JP5105910B2 - 売買注文発注システム及び売買注文発注方法 - Google Patents

売買注文発注システム及び売買注文発注方法 Download PDF

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Description

本発明は、株式等の売買注文を対象に、注文者から受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引を執行する取引所システムや私設取引システムなどの複数の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システム及び売買注文発注方法に関するものである。
株式等の金融商品の取引は、通常は取引所において行われており、証券会社等が注文者からの売買委託注文に基づいて、取引所に売買注文を発注する。証券会社等において行われる注文の受付や発注は、コンピュータシステムを用いて処理されることが一般的になっている。
証券会社等における注文のコンピュータ処理によって、昨今は発注のタイミングを制御した様々な条件注文が提供されるようになっている。例えば、時間や価格をトリガ条件として設定する発明(例えば、特許文献1参照。)によって提供される発注条件付の注文や、第1の注文の約定後に第2の注文を自動発注する発明(例えば、特許文献2参照。)によって、複数の売買注文の連続発注などの受け付けが可能になっている。
特開2001−155086号公報 特開2002−183446号公報
株式の売買注文の執行について、かつては証券取引所に上場している株式の売買は証券取引所のみでしか行えないという取引所集中義務が定められていた。しかしながら、平成10年に施行されたいわゆる「金融システム改革法」によって取引所集中義務が撤廃され、証券取引所以外の私設取引システム(PTS;Proprietary Trading System)において、証券取引所に上場している株式の売買を執行することが認められることとなっている。また、平成17年には、PTSにおいて証券取引所と同様のオークション方式による売買の執行が認められ、利便性の高いPTSの登場が期待されるようになっている。
PTSに対するニーズが特に強いと考えられるのが、証券取引所の立会時間終了後において売買注文を執行する、いわゆる「夜間取引」である。PTSによって立会時間終了後の取引が可能になると、証券会社に「証券取引所に発注した注文が約定しなかった場合には、そのまま同条件の注文をPTSに発注する」といった売買注文が委託されることが考えられる。
上記のような注文を受け付けるためには、証券会社では、注文者から受け付けた一の売買委託注文に基づいて、まず証券取引所へ売買注文を発注し、該売買注文が約定しない場合にはPTSへ売買注文を発注するという、一の売買委託注文から二以上の売買注文を連続して発注する技術が求められることになる。
これに対して、特許文献1記載の発明は、証券取引所等の取引システムへ個々の売買注文を発注するタイミングを制御することが可能であるため、他の注文の約定をトリガとして設定すれば、複数の売買委託注文を連続発注することは可能になるものの、あくまで連続発注の基となる売買委託注文は異なるものであることが前提であり、上記の課題に対応することはできない。また、証券取引所とPTSの異なる取引執行システムへの発注を可能にするものでもない。
特許文献2記載の発明についても同様で、あくまで連続発注が行われる注文は注文者から異なる注文として受け付けたものであることが前提であり、かつ証券取引所とPTSの異なる取引執行システムへの発注を可能にするものでもないため、上記の課題に対応することはできない。
このような証券取引所からPTSへと連続して発注することができる注文は、返済期限の制限があることが多いために、注文を発注した場合にはできるだけ約定の確度を高くしたい信用取引の返済注文において特に有効である。現在は信用取引の返済注文は、新規建玉を発注した市場にしか発注できないことが通常であるが、これをPTSへも引き継げるように、あるいはPTSで新規建玉を発注した後に他市場で返済注文を発注できるものとすることが好ましい。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、株式等の売買注文を対象に、注文者から受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引を執行する取引所システムや私設取引システムなどの複数の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注することが可能な、売買注文発注システム及び売買注文発注方法を提供することを目的とするものである。
本願にかかる課題を解決する第1の発明は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する約定状況更新手段と、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、を備えることを特徴とする売買注文発注システムである。
本願にかかる課題を解決する第2の発明は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する第1の約定状況更新手段と、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新する第2の約定状況更新手段と、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、を備えることを特徴とする売買注文発注システムである。
第1の発明及び第2の発明は、前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信する入力画面送信手段と、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定する発注市場識別手段と、を備えていて、前記注文レコード作成手段は、前記発注市場識別手段が2つの取引執行システムを特定した場合に、1の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして、他の1の取引執行システムを前記第2の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成することを特徴としてもよい。
本願にかかる課題を解決する第3の発明は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する約定状況更新手段と、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、を備えることを特徴とする売買注文発注システムである。
