JP2010270209A - 改質樹脂発泡粒子及びその成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空隙率15〜60%、嵩密度12〜500g/L、及び発泡粒子相互の融着率60%以上の改質樹脂発泡粒子成形体1を得るために用いられ、オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂とからなる改質樹脂を基材樹脂とする改質樹脂発泡粒子2及びその成形体1である。改質樹脂発泡粒子2は、見掛け密度が10〜500g/L、平均粒子径が0.5〜15mm、及び平均気泡径が50〜500μmである。さらに、最大二次発泡率ρRMAXが1.1〜2.5であり、二次発泡倍率ρR(ρR=ρ3/ρ4)が1.0〜2.0である。
【選択図】図1
Description
上記発泡粒子成形体を得るための上記発泡粒子は、樹脂粒子にプロパン、ブタン、及びペンタン等の発泡剤を含浸させて発泡性樹脂粒子を作製した後、該発泡性樹脂粒子を低圧下で発泡させることにより作製されていた(特許文献1〜6参照)。そして、上記発泡粒子を成形型内で発泡させつつ相互に融着させることにより、上記発泡粒子成形体を作製していた。
即ち、まず、ポリエチレン等からなるオレフィン系樹脂粒子中に、スチレン等のビニル芳香族モノマーを含浸させる。そして、上記オレフィン系樹脂粒子中でビニル芳香族モノマーの重合を行うことにより、スチレン改質オレフィン系樹脂粒子を作製する。
次いで、スチレン改質オレフィン系樹脂粒子に、プロパン、ブタン及びペンタン等の炭化水素系発泡剤を含浸させる。これにより、スチレン改質オレフィン系樹脂を基材樹脂とする上記発泡性樹脂粒子を作製することができる。
即ち、発泡粒子成形体には、発泡粒子間に空隙が多く形成され、連通した空隙を有する発泡粒子成形体がある。そして、上記スチレン改質オレフィン系樹脂を基材樹脂とし、プロパン、ブタン、ペンタン等の有機系物理発泡剤を含有する発泡性樹脂粒子を用いて連通した空隙を有する発泡粒子成形体を製造する場合には、空隙率の制御が困難であるという問題があった。そのため、空隙率の高い発泡粒子成形体を得るためには、特殊な型内成形設備や制御が必要であり、通常の型内成形法では、空隙率が高く、発泡粒子相互の融着性に優れた、連通した空隙を有する発泡粒子成形体を作製することは困難であった。
一方、特殊な接着剤にて被覆された発泡粒子を成形型にて充填して成型することにより、連通した空隙を有する発泡粒子成形体を得る方法がある。かかる方法によれば、発泡粒子相互の接着力に優れ、且つ空隙率の高い発泡粒子成形体を得ることも可能であるが、該発泡粒子成形体を得るためには、やはり特別な設備や工程が必要になり、発泡粒子成形体の製造コストが増大するという問題を有していた。
したがって、スチレン改質オレフィン系樹脂を基材樹脂とし、上記のような空隙を有する発泡粒子成形体は、現状では未だ広く普及するに至っていない。
見掛け密度が10〜500g/L、平均粒子径が0.5〜15mm、及び平均気泡径が50〜500μmであり、
上記改質樹脂発泡粒子を耐圧容器内で水蒸気にて上記耐圧容器内の圧力が0.01〜0.20MPa(G)の範囲に達するまで加熱したときにおいて、加熱前の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ1、加熱後の上記改質樹脂発泡粒子の最小見掛け密度をρ2とすると、最大二次発泡率ρRMAX(ρRMAX=ρ1/ρ2)が1.1〜2.5であり、
上記改質樹脂発泡粒子を加熱水蒸気圧0.01〜0.20MPa(G)の範囲で型内成形して融着率60%の改質樹脂発泡粒子成形体を得る際に必要な型内成形時の加熱水蒸気圧力を最低融着圧力とし、上記改質樹脂発泡粒子を耐圧容器内で水蒸気にて上記耐圧容器内の圧力が上記最低融着圧力に達するまで加熱したときにおいて、加熱前の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ3、加熱後の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ4とすると、二次発泡倍率ρR(ρR=ρ3/ρ4)が1.0〜2.0であることを特徴とする改質樹脂発泡粒子にある(請求項1)。
そのため、上記改質樹脂発泡粒子を用いれば、特殊な設備及び制御を必要とすることなく、或いは軽微な設備改良により、空隙率が高く発泡粒子相互の融着性に優れた上記改質樹脂発泡粒子成形体を簡単な制御にて製造することができる。また、上記改質樹脂発泡粒子を用いれば、特殊な接着剤にて発泡粒子を被覆しなくとも、空隙率が高く発泡粒子相互の融着性に優れた、連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体を製造することができる。
上記空隙率、上記嵩密度、及び上記融着率を有する上記改質樹脂発泡粒子成形体は、断熱性、緩衝性、吸音性、及び軽量性に優れると共に、強度にも優れている。そのため、包装材料、建築材料、及び車輌用衝撃吸収材料等に好適に用いることができる。特に、例えばティビアパッド、フロアスペーサー等の自動車内装部材等に好適に用いることができる。
即ち、まず、オレフィン系樹脂からなる核粒子を、例えば懸濁剤、界面活性剤、水溶性重合禁止剤等を含有する水性媒体中に懸濁させて懸濁液を得る。次いで、該懸濁液中で核粒子にスチレン系単量体を含浸させ、該スチレン系単量体を重合させる。これにより、オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂とからなる改質樹脂を基材樹脂とする改質樹脂粒子を得る。したがって、本発明における改質樹脂は、単なるオレフィン系樹脂とスチレン系樹脂との混合物ではない。次いで、該改質樹脂粒子に発泡剤を含浸させて発泡性改質樹脂粒子を作製し、該発泡性改質樹脂粒子を発泡させることにより上記改質樹脂を基材樹脂とする上記改質樹脂発泡粒子を得ることができる。そして、型内成形により、上記改質樹脂発泡粒子を成形型内で相互に融着させることにより上記改質樹脂発泡粒子成形体を得ることができる。
好ましくは、直鎖状低密度ポリエチレン及び/又はエチレン−酢酸ビニル共重合体がよい。この場合には、強度をより向上させることができる。
ビカット軟化温度が上記範囲から外れる場合には、上記核粒子の製造時にその造粒が困難になるおそれがある。
酢酸ビニルの含有量を上記範囲内にすることにより、上記改質樹脂の引張破壊応力を向上させることができ、得られる上記改質樹脂発泡粒子成形体の剛性を向上させることができる。
上記直鎖状低密度ポリエチレンの含有量が少なすぎる場合又は上記エチレン−酢酸ビニル共重合体の含有量が多すぎる場合には、上記改質樹脂発泡粒子成形体のエネルギー吸収性能が低下するおそれがある。一方、上記直鎖状低密度ポリエチレンの含有量が多すぎる場合又は上記エチレン−酢酸ビニル共重合体の含有量が少なすぎる場合には、上記改質樹脂発泡粒子成形体の柔軟性が欠如し易くなるおそれがある。
上記気泡調整剤としては、例えば、高級脂肪酸ビスアミド及び高級脂肪酸金属塩等の有機物、又は無機物等を用いることができる。
有機物の上記気泡調整剤を用いる場合には、その配合量を、上記核粒子用の樹脂総量100質量部に対して0.01〜2質量部の範囲にすることが好ましい。0.01質量部未満の場合には、気泡サイズを小さくする充分な効果が得られなくなるおそれがある。一方2質量部を超える場合には、気泡サイズが極端に小さくなり、上記改質樹脂発泡粒子成形体の成形時に樹脂が溶融し、外観が悪くなるおそれがある。
上記核粒子の粒子径は、好ましくは0.1〜3.0mmがよく、より好ましくは0.3〜1.5mmがよい。粒子径が0.1mm未満の場合には、スチレン系樹脂を含浸させたときに、スチレン系樹脂に発生するボイドを均一にすることが困難になるおそれがある。一方、3.0mmを超える場合には、型内成形時に金型への充填性が低下するおそれがある。なお、押出機を用いる場合には、粒子径の調整は、例えば粒子径の範囲内の口径を有する孔から樹脂を押出し、カッタースピードを変えて特定の粒子径の範囲内の長さに切断することにより行うことができる。
即ち、核粒子を顕微鏡写真により観察し、200個以上の核粒子について各々の核粒子の最大径を測定し、測定された最大径の算術平均値を核粒子の粒子径とする。
具体的には、核粒子もしくは上記改質樹脂発泡粒子1〜3mgを試験片としてJIS K7121(1987年)に記載されている熱流束示差走査熱量測定法に基づいて、10℃/分の昇温速度で200℃まで昇温した後に、10℃/分の冷却速度で30℃まで降温し、再度10℃/分の昇温速度で30℃から200℃まで昇温した際に得られるDSC曲線(以下、2回目のDSC曲線ということがある。)により定まる樹脂融点を適用することができる。なお、上記2回目のDSC曲線に複数の吸熱ピークが表れる場合は、最も面積の大きな吸熱ピークの頂点温度を融点とする。
上記懸濁剤としては、例えばリン酸三カルシウム、ハイドロキシアパタイト、ピロリン酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化第2鉄、水酸化チタン、水酸化マグネシウム、リン酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、及びベントナイト等の微粒子状の無機懸濁剤を用いることができる。また、例えばポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース等の有機懸濁剤を用いることもできる。好ましくは、リン酸三カルシウム、ハイドロキシアパタイト、及びピロリン酸マグネシウムがよい。これらの懸濁剤は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記界面活性剤としては、例えばアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両性界面活性剤等を用いることができる。
上記ノニオン系界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等を用いることができる。
上記カチオン系界面活性剤としては、ココナットアミンアセテート、ステアリルアミンセテート等のアルキルアミン塩を用いることができる。また、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウム等を用いることもできる。
上記両性界面活性剤としては、ラウリルベタイン、及びステアリルベタイン等のアルキルベタインを用いることができる。また、ラウリルジメチルアミンオキサイド等のアルキルアミンオキサイドを用いることもできる。
上述の界面活性剤は、単独で、又は複数組み合わせて用いることができる。
上記水溶性重合禁止剤としては、例えば亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、亜硝酸アンモニウム、L-アスコルビン酸、クエン酸等を用いることができる。
また、上記スチレン系単量体と共に、該スチレン系重合体と共重合可能なモノマー成分を核粒子に含浸させることにより、スチレン誘導体を核粒子に導入することもできる。
これらのスチレンモノマーと共重合可能なモノマー成分は、単独でまたは二種以上を組み合わせて、スチレン系単量体と共重合させることができる。
アクリル酸ブチルの含有量を上記範囲内にすることにより、得られる上記発泡性改質樹脂粒子の発泡性を向上させることができる。良好な発泡性を有する上記発泡性改質樹脂粒子を得るためには、より好ましくはアクリル酸ブチルの含有量は、1〜8質量部がよく、さらに好ましくは、2〜5質量部がよい。
なお、スチレン系単量体の重合過程においては、上記核粒子中に含まれるオレフィンの架橋が生じる場合があることから、本明細書において、「重合」は「架橋」を含む場合がある。
可塑剤としては、例えばグリセリントリステアレート、グリセリントリオクトエート、グリセリントリラウレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノステアレート、ブチルステアレート等の脂肪酸エステルを用いることができる。また、グリセリンジアセトモノラウレート等のアセチル化モノグリセライド、硬化牛脂及び硬化ひまし油等の油脂類、シクロヘキサン及び流動パラフィン等の有機化合物等を用いることもできる。
油溶性重合禁止剤としては、例えばパラ−t−ブチルカテコール、ハイドロキノン、ベンゾキノン等を用いることができる。
上記重合開始剤を溶解する溶剤としては、例えばエチルベンゼン及びトルエン等の芳香族炭化水素、ヘプタン及びオクタン等の脂肪族炭化水素等が用いられる。
溶剤を用いる場合には、スチレン系単量体100質量部に対して0.01〜3質量部で使用することが好ましい。
なお、上記重合開始剤及び上記架橋剤としては、同じ化合物を採用することもできる。
上記気泡調整剤としては、例えば脂肪族モノアミド、脂肪酸ビスアミド、タルク、シリカ、ポリエチレンワックス、メチレンビスステアリン酸、メタクリル酸メチル系共重合体、及びシリコーンなどを用いることができる。
脂肪族モノアミドとしては、例えばオレイン酸アミド、及びステアリン酸アミド等を用いることができる。
脂肪酸ビスアミドとしては、例えばエチレンビスステアリン酸アミド等を用いることができる。
上記気泡調整剤は、スチレン系単量体100質量部に対して0.01〜2質量部用いることが好ましい。
重合温度は、使用する重合開始剤の種類によって異なるが、60〜105℃が好ましい。また、架橋温度は使用する架橋剤の種類によって異なるが、100〜150℃が好ましい。
例えば、上記表面被覆剤としては、ジンクステアレート、ステアリン酸トリグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド、ひまし硬化油、及び帯電防止剤等がある。上記表面被覆剤の添加量は、上記改質樹脂粒子100質量部に対して0.01〜2質量部であることが好ましい。
その製造方法としては発泡性樹脂粒子に加熱媒体を吹き込んで行われ、加熱媒体の種類としては飽和水蒸気、飽和水蒸気の過熱蒸気、熱水、空気などを単独又は混合して使用することができる。上記設備は発泡性樹脂粒子に用いた発泡剤の種類に拘わらずに使用でき、例えば炭酸ガス等の無機ガスを主な発泡剤とした場合であっても、発泡剤の保持に留意することにより、発泡性樹脂粒子とした後に発泡粒子を得る方法として使用することができる。ただし、上記無機ガスを主な発泡剤とした場合であって発泡粒子の品質の安定性を優先する場合には以下の手法による発泡方法を選択することが好ましい。
また、発泡粒子を得るために密閉容器内の内容物を密閉容器から低圧域に放出する際には、使用した発泡剤あるいは窒素、空気等の無機ガスで密閉容器内に背圧をかけて該容器内の圧力が急激に低下しないようにして、内容物を放出すること好ましい。この場合には、得られる改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をより均一にすることができる。
この場合には、見掛け密度が10〜500g/L、平均粒子径が0.5〜15mm、及び平均気泡径が50〜500μmであり、最大二次発泡率ρRMAX(ρRMAX=ρ1/ρ2)が1.1〜2.5であり、最低融着圧力の水蒸気にて加熱したときの二次発泡倍率ρRが1.0〜2.0である上記改質樹脂発泡粒子を容易に製造することができる。
上記揮発性可塑剤としては、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、ジエチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、メタン、エタン、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ネオペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、イソへキサン、ネオへキサンなどの炭化水素、ステアリルアルコールのような炭素数10以上の高級アルコールなどを使用できる。なお、ブタン、ペンタンなどの有機揮発性発泡剤は揮発性可塑剤としても作用するため、本発明においては、これらの有機揮発性発泡剤も揮発性可塑剤として取り扱う。
上記揮発性可塑剤は発泡粒子の型内成形の際の融着性を向上させることが目的であるため、本来であれば発泡粒子の内部に入れずに表面にのみ局在化させることが好ましい。
即ち、上記オレフィン系樹脂100質量部に対するスチレン系樹脂の含有量が20〜120質量部の改質樹脂粒子については、揮発性可塑剤の添加の必要性はほとんどない。スチレン系樹脂の含有量が120〜1000質量部の改質樹脂についてはは必要となる場合がある。特にスチレン系樹脂の含有量が400〜1000質量部の場合は添加したほうが好ましい。スチレン系樹脂の含有量が400質量部〜1000質量部で揮発性可塑剤を添加しない場合は、上記改質樹脂粒子の表面に存在するオレフィン系樹脂層の厚みが著しく薄くなる。その結果、成形時の融着に必要な圧力が高くなってしまうおそれがある。したがって、適正な圧力範囲で成型を達するために上記揮発性可塑剤を添加することが好ましい。
0.5質量%を超える場合には、上記型内成形時に金型内で上記改質樹脂発泡粒子の二次発泡を促進させ、空隙率の制御が困難になるおそれがある。そして、これを解消するためには型内成形時に加熱媒体に飽和蒸気と無機ガスの混合媒体を用いる等の別途対処措置が必要となってしまうおそれがある。
ガスクロマトグラフ分析の条件は例えば以下の通りである。
使用機器:(株)島津製作所製のガスクロマトグラフGC−8A
カラム材質:内径3mm、長さ4000mmのガラスカラム
カラム充填剤:〔液相名〕DOP−B、〔液相含浸率〕30重量%、〔担体名〕ガスクロマトグラフ用珪藻土ChromosorbP、〔担体粒度〕60/80メッシュ、担体処理方法〕AW(酸処理)
注入口温度:100℃
カラム温度:50℃
検出部温度:100℃
キャリヤーガス:N2、流量50m/min.
検出器:FID(水素炎イオン化検出器)
定量:内部標準法
また、分散剤の質量と分散助剤の質量との比率(分散剤の質量/分散助剤の質量)は0.1〜500とすることが好ましく、1〜50とすることがより好ましい。
上記改質樹脂粒子のスチレン系樹脂成分中には、直径0.1〜30μm程度のボイドが25〜2500個/mm2という割合で存在することが好ましい。より好ましくは、直径0.2〜20μmのボイドが250〜1000個/mm2という割合で存在することがよい。上記ボイドの直径及び含有割合は、上記改質樹脂粒子の中心付近を通る断面における測定結果として規定することができる。即ち、上記改質樹脂粒子を、その中心付近を通る断面で切断し、その断面において、直径が上記特定範囲にあるボイドの数を計測する。なお、断面が真円形状でないボイドの直径は、そのボイド断面と同面積を有する円の直径として算出することができる。
したがって、上述の改質樹脂粒子を、炭酸ガス等の無機系物理発泡剤を用いて発泡させ、さらに必要に応じて上述の二段発泡により更に低密度化すれば、本発明の上記改質樹脂発泡粒子をさらに容易に得ることができる。
上記発泡助剤は、上記核粒子100質量部に対して、好ましくは25質量部以下、より好ましくは15質量部以下、更に好ましくは8質量部以下、さらにより好ましくは5質量部以下で添加することできる。
上記見掛け密度は、例えば樹脂の配合比、発泡条件(温度、圧力)、発泡剤の量等を調整することにより制御することができる。
上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度は、後述の加熱前の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度(ρ1)の測定と同様にして測定することができる。
上記改質樹脂発泡粒子の平均粒径は、例えば次のようにして測定することができる。
温度23℃の水の入ったメスシリンダーを用意し、該メスシリンダーに相対湿度50%、23℃、1atmの条件にて2日放置した約500mlの改質樹脂発泡粒子(改質樹脂発泡粒子群の質量W1)を金網などの道具を使用して沈める。そして、金網などの道具の体積を考慮し、水位上昇分より読みとられる改質樹脂発泡粒子群の容積V1(L)を測定し、メスシリンダーに入れた改質樹脂発泡粒子群の発泡粒子の個数(N)にて割り算(V1/N)することにより、発泡粒子の平均体積を算出する。そして、得られた平均体積と同じ体積を有する仮想真球の直径をもって改質樹脂発泡粒子の平均粒径とする。
また、上記発泡粒子の表層部の平均気泡径は、上述の平均気泡径の調整方法の他、例えば上記改質樹脂粒子を得る際に、水性媒体に、樹脂粒子100質量部に対して0.001〜0.1質量部の割合で下記のアミン系化合物を添加することにより制御することができる。
NR1R2R3
(但し、一般式において、Nは窒素原子、R1、R2、R3は炭素数1〜22のアルキル基又はシクロアルキル基である。)
改質樹脂発泡粒子の中心部を通るように発泡粒子を2分割し、走査型電子顕微鏡にて切断面の拡大写真を撮影する。次に、写真上に発泡粒子の表面から中心付近を通り反対側の表面まで達する直線を引き、直線と交わっている気泡数を数える。そして、直線の長さ(実際の長さ)を気泡数で除して、気泡1個当たりの気泡径を求め、これを個々の改質樹脂発泡粒子の気泡径(μm)とする。この操作を改質樹脂発泡粒子10個について同様に行ない、得られる測定値の平均値を本発明における改質樹脂発泡粒子の平均気泡径(μm)とする。
改質樹脂発泡粒子の中心部を通るように発泡粒子を2分割し、走査型電子顕微鏡にて切断面を写真撮影する。次に、写真上に発泡粒子の表面から断面の中心まで任意に4本の直線を引く。4本の直線の夫々と交わっている気泡のうち、発泡粒子表面から中心方向へ50μmまでの範囲に位置する気泡の数をカウントする(ただし、表面から50μmまでの範囲に気泡の一部が含まれればその気泡もカウントする。また、気泡の大きさによってはカウントされる気泡数が1個の場合もあり得る。)。そして、粒子の表面から、カウントされた気泡のうち最も粒子の中心側に位置する気泡の粒子の表面とは反対側の気泡膜までの直線の長さ(実際の長さ)をその気泡数で除して、発泡粒子表層部の気泡1個当たりの気泡径(μm)を求める。同様にして他の直線についても気泡径を求め、これらの気泡径の平均を個々の発泡粒子の表層部の平均気泡径(μm)とする。この操作を発泡粒子10個について同様に行い、得られる測定値の平均値を本発明における改質樹脂発泡粒子の表層部の平均気泡径(μm)とする。
上記最大二次発泡率ρRMAXは、次のようにして測定することができる。
即ち、まず、容積約30Lの調圧弁のついた耐圧容器内に50mlの改質樹脂発泡粒子を投入した後、元圧0.40MPa(G)の飽和蒸気を、耐圧容器内の圧力が設定圧力に到達するまで該耐圧容器内に吹き込み改質樹脂発泡粒子を加熱する。直ちに容器の圧力を開放し大気圧とし(耐圧容器に水蒸気を導入し始めてから開放するまでの時間は3秒以上20秒以内に制御されなければならない)、次いで耐圧容器表面温度を40℃まで水冷して改質樹脂発泡粒子を取り出す。次いで、該改質樹脂発泡粒子を温度40℃のオーブンで2時間乾燥させた後、改質樹脂発泡粒子を加圧タンクに入れ、タンク内圧力0.20MPa(G)、温度23℃の条件下で12時間、改質樹脂発泡粒子を加圧し、その後加圧タンクから改質樹脂発泡粒子を取り出す。次いで、改質樹脂発泡粒子を40℃のオーブン内に再度投入し、余剰の粒子内圧力を取り去って大気圧に戻した後にオーブンより取り出す。このようにして最終的に得られた改質樹脂発泡粒子を加熱後の改質樹脂発泡粒子とする。最大二次発泡率ρRMAXの測定においては、飽和蒸気圧の水蒸気の加熱のみによる改質樹脂発泡粒子の見掛け密度の変化において、改質樹脂発泡粒子の見掛け密度の最小値を求めることが目的となる。したがって、その測定においては、耐圧容器内の設定圧力を0.01MPa(G)から0.01MPa(G)ずつ段階ごとに引き上げ最大で0.20MPa(G)の圧力まで合計で20バッチの測定を実施する。そして、横軸に耐圧容器内の設定圧力をプロットし、加熱後の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をプロットし、両者の関係から得られる線図から最小となった見掛け密度を加熱後の最小見掛け密度ρ2として求めることができる。この測定試験範囲内で最小値が求まらない場合にはその範囲内での最小値で代用することができる。
上記のとおり求められた加熱後の改質樹脂発泡粒子の最小見掛け密度と耐圧容器内に投入された改質発泡粒子の見掛け密度(加熱前の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度)を後述する改質樹脂発泡粒子の見掛け密度の測定方法により求め、次式に基づき最大二次発泡率(ρRMAX)が算出される。
(最大二次発泡率:ρRMAX)=(加熱前の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度:ρ1)/(加熱後の改質樹脂発泡粒子の最小見掛け密度:ρ2)
最大二次発泡率(ρRMAX)が上記範囲内にある改質樹脂発泡粒子は、型内成形時における二次発泡力が小さく、かかる発泡粒子を用いれば高空隙率の発泡粒子成形体を得ることができる。
以下、改質樹脂発泡粒子の見掛け密度の測定方法を説明する。
温度23℃の水の入ったメスシリンダーを用意し、該メスシリンダーに相対湿度50%、23℃、1atmの条件にて2日放置した約500mlの改質樹脂発泡粒子(改質樹脂発泡粒子群の質量W1)を金網などの道具を使用して沈める。そして、金網等の道具の体積を考慮して、水位上昇分より読みとられる改質樹脂発泡粒子群の容積V1(L)を測定し、メスシリンダーに入れた改質樹脂発泡粒子群の質量W1(g)を容積V1で割り算(W1/V1)することにより、加熱前の見掛け密度ρ1を求めることができる。
また、上記最大二次発泡率の値を制御する方法としては、例えば、上記改質樹脂発泡粒子の平均気泡径を調整する方法がある。上記平均気泡径を好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下にすることにより、上記最大二次発泡率を本発明の上記特定の範囲に制御することが可能になる。気泡径が大きすぎる場合には、表面張力の関係から二次発泡を起こし易くなるおそれがある。
上記二次発泡倍率ρRは、上記改質樹脂発泡粒子を上記最低融着圧力で加熱したときにおける加熱前後の見掛け密度の比(加熱前の見掛け密度ρ3/加熱後の見掛け密度ρ4)である。
まず、密閉し開放し得る縦250mm×横200mm×厚み50mmの成形空間を有する平板金型(耐圧容器)内に、その容積の105%の嵩容積の上記改質樹脂発泡粒子をクラッキング充填する。次いで、元圧0.40MPa(G)の飽和蒸気圧の水蒸気を耐圧容器に導入して目的とする設定金型内圧力とした後、直ちに容器の圧力を開放して大気圧とし、次いで温度40℃まで水冷して上記改質樹脂発泡粒子を取り出す。このとき、設定金型内圧力を0.01MPa(G)から0.01MPa(G)ずつ段階的に最大0.20MPa(G)まで引き上げて、合計で20バッチの成形を実施する。そして、横軸に設定金型内圧力をプロットし、縦軸に融着率をプロットし、両者の関係から得られる線図から融着率が60%となるときの最低圧力(最低の加熱水蒸気圧力)を最低融着圧力として求めることができる。
まず、容積約30Lの調圧弁のついた耐圧容器内に50mlの改質発泡粒子を投入した後、元圧0.40MPa(G)の飽和蒸気圧を、耐圧容器内の圧力が最低融着圧力に到達するまで該耐圧容器内に吹き込み改質樹脂発泡粒子を加熱する。そして、直ちに容器の圧力を開放し大気圧とし(耐圧容器に水蒸気を導入し始めてから開放するまでの時間は3秒以上20秒以内に制御されなければならない)、次いで耐圧容器表面温度を40℃まで水冷して改質樹脂発泡粒子を取り出す。次いで、該改質樹脂発泡粒子を温度40℃のオーブンで2時間乾燥させた後、改質樹脂発泡粒子を加圧タンクに入れ、タンク内圧力0.20MPa(G)、温度23℃の条件下で12時間、改質樹脂発泡粒子を加圧し、その後加圧タンクから改質樹脂発泡粒子を取り出す。次いで、改質樹脂発泡粒子を40℃のオーブン内に再度投入し、余剰の粒子内圧力を取り去って大気圧に戻した後にオーブンより取り出す。このようにして最終的に得られた改質樹脂発泡粒子を加熱後の改質樹脂発泡粒子とする。
上記のようにして得られた加熱後の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度と耐圧容器内に投入された改質発泡粒子の見掛け密度(加熱前の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度)を先述した改質樹脂発泡粒子の見掛け密度の測定方法により求め、次式に基づき二次発泡率(ρR)が算出される。
(二次発泡率:ρR)=(加熱前の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度:ρ3)/(加熱後の改質樹脂発泡粒子の見掛け密度:ρ4)
二次発泡率(ρR)が上記範囲内にある改質樹脂発泡粒子は、型内成形時の加熱媒体による発泡粒子の加熱工程において、発泡粒子の表面が相互に接着可能な状態となるタイミングが、発泡粒子が二次発泡するタイミングよりも早いものとなり、発泡粒子相互の融着性に優れたものとなる。
上記発泡粒子成形体を得るためには、上述のごとく、炭酸ガス等の無機ガスを主成分とする無機系物理発泡剤を用いて発泡してなる上記改質樹脂発泡粒子を用いて型内成形を行うことが好ましい。なお、炭酸ガス等の無機ガスを主成分とするとは、発泡剤全量に対して無機ガスを50〜100モル%含むものであり、特に、発泡剤全量に対して無機ガスを70〜100モル%含むものであることが好ましい。
また、上述のごとく、揮発性可塑剤の含有量が少ない(0を含む)上記改質樹脂発泡粒子を用いることが、上記改質樹脂発泡粒子成形体の空隙率を充分に高く確保できるという観点から好ましい。
温度23℃、相対湿度50%の環境下で24時間以上放置した改質樹脂発泡粒子成形体から直方体サンプルを切り出し、該サンプルの外形寸法より嵩体積を求める。次いで該サンプルを温度23℃の概ね200mLのエタノールの入った内容積500mLのガラス製メスシリンダー中に金網などの道具を使用して沈め、軽い振動等を与えることにより発泡粒子間に存在している空気を脱気する。そして、金網などの道具の体積を考慮して、水位上昇分より読みとられる該サンプルの真の体積(cm3)を測定する。求められたサンプルの嵩体積(cm3)と真の体積(cm3)から、次式により空隙率(%)が求められる。
空隙率(%)=(サンプルの嵩体積(cm3)−サンプルの真の体積(cm3))/サンプルの嵩体積(cm3))×100
この場合には、上記改質樹脂発泡粒子成形体の緩衝性能、吸音性能、及び防音性能等をより向上させることができる。そのため、上記改質樹脂発泡粒子成形体の実用性をより高めることができる。
無機ガスとしては、空気、窒素、炭酸ガス、アルゴン、ヘリウム、酸素、ネオンなどを用いることができる。経済的な観点からは空気を用いることが最も好ましい。
飽和蒸気を用いれば、上述の2つの効果によって迅速に上記改質樹脂発泡粒子を型内発泡に導くことができる。
例えば温度調節精度の劣る成形機を用いて成形を行う場合においては、空隙率の調整が困難になる。一般に、空隙のない成形品を得るのであれば、成形型内での温度むら(飽和蒸気の場合は圧力むら)が生じたとしても、密閉した容器での加熱であるため、時間を長めにとって、温度が均一になるまで放置することにより解消することができる。一方、空隙のある成形品を成型する場合においては、加熱時間も重要な制御因子となるため、金型内での温度むらの発生は好ましくない。
尚、混合した加熱媒体を熱交換などにより、更に温度を上げて使用することもできる。熱交換による温度上昇を行っても、100%の飽和蒸気より熱量が低ければ同様の効果を得ることは可能となる。
次に、本発明にかかる改質樹脂発泡粒子及びその成形体の実施例につき、図1及び図2を用いて説明する。
本例の改質樹脂発泡粒子は、型内成形によって、空隙率15〜60%、嵩密度12〜500g/L、及び発泡粒子相互の融着率60%以上の連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体1を得るために用いられる(図1及び図2参照)。
改質工程においては、オレフィン系樹脂を含有する核粒子にスチレン系単量体を含浸させ、上記核粒子中で上記スチレン系単量体を重合させる。これにより、オレフィン系樹脂100質量部に対してスチレン系樹脂を20〜1000質量部含有する改質樹脂を含有する改質樹脂粒子を得る。
また、発泡工程においては、上記改質樹脂粒子に発泡剤を含浸させて発泡性改質樹脂粒子を作製し、該発泡性改質樹脂粒子を発泡させて改質樹脂発泡粒子を得る。
本発明の実施例にかかる改質樹脂粒子の製造にあたっては、上記発泡剤として、炭酸ガス等の無機系物理発泡剤を採用する。
以下、本例の製造方法につき詳細に説明する。
酢酸ビニルを15質量%含有したエチレン−酢酸ビニル共重合体(東ソー(株)製「ウルトラセン626」)5kg、長鎖状低密度ポリエチレン樹脂(東ソー(株)製「ニポロン9P51A」)15kg、および樹脂添加材としてアクリロニトリル-スチレン共重合体(デンカ社製「AS−XGS」、重量平均分子量:10.9万、MFR(200℃5kgf):2.8g/10min)1kgをヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株)製;型式FM−75E)に投入し、5分間混合した。
次いで、この樹脂混合物に発泡助剤(ホウ酸亜鉛)を後述の表1に示す添加量で添加し、樹脂混合物を押出機(アイケージー(株)製;型式MS50−28;50mmφ単軸押出機、マドックタイプのスクリュ)にて温度230〜250℃で溶融混練し、水中カット方式により0.4〜0.6mg/個(平均0.5mg/個)に切断し、ポリエチレン系樹脂よりなる核粒子を得た。
撹拌装置の付いた内容積が3Lのオートクレーブに、脱イオン水980gを入れ、更にピロリン酸ナトリウム7.5gを加えた後、粉末状の硝酸マグネシウム・6水和物15gを加え、室温で30分撹拌した。これにより、懸濁剤としてのピロリン酸マグネシウムスラリーを作製した。
次いで、重合開始剤としての過酸化ベンゾイル2.0g(日本油脂(株)製「ナイパーBW」、水希釈粉体品)とt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート0.25g(日本油脂社製「パーブチルE」)、及び架橋剤としての1,1−ジ(ターシャリブチルパーオキシ)シクロヘキサン(アルケマ吉富(株)製「ルペロックス331M70」)5.1gを、モノマーとしてのスチレン353g及びアクリル酸ブチル17gに溶解させ、溶解物を撹拌速度500rpmで撹拌しながらオートクレーブ内の懸濁剤中に投入した。
冷却後、内容物を取り出し、硝酸を添加し樹脂粒子の表面に付着したピロリン酸マグネシウムを溶解させた。その後、遠心分離機で脱水・洗浄し、気流乾燥装置で表面に付着した水分を除去し、平均粒径(d63)が約1.5mmの改質樹脂粒子を得た。
上記のようにして作製した改質樹脂粒子1kgを分散媒である水3リットル(L)と共に撹拌機を備えた5Lの密閉容器(耐圧容器)内に仕込み、更に分散媒中に、分散剤としてのカオリン0.3質量部、及び界面活性剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.004質量部を添加した。次いで、密閉容器内に発泡剤としての炭酸ガスを4質量部(後述の表1参照)圧入し、撹拌下で含浸温度165℃まで昇温させ、同温度で15分間保持した。その後、内容物を大気圧下に放出することにより、改質樹脂発泡粒子を得た。内容物を大気圧下に放出した時の容器内圧力(発泡圧力)を後述の表1に示す。
なお、上記分散剤、界面活性剤および発泡剤の使用量(質量部)は、改質樹脂粒子100質量部に対する割合で示してある。
上記で得られた発泡粒子を縦250mm×横200mm×厚み50mmの平板金型に圧縮率104%で充填し、成形蒸気圧(飽和蒸気圧)0.02MPa(G)の水蒸気加熱による型内成形を行った。得られた成形体を60秒間水冷し、次いで、該成形体を温度40℃のオーブン中にて12時間養生した。これにより、連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体を得た。成形条件を後述の表3に示す。なお、上記圧縮率とは、金型内に充填される発泡粒子の嵩体積を金型内容積にて除した値の百分率である。
即ち、まず、150mm(長さ)×75mm(幅)×25mm(厚み)の直方体形状の成形体サンプルに対し、長さ方向中央部において一方の表面(長さ150mm、幅25mmの面の一方の面)に深さ2mmの切込みを、全幅を横切るように入れ、これを試験片とする。次いで、センター間の距離が70mmとなるように平行に立設され、且つ上端が半径5mmに丸められた高さ100mm、幅80mm以上、厚み10mmの剛体からなる2枚の支持板上に、上記試験片を、切込みが設けられた面を下側に向けて、且つ試験片の長さ方向が支持板と直交するように均等に跨がせて配置する。次に、先端が半径5mmに丸められた、高さ60mm、幅80mm、厚み10mmの剛体からなる押圧板にて、押圧板の厚み方向の中央部と試験片の切込みが一致するようにセットして、試験片の切込みの反対側から、押圧板の押圧速度を200mm/分として3点曲げ試験を行い、試験片が破断するまで、又は試験片が支持板上から外れて支持板間に完全に入り込むまで押圧する。
次に、試験片の破断面を観察し、目視により内部で破断した発泡粒子と界面で剥離した発泡粒子数をそれぞれ計測した。次いで、内部で破断した発泡粒子と界面で剥離した発泡粒子の合計数に対する内部で破断した発泡粒子の割合を算出し、これを百分率で表して融着率(%)とした。その結果を後述の表3に示す。
尚、当然のことながら当初の切込み2mm上に存在した発泡粒子はいずれにもカウントしない。また、試験片の破断面の1つの発泡粒子に着目した時に、破壊された部分と発泡粒子間で剥離された部分の両方を含む場合には、面積を考慮し、破壊された部分の面積が50%以上である場合には破壊された数としてカウントし、破壊された部分の面積が50%未満である場合には発泡粒子間で剥離された数としてカウントする。また、この試験の結果、試験片が完全に破断していなかった場合には、非破断部分は全て破壊されたと見なし、非破断部分をナイフで垂直に(試験片の厚み方向に)切断して、切断面に存在する発泡粒子の数を内部で破壊した発泡粒子の数としてカウントし、上記の通り融着率(%)を求めることとする。
即ち、温度23℃、相対湿度50%の環境下で24時間以上放置した発泡粒子成形体から外形寸法が20mm×20mm×100mmの直方体サンプルを切り出し、該サンプルの外形寸法より嵩体積(20×20×100(mm3))を求める。次いで該サンプルの質量(g)を精秤する。上記のとおり求められたサンプル質量をサンプルの嵩体積にて除し、単位換算することにより発泡粒子成形体の嵩密度(g/L)求めることができる。その結果を後述の表3に示す。
また、空隙率は、次のようにして測定した。
即ち、温度23℃、相対湿度50%の環境下で24時間以上放置した発泡粒子成形体から外形寸法が20mm×20mm×100mmの直方体サンプルを切り出し、該サンプルの外形寸法より嵩体積(2×2×10(cm3))を求める。次いで該サンプルを温度23℃の概ね200mLのエタノールの入った内容積500mLのガラス製メスシリンダー中に金網などの道具を使用して沈め、軽い振動等を与えることにより発泡粒子間に存在している空気を脱気する。そして、金網などの道具の体積を考慮して、水位上昇分より読みとられる該サンプルの真の体積(cm3)を測定する。求められたサンプルの嵩体積(cm3)と真の体積(cm3)から、次式により空隙率(%)が求められる。
空隙率(%)=(サンプルの嵩体積(cm3)−サンプルの真の体積(cm3))/サンプルの嵩体積(cm3)×100
その結果を後述の表3に示す。
本例においては、実施例1とは発泡剤の添加量等を変えて改質樹脂発泡粒子を作製し、該改質樹脂発泡粒子を用いて、連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体を作製した。
即ち、本例においては、炭酸ガスを7質量部用いて樹脂粒子に発泡剤を含浸させ、発泡圧力4.0MPa(G)で改質樹脂粒子を発泡させた点を除いては実施例1と同様にして改質樹脂発泡粒子を作製した。本例の発泡条件を表1に示す。そして、得られた改質樹脂発泡粒子について、実施例1と同様に、平均粒子径、加熱前の見掛け密度ρ1、加熱後の最小見掛け密度ρ2、最大二次発泡率ρRMAX、平均気泡径、表層部平均気泡径、揮発性可塑剤含有量、最低融着圧力、及び最低融着圧力での二次発泡倍率ρRを測定した。その結果を表2に示す。
本例においては、二段発泡により改質樹脂発泡粒子を作製し、該改質樹脂発泡粒子を用いて連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体を作製した。
即ち、本例においては、炭酸ガスを7質量部用いて改質樹脂粒子に発泡剤を含浸させ、二段発泡により改質樹脂粒子を発泡させた点を除いては、実施例1と同様にして改質樹脂発泡粒子を作製した。本例における発泡条件を表1に示す。そして、得られた改質樹脂発泡粒子について、実施例1と同様に、平均粒子径、加熱前の見掛け密度ρ1、加熱後の最小見掛け密度ρ2、最大二次発泡率ρRMAX、平均気泡径、表層部平均気泡径、揮発性可塑剤含有量、最低融着圧力、及び最低融着圧力での二次発泡倍率ρRを測定した。その結果を表2に示す。
まず、内圧が高められた発泡粒子群を加圧タンク内から取り出してから60秒以内に、発泡粒子は通過させないが空気は自由に通過できるサイズの針穴を多数穿設した70mm×100mm程度のポリエチレン製袋の中に収容して気温23℃、相対湿度50%の大気圧下の恒温室に移動し、続いて恒温室内でその全重量を測定した。その重量の測定は、上記した発泡粒子群を加圧タンク内から取出してから120秒後とした。このときの重量をQ(g)とした。続いてその袋を同恒温室に48時間放置した。発泡粒子内の加圧空気は時間の経過と共に気泡膜を透過して外部に抜け出すため発泡粒子群の重量はそれに伴って減少し、48時間後に平衡に達し実質的にその重量は安定したので再度その袋の重量を測定し、このときの重量をU(g)とした。続いて直ちに同恒温室内にて袋から発泡粒子群の全てを取り出して袋のみの重量を測定した。その重量をZ(g)とした。上記のいずれの重量も0.0001gまで読み取った。Q(g)とU(g)の差を増加空気量W(g)とし、次式(A)より発泡粒子の内圧P(MPa)が算出される。尚、この内圧Pはゲージ圧に相当する。
P=(W÷M)×R×T÷V・・・(A)
ただし、上記式(A)中、Mは空気の分子量であり、ここでは28.8(g/モル)の定数を採用する。Rは気体定数であり、ここでは0.0083(MPa・L/(K・mol))の定数を採用する。Tは絶対温度を意味し、23℃の雰囲気が採用されているので、ここでは296(K)の定数である。Vは発泡粒子群の見掛け体積から発泡粒子群中に占める基材樹脂の体積を差し引いた体積(L)を意味する。
本例においては、2種類の発泡剤を用いて改質樹脂発泡粒子を作製し、該改質樹脂発泡粒子を用いて改質樹脂発泡粒子成形体を作製した。
即ち、発泡剤として、炭酸ガス(発泡剤1)6質量部とn−ブタン(ノルマルブタン;発泡剤2)3質量部を用い、発泡剤の含浸温度を160℃(実施例4)及び155℃(実施例5)とし、発泡圧力を4.2MPa(G)(実施例4)及び4.0MPa(G)(実施例5)とした点を除いては実施例1と同様にして改質樹脂発泡粒子を作製した。なお、得られた発泡粒子に残存するn−ブタンは、発泡剤としてだけでなく、揮発性可塑剤としての役割を示す。本例の発泡条件を表1に示す。そして、得られた改質樹脂発泡粒子について、実施例1と同様に、平均粒子径、加熱前の見掛け密度ρ1、加熱後の最小見掛け密度ρ2、最大二次発泡率ρRMAX、平均気泡径、表層部平均気泡径、揮発性可塑剤含有量、最低融着圧力、及び最低融着圧力での二次発泡倍率ρRを測定した。その結果を表2に示す。
本例においては、実施例1〜5で用いた無機系物理発泡剤の代わりに有機系物理発泡剤を用いて改質樹脂発泡粒子を作製し、該改質樹脂発泡粒子を用いて改質樹脂発泡粒子成形体を作製した。
次いで、実施例1と同様にして、内容積3Lのオートクレーブ内で、懸濁剤としてピロリン酸マグネシウムスラリーを作製し、さらに、界面活性剤としてのラウリルスルホン酸ナトリウム、水溶性重合禁止剤としての亜硝酸ナトリウム、及び核粒子を投入した。
冷却後、実施例1と同様にして、ピロリン酸マグネシウムを溶解させた後、遠心分離機で脱水・洗浄し、気流乾燥装置で表面に付着した水分を除去し、平均粒径(d63)が約1.5mmの発泡性改質樹脂粒子を得た。
また、比較例4においては、融着率が不十分になっていた。その結果、実用上、強度に問題が生じるおそれがある。
2 改質樹脂発泡粒子
3 空隙
Claims (5)
- 型内成形によって、空隙率15〜60%、嵩密度12〜500g/L、及び発泡粒子相互の融着率60%以上の連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体を得るために用いられ、オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂とからなる改質樹脂を基材樹脂とする改質樹脂発泡粒子であって、
見掛け密度が10〜500g/L、平均粒子径が0.5〜15mm、及び平均気泡径が50〜500μmであり、
上記改質樹脂発泡粒子を耐圧容器内で水蒸気にて上記耐圧容器内の圧力が0.01〜0.20MPa(G)の範囲に達するまで加熱したときにおいて、加熱前の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ1、加熱後の上記改質樹脂発泡粒子の最小見掛け密度をρ2とすると、最大二次発泡率ρRMAX(ρRMAX=ρ1/ρ2)が1.1〜2.5であり、
上記改質樹脂発泡粒子を加熱水蒸気圧0.01〜0.20MPa(G)の範囲で型内成形して融着率60%の改質樹脂発泡粒子成形体を得る際に必要な型内成形時の加熱水蒸気圧力を最低融着圧力とし、上記改質樹脂発泡粒子を耐圧容器内で水蒸気にて上記耐圧容器内の圧力が上記最低融着圧力に達するまで加熱したときにおいて、加熱前の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ3、加熱後の上記改質樹脂発泡粒子の見掛け密度をρ4とすると、二次発泡倍率ρR(ρR=ρ3/ρ4)が1.0〜2.0であることを特徴とする改質樹脂発泡粒子。 - 請求項1において、上記改質樹脂発泡粒子中の揮発性可塑剤の含有量が0.5質量%以下(0質量%を含む)であることを特徴とする改質樹脂発泡粒子。
- 請求項1又は2において、上記オレフィン系樹脂の融点が70℃〜160℃であることを特徴とする改質樹脂発泡粒子。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の改質樹脂発泡粒子を型内成形してなり、空隙率が15〜60%、嵩密度が12〜500g/L、上記改質樹脂発泡粒子相互の融着率が60%以上であることを特徴とする連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体。
- 請求項4において、上記改質樹脂発泡粒子成形体の空隙率は20〜50%であることを特徴とする連通した空隙を有する改質樹脂発泡粒子成形体。
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