JP2002279182A - 株式取引を代行する取引システム、サーバ、方法、およびプログラム - Google Patents
株式取引を代行する取引システム、サーバ、方法、およびプログラムInfo
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Abstract
和するのみではなく、投資家に有利な売買を成立させる
ことができるシステムを構築する。 【解決手段】 本発明は、ネットワークを介して株式の
取引依頼を受け付け、株式取引を代行する取引システム
(1)であり、複数の取引先における株式相場情報を記
録する株式相場記録部(2)と、各取引先における取引
システムから株式相場情報を受信し、上記株式相場記録
部を更新させる株式情報更新部と、株式取引の注文を受
け付ける注文部と、株式取引を代行する処理部とを備
え、この処理部は、上記株式相場記録部を検索し、買い
注文に対して最安値で株式を売却する取引先を選定し、
売り注文に対して最高値で株式を購入する取引先を選定
し、選定した取引先の取引システムに対して株式取引を
代行するものである。
Description
ムに関するものである。
通信技術の発達に伴い、株式のオンライン取引が実現さ
れている。
において場外の私設取引市場が開設されている(例え
ば、日本経済新聞社2001年2月11日付け記事)。
このように、昼間の時間帯では、株式取引を行えないビ
ジネスマン等の個人投資家が、インターネットを通じて
夜間に取引を行うことができるようになった。
おいて、株価は、以下のような方法で決定されている。
日の証券取引所でのいわゆる終値である。したがって、
株式市場が閉じた後、翌朝再開するまでの間株価が変動
することはない。
終値で株を売りたい投資家とその株を購入したい投資家
とが募集される。そして、それらの投資家の意思が互い
に合致したときに取引が成立する。
タイムで株価を提示する。このようなシステムでは、値
付け業者と投資家が相対で取引する。値付け業者は、投
資家に対して、売り買いそれぞれの取引に応じることが
できる銘柄と株価とを、例えば、ウェブページに提示す
る。
たいまたは買いたい場合、その旨の注文を入力する。こ
のようにして、投資家は、ウェブページを介して値付け
業者との間で取引を成立させることになる。
引市場の開設により、株式取引の時間的な制約は解消さ
れてきた。したがって、昼間時間の取れない個人投資家
が株式取引に関わる機会は増加してきた。
に取引の受け付け時間帯の制限を緩和させたに過ぎなか
った。このため、インターネット等の情報通信技術が有
効に活用されてはいなかった。また、投資家に対し必ず
しも有利な条件で取引がされるとは限らなかった。
は、その日の取引市場の終値である。この株価が投資家
にとって有利なものか不利なものかの判断情報は与えら
れなかった。
を定めるのは値付け業者である。その株価が投資家にと
って有利なものか不利なものかの判断情報は与えられな
かった。
者には、投資家から少しでも安く株を購入し、少しでも
高く投資家に売りたいという要求がある。したがって、
ウェブサイトの運営に加わる値付け業者とウェブサイト
にアクセスする投資家とは互いに利益が背反していた。
システムにより、取引時間帯の制限が緩和されたもの
の、そのシステムを通じて有利な取引ができるとは限ら
なかった。
ないグローバルなシステムである。しかし、従来の株式
売買は、国、地域(取引市場)を特定した取引である。
投資家は、証券会社に対して、取引を行う国(例えば日
本)と取引市場(例えば東京証券取引所)とを指定して
注文していた。
取引所で取引を行いたい場合、何回も注文を出す必要が
あった。このような国、地域(取引市場)を特定した取
引では、投資家は場合によっては不利な条件で取引を成
立させてしまうこともあった。
来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわ
ち、本発明の課題は、単に株式の取引における取引時間
の制限を緩和するのみではなく、投資家に有利な売買を
成立させることができるシステムを構築することにあ
る。
の情報通信技術を活用し、国、地域による制限を緩和
し、投資家にとって有利な国、地域を選択し、取引する