本願にかかる課題を解決する第4の発明は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する第1の約定状況更新手段と、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新する第2の約定状況更新手段と、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、を備えることを特徴とする売買注文発注システムである。
第3の発明及び第4の発明は、前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信する入力画面送信手段と、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定する発注市場識別手段と、を備えていて、前記注文レコード作成手段は、前記発注市場識別手段が前記第2の取引執行システムを含む2つの取引執行システムを特定した場合に、前記第2の取引システムの他の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成することを特徴としてもよい。
本発明は、注文者から受け付けた売買委託注文に関する情報を注文レコードに、取引所やPTSなどの取引執行システムに発注する売買注文に関する情報を発注レコードにそれぞれ格納し、1の注文レコードに対して、2以上の異なる取引執行システムに発注した発注レコードを関連付けるよう構成することによって、複数の取引執行システムへ売買注文を連続して発注することを可能にしている。注文レコードには、売買委託注文の注文数量に対する約定状況、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注する条件指定の有無を記憶することによって、注文レコードから連続発注の要否を判断する。
第1の発明と第3の発明では、第1の取引執行システムから第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、該約定を反映して直ちに注文レコードの約定状況を更新する。第1の発明において、第2の売買注文を発注する第2の取引執行システムが、売買委託注文毎に指定されて注文レコードに記憶されているが、第3の発明では、第2の売買注文を発注する第2の取引執行システムは予め指定された1の取引執行システムに限定されている。
第2の発明と第4の発明では、第1の取引執行システムから第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、該約定を反映して発注レコードの約定状況を更新し、対応する発注レコードの約定状況の更新をトリガとして、注文レコードの約定状況を更新する。第2の発明において、第2の売買注文を発注する第2の取引執行システムが、売買委託注文毎に指定されて注文レコードに記憶されているが、第4の発明では、第2の売買注文を発注する第2の取引執行システムは予め指定された1の取引執行システムに限定されている。
また、第1の発明乃至第4の発明では、株式の信用取引における売り注文(返済注文)である場合に、注文者の操作する端末に売り注文を発注する市場を選択する選択欄を表示させ、注文者が選択した市場から第1及び第2の取引執行システムを特定するよう構成することによって、信用取引の返済注文を、新規建玉(買い注文)を発注した市場以外の市場に引き継ぐことを可能にすることもできる。
第1の発明乃至第4の発明は、第1の発明乃至第4の発明にかかる売買注文発注システムにより実行される売買注文発注方法として特定することもできる。
第1の発明に対応する売買注文発注方法は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、を有することを特徴とする売買注文発注方法である。
第2の発明に対応する売買注文発注方法は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、を有することを特徴とする売買注文発注方法である。
第1の発明及び第2の発明に対応する売買注文発注方法は、前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、前記売買注文発注システムが、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定するステップと、を有していて、前記注文レコードを作成して前記注文レコード格納部に格納するステップでは、前記取引執行システムを特定するステップで2つの取引執行システムを特定した場合に、1の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして、他の1の取引執行システムを前記第2の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成することを特徴としてもよい。
第3の発明に対応する売買注文発注方法は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、を有することを特徴とする売買注文発注方法である。
第4の発明に対応する売買注文発注方法は、売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、を有することを特徴とする売買注文発注方法である。
第3の発明及び第4の発明に対応する売買注文発注方法は、前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、前記売買注文発注システムが、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信するステップと、前記売買注文発注システムが、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定するステップと、を有していて、前記注文レコードを作成して前記注文レコード格納部に格納するステップでは、前記取引執行システムを特定するステップで前記第2の取引執行システムを含む2つの取引執行システムを特定した場合に、前記第2の取引システムの他の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成することを特徴としてもよい。
