JP7634820B2 - フィルタープレスの圧搾膜及び運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ろ過用ろ布とは通気度の異なるろ布を圧搾膜として利用するフィルタープレスの圧搾膜及び運転方法に関する。
従来、多数のろ板を有するフィルタープレスでは高圧搾脱水するために原液をろ過室に圧入してろ過脱水した後、圧力流体をダイアフラムろ板に圧入して圧搾脱水している。
ダイアフラムろ板は、一般的に樹脂製のダイアフラムを芯板に張設したものであり、押さえ板とボルトを用いてダイアフラムを芯板に固定する方法や、ダイアフラムの係合片を芯板の係合溝に嵌入させる方法等を用いて形成されている。
特許文献1には、ろ布を内側に収容した一対の処理本体(ろ板)に形成された圧縮空気供給部からろ布のろ過面裏側と処理本体(ろ板)のろ過床との間に空気等の圧縮気体を供給し、ろ布間に収容された層状複水酸化物(脱水ケーキ)を圧搾する技術が開示されている。
特許文献2には、一対のろ板間に送泥口を有する中間板を設け、中間板と各ろ板間に形成された各ケーキ生成室内に第1のろ布と第1のろ布よりも目の細かい第2のろ布を配設したフィルタープレスが開示されている。
特開2021-28288号公報 特開平05-245309号公報
従来、ダイアフラムろ板からダイアフラムを取り外す場合、並列する多数のろ板をフィルタープレス本体から取り外す必要があり、手間・時間・コストがかかっていた。そして、取り外したダイアフラムろ板がダイアフラムを押さえ板とボルトで固定している場合には、部品点数が多いため、ダイアフラムの取り付け・取り外し作業が困難であった。芯板の係合溝にダイアフラムの係合片を嵌入している場合には、製作時にダイアフラムの係合片を芯板の係合溝に嵌入させることが難しかった。無理に嵌入させるとダイアフラムが変形し、シール性が低下するため、高圧搾できない問題があった。また、ダイアフラムろ板に張設されたダイアフラムは樹脂製であったため、運転時に高圧力を掛けた場合、塑性変形して早期に破れるという課題も有していた。
特許文献1には、一対のろ布を用いて脱水ケーキの圧搾脱水を行う技術が開示してあり、ダイアフラムを用いないため、ダイアフラムの取り付け・取り外しに要する手間やダイアフラムの変形等の問題は生じない。しかし、ろ過用ろ布自体を圧搾用ろ布として用いるものであり、供給された圧縮気体がろ過用ろ布から漏れ出すため、圧搾面にムラができ、脱水ケーキに対して均一な圧搾を行うことができなかった。圧縮気体の漏れを防止するためにろ過用ろ布の通気度を低下させた場合には、ろ布が早期に目詰まりを引き起こし、ろ過効率が低下するといった問題も生じていた。
特許文献2には、ろ過室内に通気度の異なるろ布を積層した技術が開示してあるが、処理液を第1ろ布、第1ろ布より目の細かい第2ろ布の順に透過させて精密ろ過を行う技術であり、2枚のろ布のうち、通気度の小さいろ布を圧搾用のろ布として用いるものではない。つまり、ろ過室内に配置した通気度の異なる2種類のろ布のうち、一方を脱水ケーキの圧搾に用いる技術は存在していなかった。
本発明は、並列する多数のろ板間に形成されたろ過室内にろ過用ろ布を設けるとともに、ろ過室内に位置する圧搾室を形成する圧搾用ろ板にろ過用ろ布よりも通気度が低いろ布で構成された圧搾膜を張設したことを特徴とするフィルタープレスの圧搾膜及び運転方法を提供する。
本発明は、ろ過用ろ布を張設した一対のろ板間に形成されるろ過室に原液を供給した後、ろ過室を構成する少なくとも一方のろ板である圧搾用ろ板の表面に設けた圧搾膜と圧搾用ろ板との間に形成される圧搾室に圧縮流体を供給し圧搾膜を膨張させてろ過室内の脱水ケーキを圧搾脱水するフィルタープレスにおいて、ろ過用ろ布より通気度が低く、多数の細孔を全体に開口したろ布で構成され、上下方向に均一に膨張させて脱水ケーキに圧搾圧力を与えつつ膨張したろ布の多数の細孔から脱水ケーキに向かって圧縮流体を徐々に流出させて脱水ケーキの逆洗浄工程を圧搾工程と同時に行う圧搾膜を備えたことで、ろ過用ろ布間に生成された脱水ケーキを圧搾しつつ、逆洗浄を行うことができる。
