JPH01104402A - 鋼板の圧延方法及びその装置 - Google Patents

鋼板の圧延方法及びその装置

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JPH01104402A
JPH01104402A JP62259098A JP25909887A JPH01104402A JP H01104402 A JPH01104402 A JP H01104402A JP 62259098 A JP62259098 A JP 62259098A JP 25909887 A JP25909887 A JP 25909887A JP H01104402 A JPH01104402 A JP H01104402A
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JP
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coolant
rolled
steel plate
flow rate
rolling
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JP62259098A
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English (en)
Inventor
Akihiko Fukuhara
福原 明彦
Tomio Komatsu
小松 富夫
Tsuneo Nakano
中野 恒夫
Goro Fukuyama
福山 五郎
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JFE Steel Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鋼板の連続式冷間圧延において、高能率で
高品質の鋼板を圧延する方法と装置に関する。
〔従来の技術〕
従来からの冷間圧延は、単スタンドの圧延機の入側と出
側に被圧延材を巻取るリールを設け、このリールを正逆
転させてコイル状に巻取った被圧延材を巻戻したり巻取
りして、被圧延材を圧延機のワークロール間を行ったり
来たりさせ圧延する単スタントリパージング圧延機又は
複数スタンドの圧延機を直列に配設し、コイル状に巻取
られた被圧延材を巻戻して一方向に圧延機のワークロー
ル間を通板圧延するタンデム圧延機(以後タンデムミル
と称する)を用いて行われてきた。近年、これが圧延の
高能率化と高歩どまり化を目的として、例えば特公昭4
8−12620号公報に開示されているように、巻取ら
れた被圧延材を巻戻して圧延し、剪断し、巻取る圧延工
程中、圧延速度がゼロになることなく連続して圧延する
連続式コールドタンデム圧延機(以後コールドタンデム
ミルと称する)の設備を用いられるようになってきた。
この例を第6図に示す。
次に、この連続式コールドタンデムミルについて、第6
図を用いて以下に説明する。
連続式コールドタンデムミルは、被圧延材1を巻取っで
あるペイオフリール2の出側にピンチロールを経て被圧
延材lを突合わせて溶接する溶接機3を設け、溶接機3
の出側に被圧延材1に掛かる張力を調整するプライドル
ロール4を経て、被圧延材1の貯留するルーパ5を設け
、ルーパ5の出側に被圧延材1に掛かる張力を調整する
プライドルロール6を経て被圧延材1を所定の厚さまで
圧延する5スタンドを有したコールドタンデムミル7を
設け、コールドタンデムミル7の出側にピンチロールを
経て、被圧延材1が圧延されてできた鋼板をその走行状
態で剪断するシャー8を設け、シャー8の出側にピンチ
ロールを経て前記鋼板を巻取るテンションリール9を設
けである。
次に、この連続式コールドタンデムミルによって圧延さ
れる被圧延材1の圧延工程を説明する。
コイル状に巻取られた被圧延材1はペイオフリール2か
ら巻戻され、その先端と先行している被圧延材lの尾端
とが溶接機3で溶接される。更に、被圧延材1はプライ
ドルロール4とルーパ5及びプライドルロール6を経て
コールドタンデムミル7に入る。ここで、被圧延材1は
所定の厚さまで圧延されながら、その出側でシャー8に
より所定の長さに走間にて剪断される。剪断されること
によって、圧延された走行する鋼板はテンションリール
9でコイル状に巻取られる。そして後行する鋼板の先端
は、入れ代わった別のテンションリール8に巻取られる