本発明によって、株式等の売買注文を対象に、注文者から受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引を執行する取引所システムや私設取引システムなどの複数の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注することが可能になるので、例えば取引所の立会時間中に未約定となった注文をPTSに発注することによって、注文が約定する可能性を高めて、株式等に投資する投資家により多くの投資機会を提供することが可能になる。本発明は、株式の信用取引の売り注文(返済注文)に適用すると、さらに好適である。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明では、株式を取引の対象とする例について説明するが、該説明は本発明の実施形態の一例であって、取引の対象となるものは株式に限定されるものではなく、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる売買注文発注システムの構成を示すブロック図である。図2は、本発明にかかる売買注文発注システムにおける預り資産データベースの第1の例(現物株式)を示す図である。図3、図4は、本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末に表示される現物株式の注文入力画面の、それぞれ第1、第2の例を示す図である。図5は、本発明にかかる売買注文発注システムにおける預り資産データベースの第2の例(信用建玉)を示す図である。図6は、本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末に表示される信用取引の注文入力画面の一例を示す図である。図7は、本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末で選択された市場と注文レコードに記録する市場の関連付けの一例を示す図である。図8〜図10は、本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第1の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す、それぞれ第1〜第3の図である。図11、図12は、本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第2の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す、それぞれ第1、第2の図である。図13は、本発明にかかる売買注文発注システムの注文レコード格納部の一例を示す図である。図14は、本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注のための、発注レコードの作成フローを示すフローチャートである。
図1において、本発明にかかる売買注文発注システムは、証券会社システム20の一部であり、注文処理部21、注文データ更新部22、注文データベース23、預り資産データベース24、銘柄情報データベース25を含んで構成されている。証券会社に株式売買の注文を委託する顧客は、パーソナルコンピュータや携帯電話等の顧客端末10からインターネット、Webサーバ26を介して証券会社システム20にアクセスする。証券会社システム20では、顧客から受け付けた売買委託注文に従って、取引所システム30等に売買注文を発注する。
ここで証券会社システム20は、証券取引所が運営する取引所システム30、取引所システム40等の取引執行システムの他に、私設取引システムであるPTS50にも発注指示を送信できるように、専用線等のネットワークを通じて接続されている。本発明においては、例えば、取引所システム30に発注した売買注文が立会時間中に約定しなかった場合、未約定となった残数量分の売買注文をPTS50に連続発注することを特徴としている。従って、証券会社システム20と接続されている取引所システム、PTSの数は特に限定されているものではないが、両者を合わせて少なくとも2以上の取引執行システムと接続されていることが必要である。
Webサーバ26は、顧客端末10に取引のための注文入力画面や情報提供等のためのWebページを表示させるとともに、顧客端末10から送信された注文依頼に関する情報を受け付けると、注文処理を実行する勘定系の機能を備えた証券会社システム20に受け付けた情報を引き渡す機能を備えている。証券会社システム20は、Webサーバ26が受け付けた情報に従って、取引所システム30等に売買注文の発注に必要なデータを送信する。
証券会社システム20に備えられる注文処理部21、注文データ更新部22は、いずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能を実現するためには、各々の機能に対応するアプリケーションプログラムが証券会社システム20のRAMに読み出されて、CPUで演算処理が実行される。
注文データベース23には、注文レコード格納部231と発注レコード格納部232が少なくとも備えられている。注文レコード格納部231には、顧客から受け付けた売買委託注文毎に設けられた注文レコードが格納され、各々の注文レコードには、売買委託注文に指定された執行条件、注文数量、注文期限等の情報が記憶されている。発注レコード格納部232には、取引所システム30等の取引執行システムに発注された売買注文毎に設けられた発注レコードが、売買注文の基礎となる売買委託注文の注文レコードと関連付けて格納され、各々の発注レコードには、取引所システム30等への発注数量等の情報が記憶されている。
預り資産データベース24には、顧客から受け付けた売買注文が約定して、証券会社の預り資産となっている資産に関する情報が格納されている。例えば、図2は現物株式の、図5は信用建玉の残高をそれぞれ記録するテーブルの例であるが、顧客毎、預り資産の種別毎に設けられたテーブルには、各々の預り資産に関する情報が格納されている。
銘柄情報データベース25には、証券会社システム20において取引が可能な銘柄に関する情報が格納されている。その中には、各々の銘柄が上場している市場に関する情報が含まれているため、顧客がある銘柄を指定して注文画面を呼び出すと、銘柄情報データベース25の対応するレコードを参照して該銘柄の取引が可能な市場が特定され、注文画面中における発注する市場の選択欄に、選択可能な市場としてプルダウンメニュー等の形式で埋め込まれる。
注文処理部21は、Webサーバ26を介して顧客端末10から受け付けた売買委託注文に指定された注文内容に従って、取引所システム30等に売買注文の発注処理を行う機能を備えている。売買委託注文に指定された執行条件等の注文内容に関する情報は、新たに作成した注文レコードに記憶され、注文レコード格納部231に格納される。取引所システム30等に発注した売買注文に関する情報は、新たに作成した発注レコードに記憶され、発注レコード格納部232に格納される。