前記圧搾膜は、ろ過用ろ板と交互に並列した圧搾用ろ板の両ろ過面を覆うように張設するとともに、圧搾用ろ板のろ枠と対接する位置に目止め加工を施したことで、圧搾膜が圧搾ろ板の両ろ過面に密着固定されるため、圧搾室内の圧縮流体がろ枠周面から漏出することを防止する。
前記圧搾膜は、連続配置した圧搾用ろ板のろ過面片側を覆うように張設するとともに、圧搾用ろ板のろ枠と対接する位置に目止め加工を施したことで、圧搾膜が圧搾ろ板のろ過面片側に密着固定されるため、圧搾室内の圧縮流体がろ枠周面から漏出することを防止する。
前記圧搾膜は、圧搾用ろ板の上方からろ過面を覆うように垂下することで、圧搾膜の取り付け及び取り外し作業を容易に行うことができる。
ろ過用ろ布を張設した一対のろ板間に形成されるろ過室に原液を供給した後、ろ過室に形成される圧搾室内に圧縮流体を供給し、ろ過用ろ布より通気度が低く、多数の細孔を全体に開口したろ布からなる圧搾膜を上下方向に均一に膨張させてろ過室内に生成した脱水ケーキを圧搾しつつ膨張した圧搾膜の多数の細孔から脱水ケーキに向かって圧縮流体を徐々に流出させて圧搾工程と同時に脱水ケーキの逆洗浄を行うことで、脱水ケーキの圧搾工程時に逆洗浄を同時に行うことができるため、運転時間の短縮及び電力消費量の低減を図ることができる。
本発明のフィルタープレスの圧搾膜及び運転方法は、ろ過用ろ布よりも通気度の低いろ布からなる圧搾膜を用いて脱水ケーキを圧搾するものであり、圧搾膜を圧搾ろ板上方より垂下させたシンプルな構成としているため、部品点数が少なく、圧搾膜の交換も容易に行うことができる。また、圧搾膜は耐候性が高いろ布からなるため、高圧搾を行っても早期に破れない。さらに圧搾室内に圧縮流体を供給すると、通気度の低い圧搾膜の抵抗によって圧縮流体が圧搾膜をすぐに透過できず圧搾室内の圧力が徐々に高くなり、圧搾膜が上下方向に均一に膨らんだ状態となるため、脱水ケーキ全体にわたって圧搾作用を与えることができる。そして、圧搾膜内の圧縮流体が圧搾膜から脱水ケーキに向かって徐々に流入しつつ、逆洗浄を行うため、脱水ケーキをむらなく上下方向に均一に洗浄できる。このように、膨張した状態の圧搾膜に一定量の圧縮流体を供給し続けながら圧搾及び逆洗浄を行うため、圧縮流体を過剰に供給する必要がなく、圧縮流体の使用量を低減することも可能となる。
本発明に係るフィルタープレスの側面図である。 同じく、圧搾用ろ板及びろ過用ろ板の要部断面図である。 同じく、図2における圧搾用ろ板の正面図である。 同じく、各ろ板にろ過用ろ布を装着した状態を示す模式図である。 同じく、他の実施形態を示す断面図である。 同じく、圧入工程時のろ過室の断面図である。 同じく、圧搾工程時のろ過室の断面図である。
図1は本発明に係るフィルタープレスの側面図である。
本発明に係るフィルタープレスは、フロントフレーム1とリアフレーム2の間に一対のガイドレール3を橋架してあり、ガイドレール3に多数のろ板4…を支架している。リアフレーム2に配設した締付シリンダー5がムーバブルヘッド6に連結してあり、締付シリンダー5で並列するろ板4を開閉させる。
ムーバブルヘッド6をフロントフレーム1側に移動させてろ板4を閉板することで、並列するろ板4の上方に原液供給路7が形成される。フロントフレーム1には、ろ板列の前端に連通する原液供給管8を接続してあり、原液を原液供給路7に供給できるようにしている。隣接する各ろ板4間には原液供給路7と連通するろ過室9が形成してあり、原液供給路7より供給された原液が固液分離される。
並列するろ板4の下方には各ろ過室9と連通するろ液排出路10が形成してあり、分離されたろ液が排出される。ろ液排出路10は、フロントフレーム1に接続されたろ液排出管11と連通しており、ろ液排出路10に排出されたろ液がろ液排出管11を介して外部に排出される。
図2は、圧搾用ろ板及びろ過用ろ板の要部断面図であり、図3は、図2における圧搾用ろ板の正面図である。