ことができるシステムを構築することにある。
するために、以下の手段を採用した。本発明は、ネット
ワークを介して株式の取引依頼を受け付け、株式取引を
代行する取引システム(1)であり、複数の取引先にお
ける株式相場情報を記録する株式相場記録部(2)と、
上記複数の取引先の各々における取引システムから株式
相場情報を受信し、上記株式相場記録部を更新させる株
式情報更新部と、株式取引の注文を受け付ける注文部
と、株式取引を代行する処理部とを備え、この処理部
は、上記株式相場記録部を検索し、買い注文に対して最
安値で株式を売却する取引先を選定し、売り注文に対し
て最高値で株式を購入する取引先を選定し、選定した取
引先の取引システムに対して株式取引を代行するもので
ある。
取引市場、または、複数の株式取引代行者が含まれてい
てもよい。
の取引先に対して取引を申し込み、所定時間経過後に取
引が成立しなかったときに、上記株式相場記録部(2)
を再度検索して第2の取引先を選定するものでもよい。
式取引市場、または、異なる国に本拠を置く複数の株式
取引業者が含まれていてもよい。
場情報を記録する為替相場記録部(3)と、外国為替取
引市場における為替相場情報を受信し、為替相場記録部
を更新させる為替情報更新部をさらに備え、上記処理部
は、上記株式相場記録部の株式相場情報と為替相場記録
部の為替相場情報とに基づき、買い注文に対して最安値
で株式を売却する取引先を検索し、売り注文に対して、
最高値で株式を購入する取引先を検索し、その取引先の
取引システムに対して株式取引を代行してもよい。
の取引先に対して取引を申し込み、所定時間経過後に取
引が成立しなかったときに、上記株式相場記録部(2)
および為替相場記録部(3)を再度検索して第2の取引
先を選定してもよい。
る端末に取引状況を表示するサーバ(1)であり、複数
の取引先における株式相場情報を記録する株式相場記録
部(2)と、上記複数の取引先の各々における取引シス
テムから株式相場情報を受信し、株式相場記録部を更新
させる株式情報更新部と、株式の取引状況を端末に表示
させる処理部とを備え、この処理部は、上記株式相場記
録部を検索し、買い注文に対して売却株価が安い順に売
り注文のある取引先を選定し、売り注文に対して購入株
価が高い順に買い注文のある取引先を選定し、選定した
取引先に係る情報を端末(11)に表示させるものでも
よい。
式の取引依頼を受け付け、株式取引を代行する取引方法
であり、複数の取引先における取引システムから株式相
場情報を受信するステップ(S1、S2)と、上記複数
の取引先の各々における株式相場情報を記録するステッ
プ(S4、S6、S8)と、株式取引の注文を受け付け
るステップ(S21−S23)と、買い注文に対して、
上記株式相場情報を検索し、最安値で株式を売却する取
引先を選定する第1の選定ステップ(S241)と、売
り注文に対して、上記株式相場情報を検索し、最高値で
株式を購入する取引先を選定する第2の選定ステップ
(S261)とを有し、選定した取引先の取引システム
に対して株式取引を代行するものでもよい。
いずれかの機能を実現させるプログラムであってもよ
い。また、そのようなプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録してもよい。
媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気
的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外
し可能なものとしては、例えばフロッピー(登録商標)
ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DA
T、8mmテープ、メモリカード等がある。
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。
から図11の図面に基いて説明する。
ムのシステム構成図であり、図2は、図1に示した相場
データベース2のデータ構造を示す図であり、図3は図
1に示した為替データベース3のデータ構造を示す図で
あり、図4は、図1に示した銘柄コード変換テーブル5
のデータ構造を示す図であり、図5は、株式のオンライ
