JP3572014B2 - 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体 - Google Patents

金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3572014B2
JP3572014B2 JP2000386042A JP2000386042A JP3572014B2 JP 3572014 B2 JP3572014 B2 JP 3572014B2 JP 2000386042 A JP2000386042 A JP 2000386042A JP 2000386042 A JP2000386042 A JP 2000386042A JP 3572014 B2 JP3572014 B2 JP 3572014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
ordering
identifier
content information
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000386042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002189856A (ja
Inventor
和幸 松村
Original Assignee
株式会社大和証券グループ本社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大和証券グループ本社 filed Critical 株式会社大和証券グループ本社
Priority to JP2000386042A priority Critical patent/JP3572014B2/ja
Publication of JP2002189856A publication Critical patent/JP2002189856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3572014B2 publication Critical patent/JP3572014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、顧客から入力された注文内容で金融商品の売買の注文を証券取引所等に発注する金融商品発注装置及び金融商品発注方法並びに当該発注のための金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるインターネットを介して顧客側の端末装置と証券会社内の発注装置とを接続し、有価証券市場において取引される株式等の金融商品の売買の注文を、これら発注装置等を介して証券取引所に対して発注することが日常的に行われるようになってきた。
【0003】
ここで、上記金融商品には、上記株式のほかに、株価指数先物、株価指数オプション、株券オプション、転換社債、新株引受権付社債、公社債及び外国債が含まれるものとする。また、上記証券取引所には、東京証券取引所等の上場有価証券についての証券取引所の他に、店頭公開証券についての日本証券業協会が含まれるものとする。
【0004】
一方、上記金融商品の売買の注文においては、複数の金融商品の売買の注文を予め関連付けておき、例えば、第一の金融商品の売買の注文を発注した後に、予め当該第一の金融商品に関連付けておいた第二の金融商品の売買の注文を即時に発注するといった態様で当該発注が夫々実行される場合が多い。
【0005】
より具体的には、例えば、既に売り注文中である第一の金融商品の注文(以下、単に注文と称する。)が存在したとする。そして、顧客としては、この第一の注文(銘柄Aの売り注文)の約定が成立したことを起点として第二の注文(銘柄Bの買い注文)の注文を発注することを予定しており、更に当該第二の注文の約定が成立したことを起点として第三の注文(銘柄Cの売り注文)及び第四の注文(銘柄Dの売り注文)を発注することを予定する場合がある。
【0006】
このとき、このような注文の態様を採用する場合として具体的には、例えば、顧客に第二の注文により発注すべき銘柄Bの需要が高く、早急に銘柄Bの買い注文を行うための資金として銘柄Aの売り注文を発注していた場合が考えられる。また、銘柄Bの買い付けができなかった時のために購入しておいた銘柄Cと銘柄Dを銘柄Bの買い注文の約定が成立したと同時に売付けるといった場合が考えられる。
【0007】
ここで、「約定」とは、例えば、株式について一株100円で1,000株の売り注文が発注されたときに、この売り注文に対当する買い注文(すなわち、同じ銘柄についての一株100円で1,000株の買い注文)が他の顧客からあったとき、その売り注文については約定が成立したこととなり、従って、売り注文が発注されたその日中に約定が成立しなかったときはその売り注文は失効することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような予め設定した手順(シナリオ)で金融商品の売買の注文の発注を実行するためには、顧客が頻繁に第一の注文の約定が成立することを確認し、実際に第一の注文(売り注文)の約定が成立したことを確認した時に改めて第二の注文(買い注文)の内容をその端末装置から入力する必要があった。
【0009】
また、これと同様に、第三の注文(売り注文)及び第四の注文(売り注文)の内容を当該端末装置から入力するまで、顧客は頻繁に第二の注文(買い注文)の約定が成立することを確認しなければならない。
【0010】
従って、このことが約定成立の確認漏れに起因した顧客の投資機会の喪失に繋がるという問題点があり、更に、頻繁に約定の成立を確認する必要があるためその端末装置における操作性が低下することとなるという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、約定成立の確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共にその操作性を向上させることができる金融商品発注装置及び金融商品発注方法並びに当該発注のための金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品売買発注装置において、いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と、を記憶する記憶手段(503)と、前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信することにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注手段(506)と、前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する関連発注手段(505)と、を備える。
