JP7487689B2 - 印刷用液体容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体が貯留される印刷用液体容器に関する。
従来の印刷装置において、タンクに貯留されたインクが消費される度に、タンクに接続された容器からインクをタンクへ供給する構成が公知である。タンクに貯留されたインクが消費されると、タンクの注入口を通じて、ボトルからタンクへインクを供給する。ボトルからタンクへインクを供給する構成として、いわゆるチキンフィード方式が知られている(特許文献1参照)。
特開2020-189454号公報
特許文献1に記載されているボトルは、ノズルを覆うキャップを外してから、ノズルがボトル本体より下方となるようにボトルが傾けられつつ、ノズルがタンクの注入口へ挿入される。ボトルが傾けられることによってノズルからインクが流出するので、ノズルがタンクの注入口に挿入されていなければ、ノズルから流出したインクがタンクが外面やタンクの周囲に垂れ落ちるおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体を供給するときに液体が所望の位置以外に垂れ落ちにくい印刷用液体容器を提供することにある。
(1) 本発明に係る印刷用液体容器は、内部空間と連通する供給口を有する第1部材と、上記供給口を開放又は閉塞する弁体を有する第2部材と、を具備する。上記第1部材と上記第2部材とは、第1状態と第2状態とに相対移動可能に連結されている。上記第1部材の内部空間及び上記第2部材の内部空間は、液体を貯留する貯留室である。上記弁体は、第1流路及び第2流路を有している。上記第1流路は、第1開口を通じて上記貯留室と連通し、上記弁体の先端部に位置する第2開口を有している。上記第2流路は、第3開口を通じて上記貯留室と連通し、上記弁体の先端部に位置する第4開口を有している。上記第1状態において、上記弁体が上記供給口を閉塞し、且つ、上記第2開口及び上記第4開口は外部に露出されない。上記第2状態において、上記弁体の先端部が上記供給口から突出して、上記第2開口及び上記第4開口は外部に露出される。
第2部材が第1部材に対して相対移動されることにより、第2開口及び第4開口が外部に露出される。
(2) 好ましくは、上記第2部材は、上記弁体を有する移動部材と、上記移動部材をスライド可能に支持する支持部材と、を有する。上記第1部材と上記支持部材とは、相対的に回動可能に連結されている。上記移動部材は、上記支持部材の回動が伝達されて上記第1部材に対して回動中心に沿った軸線方向へスライドする。
支持部材が回動されることにより、第2開口及び第4開口が外部に露出される。
(3) 好ましくは、上記第1部材は、上記軸線方向に沿って螺旋形状に延びる第1溝、又は上記軸線方向と交差する方向へ突出する第1凸部を有する。上記移動部材は、上記第1溝と係合する第2凸部、又は上記軸線方向に沿って螺旋形状に延びており且つ上記第1凸部が係合する第2溝を有する。上記支持部材は、上記軸線方向に沿って延びる第3溝又は第3凸部を有する。上記移動部材は、上記第3溝と係合する第4凸部又は溝を有する。
(4) 好ましくは、上記支持部材は、円筒形状であって、その内部空間に上記第1部材及び上記移動部材の少なくとも一部が位置する。
支持部材の内部空間において、第1部材が回動し、且つ移動部材がスライドするので、支持部材を操作し易い。
(5) 好ましくは、上記第1開口及び上記第3開口は、上記弁体の移動方向に沿った位置が相互に異なる。
印刷用液体容器に貯留された液体が流出されるときに、第1開口と第3開口との間に水頭差が生じる。
(6) 好ましくは、上記第2開口及び上記第4開口は、上記弁体の移動方向に沿った位置が相互に異なる。
印刷用液体容器に貯留された液体が流出されるときに、第2開口と第4開口との間に水頭差が生じる。
(7) 好ましくは、上記第2状態において、上記第2開口は、上記第4開口よりも上記供給口から遠い位置にある。
第1流路を通じて貯留室から液体が流出しやすい。
(8) 好ましくは、上記第2状態において、上記第2開口及び上記第4開口は、上記供給口よりも外方に位置する。
第2開口又は第4開口を通じて外部に流出する液体が供給口に付着しにくい。これにより、タンクに液体が供給された後に、タンクから印刷用液体容器が取り外されたときに、供給口から液体が垂れ難い。
(9) 好ましくは、上記印刷用液体容器は、印刷装置が有するタンクへ注入口を通じて液体を供給するものである。上記第1部材は、上記タンクの上記注入口の周囲部と係合する係合部を有する。上記係合部が上記周囲部と係合した状態において、上記供給口と上記注入口とが液体を流通可能に連通されており、上記第1部材が上記周囲部に対して回動することが制止される。
第1部材がタンクの注入口の周囲部に係合された状態で、第2部材が回動されることによって第2開口及び第4開口がタンクの内部空間に露出される。
本発明によれば、液体を供給するときに液体が所望の位置以外に垂れ落ちにくい印刷用液体容器が実現できる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、タンク80の外観斜視図である。 図4は、タンク80の軸線83Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図5は、ボトル100の外観斜視図である。 図6(A)は、第1状態のノズル材101及び弁体102を示す斜視図であり、図6(B)は、第2状態のノズル材101及び弁体102を示す斜視図である。 図7(A)は、第1状態のボトル100の軸線100Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図であり、図7(B)は、第2状態のボトル100の軸線100Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図8は、第1状態のボトル100がタンク80の凹部84に挿入された状態を示す断面図である。 図9は、第2状態のボトル100がタンク80の凹部84に挿入された状態を示す断面図である。 図10は、ボトル150の外観斜視図である。 図11(A)は、第1状態の弁体152、カム部材153、及びコイルバネ154を示す斜視図であり、図11(B)は、第2状態の第1状態の弁体152、カム部材153、及びコイルバネ154を示す斜視図である。 図12(A)は、第1状態の弁体152及びコイルバネ154を示す斜視図であり、図12(B)は、第2状態の第1状態の弁体152及びコイルバネ154を示す斜視図である。 図13(A)は、カム部材153を示す斜視図であり、図13(B)は、カム部材153の縦断面を示す斜視図である。 図14(A)は、第1状態のボトル150の軸線150Aを含む上下方向7に沿った断面を示す斜視図であり、図14(B)は、第2状態のボトル150の軸線150Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図15は、雄ネジ部141を有するノズル材101、及び雌ネジ部142を有する弁体102を示す斜視図である。 図16(A)は、変形例に係る開口145,147を示す部分断面図であり、図16(B)は、変形例に係る開口195,197を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当し、前後方向8及び左右方向9は直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体形状の筐体14を有する。筐体14の下部に、プリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で用紙12の片面に画像記録する機能を有している。なお、複合機10は、用紙12の両面に画像記録するものであってもよい。筐体14の上部に、操作部17が設けられている。操作部17は、画像記録の指示や各種設定のために操作されるボタンや、各種情報が表示される液晶ディスプレイなどによって構成されている。本実施形態において、操作部17は、ボタン及び液晶ディスプレイの双方の機能を有するタッチパネルによって構成されている。
