JP7547321B2 - 難燃防蟻樹脂組成物、電力ケーブルならびにその製造方法および敷設方法 - Google Patents
難燃防蟻樹脂組成物、電力ケーブルならびにその製造方法および敷設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7547321B2 JP7547321B2 JP2021512159A JP2021512159A JP7547321B2 JP 7547321 B2 JP7547321 B2 JP 7547321B2 JP 2021512159 A JP2021512159 A JP 2021512159A JP 2021512159 A JP2021512159 A JP 2021512159A JP 7547321 B2 JP7547321 B2 JP 7547321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- termite
- flame
- sheath
- power cable
- retardant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/38—Boron-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3477—Six-membered rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
- C08L101/12—Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by physical features, e.g. anisotropy, viscosity or electrical conductivity
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/18—Protection against damage caused by wear, mechanical force or pressure; Sheaths; Armouring
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B9/00—Power cables
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
(1)溶解度パラメータが7.1以上11.6以下の範囲であるベース樹脂と、イソシアヌレート構造を有する化合物と、ホウ素含有化合物とを含有し、前記イソシアヌレート構造を有する化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、0.05~10質量部の範囲であり、前記ホウ素含有化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、10~55質量部の範囲である、難燃防蟻樹脂組成物。
(2)前記ベース樹脂の溶解度パラメータが7.1以上10.8以下の範囲である、上記(1)に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
(3)前記イソシアヌレート構造を有する化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、0.05~1質量部の範囲である、上記(1)または(2)に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
(4)前記ホウ素含有化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、10~45質量部の範囲である、上記(1)、(2)または(3)に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
(5)電力ケーブルの最外層を構成するシースの原材料に用いられる、上記(1)から(4)のいずれか1項に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
(6)心線の外周側に、最外層としてシースを形成した電力ケーブルの製造方法であって、上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の難燃防蟻樹脂組成物を、前記心線の外周側に押出成形することによりシースを被覆形成する工程を含む、電力ケーブルの製造方法。
(7)心線の外周に、上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の難燃防蟻樹脂組成物を原材料として形成されたシースが最外層として被覆されてなる、電力ケーブル。
(8)前記シースが単層からなる、上記(7)に記載の電力ケーブル。
(9)前記シースが前記イソシアヌレート構造を有する化合物を含有し、前記シースの外面に、前記イソシアヌレート構造を有する化合物が表出してなる、上記(7)または(8)に記載の電力ケーブル。
(10)上記(7)から(9)のいずれか1項に記載の電力ケーブルの敷設方法であって、前記電力ケーブルを地中に直接埋設する工程を含む、敷設方法。
本発明の難燃防蟻樹脂組成物は、溶解度パラメータが7.1以上11.6以下の範囲であるベース樹脂と、イソシアヌレート構造を有する化合物と、ホウ素含有化合物とを含有し、前記イソシアヌレート構造を有する化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、0.05~10質量部の範囲であり、前記ホウ素含有化合物の含有量が、前記ベース樹脂100質量部に対して、10~55質量部の範囲である。