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような連続式コールドタンデムミ
ルにおいては、タンデムミルの最終スタンドで、被圧延
材1が所定の厚さに圧延されてでてきた鋼板を、その出
側で圧延速度をゼロにしないで連続的にシャー8で剪断
するために、先行する鋼板をシャー8で所定の長さに剪
断後、後行する鋼板の先端がテンションリール9に巻付
くまでの間、鋼板の先端側の張力がゼロの状態で圧延さ
れることになる。
従って、被圧延材1と最終スタンドのワークロール間で
スリップが発生し、このスリップの発生が問題となる。
このスリップは、 (1)  被圧延材lとワークロール間に生じる摩擦係
数が小さい程   ゛ (2) ワークロール径が小さい程 (3)  被圧延材lの先端側張力が小さい程(4) 
 被圧延材1の最終スタンド入側張力が大きい程 (5)被圧延材lが受ける圧延圧下量の大きい程発生し
易いことが圧延理論上明らかである。
このための対策として、 (1)  最終スタンドとシャー8の間にピンチロール
を設け、被圧延材1を圧延してできた鋼板を剪断すると
きに、鋼板の先端側に若干の張力を発生させる。
(2)  最終スタンドの被圧延材1の圧延圧下量を低
くおさえる。
等を行ってきた。
しかしながら、最近の冷間圧延の動向として、より少数
の圧延スタンドでしかも高圧下圧延を行う傾向にあるた
め、1スタンド当たりの圧下率が高くなってきている。
そして高圧下圧延を行う目的で、ワークロールの直径も
より小さな直径になってきている。この最近の傾向は、
最終スタンドのワークロールと被圧延材1との間で生じ
るスリップが、上述のような理由でより発生し易いこと
になる。このため、従来の上記スリップ対策では不十分
となり、しばしば最終スタンドでスリップが発生する。
その結果、最終スタンドでの高圧下圧延を断念したバス
スケジュールで圧延を行わなければならない等の問題が
あった。このことにより、設備計画当初の生産効率向上
を達成する目的、即ち少数の圧延スタンドで且つ小径の
ワークロールを用いて高圧下圧延を高能率で高品質の綱
板を製造することができないという問題を生じた。更に
、圧延設備への投資効率を低下させる経済上の問題も生
じた。
そこで、この発明は、上記従来例の問題点を解決するも
のであり、コールドタンデムミルの出側で鋼板を走間に
て剪断する時間とその前後の一定時間、前記コールドタ
ンデムミルの最終スタンドのワークロールと被圧延材1
との間に発生する摩擦を調節して、高圧下圧延を高能率
で高品質の鋼板を得ることが可能な鋼板の圧延方法及び
その装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、鋼板の連続式
冷間圧延方法において、コールドタンデムミルの出側で
前記鋼板を走間にて剪断する時間とその前後の一定時間
、前記コールドタンデムミルの最終スタンドのワークロ
ールと被圧延材との間に流す液体を、前記ワークロール
と前記被圧延材との間の摩擦係数を増加させるように制
御して圧延することを特徴・とする鋼板の圧延方法で、
前記液体にクーラントを用い、この流量を減少させて又
は摩擦係数を増加する液体を使用して前記摩擦係数を増
加させ、又は前記クーラントの流量を減少して使用し、
これに加えて摩擦係数を増加する液体を使用して前記摩
擦係数を増加させるようにした、上記圧延方法を特定発
明とする。そして、鋼板の連続式冷間圧延装置において
、コールドタンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪
断する時間とその前後の一定時間、前記コールドタンデ
ムミルの最終スタンドのワークロールと被圧延材の間に
流すグーラントの流量を制御する流量制御装置を設けた
ことを特徴とする鋼の圧延−置と鋼板の連続式冷間圧延
装置において、コールドタンデムミルの出側で前記鋼板
を走間にて剪断する時間とその前後の一定時間、前記コ
ールドタンデムミルの最終スタンドのワークロールと被
圧延材の間に流す摩擦係数を増加する液体を流すポンプ
、前記液体を溜めておくタンク、前記液体を前記ワーク
ロールと前記被圧延材との間にスプレーするスプレーヘ
ッダーと前記ポンプと前記スプレーヘソダー及び前記タ
ンクの相互間を接続する配管、前記スプレーヘッダーで
スプレーされた前記液体を前記タンクに回収するパン及
