JP7557309B2 - 配車管理装置、配車管理方法、及び配車管理プログラム - Google Patents

配車管理装置、配車管理方法、及び配車管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、配車管理装置、配車管理方法、及び配車管理プログラムに関する。
例えば、物流業界では主軸事業である運送業務に伴い、事業規模に応じては日々数千件という受注(オーダー)に対する配車作業が必要となっている。従来、配車システムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2018-165927号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、荷主から依頼される配送先はある程度パターン化している点に着目して、所定の項目(例えば、得意先・発着地等)でオーダーを集約し、一括でコースの割当及びコースに対する配車を行うことで、配車業務を大幅に効率化することに関して何等記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所定の項目でオーダーを集約し、一括でコースの割当及びコースに対する配車を行うことで、配車業務を大幅に効率化することが可能な配車管理装置、配車管理方法、及び配車管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた配車管理装置であって、前記記憶部には、一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、が格納されており、前記制御部は、前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力手段と、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当手段と、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる配車割当手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記所定の項目は、得意先と、着地及び/又は発地とを含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記受注データは、配送事業所を含み、前記コース割当手段は、配車日及び配送事業所を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記マスタには、さらに、コースの配送順が登録されていることにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行される配車管理方法であって、前記記憶部には、一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、が格納されており、前記制御部において実行される、前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力工程と、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当工程と、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる配車割当工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた情報処理装置で実行するための配車管理プログラムであって、前記記憶部には、一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、が格納されており、前記制御部において、前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力工程と、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当工程と、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる配車割当工程と、を実行するための配車管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、所定の項目でオーダーを集約し、一括でコースの割当及びコースに対する配車を行うことで、配車業務を大幅に効率化することが可能となるという効果を奏する。
図1は、配車管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、コース設定マスタの構成例を示す図である。 図3は、受注データの構成例を示す図である。 図4は、本実施の形態における配送管理装置の全体の処理の一例を説明するためのフローチャートを示す図である。 図5は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。 図6は、コース割当画面の表示例を示す図である。 図7は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。 図8は、コース配車画面の表示例を示す図である。 図9は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。 図10は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
例えば、物流業界では、主軸事業である運送業務に伴い、事業規模に応じては日々数千件という受注(オーダー)に対する配車作業が必要となっている。
しかしながら、配車のやり方は運送会社によって様々だが、例えば、配車担当者が一日数千件のオーダーに対して配車する必要がある場合、量が多くて現実的に配車業務が追いつかないという課題があった。
そのため、物流業界の労働人口が減少していく中で、人為的な手作業を削減又はシステムへの置き換えをする必要性が如実に求められている背景がある。
本実施の形態では、荷主から依頼される配送先はある程度パターン化しているため、
特定の任意項目(得意先・発着地等)でオーダーを集約し、一括でコースの割当及びコースに対する配車機能を実現した。これにより、運送業界の主軸作業である運送事業において課題となっていた配車機能の業務の大幅な効率化が可能となる。
[2.構成]
本実施形態に係る配車管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、配車管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
配車管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、配車管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
配車管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。配車管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、配車管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、配車管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
