体１１のフロント部及びリヤ部の双
方に合成樹脂製の一体成形品を配設する必要は必ずしも
なく、必要に応してどちらか一方のみに配設するように
してもよい。

ｄ、　発明の効果以上の如（、本発明は、自動車のフロント部及びリヤ部
の少な（とも一方に、ほぼコ字状をなす合成樹脂製の一
体成形品を配設するようにしたものであるから、従来で
は別個独立の構成部材とされていたバンパ及びサイドフ
ェンダを１つの一体成形品で済ませることができるので
、部品点数の削減化を図ることができると共に、外観性
の向上をも図ることができる。しかも、従来では板金型
のものを合成樹脂としたことにより、車体の軽量化を図
ることが可能となる上に、錆等の発生のおそれもないと
いった利点をも有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第１図は自動車の側面図、第２図は自動車の車体の
分解斜視図、第３図は従来の自動車の車体の分解斜視図
である。１１・・・車体、　　　　　　　１２・・・車体本体、
１９・・・フロントフェンダ、１９ａ・・・フロント部
、１９ａ、　１９ｂ・・・サイド部、２０・・・リヤフ
ェンダ、２０ａ・・・リヤ部、　　　　　２０ｂ、２０
ｃ・・・サイド部。

Claims

【特許請求の範囲】

自動車のフロント部及びリヤ部の少なくとも一方に、ほ
ぼコ字状をなす合成樹脂製の一体成形品を配設したこと
を特徴とする自動車の車体。