び配管とをそれぞれ設けたことを特徴とする鋼板の圧延
装置と、鋼板の連続式冷間圧延装置において、コールド
タンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪断する時間
とその前後の一定時間、前後コールドタンデムミルの最
終スタンドのワークロールと被圧延材の間に流すクーラ
ントの流量を制御する流量制御装置、前記ワークロール
と前記被圧延材の間に流す摩擦係数を増加する液体を流
すポンプ、前記液体を溜めておくタンク、前記液体を前
記ワークロールと前記被圧延材との間にスプレーするス
プレーヘッダー、前記ポンプと前記スプレーへ7グー及
び前記タンクの相互間を接続する配管、前記スプレーヘ
ッダーでスプレーされた前記液体と別に設けた前記クー
ラントをスプレーするスプレーへ7グーからスプレーさ
れた前記クーラントを別に設けたクーラントを溜めてお
くタンクに回収するパン及び配管とをそれぞれ設けたこ
とを特徴とする鋼板の圧延装置とを併合発明とするもの
である。
〔作用〕
この発明においては、コールドタンデムミルの出側で鋼
板を走間にて剪断する時間とその前後の一定時間、前記
コールドタンデムミルの最終スタンドのワークロールと
被圧延材との間に生じる摩擦を増加するように調節する
ことにより、前記ワークロールと前記被圧延材との間に
発生するスリップを防止することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を第5図との対応部分には同一
符号を付して詳細説明を省略して、第1図〜第4図を用
いて説明する。
第1図は、第1の実施例、即ち最終スタンドのワークロ
ールと被圧延材の間に流すクーラント流量を調節して、
この発明の目的を達成する方法とその装置を説明するも
ので、タンデムミルの最終スタンド10の入側に最終ス
タンドのワークロール11と被圧延材1との間に水と圧
延油のエマルジョン液でできたクーラントをスプレー吐
出するスプレーノズルを複数個有するクーラントスプレ
ーヘッダー12を被圧延材1の上下に設けである。
そしてこのクーラントスプレーヘッダー12には前記ク
ーラントをクーラントスプレーヘッダー12に供給する
クーラントポンプ13の吐出側にクーラント供給配管1
6で配管接続してあり、このクーラントポンプ13には
クーラントポンプ13を駆動するクーラントポンプモー
ター14を取付である。そして、このクーラントポンプ
13の吸込側には、前記クーラントを溜めておくクーラ
ントタンク15に配管17で配管接続しである。また、
タンデムミルの最終スタンドlOの下側にあって、クー
ラントスプレーヘッダー12からスプレー吐出された前
記クーラントを受けるパン18を設け、パン18のクー
ラン上排出口とクーラントタンク15とを戻り配管19
で配管接続しである。
上記構成装置により、クーラントタンク15内に貯留さ
れているクーラントは、クーラントポンプモーター14
で駆動されるクーラントポンプ13によってその吸込側
から配管17を通して吸込まれ、クーラントポンプ13
の吐出側からクーラント供給配管16とクーラントスプ
レーヘッダー12を通してワークロール11と被圧延材
1の間で被圧延材1の上下からスプレー吐出される。そ
して吐出された前記クーラントは、タンデムミルの最終
スタンド10下側に設けられたパン17に流下し、パン
18のクーラント排出口と戻り配管19を経てクーラン
トタンク15に戻る。このようにして前記クーラントは
上記装置内を循環している。そして、このクーラントの
流量を調節低減するタイミングは、被圧延材1がタンデ
ムミルの最終スタンド10で圧延された鋼板をシャー8
で剪断するときまでにクーラント流量を調節低減させる
のに間に合う剪断直前の時間、例えば剪断位置がシャー
8に到達する3秒前とし、調節低減したクーラント流量
は、剪断された前記鋼板に後行する鋼板の先端部がテン
シランリール(図示省略)に数巻分巻付いて、巻取り張
力、即ちタンデムミルの最終スタンド10後方張力が確
立した時点で元の流量に復帰する。具体的には、トラッ
キング信号によりこのタイミングを計り、クーラントポ
ンプモーター14の回転数を制御してクーラント流量を
調節する流量制御装置(図示省略)でクーラントポンプ
モーター14の回転数を制御し、クーラントスプレーヘ
ッダー12からスプレー吐出されるクーラント流量を前
記鋼板の剪断前後−定時間調節減少させ、その後光の流
量に復帰する。