本実施形態に係る難燃防蟻樹脂組成物は、ベース樹脂(A)と、イソシアヌレート構造を有する化合物(B)(以下、単に「イソシアヌレート化合物(B)」という場合がある。)と、ホウ素含有化合物(C)とを含む。
このうち、ベース樹脂(A)は、溶解度パラメータ(SP値)が7.1以上11.6以下の樹脂である。ここで、ベース樹脂(A)として、溶解度パラメータ(SP値)が11.6以下の樹脂を含有することで、イソシアヌレート化合物(B)との相溶性が低くなるため、ベース樹脂(A)からイソシアヌレート化合物(B)をブリードアウトさせることができる。また、ベース樹脂(A)として、溶解度パラメータ(SP値)が7.1以上11.6以下の樹脂を含有することで、ベース樹脂(A)の分子間の相互作用が適度に調整されるため、ベース樹脂(A)から、後述するイソシアヌレート化合物(B)を長期間にわたって徐々にブリードアウトさせることができる。
分子内にイソシアヌレート構造を有する化合物(B)は、防蟻剤として作用するとともに、この組成物から得られる難燃防蟻樹脂の表面にブリードアウトによって表出して付着することで難燃防蟻樹脂が保護されるため、シロアリなどの蟻による難燃防蟻樹脂への食害を有効に低減する作用を有する。
ホウ素含有化合物(C)は、分子内にホウ素原子を有する化合物であり、シースの原材料に用いたときの難燃性を高めるとともに、シロアリなどの蟻に対して食毒となることで防蟻性能を高める作用を有する。
本実施形態に係る難燃防蟻樹脂組成物には、必要に応じて、他の成分を含んでもよい。
本実施形態に係る電力ケーブルの製造方法は、特に限定されないが、例えば、上述の難燃防蟻樹脂組成物を、心線の外周側に押出加工することによりシースを被覆形成する工程を含む。これにより、心線の外周側に、最外層としてシースを形成した電力ケーブルを得ることができる。
本実施形態に係る電力ケーブル1は、図1に概念的に示されるように、心線11の外周に上述の難燃防蟻樹脂組成物を原材料として形成されるシース13が最外層として被覆されてなるものであり、心線11とシース13との間には中間層12を有する構成であればよく、特に限定はしない。この電力ケーブル1は、例えば上述の方法によって得ることができる。
[本発明例1、2]
表1に示す割合(質量部)で、ポリエチレン、トリアリルイソシアヌレートおよびホウ酸亜鉛を配合して樹脂組成物を得た後、110℃の混練温度に設定したロール機を用いてこの樹脂組成物を混練して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、120℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で15分にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmの平滑なシートを得た。
表1に示す割合(質量部)で、ポリ塩化ビニル、トリアリルイソシアヌレートおよびホウ酸亜鉛を配合して樹脂組成物を得た後、150℃の混練温度に設定したロール機を用いてこの樹脂組成物を混練して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、170℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で15分にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmの平滑なシートを得た。
表1に示す割合(質量部)で、ペレット状のナイロン66、トリアリルイソシアヌレートおよびホウ酸亜鉛をドライブレンドして樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物を210℃の混練温度で一軸押出により混錬して樹脂を生成した。得られた樹脂を、220℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で10分間にわたってプレス成型を行い、厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
表2に示す割合(質量部)で、ポリエチレンからなる樹脂組成物を得た後、110℃の混練温度に設定したロール機を用いてこの樹脂組成物を混練して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、120℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で15分にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
表2に示す割合(質量部)で、ポリエチレンとトリアリルイソシアヌレートを配合して樹脂組成物を得た後、110℃の混練温度に設定したロール機を用いてこの樹脂組成物を混練して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、120℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で15分にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
表2に示す割合(質量部)で、ポリエチレン、トリアリルイソシアヌレートおよびホウ酸亜鉛を配合して樹脂組成物を得た後、150℃の混練温度に設定したロール機を用いてこの樹脂組成物を混練して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、170℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で15分にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
表2に示す割合(質量部)で、ペレット状のナイロン46およびトリアリルイソシアヌレートをドライブレンドして樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物を295℃の混練温度で一軸押出により混錬して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、305℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で10分間にわたってプレス成形を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
下記表2に示す割合(質量部)で、ペレット状のナイロン66をドライブレンドして樹脂組成物を得た後、この樹脂組成物を210℃の混練温度で一軸押出により混錬して樹脂を生成し、厚さの異なる2枚のシート状の試料を作製した。それら2枚の試料について、220℃の成形温度に加熱し、11MPaの圧力で10分間にわたってプレス成型を行い、それぞれ厚さが2mmおよび3mmである2枚の平滑なシートを得た。
上記の本発明例1~6および比較例1~7に係る樹脂組成物から作製されるシートを用いて、下記に示す特性評価を行った。各特性の評価条件は下記のとおりである。結果を表1および表2に示す。
本発明例および比較例で得られた厚さ2mmのシートを切り出して、縦20mm×横20mm×厚さ2mmの小片サンプルを3枚作製し、JIS K 1571(2010)「木材保存剤-性能基準の試験方法」に準拠した強制摂食試験を行った。底部を硬石膏で固めた内径80mm、高さ60mmのアクリル製の円筒容器を用い、円筒容器の中にプラスチック製の網を設けた。この網の上に、試験容器1個につき、小片サンプルを1枚、イエシロアリの職蟻を150頭、兵蟻を15頭投入して容器の蓋を閉め、暗所下、室温28℃±2℃、相対湿度80%以上の環境下で、3週間にわたって静置した。ここで、容器の蓋には、通気のための小孔を空けたものを用いた。そして、3週間が経過した後、以下の数式1を用いて試験前後の小片サンプルの質量を比較することで、シロアリによる加害率Xを求め、これにより防蟻性を定量化した。
X=(W0-W1)/W0×100[%] ・・・(数式1)
(ここで、W0は試験開始時の小片サンプルの質量であり、W1は試験終了時の小片サンプルの質量である。)
本発明例および比較例で得られた厚さ3mmのシートを切り出して、縦130mm×横6.5mm×厚さ3mmの小片サンプルを作製し、JIS K 7201-2「プラスチック-酸素指数による燃焼性の試験方法」に準拠した試験を実施した。この試験により得られる酸素指数[%]を、表1および表2に示す。難燃性は、酸素指数の数値が大きいことが好ましく、より具体的には22%以上であることが好ましく、25%以上であることがより好ましい。
本発明例および比較例で得られた厚さ2mmのシートを切り出して、縦100mm、横100mm×厚さ2mmのサンプルを3枚作製し、室温20℃±2℃、相対湿度60%±10%の環境下で、1ヶ月にわたりサンプルを吊るした状態で静置した。そして、1ヶ月が経過した後、各シートについて、表面の光沢の有無を目視で確認し、質量を測定した後、シートの表裏の全面積(200cm2)についてベンコットンで拭き取り、再度質量を測定した。その結果、3枚のサンプルのいずれにも、ふき取り前の表面に光沢が見られ、かつ拭き取りの前後で質量が減少していたものを、ブリードアウト「有」とした。また、3枚のサンプルの少なくともいずれかにおいて、光沢と質量減少のいずれか一方のみが確認されたものと、光沢と質量減少の両方が確認されなかったものを、ブリードアウト「無」とした。この試験によって確認したブリードアウトの有無を、表1および表2に示す。
(本発明例1、2)
本発明例1、2で得られた樹脂組成物について、それぞれ110℃の混練温度に設定した二軸ロール機(大竹製機株式会社製)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を110℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
本発明例3~5で得られた樹脂組成物について、それぞれ150℃の混練温度に設定した二軸ロール機(大竹製機株式会社製)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を150℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
本発明例6で得られた樹脂組成物について、150℃の混練温度に設定したヘンシェル(日本コークス工業株式会社製、FM型)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を210℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
比較例1~5で得られた樹脂組成物について、それぞれ110℃の混練温度に設定した二軸ロール機(大竹製機株式会社製)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を110℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
比較例6で得られた樹脂組成物について、150℃の混練温度に設定したヘンシェル(日本コークス工業株式会社製、FM型)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を295℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