【0013】
よって、連続して発注されるべき複数の売買注文の内容を夫々に示す注文内容情報を示す識別子と、夫々の売買注文の発注順序を示す順序情報と、を含む関連情報と、当該各注文内容情報と、を夫々予め記憶しておき、いずれかの売買注文の約定が成立したとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、約定の成立を常時監視・確認する必要をなくして連続して必要な発注を行うことができることとなり、当該確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共に金融商品発注装置としての操作性を向上させることができる。
【0014】
また、約定の成立が確認されたとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、設定された関連付けを確実に実行して連続的に発注を実行することができる。
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、記憶手段(503)と、発注手段(506)と、関連発注手段(505)と、を備えて複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品発注装置において実行される金融商品発注方法において、いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と、を前記記憶手段に記憶する記憶工程と、前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信する処理を前記発注手段において行うことにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注工程と、前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する処理を前記関連発注手段において行う関連発注工程と、を含んで構成されている。
【0016】
よって、連続して発注されるべき複数の売買注文の内容を夫々に示す注文内容情報を示す識別子と、夫々の売買注文の発注順序を示す順序情報と、を含む関連情報と、当該各注文内容情報と、を夫々予め記憶しておき、いずれかの売買注文の約定が成立したとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、約定の成立を常時監視・確認する必要をなくして連続して必要な発注を行うことができることとなり、当該確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共に金融商品発注装置としての操作性を向上させることができる。
【0017】
また、約定の成立が確認されたとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、設定された関連付けを確実に実行して連続的に発注を実行することができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品売買発注装置に含まれるコンピュータを、いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と、を記憶する記憶手段、前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信することにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注手段、及び、前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する関連発注手段、として機能させる金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録されている。
【0019】
よって、当該金融商品発注用プログラムをコンピュータで情報記録媒体から読み出して実行することにより、連続して発注されるべき複数の売買注文の内容を夫々に示す注文内容情報を示す識別子と、夫々の売買注文の発注順序を示す順序情報と、を含む関連情報と、当該各注文内容情報と、を夫々予め記憶しておき、いずれかの売買注文の約定が成立したとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するように当該コンピュータが機能するので、約定の成立を常時監視・確認する必要をなくして連続して必要な発注を行うことができることとなり、当該確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共に金融商品発注装置としての操作性を向上させることができる。
【0020】
また、約定の成立が確認されたとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するように当該コンピュータが機能するので、設定された関連付けを確実に実行して連続的に発注を実行することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0033】
なお、以下に説明する実施の形態は、顧客から入力された注文内容で金融商品の売買の注文を証券取引所に発注する金融商品発注システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0034】
先ず、実施形態に係る金融商品発注システムの全体構成について、図1を用いて説明する。
【0035】