また、被圧延材lとワークロール11の間にクーラント
スプレーヘッダー12からスプレー吐出された前記クー
ラントは、被圧延材1をワークロール11で噛み込んだ
ロールバイト部に達し、圧延加工で発熱するワークロー
ル11と被圧延材1の冷却と潤滑を行っているが、この
クーラントの流量を上述のように調節低減することによ
り、ワークロール11と被圧延材lとの間の潤滑機能を
低下させてこの間の摩擦係数を増加させ、ロールバイト
部でのスリップを防止する。
次に、第2の実施例について、第51図との対応部分に
は同一符号を付し、第2図を用いて以下に説明する。
第2図は、最終スタンドのワークロールと被圧延材の間
に、摩擦係数を増加する液体(以後増摩剤と称する)の
みを第1の実施例と同一のタイミングでスプレー吐出し
、このタイミング以外の被圧延剤1の圧延中は既設設備
で通常のクーラント量を流して、この発明の目的を達成
する方法とその装置を説明するもので、タンデムミルの
最終スタンド10の入側に最終スタンドlOのワークロ
ール11と被圧延材1との間に、水に防錆油を添加した
水溶性潤滑材でできた増摩剤をスプレー吐出するスプレ
ーノズルを複数個有する増摩剤スプレーヘッダー20を
被圧延材1の上下に設けである。そしてこの増摩剤スプ
レーヘッダー20には前記増摩剤を増摩剤スプレーヘッ
ダー20に供給する増摩剤ポンプ21の吐出側に増摩剤
供給配管24で配管接続してあり、この増摩剤ポンプ2
1には増摩剤ポンプ21を駆動する増摩剤ポンプモータ
ー22を取付けである。そしてこの増摩剤ポンプ21の
吸込側には、前記増摩剤を溜めておく増摩剤タンク23
に配管25で配管接続しである。
またタンデムミルの最終スタンド10の下側にあって、
増摩剤スプレーヘッダー20からスプレー吐出された前
記増摩剤を受けるパン18を設け、パン18の増摩剤排
出口と増摩剤タンク23とを増摩剤戻り配管26で配管
接続しである。
上記構成装置により、増摩剤タンク23内に貯留されて
いる増摩剤は、増摩剤ポンプモーター22で駆動される
増摩剤ポンプ21によってその吸込側から配管25を通
して吸込まれ、増摩剤ポンプ21の吐出側から増摩剤供
給配管24と増摩剤スプレーヘッダー20を通してワー
クロール11と被圧延材1の間で被圧延材1の上下から
スプレー吐出される。そして吐出された前記増摩剤は、
タンデムミルの最終スタンド10下側に設けられたパン
18に流下し、パン18のクーラント排出口と増摩剤戻
り配管26を経て増摩剤タンク23に戻る。このように
して前記増摩剤は上記装置内を循環している。そして、
この増摩剤の流量を流量制御装置(図示省略)で調節供
給するタイミングは、第1の実施例と同一タイミングで
増摩剤ポンプモーター22の回転数を制御して、ワーク
ロール11と被圧延材1との間の潤滑機能を低下させて
この間の摩擦係数を増加させ、ロールバイト部でのスリ
ップを防止する。
更に、第3の実施例について第3図を用い、第1図と第
2図との対応部分には同一符号を付し、対応部分の詳細
説明を省略して説明する。
第3図は、最終スタンドのワークロールと被圧延材の間
にクーラントと増摩剤をスプレー吐出して、発明の目的
を達成する方法とその装置を説明するもので、タンデム
ミルの最終スタンド10の入側にワークロール11と被
圧延材1との間に、クーラントと増摩剤をそれぞれスプ
レー吐出するスプレーノズルを複数個有するクーラント
スプレーヘッダー12と増摩剤スプレーヘッダー20を
それぞれ被圧延材1の上下に設けである。そして、クー
ラントスプレーヘッダー12には、クーラント供給配管
16でクーラントポンプ13の吐出側が配管接続してあ
り、クーラントポンプ13の吸送側にはクーラントタン
ク15に配管17で配管接続してあり、クーラントポン
プ13にはクーラントポンプモーター14を取付けであ
る。また、増摩剤スプレーヘッダー20には増摩剤供給
配管24で増摩剤ポンプ21の吐出側に配管接続してあ
り、増摩剤ポンプ21の吸込側には増摩剤タンク23に
配管25で配管接続してあり、増摩剤ポンプ21には増
摩剤ポンプモーター22を取付けである。また、タンデ
ムミルの最終スタンド10の下側にクーラントと増摩剤
をそれぞれのスプレーヘッダーからスプレー吐出された
液を受けるパン18を設け、パント8の排出口とクーラ
ントタンク15とを戻り配管19で配管接続しである。
上記構成装置により、第1.第2の実施例と同様に、ク
ーラントと増摩剤は、それぞれクーラントスプレーヘッ
