JP2001290943A - 相対取引処理装置、その方法、並びにそのためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

相対取引処理装置、その方法、並びにそのためのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001290943A
JP2001290943A JP2000108582A JP2000108582A JP2001290943A JP 2001290943 A JP2001290943 A JP 2001290943A JP 2000108582 A JP2000108582 A JP 2000108582A JP 2000108582 A JP2000108582 A JP 2000108582A JP 2001290943 A JP2001290943 A JP 2001290943A
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JP2000108582A
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English (en)
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Masayuki Fujiwara
正之 藤原
Hitoshi Aiba
斉 相葉
Akihiro Haniyu
章洋 羽生
Isao Kanamaru
勲 金丸
Hisatoshi Yamamoto
久敏 山本
Seizo Sakata
成蔵 坂田
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TOKYO FOREX TRADERS SECURITIES
TOKYO FOREX TRADERS SECURITIES CO Ltd
Original Assignee
TOKYO FOREX TRADERS SECURITIES
TOKYO FOREX TRADERS SECURITIES CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対取引の処理を効率よく行う。 【解決手段】 注文受付部3は、顧客Cからの注文を受
け付ける。ワーキングオーダーDB11には、顧客Cか
ら受け付けた注文が登録される。相対処理部5は、ワー
キングオーダーDB11に登録されている注文につい
て、互いに同じオーダープライスが設定された売り注文
と買い注文とを相対させる。相対取引実行部6は、サポ
ートプライス生成部8により生成されたサポートプライ
スと一致するオーダープライスを持った注文について相
対処理を実行する。このとき、相対取引実行部6は、相
対すべき相手が存在しない注文に対して対応する注文を
生成して割り当て、それらの間で取引を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引を実現
する装置、及びその方法、並びにそのためのプログラム
を格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融サービスの発達に伴い、様々
な商品(主に、金融商品)が取引されている。以下、金
融商品取引について外国為替取引を例として説明する。
外国為替取引は外国為替市場で行われている。この外国
為替市場は、実際に物理的な建物に設けられるのではな
く、ロイター通信回線や電子ブローキングシステム(E
BS)を介した取引によって形成される市場である。な
お、通常東京市場、ロンドン市場とよばれる「市場」の
意味はその時間帯において一番取扱高が多い中心都市名
を象徴的に用いたものであり、実際の取引が行われる地
理的な位置を示すものではない。
【0003】この外国為替市場において、相対取引が行
われる。「相対取引」とは、取引所を介さずに直接取引
相手と行われる取引をいい、OTC(Over The Counte
r)とも呼ばれる。そして、一般に、為替レートは、時
々刻々と成立する相対取引によって形成される。
【0004】従来、この相対取引は、上述のロイター通
信回線等を介してブローカー同士が売買を希望するプラ
イスをやり取りすることにより成立していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、相対取
引は、ブローカー専用の回線を通してブローカー間のや
り取りにより成立するため、効率的ではなかった。ま
た、同じオーダープライスの売り注文と買い注文のオー
ダー量が釣り合っていなければ、相対取引は成立しなか
った。
【0006】本発明は、相対取引を効率的に処理できる
ようにし、売り注文と買い注文のオーダー量が釣り合っ
ていなくとも相対取引を成立させることを可能とするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によれば、相対取引を処理する相対取引
処理装置において、同じオーダープライスの売り注文及
び買い注文を相対させる相対処理手段と、相対された売
り注文と買い注文について相対取引を実行すると共に、
相対させることができなかった同じオーダープライスの
売り注文又は買い注文について相対相手となる新たな注
文を生成して相対取引を実行する相対取引実行手段とを
備える。
【0008】相対処理手段は、受け付けた注文のうちで
同じオーダープライスの反対売買の注文を相対させ、相
対取引実行手段は、相対させた注文同士について相対取
引を実行する。また、相対取引実行手段は、相対させる
ことができなかった同じオーダープライスの注文につい
て、相対取引が実行できるように、相対相手となる新た
な注文を生成して相対取引を実行する。
【0009】これにより、受け付けた売買注文間で相対
取引を効率的に実行することが可能になる。さらに、同
じオーダープライスの売買注文のオーダー量が一致せ
ず、注文同士を相対させることができない場合は、新た
な注文を生成して相対取引を実行できるようにする。従
って、顧客から受け付けた注文について、数量が一致し
ないために相対取引が成立しないということを防ぐこと
が可能となる。
【0010】また、相対処理手段は、注文同士を相対さ
せる際に、ある注文を相対させる場合は、その注文より
も前の注文と相対させてもよい。これにより、古い注文
が処理されないままになることを防ぐことが可能とな
る。さらに、本発明の相対取引処理装置は、顧客に対し
てサポートプライスを提示してもよい。このサポートプ
ライスは顧客が今現在売買できるリアルタイムの価格で
ある。そして、相対取引実行手段は、顧客からの注文の
オーダープライスが提示しているサポートプライスと一
致したすべての注文について相対取引を実行する。これ
により、提示したサポートプライスのリアルタイム性が
担保される。そして、その結果、ロイター回線等のブロ
ーカー間専用の回線を用いることができない一般の顧客
もリアルタイムの価格に基づいて売買を行うことが可能
となる。これは例えば30秒間でドル/円の為替レート
が50銭も動くような急な相場において、とくに大きな
利点となる。
【0011】上記サポートプライスとして、商品を顧客
に売る際の売りサポートプライス及び商品を顧客から買
う際の買いサポートプライスの双方を提示するようにし
てもよい。この場合、相対取引実行手段は、売りサポー
トプライスが買い注文のオーダープライスと一致したと
き、又は前記買いサポートプライスが売り注文のオーダ
ープライスと一致したときに、そのオーダープライスと
サポートプライスとが一致した注文すべてについて相対
取引を実行する。なお、売りサポートプライスおよび買
いサポートプライスは、互いに異なる値が設定される。
例えば、ドル/円の為替取引の場合、相対取引処理装置
が顧客に対して提示するサポートプライスは、「1ドル
の買いサポートプライス105.00円、売りサポート
プライス105.10円」というように、顧客に売る時
と買う時とで異なる。
【0012】ここで、相対取引実行手段は、相対取引を
実行するために生成した新たな注文を、相対取引処理装
置の取引相手に出すこととしてもよい。これにより、相
対取引処理装置内の売り注文と買い注文の数量の均衡を
調整することが可能となる。また、相対取引処理装置
は、相対取引が実行された結果に基づいて商品のサポー
トプライスを生成するプライス生成手段を更に備えても
よい。これにより、相対取引処理装置で実行された相対
取引の状況をサポートプライスに反映することが可能と
なる。
【0013】なお、本発明の範囲は、上述の装置が実現
する処理の過程からなる方法、および上述の処理をコン
ピュータに実行させうるプログラムを記録する記録媒体
を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
装置について図面を参照しながら説明する。以下の説明
において、商品として為替、特にドル/円の外国為替を
例として用いるが、商品を限定する趣旨ではない。すな
わち、相対取引が行われる商品であれば、商品は何でも
よい。また、以下の説明において、商品のプライスの高
い、安いは、ドルを基準とする。いいかえると、ドル高
である場合はプライスが高いことになる。
【0015】図1は、本実施形態に係わる相対取引処理
装置1の機能構成を示す。図1に示すように、相対取引
処理装置1は、プライス提示部2、注文受付部3、注文
管理部4、相対処理部5、相対取引実行部6、リファレ
ンスプライス取得部7、サポートプライス生成部8及び
ゲートプライス管理部9を備える。また、相対取引処理
装置1は、外部情報提供ベンダーV、顧客C及びマーケ
ットMとネットワークNを介して接続されている。ネッ
トワークNとして、専用回線等のLAN(Local Are Ne
twork)、電話回線、インターネット等のWAN(Wide
Area Network)が考えられる。なお、図1において、ネ
ットワークNは別々に記載されているが、同じネットワ
ークであってもよい。また、相対取引処理装置1は、不
図示の管理者とのインターフェースを実現する入出力装
置Uに接続されている。
【0016】プライス提示部2は、リファレンスプライ
ス取得部7が取得した為替レートをリファレンスプライ
スとして顧客Cに提示する。ここで、リファレンスプラ
イスは、例えば、数分前又は数時間前にブローカー間で
相対取引が成立したプライスであり、今現在売買できる
プライスではない。なお、プライス提示部2は、相対取
引処理装置1内で相対取引が成立したプライスもリファ
レンスプライスとして顧客Cに提示することとしてもよ
い。
【0017】また、プライス提示部2は、サポートプラ
イス生成部8が生成したサポートプライスも提示する。
サポートプライスとは、相対取引処理装置1が提供する
リアルタイムのプライスであり、現在顧客Cがその値段
で売買注文を出せば相対取引が成立するプライスであ
る。
【0018】ここで、商品を買う場合と売る場合とで異
なったプライスをサポートプライスとして提示すること
としてもよい。例えば、ドル/円の外国為替の場合、サ
ポートプライスを買いサポートプライス105.00
円、売りサポートプライス105.10円というように
提示してもよい。
【0019】買いサポートプライスは、そのプライスで
顧客Cが今売り注文を出せば商品を売ることができるプ
ライスである。言い換えると、相対取引処理装置1が顧
客Cから買うプライスである。同様に、売りサポートプ
ライスは顧客Cが今買い注文を出せば商品を買うことの
できるプライスである。
【0020】注文受付部3は、顧客Cから売買注文を受
けつけ、オーダーデータベース(以下、オーダーDBと
いう)10を作成する。売買注文は、顧客Cを特定する
ための顧客ID、商品、売買区分、オーダータイプ、オ
ーダープライス、オーダー量及びオーダー有効期限を含
む。
【0021】注文管理部4は、売買注文を商品別に売り
注文と買い注文とに分け、更に各注文を最低売買単位に
分けることにより、ワーキングオーダーデータベース
(以下、ワーキングオーダーDBという)11を作成す
る。さらに、注文管理部4は、各注文の期限管理及び相
対取引が実行された注文の削除等も行う。
【0022】相対処理部5は、ワーキングオーダーDB
11を参照し、一定のアルゴリズムに基づいて売り注文
と買い注文との組合わせを作ることにより、注文同士を
相対させ、相対関連データベース(以下、相対関連DB
という)12を作成する。ここで、相対処理部5は、新
たな注文がワーキングオーダーDB11に登録される
毎、及び相対取引が実行される毎に相対処理を行う。相
対処理は、具体的には、例えば、相対関連DB12を更
新することである。
【0023】なお、相対処理部5は、基本的に、同じオ
ーダープライスの売り注文と買い注文とを相対させる
が、このとき、これらの売り注文および買い注文のオー
ダー量が互いに一致していなければ、相対すべき対象が
存在しない注文が残ることになる。
【0024】相対取引実行部6は、ゲートプライス管理
部9が管理するゲートプライスに基づいてワーキングオ
ーダーDB11及び相対関連DB12を参照し、相対処
理部5により相対状態となっている注文について相対取
引を実行する。このように、本実施形態では、ゲートプ
ライスに対応する相対取引を実行する際、その取引に係
わる売り注文と買い注文とが可能な範囲で予め相対して
相対関連DB12に登録されているので、高速に且つ効
率的に相対取引が実行されることになる。
【0025】また、相対取引実行部6は、ある相対取引
を実行したときに、その取引により処理された注文と同
じオーダープライスが設定された注文であって相対処理
部5によって相対相手が割り当てられなかった注文(以
下、残余注文)を処理する。具体的には、相対取引実行
部6は、残余注文に対応する注文を自ら生成し、それら
を互いに相対させることによって上記残余注文に係わる
取引を成立させる。ここで、「残余注文に対応する注
文」は、その残余注文と反対売買の注文であって、オー
ダープライスおよびオーダー量がその残余注文と同じ注
文である。なお、以下では、この「残余注文に対応する
注文」のことを「ハウスポジション」と呼ぶことがあ
る。
【0026】なお、相対取引実行部6は、残余注文に対
してハウスポジションを割り当てることなく、その残余
注文をマーケットMに回わすこととしてもよいし、ワー
キングオーダーDB11にそのまま残すこととしてもよ
い。相対取引を実行した後、相対取引実行部6は、注文
を出した顧客Cに取引実行結果を送信し、処理結果を注
文管理部4に出力する。
【0027】リファレンスプライス取得部7は、外部情
報提供ベンダーVから時々刻々リファレンスプライスを
取得する。サポートプライス生成部8は、入出力装置U
からの入力に基づいて、サポートプライスを生成し、生
成されたサポートプライスをプライス提示部2及びゲー
トプライス管理部9に出力する。ここで、サポートプラ
イス生成部8は、リファレンスプライスを考慮してサポ
ートプライスを生成することとしてもよいし、価格推移
が比較的安定している時は、リファレンスプライスから
自動的に生成することとしてもよい。
【0028】ゲートプライス管理部9は、サポートプラ
イス生成部8によって生成された後にプライス提示部2
によって顧客Cに提示されたサポートプライス、及び入
出力装置Uを介して入力されたサポートプライスに基づ
いてゲートプライスDB13を作成し、提示されたサポ
ートプライスをゲートプライスとして管理する。
【0029】このゲートプライスは、基本的には、サポ
ートプライス生成部8によって生成されたサポートプラ
イスと等しい。しかし、例えば、電話を介して口頭で顧
客Cにサポートプライスを提示した際に、その顧客Cか
らその時点でのサポートプライスでの注文(後述するマ
ーケット注文)を受けることもある。この場合、口頭で
提示したサポートプライスがゲートプライス管理部9の
管理対象から外れてしまうことを防ぐために、顧客Cに
口頭で提示したサポートプライスは、入出力装置Uを介
してゲートプライス管理部9に入力されて管理される。
この場合、サポートプライスとゲートプライスとは一時
的に一致しなくなる。
【0030】次に、各データベースの構造について図2
〜図4を用いて説明する。図2は、オーダーDB10の
データ構造の一例を示す。オーダーDB10は、注文受
付部3が受け付けた注文に関する情報を格納する。具体
的には、オーダーID、顧客ID、商品の別、オーダー
日時、売買区分、オーダータイプ、オーダープライス、
オーダー有効期限を管理する。
【0031】オーダーID及びオーダー日時は、注文受
付部3が注文を受け付けた際に、各注文に付けられる。
顧客ID、商品、売買区分、オーダータイプ、オーダー
プライス及びオーダー有効期限は、受け付けた注文に含
まれる情報に基づく。売買区分とは、売り注文又は買い
注文を識別する。オーダータイプには、リミット(以下
LMTという)、ストップ(以下STPという)、マー
ケットプライス(以下MKTという)の3種類あり、そ
れぞれ、「売り」と「買い」がある。
【0032】LMTは、いわゆる指し値注文であり、指
定した値段丁度で売る又は買う注文である。STPは、
いわゆる損切り注文であり、マーケットのプライスが指
定した値段になったらすぐに買う又は売る注文である。
MKTは、いわゆる成り行き注文であり、今売買できる
プライスで売る又は買う注文である。LMT及びSTP
の場合、売買注文についての情報にオーダープライスが
含まれるが、MKTの場合は、売買注文についての情報
にオーダープライスが含まれない。注文受付部3は、M
KT注文を受けた場合、その時のサポートプライスをオ
ーダープライスとして、オーダーDB10に格納する。
オーダープライスは、顧客Cが商品の売買を希望する値
段である。
【0033】図3は、ワーキングオーダーDB11のデ
ータ構造の一例を示す。ワーキングオーダーDB11
は、買いワーキングオーダーDB15及び売りワーキン
グオーダーDB16を備える。ワーキングオーダーDB
15及び16は、オーダーID、顧客ID、オーダー日
時、オーダータイプ、オーダープライス、単位ID及び
オーダー有効期限を管理する。
【0034】注文管理部4は、オーダーDB10に登録
されている注文を商品別に売り注文と買い注文とに分け
ることにより、買いワーキングオーダーDB15及び売
りワーキングオーダーDB16を作成する。また、注文
管理部4は、各注文をそれぞれ最低売買単位ごとに分割
し、それらの分割された各注文を特定するために、各分
割された注文に単位IDを付ける。その他の項目はオー
ダーDB10と同じである。
【0035】図4(a)及び図4(b)は、それぞれ相
対関連DB12及びゲートプライスDB13のデータ構
造の一例を示す。相対関連DB12は、相対された買い
注文及び売り注文それぞれの単位IDである買い単位I
D及び売り単位IDを格納する。相対処理部5は、同じ
オーダープライスの売り注文及び買い注文を相対させ、
相対させた注文の単位IDを相対関連DB12に格納す
る。
【0036】ゲートプライスDB13は、サポートプラ
イスとして顧客に提示したプライス(すなわち、ゲート
プライス)、及びそのサポートプライスが提示された日
時(年月日及び時分秒)とを格納する。サポートプライ
スとして提示する売りサポートプライスおよび買いサポ
ートプライスが互いに異なっている場合には、ゲートプ
ライスも売りと買いについて別となっている。
【0037】次に、相対取引処理装置1が行う処理につ
いて説明する。なお、上述したように、リファレンスプ
ライス取得部7は、情報提供ベンダーVからブローカー
間の相対取引の結果であるリファレンスプライスを時々
刻々取得するものとする。また、サポートプライス生成
部8は、入出力装置Uからの入力に基づいて、及び・又
はリファレンスプライスを考慮してサポートプライスを
時々刻々生成するものとする。
【0038】図5は、相対取引処理装置1が顧客Cから
の注文を各データベースに登録する処理を示すフローチ
ャートである。以下の説明においては、ネットワークN
を介して顧客Cが相対取引処理装置1にアクセスしてき
た場合を例として説明する。なお、電話等を介する場合
は、プライスの提示及び注文の受付等が口頭で行われる
こととになるが、基本的な処理は同様である。
【0039】まず、不図示の装置により、アクセスして
いる者が顧客C本人であることを認証する(不図示)。
この認証は、顧客Cと取引契約する際に設定した顧客C
の顧客ID及び・又は暗証記号等の情報を用いて行う。
なお、顧客ID及び暗証情報は必要に応じて設定できる
ようにしてもよい。
【0040】続いて、プライス提示部2は、顧客Cに対
して、相対取引処理装置1において実際に商品を売買で
きるプライスであるサポートプライス、及び顧客Cの売
買判断の参考となるリファレンスプライスを提示する
(ステップS10)。なお、これらのプライスは、顧客
Cがどのような注文を出すか等について考慮している間
も時々刻々変化するため、プライス提示部2が提示する
プライスもそれに伴ない変化する。
【0041】注文受付部3は、顧客Cから売買注文を受
信する(ステップS11)。売買注文は、情報として、
顧客ID、商品、売買区分、オーダータイプ、オーダー
プライス、オーダー有効期限を含む。ただし、MKT注
文の場合は、注文の性質上、オーダープライスは含まれ
ない。
【0042】注文受付部3は、受信した売買注文に必要
な情報がすべて含まれているか、顧客Cの資産状況にお
いてその売買注文を行うための金額が不足しないか、オ
ーダープライスの設定に矛盾(例えば、所定の範囲内で
あるか否かなど)はないか等を考慮して、注文を受け付
けることができるか否か判定する(ステップS12)。
注文を受け付けることができないと判定した場合(ステ
ップS12:No)、注文受付部3は顧客Cに対し、注
文を受け付けることができない旨を通知し(ステップS
16)、処理を終了する。又は、ステップS11に戻る
こととしてもよい(不図示)。
【0043】図6は、注文受付部3が注文を受け付ける
ことができるオーダープライスを示す。図6を用いて、
例として注文受付部3が、オーダープライスに基づいて
注文を受け付けることができるか否かを判定する場合に
ついて説明する。図6(a)は、LMTについて示す。
図6(a)に示すように買いLMTの場合、通常顧客C
はできるだけ安く商品を買うことを望むため、相対取引
処理装置1が商品を売ってくれるプライスである売りサ
ポートプライスよりも高いオーダープライスを設定した
注文は入力間違いの可能性が高い。従って、注文受付部
3は、そのような注文を受信したときは、それを受け付
けないで顧客Cに入力値の確認をするように指示する。
同様に、注文受付部3は、売りLMTの場合は買いサポ
ートプライスよりも安いオーダープライスを設定した注
文を受け付けない。更に、予め受け付けることができる
プライスの上限値及び下限値を設定しておき、注文受付
部3は、これら上限値と下限値の範囲の外にあるオーダ
ープライスが設定された注文を受け付けないようにして
もよい。この範囲は、普通に考えれば取引が成立する可
能性が低いようなオーダープライスを除くために設定さ
れる。例えば、西暦2000年4月現在、1ドル10円
の買いLMTは、相対取引が成立する可能性は低いた
め、受け付けない。
【0044】図6(b)は、STPの場合を示す。ST
Pは損切りの注文であるため、LMTとは逆に、売りS
TPの場合は売りサポートプライスよりも高いオーダー
プライスを設定した注文を受け付けないし、買いSTP
の場合は買いサポートプライスよりも安いオーダープラ
イスを設定した注文を受け付けない。
【0045】このようにして、注文受付部3は、合理的
でない注文を排除する。注文を受け付けることができる
と判定した場合(ステップS12:Yes)、注文受付
部3は注文を受け付け、受け付けた注文にオーダーID
を付け、オーダーを受け付けた日時であるオーダー日時
とともに、受け付けた注文をオーダーDB10に登録す
る(ステップS13)。ここで、MKT注文にはオーダ
ープライスがないため、MKT注文のオーダープライス
として、オーダーを受け付けた時のサポートプライスを
格納する。
【0046】注文管理部4は、オーダーDB10を参照
し、受信した注文と、その注文に設定されている売買区
分に基づいて「買い注文」と「売り注文」とに分け、さ
らに各注文をそれぞれ最低売買単位毎に分割する(ステ
ップS14)。例えば、ドル/円の為替取引において最
低売買単位が10万ドルである場合、30万ドルの買い
注文は、3つの10万ドルの買い注文に分割される。
【0047】続いて、注文管理部4は、最低売買単位毎
に分割された各注文に単位IDを付け、それらをそれぞ
れ買いワーキングオーダーDB15または売りワーキン
グオーダーDB16に登録する(ステップS15)。こ
のように、顧客Cから受信した注文は、オーダーDB1
0に登録されると共に、売買区分に従って買いワーキン
グオーダーDB15または売りワーキングオーダーDB
16に登録される。
【0048】上述のようにしてワーキングオーダーDB
11(買いワーキングオーダーDB15または売りワー
キングオーダーDB16)に登録された注文は、相対処
理部5によって相対処理が施される。すなわち、相対処
理部5は、新たな注文がワーキングオーダーDB11に
登録される毎、及び相対取引が実行される毎に相対処理
を行い、そのワーキングオーダーDB11を更新する。
このとき、受け付けた注文同士を出来るだけ相対させる
ことにより、相対取引処理装置1が負う金融取引上のリ
スクを低減することが可能となる。
【0049】相対処理部5は、ワーキングオーダーDB
11に登録されている買い注文と売り注文が以下の条件
の全てを満たす場合、これらの注文を相対させて買い注
文と売り注文の組を作り、相対させた各注文の単位ID
を相対関連DB12に登録する。
【0050】・相対相手は、注目している注文と反対売
買となる注文である。例えば、買い注文の場合は売り注
文が相対相手の候補となる。 ・注目している注文の顧客IDと相対相手となる注文の
顧客IDは異なる。 ・注目している注文と相対相手となる注文は同じオーダ
ープライスである。 ・相対相手は、注目している注文よりもオーダー日時が
前の注文であって、相対させうる注文の中で最も古い注
文である。これにより、古い注文が処理されないままに
残ることを防ぐことが可能となる。 ・STP同士を相対させることとならない(なお、この
要件は、必須要件から除外してもよい)。 ・注文の有効期限が切れていない。
【0051】ここで、図3を参照しながら、相対処理の
例を示す。ここでは、図3(b)に示す売りワーキング
オーダーDB16に登録されている注文(単位ID=O
D02L1)に注目する。この注文と相対すべき注文
は、(1) 「買い注文」であり、(2) 「異なる顧客ID」
であり、(3) 「同じオーダープライス」であり、(4)
「自分より前のオーダー日時であって相対させうる注文
の中で最も古い注文」であり、(5) 「有効期限が切れて
いない」という条件を全て満たす注文である。これらの
条件を満たす注文は、図3(a)に示す買いワーキング
オーダーDB15においては、注文(単位ID=OD0
1L1)が該当する。従って、この場合、相対処理部5
は、図4に示すように、これらの注文を互いに関連づけ
て相対関連DB12に登録する。
【0052】なお、ゲートプライス管理部9は、ゲート
プライスとして、プライス提示部2が過去に顧客Cに提
示したサポートプライスをそのサポートプライスを提示
した時間とともに管理する。相対取引実行部6は、ゲー
トプライス管理部9が管理するゲートプライスに基づい
て相対取引を実行する。以下、図7を参照しながら相対
取引実行部6の処理について説明する。
【0053】新たな注文がワーキングオーダーDB11
に登録される毎に、相対取引実行部6は、ゲートプライ
スDB13を参照し、ゲートプライス及びそのゲートプ
ライスがサポートプライスとして顧客Cに提示された日
時を取得する(ステップS20)。ここで、通常、売り
と買いの両方について異なるサポートプライスが存在す
るため、ゲートプライスにも売りゲートプライス及び買
いゲートプライスが存在する。
【0054】各ゲートプライスについて、ゲートプライ
スと反対の売買区分のワーキングオーダーDB15及び
16を参照し、ゲートプライスがサポートプライスとし
て提示された日時以前に受け付けた注文であり、且つ、
オーダープライスがゲートプライスと一致する注文を検
索する(ステップS21)。例えば、買いゲートプライ
スについて検索する場合は、そのプライスおよび時刻を
キーとして売りワーキングオーダーDB16がサーチさ
れる。
【0055】検索された注文について、相対関連DB1
2を参照することにより、相対相手となる反対売買の注
文を検索する(ステップS22)。相対取引実行部6
は、検索された注文のうち、相対相手がない注文(残余
注文)があるか否か判定する(ステップS23)。検索
された注文全てに、相対相手がある場合(ステップS2
3:No)、ステップS25に進む。
【0056】相対取引処理装置1は、顧客Cに対してあ
るサポートプライスを提示した時にそのサポートプライ
スと一致するオーダープライスが設定された注文を受け
付けていた場合には、その注文についての相対取引を成
立させることを保証する。従って、ステップS21にお
いて抽出された注文は、そのオーダープライスがサポー
トプライスと一致した注文であるため、相対取引処理装
置1は、その時点で相対相手が存在するか否かに係わら
ず、それらの注文についての取引を成立させる必要があ
る。
【0057】したがって、ステップS21で抽出された
注文のなかで相対関連DB12に登録されていない残余
注文があった場合(ステップS23:Yes)、ステッ
プS24が実行される。ステップS24では、その残余
注文に対して相対相手を与えるために、相対取引実行部
6は、残余注文注文と同じオーダープライスが設定され
た反対売買のLMTを作成する(ステップS24)。
【0058】これにより、受け付けた売り注文と買い注
文のオーダー量が一致しないためにそれらの注文の一部
について相対取引が成立しないという状況が回避され
る。すなわち、同一条件(オーダープライス)が設定さ
れている注文の一部のみについて取引が成立する一方
で、他の一部について取引が成立しないといった状況が
回避される。延いては、サポートプライスのリアルタイ
ム性を確実にする。サポートプライスがリアルタイムで
あることは、為替レートの変動が激しい相場において、
投機目的で為替取引を行う顧客にとって大きな利点とな
る。
【0059】例えば、ドル/円の商品について、106
円の売りゲートプライスを取得した際に、オーダープラ
イスが106円の買い注文が存在していたが、相対相手
となる売り注文がなかったとする。この場合、相対取引
実行部6は、相対相手がない106円の買い注文の相対
相手として、106円の売りのLMTを自ら作成し、そ
れをその買い注文に対して割り当てる。このようにして
相対取引を成立させなくてはならない注文に相対相手を
与えるために相対取引実行部6によって作成された注文
をハウスポジションという。
【0060】相対取引実行部6は、検索された注文につ
いて相対取引を実行し、相対取引を実行した注文のオー
ダーIDを注文管理部4に出力する(ステップS2
5)。注文管理部4は、各データベース11及び12か
ら相対取引を実行した注文についての情報を削除する。
【0061】ところで、ハウスポジションを作成した場
合、そのハウスポジションは相対取引処理部1が負う金
融取引上のリスクとなりうる。例えば、ドル/円の商品
において相対相手がない106円の買い注文について、
106円の売り注文のハウスポジションを作成して相対
取引を成立させた場合、相対取引処理装置1は、1ドル
を106円で売っている状態を持ち、為替変動によって
評価損益を被ることになる。
【0062】このため、相対取引実行部6は、作成した
ハウスポジションについて相対取引を成立させてリスク
を取り除くために、相対取引処理装置1とネットワーク
Nを介して接続されているマーケットMに、作成したハ
ウスポジションに対応する注文を出すこととしてもよ
い。また、作成したハウスポジションに対応する注文を
相対取引処理装置1の管理者が出した注文としてワーキ
ングオーダーDB11に残すこととしてもよい。
【0063】相対取引実行部6は、ステップS21にお
いて検索された注文のうち、STPにスリッページ分を
考慮して取引成立プライスを設定する(ステップS2
6)。STPは、サポートプライスがその注文に設定さ
れているオーダープライスと一致した場合に即座に売買
できる価格で売買を行うという注文であるため、顧客C
にとってオーダープライスよりも若干不利な値段で売買
が成立する。このオーダープライスと売買が成立したプ
ライスとの差をスリッページという。本実施形態おいて
は、STPに対しては相対取引を実行した後にこのスリ
ッページを考慮する。STP以外の注文については、オ
ーダープライスは取引成立プライスに一致する。
【0064】最後に、相対取引実行部6は、相対取引を
実行した結果を注文を出した顧客に通知して処理を終了
する(ステップS27)。図8は、ハウスポジションの
作成の考え方を示す。図8を用いてハウスポジションの
作成の考え方について説明する。
【0065】ここでは、相対取引実行部6が、ドル/円
の為替レートについて、「買いゲートプライス=10
5.00」を取得したものとする。この場合、相対取引
実行部6は、売りワーキングオーダーDB16を参照
し、サポートプライスが顧客Cに提示された時刻よりも
以前に受け付けた注文であり、且つオーダープライスが
105.00円である注文を検索する。
【0066】図8(a)は、サポートプライスにヒット
した注文のオーダー量の合計値が、それに対応する買い
注文のオーダー量の合計値よりも多い場合を示す。ここ
では、相対取引実行部6が売りワーキングオーダーDB
16を参照したとき、「80売買単位」の売り注文が抽
出されたとする。また、相対取引実行部6がこれら抽出
した注文のIDをキーとして相対関連DB12を参照し
たとき、「50売買単位」の買い注文しか存在しなかっ
たものとする。すなわち、処理すべき売り注文のうち
「50売買単位」については相対相手となり得る買い注
文が存在するが、他の「30売買単位」には相対相手が
ないことになる。この場合、相対取引実行部6は、その
「30売買単位」の売り注文に対応するハウスポジショ
ンを作成する。これにより、ヒットしたすべての売り注
文について相対取引が実行される。
【0067】このように、受け付けた売り注文のオーダ
ー量と買い注文のオーダー量とが一致しない場合であっ
ても、サポートプライスがヒットした注文は、その時点
で必ず処理されることになる。すなわち、サポートプラ
イスのリアルタイム性が確保される。
【0068】図8(b)は、サポートプライスにヒット
した注文の全てに対して相対相手が存在している場合を
示す。ここでは、相対取引実行部6が売りワーキングオ
ーダーDB16を参照したときに「45売買単位」の売
り注文が検索されたとする。また、相対関連DB12を
参照したところ、それらの売り注文の全てに対して相対
相手が存在していたものとする。なお、サポートプライ
スは、これらの買い注文にはヒットのしていないものと
する。この場合、相対取引実行部6は、すべての売り注
文について相対取引を実行する。ただし、このとき、買
いワーキングオーダーDB15には、45売買単位分の
買い注文が残ることになる。
【0069】なお、厳密には、ゲートプライスDB13
には、短い時間毎のゲートプライスを格納している。例
えば5秒毎にゲートプライスを格納している場合、例え
ばある時刻の買いゲートプライスが105.12であ
り、その5秒後に買いゲートプライスが105.20と
なる場合もありうる。この場合、この5秒間に顧客Cに
買いサポートプライスとして105.12から105.
20までの範囲の全てのプライスが提示されたとして、
相対取引を実行することになる。
【0070】図9は、顧客Cから注文を受けてから相対
取引を実行するまでのデータ処理の流れを示す。図9を
用いて各部が行うデータ処理の流れを説明する。注文受
付部3は、顧客Cから注文を受け付けると、その注文を
オーダーDB10に登録する(矢印1)。受け付けた注
文がMKTの場合、注文受付部3は、顧客Cに提示した
サポートプライスをゲートプライスDBに登録する(矢
印2)。
【0071】一方、ゲートプライス管理部9は、サポー
トプライス生成部8により作成されて、プライス提示部
2により顧客Cに提示されたサポートプライスをゲート
プライスDB13に登録する(矢印3)。注文管理部4
は、オーダーDB10に基づいて、買いワーキングオー
ダーDB15及び売りワーキングオーダーDB16を作
成する(矢印4)。相対処理部5はワーキングオーダー
DB15及び16を参照し、相対関連DB12を作成す
る(矢印5及び6)。
【0072】相対取引実行部6は、新たな注文がワーキ
ングオーダーDB15及び16に登録される毎に、ゲー
トプライスDB13を参照し、ゲートプライスを取得す
る。ここで、買いゲートプライスを取得した場合、相対
取引実行部6は、売りワーキングオーダーDB16を参
照し、相対取引を実行すべき注文を検索する(矢印
7)。一方、売りゲートプライスを取得した場合、相対
取引実行部6は、買いワーキングオーダーDB15を参
照し、相対取引を実行すべき注文を検索する(矢印
8)。
【0073】さらに、相対取引実行部6は、相対関連D
B12を参照し、検索された注文に相対している反対売
買の注文を検索し(矢印5及び6の逆方向)、相対取引
を実行する。なお、検索された注文に相対している注文
が存在しない場合、又は検索された注文の一部のみにし
か相対相手が存在していない場合には、相対取引実行部
6は、ハウスポジション(反対売買のLMT)を生成し
て、相対取引を実行する(矢印9及び10)。
【0074】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態の相対取引処理装置の機能構成は、第1実施
形態とほぼ同じであるため、第2実施形態の相対取引処
理装置の機能構成図を省略する。第2の実施形態では、
第1の実施形態と異なり、相対取引実行部6によって実
際に相対取引が実行されたプライスがサポートプライス
生成部8に通知される。
【0075】第2実施形態によれば、相対取引実行部6
は、LMT同士の相対取引を実行する際には、ゲートプ
ライスを参照しない。そして、相対取引実行部6は、相
対取引が実行されたプライスをサポートプライス生成部
8に出力し、サポートプライス生成部8は、相対取引が
実行されたプライスに基づいてサポートプライスを生成
する。
【0076】なお、相対取引が成立せず、サポートプラ
イスが変化しなくなってしまった場合、相対取引実行部
6は、上述のようにハウスポジションを入力することに
より相対相手をつくって、新たなサポートプライスを生
成するようにしてもよい。又は、サポートプライス生成
部8が、リファレンスプライス又は入力された値に基づ
いてサポートプライスを生成するようにしてもよい。
【0077】図10は、第2の実施形態において、相対
取引の結果がサポートプライスの生成に反映される場合
を説明するための図であり、時系列にワーキングオーダ
ーDB10に入力されるオーダーを示す。ここで、説明
を簡単にするために、買い注文と売り注文を分けず、説
明に必要な項目のみをワーキングオーダーDB10に記
載しているが、実際は第1実施形態で述べたように、各
注文は買いワーキングオーダーDB15及び売りワーキ
ングオーダーDB16に分けて上述の項目を登録してい
る。なお、各注文の顧客Cは全て異なり、かつ、注文は
受け付けた順に格納されているものとする。以下、図1
0を用いて相対取引の成立結果がどのようにサポートプ
ライスの生成に反映されるのか説明する。
【0078】ここでは、図10(a)に示すように、ゲ
ートプライスが「買い:105.50、売り:105.
60」であり、2つの注文(単位ID=OD10L1、
単位ID=OD11L1)がワーキングオーダーDB1
0に登録されている。この場合、注文(OD10L1)
と注文(OD11L1)は、オーダープライスが異なる
ため相対させることができない。
【0079】続いて、図10(b)に示すように、新た
な注文(OD12L1)がワーキングオーダーDB10
に登録されたものとする。この新たな注文は、顧客Cか
らの注文であってもよいし、相対取引を成立させるため
に、相対取引実行部8が生成した注文であってもよい。
【0080】ここで、注文(OD11L1)および注文
(OD12L1)は、互いに同じオーダープライスであ
り且つ反対売買のLMTであるため、これらの注文は相
対される。また、第2実施形態によれば、LMT同士の
相対取引を実行する際には、ゲートプライスを考慮する
必要がないため、相対取引実行部6は、これら2つの注
文について相対取引を実行する。そして、相対取引実行
部6は、その相対取引が成立したプライスである「10
5.00」をサポートプライス生成部8に対して出力す
る。
【0081】サポートプライス生成部8は、相対取引が
成立したプライスに基づいてサポートプライスを生成す
る。ここで、サポートプライス生成部8は、サポートプ
ライスとして「買い:105.10、売り:105.2
0」を生成したとする。プライス提示部2は、サポート
プライス生成部8が生成したサポートプライスを顧客C
に提示し、これらのサポートプライスがゲートプライス
となる。
【0082】上記処理の結果、相対取引実行部6は、図
10(c)に示すように、新たなゲートプライス、「買
い:105.10、売り:105.20」を取得してい
る。そして、この売りゲートプライスは、注文(OD1
0L1)のオーダープライスと一致する。このとき、注
文(OD10L1)には相対相手が存在しないが、その
注文のオーダープライスとゲートプライスとが一致した
ので、相対取引実行部6は、その注文について相対取引
を実行する必要がある。したがって、相対取引実行部6
は、注文(OD10L1)に対応するハウスポジション
(OD13L1)を生成して相対取引を実行する。
【0083】このように、第2実施形態によれば、相対
取引処理装置が提示するサポートプライスとは無関係に
成立した相対取引に基づいて新たなサポートプライスが
自動的に設定されることがある。そして、その新たに設
定されサポートプライスに従って新たな取引が誘発され
ることがある。したがって、相対相手がなくなったた
め、及び/又は、サポートプライスが変化しなくなった
ため、相対取引が成立しなくなってしまった場合でも相
対取引の処理が流れるように操作することが可能とな
る。
【0084】相対取引処理装置1は、図11に示すよう
な情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成すること
ができる。図11の情報処理装置20は、CPU21、
主記憶装置22、外部記憶装置23、入出力装置24、
ネットワーク接続装置25及び媒体駆動装置26を備
え、それらはバス27により互いに接続されている。
【0085】主記憶装置22は、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を
含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納す
る。CPU21は、主記憶装置22を利用してプログラ
ムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0086】図1に示す相対取引処理装置1を構成する
各機器及び各部は、それぞれ主記憶装置22の特定のプ
ログラムコードセグメントにプログラムとして格納され
る。入出力装置24は、例えば、キーボード、ポインテ
ィングデバイス、タッチパネル等の利用者からの指示や
情報の入力、及びディスプレイやプリンタ等の情報処理
装置20の利用者への問い合わせ、処理結果等の出力に
用いられる。
【0087】外部記憶装置23は、例えば、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等であ
る。この外部記憶装置23に上述のプログラムとデータ
を保存しておき、必要に応じて、それらを主記憶装置2
2にロードして使用することもできる。
【0088】ネットワーク接続装置25は、LAN、W
AN等の任意のネットワーク(回線)を介して外部の装
置を通信し、通信に伴なうデータ変換を行う。また、必
要に応じて、上述のプログラムとデータを外部の装置か
ら受け取り、それらを主記憶装置22にロードして使用
することもできる。
【0089】媒体駆動装置26は、可搬記録媒体28を
駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体2
8としては、主記憶装置カード、フロッピー(登録商
標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only
Memory)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この
可搬記録媒体28に上述のプログラムとデータを格納し
ておき、必要に応じて、それらを主記憶装置22にロー
ドして使用することもできる。
【0090】図12は、図11の情報処理装置20にプ
ログラムとデータを供給することのできるコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体2
8や外部のデータベース29に保存されたプログラムと
データは、主記憶装置22や外部記憶装置23にロード
される。そして、CPU21は、そのデータを用いてそ
のプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0091】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上述した実施形態に限定されるものではな
く、他の様々な変更が可能である。例えば、上記実施形
態において、顧客Cが個々に独立した注文を出すとして
説明した。しかし、本発明の装置は、複数の注文が従属
関係をもつような一連の注文群を処理できるように構成
してもよい。例えば、「もし、注文Aが成立したら、注
文Bを出す」という従属関係を持つ注文を処理するよう
にすることも可能である。この場合、注文を受け付けた
際、注文管理部4は、ワーキングオーダーDB10に注
文Aを登録し、注文Aが成立するまで、注文Bを不図示
の未承認データベースに登録する。注文管理部4は、注
文Aが成立した後に注文BをワーキングオーダーDB1
0に登録する。
【0092】また、例えば、「注文Aと注文Bを同時に
出すが、一方が成立したら、他方をキャンセルする」と
いう従属関係を持つ注文を処理できるようにすることも
可能である。この場合、注文管理部4は、注文Aも注文
BもワーキングオーダーDB10に登録するが、一方が
成立したら、他方をワーキングオーダーDB10から削
除する。
【0093】また、例えば、相対取引処理装置1を構成
する各部及び各データベースをネットワークNを介して
配置することとしてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、受け付けた売買注文間
での相対取引を効率的に処理することを可能となる。ま
た、本発明によれば、売り注文と買い注文のオーダー量
が釣り合っていない場合でも相対取引を成立させること
が可能となる。
【0095】また、本発明によれば、顧客が今現在注文
を出せば売買できるリアルタイムのプライスを提示する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる相対取引処理装置の機能構
成図である。
【図2】オーダーデータベースのデータ構造の一例を示
す図である。
【図3】ワーキングオーダーデータベースのデータ構造
の一例を示す図である。
【図4】(a)は相対関連データベースのデータ構造の
一例を示す図であり、(b)はゲートプライスデータベ
ースのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】注文を各データベースに登録するまでの処理を
示すフローチャートである。
【図6】受付可能なオーダープライスを示す図である。
【図7】相対取引実行部が行う処理を示すフローチャー
トである。
【図8】ハウスポジションの作成の考え方を示す図であ
る。
【図9】顧客から注文を受けてから相対取引を実行する
までのデータ処理の流れを示す図である。
【図10】相対取引の結果がサポートプライスの生成に
反映される場合を説明する図である。
【図11】情報処理装置の構成図である。
【図12】コンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す
図である。
【符号の説明】
1 相対取引処理装置 2 プライス提示部 3 注文受付部 4 注文管理部 5 相対処理部 6 相対取引実行部 7 リファレンス取得部 8 サポートプライス生成部 9 ゲートプライス管理部 10 オーダーデータベース 11 ワーキングオーダーデータベース 12 相対関連データベース 13 ゲートプライスデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽生 章洋 東京都港区南麻布四丁目11番30号 トレイ ダーズ証券株式会社内 (72)発明者 金丸 勲 東京都港区南麻布四丁目11番30号 トレイ ダーズ証券株式会社内 (72)発明者 山本 久敏 東京都港区南麻布四丁目11番30号 トレイ ダーズ証券株式会社内 (72)発明者 坂田 成蔵 東京都港区南麻布四丁目11番30号 トレイ ダーズ証券株式会社内 Fターム(参考) 5B055 BB16 CB12 CB15 EE02 EE04 EE27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じオーダープライスの売り注文及び買
    い注文を相対させる相対処理手段と、 前記相対処理手段により相対された売り注文と買い注文
    について相対取引を実行し、前記相対処理手段により相
    対させることができなかった同じオーダープライスの売
    り注文又は買い注文について相対相手となる新たな注文
    を生成して、相対取引を実行する相対取引実行手段と、 を備えることを特徴とする相対取引処理装置。
  2. 【請求項2】 前記相対処理手段は、第1の注文を、前
    記第1の注文よりも前の注文である第2の注文と相対さ
    せることを特徴とする請求項1記載の相対取引処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記相対取引実行手段は、前記売り注文
    及び前記買い注文のうち、顧客が今現在売買できる価格
    であるサポートプライスと前記オーダープライスが一致
    した注文全てについて相対取引を実行する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の相対取引処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記サポートプライスには、商品を前記
    顧客に売る際の売りサポートプライス及び前記商品を前
    記顧客から買う際の買いサポートプライスとがあり、 前記売りサポートプライスが前記買い注文のオーダープ
    ライスと一致した場合、又は前記買いサポートプライス
    が前記売り注文のオーダープライスと一致した場合、前
    記相対取引実行手段は前記オーダープライスが前記サポ
    ートプライスと一致した注文すべてについて相対取引を
    実行する、 ことを特徴とする請求項3記載の相対取引処理装置。
  5. 【請求項5】 前記相対取引実行手段は、前記生成され
    た新たな注文に対応する注文を、前記相対取引処理装置
    の取引相手に出す、 ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の相対取
    引処理装置。
  6. 【請求項6】 前記相対取引が実行された結果に基づい
    て前記商品のサポートプライスを生成するプライス生成
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5いず
    れか記載の相対取引処理装置。
  7. 【請求項7】 同じオーダープライスの売り注文及び買
    い注文を相対させる過程と、 前記相対された売り注文と買い注文について相対取引を
    実行し、相対させることができなかった同じオーダープ
    ライスの売り注文又は買い注文について相対相手となる
    新たな注文を生成して相対取引を実行する過程と、 を含むことを特徴とする相対取引処理方法。
  8. 【請求項8】 前記売り注文及び前記買い注文のうち、
    顧客が商品を売買できる価格であるサポートプライスと
    前記オーダープライスが一致した注文全てについて相対
    取引を実行する過程を、 さらに含むことを特徴とする請求項7記載の相対取引処
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記生成された新たな注文に対応する注
    文を、取引相手に出す過程をさらに含むことを特徴とす
    る請求項7又は8記載の相対取引処理方法。
  10. 【請求項10】 前記相対取引が実行された結果に基づ
    いて前記商品のサポートプライスを生成する過程を更に
    含むことを特徴とする請求項7乃至9いずれか記載の相
    対取引処理方法。
  11. 【請求項11】 相対取引を処理するコンピュータのた
    めのプログラムを記録した記録媒体であって、 同じオーダープライスの売り注文及び買い注文を相対さ
    せるステップと、 相対された売り注文と買い注文について相対取引を実行
    し、相対させることができなかった同じオーダープライ
    スの売り注文又は買い注文について相対相手となる新た
    な注文を生成して、相対取引を実行するステップと、 を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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