図1に示すように、実施形態に係る金融商品発注システムSは、インターネット520を介して接続されている顧客端末530(顧客側に設置されている。)及びサーバシステム500(例えば証券会社内に設置されている。)と、サーバシステム500を証券取引所に接続するための接続システム511(例えば証券会社内に設置されている。)と、により構成されている。
【0036】
また、顧客端末530は、入力部531と、出力部532と、により構成されている。
【0037】
更に、サーバシステム500は、通信制御部501と、フロントコンピュータ502と、記憶手段としての記憶部503と、設定手段及び関連付手段としての予定注文設定部504と、関連発注手段しての予定注文発注部505と、発注手段としての注文発注部506と、確認手段としての約定処理部507と、予測手段及び判定手段としての予定注文与信確認部508と、により構成されている。
【0038】
次に、各部の動作について、図1乃至図10を用いて説明する。
【0039】
なお図2は予定注文の具体例を示す図であり、図3は予定注文設定処理の細部を示すフローチャートであり、図4乃至図6は当該予定注文設定処理に伴って出力部532に表示される表示画面の一例であり、図7は予定注文与信確認処理の細部を示すフローチャートであり、図8は注文発注処理を示すフローチャートであり、図9は約定通知処理の細部を示すフローチャートであり、図10は予定注文発注処理の細部を示すフローチャートである。
【0040】
また、以下の説明において、予定注文とは、相互に関連付けられ且つ連続して発注される注文内容として顧客が予め構想している(プランニングしている)金融商品の売買の注文を言い、より具体的には、例えば図2に例示するように、既に発注中である第一の注文400(売り注文)がある場合に、当該第一の注文400(売り注文)の約定が成立したことを起点として第二の注文401(買い注文)の注文を発注し、更に第二の注文401(買い注文)の約定が成立したことを起点として第三の注文402(売り注文)及び第四の注文403(売り注文)の注文を並列的に発注することを予め設定しておくことを言う。
【0041】
最初に、顧客端末530における入力部531は、文字列、選択命令又は実行命令等を入力するためのものであり、一方、出力部532は例えば液晶ディスプレイ等により構成され、サーバシステム500において設定等された内容等が視認可能に表示される。
【0042】
一方、サーバシステム500内の通信制御部501は、フロントコンピュータ502、接続システム511及び顧客端末530間におけるデータの授受のためのインターフェース動作を実行する。
【0043】
次に、サーバシステム500内のフロントコンピュータ502は、記憶部503に記憶されている注文可能な金融商品の情報、顧客から入力された注文情報、後述する予定注文設定情報、同じく後述する予定注文の状態並びに顧客の個人情報、入出金事由に関連付けられた関連口座の情報等に基づく後述する予定注文設定部504等における処理を統括制御すると共に、当該予定注文部504等に対するデータの授受を統括制御する。
【0044】
これに対して、サーバシステム500内の予定注文設定部504は、既に発注中であるか又は約定済の注文、若しくは予定注文として設定してある注文を特定する識別子と、顧客が入力した新規の予定注文として設定する注文を特定する識別子と、を関連付けて記憶部503に記憶させる。これにより、既に注文中の注文に約定が成立した時点、又は約定済の注文に関しては予定注文を設定した時点で、連続して関連付けられている予定注文を特定することができる。
【0045】
このとき、当該予定注文の設定に先立って実行されるべき与信内容(すなわち、予定注文を行うに当たって必要な預り金又は預り証券等の内容)の確認は、予定注文与信確認部508において実行される。
【0046】
次に、サーバシステム500内の予定注文発注部505は、記憶部503に格納されている既に発注中の注文(若しくは約定済の注文)に約定が成立したという通知を、接続システム511及び約定処理部507を介して証券取引所から受け取った時点で、記憶部503に約定が成立した旨の情報を格納し、更に記憶部503から約定が成立した注文に関連付けされている予定注文の情報を取得し、新たに注文を発注するための情報として対応する予定注文設定情報を、注文発注部506及び接続システム511を介して証券取引所に送信する。これにより、既に発注中の注文に約定が成立した時点、又は約定済の注文に関しては予定注文の設定の時点で連続して発注するように設定された予定注文を行うことができる。
【0047】
次に、各構成部材における細部動作について、図3乃至図10を用いて説明する。
【0048】
先ず、予定注文設定部504において実行される予定注文の設定処理の細部及び当該設定処理に伴って予定注文与信確認部508において実行される予定注文与信確認処理について、図3乃至図7を用いて説明する。
【0049】
図3に示すように、実施形態の予定注文設定処理においては、始めに、既に発注中であって約定前の注文に基づく予定注文の入力処理が実行される(ステップS599)。
【0050】
この入力処理についてより具体的には、先ず、顧客がインターネット520を介して予定注文設定部504に接続すると、当該予定注文設定部504は新規に予定注文の設定が可能な注文中の注文およびそれに付随する予定注文の一覧を、例えば図4に示す一覧表Mの如く出力部532上に画面として表示する。
【0051】
ここで、当該一覧表Mは、予定注文の相関が容易に判るよう関連する注文及び予定注文をツリー状に接続して表示するものである。
【0052】
また、表示されている注文一覧のうち、新規に関連付けの行うことのできる注文(すなわち約定前の注文)若しくは予定注文に関しては、入力部531により選択可能な状態で表示し、一方、新規に関連付けの行うことのできない注文(すなわち既に約定が成立してしまった注文)若しくは予定注文に関しては、入力部531による選択が不可能な状態で表示する。
【0053】
なお、当該一覧表Mにおける各予定注文には、その予定注文に関する詳細情報が付随しており、その詳細情報としては、関連口座の預り金および預り証券の一覧等が含まれている。
【0054】
次に、当該一覧表Mを用いて、顧客が選択可能な注文若しくは予定注文の中から新規に関連付けを行うべき注文若しくは予定注文を入力部531により選択したことが入力されると、予定注文設定部504は当該顧客が入力部531により選択した注文及び予定注文に関連付けを行うことのできる金融商品の種類及び取引を選択するための入力フォーマットを、例えば図5に示すフォーマットSLの如く出力部532上に画面として表示する。