また記憶部106は、コース設定マスタ106aと、受注ファイル106bとを備えている。図2は、コース設定マスタ106aの構成例を示す図である。図3は、受注データの構成例を示す図である。
コース設定マスタ106aは、図2に示すように、コースCD、配送順、所定の項目(例えば、得意先CDと、着地CD)のデータを関連づけて登録するためのテーブル等で構成することができる。ここで、コースは、トラックなどの配車された車が、最初の発地から最後の着地までに色々な荷物を都度集荷や配達しながら運行する一連の配達経路のことを表している。得意先CD及び着地CDは、コースを割り当てる場合にキー項目となる。ここでは、所定の項目を、得意先CDと、着地CDとしているが、得意先CDと、発地CD及び/又は着地CDとしてもよい。
受注ファイル106bは、受注データを格納するためのファイルである。受注データは、図3に示すように、受注NO、得意先CD、着地CD、荷量、発地CD、配車事業所、及び配車日のデータを含んでいてもよい。
図1に戻り、制御部102は、配車管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注入力部102aと、コース割当部102bと、配車割当部102cと、マスタメンテ部102dと、画面表示制御部102eと、を備えている。
受注入力部102aは、例えば、モニタ114に表示される、不図示の受注入力画面上でのオペレータ等の操作に応じて、受注NO、得意先CD、着地CD、荷量、発地CD、配車事業所、配車日を含む受注データを入力して、受注ファイル106bに格納する。
コース割当部102bは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面(図5参照)及びコース割当画面(図6参照)上でのオペレータ等の操作に応じて、配車日を抽出条件として指定し、受注ファイル106bから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、その所定の項目(例えば、得意先CDと、発地CD及び/又は着地CD)をキーとしてコース設定マスタ106aのコースを取得して一括で割り当てる。所定の項目は、例えば、得意先CDと、発地CD及び/又は着地CDとしてもよい。抽出条件として、配車日に加えて、配車事業所を追加することにしてもよい。コース設定マスタ106aは、コースの配送順を登録してもよい。
配車割当部102cは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面(図5参照)及びコース配車画面(図8参照)上でのオペレータ等の操作に応じて、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる。
マスタメンテ部102dは、モニタ112に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータ等の操作に応じて、コース設定マスタ106aに対するデータの入力・追加・変更等の編集を行うためのものである。
画面表示制御部102eは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、受注入力画面、配車入力メイン画面、コース割当画面、コース配車画面、マスタメンテ画面等)の表示及びその入力を制御する。
[3.処理の具体例]
図1~図10を参照して、本実施の形態における配車管理装置100の処理の具体例を説明する。まず、図4を参照して、本実施の形態における配車管理装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明する。図4は、本実施の形態における配車管理装置100の制御部102の全体の処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図4において、受注入力部102aは、受注入力処理を実行する(ステップS1)。具体的には、受注入力処理では、例えば、モニタ114に表示される、不図示の受注入力画面上でのオペレータ等の操作に応じて、日々の受注である、受注NO、得意先CD、着地CD、荷量、発地CD、配車事業所、配車日を含む受注データを入力して、受注ファイル106bに格納する。
コース割当部102bは、コース割当処理を実行する(ステップS2)。具体的には、コース割当処理では、コース割当部102bは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面(図5参照)及びコース割当画面(図6参照)上でのオペレータ等の操作(オペレーション(1)、(2))に応じて、配車日及び配車事業所を抽出条件として指定し、受注ファイル106bから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、その得意先CD及び着地CDをキーとしてコース設定マスタ106aのコースを取得して一括で割り当てる。
配車割当部102cは、配車割当処理を実行する(ステップS3)。具体的には、配車割当処理では、配車割当部102cは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面(図5参照)及びコース配車画面(図8参照)上でのオペレータ等の操作(オペレーション(3)、(4))に応じて、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる。
つぎに、図1~図10を参照して、本実施の形態における配車管理装置100の処理の具体例を説明する。図5は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。図6は、コース割当画面の表示例を示す図である。図7は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。図8は、コース配車画面の表示例を示す図である。図9は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。図10は、配車入力メイン画面の表示例を示す図である。以下では、図2のコース設定マスタ106a及び図3の受注データのデータ例を使用して説明する。
図2に示すコース設定マスタ106a例では、1行目は、コースCD「C1」、配送順「1」、得意先CD「A商事」、着地CD「F商店」、2行目は、コースCD「C1」、配送順「2」、得意先CD「A商事」、着地CD「G商店」、3行目は、コースCD「C2」、配送順「1」、得意先CD「B商事」、着地CD「Hマーケット」となっている。4行目は、コースCD「C3」、配送順「1」、得意先CD「メーカーC」、着地CD「I本舗」、5行目は、コースCD「C4」、配送順「1」、得意先CD「メーカーD」、着地CD「J倉庫」、6行目は、コースCD「C4」、配送順「2」、得意先CD「メーカーE」、着地CD「J倉庫」、7行目は、コースCD「C4」、配送順「3」、得意先CD「メーカーF」、着地CD「J倉庫」となっている。
