JP7410843B2 - 売上計上装置、売上計上方法および売上計上プログラム - Google Patents

売上計上装置、売上計上方法および売上計上プログラム Download PDF

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Description

本発明は、売上計上装置、売上計上方法および売上計上プログラムに関する。
ITメディア業界や工事業界などでは、得意先から受注したプロジェクトの見積書を作成し、社内で見積内容の承認を得てから得意先に提示している。営業担当者が得意先に見積書を提示すると、見積内容の交渉が行われることがあり、その場合、交渉で変更された見積内容の承認を再度社内で得る必要がある。
特許文献1には、見積が後の値段交渉などで変更になった場合、その変更履歴を見積データベースとして管理する方法について記載されている。
特開2017-162419号公報
しかしながら、営業担当者が、変更された見積内容の承認を得ないまま、社内で管理している見積データの内容を変更してしまう場合があり、受注データを売上計上する際に、見積データとの整合性が取れないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、見積データと受注データとを紐付ける紐付データを管理するとともに、紐付データを確認して売上計上することができる売上計上装置、売上計上方法および売上計上プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る売上計上装置は、制御部を備える売上計上装置であって、プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、にアクセス可能であり、前記制御部は、前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定手段と、前記決定手段が紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成手段と、1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る売上計上装置において、前記決定手段は、設定された抽出条件に該当する見積および受注の紐付が前記紐付データに存在するか確認し、当該紐付が前記紐付データに存在する場合、前記紐付データから、当該紐付を全て抽出する第一抽出手段と、前記第一抽出手段が抽出した紐付を、第一の画面に全て表示する第一表示手段と、前記見積データから、前記第一の画面で選択された紐付を構成する見積に紐付く情報を全て抽出するとともに、前記受注データから、当該選択された紐付を構成する受注に紐付く情報を全て抽出する第二抽出手段と、前記第二抽出手段が抽出した情報を、第二の画面に全て表示する第二表示手段と、をさらに備え、前記制御部は、前記紐付データで管理されている前記選択された紐付けを、前記第二の画面において紐付対象として決定された見積と前記第二の画面において紐付対象として決定された受注との紐付に更新する更新手段をさらに備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る売上計上装置において、前記決定手段は、設定された抽出条件に該当する見積および受注の紐付が前記紐付データに存在するか確認し、当該紐付が前記紐付データに存在しない場合、前記見積データから、当該設定された抽出条件に該当する見積を全て抽出するとともに、前記受注データから、当該設定された抽出条件に該当する受注を全て抽出する第三抽出手段と、前記第三抽出手段が抽出した見積および受注を、前記第一の画面に全て表示する第三表示手段と、前記第三抽出手段が抽出した見積および受注を、前記第二の画面に全て表示する第四表示手段と、をさらに備え、前記作成手段は、前記第二の画面において紐付対象として決定された見積と前記第二の画面において紐付対象として決定された受注とを紐付けた紐付データを作成すること、を特徴とする。
また、本発明に係る売上計上方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される売上計上方法であって、前記情報処理装置は、プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、にアクセス可能であり、前記制御部で実行される、前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定ステップと、前記決定ステップが紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成ステップと、1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る売上計上プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための売上計上プログラムであって、前記情報処理装置は、プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、にアクセス可能であり、前記制御部に実行させるための、前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定ステップと、前記決定手段が紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成ステップと、1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、見積データと受注データとを紐付ける紐付データを管理するとともに、紐付データを確認して売上計上することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に関連するデータの構造の一例を示す図である。 