【0055】
このフォーマットSLを用いることにより、例えば、株式買付注文に関連付けて株式信用新規売建注文を設定することが可能となる。
【0056】
そして、当該フォーマットSLに基づいて顧客が金融商品の種類及び取引を入力部531により選択したことが入力されると、予定注文設定部504は次に新たに設定する予定注文の取引内容(銘柄、注文株数、単価等)を入力するための入力フォーマットを、例えば図6(a)に示すフォーマットSMの如く出力部532上に画面として表示する。
【0057】
次に、当該フォーマットSMに基づいて顧客が新たに設定する予定注文の取引内容を入力すると、予定注文設定部504は、予定注文与信確認部508を用いて、当該入力された予定注文の取引内容について与信上の問題がないか否か(すなわち、その予定注文が発注されたときに与信が不足とならないか否か)を確認する(ステップS600)。このステップS600の処理には、記憶部503内に格納されている与信情報データベースYからの与信情報が用いられる。
【0058】
そして、与信確認の結果、その予定注文が発注されると与信不足となると判定されるときは(ステップS601;YES)、その旨を示すエラー表示を出力部532において実行して(ステップS604)予定注文の設定処理を終了する。
【0059】
一方、ステップS601の判定において、その予定注文が発注されても与信上支障がないと判定されるときは(ステップS601;NO)、次に、その予定注文に対して、当該予定注文を他の注文から識別するための識別番号(当該識別番号自体は、記憶部503内の識別番号データベースD内に予め多数格納されている。)を識別番号データベースDから呼び出して付し(ステップS602)、更に当該新たに設定する予定注文の取引内容を、例えば図6(b)に示す確認画面Cを出力部532上に表示することにより確認し、上記識別番号と共に記憶部503内の予定注文情報データベースR内に格納して(ステップS603)一連の予定注文設定処理を終了する。
【0060】
このとき、記憶部503においては、関連付けられた注文および予定注文の関係を示す関連情報(より具体的には、例えば図2に示す例では、第の注文400の後に直列に第二の注文401が関連付けられていることを示す関連情報又は第の注文401の後に並列に第三の注文402及び第四の注文403が関連付けられていることを示す関連情報)が格納されることとなり、これによりどの順番で設定された予定注文が発注されるかが後述する予定注文発注部505等において認識できることとなる。
【0061】
次に、上記ステップS600において実行される予定注文与信確認処理について、図7を用いて説明する。
【0062】
図7に示すように、当該予定注文与信確認処理においては、先ず、入力された予定注文における注文内容に基づき、従来と同様の一般的な与信計算処理を行う(ステップS800)。この一般的な与信計算処理においては、予定注文でない他の注文の内容が格納されている記憶部503内の注文ファイルOからの注文内容及び与信情報データベースYからの与信情報が用いられる。
【0063】
そして、一通りの与信計算処理が完了すると、次に、その予定注文の一つ上位にある他の注文(図7において親注文と示す。)との関連を判定する(ステップS801)。
【0064】
このステップS801の処理についてより具体的には、当該予定注文と直接関連付けされている未約定の上位階層の注文に関して、当該予定注文と対当する親注文が存在するかを確認する。このとき、当該対当する親注文とは、例えば当該予定注文が買い注文だった場合は、同一銘柄又は異なる銘柄の売り注文が上位階層に存在するかを確認し、また当該予定注文が売り注文だった場合は、同一銘柄の買い注文が上位階層に存在するかを確認する。
【0065】
そして、上記対当する親注文が存在する場合、更に当該対当する親注文の全ての下位階層内に、当該予定注文以外に当該対当する親注文と対当する他の注文が存在するかを確認する。このとき、上記対当する親注文と対当する他の注文とは、上記対当する親注文が買い注文であった場合は、同一銘柄の売り注文であり、上記対当する親注文が売り注文であった場合は、同一銘柄又は異なる銘柄の買い注文となる。
【0066】
なお、ステップS801における関連判定には、上記ステップS599が完了した時点で一時的にその入力内容が格納されている記憶部503内の予定注文情報データベースR’からの情報が用いられる。
【0067】
ステップS801の判定において上記対当する親注文及び対当する他の注文が共にないときは(ステップS801;NO)そのまま後述するステップS803に移行し、一方、ステップS801の判定において上記対当する親注文又は対当する他の注文の少なくともいずれか一方があるときは(ステップS801;YES)、次に、ステップS800において計算した与信の値を補正する処理を行う(ステップS802)。
【0068】
このとき、当該補正処理についてより具体的には、上記ステップS801の判定において、当該予定注文に対当する未約定の親注文又は下位階層の他の注文のいずれかが存在した場合には、通常与信計算処理(ステップS800)の計算結果に対して以下の加減算処理を施す(ステップS802)。
【0069】
すなわち、(1)当該予定注文に対当する親注文の発注により補填される概算金額(買い注文)若しくは預り数量(売り注文)を加算する処理。
【0070】
(2)上記親注文に対当する当該予定注文以外の全ての下位階層の注文による概算金額(買い注文)若しくは預り数量(売り注文)を減算する処理。
【0071】
そして、補正後の与信額を用いて、当該入力された予定注文の取引内容について与信上の問題がないか否かを確認し(ステップS803)、その結果、その補正後の与信額で予定注文が発注されると与信不足となると判定されるときは(ステップS803;NO)、その旨を示すエラー表示を出力部532において実行して(ステップS805)上記ステップS601に移行する。
【0072】
一方、ステップS803の判定において、その補正後の与信額で予定注文が発注されても与信上支障がないと判定されるときは(ステップS803;YES)、ステップS802の補正処理を正常に終了させ(ステップS804)、その補正後の与信額をもって上記ステップS601に移行する。