ダー12と増摩剤スプレーヘッダー20からスプレー吐
出され、パン18に流下し、パン18の排出口から戻り
配管19を経てクーラントタンク15に流入する。そし
てこのクーラントと増摩剤をそれぞれのポンプの回転数
を制御して流量を供給する流量制御装置(図示省略)で
流量調節してスプレー吐出するタイミングは、第1の実
施例と同一タイミングでそれぞれのポンプの回転数を流
量制御装置で制御して、ワークロール11と被圧延材1
との間の潤滑機能を低下させてこの間の摩擦係数を増加
させ、ロールバイト部でのスリップを防止する。
なお、クーラントタンク15のクーラントは、タンデム
ミルの最終スタンド以外に他のスタンドにもスプレー吐
出されているので、増摩剤タンク15に比べ格段に大き
な液容量となっている。また、クーラントはワークロー
ル11と被圧延材1の冷却で蒸発その他で消耗量が多く
常に調整されているので、増摩剤がクーラントと共にク
ーラントタンク15に流入してもこの発明を実施する上
での支障は発生しない。
次に、第3図に示す第3の実施例装置を用いて実施した
結果を、縦軸に最終スタンド圧下率を%で取り、横軸に
実績圧延荷重より圧延理論式で算出した剪断時の最終ス
タンド摩擦係数を取って表したグラフを第5図に示し、
そのときの圧延実施条件、例えば被圧延材材質、被圧延
材母板厚、タンデムミルスタンド数、・・・・・・クー
ラント流量、増摩剤流量等ま匡めた表を第4図に示す。
そして第5図には、剪断時のクーラント流量と増摩剤流
量の値により、ケース1〜3に分けて最終スタンド圧下
率と剪断時の最終スタンド摩擦係数の関係をプロットし
、剪断時のスリップ限界を点線で表示しである。ここで
、ケース1は、従来から行われているクーラントの流量
を流して圧延した従来例で、ケース2とケース3はこの
発明によるクーラント流量と増摩剤流量をスプレー吐出
して圧延した例である。
以上の実施例結果から最終スタンド圧下率を比べてみる
と、 ケース1(従来例)の最大圧下率は、10〜16%ケー
ス2(本発明例)の最大圧下率は、14〜22%ケース
3(本発明例)の最大圧下率は、24〜32%となり、
本願発明方法とこの装置による最大圧下率は、従来例の
最大圧下率を著しく改善することができた。これにより
、少数の圧延スタンドで且つ小径のワークロールを用い
て高圧下圧延をすることができ、しかもタンデムミルの
最終スタンドのワークロールと被圧延材との間で生じる
スリップを防止できるので、被圧延材の圧延速度をゼロ
にすることなく高効率で高品質の鋼板を製造するqとが
でき、鋼板の生産効率と設備投資効率を向上することが
できる。
なお、上記実施例ではタンデムミルの最終スタンドが4
段ミルで説明したが、この発明方法とこの装置はいかな
る型式のミルにおいても、いかなるワークロール径のミ
ルにおいても適用モきる。
また、上記実施例で、増摩剤を水に防錆油を添加した水
溶性潤滑剤とした例について説明したが、これ以外に水
のみあるいは洗浄液等、ワークロールと被圧延剤との間
に潤滑機能を低下させてこの間の摩擦係数を増加させ、
ロールバイト部でのスリップを防止する液体を用いても
よい。
更に、上記実施例でクーラントと増摩剤の流量を調節す
るのにクーラントポンプ13と増摩剤ポンプ21の回転
数を制御する流量制御装置について説明したが、それぞ
れのポンプの吐出側配管に電動弁を用いるか、複数個の
流量調節バルブと電磁弁を直列配管したものを更に並列
に配管して用い、電動弁の弁開度を制御するか、または
流N調節バルブの弁開度を予め調節した配管系統の1個
以上の電磁弁を作動させて、クーラント又は増摩剤の流
量を調節してもよい。
特に、電動弁を用いてクーラント又は増摩剤の流量を調
節する場合には、電動弁の弁形式をバタフライによるも
のは弁開直後の流量変化が大きく圧延ラインに要求され
るスピードある流量制御には良好である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、少数の圧延ス
タンドで且つ小径のワークロールを用いて高圧下圧延を
することができ、しかもタンデムミルの最終スタンドの
ワークロールと被圧延材との間で生じるスリップを防止
できるので、被圧延材の圧延速度をゼロにすることがな
く高能率で高品質の鋼板を製造することができ、鋼板の
生産効率と設備投資効率を向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はこの発明の実施例  ・を
説明する説明図、第4図はこの発明の実施例条件をまと
めた表図、第5図はこの発明を実施した結果を最終ズタ
ンド圧下率と剪断時の最終スタンド摩擦係数との関係で
示したグラフ、第6図は従来例を説明する説明図であ・
る。 図中、lは被圧延材、2はペイオフリール、3は溶接機
、5はルーバ、7はコールドタンデムミル、9はテンシ
ョンリール、10はタンデムミルの最終スタンド、11
はワークロール、12はクーラントスプレーヘングー、
13はクーラントポンプ、15はクーラントタンク、1
8はパン、20は増摩剤スプレーヘッダー、2工は増摩
剤ポンプ、23は増摩剤タンクである。 噛t 皐4冬スタ)ド/iT牟 (%)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板の連続式冷間圧延方法において、コールドタ
    ンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪断する時間と
    その前後の一定時間、前記コールドタンデムミルの最終
    スタンドのワークロールと被圧延材との間に流す液体を
    、前記ワークロールと前記被圧延材との間の摩擦係数を
    増加させるように制御して圧延することを特徴とする鋼
    板の圧延方法。
  2. (2)前記液体はクーラントであって、この流量を減少
    させることにより前記摩擦係数を増加させるようにした
    特許請求の範囲第1項記載の鋼板の圧延方法。
  3. (3)前記液体は高摩擦係数流体であって、これを使用
    することにより前記摩擦係数を増加させるようにした特
    許請求の範囲第1項記載の鋼板の圧延方法。
  4. (4)前記液体はクーラントと高摩擦係数流体であって
    、前記クーラントの流量を減少して使用し、これに加え
    て高摩擦係数流体を使用して前記摩擦係数を増加させる
    ようにした特許請求の範囲第1項記載の鋼板の圧延方法
  5. (5)鋼板の連続式冷間圧延装置において、コールドタ
    ンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪断する時間と
    その前後の一定時間、前記コールドタンデムミルの最終
    スタンドのワークロールと被圧延材の間に流すクーラン
    トの流量を減少、調整する流量制御装置を設けたことを
    特徴とする鋼板の圧延装置。
  6. (6)鋼板の連続式冷間圧延装置において、コールドタ
    ンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪断する時間と
    その前後の一定時間、前記コールドタンデムミルの最終
    スタンドのワークロールと被圧延材の間に摩擦係数を増
    加する液体を供給するポンプ、前記液体を溜めておくタ
    ンクと前記液体を前記ワークロールと前記被圧延材との
    間にスプレーするスプレーヘッダー、前記ポンプと前記
    スプレーヘッダー及び前記タンクの相互間を接続する配
    管、前記スプレーヘッダーでスプレーされた前記液体を
    前記タンクに回収するパン及び配管とをそれぞれ設けた
    ことを特徴とする鋼板の圧延装置。
  7. (7)鋼板の連続式冷間圧延装置において、コールドタ
    ンデムミルの出側で前記鋼板を走間にて剪断する時間と
    その前後の一定時間、前記コールドタンデムミルの最終
    スタンドのワークロールと被圧延材の間に流すクーラン
    トの流量を調節する流量制御装置、前記ワークロールと
    前記被圧延材の間に流す摩擦係数を増加する液体を流す
    ポンプ、前記液体を溜めておくタンク、前記液体を前記
    ワークロールと前記被圧延材との間にスプレーするスプ
    レーヘッダー、前記ポンプと前記スプレーヘッダー及び
    前記タンクの相互間を接続する配管、前記スプレーヘッ
    ダーでスプレーされた前記液体と別に設けた前記クーラ
    ントをスプレーするスプレーヘッダーからスプレーされ
    た前記クーラントを別に設けたクーラントを溜めておく
    タンクに回収するパン及び配管とをそれぞれ設けたこと
    を特徴とする鋼板の圧延装置。
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