注文データ更新部22は、取引所システム30等に発注した売買注文について、取引所システム30等から送信される約定情報を受信すると、受信した約定情報に従って、注文レコード格納部231に格納された注文レコードや、発注レコード格納部232に格納された発注レコードの約定状況に関する情報を更新する機能を備えている。
証券会社に株式売買の注文を委託する顧客が顧客端末10からWebサーバ26にアクセスして、売買取引に関するメニューを選択すると、顧客端末10には、例えば、図3に示したような注文入力画面が表示される。昼間の時間帯は主要市場に売買注文を発注し、注文数量に対して未約定の残数量が生じた場合には夜間取引が可能なPTSに注文を引き継ぎたい場合には、図3のような注文入力画面において、顧客は「夜間取引への引継ぎ」について「する」を選択する。夜間取引が可能なPTSが1に限れる場合であれば、発注するPTSを選択する必要はないが、夜間取引が可能なPTSが2以上存在する場合には、発注するPTSをプルダウンメニュー等から選択させることとしてもよい。
上記のように、顧客端末10の注文入力画面において、執行条件や注文期限等の注文内容の入力や夜間取引への引継ぎの要否、発注するPTSの選択が行われると、これらの内容をまとめて表示する画面等によって顧客の意思を再確認し、確認された執行条件や注文期限等の注文内容と夜間取引への引継ぎの指定の有無、発注するPTSに関する情報が、売買委託注文としてWebサーバ26を介して証券会社システム20に送信される。これらの情報を受信した証券会社システム20では、指定された銘柄や執行条件等から証券取引所等への売買注文の発注が可能であるか否かを確認した上で、受け付けた売買委託注文についての新たな注文レコードを作成して、注文レコード格納部231に格納する。
あるいは、図4の例に示したように、はじめに売買したい銘柄の指定を受け付け、指定された銘柄について取引可能な市場に関する情報を銘柄データベース25から取得して、指定が可能な市場の組合せをプルダウンメニューの中に全て表示することとしてもよい。この例では、PTSを含む2つの市場を含むメニューが選択された場合には、指定された市場の間で注文の引継ぎが行われることになり、1つの市場のみのメニューが選択された場合には、市場間の注文の引継ぎは行われないことになる。
図4のように、顧客端末10の注文入力画面において、執行条件や注文期限等の注文内容の入力や発注する市場の選択が行われると、図3の画面の場合と同様にこれらの内容をまとめて表示する画面等によって顧客の意思を再確認し、確認された執行条件や注文期限等の注文内容と発注する市場に関する情報が、売買委託注文としてWebサーバ26を介して証券会社システム20に送信される。これらの情報を受信した証券会社システム20では、指定された銘柄や執行条件等から証券取引所等への売買注文の発注が可能であるか否かを確認した上で、受け付けた売買委託注文についての新たな注文レコードを作成して注文レコード格納部231に格納することは、図3の場合と同様である。
図3、図4は、いずれも売買を発注する市場を売買が可能な市場から自由に選択することができる現物株式等の例を示したものであるが、信用取引を対象とする場合は、一般に建玉の返済注文(売り注文)を発注する場合には、新規建玉(買い注文)を発注した市場にしか発注できないように制限されていることが通常である。そのため、預り資産データベース24の信用建玉のテーブルには、図5の例に示したように、各々の建玉について新規建玉を発注した市場が記録されている。そして、いずれかの建玉を選択して返済注文を行おうとすると、顧客端末10には図6の例に示したような返済注文の条件入力画面が表示される。
図6の上側に示した例は、現在の一般的な返済注文の条件入力画面で、返済注文を発注する市場には、預り資産データベース24から読み出した新規建玉を発注した市場が自動的に設定されている。これに対して、本発明においては、図6の下側に示した例のように、預り資産データベース24に記録されている新規建玉を発注した市場に関わらず、返済注文に指定された銘柄について取引が可能な市場を銘柄データベース25の対応するレコードを参照して特定し、図4の例と同様に注文画面の中に取引する市場の選択欄に選択可能な市場として埋め込まれることになる。
図4や図6の例のように、指定が可能な市場の組合せをプルダウンメニューの中に表示する場合には、選択されたメニューと発注する市場(昼間の通常取引を発注する市場が「市場1」、夜間取引を発注する市場が「市場2」)の組合せが、証券会社システム20において図7の例のように関連付けて記憶されている。かかる関連付けは、例えば、注文処理部21を動作させるプログラムの一部として記述しておけばよい。これによって選択されたメニューから発注する市場を特定し、注文データベース23の注文レコード格納部231に格納される注文レコードに、発注する市場(「市場1」と「市場2」)を書き込むことが可能になる。
注文レコード格納部231に格納される注文レコードと、売買注文毎に作成されて発注レコード格納部232に格納される発注レコードの関係について、図8〜図10に示した売買注文の連続発注の第1の例、図11〜図12に示した売買注文の連続発注の第2の例を用いて説明する。
図8の上段は、新たに受け付けた売買委託注文について作成され、注文レコード格納部231に格納される注文レコードの一例を示している。注文レコードは売買委託注文毎に作成されるが、売買委託注文を識別するために採番された注文コード、初めに売買注文を発注する証券取引所(市場1)、夜間取引に引き継ぐ場合に発注されるPTS(市場2)、売買する銘柄の証券コード、指値か成行か、売りか買いか等の執行条件、注文数量である株数、約定状況を示す注文残数量、夜間取引への引継ぎの指定の有無、注文期限、受付時刻等が記憶されている。
尚、市場1に指定される証券取引所の指定方法は特に限定されるものではないが、図4や図6のような注文入力画面から注文が行われた場合は、プルダウンメニューで選択されたメニューにより、図7の関連付けによって特定された市場が指定されることになる。一方、図3のような注文入力画面が用いられる場合には、顧客が注文入力画面において指定することとしてもよいし、売買する銘柄の主要取引市場を自動的に指定することとしてもよい。