【0073】
次に、上記ステップS802における補正処理について、上記図2の例を用いて更に詳しく説明する。
【0074】
ここで、第一の注文400、第二の注文401、第三の注文402及び第四の注文403は共に同一銘柄の注文とし、顧客の預り金が0円で、預り証券は当該銘柄を1,000株持っていることとする。
【0075】
先ず始めに、注文中の第一の注文400に関連付けて第二の注文401を設定する場合、ステップS800の通常与信計算処理においては、未約定の第一の注文400により生ずる預り金の増加を計算しない。
【0076】
ところが、ステップS801における上位階層にある親注文との関連判定処理により、第一の注文400は第二の注文401に対当する親注文であることから、第二の注文401設定時の顧客の見込み預り金及び預り証券の数量は、ステップS800の通常与信計算処理の計算結果に対してステップS802の与信計算補正処理における加算処理を施して預り金が100,000円、預り証券は無しと補正する。そして、第二の注文401の買付概算代金100,000円に相当する預り金を顧客が保持しているとみなし、予定注文の設定および発注を許可する。
【0077】
次に、第三の注文402設定時を考える。このとき、第一の注文400は依然注文中とする。
【0078】
第二の注文401に関連付けて第三の注文402を設定する場合、ステップS800の通常与信計算処理においては発注前の第二の注文401により生ずる預り証券の増加を計算しない。
【0079】
ところが、上位階層の親注文に関するステップS801の関連判定処理により、第二の注文401は第三の注文402に対当する注文であることから、第三の注文402設定時の顧客の見込み預り金及び預り証券の数量は、ステップS800の通常与信計算処理の計算結果に対してステップS802の与信計算補正処理における加算処理を施して、預り金が0円、預り証券は1,000株となる。
【0080】
よって、第三の注文402の売付証券1,000株に相当する預り証券を顧客が保持しているとみなし、予定注文の設定および発注を許可する。
【0081】
最後に、第四の注文403設定時を考える。このとき、第一の注文400は依然注文中とし、第三の注文402は既に設定済みとする。
【0082】
第二の注文401に関連付けて第四の注文403を設定する場合、ステップS800の通常与信計算処理においては発注前の第二の注文401により生ずる預り証券の増加を計算しない。
【0083】
ところが、上位階層の親注文に関するステップS801の関連判定処理により、第二の注文401は第三の注文402に対当する注文であることから、対当注文を鑑みた第四の注文403設定時の顧客の見込み預り金及び預り証券の数量は、ステップS800の通常与信計算処理の計算結果に対してステップS802の与信計算補正処理における加算処理を施して、預り金が0円、預り証券が1,000株となる。
【0084】
ここで、第四の注文403の対当親注文である第二の注文401の下位階層には第の注文401に対当する第三の注文402が存在する。
【0085】
よって、ステップS802の与信計算補正処理においては、対当する第二の注文401に対当する第三の注文402による預り証券の減算を行い、最終的に第四の注文403設定時の顧客の見込み預り金及び預り証券の数量はそれぞれ、0円、0株となる。
【0086】
従って、顧客は第四の注文403の売付証券1,000株に相当する預り証券を保持していないとみなし、ステップS805のエラー処理を行って予定注文の設定および発注を拒否する。
【0087】
次に、上述のようにして設定した予定注文又は通常の注文を証券取引所に対して実行する場合に注文発注部506において実行される注文発注処理について、図8を用いて詳説する。
【0088】
図8に示すように、当該注文発注処理においては、先ず、入力されている注文(予定注文及び通常の注文を含む。)の内容自体に書式的な誤り等がないか否かを確認し(ステップS200、S201)、当該誤りがあったときは(ステップS201;YES)その旨を出力部532において表示する等のエラー処理を実行して(ステップS204)処理を終了する。
【0089】
一方、入力された内容に何ら誤りがないときは(ステップS201;NO)、その注文の内容を注文情報として記憶部503内の注文ファイルO及び注文キューデータベース(すなわち、記憶部503内の他のデータベースとの関連を示す識別情報等が格納されているデータベース)OCに格納する(ステップS202)。
【0090】
そして、実際の発注のタイミング(当該注文内容自体に含まれている。)が到来したときに上記注文キューデータベースOCから読み出して、証券取引所に対して実際の発注処理を行い(ステップS203)、注文発注処理を終了する。
【0091】
次に、図8に示す注文の発注に対応して約定が成立したときに約定処理部507において実行される約定通知処理について、図9を用いて詳説する。
【0092】
図9に示すように、約定が成立したときに実行される約定通知処理においては、始めに、通知された約定に対応する未処理レコード(未約定となっている注文を示すレコード)を取得して記憶部503内の出来通知キューデータベースDCに格納し(ステップS300)、次に、その約定の成立に伴って発生する受け渡し代金を計算し(ステップS301)、更に受け取った約定情報を記憶部503内の約定ファイルP及び注文ファイルO内に格納する(ステップS302)。
【0093】
そして、その約定が成立した結果を示す電子メール307を顧客に送信し(ステップS306)、約定通知処理を終了する。
【0094】
最後に、上記親注文に対して約定が成立した場合に実行される予定注文の発注処理について、図10を用いて詳説する。
【0095】
図10に示すように、図8に示す注文発注処理により発注された注文に約定が成立し、接続システム511よりフロントコンピュータ502及び約定処理部507を介して約定通知が送信される(ステップS700)と、その通知内容により記憶部503内の予定注文情報データベースRに格納されている注文情報に約定が成立した旨の情報を付与する。
【0096】
そして、当該注文情報に約定が成立したという情報が付与されていることを予定注文情報データベースRに基づいて確認し、その注文情報に対応する予定注文の内容を予定注文情報データベースRから抽出する(ステップS701)。