図2は、売上計上装置100の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、見積データ106aの一例を示す図である。 図4は、受注データ106bの一例を示す図である。 図5は、売上データ106cの一例を示す図である。 図6は、見積受注紐付データ106dの一例を示す図である。 図7は、見積受注紐付一覧画面MAを表示する場合に売上計上装置100で実行される処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図8は、見積受注紐付入力画面MBを表示して見積受注紐付データを更新する場合に売上計上装置100で実行される処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図9は、見積受注紐付入力画面MBを表示して見積受注紐付データを作成する場合に売上計上装置100で実行される処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図10は、受注データ106bから設定された受注データを売上計上する場合に売上計上装置100で実行される処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図11は、見積受注紐付一覧画面MAの一例を示す図である。 図12は、見積受注紐付入力画面MBの一例を示す図である。
以下に、本発明に係る売上計上装置、売上計上方法および売上計上プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
ここでは、本実施形態の概要について、図1等を参照して説明する。
図1は、本実施形態に関連するデータの構造の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態では、社内で承認を得た見積内容を管理する見積データと社内で承認を得た受注内容を管理する受注データとを紐付けたデータとして、見積受注紐付データを作成する。また、本実施形態では、売上計上する際、見積受注紐付データを確認し、売上計上する受注データに社内承認を得た見積データが紐付いていないと売上データを作成できないよう制御する。本実施形態により、得意先との交渉で変更された見積内容の承認を社内で得られるよう営業担当者が動くようになり、結果として見積の精度が向上する。見積の精度が向上すると、見積を行ったプロジェクトへの人員配置も正確に行うことができる。また、見積データと受注データとを紐付けて管理することで、得意先の依頼作業単位で見積書を作成することや、自社内の原価管理する単位を細分化して部門別に管理することもできる。
[2.構成]
ここでは、本実施形態に係る売上計上装置100の構成の一例について、図2等を参照して説明する。図2は、売上計上装置100の構成の一例を示すブロック図である。
売上計上装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータを基に構築したものである。なお、売上計上装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
売上計上装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。売上計上装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、売上計上装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、売上計上装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106には、例えば、見積データ106a、受注データ106b、売上データ106c、および見積受注紐付データ106dなどが格納される。
図3は、見積データ106aの一例を示す図である。見積データ106aは、見積識別情報(例えば、見積番号、見積枝番など)と、得意先識別情報(例えば、得意先コードなど)と、請求先識別情報(例えば、請求先コードなど)と、見積金額と、見積件名と、社内で承認を得たかどうかを示す社内承認状態(例えば、社内で承認を得ていれば「承認」、社内で承認を得ていなければ「未承認」など)と、を含む。
図4は、受注データ106bの一例を示す図である。受注データ106bは、受注識別情報(例えば、受注番号など)と、受注名と、得意先識別情報と、請求先識別情報と、受注金額と、受注が売上計上されたかどうかを示す売上計上状態(例えば、売上計上されていれば「1」、売上計上されていなければ「0」など)と、社内承認状態と、を含む。
図5は、売上データ106cの一例を示す図である。売上データ106cは、売上識別情報(例えば、売上番号など)と、受注識別情報と、得意先識別情報と、請求先識別情報と、売上金額と、社内承認状態と、を含む。