図2に示されるように、プリンタ部11は、給送トレイ20、給送部16、外ガイド部材18、内ガイド部材19、搬送ローラ対59、排出ローラ対44、プラテン42、記録部24を備えている。これらは、筐体14の内部に位置する。また、筐体14の内部には、複合機10の状態を検知して、検知結果に応じた信号を出力する様々な状態センサが位置する。なお、プリンタ部11の構成は一例であり、プリンタ部11の構成は、他の公知の構成に置き換えられてもよい。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、プリンタ部11の前面23に、開口13が形成されている。給送トレイ20が、前後方向8へ移動することによって、開口13を介して筐体14に対して給送トレイ20が挿入及び抜去可能である。給送トレイ20は、筐体14に装着された給送位置(図1及び図2に示される位置)と、筐体14から抜き出された非給送位置とに移動可能である。給送トレイ20は、筐体14に対して後方へ挿入されることによって給送位置へ移動し、筐体14に対して前方へ引き出されることによって非給送位置へ移動する。
給送トレイ20は、上方が開放された箱形状の部材であり、用紙12を収容する。図2に示されるように、給送トレイ20の底板22に、用紙12が重ねられた状態で支持される。給送トレイ20の前部の上方に、排出トレイ21が位置する。記録部24によって画像記録されて排出された用紙12が、排出トレイ21の上面に支持される。
図2に示されるように、給送トレイ20が給送位置のとき、給送トレイ20に支持された用紙12が搬送路65へ給送可能である。
[給送部16]
図2に示されるように、給送部16は、記録部24の下方且つ給送トレイ20の底板22の上方に位置する。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部に設けられた軸28を中心として、矢印29の方向へ回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20または給送トレイ20に支持された用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、モータの駆動力が伝達されて回転する。これにより、給送位置の給送トレイ20の底板22に支持された用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最上の用紙12が、搬送路65へ給送される。
[搬送路65]
図2に示されるように、給送トレイ20の後端部から搬送路65が延出されている。搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、上方へ向かいつつ後方から前方へUターンするように延びている。直線部34は、概ね前後方向8に沿って延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する外ガイド部材18と内ガイド部材19とによって形成されている。外ガイド部材18及び内ガイド部材19は、左右方向9へ延設されている。直線部34は、記録部24が位置する範囲では、上下方向7に所定間隔を隔てて対向する記録部24とプラテン42とによって形成されている。
給送トレイ20に支持された用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33を搬送されて、搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59に挟持された用紙12は、直線部34を記録部24へ向けて前方へ搬送される。記録部24の直下に到達した用紙12には、記録部24から吐出されたインクが付着することによって画像が記録される。画像記録された用紙12は、直線部34を前方へ搬送されて排出トレイ21に排出される。以上より、用紙12は、図2に一点鎖線の矢印で示される搬送向き15に沿って搬送される。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対44]
図2に示されるように、直線部34に、搬送ローラ対59が位置する。直線部34における搬送ローラ対59よりも搬送向き15の下流に、排出ローラ対44が位置する。
搬送ローラ対59は、搬送ローラ60と、搬送ローラ60の下方に位置するピンチローラ61とを備えている。ピンチローラ61は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ60に押圧されている。搬送ローラ対59は、用紙12を挟持可能である。
排出ローラ対44は、排出ローラ62と、排出ローラ62の上方に位置する拍車ローラ63とを備えている。拍車ローラ63は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ62へ向けて押圧されている。排出ローラ対44は、用紙12を挟持可能である。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、モータから駆動力を付与されて回転する。搬送ローラ対59に用紙12が挟持されている状態で搬送ローラ60が回転すると、用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送向き15へ搬送され、プラテン42上に搬送される。排出ローラ対44に用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、用紙12は、排出ローラ対44によって搬送向き15へ搬送され、排出トレイ21上に排出される。
[プラテン42]
図2に示されるように、プラテン42は、搬送路65の直線部34に位置する。プラテン42は、上下方向7において記録部24と対向している。プラテン42は、搬送路65を搬送される用紙12を下方から支持する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、プラテン42の上方に位置する。記録部24は、キャリッジ40と、ヘッド38と、タンク80とを備えている。
キャリッジ40は、前後方向8に間隔を空けて位置する2つのガイドレール56、57によって搬送向き15と直交する左右方向9に沿って移動可能に支持されている。ガイドレール56は、ヘッド38よりも搬送向き15の上流に位置する。ガイドレール57は、ヘッド38よりも搬送向き15の下流に位置する。ガイドレール56、57は、左右方向9において搬送路65の直線部34の外方に位置する一対のサイドフレーム(不図示)によって支持されている。キャリッジ40は、モータから駆動力を付与されることにより移動する。
ヘッド38は、キャリッジ40に支持されている。ヘッド38の下面68は、下方へ露出しており、プラテン42と対向している。ヘッド38は、複数のノズル39と、インク流路37と、圧電素子(不図示)とを備えている。
複数のノズル39は、ヘッド38の下面68に開口されている。インク流路37は、タンク80と複数のノズル39とを繋ぐ。圧電素子は、給電により変形するものであり、インク流路37において変形することにより、ノズル39から下方へインク滴を吐出させる。
図2に示されるように、タンク80は、キャリッジ40に搭載されている。図2及び図4に示されるように、タンク80は、内部空間81を有している。内部空間81にインクが貯留される。タンク80の内部空間81は、インク流路37を介して複数のノズル39と連通している。これにより、内部空間81からノズル39へインクが供給される。
図2に示されるように、タンク80は、ヘッド38より上方に位置している。なお、本実施形態では、タンク80の全てがヘッド38より上方に位置しているが、タンク80とヘッド38との位置関係は適宜変更されてもよい。本実施形態では、記録部24は、一つのタンク80を備えている。この一つのタンク80には、黒色のインクが貯留されている。なお、タンク80に貯留されるインクの色は黒色に限らない。
図4に示されるように、タンク80の上壁82には、内部空間81へ向かって凹む凹部84が形成されている。凹部84の横断面は、ボトル100(図5参照)が挿入可能な円形状である。凹部84の下端には、内部空間81へインクを注入するための注入口83が設けられている。凹部84内であって、注入口83の周囲には、後述されるボトル100が嵌合される複数の凹溝86(周囲部の一例)が放射状に位置している。各凹溝86は、注入口83から外側へ向かって直線状に延びている。
凹部84の上端には、2つの突片87が位置する。2つの突片87は、注入口83の軸線83Aを中心として180度異なる位置にある。各突片87は、凹部84の上端部から軸線83Aへ向かって突出している。
図2に示されるように、凹部84には、蓋85が嵌合されている。蓋85が取り外されると、注入口83が外部に露出する。この状態で、ボトル100が凹部84に挿入され、ボトル100から注入口83を介して内部空間81へインクが注入される。
なお、各図には示されていないが、タンク80には、大気開放口が設けられていてもよい。また、大気開放口は、電磁弁などによって開閉可能であってもよい。
[ボトル100]
以下、図5から図8が適宜参照されつつボトル100が説明される。ボトル100(印刷用液体容器の一例)は、インク(印刷用液体の一例)を貯留する。ボトル100は、タンク80へ注入口83を通じてインクを供給する。図5及び図6に示されるように、ボトル100は、ノズル材101と、弁体102と、筐体103とを有する。ノズル材101は、第1部材の一例である。弁体102は、移動部材の一例である。筐体103は、支持部材の一例である。
図5に示されるように、ボトル100の外形は、上下方向7に細長な概ね円筒形状である。図5から図7では、ボトル100は、供給口113が下方へ向いた姿勢で示されているが、ボトル100は、輸送や保管時には、供給口113が上方へ向いた姿勢にされてもよい。
図6及び図7に示されるように、ノズル材101は、筐体103の内側に位置しており、一部が筐体103から外方(各図における下方)へ突出している。ノズル材101は、ノズル部111と、内挿部112とを有する。
ノズル部111の外形は、下方へ向かって先細りな概ね円筒形状である。ノズル部111の下端面111Lには、供給口113が開口する。供給口113は、円形であり、ノズル部111の内部空間と外部とを連通する。ノズル部111の外周面111Cには、上下方向7に沿って延びる細長な係合リブ114(係合部の一例)が複数位置している。複数の係合リブ114は、供給口113を中心として放射状に位置している。各係合リブ114は、タンク80の各凹溝86に進入して係合する。係合リブ114の数及び配置は、凹溝86の数及び配置と合致している。
内挿部112は、ノズル部111の上端面111Uから上方へ延びている。内挿部112は、概ね円筒形状である。内挿部112の外径は、上端面111Uの直径よりも小さい。したがって、内挿部112の下端の周囲に上端面111Uが位置している。ノズル部111の軸線及び内挿部112の軸線は、ボトル100の軸線100Aと一致している。内挿部112は、筐体103の内部空間に挿入される。内挿部112の内部空間は、ノズル部111の内部空間と連続している。
図6及び図7に示されるように、内挿部112には、軸線100A周りの螺旋形状の一部をなすガイド溝115(第1溝の一例)を有する。ガイド溝115は、軸線100A周りの3カ所に形成されており、内挿部112を貫通している。ガイド溝115は、図6において右方へ向かうにつれて上方へ向かっている。各ガイド溝115には、各凸部124がそれぞれ嵌入される。各ガイド溝115に各凸部124がそれぞれ嵌入された状態で、弁体102とノズル材101とは、軸線100A周りに相対的に回動可能である。この相対的な回動により、各凸部124は、各ガイド溝115の右端付近又は左端付近へ移動可能である。
図6及び図7に示されるように、弁体102は、ノズル材101及び筐体103の内側に位置している。弁体102の外形は、概ね円筒形状である。弁体102の軸線は、軸線100Aと一致している。
図7に示されるように、弁体102は、円筒形状の筒部121と、筒部121の内側に位置するバルブ122(弁の一例)と、を有する。バルブ122は、内部に第1流路141及び第2流路142が形成された円柱形状であり、筒部121の下端から下方へ突出している。バルブ122の上下方向7に沿った寸法は、ノズル材101の上下方向7に沿った寸法よりも長い。バルブ122の下端の外径は、ノズル部111の供給口113の内径と合致する。図7(A)に示されるように、バルブ122が供給口113に嵌まり込むことにより、供給口113が閉塞される。
図7及び図8に示されるように、バルブ122の上端部は、複数の連結部123によって筒部121と連結されている。複数の連結部123は、バルブ122の上端部の周囲に、周方向に間隔を空けて位置している。隣り合う2つの連結部123の間はインクが流通可能な空間である。複数の連結部123によって、バルブ122の軸線が軸線100Aに一致させて、バルブ122と筒部121とが連結されている。連結部123から下方へ延びるバルブ122は、ノズル材101の上方から内挿部112及びノズル部111の内部空間へ進入している。
図7に示されるように、バルブ122には、軸線100Aに沿って延びる第1流路141及び第2流路142が形成されている。第1流路141及び第2流路142は、バルブ122の周壁と隔壁143とによって区画されている。なお、本実施形態において、第1流路141及び第2流路142は軸線100Aに沿って延びているが、これに限らず、例えば第1流路141及び第2流路142は湾曲していてもよい。
第1流路141のインクの流通方向(本実施形態では軸線100Aに沿った方向)に沿った長さは、第2流路142のインクの流通方向に沿った長さより長い。この長さが異なる他は、第1流路141及び第2流路142は、同じ形状且つ同じ大きさである。第1流路141の軸線100Aと直交する断面の断面積は、第2流路142の軸線100Aと直交する断面の断面積と同一である。本実施形態において、第1流路141及び第2流路142の断面形状は共に半円形状である。なお、第1流路141及び第2流路142の断面形状は半円形状以外の形状であってもよい。また、第1流路141の断面形状は、第2流路142の断面形状と異なっていてもよいし、第1流路141の断面積は第2流路142の断面積と異なっていてもよい。
第1流路141の一端は、開口144(第1開口の一例)を通じて貯留室104と連通している。第1流路141の他端である開口145(第2開口の一例)は、バルブ122の先端部(各図では下端部)に位置する。第2流路142の一端は、開口146(第3開口の一例)を通じて貯留室104と連通している。第2流路142の他端である開口147(第4開口の一例)は、バルブ122の先端部(各図では下端部)に位置する。本実施形態において、貯留室104とボトル100の外部とは、第1流路141及び第2流路142のみによって連通する。
図7に示されるように、供給口113付近に位置するバルブ122の先端が下方を向く姿勢において、開口144は、開口146よりも上方に位置している。また、開口145と開口147とは上下方向7において同じ位置にある。
開口144は、バルブ122において、連結部123によって筒部121と連結されている基端にあり、筒部121の内部空間のみに開口している。開口146は、バルブ122の先端と基端との間に位置しており、筒部121の内部空間に開口し、また、連結部123の間を通じてノズル材101の内部空間にも開口している。
隔壁143は、開口145及び開口147よりも下方(図7における下方)に延びている。隔壁143の下端には、円板148が連結されている。円板148の軸線は、軸線100Aに一致している。円板148の外径は、ノズル材101の供給口113の内径に合致する。円板148が供給口に嵌まり込むことにより、供給口113が液密に閉塞される。
図7に示されるように、筒部121は、筐体103の内部空間に挿入される。筒部121の外径は、筐体103の内径よりも小さい。筒部121の下側部分は、ノズル材101の内挿部112にも挿入される。筒部121の外径は、内挿部112の内径よりも小さい。
筒部121の外周面には、外方へ向かって突出する凸部124(第2凸部の一例)が位置する。凸部124は、内挿部112の径方向に沿った視線において概ね平行四辺形の外形である。凸部124は、ノズル材101のガイド溝115に嵌入されている。
図6(A)に示されるように、各ガイド溝115の右端付近に各凸部124が位置する状態において、図7(A)に示されるように、弁体102がノズル材101に対して相対的に上方へ移動した状態(第1状態の一例)にあり、バルブ122の円板148が供給口113を閉塞する。この状態において、開口145及び開口147は、貯留室104内にあり、ボトル100の外部に露出されない。
図6(B)に示されるように、各ガイド溝115の左端付近に各凸部124が位置する状態において、図7(B)に示されるように、弁体102がノズル材101に対して相対的に下方へ移動した状態(第2状態の一例)にあり、バルブ122の円板148が供給口113より下方に位置する。この状態において、バルブ122の先端部が供給口113から外部へ突出して、開口145及び開口147が外部に露出される。これにより、バルブ122の第1流路141及び第2流路142を通じて、供給口113が開放される。
図6に示されるように、筒部121の外周面には、周方向に沿って環状に延びる環状リブ125が位置する。環状リブ125は、筒部121の外周面から外方へ突出している。環状リブ125は、凸部124の上方に位置する。環状リブ125には、軸線100Aを中心として180度異なる位置に切欠き126がそれぞれ形成されている。切欠き126は、第3溝として機能する。切欠き126には、筐体103のガイドレール133が嵌合する。
筒部121の上端は、栓部材130によって閉塞されている。栓部材130は、筒部121の上端に螺合されている。筒部121の内部空間と、ノズル材101の内部空間とは、インクが貯留される貯留室104となる。
栓部材130の外周面には、周方向に沿って延びる凹溝128が形成されている。凹溝128は、Oリング129を支持する。Oリング129は、弾性変形可能な樹脂であり、筐体103の内周面に圧接する。Oリング129によって、筐体103と筒部121との空間が気密及び液密に封止される。また、Oリング129を介して、弁体102は、筐体103に対して上下方向7に相対的にスライド可能に支持されている。
図5及び図7に示されるように、筐体103の外形は、概ね円筒形状である。筐体103の上下方向7に沿った寸法は、弁体102の上下方向7に沿った寸法よりも大きい。したがって、弁体102は、筐体103の内部空間に収容されて、筐体103の内部空間内において上下方向7に沿って移動可能である。
図5に示されるように、筐体103の外周面には、2つの溝131が形成されている。2つの溝131は、軸線100Aを中心として180度異なる位置にある。溝131は、筐体103の下端面に開口して上下方向7に沿って延びる第1溝131Aと、第1溝131Aの上端から周方向に沿って同図の左方へ延びる第2溝131Bと、を有する。第1溝131Aと第2溝131Bとは連続した空間を区画している。溝131には、タンク80の突片87が進入可能である。
図7に示されるように、筐体103の内周面には、4つのガイドレール133(第4凸部の一例)が位置する。ガイドレール133は、軸線100Aを中心として90度異なる位置にある。ガイドレール133は、筐体103の内周面から内方へ向かって突出しており、上下方向7に沿って直線状に延びている。ガイドレール133の周方向に沿った寸法は、切欠き126の周方向に沿った寸法よりも若干小さい。各ガイドレール133は、各切欠き126に嵌合して、弁体102を上下方向7に沿って移動可能に案内する。
ノズル材101のノズル部111の上端面111Uは、筐体103の下端面と当接している。ノズル部111の上端面111Uと筐体103の下端面との当接によって、ノズル材101が筐体103に対して位置決めされている。内挿部112の外周面と筐体103の内周面とは当接している。筐体103は、下端面がノズル部111の上端面111Uに対して摺動し、且つ、内周面が内挿部112の外周面に対して摺動することによって、ノズル材101に対して相対的に回動可能である。
[ボトル100によるタンク80へのインクの供給]
以下、図8及び図9が参照されつつ、ボトル100によるタンク80へのインクの供給方法が説明される。
ヘッド38のノズル39からインクが排出されることによって、タンク80のインクが消費されると、例えば、タンク80のインクの残量が少ないことを示す報知に応じて、ユーザがタンク80へインクを補充する。タンク80へインクを補充するときは、ユーザは、複合機10の上部カバーを回動するなどして、タンク80の上壁82を外部へ露出させる。そして、ユーザは、蓋85を取り外して凹部84を外部へ露出させる。
ユーザは、インクが貯留されているボトル100を準備して、供給口113を下方へ向けて、ボトル100のノズル部111を、タンク80の凹部84へ挿入する。このとき、ボトル100は、バルブ122が供給口113を閉塞した状態、すなわち第1状態である。
ノズル部111の挿入において、ユーザは、筐体103の第1溝131Aと、凹部84の突片87との位置を合わせる。第1溝131Aと突片87との位置が合致すると、突片87が第1溝131Aに進入可能となり、突片87をガイドとしてボトル100が凹部84へ挿入可能となる。
図8に示されるように、突片87が第1溝131Aの上端に到達すると、ボトル100の供給口113(ノズル部111の下端部)が、タンク80の注入口83に嵌まり込み、供給口113と注入口83とがインクを流通可能に連通される。また、ボトル100の係合リブ114が、タンク80の凹溝86に嵌まり込む。この状態において、軸線83Aと軸線100Aとは一致している。
図8に示される状態(第1状態)において、突片87をガイドとして、タンク80に対して、筐体103を軸線100A周りに回動可能である。ユーザが筐体103を時計回りに回動すると、突片87は第2溝131Bに進入する。筐体103が回動されても、係合リブ114が凹溝86に嵌まり込んでいるので、ノズル材101は、タンク80に対する回動が制止される。したがって、筐体103は、ノズル材101に対して相対的に時計回りに回動する。
弁体102は、切欠き126がガイドレール133と嵌合しているので、筐体103の回動を受けて、筐体103と共に回動する。換言すれば、弁体102も、ノズル材101に対して相対的に時計回りに回動する。図6(A)に示され第1状態から、弁体102がノズル材101に対して時計回りに回動すると、ノズル材101のガイド溝115と弁体102の凸部124との嵌合に案内されて、弁体102は、ノズル材101に対して回動しつつ、筐体103に対して下方へスライドする。
切欠き126とガイドレール133との嵌合は、弁体102が筐体103に対して上下方向7にスライドすることを制止しないので、弁体102は、筐体103と共に回動しつつ、筐体103の内部空間において軸線100Aに沿った下方へスライドして、図9に示される第2状態となる。
図7(B)及び図9に示されるように、第2状態において、バルブ122の円板148は、供給口113よりも下方に位置するので、供給口113が開放される。また、開口145,147がタンク80の内部空間81に位置して、貯留室104と内部空間81とが第1流路141及び第2流路142を通じて連通する。
開口144は、開口146よりも上方に位置しているので、開口144と開口146との間には水頭圧が生じる。これにより、貯留室104に貯留されたインクが、開口144を介して第1流路141へ流通し、開口145から内部空間81へ流れ込む。
また、インクの流通に際して、内部空間81の空気が、第2流路142を通じて貯留室104に流入する。ここで、貯留室104から内部空間81へ流通するインクの体積と、内部空間81から貯留室104へ流通する空気の体積とは、ほぼ同じである。このようにして、いわゆる気液置換が行われる。ボトル100の貯留室104内のインクがすべてタンク80の内部空間81へ流出すると、気液置換が終了する。
図9に示されるように、第2状態において、筐体103の第2溝131Bにタンク80の突片87が進入しているので、ボトル100は、タンク80に対して上方へ移動することが制止される。すなわち、第2状態においては、ボトル100をタンク80から引く抜くことができない。
ボトル100からタンク80へのインクの供給を終了すると、ユーザは、図9に示される第2状態から、筐体103をタンク80に対して反時計回りに相対的に回動して、図8に示される第1状態とする。これにより、タンク80の突片87が筐体103の第1溝131Aに進入可能となり、ボトル100がタンク80に対して上方へ移動可能となる。なお、第1状態のボトル100においては、バルブ122の円板148が供給口113を閉塞するので、仮にボトル100の貯留室104にインクが残っていたとしても、タンク80から取り外したボトル100の供給口113からインクが流れ落ちない。
[実施形態の作用効果]
前述された実施形態においては、筐体103がノズル材101に対して相対的に会同されることによって、弁体102の開口145,147がボトル100の外部に露出される。
また、筐体103の内部空間において、ノズル材101が回動し、且つ弁体102が軸線100Aに沿ってスライドするので、筐体103を操作し易い。
また、弁体102において、開口144と開口146との軸線100Aに沿った位置が相互に異なるので、第2状態において、開口144と開口146との間に水頭差が生じる。
[変形例]
また、前述された実施形態では、弁体102及び筐体103が、ノズル材101に対して相対的に回動可能であるが、相対的な移動は回動に限定されず、例えば、軸線100Aに沿ったスライドであってもよい。すなわち、弁体102及び筐体103が、ノズル材101に対して回動することなく、軸線100Aに沿ってスライドされることにより、バルブ122が供給口113を開放又は閉塞し、開口145,147がボトル100の外部に露出されたり、貯留室104内に位置したりしてもよい。
以下、図10から図14が参照されつつ変形例に係るボトル150が説明される。
[ボトル150]
ボトル150(印刷用液体容器の一例)は、インク(印刷用液体の一例)を貯留する。ボトル150は、タンク80へ注入口83を通じてインクを供給する。なお、ボトル150は、タンク80に対して回動されるときにノズル材151の回動が制止される必要がないので、タンク80の凹部84には、横溝86は設けられなくてもよい。
図10に示されるように、ボトル150の外形は、上下方向7に細長な概ね円筒形状である。ボトル150は、筐体151と、弁体152と、カム部材153と、コイルバネ154を有する。筐体151は、第1部材の一例である。弁体152は、第2部材の一例である。
図10に示されるように、筐体151は、ボトル150の外形を構成している。筐体151は、ノズル部161と、筒部162とを有する。
ノズル部161の外形は、下方へ向かって先細りな概ね円筒形状である。ノズル部161の下端面161Lには、供給口163が開口する。供給口163は、円形であり、ノズル部161の内部空間と外部とを連通する。
図10に示されるように、筒部162の外形は、概ね円筒形状である。筒部162の外周面には、2つの溝164が形成されている。2つの溝164は、軸線150Aを中心として180度異なる位置にある。溝164は、筒部162の下端面に開口して上下方向7に沿って延びる第1溝164Aと、第1溝164Aの上端から周方向に沿って同図の左方へ延びる第2溝164Bと、を有する。第1溝164Aと第2溝164Bとは連続した空間を区画している。溝164には、タンク80の突片87が進入可能である。
図14に示されるように、筒部162の内周面には、4つのガイドレール165が位置する。ガイドレール165は、軸線150Aを中心として90度毎異なる位置にある。ガイドレール165は、筒部162の内周面から内方へ向かって突出しており、上下方向7に沿って直線状に延びている。ガイドレール165の周方向に沿った寸法は、切欠き176の周方向に沿った寸法よりも若干小さい。ガイドレール165は、一対の切欠き176に嵌合して、弁体152を上下方向7に沿って移動可能に案内する。
図14に示されるように、筒部162の内周面であってガイドレール165の上方には環状の突片166が位置する。突片166は、筒部162の内周面から内方へ突出している。環状の突片166の内径は、弁体152の筒部171の外径よりも若干大きい。ガイドレール165及び突片166は、カム部材153を上下方向7において挟み込む。カム部材153は、ガイドレール165及び突片166に挟み込まれて状態で、軸線150Aを中心として回転可能である。突片166は、コイルバネ154のバネ座でもある。
図10及び図14に示されるように、弁体152は、筐体151の内側に位置している。弁体152の外形は、概ね円筒形状である。弁体152の軸線は、軸線150Aと一致している。