比較例7で得られた樹脂組成物について、150℃の混練温度に設定したヘンシェル(日本コークス工業株式会社製、FM型)を用いてこの樹脂組成物を混練した後、得られる樹脂を210℃の押出温度に設定した押出加工機(IKG社製、型番:PMS25-25)を用いて造粒することでペレットに加工した。
各本発明例および比較例の樹脂組成物について、本発明例および比較例のそれぞれに該当する方法でペレットへの加工を3回行い、3回とも白煙が生じずに、ペレットが均一な混練状態で押出加工ができた場合をランク「A」と評価し、白煙が生じるか、またはペレットが不均一な混練状態で押出加工され、もしくはペレットの押出加工ができなかったことが、3回のうち1回だけ生じた場合を、ランク「B」と評価し、3回のうち2回以上生じた場合を、ランク「C」と評価した。評価結果を表1および表2に示す。
・ポリエチレン(株式会社プライムポリマー製、型番:HIZEX5000S、SP値:8.0)
・ポリ塩化ビニル(新第一塩ビ株式会社製、型番:ZEST1400Z、SP値:10.8)
・ナイロン66(宇部興産株式会社製、型番:UBECナイロン3024LU、SP値:11.6)
・ナイロン46(日本エクストロン株式会社製、型番:N46、SP値:12.2)
[イソシアヌレート構造を有する化合物(B)]
・トリアリルイソシアヌレート(日本化成株式会社製、製品名:タイク(登録商標)、SP値:14.9)
[ホウ素含有化合物(C)]
・ホウ酸亜鉛(米国Borax社製、型番:FIREBREAK290)
[本発明例7]
本発明例2の樹脂組成物を用いて、図2に記載されるような、心線11である導体の外周に、内部半導電層121、絶縁層122、外部半導電層123および金属遮蔽層124が順に積層され、その外周に最外層としてシース13が積層された電力ケーブル1Aを製造した。
比較例3の樹脂組成物を用いて、金属遮蔽層124の外周に厚さ4mmのシース13を難燃シースとして被覆形成するとともに、この難燃シースの外周に、ポリプロピレンコンパウンド(出光ライオンコンポジット株式会社製のカルプ(商品名))からなる厚さ1.5mmの防蟻シースを被覆形成した以外は、本発明例7と同様にして電力ケーブルを製造した。このとき、電力ケーブル9は、図3に示すように、心線91とシース93との間に、中間層92として内部半導電層、絶縁層、外部半導電層および金属遮蔽層(図示せず)が順に積層された構成とし、その外周に設けられるシース93の構造は、難燃シース931と防蟻シース932の二層構造とした。
上記の本発明例7および比較例8に係る電力ケーブルを用いて、下記に示す特性評価を行った。各特性の評価条件は下記のとおりである。結果を表3に示す。
本発明例7および比較例8で得られた電力ケーブルについて、IEEE std.383-1974に準拠した垂直トレイ燃焼試験を行い、JEC3403-2001に記載の3種ビニルシースへの適合の有無について判断した。ここで、燃焼試験は各々の電力ケーブルについて、異なる部分を用いて3回行い、測定されるバーナ口からの燃焼長と残燃時間について、平均値を求めた。また、いずれも燃焼長がバーナ口から1200mm以下であり、かつ残燃時間が1時間以内であるものについて、JEC3403-2001に記載の3種ビニルシースに適合するとして、表3の判定欄に「〇」と記載した。
11、91 心線
12、92 中間層
121 内部半導電層
122 絶縁体層
123 外部半導電層
124 金属遮蔽層
13、93 シース
931 難燃シース
932 防蟻シース
Claims (8)
- 溶解度パラメータが7.1以上11.6以下の範囲であるベース樹脂(A)と、イソシアヌレート構造を有する化合物(B)と、ホウ素含有化合物(C)とを含有し、
前記イソシアヌレート構造を有する化合物(B)の含有量[B]が、前記ベース樹脂(A)100質量部に対して、0.05~10質量部の範囲であり、
前記ホウ素含有化合物(C)の含有量[C]が、前記ベース樹脂(A)100質量部に対して、10~55質量部の範囲であり、
イソシアヌレート構造を有する化合物(B)の含有量[B](質量部)に対するホウ素含有化合物(C)の含有量[C](質量部)の比([C]/[B])が、5以上200以下である、難燃防蟻樹脂組成物。 - 電力ケーブルの最外層を構成するシースの原材料に用いられる、請求項1に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
- 前記ホウ素含有化合物(C)がホウ酸塩化合物を含む、請求項1または2に記載の難燃防蟻樹脂組成物。
- 心線の外周側に、最外層としてシースを形成した電力ケーブルの製造方法であって、
請求項1から3のいずれか1項に記載の難燃防蟻樹脂組成物を、前記心線の外周側に押出成形することによりシースを被覆形成する
工程を含む、電力ケーブルの製造方法。 - 心線の外周に、請求項1から3のいずれか1項に記載の難燃防蟻樹脂組成物を原材料として形成されたシースが最外層として被覆されてなる、電力ケーブル。
- 前記シースが単層からなる、請求項5に記載の電力ケーブル。
- 前記シースが前記イソシアヌレート構造を有する化合物(B)を含有し、
前記シースの外面に、前記イソシアヌレート構造を有する化合物(B)が表出してなる、請求項5または6に記載の電力ケーブル。 - 請求項5から7のいずれか1項に記載の電力ケーブルの敷設方法であって、前記電力ケーブルを地中に直接埋設する工程を含む、敷設方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019071626 | 2019-04-03 | ||
| JP2019071626 | 2019-04-03 | ||
