JP7515320B2 - サプライチェーン管理システム、サプライチェーン管理方法およびサプライチェーン管理装置 - Google Patents

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本発明は、サプライチェーン管理システム、サプライチェーン管理方法およびサプライチェーン管理装置に関する。
特許文献1には、サプライチェーンの管理方法に関し、「A system for managing a value chain includes a planning application that receives planning data from a number of entities included in a value chain and automatically generates a plan according to the planning data. At least two of the entities do not directly communicate planning data to one another. The system also includes a manager application that receives the plan and automatically identifies one or more exceptions in the plan, communicates planning data relating to the exceptions to one or more of the entities, receives instructions from one or more of the entities regarding how the exceptions are to resolved, and automatically modifies the planning data in response to the instructions.」と記載されている。
米国特許10102488号明細書
特許文献1の技術では、規定の企業による規定の取引条件に従って構成されたサプライチェーンを前提としているため、市場の状況変化に伴うサプライチェーンの変更は、規定のサプライチェーンの範囲内に限られる。そのため、市場の状況変化が大きい場合、サプライチェーンの変更できる範囲が限られてしまい、市場の要求に応えられないという問題が生じ得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、市場の状況変化に応じて構成企業および取引条件を含むサプライチェーンを動的に組み換えることにより、製品をよりタイムリーかつ低コストで提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記の課題を解決する本発明の一態様に係るサプライチェーン管理システムは、市場の状況変化を示す入力情報を受け付ける入力部と、少なくとも2社以上からなるサプライチェーンの構成企業が登録されたサプライチェーン情報と、前記サプライチェーンの構成企業の取引条件、変更可能な取引条件および変更幅が登録された取引条件情報と、前記構成企業ごとに設定される満足すべき経営指標の条件と、を記憶した記憶部と、前記入力情報を受け付けると、所定の演算方法に基づいて当該入力情報が示す市場の状況変化に対応するサプライチェーン計画を算出し、前記サプライチェーン計画に基づいて算出した前記経営指標が前記経営指標の条件を満たしていない場合、前記取引条件情報に基づき前記変更幅で前記取引条件を変更することで、当該経営指標が前記経営指標の条件を満たすように前記取引条件を変更し、変更後の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を算出する取引条件算出部と、前記取引条件算出部が算出した前記経営指標が前記満足すべき経営指標の条件を満たしていない前記構成企業がある場合、当該企業の前記経営指標が前記経営指標の条件を満たすように当該構成企業の取引相手を変更し、変更後の前記構成企業の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を更新するサプライチェーン構成決定部と、前記サプライチェーン計画を出力する出力部と、を備えるサプライチェーン管理装置と、前記サプライチェーン計画の情報提供サービスを受ける企業の端末装置と、を有する。
本発明に係るサプライチェーン管理システムによれば、市場の状況変化に応じて構成企業および取引条件を含むサプライチェーンを動的に組み換えることにより、製品をよりタイムリーかつ低コストで提供することができる。
サプライチェーンの概要を説明するための図である。 サプライチェーン管理システムの概略構成の一例を示した図である。 SC情報の一例を示した図である。 取引条件情報の一例を示した図である。 企業情報の一例を示した図である。 取引実績情報の一例を示した図である。 取引明細情報の一例を示した図である。 SC計画情報の一例を示した図である。図8(a)は、SC計画情報の第一の例を示し、図8(b)は、SC計画情報の第二の例を示している。 取引条件算出処理の一例を示した図である。 サプライチェーン構成決定処理の一例を示した図である。 更新されたSC計画を模式的に示した図である。 サプライチェーン管理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態に係るサプライチェーンの概要を説明するための図である。図示するように、サプライチェーン管理システム1000は、市場の状況変化を示す情報の入力をトリガーとして受け付けると、サプライチェーン管理装置100により取引条件算出処理やサプライチェーン構成決定処理が実行され、サプライチェーンを構成する会社や企業(サプライヤ:供給企業、メーカー:製造企業、物流:輸送企業、卸:倉庫、卸企業および販社:小売、販売企業)の取引条件や構成企業を変更したSC(Supply Chain:サプライチェーン)計画情報が生成される。なお、本実施形態における企業とは、必ずしも別資本である必要はなく、同一企業における異なる部署であっても良い。