圧搾用ろ板4Aとろ過用ろ板4Bの間に一対のろ過用ろ布21,21が吊設してあり、ろ過用ろ布21,21によって隣接するろ板4,4間のろ過室9を覆っている。ろ板閉板時に、圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bの上方それぞれに開口した原液供給孔19A及び19Bと、ろ過用ろ布21,21の上部に挟持して合着した給液板22の原液供給口20が連通することで、原液供給路7を形成する。原液供給路7を通って供給された原液は、原液供給口20と連通する給液路33を通って各ろ過室9に流入する。
なお、本実施形態における多数のろ板4…は、圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bを交互に並列して構成したものであるが、必要に応じて圧搾用ろ板4Aのみ並列してもよい。
圧搾用ろ板4Aは、ろ過面全体を覆うように圧搾膜12を張設している。本実施形態では、圧搾用ろ板4Aのろ過面両側に圧搾膜12を張設し、圧搾用ろ板4Aと圧搾膜12,12の間に圧搾室13,13を形成している。圧搾膜12は、膨張収縮可能なろ布で形成してあり、圧搾室13内に空気や液体等の圧縮流体を供給することで膨張する。
圧搾膜12は、圧搾用ろ板4Aの上方から圧搾用ろ板4Aのろ過面を覆うように垂下し、垂下した両垂下部35,35をネジや結束バンド等の連結部材23にて1カ所以上連結している。このとき、両垂下部35,35は圧搾用ろ板4Aの下方に位置している。両垂下部35,35は、対向面を重ね合わせた後、重ね合わせた箇所を連結部材23で連結固定するが、連結性を高めるために複数箇所連結することが望ましい。なお、圧搾膜12は、両垂下部35,35のみならず、両側方部を連結してもよい。
本実施形態では、圧搾膜12が従来のダイアフラムとしての役割を担うものであるため、圧搾室13内の圧縮流体がろ枠30から漏出しないようにろ枠30のシール性を高めておく必要がある。従って、圧搾膜12を圧搾用ろ板4Aに張設する際には、図3に示すように、圧搾用ろ板4Aのろ枠30と対接する圧搾膜12の周縁部に目止め加工を施しておく。目止め加工は、樹脂を塗布する等、公知の目止め加工を用いる。目止め加工を施すことにより、ろ板閉板時に圧搾膜12の周縁部とろ枠30が密着状態となり、圧搾室13の密閉性を高めることができるため、圧縮流体がろ枠30より漏出することを防ぐ。このとき、ろ過床14Aは全面が覆われた状態にある。
なお、ろ板4を閉板することで、圧搾膜12が圧搾用ろ板4Aに密着可能となるため、両垂下部35,35を連結部材23にて連結せずに垂下させた状態で閉板してもよい。ろ板の閉板により圧搾膜12は圧搾用ろ板4Aに密着するため、両垂下部35,35の下端をろ枠30の底辺より下方に位置させておくことが望ましい。
また、圧搾膜12には、圧搾用ろ板4Aの原液供給孔19Aの相対する位置に一対の開口部34が開口してある。開口部34は原液供給孔19A、19Bと同径に形成したものであり、ろ板閉板時に原液や圧縮流体が流入できるようにしている。そのため、圧搾膜12を各圧搾用ろ板4Aの上方から垂下させる際には、開口部34が原液供給孔19A、19Bと連通できるように位置合わせを行う。
圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bは、図2に示すように、各ろ板4のろ過床14A,14B下部にろ液排出孔32A,32Bをそれぞれ形成するとともに、各排出孔32A,32Bそれぞれに連通するろ液排出路10A,10Bを形成している。ろ液排出孔32Aより排出されたろ液は、ろ液排出路10Aを通って外部に排出され、ろ液排出孔32Bより排出されたろ液は、ろ液排出路10Bを通って外部に排出される。また、ろ液排出孔32A及びろ液排出路10Aは、圧搾室13と連通するとともに圧搾膜12を介してろ過室9と連通している。脱水工程時にはろ液の排出路となり、圧搾工程時には圧縮流体の供給路となる。一方、ろ液排出孔32B及びろ液排出路10Bは、ろ過室9と連通しており、分離したろ液の排出路となる。なお、図3に示すように、各ろ液排出路10A,10Bはろ板側方に形成した開口部であり、ろ板閉板時に開口部が連通することでろ板列下方に延出形成する。