| PCT/JP2020/014949 WO2020204048A1 (ja) | 2019-04-03 | 2020-03-31 | 難燃防蟻樹脂組成物、電力ケーブルならびにその製造方法および敷設方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2020204048A1 JPWO2020204048A1 (ja) | 2020-10-08 |
| JPWO2020204048A5 JPWO2020204048A5 (ja) | 2023-02-08 |
| JP7547321B2 true JP7547321B2 (ja) | 2024-09-09 |
Family
ID=72668216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021512159A Active JP7547321B2 (ja) | 2019-04-03 | 2020-03-31 | 難燃防蟻樹脂組成物、電力ケーブルならびにその製造方法および敷設方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7547321B2 (ja) |
| CN (1) | CN113597445B (ja) |
| TW (1) | TWI858042B (ja) |
| WO (1) | WO2020204048A1 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002205906A (ja) | 2000-11-08 | 2002-07-23 | Yoshitomi Fine Chemicals Ltd | 防蟻剤 |
| JP2012500881A (ja) | 2008-08-29 | 2012-01-12 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 難燃性ポリオレフィン組成物 |
| JP2018157637A (ja) | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 株式会社九電工 | 地中埋設箱の管接続部の防蟻構造、地中埋設箱の管接続部の防蟻方法、地中埋設箱の管接続部用の防蟻装置、および、地中埋設箱の管接続部用の防蟻具 |
| JP6734243B2 (ja) | 2017-10-06 | 2020-08-05 | 古河電気工業株式会社 | 難燃防蟻組成物、電力ケーブルおよびその製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0278110A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-19 | Fujikura Ltd | 防蟻電線・ケーブル |
| JPH0290412A (ja) * | 1988-09-28 | 1990-03-29 | Fujikura Ltd | 電気ケーブル |
| JP4150882B2 (ja) * | 2001-02-16 | 2008-09-17 | 日産化学工業株式会社 | シアヌル酸誘導体の製造方法 |
| JP2006117722A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Wintech Polymer Ltd | 難燃性熱可塑性ポリエステル樹脂組成物 |
| JP2013213148A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Sakai Chem Ind Co Ltd | 難燃性塩化ビニル系樹脂組成物 |
| JP5808023B2 (ja) * | 2013-11-15 | 2015-11-10 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ | 難燃防蟻ケーブル |
| CN108299743B (zh) * | 2017-01-13 | 2022-06-21 | 杭州星庐科技有限公司 | 橡胶组合物及加工方法与应用,及生产阻燃制品的方法 |
-
2020
- 2020-03-31 JP JP2021512159A patent/JP7547321B2/ja active Active
- 2020-03-31 CN CN202080022418.6A patent/CN113597445B/zh active Active
- 2020-03-31 WO PCT/JP2020/014949 patent/WO2020204048A1/ja not_active Ceased
- 2020-04-01 TW TW109111196A patent/TWI858042B/zh active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002205906A (ja) | 2000-11-08 | 2002-07-23 | Yoshitomi Fine Chemicals Ltd | 防蟻剤 |
| JP2012500881A (ja) | 2008-08-29 | 2012-01-12 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 難燃性ポリオレフィン組成物 |
| JP2018157637A (ja) | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 株式会社九電工 | 地中埋設箱の管接続部の防蟻構造、地中埋設箱の管接続部の防蟻方法、地中埋設箱の管接続部用の防蟻装置、および、地中埋設箱の管接続部用の防蟻具 |
| JP6734243B2 (ja) | 2017-10-06 | 2020-08-05 | 古河電気工業株式会社 | 難燃防蟻組成物、電力ケーブルおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2020204048A1 (ja) | 2020-10-08 |
| CN113597445B (zh) | 2024-08-13 |
| CN113597445A (zh) | 2021-11-02 |
| TWI858042B (zh) | 2024-10-11 |
| TW202104405A (zh) | 2021-02-01 |
| JPWO2020204048A1 (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6140140B2 (ja) | 耐熱性シラン架橋樹脂成形体、架橋性樹脂成形体、耐熱性シラン架橋性樹脂組成物及びそれらの製造方法、シランマスターバッチ、並びに耐熱性製品 | |
| JP6523405B2 (ja) | 耐熱性シラン架橋性樹脂組成物及びその製造方法、耐熱性シラン架橋樹脂成形体及びその製造方法、並びに、耐熱性シラン架橋樹脂成形体を用いた耐熱性製品 | |
| WO2015002263A1 (ja) | 耐熱性シラン架橋樹脂成形体及びその製造方法、並びに、耐熱性シラン架橋樹脂成形体を用いた耐熱性製品 | |
| JP2019019327A (ja) | シランカップリング剤予備混合フィラー及びそれを含むフィラー | |
| JP2017141383A (ja) | 耐熱性架橋樹脂成形体及びその製造方法、シランマスターバッチ、マスターバッチ混合物及びその成形体、並びに、耐熱性製品 | |
| JP2020139142A (ja) | 樹脂組成物、架橋樹脂組成物、成形体、電線被覆材及び電線 | |
| US7368495B2 (en) | Flame-retardant resin composition free from halogen | |
| JP5995813B2 (ja) | 耐熱性シラン架橋樹脂成形体及びその製造方法、並びに、耐熱性シラン架橋樹脂成形体を用いた耐熱性製品 | |
| KR101837498B1 (ko) | 인입성이 향상된 할로겐프리 난연성 수지 조성물 및 이를 이용한 절연 전선 | |
| KR20190072194A (ko) | 고유연성 비가교 케이블용 절연층 조성물 및 고유연성 비가교 케이블 | |
| JP7547321B2 (ja) | 難燃防蟻樹脂組成物、電力ケーブルならびにその製造方法および敷設方法 | |
| JP2013006993A (ja) | シラン架橋樹脂成形体の製造方法及びそれを用いた成形体 | |
| JP5683972B2 (ja) | シラン架橋樹脂成形体の製造方法及びそれを用いた成形体 | |
| JP6567589B2 (ja) | 塩素含有架橋樹脂成形体及びその製造方法、シランマスターバッチ、マスターバッチ混合物及びその成形体、並びに、成形品 | |
| JP6178934B1 (ja) | 難燃性樹脂組成物、これを用いたメタルケーブル及び光ファイバケーブル並びに成形品 | |
| JP6734243B2 (ja) | 難燃防蟻組成物、電力ケーブルおよびその製造方法 | |
| CN113597450A (zh) | 阻燃防蚁树脂组合物、电力电缆及其制造方法 | |
| JP5705558B2 (ja) | シラン架橋樹脂成形体の製造方法及びそれを用いた成形体 | |
| JP2007284539A (ja) | 電子線照射用ノンハロゲン難燃樹脂組成物 | |
| JP6688634B2 (ja) | シラン架橋性ゴム組成物及びシラン架橋ゴム成形体とそれらの製造方法、並びに、シラン架橋ゴム成形品 | |
| JP6462606B2 (ja) | 耐熱性シラン架橋樹脂成形体及び耐熱性シラン架橋性樹脂組成物とそれらの製造方法、シランマスターバッチ、並びに、耐熱性製品 | |
| JP5666921B2 (ja) | シラン架橋樹脂成形体の製造方法及びそれを用いた成形体 | |
| JP2015004025A (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物およびそれを用いたケーブル | |
| JP3357086B2 (ja) | オレフィン系樹脂組成物ならびにその成形品 | |
| TWI845504B (zh) | 難燃防蟻樹脂組成物、電纜及其製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221222 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230131 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230829 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20231027 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20240206 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240501 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20240510 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240813 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240828 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7547321 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |



