JP7777940B2 - ポリプロピレン系樹脂発泡粒子及びその製造方法 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子及びその製造方法Info
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Description
上記融着層がシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを含み、
上記高級脂肪酸アミドがエルカ酸アミドを含み、
上記融着層中の上記シリカ粒子の含有量と上記高級脂肪酸アミドの含有量との合計が0.1重量%以上1重量%以下であり、
上記融着層中の上記シリカ粒子と上記高級脂肪酸アミドとの重量比が1:0.3~1:5である、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子にある。
上記容器内で上記ポリプロピレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸させる発泡剤含浸工程と、
上記発泡剤を含む上記ポリプロピレン系樹脂粒子を水性媒体と共に容器から放出して発泡させる発泡工程とを含む、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子の製造方法であって、
上記ポリプロピレン系樹脂粒子が、ポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とする芯層と、上記芯層を被覆する融着層とを有し、
上記ポリプロピレン系樹脂粒子の融着層がシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを含み、
上記高級脂肪酸アミドがエルカ酸アミドを含み、
上記融着層中のシリカ粒子の含有量と高級脂肪酸アミドの含有量との合計が0.1重量%以上1重量%以下であり、
上記融着層中のシリカ粒子と高級脂肪酸アミドとの重量比が1:0.3~1:5である、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子の製造方法にある。
なお、融着層中の、シリカ粒子の含有量や、高級脂肪酸アミドの含有量は、発泡粒子製造時における、融着層へのシリカ粒子の配合量や、高級脂肪酸アミドの配合量と、概ね一致する。
シリカ粒子の個数基準の算術平均粒子径は、レーザー回折散乱法によって測定される体積基準の粒度分布をもとに、粒子の形状を球として仮定して個数基準の粒度分布に換算することにより、個数基準の粒度分布を得、この個数基準の粒度分布に基づく粒子径を算術平均することにより求めることができる。なお、上記粒子径は、粒子と同体積を有する仮想球の直径を意味する。
また、高級脂肪酸アミドがエルカ酸アミドを含む場合、高級脂肪酸アミド中のエルカ酸アミドの割合は、50重量%以上であることが好ましく、60重量%以上であることがより好ましく、80重量%以上であることがさらに好ましく、90重量%以上であることが特に好ましい。
ポリプロピレン系共重合体としては、例えば、プロピレン-エチレン共重合体、プロピレン-ブテン共重合体、プロピレン-エチレン-ブテン共重合体などのプロピレンとエチレン又は炭素数4以上のαオレフィンとの共重合体;プロピレン-アクリル酸共重合体;プロピレン-無水マレイン酸共重合体等が例示できる。なお、これらの共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体のいずれでもよい。また上述する重合体は架橋したものであってもよいが、無架橋のものであることが好ましい。
また、発泡芯層が高級脂肪酸アミドを含み、融着層中の高級脂肪酸アミドの含有量が、発泡芯層中の高級脂肪酸アミドの含有量よりも多いことが好ましい。この場合には、型内成形時における発泡粒子の二次発泡性が維持され、融着性に優れる成形体を得ることができると共に、成形型内への付着物の蓄積を安定して抑制することができる。
発泡芯層が高級脂肪酸アミドを含む場合、発泡芯層中の高級脂肪酸アミドの含有量は0.01重量%以上0.5重量%以下であることが好ましく、0.02重量%以上0.2重量%以下であることがより好ましく、0.03重量%以上0.1重量%以下であることがさらに好ましい。
なお、発泡芯層中の高級脂肪酸アミドの含有量は、発泡粒子製造時における、発泡芯層への高級脂肪酸アミドの配合量と、概ね一致する。
また、発泡粒子の融着層がカーボンブラックを含有することがよい。この場合、融着層中のカーボンブラックの含有量は0.5重量%以上5重量%以下であることが好ましく、1重量%以上4重量%以下であることがより好ましく、2重量%以上3重量%以下であることがさらに好ましい。この場合には、発泡粒子の融着性を確保しつつ、成形型内への付着物の蓄積をより抑制することができる。また、発泡芯層と融着層とがカーボンブラックを含有する場合、成形体の色目をより均一にしやすくなる。
なお、発泡粒子中や融着層中のカーボンブラックの含有量は、発泡粒子製造時における、発泡粒子や融着層へのカーボンブラックの配合量と、概ね一致する。
樹脂固有ピークとは、発泡粒子を構成するポリプロピレン系樹脂固有の結晶の融解による吸熱ピークであり、ポリプロピレン系樹脂が通常有する結晶の融解時の吸熱によるものであると考えられる。一方、樹脂固有ピークの高温側の吸熱ピーク(つまり、高温ピーク)とは、DSC曲線で上記樹脂固有ピークよりも高温側に現れる吸熱ピークである。この高温ピークが現れる場合、樹脂中に高融点の二次結晶成分が存在するものと推定される。なお、上記のように10℃/分の加熱速度で23℃から200℃までの加熱(つまり、第1回目の加熱)を行った後、10℃/分の冷却速度で200℃から23℃まで冷却し、その後再び10℃/分の加熱速度で23℃から200℃までの加熱(つまり、第2回目の加熱)を行ったときに得られるDSC曲線においては、発泡粒子を構成するポリプロピレン系樹脂に固有の結晶の融解による吸熱ピークのみが見られるため、樹脂固有ピークと高温ピークとを見分けることができる。この樹脂固有ピークの頂点の温度は、第1回目の加熱と第2回目の加熱とで多少異なる場合があるが、通常、その差は5℃以内である。
また、発泡粒子の全融解熱量は、25J/g以上150J/g以下であることが好ましく、35J/g以上100J/g以下であることがより好ましく、50J/g以上90J/g以下であることがさらに好ましい。
次いで、DSC曲線上における温度80℃での点αと、発泡粒子の融解終了温度Tでの点βとを結び直線L1を得る。次に、上記の樹脂固有ピークΔH1と高温ピークΔH2との間の谷部に当たるDSC曲線上の点γからグラフの縦軸と平行な直線L2を引き、直線L1と直線L2との交わる点をδとする。なお、点γは、樹脂固有ピークΔH1と高温ピークΔH2との間に存在する極大点ということもできる。
樹脂固有ピークΔH1の面積は、DSC曲線の樹脂固有ピークΔH1部分の曲線と、線分α-δと、線分γ-δとによって囲まれる部分の面積であり、これを樹脂固有ピークの融解熱量とする。
高温ピークΔH2の面積は、DSC曲線の高温ピークΔH2部分の曲線と、線分δ-βと、線分γ-δとによって囲まれる部分の面積であり、これを高温ピークの融解熱量(つまり、高温ピーク熱量)とする。
全融解ピークの面積は、DSC曲線の樹脂固有ピークΔH1部分の曲線と高温ピークΔH2部分の曲線と、線分α-β(つまり、直線L1)とによって囲まれる部分の面積であり、これを全融解ピークの融解熱量(全融解熱量)とする。
多層樹脂粒子に対し発泡剤を含浸させる際、密閉容器内を加熱及び/又は加圧することにより、多層樹脂粒子への発泡剤の含浸を促進することができる。
発泡剤としては、物理発泡剤が好ましい。物理発泡剤としては、無機物理発泡剤及び/又は有機物理発泡剤を使用できる。無機物理発泡剤としては、二酸化炭素、空気、窒素、ヘリウム、アルゴン、水等が挙げられる。有機物理発泡剤としては、プロパン、ブタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素;メチルクロライド、エチルクロライド、メチレンクロライド、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン、トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン、トランス-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン等のハロゲン化炭化水素が挙げられる。
また、かさ密度のより低い発泡粒子を製造する場合には、以下に示す二段発泡工程のように、発泡粒子を多段的に発泡させる工程を実施することができる。二段発泡工程は、まず、上述のとおり得られた発泡粒子を加圧可能な密閉容器に貯留し、空気などの気体を密閉容器内に圧入することにより加圧処理をして発泡粒子の気泡内の圧力(つまり、内圧)を高める操作を行う。その後、内圧を高めた発泡粒子を密閉容器から取り出し、これをスチームや熱風を用いて加熱することにより、発泡粒子を発泡させることで二段発泡工程が実施される。二段発泡工程を実施することにより、かさ密度がより低い発泡粒子(二段発泡粒子)を得ることができる。また、一度の発泡工程でかさ密度の低い発泡粒子を得る方法に比べ、二段発泡工程を実施してかさ密度の低い発泡粒子を得る方法では、最終的に得られる発泡粒子の気泡径を大きくしやすい。二段発泡工程を実施して得た発泡粒子を用いて製造された発泡粒子成形体は、色調のむらの発生をより抑制することができる。そのため、着色剤を含む発泡粒子を製造する場合には、二段発泡工程を行うことが好ましい。
発泡粒子を用いて製造された成形体は、融着性に優れる。そのため、発泡粒子成形体に本来求められる機械的性質が発揮され、発泡粒子成形体は、梱包材、自動車部材、建築材料などの種々の用途に好適に使用される。
まず、押出機に、芯層形成用のポリプロピレン系樹脂と、必要に応じて供給される添加剤とを供給して溶融混練し、芯層形成用樹脂組成物の溶融物を作製する。次いで、溶融物を例えばストランド状に押出し、非発泡状態の芯層(具体的には、非発泡状態のストランド状物)を形成させる。そして、非発泡状態の芯層を、例えば押出機から押し出しながら、ペレタイザー等による各種カット方法によりペレタイズすることにより、粒子状の芯層(具体的には、芯層形成用樹脂組成物から構成される樹脂粒子)を得る。そして、公知の発泡方法により粒子状の芯層を発泡させて、発泡粒子本体(具体的には、発泡状態の芯層)を形成する。次いで、例えば、混合機能及び加熱機能を有する混合装置に、発泡状態の芯層を供給して加熱し、芯層の表層部を加熱する。次いで、融着層形成用のポリオレフィン系樹脂と、シリカ粒子と、高級脂肪酸アミドと、必要に応じて添加される添加剤とを含む融着層形成用樹脂組成物を上記混合装置に供給する。そして、加熱された発泡状態の芯層と融着層形成用樹脂組成物とを混合し、芯層の表面に融着層形成用樹脂組成物を被覆させる。このようにして、本発明の発泡粒子が得られる。
(多層樹脂粒子の製造)
内径50mmの芯層形成用押出機、この芯層形成用押出機の下流側に付設された多層ストランド形成用ダイ、及び内径30mmの被覆層形成用押出機を備える製造装置を準備した。なお、製造装置は、被覆層形成用押出機の下流側と、多層ストランド形成用ダイとが接続されており、ダイ内で各層を形成するための溶融物の積層が可能であると共に、共押出が可能な構成とした。芯層を構成する基材樹脂として、プロピレン-エチレンランダム共重合体を用いた。プロピレン-エチレンランダム共重合体として、JIS K7121:1987年に基づいて測定された融点(つまり、融解ピーク温度)が142℃、JIS K7210-1:2014年に基づいて、230℃、荷重2.16kgの条件で測定されたメルトマスフローレイトが7g/10分であるポリプロピレン系樹脂を用いた。
多層樹脂粒子1kgを、水性媒体である水3Lと共に、内容量5Lの密閉容器内に供給した。また、多層樹脂粒子100重量部に対して、無機分散剤としてカオリン0.3重量部、界面活性剤(商品名:ネオゲン、第一工業製薬株式会社製、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)0.2重量部(ただし、有効成分としての量)をそれぞれ密閉容器内に添加した。
まず、測定に供する発泡粒子を気温23℃、相対湿度50%、1atmの環境中で24時間以上放置した。その後、重量W(単位:g)の発泡粒子群をメスシリンダー内に充填し、メスシリンダー底面で床面を数度、軽く叩くことにより、メスシリンダー内の発泡粒子群の充填高さを安定させた。メスシリンダーの目盛りが指す発泡粒子群のかさ体積V(単位:L)を読み取り、発泡粒子群の重量Wを発泡粒子群のかさ体積Vで除す(つまり、W/V)。これにより求められる値を単位換算することにより、発泡粒子のかさ密度(単位:kg/m3)を得た。
状態調節を行った後の発泡粒子群から約2mgの発泡粒子を採取した。この発泡粒子を試験片として用い、試験片を示差熱走査熱量計(具体的には、ティー・エイ・インスツルメント社製DSC.Q1000)によって23℃から200℃まで加熱速度10℃/分で昇温させたときのDSC曲線を得た。DSC曲線の全ての融解ピークの面積を求め、これを全融解熱量とした。また、DSC曲線における高温ピークの面積を求め、これを高温ピーク熱量とした。上記測定を5個の発泡粒子について行い、算術平均した値を全融解熱量、高温ピーク熱量の測定結果として採用した。
加圧可能な密閉容器に発泡粒子(具体的には、二段発泡粒子)を充填し、密閉容器内の圧力を常圧から上昇させて発泡粒子を加圧した。発泡粒子を加圧した状態を所定時間維持して発泡粒子の気泡内の圧力を高めた。その後、密閉容器から発泡粒子を取り出し、発泡粒子の気泡の内圧が0.1MPa(G)である発泡粒子を得た。この発泡粒子を、縦200mm×横150mm×高さ50mm、底壁及び側壁の厚みが10mmの箱状の成形体を成形可能な成形キャビティを有する成形型(具体的には金型)に充填して以下の加熱方法で加熱を行った。加熱方法は、金型の両面に設けられたドレン弁を開放した状態で金型にスチームを供給して予備加熱(排気工程)を行った。その後、金型の一方側からスチームを供給して加熱し、さらに金型の他方側からスチームを供給して加熱を行った。続いて、0.26MPa(G)の成形加熱スチーム圧力で、金型の両側からスチームを供給して加熱した。加熱終了後、放圧し、成形体の発泡力による表面圧力が0.04MPa(G)になるまで水冷したのち、金型を開放し成形体を取り出した。この成形体を80℃のオーブンにて12時間養生した後、室温まで徐冷して上部開口の箱状の成形体を得た。この成形体は、外寸が縦200mm×横150mm×高さ50mmであり、底壁及び側壁の厚みが10mmの上部開口の箱体であり、縦200mm×横150mmの面を下面としたときに、上面側が開口する形状である。
発泡粒子を用いて型内成形を繰り返し行った際の、金型への樹脂付着物の有無により、生産性の評価を行った。具体的には、同一金型、同一成形条件で、30サイクル分の型内成形を連続的に行った。成形終了後の金型に樹脂が付着しているか否かを目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:付着物が認められなかった場合。
×:少なくとも部分的に付着物が認められた場合。
成形体の重量を、成形体寸法に基づいて算出される体積で除することにより、密度を算出した。
成形体の融着性を、成形体を破断した際の破断面に露出した発泡粒子のうち、材料破壊した発泡粒子の数の割合に基づいて求めた。具体的には、まず、成形体から試験片(縦100mm×横100mm×厚み:成形体の厚み)を切り出し、カッターナイフで各試験片の厚み方向に約5mmの切り込みを入れた後、切り込み部から試験片を破断させた。次に、成形体の破断面に存在する発泡粒子の個数(n)と、材料破壊した発泡粒子の個数(b)を測定し、(b)と(n)の比(b/n)を百分率で表して融着率(%)とし、以下のとおり評価した。
〇:融着率が80%以上の場合。
△:融着率が80%未満40%以上の場合。
×:融着率が40%未満の場合。
実施例2~4は、シリカ粒子、高級脂肪酸アミドの含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、樹脂粒子における融着層中のシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドの含有量が表1に示す含有量となるように変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。実施例2~4の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表1に示す。
本例は、発泡粒子中の融着層の重量割合を実施例1とは変更した例である。具体的には、多層ストランドを押出す際に融着層の割合を少なくすることにより、芯層と融着層との比率を表1に示す通り変更した点を除いては実施例1と同様にして、発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表1に示す。
本例は、発泡粒子のかさ密度を実施例1とは変更した例である。具体的には、実施例1における二段発泡時の条件を変更し、かさ密度18kg/m3の発泡粒子を得た。この発泡粒子を用いて、実施例1と同様にして成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表1に示す。
本例は、融着層にシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを配合していない例である。具体的には、融着層形成材料に、シリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを配合しなかった点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
本例は、高級脂肪酸アミドを融着層に配合せず、シリカ粒子の含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、融着層形成材料に高級脂肪酸アミドを配合せず、樹脂粒子における融着層中のシリカ粒子の含有量が表2に示す含有量となるように変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
本例は、融着層にシリカ粒子を配合せず、高級脂肪酸アミドの含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、融着層形成材料にシリカ粒子を配合せず、樹脂粒子における融着層中の高級脂肪酸アミドの含有量が表2に示す含有量となるように変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
本例は、シリカ粒子の含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、樹脂粒子における融着層中のシリカ粒子の含有量が表2に示す含有量となるよう変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
本例は、高級脂肪酸アミドの含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、樹脂粒子における融着層中の高級脂肪酸アミドの含有量が表2に示す含有量となるように変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
本例は、シリカ粒子、高級脂肪酸アミドの含有量を実施例1とは変更した例である。具体的には、樹脂粒子における融着層中のシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドの含有量を表2に示す含有量となるように変更して融着層形成用樹脂組成物の溶融物を作製した点を除いては、実施例1と同様にして発泡粒子、成形体を製造した。本例の発泡粒子、成形体について、実施例1と同様の評価、測定を行った。結果を表2に示す。
2 芯層
3 融着層
Claims (8)
- ポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とする発泡状態の芯層と、上記芯層を被覆する融着層とを有するポリプロピレン系樹脂発泡粒子であって、
上記融着層がシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを含み、
上記高級脂肪酸アミドがエルカ酸アミドを含み、
上記融着層中の上記シリカ粒子の含有量と上記高級脂肪酸アミドの含有量との合計が0.1重量%以上1重量%以下であり、
上記融着層中の上記シリカ粒子と上記高級脂肪酸アミドとの重量比が1:0.3~1:5である、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子。 - 上記融着層中の上記シリカ粒子の含有量が0.01重量%以上0.5重量%未満である、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
- 上記融着層中の上記高級脂肪酸アミドの含有量が0.05重量%以上1重量%以下である、請求項1又は2に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
- 上記芯層が高級脂肪酸アミドを含み、
上記融着層中の高級脂肪酸アミドの含有量が、上記芯層中の高級脂肪酸アミドの含有量よりも多い、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。 - 上記融着層を構成する基材樹脂が、プロピレン-エチレン共重合体、プロピレン-ブテン共重合体及びプロピレン-エチレン-ブテン共重合体から選択される少なくとも1種である、請求項1~4のいずれか一項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
- 上記ポリプロピレン系樹脂発泡粒子中の上記融着層の割合が0.5重量%以上10重量%以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
- 上記ポリプロピレン系樹脂発泡粒子のかさ密度が10kg/m3以上500kg/m3以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
- 容器内の水性媒体中にポリプロピレン系樹脂粒子を分散させる分散工程と、
上記容器内で上記ポリプロピレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸させる発泡剤含浸工程と、
上記発泡剤を含む上記ポリプロピレン系樹脂粒子を水性媒体と共に容器から放出して発泡させる発泡工程とを含む、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子の製造方法であって、
上記ポリプロピレン系樹脂粒子が、ポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とする芯層と、上記芯層を被覆する融着層とを有し、
上記ポリプロピレン系樹脂粒子の融着層がシリカ粒子及び高級脂肪酸アミドを含み、
上記高級脂肪酸アミドがエルカ酸アミドを含み、
上記融着層中のシリカ粒子の含有量と高級脂肪酸アミドの含有量との合計が0.1重量%以上1重量%以下であり、
上記融着層中のシリカ粒子と高級脂肪酸アミドとの重量比が1:0.3~1:5である、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子の製造方法。
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