図2は、サプライチェーン管理システム1000の概略構成の一例を示した図である。図示するように、サプライチェーン管理システム1000は、サプライチェーン管理装置100と、サプライチェーン管理装置100で算出されたSC計画の提供サービスを利用する企業の端末装置200a~200dと、を有している。また、サプライチェーン管理装置100および各企業の端末装置200a~200dは、ネットワークNを介して相互通信可能に接続されている。ネットワークNは、例えばインターネット等の公衆網やLAN(Local Area Network)あるいはWAN(Wide Area Network)などである。なお、SC計画の提供サービスについては後述の第二実施形態で説明する。
サプライチェーン管理装置100は、製品の生産から販売までの企業活動を管理する装置である。具体的には、サプライチェーン管理装置100は、入力部110と、演算部120と、記憶部130と、出力部140と、通信部150とを有している。
入力部110は、通信部150を介してトリガーの入力を受け付ける機能部である。なお、トリガーとは、市場の状況変化を示す情報であり、情報、モノおよびキャッシュに大別される。例えば、情報の変化には、製品の注文受付、需要予測の更新、生産計画の変更およびこれら以外の情報に関する様々な変化がある。また、モノの変化には、部品の入荷、製品の出荷、在庫の更新およびこれら以外のモノに関する様々な変化がある。また、キャッシュの変化には、売掛の発生、支払いの実行、口座への入金およびこれら以外のキャッシュに関する様々な変化がある。
入力部110が受け付けるトリガーは、このような各種の変化を示す具体的な情報であり、入力を受け付けた時点において算出されているSC計画に影響する情報である。例えば、市場の状況変化が生産計画の変更である場合には、トリガーには、対象品目やその品目を構成する部品の型番、供給業者、製造業者、製造工程、生産時間およびコストなど、通常の生産計画に含まれる様々な情報が含まれている。入力部110は、このようなトリガーの具体的な情報を、通信部150を介して外部装置(例えば、これらの情報を管理する管理サーバなど)から受け付ける。なお、例えば製造の受注、需要予測および生産計画などの具体的なデータ構成は当業者において周知の構成内容であれば良く、詳細な説明は省略する。
演算部120は、サプライチェーン管理装置100で実行される各種処理を行う機能部である。具体的には、演算部120は、取引条件算出部121と、サプライチェーン構成決定部122と、計画情報生成部123と、を有している。
取引条件算出部121は、取引条件算出処理を行う機能部である。具体的には、取引条件算出部121は、トリガーの入力を受け付けると、SC計画を見直すための取引条件算出処理を行う。具体的には、取引条件算出部121は、例えば生産計画の変更などの市場の変化を示す情報(トリガー)が入力されると、かかる情報(例えば、変更後の生産計画情報など)と、記憶部130に格納されている所定情報(後述のSC情報および取引条件情報)とを用いて、企業ごとに設定される所定の経営指標(KPI:Key Performance Indicator)の値(以下、「KPI値」という場合がある)が最適になるSC計画を算出する。
ここで、KPIとは、SC計画を評価するために各々の企業が有する指標値であり、例えば売上、利益およびコストなどを指す。かかるKPI値は、企業ごとに満足すべきKPI値(例えば、メーカーP2社のKPI値は500以下など)が予め設定されており、KPI値の算出方法と共にKPI定義情報として記憶部130に格納されている。なお、KPI値は、企業ごとに異なる算出方法が用いられても良く、あるいは各企業で共通の算出方法が用いられても良い。
取引条件算出部121は、取引条件算出処理を実行し、取引条件情報に登録されている所定の取引条件を遵守して、市場状況の変化に対応したSC計画を算出する。なお、算出されたSC計画が複数ある場合、取引条件算出部121は、KPI値が満足すべきKPI値の条件をKPI定義情報から特定し、この条件に対して最適なKPI値のSC計画を特定して採用する。例えば、満足すべきKPI値が「500以下」という条件がある場合、取引条件算出部121は、500以下のより小さいKPI値となる取引条件情報を用いて算出したSC計画を採用する。
また、取引条件算出部121は、算出したSC計画における各企業のKPI値が満足すべきKPI値の条件を満たしていない場合、取引条件を既定の範囲内で変更し、変更後の取引条件情報に基づいて新たなSC計画を算出する。取引条件の変更パターンが複数可能である場合、取引条件算出部121は、KPI値の所定条件に対して最適なKPI値となる変更パターンを採用し、変更後の取引条件を用いてSC計画を算出する。
なお、KPIを考慮したSC計画の算出方法については、例えば特開2001-233414号公報および特開2018-063598号公報などに記載の公知技術が用いられれば良いため、詳細な説明は省略する。
サプライチェーン構成決定部122は、サプライチェーン構成決定処理を行う機能部である。具体的には、サプライチェーン構成決定部122は、取引条件算出処理によって算出されたSC計画に含まれる各企業の最適なKPI値が満足すべきKPI値の条件を満たしていない場合、サプライチェーン構成決定処理を実行する。より具体的には、サプライチェーン構成決定部122は、記憶部130に記憶されている所定情報(SC情報および取引条件情報に加えて、後述の企業情報、取引実績情報および取引明細情報)を用いて管理対象品目におけるサプライチェーンの構成企業を変更(組み替え)し、各企業のKPI値の条件が満たされ、かつ、市場の変化に対応したSC計画を算出する。
なお、KPI値の所定条件を満たす構成企業の変更パターンが複数ある場合、サプライチェーン構成決定部122は、かかる条件に対して最適なKPI値となる変更パターンを採用し、変更後のサプライチェーン構成企業に基づいてSC計画を算出する。
計画情報生成部123は、算出されたSC計画に基づいてSC計画情報を生成する機能部である。
記憶部130は、様々な情報を記憶する機能部である。具体的には、記憶部130は、KPI定義情報131と、SC情報132と、取引条件情報133と、企業情報134と、取引実績情報135と、取引明細情報136と、SC計画情報137と、を記憶している。
KPI定義情報131は、企業の経営指標であるKPI値が満足すべき所定条件が定義されている情報である。また、KPI定義情報131には、企業ごとのKPI値の演算方法についても定義されている。
図3は、SC情報132の一例を示した図である。SC情報132は、少なくとも2社以上からなるサプライチェーンの構成企業や管理対象品目の価値が登録された情報である。具体的には、品目132aと、販売132bと、製造132cと、輸送132dと、卸132eと、価値132fとが対応付けられたレコードを有している。
品目132aは、管理対象品目を示す情報である。販売132b、製造132c、輸送132dおよび卸132eは、各々の業務を担う企業(会社、業者)を示す情報である。価値132fは、管理対象品目の標準販売価格や出荷価格などを示す情報である。例えば、図示するSC情報132の最上位レコードは、「P1」社によって製造された品目「PROD1」を「S1」社が販売し、その品目の輸送および卸は各々、「D1」社と「W1」社が行い、当該品目の販売価格が「1000」であることを示している。
なお、SC情報132は、上記以外にも管理対象品目を生産および流通させるために必要な部品構成情報、生産工程情報および作業時間などの所定情報(図示せず)が含まれるものとする。
図4は、取引条件情報133の一例を示した図である。取引条件情報133は、企業間における対象管理品目の取引条件が登録された情報である。具体的には、取引条件情報133は、品目133aと、購買133bと、供給133cと、最小ロット133dと、LT133eと、基準価格133fと、特急加算133gと、これ以外の所定項目133h(図示せず)とが対応付けられたレコードを有している。
品目133aは、管理対象品目を示す情報である。購買133bは、管理対象品目を供給企業から購買する企業を示す情報である。供給133cは、管理対象品目を購買企業に供給する企業を示す情報である。最小ロット133dは、管理対象品目の取引における最小単位のロット数を示す情報である。LT133eは、管理対象品目の取引におけるリードタイムを示す情報である。基準価格133fは、管理対象品目の基準価格を示す情報である。特急加算133gは、管理対象品目を登録されているLTよりも短い期間で納品する場合に加算される料金を示す情報である。例えば、図示する取引条件情報133の最上位レコードは、管理対象品目「PROD1」に関して購買企業「S1」と供給企業「P1」との間で最小「10」単位からリードタイム「3」期間、基準価格「1000」で取引するとし、リードタイムを短縮する際の単位あたりの特急加算は基準価格の「5」%であることを示している。
図5は、企業情報134の一例を示した図である。企業情報134は、サプライチェーン管理装置100が管理する企業の属性、評価などが登録された情報である。具体的には、企業情報134は、企業134aと、種別134bと、住所134cと、評価134dと、ISO9000取得134eと、取引先指定134fとが対応付けられたレコードを有している。
企業134aは、企業を識別する情報であって、例えば企業の名称を示す情報である。種別134bは、業種の種別を示す情報であって、例えば製造業、販売業、流通業および卸業などがある。住所134cは、企業の住所を示す情報である。評価134dは、企業の評価の値を示す情報であって、所定の演算式で各企業を評価した値が登録されている。ISO9000取得134eは、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)の品質に関する規格であるISO9000シリーズのいずれかを取得した年度を示す情報である。取引先指定134fは、当該企業が取引条件情報133に登録されている該当種別の企業として変更可能か否かを「有」および「無」で示した情報である。例えば、取引先指定に「有」が登録されている場合、サプライチェーンの構成企業を組み替える際に当該企業を外すことができないことを示し、「無」の場合は、サプライチェーンの構成企業を組み替える際に当該企業を外すことができることを示している。
図6は、取引実績情報135の一例を示した図である。取引実績情報135は、企業間における取引実績と各企業の評価値とが登録された情報である。具体的には、取引実績情報135は、管理番号135aと、依頼企業135bと、依頼企業評価135cと、引受企業135dと、引受企業評価135eとが対応付けられたレコードを有している。
管理番号135aは、対応付けられた企業間の取引実績を識別する情報である。依頼企業135bは、供給、製造、輸送、卸および販売において、その依頼する側の企業を示す情報である。依頼企業評価135cは、対応する企業間における取引実績に対して依頼企業を所定の方法により評価した評価値を示す情報である。引受企業135dは、依頼企業からの依頼を引き受けた企業を示す情報である。引受企業評価135eは、対応する企業間における取引実績に対して引受企業を所定の方法により評価した評価値を示す情報である。
図7は、取引明細情報136の一例を示した図である。取引明細情報136は、取り引きについての詳細が登録された情報である。具体的には、取引明細情報136は、管理番号136aと、取引内容136bと、品目136cと、取引日136dと、取引量136eと、場所1(136f)と、場所2(136g)とが対応付けられたレコードを有している。
管理番号136aは、取り引きを識別する情報であって、取引実績情報135の管理番号と共通の情報である。取引内容136bは、取り引きの内容を示す情報であって、例えば製造や輸送などがある。品目136cは、管理対象品目を示す情報である。取引日136dは、取り引きの日付を示す情報である。取引量136eは、取り引きされた管理対象品目の数量を示す情報である。場所1(136f)、場所2(136g)は各々、取り引きの始点と終点を示す情報である。例えば、図示する取引明細情報136の最上位レコードは、管理対象品目「PROD1」を「2019/12/30」に場所「P1」で「600」単位製造したことを示している。また、次のレコードは、管理対象品目「PROD3」を「2019/12/29」に場所「O2」から「S2」に向けて「300」単位で輸送したことを示している。
なお、これらのKPI定義情報131、SC情報132、取引条件情報133、企業情報134、取引実績情報135および取引明細情報136は、取引条件算出処理やサプライチェーン構成決定処理に使用される。
図8は、SC計画情報137の一例を示した図である。図8(a)は、SC計画情報137Aの例を示し、図8(b)は、SC計画情報137Bの例を示している。SC計画情報137A、137Bは各々、モノおよびキャッシュの流量(管理対象品目の流れと費用)と、その計画における構成企業のKPIに関する情報とが登録された情報である。具体的には、SC計画情報は、SC計画情報137Aを例に説明すると品目137aと、購買137bと、供給137cと、数量137dと、費用137eと、購買のKPI137fと、判定137gと、供給のKPI137hと、判定137iとが対応付けられたレコードを有している。
品目137aは、管理対象品目を示す情報である。購買137bは、購買する側の企業を示す情報である。供給137cは、供給する側の企業を示す情報である。数量137dは、取り引きの数量を示す情報である。費用137eは、管理対象品目の単位数量あたりの費用を示す情報である。購買のKPI137fは、購買企業の満足すべきKPI値を示す情報である。なお、図8(a)のレコード137jは、購買企業「P2」の満たすべきKPI値が500以下であることを示している。判定137gは、算出された購買企業のKPI値が当該企業の満足すべきKPI値の条件を満たしているか否かの判定結果を示す情報である。
供給のKPI137hは、供給企業が満足すべきKPI値を示す情報である。なお、図8(a)のレコード137jは、供給企業「V2」の満たすべきKPI値が100以上であることを示している。判定137iは、供給企業のKPI値が当該企業の満足すべきKPI値の条件を満たしているか否かの判定結果を示す情報である。
このようなSC計画情報137は、取引条件算出処理またはサプライチェーン構成決定処理の実行により算出されたSC計画に基づいて、計画情報生成部123により生成される。
図2に戻って説明する。出力部140は、通信部150を介して外部装置(例えば、各企業の端末装置)に所定情報(例えば、SC計画情報137B)を出力する機能部である。また、出力部140は、KPI値の改善に伴うコストなどを算出する。
通信部150は、外部装置との間で情報通信を行う機能部である。具体的には、通信部150は、外部装置(例えば、サーバ装置など)から取引条件算出処理およびサプライチェーン構成決定処理のトリガーとなる市場の状況変化を示す情報を取得する。また、通信部150は、企業の端末装置200a~200dに対してサプライチェーン管理装置100で生成されたSC計画情報137Bを送信する。
以上、サプライチェーン管理装置100の機能構成について説明した。
[動作の説明]
次に、サプライチェーン管理装置100で実行される取引条件算出処理について説明する。
図9は、取引条件算出処理の一例を示した図である。かかる処理は、入力部110が通信部150を介して外部装置からトリガーとなる情報の入力を受け付けると開始される。
処理が開始されると、取引条件算出部121は、SC情報132および取引条件情報133を記憶部130から取得し、これらの情報からトリガーに関連する情報(レコード)を読み込む(ステップS001)。具体的には、取引条件算出部121は、トリガーとして入力された情報(例えば、変更された生産計画情報など)から関連する管理対象品目と、当該品目におけるサプライチェーンを構成する対象企業とを特定し、かかる管理対象品目および対象企業を含むレコードをSC情報132および取引条件情報133から抽出して読み込む。
次に、取引条件算出部121は、SC計画を算出する(ステップS002)。具体的には、取引条件算出部121は、読み込んだSC情報132および取引条件情報133を用いて、所定の方法(公知技術)を用いてSC計画を算出する。より具体的には、取引条件算出部121は、取引条件情報133に登録されている取引条件の範囲内において、トリガーとして入力された情報内容に適合するSC計画を算出する。すなわち、一例として、入力された情報が変更された生産計画情報の場合、かかる変更後の生産計画情報と、読み込まれたSC情報132および取引条件情報133とを用いて、変更後の生産計画が示す生産数、製造日、納期、コスト等に適合するようにSC計画が算出される。
また、取引条件算出部121は、SC計画に含まれる対象企業のKPI値を算出する。具体的には、取引条件算出部121は、算出された対象企業間における管理対象品目の数量および費用を用いて、所定の演算式により、対象企業ごとにKPI値を算出する。
なお、算出されたSC計画が複数ある場合、取引条件算出部121は、KPI値が満足すべきKPI値の条件をKPI定義情報131から特定し、この条件に基づいて最適なKPI値のSC計画を特定して採用する。
次に、取引条件算出部121は、採用したSC計画に含まれる対象企業のKPI値が目標を充足しているか否か、すなわちKPI定義情報131に定義されている満足すべきKPI値の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS003)。そして、充足していると判定された場合(ステップS003でYes)、計画情報生成部123は、採用したSC計画に基づいてSC計画情報137を生成し(ステップS004)、これを記憶部130に記憶する(ステップS005)。また、計画情報生成部123は、かかる処理の実行後、本フローの処理を終了する。
一方で、所定条件を満たしていないと判定された場合(ステップS003でNo)、取引条件算出部121は、ステップS001で読み込んだ取引条件を既定の範囲内で変更する(ステップS006)。変更可能な取引条件は、取引条件情報133に定義されている。例えば、図4の取引条件情報133では、「特急加算」の項目がリードタイムを変更可能であることを示している。なお、変更可能な項目の変更幅についても、予め取引条件情報133に登録されているものとする(図示せず)。例えば、図4の取引条件情報133では、リードタイムの変更幅が1以内として予め登録されており、この場合、特急加算がされる代わりにリードタイムが「3」から「2」に短縮可能となる。
このように、取引条件算出部121は、取引条件情報133の変更可能な項目について既定の変更幅で取引条件を変更し、変更後の取引条件を用いて再度、SC計画を算出し直す。
また、取引条件算出部121は、変更後のSC計画における対象企業のKPI値を、変更後の取引条件を用いて算出し直す。この場合についても、取引条件算出部121は、算出したSC計画が複数ある場合、KPI値が満足すべきKPI値の条件をKPI定義情報131から特定し、最適なKPI値のSC計画を特定して採用する。
次に、取引条件算出部121は、採用したSC計画に含まれる対象企業のKPI値が目標を充足しているか否かを判定する(ステップS007)。そして、充足していると判定された場合(ステップS007でYes)、取引条件算出部121は、処理を前述のステップS004に移行する。
一方で、取引条件情報133を変更しても尚、所定条件を満たしていないと判定された場合(ステップS007でNo)、取引条件算出部121は、サプライチェーン構成決定処理の実行をサプライチェーン構成決定部122に指示し(ステップS008)、本フローを終了する。
次に、サプライチェーン構成決定処理について説明する。
図10は、サプライチェーン構成決定処理の一例を示した図である。サプライチェーン構成決定部122は、取引条件算出部121からの指示に基づき当該処理を開始する。
処理が開始されると、サプライチェーン構成決定部122は、企業情報134、取引実績情報135および取引明細情報136を用いて、取引条件算出部121が算出したSC計画に含まれている企業、または、SC計画の管理対象品目の取引実績がある企業であって、かつ、SC計画には含まれていない企業を抽出して読み込む(ステップS010)。
例えば、サプライチェーン構成決定部122は、取引実績情報135を用いて、SC計画に含まれている対象企業と取引実績のある企業を特定する。また、サプライチェーン構成決定部122は、例えば取引明細情報136を用いて、SC計画の管理対象品目の取引実績のある企業を特定する。また、サプライチェーン構成決定部122は、特定した企業の中からSC計画に含まれていない企業を特定し、これらの企業を抽出して読み込む。
次に、サプライチェーン構成決定部122は、サプライチェーンへの組入れ候補企業を特定する(ステップS011)。具体的には、サプライチェーン構成決定部122は、SC計画において満足すべきKPI値の条件を満たしていない企業をボトルネックとし、かかる企業と取引実績のある企業またはSC計画において当該企業(ボトルネックのある企業)が対象としている管理対象品目(当該企業と取引相手との間で取引される品目)の取引実績がある企業をステップS010で読み込んだ企業の中から選出する。
なお、かかる企業を特定する際に、サプライチェーン構成決定部122は、取引実績に登録されている企業評価(依頼または引受企業評価)の値や、企業情報134に登録されている評価またはISO9000シリーズの資格の有無を参照し、これらの評価値や資格所有の有無を条件に、さらに企業を絞り込んでも良い。
次に、サプライチェーン構成決定部122は、SC計画を更新する(ステップS012)。具体的には、サプライチェーン構成決定部122は、選出した組入れ候補企業をサプライチェーンの構成企業に組み入れ、取引条件算出処理と同様の方法により、サプライチェーンの新たな構成企業における取引条件に基づいて、各構成企業のKPI値が最適となるSC計画を算出(更新)する。
図8(b)は、サプライチェーン構成決定処理によって更新されたSC計画情報137Bの一例を示している。図8(a)のSC計画すなわち取引条件算出処理によって算出されたSC計画では、購買企業P2社のKPI値が満足すべきKPI値の条件を満たしていなかった。一方で、図8(b)に示すように、サプライチェーン構成決定処理により、P2社への供給元企業がV2社のみからV2社とV1社の2社とするSC計画が算出されたことにより、SC計画情報137Bでは、P2社のKPI値は満足すべきKPI値の条件(500以下)を満たす結果となっている。
図11は、更新されたSC計画を模式的に示した図である。図示するように、当初のSC計画では、生産(購買)企業P2社は、PARTS1を調達(供給)企業V2社の1社からのみ取得していたが、V2社とV1社の2社から取得するように変更されたことで、P2社のKPI値が目標値を充足するSC計画が算出されたことになる。
なお、サプライチェーン構成決定部122は、SC計画でボトルネックとなった企業(例えば、図8では購買企業P2社)と取引する他の企業(例えば、図8では供給企業V2社)の企業情報134を参照し、取引先指定に「無」が登録されている場合には、かかる企業をサプライチェーンから除外し、同じ管理対象品目を扱う他の企業に入れ替えてSC計画を算出しても良い。
次に、出力部140は、KPI値の改善に伴うコストを算出する(ステップS013)。具体的には、出力部140は、サプライチェーン構成決定処理によるKPI値の改善の度合いをSC計画の対象企業ごとに算出する。より具体的には、出力部140は、企業ごとのKPI(例えば、売上、利益、コスト、輸送費、リードタイムなど)に応じて、所定の演算式により、改善の度合いを反映したコストを算出する。
例えば、経営指標に輸送費が設定されている対象企業においては、KPI値の改善の度合いがそのままコストとして算出されても良く、経営指標にリードタイムが設定されている対象企業においては、KPI値の改善の度合いに所定のコスト係数を積算することでコストが算出されても良い。
なお、取引条件算出処理においても、対象企業の取引条件を変更することでSC計画に含まれる各企業のKPI値が満足すべきKPI値の条件を満たすことになった場合、サプライチェーン構成決定処理の場合と同様の方法により、KPI値の改善に伴うコストを算出しても良い。
次に、計画情報生成部123は、更新されたSC計画に基づいてSC計画情報137を生成し(ステップS014)、これを記憶部130に記憶する(ステップS015)。また、計画情報生成部123は、かかる処理の実行後、本フローの処理を終了する。
なお、出力部140は、通信部150を介して、生成または更新されたSC計画情報137Bをサプライチェーンの構成企業に送信する。
以上、取引条件算出処理およびサプライチェーン構成決定処理について説明した。
このようなサプライチェーン管理システム1000によれば、市場の状況変化に応じて構成企業および取引条件を含むサプライチェーンを動的に組み換えることにより、製品をよりタイムリーかつ低コストで提供することができる。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態について説明する。本実施形態に係るサプライチェーン管理システム1000は、サプライチェーン管理装置100を用いて、従量制のサプライチェーン運用サービスを提供する。具体的には、サプライチェーン管理装置100の出力部140は、通信部150を介して、生成されたSC計画情報137をサプライチェーンの構成企業に提供する。また、出力部140は、前述のステップS013で算出したコストを元に情報提供のサービス料金を算出する。より具体的には、出力部140は、サービス利用の基本料金に、ステップS013の処理で算出されたコストに所定の係数を積算して求めた報酬料金を加え、これを運用のサービス料金として各企業に請求する。
なお、取引条件算出処理やサプライチェーン構成決定処理によって算出されたSC計画におけるKPI値がこれらの処理前のSC計画におけるKPI値と比べて改悪した企業に対しては、改悪分のコストに応じた料金を算出し、協力金として基本料金から割り引くなどする。
このようなサプライチェーン管理装置100によれば、KPI値の改善に伴って報酬料金を取得することができる。また、報酬料金が加算された場合でも、該当企業はKPI値の改善に伴う利益が見込めるため、サービス提供企業にとっても、サービスを受ける側の企業にとっても有益となる。
以下、サプライチェーン管理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。
図12は、サプライチェーン管理装置100のハードウェア構成の一例を示した図である。サプライチェーン管理装置100は、例えばサーバ装置など高性能な情報処理装置により実現される。
図示するように、サプライチェーン管理装置100は、演算装置301と、主記憶装置302と、補助記憶装置303と、通信装置304と、これらを電気的に相互接続するバス305とを有している。
演算装置301は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。主記憶装置302は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリ装置である。
補助記憶装置303は、デジタル情報を記憶可能ないわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
通信装置304は、ネットワークケーブルを介して有線通信を行う有線の通信装置304、またはアンテナを介して無線通信を行う無線通信装置304である。通信装置304は、ネットワークNに接続されている外部装置との間で情報通信を行う。
以上、サプライチェーン管理装置100のハードウェア構成の一例について説明した。
なお、サプライチェーン管理装置100の入力部110、出力部140および演算部120は、演算装置301に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置302あるいは補助記憶装置303に記憶され、プログラムの実行にあたって主記憶装置302上にロードされ、演算装置301により実行される。また、記憶部130は、主記憶装置302または補助記憶装置303あるいはこれらの組合せにより実現される。また、通信部150は、通信装置304により実現される。
また、サプライチェーン管理装置100の上記の各構成、機能、処理部および処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良い。また、上記構成、機能は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現しても良い。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD等の記憶装置またはICカード、SDカードおよびDVD等の記録媒体に置くことができる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
また、上記説明では、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
1000・・・サプライチェーン管理システム、100・・・サプライチェーン管理装置、110・・・入力部、120・・・演算部、121・・・取引条件算出部、122・・・サプライチェーン構成決定部、123・・・計画情報生成部、130・・・記憶部、131・・・KPI定義情報、132・・・SC情報、133・・・取引条件情報、134・・・企業情報、135・・・取引実績情報、136・・・取引明細情報、137・・・SC計画情報、140・・・出力部、150・・・通信部、N・・・ネットワーク、200a~200d・・・企業A~D、301・・・演算装置、302・・・主記憶装置、303・・・補助記憶装置、304・・・通信装置、305・・・バス

Claims (8)

  1. 市場の状況変化を示す入力情報を受け付ける入力部と、
    少なくとも2社以上からなるサプライチェーンの構成企業が登録されたサプライチェーン情報と、前記サプライチェーンの構成企業の取引条件、変更可能な取引条件および変更幅が登録された取引条件情報と、前記構成企業ごとに設定される満足すべき経営指標の条件と、を記憶した記憶部と、
    前記入力情報を受け付けると、所定の演算方法に基づいて当該入力情報が示す市場の状況変化に対応するサプライチェーン計画を算出し、
    前記サプライチェーン計画に基づいて算出した前記経営指標が前記経営指標の条件を満たしていない場合、前記取引条件情報に基づき前記変更幅で前記取引条件を変更することで、当該経営指標が前記経営指標の条件を満たすように前記取引条件を変更し、
    変更後の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を算出する取引条件算出部と、
    前記取引条件算出部が算出した前記経営指標が前記満足すべき経営指標の条件を満たしていない前記構成企業がある場合、当該企業の前記経営指標が前記経営指標の条件を満たすように当該構成企業の取引相手を変更し、
    変更後の前記構成企業の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を更新するサプライチェーン構成決定部と、
    前記サプライチェーン計画を出力する出力部と、を備えるサプライチェーン管理装置と、
    前記サプライチェーン計画の情報提供サービスを受ける企業の端末装置と、を有する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理システム。
  2. 請求項に記載のサプライチェーン管理システムであって、
    前記サプライチェーン構成決定部は、
    前記満足すべき経営指標の条件を満たしていない前記構成企業との取引実績がある企業、または、前記サプライチェーン計画において当該企業と前記取引相手とが取引する品目と同じ品目を扱う企業の中から新たな前記取引相手を選出する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理システム。