また、市場2に指定されるPTSも同様に、図4や図6のような注文入力画面から注文が行われた場合は、プルダウンメニューで選択されたメニューにより、図7の関連付けによって特定された市場が指定される。一方、図3のような注文入力画面が用いられる場合には、顧客が注文入力画面において2以上のPTSから指定して選択した場合に記録されることになるが、発注できるPTSが1に限られている場合には、市場2のフィールドには予め該PTSを指定しておくか、あるいは夜間取引への引継ぎ時には自動的に発注レコードに指定する市場を所定のPTSを指定するように、注文処理部21のプログラムで設定しておくこととしてもよい。尚、図4や図6のような注文入力画面から注文が行われる場合においても、発注できるPTSが1に限られている場合には、同様に市場2のフィールドには予め該PTSを指定しておくか、あるいは注文処理部21のプログラムの設定で夜間取引への引継ぎ時に自動的に発注レコードに指定する市場を指定することとしてもよい。
図8の下段は、売買委託注文に指定された内容に従って売買注文を取引所システム30等の取引執行システムに発注するために作成され、発注レコード格納部232に格納される発注レコードの一例を示している。発注レコードは証券取引所等への売買注文毎に作成されるが、注文コードによって発注の基礎となる売買委託注文の注文レコードと関連付けられ、発注した市場、売買する銘柄の証券コード、指値か成行か、売りか買いか等の執行条件、注文数量である株数、約定状況を示す約定数量、約定価格、発注時刻と約定時刻等が記憶されている。
図8は、売買委託注文を受け付けて注文レコードを作成し、最初に主要市場に発注する発注レコードを作成して、市場1に指定された取引執行システムに発注した状態の例を示している。この時点で、1の注文レコードには1の発注レコードが関連付けられていて、発注レコードの約定数量は0株、注文レコードの注文残数量は注文数量と同じ2株となっている。尚、この例では発注レコードには約定数量、注文レコードには注文残数量を記憶させて注文の約定状況を把握できることとしているが、それぞれのレコードにおいて約定数量、注文残数量のいずれの数量によって約定状況を把握するかについては、特に限定されるものではない。
図9は、図8で発注した売買注文が、立会時間中に約定せずに、不出来であった状態の例を示している。発注レコードの約定数量は0株のままで約定状況に変動はなく、注文レコードの注文残数量も2株のままで、約定状況は不出来であることを示している。
ここで、主要な証券取引所における立会時間が終了する時間(例えば、15時10分)を経過すると、注文処理部21が起動されて、注文レコード格納部231に格納された注文期限内にある全ての注文レコードについて、夜間取引への引継ぎの要否についての確認が行なわれる。注文レコードにおいて、注文期限の期限内にあって、注文残数量が存在していて(0株となっていなくて)、夜間取引への引継ぎの指定が有となっている注文レコードについては、夜間取引への引継ぎが必要であると判断されて、夜間取引を行うPTSに売買注文を発注するための新たな発注レコードを作成する。尚、夜間取引への引継ぎの要否を注文レコードに記憶させておくことは必須の要件ではなく、市場2にPTSが指定されているかによって夜間取引への引継ぎの要否を判断することとしてもよい。
図9の例では、当日が2006年5月10日以前であれば注文期限の期限内にあり(注文期限が当日までである場合に、夜間取引を期限内と扱うか否かは、いずれに設定してもよい)、2株の注文残数量が存在していて、夜間取引への引継ぎの指定が有となっているので、夜間取引への引継ぎが必要であると判断される。尚、夜間取引への引継ぎの要否の判断を、市場2にPTSの指定があることから判断してもよいことは、先に説明したとおりである。
その結果、図10に示したように、注文レコードの市場2に指定されたPTS1に、注文残数量の2株を発注するための発注レコードを作成し、注文コードによって注文レコードと関連付けて、発注レコード格納部232に格納する。このように、本発明では、1の注文レコードに対して、2以上の発注レコードを関連付けることが可能なように構成されていて、1の売買委託注文から証券取引所等への連続注文を可能にしている。
注文レコード格納部231に格納された全ての注文レコードの確認が行なわれ、夜間取引への引継ぎが必要なものについて新たな発注レコードを作成すると、PTS1での取引が開始される時間(図10の例では16時)以前の所定の時間まで、PTS1に発注する売買注文は待機状態となる。所定の時間に達すると、発注レコードに指定された条件に従って、PTS1において取引を執行するPTS50に、証券会社システム20から発注する売買注文に関するデータが送信され、発注レコードには発注時刻が記録される。
図11〜図12は、図8〜図10と同様の売買委託注文について、注文数量の一部のみが約定した例を示している。図11に示したように、2株の売買注文のうち1株のみが約定したことを示す約定情報を、売買注文を発注した取引所システム30等から受信すると、注文データ更新部22が起動され、発注レコードの約定数量が0株から1株に更新される。さらに、取引所システム30等からの約定情報の受信、又は発注レコードの約定数量の更新のいずれかをトリガとして、発注レコードに対応する注文レコードの注文残数量も、2株から1株に更新される。
図11のように売買注文の一部が約定した状態で立会時間が終了すると、発注レコードの約定数量は1、注文レコードの注文残数量は1のままで、約定状況は一部不出来であることを示した状態となる。この場合も、立会時間終了後に注文処理部21によって行われる夜間取引への引継ぎの要否についての確認では、注文残数量が存在している状態であるため、夜間取引への引継ぎが必要であると判断されて、夜間取引を行うPTSに売買注文を発注するための新たな発注レコードが作成される。
その結果、図12に示したように、注文レコードの市場2に指定されたPTS1に、注文残数量の1株を発注するための発注レコードを作成し、注文コードによって注文レコードと関連付けて、発注レコード格納部232に格納する。尚、この例では、注文レコードには注文残数量を記録することとしているため、発注レコードの発注数量(株数)には注文残数量をそのまま記録すればよいが、注文レコードに約定数量を記録することとする場合には、発注レコードの発注数量(株数)には注文レコードの注文数量(株数)から約定数量を減じた数量を記録することになる。
図13は、複数の注文レコードが格納された、注文レコード格納部231の一例を示している。主要な証券取引所における立会時間が終了する時間を経過し、注文処理部21が起動されて、注文レコード格納部231に格納された、いずれも注文期限内にある注文レコードが図13の例のようになっていた場合、夜間取引への引継ぎの要否についての確認は、以下のように行われる。
注文コード12345−001の注文は、注文残数量が1株となっていて、夜間取引への引継ぎの指定が有となっているので、夜間取引への引継ぎが必要であると判断される。夜間取引への引継ぎが必要であることを、市場2にPTSの指定があることから判断してもよいことは、先に説明したのと同様である。この注文は一部不出来の状態なので、未約定の1株のみについての売買注文が、PTS1に発注される。
注文コード12345−002と、注文コード23456−001の注文は、いずれも注文残数量が0株となっていること、又は夜間取引への引継ぎの指定が無となっていることから、夜間取引への引継ぎは不要であると判断される。夜間取引への引継ぎが不要であることは、市場2にPTSの指定がないことから判断してもよい。
注文コード34567−002の注文は、注文残数量が2株となっていて、夜間取引への引継ぎの指定が有となっていることから、夜間取引への引継ぎが必要であると判断される。夜間取引への引継ぎが必要であることは、市場2にPTSの指定があることから判断してもよい。この注文では、市場2にPTS2が指定されているため、注文コード12345−001の注文とは異なるPTSに発注するための発注レコードが作成されて、未約定の2株についての売買注文がPTS2に発注される。
注文コード45678−001の注文は、注文残数量が1株となっているものの、夜間取引への引継ぎの指定が無となっているために、夜間取引への引継ぎは不要であると判断される。夜間取引への引継ぎが不要であることは、市場2にPTSの指定がないことから判断してもよい。この場合は、該注文の不出来が確定するので、顧客端末10に対して不出来通知の発信等を行うこととしてもよい。
上記のように、主要な証券取引所における立会時間が終了した後に注文レコードから発注レコードを作成するフローを示したのが、図14のフローチャートである。主要な証券取引所における立会時間が終了した後の所定の時間が到来すると、注文データベースに格納された注文レコードが参照される(S01)。
まず、該注文レコードの注文期限を経過していないかを確認する(S02)。注文期限を経過していない場合には、該注文レコードに注文残数量が存在しているかを確認する(S03)。注文残数量が存在している場合には、該注文レコードに夜間取引への引継ぎの指定が有るかを確認する(S04)。指定が有る場合には、該注文レコードに指定された市場2に、注文残数量分の売買注文を発注するための発注レコードを作成する(S05)。発注レードを作成すると、次の注文レコードがあるかを確認する(S06)。S02〜S04のいずれかの要件に該当しない場合は、発注レードを作成することなく、次の注文レコードがあるかを確認する(S06)。
このようにして発注レコードが作成されると、発注レコードに指定されたPTSでの取引が開始される時間以前の所定の時間において、一斉に発注レコードに記憶された内容に従った売買注文が、PTSに発注される。
本発明にかかる売買注文発注システムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる売買注文発注システムにおける預り資産データベースの第1の例(現物株式)を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末に表示される現物株式の注文入力画面の第1の例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末に表示される現物株式の注文入力画面の第2の例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムにおける預り資産データベースの第2の例(信用建玉)を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末に表示される信用取引の注文入力画面の一例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによって、顧客端末で選択された市場と注文レコードに記録する市場の関連付けの一例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第1の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第1の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第1の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す第3の図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第2の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注の第2の例における、注文レコードと発注レコードの遷移を示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注システムの注文レコード格納部の一例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注システムによる売買注文の連続発注のための、発注レコードの作成フローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 顧客端末
20 証券会社システム
21 注文処理部
22 注文データ更新部
23 注文データベース
231 注文レコード格納部
232 発注レコード格納部
24 預り資産データベース
25 銘柄情報データベース
26 Webサーバ
30 取引所システム
40 取引所システム
50 PTS

Claims (12)

  1. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、
    前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、
    前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、
    第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、
    前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、
    前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、
    前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する約定状況更新手段と、
    前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、
    前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、
    を備えることを特徴とする売買注文発注システム。
  2. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、
    前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、
    前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、
    第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、
    前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、
    前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、
    前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する第1の約定状況更新手段と、
    前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新する第2の約定状況更新手段と、
    前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、
    前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、
    を備えることを特徴とする売買注文発注システム。
  3. 前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、
    注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信する入力画面送信手段と、
    前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定する発注市場識別手段と、を備えていて、
    前記注文レコード作成手段は、前記発注市場識別手段が2つの取引執行システムを特定した場合に、1の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして、他の1の取引執行システムを前記第2の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の売買注文発注システム。
  4. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、
    前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、
    前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、
    第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、
    前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、
    前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、
    前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する約定状況更新手段と、
    前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、
    前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、
    を備えることを特徴とする売買注文発注システム。
  5. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注システムであって、
    前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納手段と、
    前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納手段と、
    第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納手段に格納する注文レコード作成手段と、
    前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納手段に格納する第1の発注レコード作成手段と、
    前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信する第1の発注手段と、
    前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新する第1の約定状況更新手段と、
    前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新する第2の約定状況更新手段と、
    前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納手段において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納手段に格納する第2の発注レコード作成手段と、
    前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信する第2の発注手段と、
    を備えることを特徴とする売買注文発注システム。
  6. 前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、
    注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信する入力画面送信手段と、
    前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定する発注市場識別手段と、を備えていて、
    前記注文レコード作成手段は、前記発注市場識別手段が前記第2の取引執行システムを含む2つの取引執行システムを特定した場合に、前記第2の取引執行システムの他の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成すること
    を特徴とする請求項4又は5記載の売買注文発注システム。
  7. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、
    前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    を有することを特徴とする売買注文発注方法。
  8. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、
    前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、前記第2の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来しておらず、かつ前記第2の取引執行システムが指定された注文レコードを特定し、前記注文レコードに指定された第2の取引執行システムに前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    を有することを特徴とする売買注文発注方法。
  9. 前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、
    前記売買注文発注システムが、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定するステップと、を有していて、
    前記注文レコードを作成して前記注文レコード格納部に格納するステップでは、前記取引執行システムを特定するステップで2つの取引執行システムを特定した場合に、1の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして、他の1の取引執行システムを前記第2の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成すること
    を特徴とする請求項7又は8記載の売買注文発注方法。
  10. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、
    前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の売買注文と関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    を有することを特徴とする売買注文発注方法。
  11. 売買委託注文の注文者が操作する注文者端末、及び前記売買委託注文に基づいて発注された売買注文の売買取引を執行する取引執行システムと通信ネットワークで接続され、前記売買委託注文に関する情報を、売買委託注文毎に設けられた注文レコードに格納した注文レコード格納部と、前記売買注文に関する情報を、売買注文毎に設けられた発注レコードに、売買注文の基となる売買委託注文にかかる注文レコードと関連付けて格納した発注レコード格納部と、を備える売買注文発注システムにより実行される、注文者端末から通信ネットワークを介して受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引の執行可能な時間帯がそれぞれ異なる第1の取引執行システムから第2の取引執行システムへ、売買注文を連続して発注する売買注文発注方法であって、
    前記売買注文発注システムが、第1の取引執行システムにおいて売買注文が約定しない場合に第2の取引執行システムへ売買注文を発注することを条件として指定した売買委託注文を受け付けると、前記売買委託注文に指定された前記第1の取引執行システム、注文数量、売買委託注文の約定状況、注文期限を少なくとも記憶した前記売買委託注文にかかる注文レコードを作成して、前記注文レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記売買委託注文に基づいて前記第1の取引執行システムに前記注文数量を発注する第1の売買注文について、前記第1の売買注文の発注内容、売買注文の約定状況を少なくとも記憶した前記第1の売買注文にかかる第1の発注レコードを作成し、前記注文レコードと関連付けて、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第1の取引執行システムに前記第1の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムから、前記第1の売買注文の少なくとも一部が約定したことを示す約定情報を受信すると、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を、前記約定情報を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況が更新されると、前記第1の発注レコードと関連付けられた注文レコードの売買委託注文の約定状況を、前記第1の発注レコードの売買注文の約定状況を反映して更新するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第1の取引執行システムにおける取引執行時間が終了すると、前記注文レコード格納部において、売買委託注文の約定状況から未約定残数量があることが特定され、かつ注文期限が到来していない注文レコードを特定し、予め指定された第2の取引執行システムに、前記注文レコードに指定された前記未約定数量を発注する第2の売買注文について、前記第2の売買注文の発注内容を少なくとも記憶した前記第2の売買注文にかかる第2の発注レコードを作成して、前記発注レコード格納部に格納するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記第2の取引執行システムへの発注時間として指定された時間に到達すると、前記第2発注レコードに指定された発注内容に基づいて、前記第2の取引執行システムに前記第2の売買注文の執行依頼を送信するステップと、
    を有することを特徴とする売買注文発注方法。
  12. 前記売買委託注文は株式の信用取引における売り注文であって、
    前記売買注文発注システムが、注文者の操作する端末に、前記売り注文を発注する市場を選択する選択欄を含む売り注文の注文条件の入力画面を表示させる表示ファイルを送信するステップと、
    前記売買注文発注システムが、前記入力画面の前記選択欄において選択された市場に関する情報を受信して、前記市場に関する情報に指定された市場を識別し、前記市場に対応する取引執行システムを特定するステップと、を有していて、
    前記注文レコードを作成して前記注文レコード格納部に格納するステップでは、前記取引執行システムを特定するステップで前記第2の取引執行システムを含む2つの取引執行システムを特定した場合に、前記第2の取引執行システムの他の取引執行システムを前記第1の取引執行システムとして記憶した注文レコードを作成すること
    を特徴とする請求項10又は11記載の売買注文発注方法。
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