従来から使用されているろ過用ろ板4Bに設けられたろ液排出孔32Bは、図2に示すように、ろ過室9と連通しており、ろ過室9内より分離したろ液はろ過用ろ布21を透過してろ液排出孔32Bより排出される。一方、圧搾用ろ板4Aに設けられたろ液排出孔32Aは、圧搾室13及びろ過室9に連通するように構成してあり、圧搾膜12とろ過用ろ布21に覆われた状態である。従って、ろ過室9内にて生成された脱水ケーキより排出されたろ液は、ろ過用ろ布21を透過した後、圧搾12を透過し、ろ液排出孔32Aより排出される。
図4は、各ろ板にろ過用ろ布を装着した状態を示す模式図である。
交互に並列した圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bの間に、原液を固液分離する一対のろ過用ろ布21を設けている。ろ過用ろ布21は、駆動機(図示しない)とスプロケット24が連動するように構成しており、スプロケット24には、チェーン25を掛け回している。チェーン25の一端は上部ろ布芯金26に連結し、他端は下部ろ布芯金27に連結している。上部ろ布芯金26及び下部ろ布芯金27はろ布を袋状にした袋部に挿入しているため、チェーン25とろ過用ろ布21とはエンドレス状に形成されている。
スプロケット24を時計回りに回転させれば、ろ過用ろ布21は下降を始め、ろ過用ろ布21に付着している脱水ケーキは、リターンロール28に沿ってろ過用ろ布21の反転により、強制的にろ布から剥離する。ろ過用ろ布21が所定の位置まで下降すると、駆動機を逆転させ、ろ過用ろ布21を上昇させる。
なお、本実施形態では、走行式のろ過用ろ布21を用いているが、他の実施形態として、固定式のろ過用ろ布21を用いてフィルタープレスを構成してもよい。固定式のろ過用ろ布21の圧搾用ろ板4Aへの取り付け方法は、本実施形態における圧搾膜12の圧搾用ろ板4Aへの取り付け方法と同様であり、圧搾膜12を張設した圧搾用ろ板4Aの上方よりろ過用ろ布21を垂下させて、必要に応じて両垂下部35,35をろ板の下方で連結部材23にて連結する。つまり、圧搾用ろ板4Aを2種類のろ布に被覆された状態となる。
本実施形態では、ろ布として、ろ過用ろ布21と圧搾膜12の2種類を用いている。ろ過用ろ布21は、公知の一対のろ布であり、ろ布21,21間に供給された原液の固液分離を行う。圧搾膜12は、ろ過用ろ布21,21間に生成された脱水ケーキの圧搾に用いるものであり、圧搾室13に供給された圧縮流体にて膨張可能に構成している。圧搾膜12は、ろ過用ろ布21よりも通気度の低いろ布を用いている。
圧搾膜12は、ろ過用ろ布21より通気度の低いろ布であれば特に限定されないが、ろ過用ろ布21の通気度の1/100~1/1000のろ布を使用することが望ましい。通気度の低いろ布を用いることで、圧縮流体の通過抵抗となり、圧搾膜12を透過できる圧縮流体量が減少するとともに通過速度が低下する。これにより、圧搾室13内の圧力が徐々に高くなるため、圧搾室13内に供給された圧縮流体にて圧搾膜12を膨張できる。
図5は、他の実施形態を示す断面図である。
圧搾用ろ板4Aのろ過面片側に圧搾膜12を張設し、ろ過面片側に圧搾室13を形成している。このように形成された圧搾用ろ板4Aを多数連続配置し、フィルタープレスを構成してもよい。この場合も本実施形態と同様に、圧搾膜12は、上方から垂下させて張設するが、圧搾用ろ板4Aの上方にスプロケット等の昇降機構を設けて圧搾膜12を昇降可能に構成してもよい。この形態も圧搾膜12がろ枠30と対接する位置に目止め加工を施しておく。これによりろ板閉板時に、圧搾膜12がろ枠30と密着固定されるため、ろ枠30周面から圧縮流体が漏出することを防止できる。
以下、本発明の実施例を図6、図7に基づいて説明する。
<閉板工程>
多数のろ板4を締付シリンダーで閉板し、隣接する圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4B間にろ過室9を形成する。各ろ過室9には一対のろ過用ろ布21が張設されており、ろ過室9内を覆っている。このとき、閉板したろ板列上部に原液供給路7が形成されるとともに、ろ板列下部にろ液排出路10A,10Bが形成される。