図12に示されるように、弁体152は、円筒形状の筒部171と、筒部171の内側に位置するバルブ172(弁の一例)と、栓部材173とを有する。バルブ172は、内部に第1流路191及び第2流路192が形成された円柱形状であり、筒部162の下端から下方へ突出している。バルブ172の下端の外径は、ノズル部161の供給口163の内径と合致する。図14(A)に示されるように、バルブ172が供給口163に嵌まり込むことにより、供給口163が閉塞される。
図14に示されるように、バルブ172の上端部は、複数の連結部174によって筒部171と連結されている。複数の連結部174は、バルブ172の上端部の周囲に、周方向に間隔を空けて位置している。隣り合う2つの連結部174の間はインクが流通可能な空間である。複数の連結部174によって、バルブ172の軸線が軸線150Aに一致させて、バルブ172と筒部171とが連結されている。連結部174から下方へ延びるバルブ172は、ノズル部161の内部空間へ進入している。
図14に示されるように、バルブ172には、軸線150Aに沿って延びる第1流路191及び第2流路192が形成されている。第1流路191及び第2流路192は、バルブ172の周壁と隔壁193とによって区画されている。なお、第1流路191及び第2流路192は軸線150Aに沿って延びているが、これに限らず、例えば第1流路191及び第2流路192は湾曲していてもよい。
第1流路191のインクの流通方向(本実施形態では軸線150Aに沿った方向)に沿った長さは、第2流路192のインクの流通方向に沿った長さより長い。この長さが異なる他は、第1流路191及び第2流路192は、同じ形状且つ同じ大きさである。第1流路191の軸線150Aと直交する断面の断面積は、第2流路192の軸線150Aと直交する断面の断面積と同一である。第1流路191及び第2流路192の断面形状は共に半円形状である。なお、第1流路191及び第2流路192の断面形状は半円形状以外の形状であってもよい。また、第1流路191の断面形状は、第2流路192の断面形状と異なっていてもよいし、第1流路191の断面積は第2流路192の断面積と異なっていてもよい。
第1流路191の一端は、開口194(第1開口の一例)を通じて貯留室155と連通している。第1流路191の他端である開口195(第2開口の一例)は、バルブ172の先端部(各図では下端部)に位置する。第2流路192の一端は、開口196(第3開口の一例)を通じて貯留室155と連通している。第2流路192の他端である開口197(第4開口の一例)は、バルブ172の先端部(各図では下端部)に位置する。貯留室155とボトル150の外部とは、第1流路191及び第2流路192のみによって連通する。
図14(A)に示されるように、供給口163付近に位置するバルブ172の先端が下方を向く姿勢において、開口194は、開口196よりも上方に位置している。また、開口195と開口197とは上下方向7において同じ位置にある。
開口194は、バルブ172において、連結部174によって筒部171と連結されている基端にあり、筒部171の内部空間のみに開口している。開口196は、バルブ172の先端と基端との間に位置しており、筒部171の内部空間に開口し、また、連結部174の間を通じて筐体151の内部空間にも開口している。
隔壁193は、開口195及び開口197よりも下方(図14における下方)に延びている。隔壁193の下端には、円板198が連結されている。円板198の軸線は、軸線150Aに一致している。円板198の外径は、筐体151の供給口163の内径に合致する。円板198が供給口163に嵌まり込むことにより、供給口163が液密に閉塞される。
図14に示されるように、筒部171は、筐体151の内部空間に挿入される。筒部171の外径は、筐体151の内径よりも小さい。図12に示されるように、筒部171の外周面には、周方向に沿って環状に延びる2つの環状リブ175が位置する。環状リブ175は、筒部171の外周面から外方へ突出している。2つの環状リブ175は、上下方向7に離れて位置する。各環状リブ175には、軸線150Aを中心として90度毎異なる位置に切欠き176がそれぞれ形成されている。2つの環状リブ175の各切欠き176は、上下方向7に一対をなしている。一対の切欠き176は、軸線150Aに沿って並んでいる。一対の切欠き176には、筐体151のガイドレール165が嵌合する。
筒部171の外周面であって貫通孔177と軸線150Aを中心として90度異なる位置には、4つのボス178がそれぞれ位置する。ボス178は、外周面から外方へ突出した円柱形状である。ボス178は、カム部材153のカム溝182(図13参照)に嵌合し得る。
筒部171の上端の開口は、栓部材173によって閉塞されている。筒部171と栓部材173とはネジにより螺合されている。筒部171の内部空間と、筐体151の内部空間とは、インクが貯留される貯留室104となる。栓部材173の下端面は、コイルバネ154のバネ座となる。
図14に示されるように、コイルバネ154は、筐体151の突片166と、栓部材173との間に圧縮された状態で位置する。コイルバネ154は、筐体151に対して、弁体152を上方へ向かって付勢する。コイルバネ154によって上方へ付勢された弁体152は、ボス178がカム部材153のカム溝182に係止されることによって、上方への移動が制止される。この状態が図14(A)に示される第1状態である。第1状態において、栓部材173は、筐体151の上端から上方へ突出している。第1状態において、ユーザは、栓部材173をコイルバネ154の付勢力に抗して、筐体151に対して下方へ押し込むように操作可能である。
図13に示されるように、カム部材153は、概ね円筒形状である。図14に示されるように、カム部材153は、筐体151の内部空間において、ガイドレール165と突片166との間に位置する。カム部材153の軸線は、軸線150Aと合致する。カム部材153の外径は、筐体151の内径と同等である。カム部材153の内径は、弁体152の筒部171の外径よりも大きい。図11及び図14に示されるように、カム部材153の内部空間には、筒部171が位置する。
図13に示されるように、カム部材153の上端には、4つの切欠き181が形成されている。各切欠き181は、カム部材153の上端から下方へ延びており、カム部材153の内部空間と外部とを貫通している。4つの切欠き181は、軸線150Aを中心として90度毎異なる位置にある。各切欠き181は、カム溝182と連通している。
カム部材153の内周面には、カム溝182が形成されている。カム溝182は、周方向に連続している。カム溝182を区画する上端面には、係止面183及びガイド面184,189が形成されている。カム溝182を区画する下端面には、ガイド面185,188が形成されている。係止面183、及びガイド面184,185、188,189は、軸線150Aを中心として180度異なる位置にそれぞれ2つが位置している。
係止面183は、カム部材153の上端面よりも下方に位置して軸線150A周りの周方向150Bに沿った面である。係止面183は、弁体152のボス178を係止する。これにより、ボス178は、コイルバネ154の付勢力に抗して係止面183よりも上方へ移動しない。係止面183よりも時計回りの位置には、上下方向7に沿って延びており、且つ係止面183を向く当接面180がある。ボス178は、当接面180に当接すると、カム溝182を時計回りへ相対的に移動しない。
ガイド面185は、係止面183と上下方向7に対向する位置にある。ガイド面185は、時計回りに向かうにつれて下方へ向く傾斜面である。ガイド面185は、時計回りの左側部分が係止面183と対向しており、且つ時計回りの右側部分が係止面183とは対向しない。係止面183に係止されているボス178が下方へ移動すると、ガイド面185の左側部分に当接する。ガイド面185は、時計回りに向かって下方へ向いているので、下方へ移動するボス178は、下方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動する。ボス178が、ガイド面185の右側部分へ移動すると、ボス178は、係止面183と対向しない位置となる。
ガイド面185よりも時計回りの位置には、上下方向7に沿って延びており、且つガイド面185を向く当接面186がある。ボス178は、当接面186に当接すると、カム溝182を時計回りへ相対的に移動しない。
ガイド面184は、当接面186の直上の位置にある。ガイド面184は、時計回りに向かうにつれて上方へ向く傾斜面である。ガイド面184は、時計回りの左側部分が当接面186の上にあり、且つ時計回りの右側部分が当接面186の直上にはなく、当接面186よりも左方に位置する。ガイド面184の時計周りの右端は、切欠き181と繋がっている。
当接面186に当接しているボス178が上方へ移動すると、ガイド面184の左側部分に当接する。ガイド面184は、時計回りに向かって上方へ向いているので、上方へ移動するボス178は、上方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動する。ボス178が、ガイド面184の右側部分へ移動すると、ボス178は、当接面186と対向しない位置となる。ボス178がガイド面184の右端へ到達すると、ボス178は、ガイド面184から切欠き181へ移動する。切欠き181は、ボス178の上方への移動を制止しないので、ボス178は、筐体151の突片166に当接するまで上方へ移動可能となる。
切欠き181の下方であってガイド面184よりも時計回りの右方には、ガイド面187がある。ガイド面187は、反時計回りに向かうにつれて下方へ向く傾斜面である。ガイド面187は、時計回りの右側部分がガイド面185の直上にある。ガイド面187の時計回りの左端は、ガイド面188の直上にある。
切欠き181よりも上方にあるボス178が下方へ移動すると、ガイド面187に当接する。ガイド面187は、反時計回りに向かって下方へ向いているので、下方へ移動するボス178は、下方へ移動しつつカム溝182を反時計回りへ相対的に移動する。ボス178が、ガイド面187の左端を超えると、ボス178は更に下方へ移動してガイド面188に当接する。
ガイド面188は、時計回りに向かうにつれて下方へ向く傾斜面である。ガイド面188は、時計回りの左側部分がガイド面187の左端よりも左方にあり、且つ時計回りの右側部分がガイド面189と対向する。ガイド面188に当接したボス178は、下方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動する。ボス178が、ガイド面188の右側部分へ移動すると、ボス178は、ガイド面189と対向する位置となる。
ガイド面188の右端は、上下方向7に沿って延びており、且つガイド面188を向く当接面190と繋がっている。ボス178は、当接面190に当接すると、カム溝182を時計回りへ相対的に移動しない。
ガイド面189は、当接面190の直上の位置にある。ガイド面189は、時計回りに向かうにつれて上方へ向く傾斜面である。ガイド面189は、時計回りの左側部分が当接面190の上にあり、且つ時計回りの右側部分が当接面190の直上にはない。ガイド面189の右端は係止面183の左端と繋がっている。
当接面190に当接しているボス178が上方へ移動すると、ガイド面189の左側部分に当接する。ガイド面189は、時計回りに向かって上方へ向いているので、上方へ移動するボス178は、上方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動する。ボス178が、ガイド面189の右側部分へ移動すると、ボス178は、当接面190と対向しない位置となる。ボス178がガイド面189の右端へ到達すると、ボス178は、ガイド面189から係止面183へ移動する。係止面183によって、ボス178は、上方への移動が制止される。
図14(A)に示される第1状態において、弁体152のバルブ172の円板198は、供給口163を閉塞する。このとき、図11(A)及び図14(A)に示されるように、ボス178は、筐体151の突片166に当接している。ボス178と突片166との当接により、弁体152が第2状態よりも筐体151に対して上方の位置となる。すなわち、図14(A)に示されるように、ボトル150が第1状態となる。
ユーザは、ボトル150のノズル部161を、タンク80の凹部84に挿入した状態で、第1状態のボトル150の栓部材173を筐体151に対して下方へ押し込む。これにより、弁体152は、コイルバネ154の付勢力に抗して、筐体151に対して下方へ移動する。弁体152が下方へ移動するとともにボス178が下方へ移動すると、突片166に当接していたボス178は、前述されたようにガイド面187に案内されて、カム溝182を反時計回りへ相対的に移動する。
弁体152は、切欠き176が筐体151のガイドレール165に嵌合しているので、筐体151に対して回動できず上下方向7にスライドするのみである。したがって、筐体151及び弁体152に対して、カム部材153が軸線150Aを中心として時計回りに回動する。これにより、ボス178がカム溝182を相対的に反時計回りに移動する。
ボス178が、ガイド面187の左端を超えると、ボス178は更に下方へ移動してガイド面188に当接する。ガイド面188に案内されるボス178は、下方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動して、当接面190に当接する。
ユーザが栓部材173を下方へ押し込むことを止めると、コイルバネ154の付勢力により、弁体152は筐体151に対して上方へ移動する。弁体152とともにボス178が上方へ移動することにより、当接面190に当接していたボス178が、ガイド面189に案内されて、上方へ移動しつつカム溝182を時計回りへ相対的に移動する。ボス178は、ガイド面189の右端へ到達すると、ガイド面189から係止面183へ移動する。係止面183によって、ボス178は、コイルバネ154の付勢力に抗して上方への移動が制止される。ボス178と係止面183との当接により、弁体152が第1状態よりも筐体151に対して下方の位置となる。すなわち、図14(B)に示されるように、ボトル150が第2状態となる。
図14(B)に示されるように、第2状態において、バルブ172の円板198は、供給口163よりも下方に位置するので、供給口163が開放される。また、開口195,197がタンク80の内部空間81に位置して、貯留室155と内部空間81とが第1流路191及び第2流路192を通じて連通する。これにより、前述されたように気液置換が行われる。
[その他の変形例]
前述された実施形態では、ノズル材101がガイド溝115を有しており、弁体102が凸部124を有しているが、凸部と溝との関係は相対的なものなので、ノズル材101及び弁体102のいずれか一方が凸部を有しており、他方が溝部を有していればよい。したがって、ノズル材101の内挿部112の外周面に凸部(第1凸部の一例)が形成され、弁体102の筒部121に内周面にガイド溝(第2溝の一例)が形成され、これら凸部とガイド溝とが嵌合する構成であってもよい。
また、例えば図15に示されるように、ガイド溝115に代えて、内挿部112の内周面に軸線100A周りに螺旋に延びるが雄ネジ部136が形成され、また、凸部124に代えて、筒部121の外周面に軸線100A周りに延びる雌ネジ部137が形成されてもよい。
前述された実施形態では、ボトル100の供給口113が下方を向く姿勢において、第1流路141の開口145と、第2流路142の開口147とは、軸線100A(上下方向7)に沿った位置が同じであったが、図16(A)に示されるように、開口145が、開口147よりも供給口113から遠い位置、すなわち下方にあってもよい。これにより、開口145と開口147との間に水頭差が生じるので、第1流路141を通じて貯留室104からインクが流出しやすい。
また、図16(B)に示されるように、ボトル100の供給口113が下方を向く姿勢において、第1流路191の開口195と、第2流路192の開口197とは、いずれも供給口163より外方に位置してもよい。すなわち、開口195及び開口197は、供給口163よりも下方に位置してもよい。これにより、開口195又は開口197を通じて外部に流出したインクが供給口163に付着しにくい。したがって、タンク80にインクが供給された後に、タンク80からボトル150が取り外されたときに、供給口163からインクが垂れ難い。
また、前述された実施形態では、弁体102に一対の切欠き126が形成され、筐体103にガイドレール133が形成されているが、弁体102の筒部121の外周面にガイドレール(第3凸部の一例)が形成され、筐体103の内周面にガイドレールが嵌まり込む溝が形成されてもよい。
また、前述された実施形態では、ノズル材101の係合リブ114が、タンク80の凹溝86に係合されたが、ノズル材101の軸線100A周りに回動を制止する構成は係合リブ114に限定されない。例えば、ノズル材101に溝が形成されており、当該溝がタンク80に形成された凸部と係合することによって、ノズル材101の回動が制止されてもよい。
また、ノズル材101と、弁体102及び筐体103との相対的な移動は、必ずしもノズル材101がタンク80により回動やスライドなどの移動が制止される必要はなく、例えば、ユーザが、ノズル材101を固定しつつ、弁体102及び筐体103をノズル材101に対して相対的に移動させてもよい。
また、ノズル材101や弁体102、筐体103は、必ずしも一つの部材である必要はなく、複数の部材が組み合わされてもよい。また、供給口113の形状は円形に限定されず、楕円形や角形などの他の形状であってもよい。
また、タンク80において、注入口83及び凹部84は上壁82以外に形成されていてもよい。例えば、注入口83及び凹部84は、タンク80の外面であって上下方向7に対して傾斜する傾斜壁に形成されていてもよい。また、タンク80は、必ずしもキャリッジ40に搭載されている必要はなく、キャリッジ40に搭載されず、チューブなどによってヘッド38とタンク80とがインクが流通可能に接続されていてもよい。
また、前述された実施形態では、インクが印刷用液体の一例として説明されたが、印刷用液体はインクに限定されない。例えば、印刷用液体は、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液や、ヘッド38のノズル39の乾燥を防止するために噴霧される水等であってもよい。
10・・・複合機(印刷装置)
80・・・タンク
83・・・注入口
86・・・凹溝(周囲部)
100,150・・・ボトル(印刷用液体容器)
101・・・ノズル材(第1部材)
102,152・・・弁体(移動部材、第2部材)
103・・・筐体(支持部材、第2部材)
104,155・・・貯留室
113,163・・・供給口
114・・・係合リブ(係合部)
115・・・ガイド溝(第1溝)
124・・・凸部(第2凸部)
126・・・切欠き(第3溝)
133・・・ガイドレール(第4凸部)
141,191・・・第1流路
142,192・・・第2流路
144,194・・・開口(第1開口)
145,195・・・開口(第2開口)
146,196・・・開口(第3開口)
147,197・・・開口(第4開口)
151・・・筐体(第1部材)

Claims (9)

  1. 内部空間と連通する供給口を有する第1部材と、
    上記供給口を開放又は閉塞する弁体を有する第2部材と、を具備しており、
    上記第1部材と上記第2部材とは、第1状態と第2状態とに相対移動可能に連結されており、
    上記第1部材の内部空間及び上記第2部材の内部空間は、液体を貯留する貯留室であり、
    上記弁体は、第1流路及び第2流路を有しており、
    上記第1流路は、第1開口を通じて上記貯留室と連通し、上記弁体の先端部に位置する第2開口を有しており、
    上記第2流路は、第3開口を通じて上記貯留室と連通し、上記弁体の先端部に位置する第4開口を有しており、
    上記第1状態において、上記弁体が上記供給口を閉塞し、且つ、上記第2開口及び上記第4開口は外部に露出されておらず、
    上記第2状態において、上記弁体の先端部が上記供給口から突出して、上記第2開口及び上記第4開口は外部に露出される印刷用液体容器。
  2. 上記第2部材は、
    上記弁体を有する移動部材と、
    上記移動部材をスライド可能に支持する支持部材と、を有しており、
    上記第1部材と上記支持部材とは、相対的に回動可能に連結されており、
    上記移動部材は、上記支持部材の回動が伝達されて上記第1部材に対して回動中心に沿った軸線方向へスライドする請求項1に記載の印刷用液体容器。
  3. 上記第1部材は、上記軸線方向に沿って螺旋形状に延びる第1溝、又は上記軸線方向と交差する方向へ突出する第1凸部を有しており、
    上記移動部材は、上記第1溝と係合する第2凸部、又は上記軸線方向に沿って螺旋形状に延びており且つ上記第1凸部が係合する第2溝を有しており、
    上記支持部材は、上記軸線方向に沿って延びる第3溝又は第3凸部を有しており、
    上記移動部材は、上記第3溝と係合する第4凸部又は溝を有する請求項2に記載の印刷用液体容器。
  4. 上記支持部材は、円筒形状であって、その内部空間に上記第1部材及び上記移動部材の少なくとも一部が位置する請求項2又は3に記載の印刷用液体容器。
  5. 上記第1開口及び上記第3開口は、上記弁体の移動方向に沿った位置が相互に異なる請求項1から4のいずれかに記載の印刷用液体容器。
  6. 上記第2開口及び上記第4開口は、上記弁体の移動方向に沿った位置が相互に異なる請求項1から5のいずれかに記載の印刷用液体容器。
  7. 上記第2状態において、上記第2開口は、上記第4開口よりも上記供給口から遠い位置にある請求項6に記載の印刷用液体容器。
  8. 上記第2状態において、上記第2開口及び上記第4開口は、上記供給口よりも外方に位置する請求項1から7のいずれかに記載の印刷用液体容器。
  9. 上記印刷用液体容器は、印刷装置が有するタンクへ注入口を通じて液体を供給するものであり、
    上記第1部材は、上記タンクの上記注入口の周囲部と係合する係合部を有しており、
    上記係合部が上記周囲部と係合した状態において、上記供給口と上記注入口とが液体を流通可能に連通されており、上記第1部材が上記周囲部に対して回動することが制止される請求項2から4のいずれかに記載の印刷用液体容器。
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