JPH0110504Y2 - - Google Patents

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JPH0110504Y2
JPH0110504Y2 JP1982105620U JP10562082U JPH0110504Y2 JP H0110504 Y2 JPH0110504 Y2 JP H0110504Y2 JP 1982105620 U JP1982105620 U JP 1982105620U JP 10562082 U JP10562082 U JP 10562082U JP H0110504 Y2 JPH0110504 Y2 JP H0110504Y2
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JP
Japan
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slide rail
slide
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rail
pieces
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JP1982105620U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はレールスライド型デイスクブレーキ
におけるキヤリパー摺動用のレールの保持装置に
関する。
レールスライド型デイスクブレーキにおけるキ
ヤリパー摺動用のスライドレールについては出願
人のなした実願昭56−185782号の考案がある。こ
の考案は実願昭56−185782号の考案における棒状
レールの保持装置に係るものである。すなわち実
願昭56−185782号の考案においては、アンカープ
レートに矩形形状の棒状レールを固定し、この棒
状レールと面接触し棒状レール面を摺動するアン
グル状の摺動子をキヤリパーに設けて、アンカー
プレートとキヤリパーの摺動を棒状レールと摺動
子の接触面で行わせるように形成したレールスラ
イド型デイスクブレーキにおけるスライドレール
が開示されており、この棒状レールの一側面をア
ンカープレートに設けた矩形形状の有底浅溝に滑
嵌状に挿嵌固定した構成が記載されている。しか
しこの有底浅溝に滑嵌状に挿嵌固定された棒状の
スライドレールは位置が正確で摺動中にも容易に
移動することがなく、良好な結果が得られるもの
ではあるが、有底浅溝の形成が簡単でない問題点
がある。
この考案は、この点を改良し、棒状のスライド
レールを簡便に、しかも脱着容易に保持するよう
に形成したレールスライド型デイスクブレーキに
おけるスライドレール保持装置を提供することを
目的とするものである。
この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図はアンカープレートとキヤリパーの摺動
部の断面説明図である。図中1はアンカープレー
ト、2はキヤリパー、3はスライドレール、4は
摺動子、5はリテーナーである。実願昭56−
185782号の考案においては実施態様としてスライ
ドレール3はアンカープレート1の有底浅溝6に
滑嵌状に挿嵌固定されていた。
この考案においては、第2図、第3図に示すよ
うに、アンカープレート1のスライド基台7上に
載置したスライドレール8をばね鋼の線材で枠状
に形成した保持具9のスプリング作用でアンカー
プレート1に固定するように形成する。すなわち
スライドレール8は第4図、第5図に示すよう
に、四角形形状の角部を面取りした面取り四角形
形状の横断面を有する棒状に形成し、両端面の中
心部に係止孔10,11を設けて形成する。
また保持具9は第6図、第7図および第8図に
示すように、スライドレール8の係止孔10,1
1とわずかに遊嵌する挿入片12,13を設ける
と共にこの挿入片12,13と同一平面上でほぼ
90度に曲折してなる支持片14,15を形成し、
さらに、この挿入片12,13および支持片1
4,15のなす平面と鋭角をなす平面上に来るよ
うに曲折した作動片16,17を設け、さらにま
た、この作動片16,17と同一平面上で90度に
曲折して形成した係止片18を一体の線材で形成
する。この場合、挿入片12,13の端間長さ
は、スライドレール8の全長よりも短く形成する
と共に挿入片12の付根すなわち曲折線から挿入
片13の端縁迄の長さをスライドレール8の全長
よりもわずかに長く形成する。つまり挿入片12
をスライドレール8の係止孔10にその曲折線迄
挿入したとき、挿入片13の端縁はスライドレー
ル8の係止孔11と間隔を有して対向するように
形成する。この状態で更に挿入片13を係止孔1
1に挿入し保持具9とスライドレール8を係合す
る。すなわちスライドレール8を挿入片12,1
3間に係合した場合、挿入片12,13の軸線上
でスライドレール8が遊び代を有するように係合
する。
また、支持片14,15および作動片16,1
7並びに係止片18の長さ関係は次の様に定め
る。スライドレール8の端間長さ(全長)をアン
カープレート1のスライド基台7の上面と直交し
直立面19を形成するリテーナー取付台20の長
さとほぼ同長に形成し、このスライドレール8
を、スライド基台7の上面と直立面19に、直交
する二側面を面接触させて載置し、このスライド
レール8に係合する保持具9の係止片18を、係
止孔10,11を回転中心として回転させ、リテ
ーナー取付台20のリテーナー取付面21に当接
させた場合に、このリテーナー取付面21に穿設
されているリテーナー取付螺子孔22のわずか下
方に係止片18が位置するように形成する。同時
に、この状態で保持具9の作動片16,17はア
ンカープレート1のスライド基台7の軸線とはわ
ずかな鋭角をもつように形成する。一方アンカー
プレート1のリテーナー取付面21であつて保持
具9の係止片18が当接する位置のわずか下方
に、係止片18の当接線に平行に同時に係止片1
8がわずかに遊嵌し、かつリテーナー取付面21
に開口する嵌合溝23をリテーナー取付台20の
全巾に渡つて設けて形成する。
しかして、第9図に示すように、保持具9を係
合したスライドレール8をスライド基台7上に載
置し、直交する二側面をスライド基台7の上面と
直立面19に接触させ、保持具9の係止片18を
リテーナー取付面21に当接させ、更に係止片1
8をスライドレール8の係止孔10,11を中心
として回動させ、嵌合溝23に係合させる。スラ
イドレール8は保持具9の支持片14,15と作
動片16,17のスプリング作用によりスライド
基台7上に適当な押圧力をもつて固定される。一
方このスライドレール8と摺動する摺動子4は第
1図に示すようにキヤリバー2の腕部に固定され
る。
この考案は上述の実施例に基づいて実用新案登
録請求の範囲のように構成したので、スライドレ
ールはスライド基台上面と直立面に適当な相互押
入力をもつて固定され、スライドレールの脱着が
きわめて簡単になる。またスライドレールと摺動
子の摺動面に異物が介入し、スライドレールと摺
動子の摺動抵抗が急増した場合には、保持具とス
ライドレールの係合に摺動代が設けられているの
で、スライドレールがスライド基台上を摺動しブ
レーキ装置のブレーキ機能を損うことがない。ま
たスライドレールの脱着が簡単であるからスライ
ドレールとスライド基台の鋳着や或はスライドレ
ールと摺動子の摺動不良の点検補修が容易になる
実益も併有する。
また保持具は一本の鋼製線材で形成したので、
その製作が容易で、かつ単体自重が軽く、ブレー
キの重量増加に直接つながらない実用的なレール
スライド型デイスクブレーキにおけるスライドレ
ールの保持装置の提供が可能となる。
また保持具のスライドレールの保持力は嵌合溝
との係合で生ずるので嵌合溝の開口位置を選定す
ることで弾性力を任意に定めることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンカープレートとキヤリパーの摺動
部の断面説明図、第2図はこの考案に係るスライ
ドレール取付部の一部を断面とした平面説明図、
第3図はこの側面図、第4図はスライドレールの
一部を断面とした正面図、第5図はその側面図、
第6図は保持具の平面図、第7図はその正面図、
第8図はその側面図、第9図はスライドレールの
取付説明図である。 符号の説明、1……アンカープレート、2……
キヤリパー、3,8……スライドレール、4……
摺動子、5……リテーナー、6……有底浅溝、7
……スライド基台、9……保持具、10,11…
…係止孔、12,13……挿入片、14,15…
…支持片、16,17……作動片、18……係止
片、19……直立面、20……リテーナー取付
台、21……リテーナー取付面、22……リテー
ナー取付螺止孔、23……嵌合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンカープレートのスライド基台にスライドレ
    ールを設けると共にキヤリパーの腕部にスライド
    レール上を摺動する摺動子を設けてなるレールス
    ライド型デイスクブレーキにおいて、四角形形状
    の角部を面取りした面取り四角形形状の横断面の
    棒状に形成し、両端面に係止孔10,11を設け
    たスライドレール8と、該スライドレール8の係
    止孔10,11と遊嵌すると共にスライドレール
    8が滑り代を有するように係合する挿入片12,
    13とこの挿入片12,13と同一平面上でほぼ
    直角に曲折して形成した支持片14,15と挿入
    片12,13と支持片14,15のなす面と鋭角
    をなす平面上に位置するように曲折した作動片1
    6,17とこの作動片16,17と同一平面上で
    ほぼ直角に曲折してなる係止片18を一本の鋼製
    線材で形成してなる保持具9と、アンカープレー
    ト1のリテーナー取付面であつて保持具9の係止
    片18が当接する位置のわずか下方に係止片18
    の当接線と平行に開口し、リテーナー取付台20
    の全巾に渡つて形成し係止片18と全長で遊嵌す
    る遊嵌溝23とからなりスライド基台7に載置し
    保持具9を係合したスライドレール8を、保持具
    9の係止片18を嵌合溝23に係合させ、保持具
    9のスプリング力で保持するように形成したこと
    を特徴とするレールスライド型デイスクブレーキ
    におけるスライドレール保持装置。
JP10562082U 1982-07-14 1982-07-14 レ−ルスライド型デイスクブレ−キにおけるスライドレ−ル保持装置 Granted JPS5963235U (ja)

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JP10562082U JPS5963235U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 レ−ルスライド型デイスクブレ−キにおけるスライドレ−ル保持装置

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JP10562082U JPS5963235U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 レ−ルスライド型デイスクブレ−キにおけるスライドレ−ル保持装置

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JPS5963235U JPS5963235U (ja) 1984-04-25
JPH0110504Y2 true JPH0110504Y2 (ja) 1989-03-27

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JP10562082U Granted JPS5963235U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 レ−ルスライド型デイスクブレ−キにおけるスライドレ−ル保持装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0647141Y2 (ja) * 1988-09-22 1994-11-30 トキコ株式会社 ディスクブレーキ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5786636A (en) * 1980-09-29 1982-05-29 Bendix Corp Disc brake

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54124882U (ja) * 1978-02-21 1979-08-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5786636A (en) * 1980-09-29 1982-05-29 Bendix Corp Disc brake

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Publication number Publication date
JPS5963235U (ja) 1984-04-25

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