【0097】
次に、約定が成立した注文の出来値により予定された予定注文を発注するか否かを、抽出した予定注文ついて判定する(ステップS702)。
【0098】
このステップS702の処理についてより具体的には、約定が成立した注文を発注する際に予定注文の発注を行う最高額(買い注文の場合)若しくは最低額(売り注文の場合)が顧客により設定されているので、当該約定が成立した注文の出来値が最高額等の条件を満たした場合、つまり約定が成立した注文の出来値が予め設定した最高額(最低額)よりも下回っている(上回っている)場合に限り、約定の成立した注文に関連付けられている予定注文の発注を行うのである。また、当該最高額等の条件を満たさずに約定が成立した場合は、約定の成立した注文に関連付けられている予定注文の発注を行わないこととなる。
【0099】
そして、ステップS702の判定の結果、予定注文の発注を行うべきでないと判定されたときは(ステップS702;NO)、予定注文の発注処理を中断する(ステップS704)。
【0100】
一方、ステップS702の判定の結果、予定注文の発注を行うべきであると判定されたときは(ステップS702;YES)、次に、与信情報データベースYからの与信情報に基づいて、その予定注文を行った場合の与信が適正であるかを確認し(ステップS703、S704)、与信不足となる場合には(ステップS704;YES)その旨を表示部532に表示する等のエラー処理を実行して(ステップS707)発注処理を終了し、他方、与信不足とならない場合には(ステップS704;NO)、そのまま接続システム511を介して予定注文の発注処理を行って(ステップS706)全ての処理を終了する。
【0101】
このとき、予定注文設定部504は、予定注文の一覧表M(図4参照)に予定注文の注文状態および出来状態を出力する。これにより予定注文の取引がどのような状態にあるか顧客が確認することができるのである。
【0102】
以上説明したように、実施形態の予定注文処理によれば、複数の注文同士を相互に関連付けする設定を行うと共に、いずれかの注文内容により発注された売買の注文する約定の成立が確認されたとき、当該発注された注文に関連付けられている他の注文を当該関連情報に基づいて注するので、約定の成立を常時監視・確認する必要をなくして連続して必要な発注を行うことができることとなり、当該確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共に金融商品発注システムSとしての操作性を向上させることができる。
【0103】
また、例えば第一の注文400(図2参照)に対応する売買を実行した結果として発生する残高の変動を予測し、その変動に基づいて、第二の注文401(図2参照)を第一の注文400対して関連付けすることの可否を判定すると共に、その判定の結果当該関連付けが可能と判定された場合に第一の注文400に対する第二の注文401の関連付けの設定を行うので、確実に実行可能な形で複数の注文の関連付けを行うことができる。
【0104】
更に、約定の成立が確認されたとき、関連情報に基づいて発注された注文に関連付けられている他の注文を検索し、当該検索した他の注文を即時発注するので、設定された関連付けを確実に実行して連続的に発注を実行することができる。
【0105】
更にまた、関連情報が順序情報を含むので、確実に設定した順序で複数の注文内容の売買を連続して発注することができる。
【0106】
なお、上述した実施形態の他に、予定注文設定部504を、顧客が設定した予定注文設定情報を訂正するための訂正用フォーマットを表示部532に出力させるように構成してもよい。この場合には、顧客が訂正項目を入力部531にて入力することで記憶部503に格納されている予定注文設定情報を他の注文に連続して格納し直すことができることとなる。
【0107】
なお、この注文内容の訂正の場合には、その注文が既に発注された注文であるか否かにかかわらず与信の確認が行われた後に当該訂正が実行される。
【0108】
また、予定注文設定部504を、顧客が設定した予定注文設定情報を削除するための削除用フォーマットを表示部532に出力させるように構成してもよい。この場合には、顧客が削除する予定注文を入力部531にて選択することで記憶部503に格納されている予定注文設定情報を削除することができることとなる。
【0109】
なお、この注文内容の削除の場合には、前提となる親注文が削除されると、前提となる注文が消滅してしまうことから、関連付けられている全ての予定注文が削除されることとなることに注意する必要がある。
【0110】
更に、上記図3、図7乃至図10に示しフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、これをパーソナルコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該パーソナルコンピュータを実施形態の記憶部503、予定注文設定部504、予定注文発注部505、注文発注部506、約定処理部507及び予定注文与信確認部508として機能させることも可能である。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、連続して発注されるべき複数の売買注文の内容を夫々に示す注文内容情報を示す識別子と、夫々の売買注文の発注順序を示す順序情報と、を含む関連情報と、当該各注文内容情報と、を夫々予め記憶しておき、いずれかの売買注文の約定が成立したとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、約定の成立を常時監視・確認する必要をなくして連続して必要な発注を行うことができることとなり、当該確認漏れのために顧客の投資機会を喪失させることがないと共に金融商品発注装置としての操作性を向上させることができる。
従って、迅速且つ効果的に顧客の要求に合致した金融商品の発注を行うことができる。
また、約定の成立が確認されたとき、関連情報内の識別子を手掛かりとして連続発注されるべき他の売買注文を即時発注するので、設定された関連付けを確実に実行して連続的に発注を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金融商品発注システムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】予定注文の態様を例示する図である。
【図3】予定注文設定処理を示すフローチャートである。
【図4】予定注文設定処理における表示画面例を示す図(I)である。
【図5】予定注文設定処理における表示画面例を示す図(II)である。
【図6】予定注文設定処理における表示画面例を示す図(III)であり、(a)は取引内容を入力する際の表示画面例であり、(b)は取引内容を確認する際の表示画面例である。
【図7】予定注文与信確認処理を示すフローチャートである。
【図8】注文発注処理を示すフローチャートである
【図9】約定通知処理を示すフローチャートである。
【図10】予定注文発注処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
307…電子メール
400…第一の注文
401…第二の注文
402…第三の注文
403…第四の注文
500…サーバシステム
501…通信制御部
502…フロントコンピュータ
503…記憶部
504…予定注文設定部
505…予定注文発注部
506…注文発注部
507…約定処理部
508…予定注文与信確認部
511…接続システム
520…インターネット
530…顧客端末
531…入力部
532…出力部
Y…与信情報データベース
D…識別番号データベース
R、R’…予定注文情報データベース
M…一覧表
SL、SM…フォーマット
…確認画面
O…注文ファイル
OC…注文キューデータベース
P…約定ファイル
DC…出来通知キュー
S…金融商品発注システム

Claims (3)

  1. 複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品売買発注装置において、
    いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と、を記憶する記憶手段(503)と、
    前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信することにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注手段(506)と、
    前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する関連発注手段(505)と、
    を備えることを特徴とする金融商品発注装置。
  2. 記憶手段(503)と、発注手段(506)と、関連発注手段(505)と、を備えて複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品発注装置において実行される金融商品発注方法において、
    いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と、を前記記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信する処理を前記発注手段において行うことにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注工程と、
    前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する処理を前記関連発注手段において行う関連発注工程と、
    を含むことを特徴とする金融商品発注方法。
  3. 複数の金融商品の売買の発注を行う金融商品売買発注装置に含まれるコンピュータを、
    いずれかの前記金融商品の売買注文の内容を示す注文内容情報を示す識別子、前記金融商品の売買注文の約定が成立したとき当該金融商品に連続して発注すべきものとして予め決められた他の金融商品の売買注文の内容を示す他の注文内容情報を示す他の識別子、及び当該他の金融商品の発注順序を示す順序情報を含む関連情報と、各前記注文内容情報と 、を記憶する記憶手段、
    前記記憶されている注文内容情報を、対応する前記識別子と共に前記決められている発注順序に従って証券取引所内に設置されているサーバ装置にネットワークを介して送信することにより、当該送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買を前記発注順序に従って前記証券取引所に発注する発注手段、及び、
    前記送信された注文内容情報に対応する前記金融商品の売買に対応する約定が成立したことを示す通知であって当該送信された注文内容情報と共に送信された前記識別子を含む通知が、当該送信された注文内容情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送信されて来たとき、前記通知に含まれて前記証券取引所から送信されてきた前記識別子を前記記憶手段内において検索することにより当該識別子を含む前記関連情報を当該記憶手段から検出し、当該検出された関連情報に含まれている前記識別子に連続する前記順序情報に対応する前記他の識別子を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の識別子により示される前記他の注文内容情報を前記記憶手段から検出し、当該検出された他の注文内容情報を直ちに前記サーバ装置に送信する関連発注手段、
    として機能させることを特徴とする金融商品発注用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。
JP2000386042A 2000-12-19 2000-12-19 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体 Expired - Fee Related JP3572014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386042A JP3572014B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000386042A JP3572014B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003205820A Division JP4585181B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002189856A JP2002189856A (ja) 2002-07-05
JP3572014B2 true JP3572014B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=18853210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000386042A Expired - Fee Related JP3572014B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3572014B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004259186A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Daiwa Securities Group Inc 売買取引システムおよび売買取引処理方法、並びにプログラム
JP2004295847A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Daiwa Securities Group Inc 有価証券注文処理装置、有価証券注文処理方法、及びプログラム
JP4376237B2 (ja) * 2006-02-21 2009-12-02 株式会社大和証券グループ本社 金融商品売買発注装置及びプログラム
JP2008233989A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Daiwa Securities Group Inc 証券売買注文管理装置および証券売買注文管理方法
JP2009075773A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Daiwa Securities Group Inc 証券取引発注装置及び証券取引発注方法
JP6785580B2 (ja) * 2016-05-25 2020-11-18 日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社 システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002189856A (ja) 2002-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7474002B2 (ja) 金融商品取引管理システム、金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法
JP5650776B2 (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP4445006B2 (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
JP6118959B2 (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
JP2008009562A (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
JP2010061699A (ja) 有価証券即時決済システム
JP4682244B2 (ja) 売買価格決定方法及び売買価格決定装置
JP5475386B2 (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
JP2018142382A (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
JP3572014B2 (ja) 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び金融商品発注用プログラムがコンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体
JP5105910B2 (ja) 売買注文発注システム及び売買注文発注方法
EP1096399A2 (en) Method and apparatus for determining priority order of transactions, transaction system, recoding medium and program
JP4585181B2 (ja) 金融商品発注装置、金融商品発注方法及び情報記録媒体
JP2021120913A (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP6214610B2 (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP2001306911A (ja) ネットワークを利用した綿糸取引方法
JP7256652B2 (ja) Crmシステム
JP6603280B2 (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP2015028819A (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP5154290B2 (ja) 売買注文発注制御装置及び売買注文の発注制御方法
KR20080038941A (ko) 거래자 중심의 최적화된 안전한 주문 시스템 및 그 서비스방법
JP2004213546A (ja) 複数の売買注文を同時発注する売買注文処理システム及び売買注文処理の方法
JP2004139555A (ja) 口座情報処理装置、口座情報処理方法及び口座情報処理用プログラム並びに情報記録媒体
JP2004213283A (ja) 繰越処理装置、繰越処理方法及び繰越処理用プログラム
JP2002358419A (ja) 金融商品取引リスク管理システム、金融商品取引リスク管理方法及び金融商品取引リスク管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees