JP7490487B2 - はんだ付け部品及び基板組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、基板にはんだ付けされるはんだ付け部品と、それを用いて構成された基板組立体に関する。
この種のはんだ付け部品の一例として、特許文献1は、コネクタ装置を開示している。図30に示されるように、特許文献1のコネクタ装置900は、はんだ付け部912を有するコネクタ本体910と、基板上へのコネクタ本体910の実装後に除去されるスペーサ部材920とを備えている。コネクタ装置900がスペーサ部材920を備えていることから、コネクタ本体910自体が基板上で自立しないような構造であってもコネクタ装置900を基板上で自立させることができる。
特開2007-26876号公報
特許文献1のコネクタ装置の構造では、例えば、コネクタ本体の背が高くなり、コネクタ装置の重心が更に上の方に位置することとなった場合に、倒れやすくなる虞がある。また、この問題は、コネクタ装置のみならず、コネクタ本体のような本体部と、スペーサ部材のような補助部とを備えるはんだ付け部材全般に生じる可能性がある。
本発明は、たとえ本体部が背の高い構造を有していたとしても、はんだ付け時に安定して基板上で自立可能なはんだ付け部品を提供することを目的とする。
本発明は、第1のはんだ付け部品として、
基板上に搭載される本体部と、前記本体部から延びる補助部とを備えるはんだ付け部品であって、
前記本体部は、少なくとも2つのはんだ付け部を有しており、
前記少なくとも2つのはんだ付け部は、2つの特定はんだ付け部を含んでおり、
前記補助部は、1つの基板当接部と、連結部とを有しており、
前記2つの特定はんだ付け部の下端と前記基板当接部とは、仮想的な平面である基板取り付け平面を規定しており、
前記連結部は、前記基板当接部と前記本体部とを連結しており、
前記基板取り付け平面と平行な面内において、前記連結部と前記本体部との境界は、前記基板当接部から離れて位置しており、
前記連結部は、前記連結部と前記本体部との境界において、前記本体部から分離可能である
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第2のはんだ付け部品として、第1のはんだ付け部品であって、
前記連結部と前記本体部との境界には、前記本体部を基板にはんだ付けした後で前記本体部から前記補助部を切り離すための分断部が設けられている
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第3のはんだ付け部品として、第2のはんだ付け部品であって、
前記補助部は、前記本体部の前記はんだ付け部から延びており、
前記分断部は、前記補助部と前記はんだ付け部との境界に設けられている
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第4のはんだ付け部品として、第2のはんだ付け部品であって、
前記本体部は、主部を有しており、
前記はんだ付け部は、前記主部から延びており、
前記分断部は、前記補助部と前記主部との境界に設けられている
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第5のはんだ付け部品として、第2から第4のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記連結部は、前記分断部から上方に延びる立部を有している
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第6のはんだ付け部品として、第2から第5のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記分断部は、ノッチである
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第7のはんだ付け部品として、第1から第6のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記特定はんだ付け部以外の前記はんだ付け部は、前記基板取り付け平面から離れて位置している
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第8のはんだ付け部品として、第1から第7のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記2つの特定はんだ付け部の前記下端と前記基板当接部は、前記基板取り付け平面上において、所定三角領域の頂点に夫々位置しており、
前記はんだ付け部品の重心は、前記基板取り付け平面に投影されたとき、前記所定三角領域内にある
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第9のはんだ付け部品として、第1から第8のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記はんだ付け部品は、単一金属板から構成される
はんだ付け部品を提供する。
また、本発明は、第10のはんだ付け部品として、第1から第9のいずれかのはんだ付け部品であって、
前記本体部は、電気部品である
はんだ付け部品を提供する。
更に、本発明は、基板と、上述した本体部とを備える基板組立体であって、
前記本体部は、主部と、少なくとも2つのはんだ付け部と、折り取られた痕を有する残部を有しており、
少なくとも2つのはんだ付け部は、前記主部から延びており、前記基板にはんだ付けされている
基板組立体を提供する。
上述したように、特許文献1のコネクタ装置において、コネクタ本体及びスペーサ部材は、本発明の本体部及び補助部に夫々相当する。また、スペーサ部材の先端が本発明の基板当接部に相当する。加えて、コネクタ装置が搭載された基板の表面は、基板取り付け平面に相当する。
特許文献1のコネクタ装置において、スペーサ部材は、コネクタ本体から真っ直ぐ下に延びている。従って、特許文献1によれば、基板取り付け平面と平行な面内において、コネクタ本体とスペーサ部材の境界とスペーサ部材の先端との位置は一致している。これに対して、本発明によれば、基板取り付け平面と平行な面内において、補助部の連結部と本体部との境界は、基板当接部から離れて位置している。このようにすると、本発明によるはんだ付け部品は、特許文献1のコネクタ装置と比較して、倒れにくい。従って、本発明によるはんだ付け部品は、たとえ本体部が背の高い構造を有していたとしても、特許文献1のコネクタ装置と比較して、はんだ付け時に安定して基板上で自立しやすい構造を備えている。
本発明の第1の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図1のはんだ付け部品を示す側面図である。 図1のはんだ付け部品を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態による基板組立体を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図5のはんだ付け部品を示す側面図である。 図5のはんだ付け部品を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態による基板組立体を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図9のはんだ付け部品を示す他の斜視図である。 図9のはんだ付け部品を示す背面図である。 図9のはんだ付け部品を示す上面図である。 本発明の第3の実施の形態による基板組立体を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図14のはんだ付け部品を示す他の斜視図である。 図14のはんだ付け部品を示す側面図である。 図14のはんだ付け部品を示す上面図である。 本発明の第4の実施の形態による基板組立体を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図19のはんだ付け部品を示す他の斜視図である。 図19のはんだ付け部品を示す正面図である。 図19のはんだ付け部品を示す上面図である。 本発明の第5の実施の形態による基板組立体を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態によるはんだ付け部品を示す斜視図である。 図24のはんだ付け部品を示す他の斜視図である。 図24のはんだ付け部品を示す正面図である。 図26のはんだ付け部品をA-A線に沿って示す断面図である。 図24のはんだ付け部品を示す底面図である。 本発明の第6の実施の形態による基板組立体と補助部を示す斜視図である。 特許文献1のコネクタ装置を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