ン取引の一例を示す図であり、図6から図10は、図1
に示した基幹サーバ1で実行されるオンライン取引プロ
グラムの処理を示すフローチャートであり、図11は、
顧客端末11に表示される株価調査結果の画面例であ
る。
ムのシステム構成を示す。このシステムは、証券会社の
業務を支援する基幹サーバ1、顧客端末11、および各
種取引システム等をネットワークで接続して構成され
る。
リ、ハードディスク、通信インターフェース等から構成
される。このような基幹サーバ1のハードウェアの構成
は一般的なものである。
(図1では、データベースをDBと省略)、注文データ
ベース、顧客残高データベース、約定データベース、相
場データベース2、為替データベース3、市場情報デー
タベース4および銘柄コード変換テーブル5を有してい
る。
された顧客に関する情報を保持する。顧客情報データベ
ースの各レコードは、顧客ごとに構成され、顧客コー
ド、氏名、住所等を記録する。
に係る情報を記録する。注文データベースのレコード
は、注文ごとに作成される。このレコードには、取引を
注文した顧客の顧客コード、注文対象の銘柄、取引市場
(取引市場を顧客が特定する場合)、売り/買いの指
定、注文数量、指値/成行の指定、指値の場合の株価等
を保持する。
残高、保有株式銘柄、および保有株式数を記録する。
ち、取引成立に係る情報を記録する。約定結果は、注文
データベースの情報に、取引先証券会社および約定日付
を付加したものである。
に各銘柄の株価を記録する。本実施形態で取引先とは、
基幹サーバ1を運用する証券会社(以下自社という)の
取引先をいう。取引先とは、例えば、東京証券取引所、
大阪証券取引所、市場外の私設取引所、外国の支店を通
じた外国の証券取引所、他ディーラー(他の証券会社を
いう)、自社(図1には自己と表示)等をいう。
報が記録される。例えば、各証券取引所ごとの取引開始
時間、取引終了時間等が記録される。
券取引所等の日本国内の証券取引所の取引システムとは
専用回線またはVPN(Virtual Private Network)等
を通じ接続される。
ムで国内の証券取引所における株式の相場情報を入手す
る。ここで、相場情報とは、銘柄ごとの株価等の情報を
いう。
ドンの証券取引所の取引システムとは、当該地域の支店
に設置された支店サーバを経由して専用回線またはVP
N等を通じて接続される。
ムで外国の証券取引所における株式相場の情報、および
当該支店に依頼された注文情報を入手する。
テム、他ディーラーの取引システムと専用回線またはV
PN等を通じて接続される。基幹サーバ1は、リアルタ
イムで市場外取引システム、他ディーラーにおける相場
情報、他ディーラーにおける注文情報を入手する。
決定するシステムと接続され、リアルタイムで株価の動
向をモニタし、自社内での取引状況を入手する。
券取引所の取引システム、市場外取引システム、外国の
支店サーバ、他ディーラーの取引システムおよび自社内
で決定された株価情報にしたがい、リアルタイムで相場
データベース2を更新する。
の取引(自社と相手銀行または相手ブローカとの取引)
をモニタしている。また、基幹サーバ1は、外国の支店
に設置された支店サーバを介して、当該国の為替市場の
取引情報を入手する。このようにして、基幹サーバ1
は、リアルタイムで為替データベースの情報を更新す
る。
ピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、
携帯電話等である。顧客端末11は、基幹サーバ1また
は基幹サーバ1と連携する不図示のウェブサーバにアク
セスし、注文画面12を表示する。
連携する不図示のウェブサーバを単に基幹サーバ1等と
いう。顧客端末11と基幹サーバ1等とは、HTTP
(HyperText Transfer Protocol)で接続されている。
したがって、顧客が注文画面に設定した情報は、直ちに
基幹サーバ1等に入力される。
りまたは買い)、注文数量、注文単価の各欄を有してい
る。銘柄の欄には、取引対象の株式銘柄を指定する。
ている市場のうち、顧客が取引を希望する市場を指定す
る。ただし、市場が指定されない場合、基幹サーバ1
は、相場データベース2を検索し、顧客にとって最も有
利な市場または有利な取引先を選択する。
入)かの区別を指定する。また、注文数量には、取引す
る株式の数量、すなわち、株数を指定する。
選択肢を含んでいる。顧客が指値を選択した場合、さら
に、その株価が指定される。
2のデータ構造を示す。図2に示した表において2行目
以下の各行が相場データベース2の各レコードを示して
いる。この各レコードが1つの株式銘柄に係る情報を保
持する。
名、銘柄コード、市場、時刻、現在値、取引値前日比、
始値、高値、出来高、買気配値、および売気配値の各フ
ィールドを有している。
の銘柄、例えば、A社、B社等、株式を発行した会社名
が格納される。銘柄コードとは、各取引市場でその銘柄
を一意に識別するための番号である。
式市場の識別番号または取引先の識別番号が格納され
る。例えば、1:東京証券取引所、2:大阪証券取引
所、3:名古屋証券取引所、5:ナスダックジャパン、
9:店頭、10:ニューヨーク証券取引所、11:ロン
ドン証券取引所、100:市場外取引P、101:市場
外取引所Q等、200:他ディーラーX、201:他デ
ィーラーY等である。
新した時刻が記録される。現在値のフィールドには、現
在の時刻前に成立した最新の取引値が記録される。
引値と前日の終値との比較(差分)が表示される。例え
ば、図2でA社の行は、+120であり、前日の終値に
対して120円の値上がりを示している。
々、本日の取引における始値(最初の取引成立時の株
価)、高値(取引が成立した株価のうち最高値)、安値
(取引が成立した株価のうち最安値)を記録する。
された株式の総数をいう。
い注文が出る株価をいう。通常は、現在証券取引所に指
値で買い注文がされている株価のうち、最も高い株価を
いう。
なると売り注文が出る株価をいう。通常は、現在証券取
引所に指値で売り注文がされている株価のうち、最も安
い株価をいう。
示す。このデータベースは、各国通貨の円換算レート
と、そのレートを更新した更新日時を保持する。通貨の
円換算レートとは、その通貨を購入するために必要な円
の額をいう。
タベースのデータに対応する。例えば、図3で、第2フ
ィールドは、USドルの交換レートと更新日付とを有し
ており、1USドルが119円である。
す。銘柄コード変換テーブル5とは、各証券取引市場に
対して個別定義された銘柄コードの対応を記録したテー
ブルをいう。図4では、東京証券取引所(東京市場)と
ニューヨーク証券取引所(ニューヨーク市場)とに対す
る銘柄コード変換テーブル5を示している。
の組み合わせごとに作成され、銘柄コードの変換に使用
される。図4の銘柄コード変換テーブル5によれば、例
えば、A社は、東京市場において銘柄コード86010
で識別され、ニューヨーク市場において銘柄コード41
700で識別される。
オンライン取引の手順を示す。ここでは、顧客端末11
から基幹サーバ1(D証券東京支店が運営する)に株式
取引の注文があった場合を考える。注文内容は、例え
ば、”銘柄:A社、購入株数:1000株、売買の種
類:買”である(矢印100)。今、この銘柄の銘柄コ
ードは、東京証券取引所において8601であるとす
る。基幹サーバ1は、銘柄:A社の注文を受けると、そ
の注文情報に銘柄コード8601を付して管理する。
ら他ディーラーYのオンライン取引システムを介して
(矢印101)、ニューヨーク証券取引所の取引システ
ムに売り注文を出したと想定する(矢印102)。
券取引所において9971であると仮定する。他ディー
ラーYの取引システムは、上記売り注文に銘柄コード9
971を付してニューヨーク証券取引所に注文を出す。
この売り注文における指値がニューヨーク証券取引所に
おける売り注文の中で最安値であった場合、この売り注
文が売気配を形成する。
アルタイムでD証券ニューヨーク支店の支店サーバに通
知される(矢印103)。そして、この支店サーバの情
報は、直ちに、基幹サーバ1に転送される(矢印10
4)。このとき、ニューヨーク証券取引所の相場情報
は、外国為替市場の通貨レートに従って円に換算され
る。また、銘柄コードがニューヨーク証券取引所におけ
る9971から東京証券取引所の8601に変換され
る。
情報、当該D証券と他ディーラーとの取引に基づく相場
情報、市場外取引に基づく相場情報等が基幹サーバ1に
収集される。
は、相場データベース2において最安値で取引できる取
引先を検索する。そうして、例えば、ニューヨーク証券
取引所における売気配の情報が最安値であると判定す
る。
01を9971に変換し、D証券ニューヨーク支店の支
店サーバに対しA社株、1000株の購入指示を送信す
る(矢印105)。すると、D証券ニューヨーク支店の
支店サーバは、ニューヨーク証券取引所の取引システム
に対して、上記売気配において買い注文を出す(矢印1
06)。このとき、他ディーラーYが指値を上げていな
ければ、株式の取引が成立する。
が、ニューヨーク証券取引所の取引システムからD証券
ニューヨーク支店の支店サーバへ(矢印107)、支店
サーバから基幹サーバ1へ(矢印108)、基幹サーバ
1から顧客端末11へ(矢印109)と送信される。
D証券東京支店に支払う(矢印110)。この購入代金
は、ドルに換金され、D証券ニューヨーク支店からニュ
ーヨーク証券取引所に送金される(矢印111、11
2)。この購入代金と引き換えに、A社株がニューヨー
ク証券取引所において購入者に譲渡される。
たがい、基幹サーバ1で実行される株式取引の処理を説
明する。図6は、相場データベース2を更新する株式情
報更新処理を示すフローチャートである。
ータ受信待ちの状態にある(S1)。データを受信する
と(S2でYESのとき)、基幹サーバ1は、受信した
データが株式市場情報か否かを判定する(S3)。株式
市場情報とは、証券取引所における取引情報をいう。
幹サーバ1は、相場データベース2おける該当する株式
市場の情報を更新する(S4)。その後、基幹サーバ1
は、制御をデータ受信待ち(S1)に戻す。
合、基幹サーバ1は、受信したデータが自社情報か否か
を判定する(S5)。自社情報は、自社の取引結果に基
づき決定される株式相場である。
幹サーバ1は、相場データベース2おける自社情報を更
新する(S6)。その後、基幹サーバ1は、制御をデー
タ受信待ち(S1)に戻す。
幹サーバ1は、受信したデータが他ディーラー情報か否
かを判定する(S7)。他ディーラー情報は、他ディー
ラーの取引システムから通知される株式相場である。
合、基幹サーバ1は、相場データベース2おける他ディ
ーラー情報を更新する(S8)。その後、基幹サーバ1
は、制御をデータ受信待ち(S1)に戻す。
る為替情報更新処理を示す。この処理でも、基幹サーバ
1は、通常、データ受信待ちの状態にある(S11)。
データを受信すると(S12でYESのとき)、基幹サ
ーバ1は、受信したデータが示す通貨種別を判定する
(S13)。
示されている交換レートを為替データベース3の該当す
る通貨のフィールドに書き込む(S14)。さらに、基
幹サーバ1は、その通貨の更新日時を書き込む(S1
5)。その後、基幹サーバ1は、制御をデータ受信待ち
(S11)に戻す。
理の手順を示す。この処理では、基幹サーバ1は、通
常、要求受信待ちの状態にある(S21)。要求を受信
すると(S22でYESのとき)、基幹サーバ1は、受
信した要求が株式購入の注文か否かを判定する(S2
3)。
ーバ1は、株式購入処理を実行する(S24)。その
後、基幹サーバ1は、制御を要求受信待ち(S21)に
戻す。
合、基幹サーバ1は、受信した要求が株式売却の注文か
否かを判定する(S25)。
ーバ1は、株式売却処理を実行する(S26)。その
後、基幹サーバ1は、制御を要求受信待ち(S21)に
戻す。
合、基幹サーバ1は、受信した要求が株式購入調査の依
頼か否かを判定する(S27)。
幹サーバ1は、購入調査処理を実行する(S28)。購
入調査処理では、基幹サーバ1は、購入対象の銘柄を購
入できる取引先を株価の安い順に検索する。
に表示する。図11に、購入調査処理により、顧客端末
11に表示された表示例を示す。この例では、銘柄がA
社の株式について、現在、市場外取引システムP、ディ
ーラーX、東京市場、大阪市場、ニューヨーク市場等の
順に有利であることが表示される。
のディーラーにおける株価の表示は、為替データベース
3のデータに基づき、当該国から円に対して通貨レート
を換算した値である。その後、基幹サーバ1は、制御を
要求受信待ち(S21)に戻す。
合、基幹サーバ1は、受信した要求が株式売却調査の依
頼か否かを判定する(S29)。
幹サーバ1は、売却調査処理を実行する(S2A)。購
入調査処理では、基幹サーバ1は、売却対象の銘柄を売
却できる取引先を株価の高い順に検索する。その後、基
幹サーバ1は、制御を要求受信待ち(S21)に戻す。
詳細を示す。この処理では、基幹サーバ1は、まず、顧
客から取引先が指定されているか否かを判定する(S2
40)。
1は、当該取引先の取引システムに対して注文情報を送
信する(S245)。注文情報とは、銘柄、取引株式数
等である。その後、基幹サーバ1は、処理を終了する。
バ1は、購入対象の銘柄について、相場データベース2
から最安値の取引先を検索する(S241)。
システムに対して注文情報を送信する(S242)。た
だし、その取引先が外国の証券取引所の場合、当該地の
支店の支店サーバに注文依頼を送信する。
は、取引が成立したか否かを判定する(S243)。こ
こで、取引が成立するとは、取引先の取引システムに対
する購入の注文情報送信に対して、売却の応答があった
場合をいう。
現在の注文をキャンセルする依頼を送信する(S24
5)。そして、基幹サーバ1は、制御をS241に戻
し、再度相場データベース2から最安値の取引先を検索
する。この間、最安値の取引先が変更になっている場合
もあるからである。そして、基幹サーバ1は、S241
からS243の処理を繰り返す。
いた場合、基幹サーバ1は、決済情報を顧客端末11に
送信する(S244)。ここで、決済情報とは、株式の
購入先、取引市場、購入代金の額、購入代金の払い込み
口座等の情報をいう。その後、基幹サーバ1は、処理を
終了する。
の詳細を示す。この処理では、基幹サーバ1は、まず、
顧客から取引先が指定されているか否かを判定する(S
260)。
1は、当該取引先の取引システムに対して注文情報を送
信する(S265)。この場合の処理は、図9のS24
5の場合と同様である。
バ1は、購入対象の銘柄について、相場データベース2
から最高値の取引先を検索する(S261)。
システムに対して注文情報を送信する(S262)。た
だし、その取引先が外国の証券取引所の場合、当該地の
支店の支店サーバに注文依頼を送信する。この注文情報
は、図9の場合と異なり、売却の注文である。
は、取引が成立したか否かを判定する(S263)。こ
こで、取引が成立するとは、取引先の取引システムに対
する売却の注文情報送信に対して、購入の応答があった
場合をいう。
現在の注文をキャンセルする依頼を送信する(S26
5)。そして、基幹サーバ1は、制御をS261に戻
し、再度相場データベース2から最高値の取引先を検索
する。そして、基幹サーバ1は、S261からS263
の処理を繰り返す。
いた場合、基幹サーバ1は、決済情報を顧客端末11に
送信する(S264)。ここで、決済情報とは、株式の
売却先、取引市場、売却代金額等の情報をいう。その
後、基幹サーバ1は、処理を終了する。
取引システムによれば、顧客は、24時間いつでも株式
売買の取引を行うことができる。
い場合、基幹サーバ1が相場データベース2に保持する
情報から顧客に最も有利な取引先を選定して注文を実行
する。これにより、顧客は、国内国外の取引市場、場外
取引システム、ディーラー等の中から最も有利なものを
選択して株式取引を行うことができる。
よれば、取引先に注文を送信した後、取引が成立しなか
った場合、再度相場データベース2を検索する。このた
め、いったん取引先に注文を送信した後、相場に変動が
あった場合でも、取引が成立しなかった場合には、その
後の時点で最も有利な取引先を選択することができる。
めに、注文を解除して再度注文をやり直す手間を省くこ
とができる。
オンライン取引により、単に株式の取引における取引時
間の制限を緩和するのみではなく、投資家に有利な売買
を成立させることができる。
の情報通信技術を活用し、国、地域による制限を緩和
し、投資家にとって有利な国、地域を選択し、取引する
ことができる
ムのシステム構成図
す図
面例
Claims (21)
- 【請求項1】 ネットワークを介して株式の取引依頼を
受け付け、株式取引を代行する取引システムであり、 複数の取引先における株式相場情報を記録する株式相場
記録部と、 前記複数の取引先の各々における取引システムから株式
相場情報を受信し、前記株式相場記録部を更新させる株
式情報更新部と、 株式取引の注文を受け付ける注文部と、 前記株式取引を代行する処理部とを備え、 前記処理部は、前記株式相場記録部を検索し、買い注文
に対して最安値で株式を売却する取引先を選定し、売り
注文に対して最高値で株式を購入する取引先を選定し、
選定した取引先の取引システムに対して株式取引を代行
する取引システム。 - 【請求項2】 前記取引先には、複数の株式取引市場、
または、複数の株式取引代行者が含まれる請求項1記載
の取引システム。 - 【請求項3】 前記処理部は、選定した第1の取引先に
対して取引を申し込み、所定時間経過後に取引が成立し
なかったときに、前記株式相場記録部を再度検索して第
2の取引先を選定する請求項1記載の取引システム。 - 【請求項4】 前記取引先には、複数国の株式取引市
場、または、異なる国に本拠を置く複数の株式取引業者
が含まれる請求項1記載の取引システム。 - 【請求項5】 為替相場情報を記録する為替相場記録部
と、 外国為替取引市場における為替相場情報を受信し、前記
為替相場記録部を更新させる為替情報更新部とをさらに
備え、 前記処理部は、前記株式相場記録部の株式相場情報と前
記為替相場記録部の為替相場情報とに基づき、買い注文
に対して最安値で株式を売却する取引先を検索し、売り
注文に対して、最高値で株式を購入する取引先を検索
し、その取引先の取引システムに対して株式取引を代行
する請求項4記載の取引システム。 - 【請求項6】 前記処理部は、選定した第1の取引先に
対して取引を申し込み、所定時間経過後に取引が成立し
なかったときに、前記株式相場記録部および為替相場記
録部を再度検索して第2の取引先を選定する請求項5記
載の取引システム。 - 【請求項7】 ネットワークに接続される端末に取引状
況を表示するサーバであり、 複数の取引先における株式相場情報を記録する株式相場
記録部と、 前記複数の取引先の各々における取引システムから株式
相場情報を受信し、前記株式相場記録部を更新させる株
式情報更新部と、 前記株式の取引状況を端末に表示させる処理部とを備
え、 前記処理部は、前記株式相場記録部を検索し、買い注文
に対して売却株価が安い順に売り注文のある取引先を選
定し、売り注文に対して購入株価が高い順に買い注文の
ある取引先を選定し、選定した取引先に係る情報を前記
端末に表示させるサーバ。 - 【請求項8】 ネットワークを介して株式の取引依頼を
受け付け、株式取引を代行する取引方法であり、 複数の取引先における取引システムから株式相場情報を
受信するステップと、 前記複数の取引先の各々における株式相場情報を記録す
るステップと、 株式取引の注文を受け付けるステップと、 買い注文に対して、前記株式相場情報を検索し、最安値
で株式を売却する取引先を選定する第1の選定ステップ
と、 売り注文に対して、前記株式相場情報を検索し、最高値
で株式を購入する取引先を選定する第2の選定ステップ
とを有し、 選定した取引先の取引システムに対して株式取引を代行
する取引方法。 - 【請求項9】 前記取引先には、複数の株式取引市場、
または、複数の株式取引代行者が含まれる請求項8記載
の取引方法。 - 【請求項10】選定した第1の取引先に対して取引を申
し込むステップと、所定時間経過後にその取引が成立し
なかったときに、前記株式相場情報を再度検索して第2
の取引先を選定するステップとをさらに有する請求項8
記載の取引方法。 - 【請求項11】 前記取引先には、複数国の株式取引市
場、または、異なる国に本拠を置く複数の株式取引業者
が含まれる請求項8記載の取引方法。 - 【請求項12】 外国為替取引市場における為替相場情
報を受信するステップと、 受信した為替相場情報を記録するステップとをさらに有
し、 前記第1の選定ステップまたは第2の選定ステップにお
いては、前記株式相場情報と為替相場情報とに基づき、
取引先が選定される請求項11記載の取引方法。 - 【請求項13】 選定した第1の取引先に対して取引を
申し込むステップと、所定時間経過後に取引が成立しな
かったときに、前記株式相場情報および為替相場情報を
再度検索して第2の取引先を選定するステップとをさら
に有する請求項12記載の取引方法。 - 【請求項14】 ネットワークに接続される端末に株式
の取引状況を表示させる方法であり、 複数の取引先における取引システムから株式相場情報を
受信するステップと、 前記複数の取引先の各々における株式相場情報を記録す
るステップと、 前記株式相場情報を検索し、買い注文に対して売却株価
が安い順に売り注文のある取引先を選定するステップ
と、 前記株式相場情報を検索し、売り注文に対して購入株価
が高い順に買い注文のある取引先を選定するステップ
と、 選定された取引先に係る情報を前記端末に表示させるス
テップとからなる方法。 - 【請求項15】 コンピュータに、ネットワークを介し
て株式の取引依頼を受け付け、株式取引を代行させるプ
ログラムであり、 複数の取引先における取引システムから株式相場情報を
受信するステップと、 前記複数の取引先の各々における株式相場情報を記録す
るステップと、 株式取引の注文を受け付けるステップと、 買い注文に対して、前記株式相場情報を検索し、最安値
で株式を売却する取引先を選定する第1の選定ステップ
と、 売り注文に対して、前記株式相場情報を検索し、最高値
で株式を購入する取引先を選定する第2の選定ステップ
とを有し、 選定した取引先の取引システムに対して株式取引を代行
させるプログラム。 - 【請求項16】 前記取引先には、複数の株式取引市
場、または、複数の株式取引代行者が含まれる請求項1
5記載のプログラム。 - 【請求項17】 選定した第1の取引先に対して取引を
申し込むステップと、 所定時間経過後にその取引が成立しなかったときに、前
記株式相場情報を再度検索して第2の取引先を選定する
ステップとをさらに有する請求項15記載のプログラ
ム。 - 【請求項18】 前記取引先には、複数国の株式取引市
場、または、異なる国に本拠を置く複数の株式取引業者
が含まれる請求項15記載のプログラム。 - 【請求項19】 外国為替取引市場における為替相場情
報を受信するステップと、 受信した為替相場情報を記録するステップとをさらに有
し、 前記第1の選定ステップまたは第2の選定ステップにお
いては、前記株式相場情報と為替相場情報とに基づき、
取引先が選定される請求項18記載のプログラム。 - 【請求項20】 選定した第1の取引先に対して取引を
申し込むステップと、 所定時間経過後に取引が成立しなかったときに、前記株
式相場情報および為替相場情報を再度検索して第2の取
引先を選定するステップとをさらに有する請求項19記
載のプログラム。 - 【請求項21】 コンピュータに、ネットワークに接続
される端末に株式の取引状況を表示させるプログラムで
あり、 複数の取引先における取引システムから株式相場情報を
受信するステップと、 前記複数の取引先の各々における株式相場情報を記録す
るステップと、 前記株式相場情報を検索し、売却する株価が安い順に売
り注文のある取引先を選定するステップと、 前記株式相場情報を検索し、購入する株価が高い順に買
い注文のある取引先を選定するステップと、 選定された取引先に係る情報を前記端末に表示させるス
テップとからなるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083144A JP2002279182A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 株式取引を代行する取引システム、サーバ、方法、およびプログラム |
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JP2001083144A JP2002279182A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 株式取引を代行する取引システム、サーバ、方法、およびプログラム |
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---|---|
JP2002279182A true JP2002279182A (ja) | 2002-09-27 |
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