<圧入工程>
原液供給管8より一定圧で供給された原液は、原液供給路7を介して各ろ過室9に流入した後、ろ過室9内のろ過用ろ布21,21間で固液分離される。ろ過室9内の原液は、連続供給される原液の圧入圧力によるろ過の進行に伴って、ろ液を排出する。排出されたろ液は、圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bのろ液排出孔32A、32Bから排出される。
具体的には、圧搾用ろ板4Aより排出されるろ液は、ろ過室9内からろ過用ろ布21を透過した後、圧搾膜12を透過し、その後、ろ液排出孔32Aより排出される。一方、ろ過用ろ板4Bより排出されるろ液は、ろ過室9内からろ過用ろ布21を透過した後、ろ液排出孔32Bより排出される。ろ液排出孔32A、32Bより排出されるろ液は、各排出孔に連通したろ液排出路10A,10Bを通って外部に排出される。
ろ過用ろ布21は、原液圧入時にろ布2121間に供給される原液によって、圧搾用ろ板4A及びろ過用ろ板4Bのろ過床14A,14B側へ膨らむ。これに伴い、ろ過床14A側に位置するろ過用ろ布21に隣接する圧搾膜12は圧搾室13側へ膨らむ。
なお、原液の圧入は予め設定した所定時間行う。
<圧搾工程(逆洗浄工程)>
圧入工程終了後、圧搾工程を開始する。図7に示すように、圧搾用ろ板4Aに形成されたろ液排出孔32Aに連通したろ液排出路10Aより圧縮流体を供給する。供給された圧縮流体は、ろ液排出孔32Aを介して、圧搾用ろ板4Aと圧搾膜12の間に形成された圧搾室13内に流入する。
圧縮流体は圧搾室13内に流入した後、圧搾膜12を脱水ケーキに向かって徐々に膨張させる。このとき、圧搾室13の表面を通気度の低いろ布からなる圧搾膜12で覆っているため、供給された圧縮流体が圧搾膜12をすぐに透過できず、圧搾室13内の圧力が徐々に高くなる。これにより、圧搾膜12が膨張し、膨張した圧搾膜12によってろ過用ろ布21,21間に形成された脱水ケーキに均一に圧搾圧力が加わるため、脱水ケーキ中から効率よく水分が排出される。つまり、通気度の低いろ布を用いて圧搾膜12を形成し、圧搾室13に流入する圧縮流体の通過効率を低下させることで圧搾膜12を膨張可能となり、脱水ケーキに圧搾圧力を加えることができる。
その後、圧搾室13内の圧縮流体は、圧搾膜12およびろ過用ろ布21を透過し、脱水ケーキ内に流入する。具体的には、圧搾用ろ板4A側からろ過用ろ板4B側に向かって脱水ケーキを貫通するように流入する。このとき、脱水ケーキ中の母液と流入した圧縮流体が置換され、脱水ケーキ内の溶解性化合物等の不純物が除去される。
従来の逆洗浄工程では、ろ板4下方のろ液排出孔32Aより供給された圧縮流体が脱水ケーキ上方まで行き届かずケーキに洗浄ムラが生じる課題があったが、本実施形態では、圧搾膜12を膨張させた状態で逆洗浄工程が開始されるため、圧縮流体を圧搾膜12全体に開口した多数の細孔から脱水ケーキに向かって均一に流出させることが可能となり、脱水ケーキを上下方向にわたって均一に洗浄できる。
脱水ケーキ内を貫通した後の圧縮流体は、ろ液排出孔32Bより排出され、ろ液排出路10Bを通って外部に排出される。
本実施形態では、ろ液排出孔32Aが連通する圧搾室13を通気度の低い圧搾膜12で覆い、圧縮流体の通過抵抗としたことで、圧縮流体が圧搾膜12をすぐに透過できず、圧搾室13内の圧力が徐々に高くなり圧搾膜12が膨張するため、脱水ケーキに圧搾作用を与えることができる。そして、膨張した圧搾膜12から脱水ケーキに向かって徐々に圧縮流体が流入するため、脱水ケーキに圧搾作用を与えつつ逆洗浄も同時に行うことができる。つまり、従来の圧搾工程、逆洗浄工程と異なり、1つの工程で脱水ケーキの圧搾及び洗浄を行うことができる。
圧搾工程は、従来の逆洗浄工程の運転方法を利用して実施しているため、従来の圧搾工程で必要であった圧搾タンク、圧搾ポンプ、配管等の設備が省略できる。圧搾時間の短縮も可能となるため、運転時間の短縮や電力消費量の削減も可能となる。
なお、圧縮流体は、空気、液体を単体で使用してもこれらを併用してもよく、設計事項に応じて適宜選択する。また、圧搾工程(逆洗浄工程)前段で正洗浄を実施してもよい。
<開板工程>
圧搾工程終了後、締付シリンダー5を駆動し、ムーバブルヘッド6の締付を解除し、並列する多数のろ板4をリアフレーム2側へ移動させて開板し、ろ過室9内の脱水ケーキを排出する。脱水ケーキは自重、ろ過用ろ布21の走行等により機外へ落下する。
ろ過用ろ布21の洗浄を行う場合は、公知の洗浄機構31を用いて洗浄する。固液分離時に原液内のSS分はろ過用ろ布21に付着するため圧搾膜12は基本的には洗浄が不要であるが、洗浄が必要となった場合には公知の洗浄機構31にて洗浄する。
本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形実施可能である。
本発明に係る、フィルタープレスの圧搾膜及び運転方法は、ろ過用ろ板と交互に並列した圧搾用ろ板のろ過面に張設した圧搾膜を膨張させた状態で脱水ケーキを圧搾しつつ、逆洗浄できるものであり、圧搾工程時に逆洗浄も行うことができるため、運転時間の短縮・電力消費量の削減が実現できるため、環境に配慮したフィルタープレスとなる。また、脱水ケーキの圧搾をろ過用ろ布よりも通気度の低いろ布からなる圧搾膜を用いて行うため、流入汚泥の性状に応じて適宜最適な通気度のろ布を圧搾膜として使用することで、あらゆる性状の汚泥に対応できる。

4A 圧搾用ろ板
4B ろ過用ろ板
9 ろ過室
12 圧搾膜
13 圧搾室
21 ろ過用ろ布
30 ろ枠

Claims (5)

  1. ろ過用ろ布(21)を張設した一対のろ板間に形成されるろ過室(9)に原液を供給した後、ろ過室(9)を構成する少なくとも一方のろ板である圧搾用ろ板(4A)の表面に設けた圧搾膜(12)と圧搾用ろ板(4A)との間に形成される圧搾室(13)に圧縮流体を供給し圧搾膜(12)を膨張させてろ過室(9)内の脱水ケーキを圧搾脱水するフィルタープレスにおいて
    過用ろ布(21)より通気度が低く、多数の細孔を全体に開口したろ布で構成され、
    上下方向に均一に膨張させて脱水ケーキに圧搾圧力を与えつつ膨張したろ布の多数の細孔から脱水ケーキに向かって圧縮流体を徐々に流出させて脱水ケーキの逆洗浄工程を圧搾工程と同時に行う圧搾膜(12)
    を備えた
    ことを特徴とするフィルタープレスの圧搾膜。
  2. 前記圧搾膜(12)は、ろ過用ろ板(4B)と交互に並列した圧搾用ろ板(4A)の両ろ過面を覆うように張設するとともに、
    圧搾用ろ板(4A)のろ枠(30)と対接する位置に目止め加工を施した
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタープレスの圧搾膜。
  3. 前記圧搾膜(12)は、連続配置した圧搾用ろ板(4A)のろ過面片側を覆うように張設するとともに、
    圧搾用ろ板(4A)のろ枠(30)と対接する位置に目止め加工を施した
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタープレスの圧搾膜。
  4. 前記圧搾膜(12)は、圧搾用ろ板(4A)の上方からろ過面を覆うように垂下する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のフィルタープレスの圧搾膜。
  5. ろ過用ろ布(21)を張設した一対のろ板間に形成されるろ過室(9)に原液を供給した後、
    ろ過室(9)に形成される圧搾室(13)内に圧縮流体を供給し、
    ろ過用ろ布(21)より通気度が低く、多数の細孔を全体に開口したろ布からなる圧搾膜(12)を上下方向に均一に膨張させてろ過室(9)内に生成した脱水ケーキを圧搾しつつ膨張した圧搾膜(12)の多数の細孔から脱水ケーキに向かって圧縮流体を徐々に流出させて圧搾工程と同時に脱水ケーキの逆洗浄を行う
    ことを特徴とするフィルタープレスの運転方法。
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