図1から図3を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるはんだ付け部品1は、一枚の金属板をプレス加工及び曲げ加工して得られるものである。即ち、本実施の形態のはんだ付け部品1は、単一金属板から構成されるものである。但し、本発明はこれに限定されない。はんだ付け部品1は、複数の金属部品からなるものであってもよいし、互いに異なる材料の組み合わせからなるものであってもよい。
図1及び図4を参照すると、本実施の形態のはんだ付け部品1は、基板2上に搭載される本体部10と、本体部10から延びる補助部30とを備えている。
図1から図4を参照すると、本体部10は、主部12と、少なくとも2つのはんだ付け部14とを有している。はんだ付け部14は、主部12から延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10は、2つの特定はんだ付け部18を含む計4つのはんだ付け部14を有している。即ち、本実施の形態において、特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14の数は、2つである。但し、本発明はこれに限定されない。本体部10は、2つの特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14を有していなくてもよい。代わりに、本体部10は、2つの特定はんだ付け部18に加えて、1つ又は3つ以上の特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14を有していてもよい。
図1に示されるように、本体部10は、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10は、アンテナである。但し、本発明はこれに限定されない。例えば、本体部10はアンテナ以外の電気部品であってもよいし、電子部品であってもよい。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の補助部30は、1つの基板当接部32と、基板当接部32と本体部10とを連結する連結部34と、連結部34から延びる平板部60とを有している。
本実施の形態において、連結部34と本体部10との境界には、分断部50が設けられている。図1,図2及び図4から理解されるように、分断部50は、本体部10を基板2にはんだ付けした後で本体部10から補助部30を切り離すために使用される。換言すると、補助部30は、補助部30と本体部10との境界において、本体部10から分離可能である。より具体的には、連結部34は、連結部34と本体部10との境界において、本体部10から分離可能である。なお、本実施の形態の分断部50は2か所ある。
より詳しくは、図1及び図2に示される補助部30は、本体部10のはんだ付け部14から延びている。分断部50は、補助部30とはんだ付け部14との境界に設けられている。特に、本実施の形態の分断部50は、特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14と補助部30との境界に設けられている。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の分断部50は、ノッチ又はV溝である。図1,図2及び図4から理解されるように、基板2にはんだ付け部14をはんだ付けした後に、分断部50を中心として補助部30を回転させることで、はんだ付け部品1を分断部50で分断して、補助部30を本体部10から分離すると、基板組立体5を得ることができる。ここで、分断部50はノッチに限定されない。例えば、分断部50は、ハーフカットで構成されていてもよいし、分断しやすい他の構造を有していてもよい。
図2の分断部50を利用して補助部30と本体部10とを分離すると、はんだ付けされた本体部10には、図4に示されるような折り取られた痕を有する残部16が形成される。換言すると、図4の基板組立体5は、基板2と本体部10とを備えており、本体部10は、主部12と、少なくとも2つのはんだ付け部14と、折り取られた痕を有する残部16を有している。少なくとも2つのはんだ付け部14は、主部12から延びており、基板2にはんだ付けされている。
図1及び図2を参照すると、本実施の形態の連結部34は、2つの立部36と、水平部38と、垂直部40と、脚部42とを有している。立部36は、夫々、分断部50から上下方向において上方に延びている。本実施の形態において、上下方向は、Z方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。図1及び図3から理解されるように、2つの立部36は、幅方向において離れて位置している。本実施の形態において、幅方向はY方向である。水平部38は、幅方向において2つの立部36を連結している。そのため、水平部38は、幅方向において大きなサイズを有している。また、水平部38は、立部36の上端から、前後方向において前方に延びている。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。垂直部40は、水平部38の前端から上方に延びている。脚部42は、垂直部40の下端であって、垂直部40の幅方向の真ん中から更に下方に延びている。基板当接部32は、脚部42の下端に設けられている。図1及び図3から理解されるように、基板当接部32は、幅方向において2つの分断部50の間に位置しており、前後方向において分断部50とは異なる位置に位置している。平板部60は、垂直部40の上端から後方に延びている。平板部60は、はんだ付け部品1を真空搬送装置において真空吸着する際に使用される部位である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。
図1及び図2から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18の下端と基板当接部32とは、仮想的な平面である基板取り付け平面70を規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70は、XY平面と平行な平面である。図2及び図4を参照して、基板取り付け平面70は、はんだ付け部品1が基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1が基板2上に搭載されたとき、基板当接部32は、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14は、基板取り付け平面70から離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14は、基板取り付け平面70との間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1が基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1は、2つの特定はんだ付け部18の下端と基板当接部32の3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1は、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
図1から図3を参照すると、XY平面内において、分断部50は、基板当接部32から離れて位置している。換言すると、基板取り付け平面70と平行な面内において、連結部34と本体部10との境界は、基板当接部32から離れて位置している。
このように、連結部34と本体部10との境界が基板当接部32から離れて位置していることから、補助部30を回転させて分断部50で補助部30を本体部10から分離する際に、補助部30が基板2にぶつかってしまうことがない。これに対して、図30に示される特許文献1のスペーサ部材920は、スペーサ部材920とコネクタ本体910との境界から真っ直ぐ下方に延びて、基板に接触している。そのため、スペーサ部材920を回転させる際に、スペーサ部材920が基板にぶつかってしまうことから、スペーサ部材920の分離作業がスムーズに行えない。
また、上述した分断部50は、特定はんだ付け部18以外のはんだ付け部14と補助部30との境界に設けられている。そのため、補助部30を回転させて分断部50で補助部30を本体部10から分離する際に、本体部10に加わる応力を低減し、本体部10の変形を抑制することができる。
ここで、2つの特定はんだ付け部18と基板当接部32の3点のうちの2点とはんだ付け部品1の重心とを通る平面を特定平面とする。はんだ付け部品1は、特定平面と基板取り付け平面70とのなす角度が小さいほど、倒れにくい。
上述したように、本実施の形態の分断部50(即ち、連結部34と本体部10との境界)は、基板取り付け平面70と平行な面内において、基板当接部32から離れて位置している。このため、例えば特許文献1のコネクタ装置と比較して、特定平面と基板取り付け平面70とのなす角度を小さくすることができる。即ち、本実施の形態のはんだ付け部品1は、本体部10が背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図2及び図3から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18の下端と基板当接部32は、基板取り付け平面70上において、所定三角領域80の頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1の重心は、基板取り付け平面70に投影されたとき、所定三角領域80内にある。そのため、はんだ付け部品1は、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60は、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1の重心と平板部60とが近くに位置していることになるので、平板部60を真空吸着する際、はんだ付け部品1を適切に保持できる。
図2及び図3から理解されるように、基板取り付け平面70と平行な面内において、補助部30は、少なくとも部分的に、本体部10の外側に位置している。換言すると、補助部30のうち基板当接部32を含む一部分は、本体部10を基板取り付け平面70に投影した領域の外側に位置している。そのため、図1及び図4から理解されるように、はんだ付け後に補助部30を取り除くことで実装面積の小さい本体部10のみを基板2上に残すことができる。
図1,図2及び図4から理解されるように、連結部34が立部36を備えていることから、はんだ付け部品1が基板2に搭載されたとき、連結部34の水平部38などは、基板2から離れて位置する。そのため、基板2上において、連結部34の下の領域を有効活用することができる。
(第2の実施の形態)
図1から図3並びに図5から図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるはんだ付け部品1Aは、概略、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1と分断部50,50Aの数において異なっている。具体的には、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1の分断部50は2つであるのに対して、本実施の形態によるはんだ付け部品1Aの分断部50Aは1つである。以下、本実施の形態のはんだ付け部品1Aについて詳細に説明する。なお、第1の実施の形態のはんだ付け部品1と同様の構成については説明を省略する。
図5から図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるはんだ付け部品1Aは、単一金属板から構成されるものである。図5及び図8を参照すると、本実施の形態のはんだ付け部品1Aは、基板2上に搭載される本体部10Aと、本体部10Aから延びる補助部30Aとを備えている。
図5から図8を参照すると、本体部10Aは、主部12Aと、少なくとも2つのはんだ付け部14Aと、主部12Aから延びる平板部60Aとを有している。はんだ付け部14Aは、主部12Aから延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10Aは、2つの特定はんだ付け部18Aを含む計3つのはんだ付け部14Aを有している。2つの特定はんだ付け部18Aは、主部12Aの幅方向の両端近傍に設けられており、特定はんだ付け部18A以外のはんだ付け部14Aは、主部12Aの幅方向の真ん中に設けられている。本実施の形態において、幅方向はY方向である。
上述したように、本実施の形態の平板部60Aは、補助部30Aではなく、本体部10Aに設けられている。平板部60Aは、はんだ付け部品1Aを真空搬送装置において真空吸着する際に使用される部位である。本実施の形態の平板部60Aは、本体部10Aの上端から後方に延びている。本実施の形態において、上下方向は、Z方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。
図5に示されるように、本体部10Aは、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10Aは、アンテナである。
図5及び図6に示されるように、本実施の形態の補助部30Aは、1つの基板当接部32Aと、基板当接部32Aと本体部10Aとを連結する連結部34Aとを有している。
本実施の形態において、連結部34Aと本体部10Aとの境界には、分断部50Aが設けられている。図5,図6及び図8から理解されるように、分断部50Aは、本体部10Aを基板2にはんだ付けした後で本体部10Aから補助部30Aを切り離すために使用される。換言すると、補助部30Aは、補助部30Aと本体部10Aとの境界において、本体部10Aから分離可能である。より具体的には、連結部34Aは、連結部34Aと本体部10Aとの境界において、本体部10Aから分離可能である。なお、本実施の形態の分断部50Aは1か所である。
より詳しくは、図5及び図6に示される補助部30Aは、本体部10Aのはんだ付け部14Aから延びている。分断部50Aは、補助部30Aとはんだ付け部14Aとの境界に設けられている。特に、本実施の形態の分断部50Aは、特定はんだ付け部18A以外のはんだ付け部14Aと補助部30Aとの境界に設けられている。
図5及び図6に示されるように、本実施の形態の分断部50Aは、ノッチ又はV溝である。図5,図6及び図8から理解されるように、基板2にはんだ付け部14Aをはんだ付けした後に、分断部50Aを中心として補助部30Aを回転させることで、はんだ付け部品1Aを分断部50Aで分断して、補助部30Aを本体部10Aから分離すると、基板組立体5Aを得ることができる。
図6の分断部50Aを利用して補助部30Aと本体部10Aとを分離すると、はんだ付けされた本体部10Aには、図8に示されるような折り取られた痕を有する残部16Aが形成される。換言すると、図8の基板組立体5Aは、基板2と本体部10Aとを備えており、本体部10Aは、主部12Aと、少なくとも2つのはんだ付け部14Aと、折り取られた痕を有する残部16Aを有している。少なくとも2つのはんだ付け部14Aは、主部12Aから延びており、基板2にはんだ付けされている。
図5及び図6を参照すると、本実施の形態の連結部34Aは、立部36Aと、水平部38Aと、脚部42Aとを有している。立部36Aは、分断部50Aから上下方向において上方に延びている。水平部38Aは、立部36Aの上端から、前後方向において前方に延びている。脚部42Aは、水平部38Aの前端から下方に延びている。基板当接部32Aは、脚部42Aの下端に設けられている。図5及び図7から理解されるように、基板当接部32Aは、幅方向において分断部50Aと重なる位置に位置している。
図5及び図6から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Aの下端と基板当接部32Aとは、仮想的な平面である基板取り付け平面70Aを規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70Aは、XY平面と平行な平面である。図6及び図8を参照して、基板取り付け平面70Aは、はんだ付け部品1Aが基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1Aが基板2上に搭載されたとき、基板当接部32Aは、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18A以外のはんだ付け部14Aは、基板取り付け平面70Aから離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18A以外のはんだ付け部14Aは、基板取り付け平面70Aとの間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1Aが基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1Aは、2つの特定はんだ付け部18Aの下端と基板当接部32Aの3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1Aは、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
図5から図7を参照すると、XY平面内において、分断部50Aは、基板当接部32Aから離れて位置している。換言すると、基板取り付け平面70Aと平行な面内において、連結部34Aと本体部10Aとの境界は、基板当接部32Aから離れて位置している。そのため、補助部30Aを回転させて分断部50Aで補助部30Aを本体部10Aから分離する際に、補助部30Aが基板2にぶつかってしまうことがない。
また、上述した分断部50Aは、特定はんだ付け部18A以外のはんだ付け部14Aと補助部30Aとの境界に設けられている。そのため、補助部30Aを回転させて分断部50Aで補助部30Aを本体部10Aから分離する際に、特定はんだ付け部18Aに加わる応力を低減することができる。
上述したように、本実施の形態の分断部50A(即ち、連結部34Aと本体部10Aとの境界)は、基板取り付け平面70Aと平行な面内において、基板当接部32Aから離れて位置している。このため、本実施の形態のはんだ付け部品1Aは、本体部10Aが背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図6及び図7から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Aの下端と基板当接部32Aは、基板取り付け平面70A上において、所定三角領域80Aの頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1Aの重心は、基板取り付け平面70Aに投影されたとき、所定三角領域80A内にある。そのため、はんだ付け部品1Aは、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60Aは、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80A内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1Aの重心と平板部60Aとが近くに位置していることになるので、平板部60Aを真空吸着する際、はんだ付け部品1Aを適切に保持できる。
図6及び図7から理解されるように、基板取り付け平面70Aと平行な面内において、補助部30Aは、少なくとも部分的に、本体部10Aの外側に位置している。換言すると、補助部30Aのうち基板当接部32Aを含む一部分は、本体部10Aを基板取り付け平面70Aに投影した領域の外側に位置している。そのため、図5及び図8から理解されるように、はんだ付け後に補助部30Aを取り除くことで実装面積の小さい本体部10Aのみを基板2上に残すことができる。
図5,図6及び図8から理解されるように、連結部34Aが立部36Aを備えていることから、はんだ付け部品1Aが基板2に搭載されたとき、連結部34Aの水平部38Aなどは、基板2から離れて位置する。そのため、基板2上において、連結部34Aの下の領域を有効活用することができる。
(第3の実施の形態)
図1から図3並びに図9から図12を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるはんだ付け部品1Bは、概略、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1と分断部50,50Bの位置において異なっている。具体的には、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1の分断部50は上下方向において本体部10の下端近傍にあるのに対して、本実施の形態によるはんだ付け部品1Bの分断部50Bは上下方向において本体部10Bの上端近傍にある。本実施の形態において上下方向はZ方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。以下、本実施の形態のはんだ付け部品1Bについて詳細に説明する。なお、第1の実施の形態のはんだ付け部品1と同様の構成については説明を省略する。
図9から図12を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるはんだ付け部品1Bは、単一金属板から構成されるものである。図9,図10及び図13を参照すると、本実施の形態のはんだ付け部品1Bは、基板2上に搭載される本体部10Bと、本体部10Bから延びる補助部30Bとを備えている。
図9から図13を参照すると、本体部10Bは、主部12Bと、少なくとも2つのはんだ付け部14Bとを有している。はんだ付け部14Bは、主部12Bから延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10Bは、2つの特定はんだ付け部18Bを含む計5つのはんだ付け部14を有している。即ち、本実施の形態において、特定はんだ付け部18B以外のはんだ付け部14Bの数は、3つである。本実施の形態において、特定はんだ付け部18Bは、はんだ付け部14Bのうち、幅方向において最も外側に位置している2つである。本実施の形態において、幅方向はY方向である。
図10に示されるように、本体部10Bは、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10Bは、アンテナである。
図9に示されるように、本実施の形態の補助部30Bは、1つの基板当接部32Bと、基板当接部32Bと本体部10Bとを連結する連結部34Bとを有している。
本実施の形態において、連結部34Bと本体部10Bとの境界には、分断部50Bが設けられている。図9から図11及び図13から理解されるように、分断部50Bは、本体部10Bを基板2にはんだ付けした後で本体部10Bから補助部30Bを切り離すために使用される。換言すると、補助部30Bは、補助部30Bと本体部10Bとの境界において、本体部10Bから分離可能である。より具体的には、連結部34Bは、連結部34Bと本体部10Bとの境界において、本体部10Bから分離可能である。なお、本実施の形態の分断部50Bは2か所ある。図9及び図10から理解されるように、2つの分断部50Bは、幅方向において離れて位置している。
より詳しくは、図9及び図10に示される補助部30Bは、本体部10Bの上端近傍から延びている。分断部50Bは、補助部30Bと本体部10Bとの境界に設けられている。このことから理解されるように、本実施の形態において、分断部50Bは、本体部10Bの下端よりも上端に近い。
図9及び図10に示されるように、本実施の形態の分断部50Bは、ノッチ又はV溝である。図9から図11及び図13から理解されるように、基板2にはんだ付け部14Bをはんだ付けした後に、分断部50Bを中心として補助部30Bを回転させることで、はんだ付け部品1Bを分断部50Bで分断して、補助部30Bを本体部10Bから分離すると、基板組立体5Bを得ることができる。
上述したように、本実施の形態の分断部50Bは、本体部10Bの下端よりも上端に近い。特に、本実施の形態においては、はんだ付け部品1Bを幅方向に沿ってみた場合に、分断部50Bを中心とし且つ本体部10Bの上端を通る円を想定すると、補助部30Bの全体がその円の外側に位置している。そのため、分断部50Bを中心として補助部30Bを回転させる際に、補助部30Bが本体部10Bに突き当たってしまうことを避けることができる。
図9及び図10の分断部50Bを利用して補助部30Bと本体部10Bとを分離すると、はんだ付けされた本体部10Bには、図13に示されるような折り取られた痕を有する残部16Bが形成される。換言すると、図13の基板組立体5Bは、基板2と本体部10Bとを備えており、本体部10Bは、主部12Bと、少なくとも2つのはんだ付け部14Bと、折り取られた痕を有する残部16Bを有している。少なくとも2つのはんだ付け部14Bは、主部12Bから延びており、基板2にはんだ付けされている。
図9及び図10を参照すると、本実施の形態の連結部34Bは、水平部38Bと、垂直部40Bと、脚部42Bとを有している。水平部38Bは、2つの分断部50Bの上方においてそれらを連結し、前後方向において前方に延びている。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。
上述のように、水平部38Bは、幅方向において2つの分断部50Bを連結していることから、水平部38Bは、幅方向において大きなサイズを有している。本実施の形態において、大きなサイズの水平部38Bは、はんだ付け部品1Bを真空搬送装置において真空吸着する際に使用される平板部60Bとしても機能する。垂直部40Bは、水平部38Bの前端から下方に延びている。脚部42Bは、垂直部40Bの下端であって、垂直部40Bの幅方向の真ん中から更に下方に延びている。基板当接部32Bは、脚部42Bの下端に設けられている。図9及び図10から理解されるように、基板当接部32Bは、幅方向において2つの分断部50Bの間に位置しており、前後方向において分断部50Bとは異なる位置に位置している。
図9及び図11から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Bの下端と基板当接部32Bとは、仮想的な平面である基板取り付け平面70Bを規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70Bは、XY平面と平行な平面である。図11及び図13を参照して、基板取り付け平面70Bは、はんだ付け部品1Bが基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1Bが基板2上に搭載されたとき、基板当接部32Bは、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18B以外のはんだ付け部14Bは、基板取り付け平面70Bから離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18B以外のはんだ付け部14Bは、基板取り付け平面70Bとの間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1Bが基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1Bは、2つの特定はんだ付け部18Bの下端と基板当接部32Bの3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1Bは、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
図9から図12を参照すると、XY平面内において、分断部50Bは、基板当接部32Bから離れて位置している。換言すると、基板取り付け平面70Bと平行な面内において、連結部34Bと本体部10Bとの境界は、基板当接部32Bから離れて位置している。そのため、補助部30Bを回転させて分断部50Bで補助部30Bを本体部10Bから分離する際に、補助部30Bが基板2にぶつかってしまうことがない。
上述したように、本実施の形態の分断部50B(即ち、連結部34Bと本体部10Bとの境界)は、基板取り付け平面70Bと平行な面内において、基板当接部32Bから離れて位置している。このため、本実施の形態のはんだ付け部品1Bは、本体部10Bが背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図11及び図12から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Bの下端と基板当接部32Bは、基板取り付け平面70B上において、所定三角領域80Bの頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1Bの重心は、基板取り付け平面70Bに投影されたとき、所定三角領域80B内にある。そのため、はんだ付け部品1Bは、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60Bは、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80B内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1Bの重心と平板部60Bとが近くに位置していることになるので、平板部60Bを真空吸着する際、はんだ付け部品1Bを適切に保持できる。
図9,図11及び図12から理解されるように、基板取り付け平面70Bと平行な面内において、補助部30Bは、少なくとも部分的に、本体部10Bの外側に位置している。換言すると、補助部30Bのうち基板当接部32Bを含む一部分は、本体部10Bを基板取り付け平面70Bに投影した領域の外側に位置している。そのため、図9及び図13から理解されるように、はんだ付け後に補助部30Bを取り除くことで実装面積の小さい本体部10Bのみを基板2上に残すことができる。
図9,図10及び図13から理解されるように、連結部34Bは本体部10Bの上端近傍から延びていることから、はんだ付け部品1Bが基板2に搭載されたとき、連結部34Bの水平部38Bなどは、基板2から離れて位置する。そのため、基板2上において、連結部34Bの下の領域を有効活用することができる。
(第4の実施の形態)
図1から図3並びに図14から図17を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるはんだ付け部品1Cは、概略、本体部10,10Cと補助部30,30Cとの位置的関係において第1の実施の形態によるはんだ付け部品1と異なっている。具体的には、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1の本体部10は、基本的に補助部30の外側に位置している。それに対して、本実施の形態によるはんだ付け部品1Cの本体部10Cは、補助部30Cの内側に位置している。以下、本実施の形態のはんだ付け部品1Cについて詳細に説明する。なお、第1の実施の形態のはんだ付け部品1と同様の構成については説明を省略する。
図14から図17を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるはんだ付け部品1Cは、単一金属板から構成されるものである。図14,図16及び図18を参照すると、本実施の形態のはんだ付け部品1Cは、基板2上に搭載される本体部10Cと、本体部10Cから延びる補助部30Cとを備えている。
図14から図18を参照すると、本体部10Cは、主部12Cと、少なくとも2つのはんだ付け部14Cとを有している。はんだ付け部14Cは、主部12Cから延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10Cは、2つの特定はんだ付け部18Cを含む計4つのはんだ付け部14Cを有している。即ち、本実施の形態において、特定はんだ付け部18C以外のはんだ付け部14Cの数は、2つである。
図18に示されるように、本体部10Cは、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10Cは、アンテナである。
図15に示されるように、本実施の形態の補助部30Cは、1つの基板当接部32Cと、基板当接部32Cと本体部10Cとを連結する連結部34Cとを有している。
図14に示されるように、本実施の形態において、連結部34Cと本体部10Cとの境界には、分断部50Cが設けられている。図14,図16及び図18から理解されるように、分断部50Cは、本体部10Cを基板2にはんだ付けした後で本体部10Cから補助部30Cを切り離すために使用される。換言すると、補助部30Cは、補助部30Cと本体部10Cとの境界において、本体部10Cから分離可能である。より具体的には、連結部34Cは、連結部34Cと本体部10Cとの境界において、本体部10Cから分離可能である。なお、本実施の形態の分断部50Cは2か所ある。図14から理解されるように、2つの分断部50Cは、幅方向において離れて位置している。本実施の形態において、幅方向はY方向である。
より詳しくは、図14に示される補助部30Cは、本体部10Cのはんだ付け部14Cから延びている。分断部50Cは、補助部30Cとはんだ付け部14Cとの境界に設けられている。特に、本実施の形態の分断部50Cは、特定はんだ付け部18C以外のはんだ付け部14Cと補助部30Cとの境界に設けられている。
図14及び図16に示されるように、本実施の形態の分断部50Cは、ノッチ又はV溝である。図16及び図18から理解されるように、基板2にはんだ付け部14Cをはんだ付けした後に、分断部50Cを中心として補助部30Cを回転させることで、はんだ付け部品1Cを分断部50Cで分断して、補助部30Cを本体部10Cから分離すると、基板組立体5Cを得ることができる。
図14及び図16の分断部50Cを利用して補助部30Cと本体部10Cとを分離すると、はんだ付けされた本体部10Cには、図18に示されるような折り取られた痕を有する残部16Cが形成される。換言すると、図18の基板組立体5Cは、基板2と本体部10Cとを備えており、本体部10Cは、主部12Cと、少なくとも2つのはんだ付け部14Cと、折り取られた痕を有する残部16Cを有している。少なくとも2つのはんだ付け部14Cは、主部12Cから延びており、基板2にはんだ付けされている。
図14から図16を参照すると、本実施の形態の連結部34Cは、2つの立部36Cと、水平部38Cと、垂直部40Cと、脚部42Cとを有している。立部36Cは、夫々、分断部50Cから上下方向において上方に延びている。本実施の形態において、上下方向は、Z方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。2つの立部36Cは、幅方向において離れて位置しており、前後方向において、本体部10Cの主部12Cより前方に位置している。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。水平部38Cは、幅方向において2つの立部36Cを連結している。そのため、水平部38Cは、幅方向において大きなサイズを有している。本実施の形態において、大きなサイズの水平部38Cは、はんだ付け部品1Cを真空搬送装置において真空吸着する際に使用される平板部60Cとしても機能する。
水平部38Cは、本体部10C上を越えるように、前後方向において後方に延びている。水平部38Cの前端は、本体部10Cの主部12Cよりも前方に位置しており、水平部38Cの後端は、主部12Cよりも後方に位置している。
垂直部40Cは、水平部38Cの後端から下方に延びている。脚部42Cは、垂直部40Cの下端であって、垂直部40Cの幅方向の真ん中から更に下方に延びている。基板当接部32Cは、脚部42Cの下端に設けられている。図14,図15及び図16から理解されるように、基板当接部32Cは、幅方向において2つの分断部50Cの間に位置しており、前後方向において分断部50Cとは異なる位置に位置している。
図14及び図16から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Cの下端と基板当接部32Cとは、仮想的な平面である基板取り付け平面70Cを規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70Cは、XY平面と平行な平面である。図16及び図18を参照して、基板取り付け平面70Cは、はんだ付け部品1Cが基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1Cが基板2上に搭載されたとき、基板当接部32Cは、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18C以外のはんだ付け部14Cは、基板取り付け平面70Cから離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18C以外のはんだ付け部14Cは、基板取り付け平面70Cとの間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1Cが基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1Cは、2つの特定はんだ付け部18Cの下端と基板当接部32Cの3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1Cは、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
図14から図16を参照すると、XY平面内において、分断部50Cは、基板当接部32Cから離れて位置している。換言すると、基板取り付け平面70Cと平行な面内において、連結部34Cと本体部10Cとの境界は、基板当接部32Cから離れて位置している。そのため、補助部30Cを回転させて分断部50Cで補助部30Cを本体部10Cから分離する際に、補助部30Cが基板2にぶつかってしまうことがない。
上述したように、本実施の形態の分断部50C(即ち、連結部34Cと本体部10Cとの境界)は、基板取り付け平面70Cと平行な面内において、基板当接部32Cから離れて位置している。このため、本実施の形態のはんだ付け部品1Cは、本体部10Cが背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図16及び図17から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Cの下端と基板当接部32Cは、基板取り付け平面70C上において、所定三角領域80Cの頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1Cの重心は、基板取り付け平面70Cに投影されたとき、所定三角領域80C内にある。そのため、はんだ付け部品1Cは、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60Cは、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80C内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1Cの重心と平板部60Cとが近くに位置していることになるので、平板部60Cを真空吸着する際、はんだ付け部品1Cを適切に保持できる。
図16及び図17から理解されるように、基板取り付け平面70Cと平行な面内において、補助部30Cは、少なくとも部分的に、本体部10Cの外側に位置している。換言すると、補助部30Cのうち基板当接部32Cを含む一部分は、本体部10Cを基板取り付け平面70Cに投影した領域の外側に位置している。そのため、図14及び図18から理解されるように、はんだ付け後に補助部30Cを取り除くことで実装面積の小さい本体部10Cのみを基板2上に残すことができる。
図14,図16及び図18から理解されるように、連結部34Cが立部36Cを備えていることから、はんだ付け部品1Cが基板2に搭載されたとき、連結部34Cの水平部38Cなどは、基板2から離れて位置する。そのため、基板2上において、連結部34Cの下の領域を有効活用することができる。
(第5の実施の形態)
図1から図3並びに図19から図22を参照すると、本発明の第5実施の形態によるはんだ付け部品1Dは、概略、本体部10,10Dと補助部30,30Dとの位置的関係において第1の実施の形態によるはんだ付け部品1と異なっている。具体的には、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1の本体部10は、基本的に補助部30の外側に位置している。それに対して、本実施の形態によるはんだ付け部品1Dの本体部10Dは、部分的に補助部30Dの内側に位置している。以下、本実施の形態のはんだ付け部品1Dについて詳細に説明する。なお、第1の実施の形態のはんだ付け部品1と同様の構成については説明を省略する。
図19から図22を参照すると、本発明の第5の実施の形態によるはんだ付け部品1Dは、単一金属板から構成されるものである。図19,図20及び図23を参照すると、本実施の形態のはんだ付け部品1Dは、基板2上に搭載される本体部10Dと、本体部10Dから延びる補助部30Dとを備えている。
図19から図23を参照すると、本体部10Dは、主部12Dと、少なくとも2つのはんだ付け部14Dとを有している。はんだ付け部14Dは、主部12Dから延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10Dは、2つの特定はんだ付け部18Dを含む計4つのはんだ付け部14Dを有している。即ち、本実施の形態において、特定はんだ付け部18D以外のはんだ付け部14Dの数は、2つである。
図20に示されるように、本体部10Dは、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10Dは、アンテナである。
図19に示されるように、本実施の形態の補助部30Dは、1つの基板当接部32Dと、基板当接部32Dと本体部10Dとを連結する連結部34Dとを有している。
図19から図21に示されるように、本実施の形態において、連結部34Dと本体部10Dとの境界には、分断部50Dが設けられている。図19及び図23から理解されるように、分断部50Dは、本体部10Dを基板2にはんだ付けした後で本体部10Dから補助部30Dを切り離すために使用される。換言すると、補助部30Dは、補助部30Dと本体部10Dとの境界において、本体部10Dから分離可能である。より具体的には、連結部34Dは、連結部34Dと本体部10Dとの境界において、本体部10Dから分離可能である。なお、本実施の形態の分断部50Dは2か所ある。図20及び図21から理解されるように、2つの分断部50Dは、幅方向において離れて位置している。本実施の形態において、幅方向はY方向である。
より詳しくは、図20に示される補助部30Dは、本体部10Dの幅方向の両端位置であって、特定はんだ付け部18Dの上方の位置から延びている。分断部50Dは、補助部30Dとはんだ付け部14Dとの境界に設けられている。本実施の形態において、上下方向は、Z方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。
図19及び図20に示されるように、本実施の形態の分断部50Dは、ノッチ又はV溝である。図20及び図23から理解されるように、基板2にはんだ付け部14Dをはんだ付けした後に、分断部50Dを中心として補助部30Dを回転させることで、はんだ付け部品1Dを分断部50Dで分断して、補助部30Dを本体部10Dから分離すると、基板組立体5Dを得ることができる。
図19及び図20の分断部50Dを利用して補助部30Dと本体部10Dとを分離すると、はんだ付けされた本体部10Dには、図23に示されるような折り取られた痕を有する残部16Dが形成される。換言すると、図23の基板組立体5Dは、基板2と本体部10Dとを備えており、本体部10Dは、主部12Dと、少なくとも2つのはんだ付け部14Dと、折り取られた痕を有する残部16Dを有している。少なくとも2つのはんだ付け部14Dは、主部12Dから延びており、基板2にはんだ付けされている。
図19及び図20を参照すると、本実施の形態の連結部34Dは、2つの立部36Dと、水平部38Dと、垂直部40Dと、脚部42Dとを有している。立部36Dは、夫々、分断部50Dから上下方向において上方に延びている。2つの立部36Dは、幅方向において離れて位置している。水平部38Dは、幅方向において2つの立部36Dを連結している。そのため、水平部38Dは、幅方向において大きなサイズを有している。本実施の形態において、大きなサイズの水平部38Dは、はんだ付け部品1Dを真空搬送装置において真空吸着する際に使用される平板部60Dとしても機能する。
水平部38Dは、本体部10Dの上端よりも上側において、前後方向において前方に延びている。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。
垂直部40Dは、水平部38Dの前端から下方に延びている。脚部42Dは、垂直部40Dの下端であって、垂直部40Dの幅方向の真ん中から更に下方に延びている。基板当接部32Dは、脚部42Dの下端に設けられている。図19及び図21から理解されるように、基板当接部32Dは、幅方向において2つの分断部50Dの間に位置しており、前後方向において分断部50Dとは異なる位置に位置している。
図21から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Dの下端と基板当接部32Dとは、仮想的な平面である基板取り付け平面70Dを規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70Dは、XY平面と平行な平面である。図21及び図23を参照して、基板取り付け平面70Dは、はんだ付け部品1Dが基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1Dが基板2上に搭載されたとき、基板当接部32Dは、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18D以外のはんだ付け部14Dは、基板取り付け平面70Dから離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18D以外のはんだ付け部14Dは、基板取り付け平面70Dとの間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1Dが基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1Dは、2つの特定はんだ付け部18Dの下端と基板当接部32Dの3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1Dは、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
図19,図21及び図22を参照すると、XY平面内において、分断部50Dは、基板当接部32Dから離れて位置している。換言すると、基板取り付け平面70Dと平行な面内において、連結部34Dと本体部10Dとの境界は、基板当接部32Dから離れて位置している。そのため、補助部30Dを回転させて分断部50Dで補助部30Dを本体部10Dから分離する際に、補助部30Dが基板2にぶつかってしまうことがない。
上述したように、本実施の形態の分断部50D(即ち、連結部34Dと本体部10Dとの境界)は、基板取り付け平面70Dと平行な面内において、基板当接部32Dから離れて位置している。このため、本実施の形態のはんだ付け部品1Dは、本体部10Dが背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図21及び図22から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Dの下端と基板当接部32Dは、基板取り付け平面70D上において、所定三角領域80Dの頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1Dの重心は、基板取り付け平面70Dに投影されたとき、所定三角領域80D内にある。そのため、はんだ付け部品1Dは、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60Dは、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80D内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1Dの重心と平板部60Dとが近くに位置していることになるので、平板部60Dを真空吸着する際、はんだ付け部品1Dを適切に保持できる。
図20及び図22から理解されるように、基板取り付け平面70Dと平行な面内において、補助部30Dは、少なくとも部分的に、本体部10Dの外側に位置している。換言すると、補助部30Dのうち基板当接部32Dを含む一部分は、本体部10Dを基板取り付け平面70Dに投影した領域の外側に位置している。そのため、図19及び図23から理解されるように、はんだ付け後に補助部30Dを取り除くことで実装面積の小さい本体部10Dのみを基板2上に残すことができる。
図19,図20及び図23から理解されるように、連結部34Dが立部36Dを備えていることから、はんだ付け部品1Dが基板2に搭載されたとき、連結部34Dの水平部38Dなどは、基板2から離れて位置する。そのため、基板2上において、連結部34Dの下の領域を有効活用することができる。
(第6の実施の形態)
図1から図3並びに図24から図28を参照すると、本発明の第6の実施の形態によるはんだ付け部品1Eは、概略、補助部30,30Eが本体部10,10Eと一体であるか別体であるかにおいて第1の実施の形態によるはんだ付け部品1と異なっている。具体的には、第1の実施の形態によるはんだ付け部品1は、単一金属板から構成されるものであったが、本実施の形態によるはんだ付け部品1Eの補助部30Eは、本体部10Eとは別部品からなる。以下、本実施の形態のはんだ付け部品1Eについて詳細に説明する。なお、第1の実施の形態のはんだ付け部品1と同様の構成については説明を省略する。
図24及び図29を参照すると、本発明の第6の実施の形態によるはんだ付け部品1Eは、基板2上に搭載される金属板から構成される本体部10Eと、本体部10Eに取り付けられる樹脂からなる補助部30Eとを備えている。本体部10E及び補助部30Eの材料は、これらに限定されるものではなく、本体部10E及び補助部30Eは他の材料をそれぞれ用いて構成されてもよい。
図24から図27を参照すると、本体部10Eは、主部12Eと、少なくとも2つのはんだ付け部14Eと、2つの被保持部20Eとを有している。はんだ付け部14Eは、主部12Eから延びている。具体的には、本実施の形態の本体部10Eは、2つの特定はんだ付け部18Eを含む計5つのはんだ付け部14Eを有している。即ち、本実施の形態において、特定はんだ付け部18E以外のはんだ付け部14Eの数は、3つである。本実施の形態において、特定はんだ付け部18Eは、はんだ付け部14Eのうち、幅方向において最も外側に位置している2つである。本実施の形態において、幅方向はY方向である。2つの被保持部20Eは、夫々、特定はんだ付け部18Eの上方に位置している。本実施の形態において、上下方向は、Z方向である。また、+Z方向は上方向であり、-Z方向は下方向である。被保持部20Eには、夫々、凹部22Eが設けられている。凹部22Eは、被保持部20Eの前縁に形成されており、後方に向かって凹んでいる。本実施の形態において、前後方向はX方向である。また、+X方向は前方であり、-X方向は後方である。なお、上述した上下方向、前後方向及び幅方向は、互いに直交している。
図29に示されるように、本体部10Eは、電気部品である。具体的には、本実施の形態の本体部10Eは、アンテナである。
図24及び図29に示されるように、本実施の形態の補助部30Eは、1つの基板当接部32Eと、基板当接部32Eと本体部10Eとを連結する連結部34Eとを有している。
図24及び図29に示されるように、本実施の形態の連結部34Eは、2つの保持部44Eと、水平部38Eと、垂直部40Eとを有している。保持部44Eは、幅方向において離れて位置している。図26及び図29に示されるように、保持部44Eの夫々は、弾性変形可能な支持部46Eと、支持部46Eに支持された凸部48Eとを有している。凸部48Eは、後方に向かって隆起している。図24,図26及び図29から理解されるように、保持部44Eは、夫々、被保持部20Eに対して上方から被せられ、凸部48Eが夫々凹部22E内に受け止められている。このようにして、保持部44Eは、夫々、被保持部20Eを保持している。本実施の形態において、本体部10Eと補助部30Eの境界は、凹部22Eと凸部48Eとの接触部分である。従って、補助部30Eは、補助部30Eと本体部10Eとの境界において、本体部10Eから分離可能である。より具体的には、連結部34Eは、連結部34Eと本体部10Eとの境界において、本体部10Eから分離可能である。
図29に示されるように、基板2にはんだ付け部14Eをはんだ付けした後に、補助部30Eを上方に引き抜くことで、補助部30Eを本体部10Eから分離すると、基板組立体5Eを得ることができる。
図24に示されるように、水平部38Eは、幅方向において2つの保持部44Eを連結している。そのため、水平部38Eは、幅方向において大きなサイズを有している。本実施の形態において、大きなサイズの水平部38Eは、はんだ付け部品1Eを真空搬送装置において真空吸着する際に使用される平板部60Eとしても機能する。
図27に示されるように、水平部38Eは、前後方向において本体部10Eを越えて前方まで延びている。垂直部40Eは、水平部38Eの前端から下方に延びている。基板当接部32Eは、垂直部40Eの下端であって、垂直部40Eの幅方向の真ん中に設けられている。図26及び図27から理解されるように、基板当接部32Eは、幅方向において2つの保持部44Eの間に位置しており、前後方向において保持部44Eとは異なる位置に位置している。
図26及び図28から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Eの下端と基板当接部32Eとは、仮想的な平面である基板取り付け平面70Eを規定している。本実施の形態において、基板取り付け平面70Eは、XY平面と平行な平面である。図26及び図29を参照して、基板取り付け平面70Eは、はんだ付け部品1Eが基板2に搭載されたとき、基板2の表面と一致する。
はんだ付け部品1Eが基板2上に搭載されたとき、基板当接部32Eは、基板2に接触する。一方、特定はんだ付け部18E以外のはんだ付け部14Eは、基板取り付け平面70Eから離れて位置している。即ち、特定はんだ付け部18E以外のはんだ付け部14Eは、基板取り付け平面70Eとの間に少なくとも隙間を有している。換言すると、はんだ付け部品1Eが基板2上に搭載されたとき、はんだ付け部品1Eは、2つの特定はんだ付け部18Eの下端と基板当接部32Eの3点だけで基板2と接している。そのため、はんだ付け部品1Eは、基板2上において、ぐらつくことなく自立できる。
上述したように、連結部34Eと本体部10Eとの境界は、保持部44Eと被保持部20Eとの接触部分、より具体的には凸部48Eと凹部22Eとの接触部分であり、基板取り付け平面70Eと平行な面内において、基板当接部32Eから離れて位置している。このため、本実施の形態のはんだ付け部品1Eは、本体部10Eが背の高い構造を有していたとしても、倒れにくく、はんだ付け時に安定して基板2上で自立しやすい。
図27及び図28から理解されるように、2つの特定はんだ付け部18Eの下端と基板当接部32Eは、基板取り付け平面70E上において、所定三角領域80Eの頂点に夫々位置している。一方、はんだ付け部品1Eの重心は、基板取り付け平面70Eに投影されたとき、所定三角領域80E内にある。そのため、はんだ付け部品1Eは、より安定して基板2上で自立することができる。
更に、平板部60Eは、上下方向に沿ってみた場合に、少なくとも部分的に所定三角領域80E内に位置している。即ち、上下方向に沿ってみた場合に、はんだ付け部品1Eの重心と平板部60Eとが近くに位置していることになるので、平板部60Eを真空吸着する際、はんだ付け部品1Eを適切に保持できる。
図27及び図28から理解されるように、基板取り付け平面70Eと平行な面内において、補助部30Eは、少なくとも部分的に、本体部10Eの外側に位置している。換言すると、補助部30Eのうち基板当接部32Eを含む一部分は、本体部10Eを基板取り付け平面70Eに投影した領域の外側に位置している。そのため、図24及び図29から理解されるように、はんだ付け後に補助部30Eを取り除くことで実装面積の小さい本体部10Eのみを基板2上に残すことができる。
以上、本発明について、実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、種々の変形が可能である。
1,1A,1B,1C,1D,1E はんだ付け部品
2 基板
5,5A,5B,5C,5D,5E 基板組立体
10,10A,10B,10C,10D,10E 本体部
12,12A,12B,12C,12D,12E 主部
14,14A,14B,14C,14D,14E はんだ付け部
16,16A,16B,16C,16D 残部
18,18A,18B,18C,18D,18E 特定はんだ付け部
20E 被保持部
22E 凹部
30,30A,30B,30C,30D,30E 補助部
32,32A,32B,32C,32D,32E 基板当接部
34,34A,34B,34C,34D,34E 連結部
36,36A,36C,36D 立部
38,38A,38B,38C,38D,38E 水平部
40,40B,40C,40D,40E 垂直部
42,42A,42B,42C,42D 脚部
44E 保持部
46E 支持部
48E 凸部
50,50A,50B,50C,50D 分断部
60,60A,60B,60C,60D,60E 平板部
70,70A,70B,70C,70D,70E 基板取り付け平面
80,80A,80B,80C,80D,80E 所定三角領域

Claims (11)

  1. 基板上に搭載される本体部と、前記本体部から延びる補助部とを備えるはんだ付け部品であって、
    前記本体部は、少なくとも2つのはんだ付け部を有しており、
    前記少なくとも2つのはんだ付け部は、2つの特定はんだ付け部を含んでおり、
    前記補助部は、1つの基板当接部と、連結部とを有しており、
    前記2つの特定はんだ付け部の下端と前記基板当接部とは、仮想的な平面である基板取り付け平面を規定しており、
    前記連結部は、前記基板当接部と前記本体部とを連結しており、
    前記基板取り付け平面と平行な面内において、前記連結部と前記本体部との境界は、前記基板当接部から離れて位置しており、
    前記連結部は、前記連結部と前記本体部との前記境界において、前記本体部から分離可能である
    はんだ付け部品。
  2. 請求項1記載のはんだ付け部品であって、
    前記連結部と前記本体部との前記境界には、前記本体部を前記基板にはんだ付けした後で前記本体部から前記補助部を切り離すための分断部が設けられている
    はんだ付け部品。
  3. 請求項2記載のはんだ付け部品であって、
    前記補助部は、前記本体部の前記はんだ付け部から延びており、
    前記分断部は、前記補助部と前記はんだ付け部との境界に設けられている
    はんだ付け部品。
  4. 請求項2記載のはんだ付け部品であって、
    前記本体部は、主部を有しており、
    前記はんだ付け部は、前記主部から延びており、
    前記分断部は、前記補助部と前記主部との境界に設けられている
    はんだ付け部品。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記連結部は、前記分断部から上方に延びる立部を有している
    はんだ付け部品。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記分断部は、ノッチである
    はんだ付け部品。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記特定はんだ付け部以外の前記はんだ付け部は、前記基板取り付け平面から離れて位置している
    はんだ付け部品。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記2つの特定はんだ付け部の前記下端と前記基板当接部は、前記基板取り付け平面上において、所定三角領域の頂点に夫々位置しており、
    前記はんだ付け部品の重心は、前記基板取り付け平面に投影されたとき、前記所定三角領域内にある
    はんだ付け部品。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記はんだ付け部品は、単一金属板から構成される
    はんだ付け部品。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のはんだ付け部品であって、
    前記本体部は、電気部品である
    はんだ付け部品。
  11. 基板と、本体部とを備える基板組立体であって、
    前記本体部は、主部と、少なくとも2つのはんだ付け部と、折り取られた痕を有する残部を有しており、
    前記少なくとも2つのはんだ付け部は、前記主部から延びており、前記基板にはんだ付けされている
    基板組立体。
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