図3に示す受注データの例では、1行目は、受注NO「J1」、得意先CD「A商事」、 着地CD「F商店」、荷量「180.00」、発地CD「A倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、2行目は、受注NO「J2」、得意先CD「A商事」、着地CD「G商店」、荷量「304.80」、発地CD「A倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、3行目は、受注NO「J3」、得意先CD「B商事」、着地CD「Hマーケット」、荷量「3306.18」、発地CD「倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、4行目は、受注NO「J4」、得意先CD「メーカーC」、着地CD「I本舗」、荷量「100.00」、発地CD「C倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」となっている。
5行目は、受注NO「J5」、得意先CD「メーカーD」、着地CD「J倉庫」、荷量「50.00」、発地CD「D倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、6行目は、受注NO「J6」、得意先CD「メーカーE」、着地CD「J倉庫」、荷量「70.50」、発地CD「E倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、7行目は、受注NO「J7」、得意先CD「メーカーF」、着地CD「J倉庫」、荷量「130.33」、発地CD「F倉庫」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」、8行目は、受注NO「J8」、得意先CD「A商事」、着地CD「F商店」、荷量「60.00」、発地CD「G商店」、配車事業所「001」、配車日「2020/6/3」となっている。
なお、受注データは、日次で同様の受注が数千件単位で作成されているが、ここでは、上記8伝票で例を示す。
[コース割当処理]
図5~図7を参照して、コース割当処理を説明する。画面表示制御部102eは、図5に示すような、配車入力メイン画面を表示する。コース割当部102bは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面及びコース割当画面上でのオペレータ等の操作(オペレート(1)、(2))に応じて、配車日及び配車事業所を抽出条件として指定し、受注ファイル106bから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、その得意先CD及び着地CDをキーとしてコース設定マスタ106aのコースを取得して一括で割り当てる。
配車入力メイン画面では、抽出条件に合致する受注データを受注ファイル106bから抽出して全て展開する。
図5に示す配車入力メイン画面400は、抽出条件を設定するためのエリア401と、受注データに対して、コース及び配車を割り当てるためのエリア402と、配車割当ボタン403と、配車割当を解除するための配車割当解除ボタン404と、コース割当画面を表示するためのコース割当ボタン405と、コース配車画面を表示するためのコース配車ボタン406と、登録ボタン407と、取消ボタン408と、を備えている。
エリア401は、処理モード(入力or照会)を選択するための指定ボタンと、配車日の指定欄と、配車事業所CDを指定するための指定欄と、指定される抽出条件に合致するデータを受注データから抽出してエリア402に表示するための表示ボタン409と、を備えている。
エリア402は、行番号と、選択ボックス、受注NO、コースCD、得意先CD、着地CD、発地CD、荷量、配車日、配車事業所CD、配車部門CD、車両CD、自/傭、傭車先CD、運転者CDの項目を備えている。受注NO、コースCD、得意先CD、着地CD、発地CD、荷量、配車日、配車事業所CDの項目は、抽出条件に合致する受注データが読み出されて表示される。
図5に示す例では、エリア401において、抽出条件として、処理モード「入力」、配車日「2020/6/3」、配車事業所CD「001」が指定されて、表示ボタン409が押下されて、当該抽出条件に合致する受注データが受注ファイル106bから抽出されてエリア402に表示されている。
(オペレート(1))
配車入力メイン画面400で、コース割当ボタン405が押下されると、画面表示制御部102eは、図6に示すようなコース割当画面を表示する。コース割当部102bは、受注データの得意先CD及び着地CDをキーとして、コース設定マスタ106aのコースCDを取得して、受注データに割り当てる。すなわち、多数のオーダーを自動集約させる。コースCDはコース設定マスタ106aの設定により自動セットされるが、任意で変更することも可能である。
図6に示すコース割当画面500は、配車メイン入力画面への展開ボタン501と、割り当てられたコースCD、受注データの得意先CD、着地CD、発地CDの項目のデータが表示されるエリア502と、を備えている。
図6に示す例では、1行目は、コースCD「C1」、得意先CD「A商事」、着地CD「F商店」、発地CD「A倉庫」、2行目は、コースCD「C1」、得意先CD「A商事」、着地CD「G商店」、発地CD「A倉庫」、3行目は、コースCD「C2」、得意先CD「B商事」、着地CD「Hマーケット」、発地CD「B倉庫」、4行目は、コースCD「C3」、得意先CD「メーカーC」、着地CD「I本舗」、発地CD「C倉庫」となっている。
(オペレート(2))
コース割当画面500で、配車画面へ展開ボタン502が押下されると、画面表示制御部102eは、図7に示すような配車入力メイン画面400を表示する。配車入力メイン画面400のエリア402には、各受注データにコース割当画面でセットされたコースCDが展開される。
[コース配車割当処理]
図8~図10を参照して、コース割当処理を説明する。配車割当部102cは、例えば、モニタ114に表示される、配車入力メイン画面及びコース配車画面上でのオペレータ等の操作(オペレート(3)、(4))に応じて、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる。
(オペレート(3))
配車入力メイン画面600で、コース配車ボタン406が押下されると、画面表示制御部102eは、図8に示すようなコース配車画面600を表示する。コース集約した受注データ毎に一括で配車をかけるオペレートを実行する。配車部門や車両の情報(画面上、背景色が白の項目)を配車担当のオペレータが手動で入力する。
図8に示すコース配車画面600は、配車メイン入力画面への展開ボタン601と、割り当てられたコースCDに配車を割り当てるためのエリア602とを備えている。エリア602には、コースCD、配車部門CD、配達日時、荷量、車両CD、自(自社)/傭(傭車)、傭車先CD、運転者CDの項目が表示される。コースCD、配達日時、荷量は、図7のエリア402のデータが集約(集計)されて表示される。コースCD毎に、配車部門CD、車両CD、自/傭、傭車先CDをオペレータが入力する。