図6は、見積受注紐付データ106dの一例を示す図である。見積受注紐付データは、本発明の紐付データに相当する。見積受注紐付データ106dは、紐付識別情報(例えば、紐付番号、紐付行番号など)と、見積識別情報と、受注識別情報と、を含む。
図2に戻り、制御部102は、売上計上装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、本発明の決定手段に相当する決定部102aと、本発明の作成手段に相当する作成部102bと、本発明の更新手段に相当する更新部102cと、本発明の売上計上手段に相当する売上計上部102dなどを備え、決定部102aは、本発明の第一抽出手段に相当する第一抽出部102a1と、本発明の第一表示手段に相当する第一表示部102a2と、本発明の第二抽出手段に相当する第二抽出部102a3と、本発明の第二表示手段に相当する第二表示部102a4と、本発明の第三抽出手段に相当する第三抽出部102a5と、本発明の第三表示手段に相当する第三表示部102a6と、本発明の第四表示手段に相当する第四表示部102a7などをさらに備える。
決定部102aは、見積データ106aおよび受注データ106bから、紐付対象の見積データおよび受注データを決定する。決定部102aにおいて、以下の[11]から[14]の処理および/または[21]から[23]の処理が実行される。
[11]第一抽出部102a1は、設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在するか確認し、当該設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在する場合、見積受注紐付データ106dから、当該設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データを、全て抽出する。
[12]第一表示部102a2は、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データを、見積受注紐付一覧画面MAに全て表示する。見積受注紐付一覧画面MAは、本発明の第一の画面に相当する。
[13]第二抽出部102a3は、見積データ106aから、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データであって見積受注紐付一覧画面MAで選択されたものに格納されている見積番号および見積枝番に紐付く見積データを全て抽出するとともに、受注データ106bから、当該選択された見積受注紐付データに格納されている受注番号に紐付く受注データを全て抽出する。
[14]第二表示部102a4は、第二抽出部102a3が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付入力画面MBに全て表示する。見積受注紐付入力画面MBは、本発明の第二の画面に相当する。
[21]第三抽出部102a5は、当該設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在するか確認し、当該設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在しない場合、見積データ106aから、当該設定された抽出条件に該当する見積データを全て抽出するとともに、受注データ106bから、当該設定された抽出条件に該当する受注データを全て抽出する。
[22]第三表示部102a6は、第三抽出部102a5が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付一覧画面MAに全て表示する。
[23]第四表示部102a7は、第三抽出部102a5が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付入力画面MBに全て表示する。
作成部102bは、決定部102aが紐付対象として決定した見積データおよび受注データを基に、当該決定した見積データに格納されている見積番号および見積枝番と受注データに格納されている受注番号とを紐付けて管理する見積受注紐付データを作成する。作成部102bは、[21]の処理で第一抽出部102a1が抽出した見積データから見積受注紐付入力画面MBにおいて紐付対象として決定されたた見積データに格納されている見積番号および見積枝番と[21]の処理で第一抽出部102a1が抽出した受注データから見積受注紐付入力画面MBbにおいて紐付対象として決定された受注データに格納されている受注番号とを紐付けた見積受注紐付データを作成する。
更新部102cは、見積受注紐付データ106dで管理されている、[13]の処理の直前に見積受注紐付一覧画面MAで選択された見積受注紐付データを、見積受注紐付入力画面MBにおいて紐付対象として決定された見積番号および見積枝番と紐付対象として決定された受注番号とを紐付けた見積受注紐付データに更新する。
売上計上部102dは、1)受注データ106bから、売上計上する受注データに格納されている受注番号、当該受注番号に紐付く受注金額、および当該受注番号に紐付く社内承認状態を抽出し、2)見積受注紐付データ106dから、当該抽出した受注番号に紐付く見積番号および見積枝番を全て抽出し、3)見積データ106aから、当該抽出した見積番号および見積枝番に紐付く見積金額および当該抽出した見積番号および見積枝番に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)受注データ106bおよび見積データ106aから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注番号、および当該抽出した受注番号に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、受注データ106b内の当該抽出した受注番号に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、売上データの作成を行わずに処理を終了する。
制御部102を構成する各処理部が実行する処理の具体例については、以下に詳細に説明する。
[3.処理の具体例]
ここでは、売上計上装置100で実行される処理の具体例について、以下の[3-1]、[3-2]、および[3-3]にて詳細に説明する。なお、本説明では、図3に示す見積データ106a、図4に示す受注データ106b、および図6に示す見積受注紐付データ106dが予め記憶部106に格納されていることを前提とする。
[3-1.見積紐付データを更新する場合の具体例]
はじめに、見積受注紐付データ106dから選択された見積受注紐付データを、修正または削除を行い更新する場合に売上計上装置100で実行される処理の具体例について説明する。
まず、オペレータは、モニタ114に予め表示されている見積受注紐付一覧画面MA内の抽出条件MA1に、入力装置112を介して、受注番号、受注名、見積番号・枝番、見積件名、得意先コード、および請求先コードを設定する。本説明では、図11の見積受注紐付一覧画面MA内の抽出条件MA1に示すように、受注番号として「KEI001」~「KEI004」、見積番号・枝番として「MIT001」~「MIT004」、得意先コードとして「TOK001」~「TOK002」、および請求先コードとして「SEI001」~「SEI002」が設定されたものとする。
[第一抽出処理]
つぎに、第一抽出部102a1は、設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在するか確認し(ステップSA1)、存在する場合(ステップSA2:Yes)、見積受注紐付データ106dから、設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データを、全て抽出する(ステップSA3)。本説明では、図6に示す見積受注紐付データ106d中のレコード全てが、設定された抽出条件に該当するので、見積受注紐付データ106d中のレコード全てを抽出する。
[第一表示処理]
つぎに、第一表示部102a2は、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データを、見積受注紐付一覧画面MAに全て表示する(ステップSA4)。本説明では、第一表示部102a2は、図3に示す見積データ106aおよび図4に示す受注データ106bを参照し、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データ全てに加えて、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データに格納されている見積番号および見積枝番に紐付く見積件名、得意先名、および請求先名全て、ならびに、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データに格納されている受注番号に紐付く受注名、得意先名、および請求先名全ても、図11の見積受注紐付一覧画面MA内の一覧MA3に示すように表示するものとする。
ここで、オペレータは、一覧MA3から、修正または削除を行い更新する見積受注紐付データを選択し、修正ボタンMA5または削除ボタンMA6を押下する。本説明では、オペレータが、一覧MA3から、太線で囲まれた受注番号「KEI001」、受注名「製品A・B」、見積番号「MIT001」、見積枝番「0」、見積件名「製品A」、得意先名「得意先001」、請求先名「請求先001」のレコードを選択し、削除ボタンMA6を押下したものとする。なお、本説明では、オペレータが、受注番号「KEI001」、受注名「製品A・B」、見積番号「MIT001」、見積枝番「0」、見積件名「製品A」、得意先名「得意先001」、請求先名「請求先001」のレコードを選択しただけで、図6に示す見積受注紐付データ106dの太線で囲まれた、当該レコードを含む見積受注紐付データが選択されたものとする。
[第二抽出処理]
つぎに、第二抽出部102a3は、見積データ106aから、第一抽出部102a1が抽出した見積受注紐付データであって選択されたものに格納されている見積番号および見積枝番に紐付く見積データを全て抽出するとともに、受注データ106bから、当該選択された見積受注紐付データに格納されている受注番号に紐付く受注データを全て抽出する(ステップSB1)。本説明では、図3に示す見積データ106aの太線で囲まれた3つの見積データ、および図4に示す受注データ106bの太線で囲まれた2つの受注データを抽出する。
[第二表示処理]
つぎに、第二表示部102a4は、第二抽出部102a3が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付入力画面MBに全て表示する(ステップSB2)。本発明では、オペレータが、図11の見積受注紐付一覧画面MA内の一覧MA3から、受注番号「KEI001」、受注名「製品A・B」、見積番号「MIT001」、見積枝番「0」、見積件名「製品A」、得意先名「得意先001」、請求先名「請求先001」のレコードを選択して削除ボタンMA6を押下したので、図12の見積受注紐付入力画面MB内の見積データ一覧MB2および受注データ一覧MB4に示すように、紐付行番号「1」、見積番号「MIT001」、見積枝番「0」、見積件名「製品A」、金額「1,000,000」のレコードにある「削除」のチェックボックスと、紐付行番号「1」、受注番号「KEI001」、受注名「製品A・B」、金額「1,200,000」のレコードにある「削除」のチェックボックスに、それぞれチェックが入った状態で表示するものとする。
ここで、オペレータは、紐付対象の見積データおよび受注データを決定し、見積受注紐付入力画面MB内の登録ボタンMB5を押下する。本説明では、図12の見積受注紐付入力画面MB内の見積データ一覧MB2および受注データ一覧MB4に示す状態で、登録ボタンMB5を押下したものとする。
[更新処理]
つぎに、更新部102cは、図11の見積受注紐付一覧画面MAで選択された見積受注紐付データを、第二抽出部102a3が抽出した見積データから紐付対象に決定した見積データに格納されている見積番号および見積枝番と第二抽出部102aが抽出した受注データから紐付対象に決定した受注データに格納されている受注番号とを紐付けた見積受注紐付データに更新する(ステップSB3)。本説明では、図6に示す見積受注紐付データ106dの太線で囲まれた見積受注紐付データを、紐付番号「MTH001」、紐付行番号「1」、見積番号「MIT002」、見積枝番「0」、受注番号「KEI002」、紐付番号「MTH001」、紐付行番号「2」、見積番号「MIT003」、見積枝番「1」、受注番号「(空欄)」に更新する。
以上の処理の結果、見積受注紐付データ106dから選択された見積受注紐付データを、修正または削除を行い更新することができる。
[3-2.見積紐付データを作成する場合の具体例]
ここでは、見積データ106aから選択された見積データと受注データ106bから選択された受注データとを紐付けた見積受注紐付データを作成する場合に売上計上装置100で実行される処理の具体例について説明する。
まず、オペレータは、モニタ114に予め表示されている見積受注紐付一覧画面MA内の抽出条件MA1に、入力装置112を介して、受注番号、受注名、見積番号・枝番、見積件名、得意先コード、および請求先コードを設定する。
[第三抽出処理]
つぎに、第三抽出部102a5は、設定された抽出条件に該当する見積受注紐付データが見積受注紐付データ106dに存在するか確認し(ステップSA1)、存在しない場合(ステップSA2:No)、見積データ106aから、設定された抽出条件に該当する見積データを全て抽出するとともに、受注データ106bから、設定された抽出条件に該当する受注データを全て抽出する(ステップSA5)。
[第三表示処理]
つぎに、第三表示部102a6は、第三抽出部102a5が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付一覧画面MAに全て表示する(ステップSA6)。
ここで、オペレータは、図11の見積受注紐付一覧画面MA内の新規ボタンMA4を押下する。
[第四表示処理]
つぎに、第四表示部102a7は、第三抽出部102a5が抽出した見積データおよび受注データを、見積受注紐付入力画面MBに全て表示する(ステップSC1)。
ここで、オペレータは、紐付対象の見積データおよび受注データを決定し、見積受注紐付入力画面MB内の登録ボタンMB5を押下する。
[作成処理]
つぎに、作成部102bは、紐付対象に決定した見積データに格納されている見積番号および見積枝番と紐付対象に決定した受注データに格納されている受注番号とを紐付けた見積受注紐付データを作成する(ステップSC2)。
以上の処理の結果、見積データ106aから選択された見積データと受注データ106bから選択された受注データとを紐付けた見積受注紐付データを作成することができる。
[3-3.受注データを売上計上する場合の具体例]
ここでは、受注データ106bから設定された受注データを売上計上する場合に売上計上装置100で実行される処理の具体例について説明する。
まず、オペレータは、モニタ114に予め表示されている受注データ106bから、入力装置112を介して、売上計上する受注データを設定する。
つぎに、売上計上部102dは、受注データ106bから、当該設定された受注データに格納されている受注番号、当該受注番号に紐付く受注金額、および当該受注番号に紐付く社内承認状態を抽出する(ステップSD1)。
つぎに、売上計上部102dは、見積受注紐付データ106dから、ステップSD1で抽出した受注番号に紐付く見積番号および見積枝番を全て抽出する(ステップSD2)。
つぎに、売上計上部102dは、見積データ106aから、ステップSD2で抽出した見積番号および見積枝番に紐付く見積金額ならびにステップSD2で抽出した見積番号および見積枝番に紐付く社内承認状態を全て抽出する(ステップSD3)。
つぎに、売上計上部102dは、ステップSD1およびステップSD3で抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つステップSD1で抽出した受注金額がステップSD3で抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し(ステップSD4)、当該条件を満たしている場合(ステップSD5:Yes)、当該設定された受注データを基に、売上データを作成する(ステップSD6)。
つぎに、売上計上部102dは、当該設定された受注データに格納されている売上計上状態を売上計上済に更新する(ステップSD7)。
また、売上計上部102dは、当該条件を満たすかどうかを確認し(ステップSD4)、当該条件を満たしていない場合(ステップSD5:No)、売上データの作成を行わずに処理を終了する(ステップSD8)。
以上の処理の結果、受注データ106bから設定された受注データを売上計上することができる。
[3-4.まとめ]
以上の処理から、見積データと受注データとを紐付ける見積受注紐付データを管理することができる。また、売上計上する際、見積受注紐付データを確認し、売上計上する受注データに社内承認を得た見積データが紐付いていないと売上データを作成できないよう制御することができる。
案件管理する業態で見積段階での見積内容の精度が悪いと、売上段階までに金額の修正が多数必要になることがあり、アサイン計画に問題が生じてしまっていた。本実施形態では、社内統制として、見積金額の変更に応じて請求額や社内の売上情報の登録にチェックをし、見積情報と受注情報を紐付けて管理することで、見積の精度を向上させることができる。また、原価と利益を部門ごとに管理するため受注情報は細分化が必要であり、先方に提出するため見積情報は集約する必要がある。本実施形態では、見積情報と受注情報を紐付けて管理することで、先方の依頼作業単位で見積書を発行できる上、社内の原価管理する単位を細分化し、部門別に管理できるようになる。
本実施形態では、見積書の内容から営業担当者と得意先の間で口頭で値引きの約束をしてしまうなどへの統制として、見積データと受注データを紐付けて、再度正式に受注した金額での見積データが登録・承認されていないと売上計上ができないように制御できる。受注情報の登録時に統制を強化することで、見積の精度を向上させ、プロジェクトへの人員アサイン計画ができるようになる。
本実施形態では、見積受注紐付データは紐付ける見積:受注の件数を1:1だけでなく1:n、n:1、n:mで登録できる。また、本実施形態では、見積受注紐付データとして登録したい見積データおよび受注データそれぞれの請求先・得意先が単一であることを前提としたが、当該見積データおよび当該受注データそれぞれの請求先・得意先が単一でない場合、見積受注紐付データとして当該見積データおよび当該受注データを登録できないよう制御してもよい。また、本実施形態では、見積受注紐付データとして登録したい見積データおよび受注データ全ての社内承認状態が承認済であることを前提としたが、当該見積データおよび当該受注データの中に社内承認状態が承認済でないものが含まれる場合、見積受注紐付データとして当該見積データおよび当該受注データを登録できないよう制御してもよい。また、見積受注紐付データとして登録したい受注データが全て売上済の場合、見積受注紐付データとして登録したい見積データの見積合計額が当該受注データの受注合計額と等しくないと見積受注紐付データとして当該受注データおよび当該見積データを登録できないよう制御してもよい。また、見積受注紐付データとして登録したい受注データのうち売上計上状態が売上済になっている受注データの売上合計額が、見積受注紐付データとして登録したい見積データの見積合計額を上回る場合、見積受注紐付データとして当該受注データおよび当該見積データを登録できないよう制御してもよい。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、売上計上装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、売上計上装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて売上計上装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、売上計上装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、売上計上装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、売上計上装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に、ITメディア業界や工事業界において有用である。
100 売上計上装置
102 制御部
102a 決定部
102a1 第一抽出部
102a2 第一表示部
102a3 第二抽出部
102a4 第二表示部
102a5 第三抽出部
102a6 第三表示部
102a7 第四表示部
102b 作成部
102c 更新部
102d 売上計上部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 見積データ
106b 受注データ
106c 売上データ
106d 見積受注紐付データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (5)

  1. 制御部を備える売上計上装置であって、
    プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、
    プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、
    にアクセス可能であり、
    前記制御部は、
    前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定手段と、
    前記決定手段が紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成手段と、
    1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上手段と、
    を備えること、
    を特徴とする売上計上装置。
  2. 前記決定手段は、
    設定された抽出条件に該当する見積および受注の紐付が前記紐付データに存在するか確認し、当該紐付が前記紐付データに存在する場合、前記紐付データから、当該紐付を全て抽出する第一抽出手段と、
    前記第一抽出手段が抽出した紐付を、第一の画面に全て表示する第一表示手段と、
    前記見積データから、前記第一の画面で選択された紐付を構成する見積に紐付く情報を全て抽出するとともに、前記受注データから、当該選択された紐付を構成する受注に紐付く情報を全て抽出する第二抽出手段と、
    前記第二抽出手段が抽出した情報を、第二の画面に全て表示する第二表示手段と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記紐付データで管理されている前記選択された紐付を、前記第二の画面において紐付対象として決定された見積と前記第二の画面において紐付対象として決定された受注との紐付に更新する更新手段
    をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の売上計上装置。
  3. 前記決定手段は、
    設定された抽出条件に該当する見積および受注の紐付が前記紐付データに存在するか確認し、当該紐付が前記紐付データに存在しない場合、前記見積データから、当該設定された抽出条件に該当する見積を全て抽出するとともに、前記受注データから、当該設定された抽出条件に該当する受注を全て抽出する第三抽出手段と、
    前記第三抽出手段が抽出した見積および受注を、前記第一の画面に全て表示する第三表示手段と、
    前記第三抽出手段が抽出した見積および受注を、前記第二の画面に全て表示する第四表示手段と、
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記第二の画面において紐付対象として決定された見積と前記第二の画面において紐付対象として決定された受注とを紐付けた紐付データを作成すること、
    を特徴とする請求項2に記載の売上計上装置。
  4. 制御部を備える情報処理装置で実行される売上計上方法であって、
    前記情報処理装置は、
    プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、
    プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、
    にアクセス可能であり、
    前記制御部で実行される、
    前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップが紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成ステップと、
    1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする売上計上方法。
  5. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための売上計上プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    プロジェクトの見積金額および見積の社内承認状態を見積ごとに管理する見積データと、
    プロジェクトの受注金額、受注の社内承認状態、および売上計上済かどうかを示す売上計上状態を受注ごとに管理する受注データと、
    にアクセス可能であり、
    前記制御部に実行させるための、
    前記見積データおよび前記受注データから、紐付対象の見積および受注を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップが紐付対象として決定した見積および受注を基に、当該決定した見積および受注を紐付けて管理する紐付データを作成する作成ステップと、
    1)前記受注データから、売上計上する受注、当該受注に紐付く受注金額、および当該受注に紐付く社内承認状態を抽出し、2)前記紐付データから、当該抽出した受注に紐付く見積を全て抽出し、3)前記見積データから、当該抽出した見積に紐付く見積金額および当該抽出した見積に紐付く社内承認状態を全て抽出し、4)前記受注データおよび前記見積データから抽出した社内承認状態が全て承認済であって且つ当該抽出した受注金額が当該抽出した見積金額の合計と等しいという条件を満たすかどうかを確認し、5)当該条件を満たしている場合、当該抽出した受注、および当該抽出した受注に紐付く受注金額を売上ごとに管理する売上データを作成し、前記受注データ内の当該抽出した受注に紐付く売上計上状態を売上計上済に更新し、6)当該条件を満たしていない場合、前記売上データの作成を行わずに処理を終了する売上計上ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする売上計上プログラム。
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