  3. 請求項に記載のサプライチェーン管理システムであって、
    前記サプライチェーン構成決定部は、
    前記企業の評価または所有資格を絞り込み条件として新たな前記取引相手を選出する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理システム。
  4. 請求項に記載のサプライチェーン管理システムであって、
    算出された前記サプライチェーン計画を、当該サプライチェーン計画の情報提供を受ける企業に対して出力する出力部をさらに備え、
    前記出力部は、
    前記取引条件算出部またはサプライチェーン構成決定部の処理によって改善した前記経営指標の改善度合いに基づくコストを算出し、
    前記コストを用いて前記企業に請求する報酬料金を算出する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理システム。
  5. 製品の生産から販売までの企業活動を管理するサプライチェーン管理装置のサプライチェーン管理方法であって、
    前記サプライチェーン管理装置は、
    市場の状況変化を示す入力情報を受け付ける入力ステップと、
    少なくとも2社以上からなるサプライチェーンの構成企業が登録されたサプライチェーン情報と、前記サプライチェーンの構成企業の取引条件、変更可能な取引条件および変更幅が登録された取引条件情報と、前記構成企業ごとに設定される満足すべき経営指標の条件と、を記憶する記憶ステップと、
    前記入力情報を受け付けると、所定の演算方法に基づいて当該入力情報が示す市場の状況変化に対応するサプライチェーン計画を算出し、
    前記サプライチェーン計画に基づいて算出した前記経営指標が前記経営指標の条件を満たしていない場合、前記取引条件情報に基づき前記変更幅で前記取引条件を変更することで、当該経営指標が前記経営指標の条件を満たすように前記取引条件を変更し、
    変更後の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を算出する取引条件算出ステップと、を行い、
    前記取引条件算出ステップで算出された前記経営指標が前記満足すべき経営指標の条件を満たしていない前記構成企業がある場合、当該企業の前記経営指標が前記条件を満たすように当該構成企業の取引相手を変更し、
    変更後の前記構成企業の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を更新するサプライチェーン構成決定ステップをさらに行う
    ことを特徴とするサプライチェーン管理方法。
  6. 請求項に記載のサプライチェーン管理方法であって、
    前記サプライチェーン管理装置は、
    算出された前記サプライチェーン計画を、当該サプライチェーン計画の情報提供を受ける企業に対して出力する出力ステップをさらに行い、
    前記出力ステップは、
    前記取引条件算出ステップまたはサプライチェーン構成決定ステップの処理によって改善した前記経営指標の改善度合いに基づくコストを算出し、
    前記コストを用いて前記企業に請求する報酬料金を算出する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理方法。
  7. 市場の状況変化を示す入力情報を受け付ける入力部と、
    少なくとも2社以上からなるサプライチェーンの構成企業が登録されたサプライチェーン情報と、前記サプライチェーンの構成企業の取引条件、変更可能な取引条件および変更幅が登録された取引条件情報と、前記構成企業ごとに設定される満足すべき経営指標の条件と、を記憶した記憶部と、
    前記入力情報を受け付けると、所定の演算方法に基づいて当該入力情報が示す市場の状況変化に対応するサプライチェーン計画を算出し、
    前記サプライチェーン計画に基づいて算出した前記経営指標が前記経営指標の条件を満たしていない場合、前記取引条件情報に基づき前記変更幅で前記取引条件を変更することで、当該経営指標が前記経営指標の条件を満たすように前記取引条件を変更し、
    変更後の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を算出する取引条件算出部と、
    前記取引条件算出部が算出した前記経営指標が前記満足すべき経営指標の条件を満たしていない前記構成企業がある場合、当該企業の前記経営指標が前記経営指標の条件を満たすように当該構成企業の取引相手を変更し、
    変更後の前記構成企業の前記取引条件を用いて前記サプライチェーン計画を更新するサプライチェーン構成決定部と、を備える
    ことを特徴とするサプライチェーン管理装置。
  8. 請求項に記載のサプライチェーン管理装置であって、
    算出された前記サプライチェーン計画を、当該サプライチェーン計画の情報提供を受ける企業に対して出力する出力部をさらに備え、
    前記出力部は、
    前記取引条件算出部またはサプライチェーン構成決定部の処理によって改善した前記経営指標の改善度合いに基づくコストを算出し、
    前記コストを用いて前記企業に請求する報酬料金を算出する
    ことを特徴とするサプライチェーン管理装置。
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