図8に示す例では、1行目は、コースCD「C1」、配車部門CD「H1」、配達日時「2020/6/3」、荷量「644.80」、車両CD「S121」、自/傭「傭」、傭車先CD「YO1」、運転者CD「UN1」、2行目は、コースCD「C2」、配車部門CD「H2」、配達日時「2020/6/3」、荷量「3306.18」、車両CD「S122」、自/傭「自」、傭車先CD「空白」、運転者CD「UN2」となっている。3行目は、コースCD「C3」、配車部門CD「H3」、配達日時「2020/6/3」、荷量「100.00」、車両CD「S123」、自/傭「自」、傭車先CD「空白」、運転者CD「UN3」、4行目は、コースCD「C4」、配車部門CD「H4」、配達日時「2020/6/3」、荷量「250.83」、車両CD「S124」、自/傭「傭」、傭車先CD「YO2」、運転者CD「UN4」となっている。
(オペレート(4))
コース配車画面600で、配車画面へ展開ボタン602が押下されると、画面表示制御部102eは、図9に示すような配車入力メイン画面400を表示する。コース配車画面でセットされた情報をエリア402に展開し、各受注データに、配車部門CD、車両CD、自/傭、傭車先CDのデータを追加する。登録ボタン407が押下されると、エリア402の受注データが受注ファイル106bに登録(更新)される。図10は、抽出条件の処理モードを「照会」として、受注ファイル106bからデータを呼び出した画面の例を示している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したコース設定マスタ106aと、受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するための受注ファイル106bと、前記受注データを入力して、受注ファイル106bに格納する受注入力部102aと、配車日を抽出条件として指定し、受注ファイル106bから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとしてコース設定マスタ106aのコースを取得して一括で割り当てるコース割当部102bと、コースを割り当てた各受注データに車両及び運転手を割り当てる配車割当部102cと、を備えているので、所定の項目でオーダーを集約し、一括でコースの割当及びコースに対する配車を行うことで、配車業務を大幅に効率化することが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、配車管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、配車管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて配車管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、配車管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、配車管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、配車管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 配車管理装置
102 制御部
102a 受注入力部
102b コース割当部
102c 配車割当部
102d マスタメンテ部
102e 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a コース設定マスタ
106b 受注ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. 記憶部及び制御部を備えた配車管理装置であって、
    前記記憶部には、
    一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、
    受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力手段と、
    メイン画面上でのオペレータの操作に応じて、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当手段と、
    配車画面上でのオペレータの操作に応じて、コースを割り当てた各受注データに、車両、自社/傭車の区別、傭車の場合の傭車先、運転者を割り当てる配車割当手段と、
    を備えたことを特徴とする配車管理装置。
  2. 前記所定の項目は、得意先と、着地及び/又は発地とを含むことを特徴とする請求項1に記載の配車管理装置。
  3. 前記受注データは、配送事業所を含み、
    前記コース割当手段は、配車日及び配送事業所を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配車管理装置。
  4. 前記マスタには、さらに、コースの配送順が登録されていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の配車管理装置。
  5. 記憶部及び制御部を備えた情報処理装置が実行する配車管理方法であって、
    前記記憶部には、
    一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、
    受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、
    が格納されており、
    前記制御部において実行される、
    前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力工程と、
    メイン画面上でのオペレータの操作に応じて、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当工程と、
    配車画面上でのオペレータの操作に応じて、コースを割り当てた各受注データに、車両、自社/傭車の区別、傭車の場合の傭車先、運転者を割り当てる配車割当工程と、
    を含むことを特徴とする配車管理方法。
  6. 記憶部及び制御部を備えた情報処理装置に実行させるための配車管理プログラムであって、
    前記記憶部には、
    一連の配達経路であるコースと所定の項目とを関連づけて登録したマスタと、
    受注番号、前記所定の項目、荷量、配車日を含む受注データを格納するためのファイルと、
    が格納されており、
    前記制御部に、
    前記受注データを入力して、前記ファイルに格納する受注入力工程と、
    メイン画面上でのオペレータの操作に応じて、配車日を抽出条件として指定し、前記ファイルから指定した抽出条件に合致する受注データを抽出し、抽出した各受注データに、前記所定の項目をキーとして前記マスタのコースを取得して一括で割り当てるコース割当工程と、
    配車画面上でのオペレータの操作に応じて、コースを割り当てた各受注データに、車両、自社/傭車の区別、傭車の場合の傭車先、運転者を割り当てる配車割当工程と、
    を実行させるための配車管理プログラム。
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