JP2023000678A - 液体供給装置及び液体供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】容器がタンクに着脱されるときのユーザの利便性が向上される手段を提供する。【解決手段】複合機10は、インクを貯留するタンク貯留室75、及び、タンク貯留室75に通ずる注入口78を有する凹部77を備えたタンク本体71と、凹部77の外向き(上向き)に延びるノズル83を有しており、凹部77において回転により上下方向7にスライドするスライダ72と、スライダ72に設けられており、ボトル100と嵌合する凸条89と、注入口78とノズル83の開口との間でインクが流通可能に、スライダ72と凹部77との間を液密に封止するシーリング部材73と、を具備する。【選択図】図8

Description

本発明は、液体が貯留されるタンクを有する液体供給装置、並びに、液体容器及びタンクを有する液体供給システムに関する。
従来の印刷装置において、タンクに貯留されたインクが消費される度に、タンクに接続された容器からインクをタンクへ供給する構成が公知である。容器は、インクを供給するための供給口を有する。供給口からインクが漏れ出すことを防止するために、例えば、特許文献1に記載されているインクカートリッジに設けられている供給バルブを利用することが考えられる。また、容器の供給口からインクが円滑に流れ出るために、容器は大気連通路を有することが好ましい。この大気連通路の開閉のために、引用文献1に記載されている大気開放バルブを利用することが考えられる。
特開2013-49167号公報
特許文献1に記載されている供給バルブ及び大気連通バルブは、バネによってそれぞれ付勢されて供給口や大気連通路を閉塞している。このような構造のバルブを容器に設けると、容器をタンクに接続するときに、ユーザは、バネの付勢力に抗して、容器をタンクに向けて押し込んだり、押し込んだ状態を保持したりする必要がある。また、容器をタンクから取り外すときに、バネの付勢力により、容器が勢いよくタンクから外れるおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器がタンクに着脱されるときのユーザの利便性が向上される手段を提供することにある。
(1) 本発明は、液体容器が嵌合されるタンクを備えた液体供給装置に関する。液体供給装置は、液体を貯留するタンク貯留室、及び、当該タンク貯留室に通ずる開口を有する凹部を備えたタンク本体と、上記凹部の外向きに延びるノズルを有しており、上記凹部において回転により上記ノズルが延びる延出方向にスライドするスライダと、上記スライダに設けられており、液体容器と嵌合する嵌合部と、上記凹部の開口と上記ノズルの開口との間で液体が流通可能に、上記スライダと上記凹部との間を液密に封止する封止材と、を具備する。
スライダの嵌合部に液体容器が嵌合されて回転されると、スライダが回転してノズルとともにスライダがスライドする。スライダのノズルが液体容器の供給口に進入すると、ノズルを通じて、液体容器の液体がタンク貯留室に流出する。
(2) 好ましくは、上記スライダは上記凹部に螺合されるスライダ本体を有しており、上記スライダ本体が第1位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を封止し、上記スライダ本体が上記第1位置より上記外向きの第2位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を開放する。
スライダと凹部との螺合により、スライダが回転しつつ凹部に対して延出方向にスライドする。封止材はスライダ本体の位置によって、ノズルの開口を開閉する。
(3) 本発明は、液体容器と、タンクと、を備えた液体供給システムに関する。上記液体容器は、筐体と、上記筐体内において液体を貯留する容器貯留室と、上記容器貯留室と外部とを連通する供給口と、上記筐体に設けられた被嵌合部と、を具備する。上記タンクは、液体を貯留するタンク貯留室、及び、当該タンク貯留室に通ずる開口を有する凹部を備えたタンク本体と、上記凹部の外向きに延びるノズルを有しており、上記凹部において回転により上記ノズルが延びる延出方向にスライドするスライダと、上記スライダに設けられており、上記被嵌合部と嵌合する第1嵌合部と、上記凹部の開口と上記ノズルの開口との間で液体が流通可能に、上記スライダと上記凹部との間を液密に封止する封止材と、を具備する。
スライダの第1嵌合部に液体容器の被嵌合部が嵌合されて回転されると、スライダが回転してノズルとともにスライダがスライドする。スライダのノズルが液体容器の供給口に進入すると、ノズルを通じて、容器貯留室の液体がタンク貯留室に流出する。
(4) 好ましくは、上記スライダは上記凹部に螺合されるスライダ本体を有しており、上記スライダ本体が第1位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を封止し、上記スライダ本体が上記第1位置より上記外向きの第2位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を開放する。
スライダと凹部との螺合により、スライダが回転しつつ凹部に対して延出方向にスライドする。封止材はスライダ本体の位置によって、ノズルの開口を開閉する。
(5) 好ましくは、上記被嵌合部は、上記筐体の下端に開口して上記延出方向に沿って延びる第1部分と、当該第1部分から上記回転に沿った回転方向に延びる第2部分とを有しており、上記凹部に、上記被嵌合部と嵌合する第2嵌合部が設けられており、上記第1嵌合部は、上記第1部分との嵌合により、上記液体容器が上記スライダに対して回転することを制止し、上記第2嵌合部は、上記第1部分との嵌合により、上記液体容器を上記延出方向に沿って移動可能に案内し、上記第2嵌合部は、上記第2部分との嵌合により、上記液体容器の回転を許容し、且つ上記延出方向への移動を制止する。
第2嵌合部が液体容器と嵌合することにより、液体容器が回転されるときに延出方向へ移動しない。これにより、液体容器の供給口にスライダのノズルが確実に進入する。また、液体容器の供給口にノズルが進入するときに、ユーザが、液体容器が延出方向へ移動しないように液体容器を保持する必要がない。
(6) 好ましくは、上記液体容器は、上記供給口を開閉するバルブと、上記バルブを上記供給口へ向かって付勢する弾性部材と、と更に具備する。
液体容器の供給口にノズルが進入するときに、ユーザが、弾性部材の付勢力に抗して、液体容器が延出方向へ移動しないように液体容器を保持する必要がない。また、タンクから液体容器が取り外されるときに、弾性部材の付勢力により液体容器が勢いよく外れることが軽減される。
(7) 好ましくは、上記ノズルは、第1流路及び第2流路を有する。
液体容器の供給口にノズルが進入すると、第1流路及び第2流路の一方を通じて容器貯留室からタンク貯留室へ液体が流出し、第1流路及び第2流路の他方を通じてタンク貯留室から容器貯留室へ空気が流れる。
(8) 好ましくは、上記筐体は、上記容器貯留室と外部とを連通する大気連通路を有する。
本発明によれば、容器がタンクに着脱されるときのユーザの利便性が向上される。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、タンク70の外観斜視図である。 図4は、タンク70の軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図5は、ボトル100の外観斜視図である。 図6は、ボトル100の軸線101Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図7は、タンク70の凹部77に挿入される前のボトル100及びタンク70を示す斜視図である。 図8は、タンク70の凹部77に挿入される前のボトル100及びタンク70において、軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図9は、タンク70の凹部77に挿入された状態のボトル100及びタンク70において、軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図10は、タンク70の凹部77に挿入されて反時計回りに回転された状態のボトル100及びタンク70において、軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図11は、変形例に係るタンク70に挿入される前のボトル100において、軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図12は、変形例に係るタンク70に挿入された状態のボトル100において、軸線77Aを含む上下方向7に沿った断面を示す断面図である。 図13(A)は、液体容器200を示す断面図であり、図13(B)は、液体容器300を示す断面図である。 図14(A)は、上壁76から上方へ突出する凹部77を有するタンク70の部分断面図であり、図14(B)は、タンク本体71と凹部77とが別部品で構成されたタンク70の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当し、前後方向8及び左右方向9は直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10(液体供給装置の一例)は、概ね直方体形状の筐体14を有する。筐体14の下部に、プリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で用紙12の片面に画像記録する機能を有している。なお、複合機10は、用紙12の両面に画像記録するものであってもよい。筐体14の上部に、操作部17が設けられている。操作部17は、画像記録の指示や各種設定のために操作されるボタンや、各種情報が表示される液晶ディスプレイなどによって構成されている。本実施形態において、操作部17は、ボタン及び液晶ディスプレイの双方の機能を有するタッチパネルによって構成されている。
図2に示されるように、プリンタ部11は、給送トレイ20、給送部16、外ガイド部材18、内ガイド部材19、搬送ローラ対59、排出ローラ対44、プラテン42、記録部24を備えている。これらは、筐体14の内部に位置する。また、筐体14の内部には、複合機10の状態を検知して、検知結果に応じた信号を出力する様々な状態センサが位置する。なお、プリンタ部11の構成は一例であり、プリンタ部11の構成は、他の公知の構成に置き換えられてもよい。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、プリンタ部11の前面23に、開口13が形成されている。給送トレイ20が、前後方向8へ移動することによって、開口13を介して筐体14に対して給送トレイ20が挿入及び抜去可能である。給送トレイ20は、筐体14に装着された給送位置(図1及び図2に示される位置)と、筐体14から抜き出された非給送位置とに移動可能である。給送トレイ20は、筐体14に対して後方へ挿入されることによって給送位置へ移動し、筐体14に対して前方へ引き出されることによって非給送位置へ移動する。
給送トレイ20は、上方が開放された箱形状の部材であり、用紙12を収容する。図2に示されるように、給送トレイ20の底板22に、用紙12が重ねられた状態で支持される。給送トレイ20の前部の上方に、排出トレイ21が位置する。記録部24によって画像記録されて排出された用紙12が、排出トレイ21の上面に支持される。
図2に示されるように、給送トレイ20が給送位置のとき、給送トレイ20に支持された用紙12が搬送路65へ給送可能である。
[給送部16]
図2に示されるように、給送部16は、記録部24の下方且つ給送トレイ20の底板22の上方に位置する。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部に設けられた軸28を中心として、矢印29の方向へ回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20または給送トレイ20に支持された用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、モータの駆動力が伝達されて回転する。これにより、給送位置の給送トレイ20の底板22に支持された用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最上の用紙12が、搬送路65へ給送される。
[搬送路65]
図2に示されるように、給送トレイ20の後端部から搬送路65が延出されている。搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、上方へ向かいつつ後方から前方へUターンするように延びている。直線部34は、概ね前後方向8に沿って延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する外ガイド部材18と内ガイド部材19とによって形成されている。外ガイド部材18及び内ガイド部材19は、左右方向9へ延設されている。直線部34は、記録部24が位置する範囲では、上下方向7に所定間隔を隔てて対向する記録部24とプラテン42とによって形成されている。
給送トレイ20に支持された用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33を搬送されて、搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59に挟持された用紙12は、直線部34を記録部24へ向けて前方へ搬送される。記録部24の直下に到達した用紙12には、記録部24から吐出されたインクが付着することによって画像が記録される。画像記録された用紙12は、直線部34を前方へ搬送されて排出トレイ21に排出される。以上より、用紙12は、図2に一点鎖線の矢印で示される搬送向き15に沿って搬送される。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対44]
図2に示されるように、直線部34に、搬送ローラ対59が位置する。直線部34における搬送ローラ対59よりも搬送向き15の下流に、排出ローラ対44が位置する。
搬送ローラ対59は、搬送ローラ60と、搬送ローラ60の下方に位置するピンチローラ61とを備えている。ピンチローラ61は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ60に押圧されている。搬送ローラ対59は、用紙12を挟持可能である。
排出ローラ対44は、排出ローラ62と、排出ローラ62の上方に位置する拍車63とを備えている。拍車63は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ62へ向けて押圧されている。排出ローラ対44は、用紙12を挟持可能である。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、モータから駆動力を付与されて回転する。搬送ローラ対59に用紙12が挟持されている状態で搬送ローラ60が回転すると、用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送向き15へ搬送され、プラテン42上に搬送される。排出ローラ対44に用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、用紙12は、排出ローラ対44によって搬送向き15へ搬送され、排出トレイ21上に排出される。
[プラテン42]
図2に示されるように、プラテン42は、搬送路65の直線部34に位置する。プラテン42は、上下方向7において記録部24と対向している。プラテン42は、搬送路65を搬送される用紙12を下方から支持する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、プラテン42の上方に位置する。記録部24は、キャリッジ40と、ヘッド38と、タンク70とを備えている。
キャリッジ40は、前後方向8に間隔を空けて位置する2つのガイドレール56、57によって搬送向き15と直交する左右方向9に沿って移動可能に支持されている。ガイドレール56は、ヘッド38よりも搬送向き15の上流に位置する。ガイドレール57は、ヘッド38よりも搬送向き15の下流に位置する。ガイドレール56、57は、左右方向9において搬送路65の直線部34の外方に位置する一対のサイドフレーム(不図示)によって支持されている。キャリッジ40は、モータから駆動力を付与されることにより移動する。
ヘッド38は、キャリッジ40に支持されている。ヘッド38の下面68は、下方へ露出しており、プラテン42と対向している。ヘッド38は、複数のノズル39と、インク流路37と、圧電素子(不図示)とを備えている。
複数のノズル39は、ヘッド38の下面68に開口されている。インク流路37は、タンク70と複数のノズル39とを繋ぐ。圧電素子は、給電により変形するものであり、インク流路37において変形することにより、ノズル39から下方へインク滴を吐出させる。
[タンク70]
図2に示されるように、タンク70は、キャリッジ40に搭載されている。図2から図4に示されるように、タンク70は、タンク本体71、スライダ72、シーリング部材73(封止部材の一例)、およびカバー74を有する。
図2に示されるように、タンク70は、ヘッド38より上方に位置している。なお、本実施形態では、タンク70の全てがヘッド38より上方に位置しているが、タンク70とヘッド38との位置関係は適宜変更されてもよい。本実施形態では、記録部24は、一つのタンク70を備えている。この一つのタンク70には、黒色のインクが貯留されている。なお、タンク70に貯留されるインクの色は黒色に限らない。
図4に示されるように、タンク本体71は、タンク貯留室75を有している。タンク貯留室75にインクが貯留される。図2に示されるように、タンク本体71のタンク貯留室75は、インク流路37を介して複数のノズル39と連通している。これにより、タンク貯留室75からノズル39へインクが供給される。なお、図4では、タンク本体71の底が省略されている。
図3および図4に示されるように、タンク本体71の上壁76には、タンク貯留室75へ向かって凹む凹部77が形成されている。凹部77は、上壁76から下方へ突出する円筒形状であり、下端が開口している。凹部77の内部空間には、ボトル100(図5参照)が挿入可能である。凹部77の外側には、カバー74が嵌合されている。カバー74の下壁には、タンク貯留室75へインクを注入するための注入口78(開口の一例)が形成されている。カバー74は、凹部77の下端との間にシーリング部材73を挟み込んでいる。
凹部77の上端には、3つの突片79(第2被嵌合部の一例)が位置する。3つの突片79は、凹部77の軸線77Aを中心として120度異なる位置にある。各突片79は、凹部77の上端部から軸線77Aへ向かって突出している。
図4に示されるように、凹部77の内周面には雌ネジ80が形成されている。雌ネジ80は、スライダ72の外周面に形成された雄ネジ81と螺合する。雌ネジ80と雄ネジ81とが螺合した状態で、スライダ72が凹部77に対して時計回りに回転すると、スライダ72が凹部77の内部空間において下方へ移動する。スライダ72が凹部77に対して反時計回りに回転すると、スライダ72が凹部77の内部空間において上方へ移動する。
図4に示されるように、スライダ72は、スライダ本体82およびノズル83,84を有する。スライダ本体82は、凹部77に収容可能な円筒形状であり、下端が下壁85により封止されている。スライダ本体82の外周面には、雄ネジ81が形成されている。スライダ本体82の上下方向7に沿った寸法は、凹部77の内部空間の上下方向7に沿った寸法よりも小さい。したがって、スライダ本体82は、凹部77の内部空間に収容された状態で上下方向7に沿って移動可能である。
スライダ本体82の下壁85から上向きにノズル83が延びており、下向きにノズル84が延びている。ノズル83の先端(上端)は三角形状に尖っている。ノズル84の先端(下端)は前後方向8および左右方向9に沿った平面である。ノズル83,84の内部空間は隔壁86に隔てられて、上下方向7に沿って延びる2つの流路87,88(第1流路および第2流路の一例)が形成されている。流路87の水平断面は、上下方向7に沿って一定の大きさである。流路88の水平断面は、ノズル84の内部空間における水平断面が、ノズル83の内部空間における水平断面により大きい。すなわち、流路88の水平断面は、下壁85より下方において段差をなして拡がっている。
スライダ本体82の内周面には、3つの凸条89(嵌合部、第1嵌合部の一例)が位置する。3つの凸条89は、凹部77の軸線77Aを中心として120度異なる位置にある。各凸条89は、スライダ本体82の内周面から軸線77Aへ向かって突出している。各凸条89は、スライダ本体82の上端から下壁85に渡って上下方向7に沿って延びている。
図4に示されるように、シーリング部材73は、エラストマーやゴムからなる弾性変形可能な部材で有り、概ね横平な円筒形状の周壁93を有しており、周壁93の上端に上壁90を有しており、下端に当接板91およびフランジ92を有している。上壁90は、中央が開口した円盤形状であり、中央の開口にノズル84が挿入されている。上壁90の開口を区画する内周面とノズル84の外周面とは液密に当接している。当接板91は、周壁93の内径よりも外径が小さく、周壁93と複数箇所において接続されて周壁93の中央に位置している。当接板91と周壁93との間はインクが流通可能である。
当接板91の外径は、ノズル84の外径よりも若干大きい。当接板91がノズル84の先端(下端)に当接することによって、ノズル84の先端が封止される。フランジ92は周壁93の下端から外向きに突出している。フランジ92は、カバー74および凹部77に挟み込まれて上下方向に対して固定されている。これにより、凹部77の内部空間とタンク貯留室75との間が液密に封止される。当接板91は、カバー74によって下方から支持されている。ノズル84の先端と当接板91とが上下方向7に離れた状態において(図10参照)、ノズル84の先端とカバー74の注入口78との間でインクおよび空気が流通可能である。
図2に示されるように、凹部77には、蓋94が嵌合されている。蓋94が取り外されると、凹部77の内部空間が外部に露出する。この状態で、ボトル100が凹部77に挿入されて回転されると、ボトル100から注入口78を介してタンク貯留室75へインクが注入される。
なお、各図には示されていないが、タンク70には、大気開放口が設けられていてもよい。また、大気開放口は、電磁弁などによって開閉可能であってもよい。
[ボトル100]
以下、図5および図6が適宜参照されつつボトル100が説明される。ボトル100(液体容器の一例)は、インク(液体の一例)を貯留する。ボトル100は、タンク70へ注入口78を通じてインクを供給する。複合機10とボトル100とが、液体供給システムの一例である。図5及び図6に示されるように、ボトル100は、筐体101と、シーリング部材102と、バルブ103とを有する。
図5に示されるように、筐体101の外形は、上下方向7に細長な概ね円筒形状である。図5および図6では、ボトル100は、供給口105が下方へ向いた姿勢で示されているが、ボトル100は、輸送や保管時には、供給口105が上方へ向いた姿勢にされてもよい。
図6に示されるように、筐体101の下端は開口している。筐体101の上端の開口は、封止部材111により封止されている。筐体101の内部空間は、インクを貯留する貯留室104(容器貯留室の一例)である。貯留室104には、主面が前後方向8および左右方向9に沿って拡がる円柱形状のバネ座112が位置する。バネ座112は、上端部に外方へ突出するフランジを有しており、そのフランジの下端面にコイルバネ114(弾性部材の一例)が当接し、円柱形状のバネ座112の下側部分はコイルバネ114に内挿される。バネ座112の最大径は、貯留室104の内径よりも小さく、バネ座112は、複数の接続リブ113により筐体101の内周面と接続されている。バネ座112と筐体101の内周面との間は、インクが流通可能である。
図6に示されるように、シーリング部材102は、筐体101の下端の内側に位置している。シーリング部材102は、ゴムやエラストマーからなる弾性変形可能な円筒形状の部材である。シーリング部材102と筐体101の内周面とは、液密に当接している。シーリング部材102の上端および下端は開口しており、シーリング部材102の内部空間が、貯留室104からインクを外部に流出する供給口105である。
図6に示されるように、バルブ103は、貯留室104に位置している。バルブ103の外形は、概ね円柱形状であって、下端部から外方にフランジが突出している。このフランジの外径は、貯留室104の内径よりも小さい。したがって、バルブ103の周囲をインクが流通可能である。バルブ103は、バネ座112よりもシーリング部材102に近い位置にある。バネ座112とバルブ103との間には、コイルバネ114が位置している。コイルバネ114は、上端がバネ座112のフランジに当接し、下端がバルブ103のフランジに当接して圧縮された状態にある。コイルバネ114に付勢されることによって、バルブ103の下端面がシーリング部材102に当接して供給口105を液密に封止する。バルブ103の下端面にノズル83が当接して、コイルバネ114の付勢力に抗してバルブ103がシーリング部材102から離間されると、供給口105に挿入されたノズル83の流路87を通じて貯留室104からインクが外部へ流出する。
図5に示されるように、筐体101の外周面には、3つの溝115(被嵌合部の一例)が形成されている。3つの溝115は、ボトル100の軸線100Aを中心として120度異なる位置にある。溝115は、筐体101の下端面に開口して上下方向7(延出方向の一例)に沿って延びる第1溝115A(第1部分の一例)と、第1溝115Aの上端から周方向(回転方向の一例)に沿って同図の左方へ延びる第2溝115B(第2部分の一例)と、を有する。第1溝115Aと第2溝115Bとは連続した空間を区画している。溝115には、タンク70の突片79が進入可能である。
[ボトル100によるタンク70へのインクの供給]
以下、図7から図10が参照されつつ、ボトル100によるタンク70へのインクの供給方法が説明される。
ヘッド38のノズル39からインクが排出されることによって、タンク70のインクが消費されると、例えば、タンク70のインクの残量が少ないことを示す報知に応じて、ユーザがタンク70へインクを補充する。タンク70へインクを補充するときは、ユーザは、複合機10の上部カバーを回動するなどして、タンク70の上壁76を外部へ露出させる。そして、ユーザは、蓋94を取り外して凹部77を外部へ露出させる。
ユーザは、インクが貯留されているボトル100を準備して、供給口105を下方へ向けて、ボトル100の下端部を、タンク70の凹部77へ挿入する。このとき、ボトル100は、バルブ103が供給口105を閉塞した状態である。また、タンク70において、スライダ72は下端位置(第1位置の一例)にあり、ノズル84の下端、すなわち流路87,88の下側の開口がシーリング部材73の当接板91によって封止されている。
図7および図8に示されるように、凹部77へのボトル100の下端部の挿入において、ユーザは、筐体101の第1溝115Aと、凹部77の突片79との位置を合わせる。第1溝115Aと突片79との位置が合致すると、突片79が第1溝115Aに進入可能となり、突片79をガイドとしてボトル100が凹部77へ挿入可能となる。
図9に示されるように、突片79が第1溝115Aの上端に到達すると、ボトル100の供給口105に、タンク70のノズル83が進入する。シーリング部材102は、ノズル83の外周面と液密に当接する。この状態では、バルブ103は、供給口105を封止している。
図9に示されるように、スライダ72の凸条89は第1溝115Aに進入する。この状態において、突片79をガイドとして、タンク70に対して、筐体101を軸線100A周りに反時計回りに回動可能である。ユーザが筐体101を反時計回りに回動すると、突片79は第2溝115Bに進入する。
筐体101が反時計回りに回動されると、第1溝115Aによって凸条89も反時計回りに回動される。すなわち、凹部77においてスライダ72は筐体101に対して空転せずに反時計回りに回動する。スライダ72の雄ネジ81は凹部77の雌ネジ80と螺合しているので、スライダ72は、凹部77において反時計回りに回動しつつ上方へ移動して、図10に示されるように、上端位置(第2位置の一例)に到達する。スライダ72が上方へ移動するに伴って、凸条89も第1溝115Aを上方へ移動する。筐体101が反時計回りに回動されるときに、突片79が第2溝115Bにあるので、筐体101は、スライダ72が上方へ移動しても、凹部77に対して上方へ移動しない。また、筐体101を凹部77から引き抜くことができない。
図10に示されるように、凹部77においてスライダ72が上端位置に到達すると、スライダ72とともにノズル83が上方へ移動して、バルブ103をコイルバネ114の付勢力に抗して上方へ押し上げる。これにより、バルブ103がシーリング部材102から離れる。これにより、ボトル100の貯留室104のインクが、ノズル83の流路87に流入可能となる。また、ノズル84の下端は、シーリング部材73の当接板91から離れる。これにより、ノズル84の流路87,88にインクおよび気体が流通可能となる。また、シーリング部材73の当接板91の周囲を通じて、ノズル84の流路87,88と、カバー74の注入口78とが連通する。
流路88の水平断面は、下壁85より下方において段差をなして拡がっているので、流路87の上端の開口と、流路88の上端の開口との間には水頭差が生じる。これにより、貯留室104に貯留されたインクが、流路87に流通して、カバー74の注入口78を介してタンク70のタンク貯留室75に流れ込む。
また、インクの流通に際して、タンク貯留室75の空気が、流路88を通じて貯留室104に流入する。ここで、貯留室104からタンク貯留室75へ流通するインクの体積と、タンク貯留室75から貯留室104へ流通する空気の体積とは、ほぼ同じである。このようにして、いわゆる気液置換が行われる。ボトル100の貯留室104内のインクがすべてタンク70のタンク貯留室75へ流出すると、気液置換が終了する。
ボトル100からタンク70へのインクの供給を終了すると、ユーザは、図10に示される状態から、筐体101をタンク70に対して時計回りに相対的に回動して、図9に示される状態とする。これにより、タンク70の突片79が筐体101の第1溝115Aに進入可能となり、ボトル100がタンク70に対して上方へ移動可能となる。図9に示される状態のボトル100においては、バルブ103が供給口105を閉塞するので、仮にボトル100の貯留室104にインクが残っていたとしても、タンク70から取り外したボトル100の供給口105からインクが流れ落ちない。また、筐体101とともにスライダ72が時計回りに回動することによって凹部77を下方へ移動して、ノズル84の下端面がシーリング部材73の当接板91に当接して、流路87,88が封止される。
[実施形態の作用効果]
スライダ72の凸条89とボトル100の第1溝115Aとが嵌合されて反時計回りに回転されると、スライダ72が回転してノズル83,84とともにスライダ72がスライドする。スライダ72のノズル83がボトル100の供給口105に進入してバルブ103が開かれると、ノズル83,84を通じて、ボトル100のインクがタンク貯留室75に流出する。
また、スライダ72と凹部77とが螺合することにより、スライダ72が反時計回りに回転しつつ凹部77に対して上方にスライドする。シーリング部材73は、スライダ本体82の位置によって、ノズル84の下端の開口を開閉する。
また、タンク70の突片79がボトル100の第2溝115Bと嵌合することにより、ボトル100が回転されるときに上下方向7へ移動しない。これにより、ボトル100の供給口105にスライダ72のノズル83が確実に進入する。また、ボトル100の供給口105にノズル83が進入するときに、ユーザが、コイルバネ114の付勢力に抗して、ボトル100が上下方向7へ移動しないようにボトル100を保持する必要がない。また、タンク70からボトル100が取り外されるときに、コイルバネ114の付勢力によりボトル100が勢いよく外れることが軽減される。
[変形例]
前述された実施形態では、スライダ72のノズル84とシーリング部材73とが液密に当接することによってスライダ72と凹部77との間が封止されていたが、スライダ72と凹部77との間を液密に封止する構成はこれに限らない。例えば、図11および図12に示されるように、スライダ72は、ノズル84を有していなくてもよい。この場合、シーリング部材73に代えて、シーリング部材95が凹部77に設けられる。
図11および図12に示されるように、シーリング部材95は、エラストマーやゴムからなる弾性変形可能な部材で有り、概ね横平な円錐形状の周壁96を有している。周壁96の上端は開口しており、周壁96は、弾性変形しつつ、スライダ72のノズル83の下端の開口周りにおいて下壁85に当接している。シーリング部材95は、周壁93に囲まれる内部空間に当接部97を有している。当接部97は、先端側が先細りの概ね円柱形状であり、スライダ72が下端位置にあるときに(図11参照)、ノズル83の下端の開口を封止する。当接部97は、周壁96の下端部の内径よりも外径が小さく、周壁96と複数箇所において接続されて周壁96の中央に位置している。当接部97と周壁96との間はインクが流通可能である。周壁96の下端には外方へ突出するフランジ98が形成されている。フランジ98は、カバー74および凹部77に挟み込まれて上下方向に対して固定されている。これにより、凹部77の内部空間とタンク貯留室75との間が液密に封止される。
図12に示されるように、スライダ72が上端位置にあるときに、ノズル83の下端の開口は当接部97から離間する。周壁96の上端は、周壁が弾性的に復元してスライダ72の下壁85に当接している。これにより、ノズル83の下端の開口とカバー74の注入口78との間でインクが流通可能である。
図11および図12に示されるように、スライダ72のノズル83は、前述された実施形態のように2つの流路に区画されておらず、1つの流路であってもよい。このとき、ボトル100の筐体101の封止部材111には、大気連通路106が形成される。大気連通路106は、インクが流出しないように、半透膜で封止されていたり、ラビリンス構造であったり、バルブによって開閉可能であったりしてもよい。同図に示されるように、ボトル100の貯留室104において、コイルバネ114は、バルブ103と封止部材111との間に設けられていてもよい。この場合、バルブ103の形状は適宜変更される。
[その他の変形例]
なお、前述された実施形態では、ボトル100の筐体101は円筒形状であるが、これに限らない。例えば、筐体101は、ボトル形状などの他の形状であってもよい。図13(A)に示されるように、液体容器200は、ブロー成形された細口の容器201と、容器201の細口に螺合された供給部202を有するものであってもよい。供給部202は、シーリング部材102、バルブ103、コイルバネ114と同様の、シーリング部材203,バルブ204、及びコイルバネ205を有する。液体容器200は、2つの流路87,88を有するノズル83を備えたタンク70に液体を供給する。また、図13(B)に示されるように、液体容器300は、2枚の樹脂シートが溶着されたバッグ301と、バッグ301に溶着により接続された供給部302を有するものであってもよい。供給部302は、シーリング部材102、バルブ103、コイルバネ114と同様の、シーリング部材303,バルブ304、及びコイルバネ305を有する。液体容器300は、隔壁86がない1つの流路を有するノズル83を備えたタンク70に液体を供給する。
また、タンク70において、凹部77は上壁76以外に形成されていてもよい。例えば、凹部77は、タンク70の外面であって上下方向7に対して傾斜する傾斜壁に形成されていてもよい。また、凹部77は、上壁76に対して凹むように形成されていなくてもよく、図14(A)に示されるように、上壁76から上方へ突出する円筒形状の部分として形成されてもよい。また、タンク70は、必ずしもキャリッジ40に搭載されている必要はなく、キャリッジ40に搭載されず、チューブなどによってヘッド38とタンク70とがインクが流通可能に接続されていてもよい。
また、タンク本体71やスライダ72、カバー74などは、必ずしも一つの部材である必要はなく、複数の部材が組み合わされてもよい。例えば図14(B)に示されるように、タンク本体71と、凹部77を構成する部材とが別部材であってもよい。同様に、筐体101やバルブ103なども、必ずしも一つの部材である必要はなく、複数の部材が組み合わされてもよい。
また、前述された実施形態では、インクが印刷用液体の一例として説明されたが、印刷用液体はインクに限定されない。例えば、印刷用液体は、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液や、ヘッド38のノズル39の乾燥を防止するために噴霧される水等であってもよい。
10・・・複合機(液体供給装置)
70・・・タンク
71・・・タンク本体
72・・・スライダ
73,95・・・シーリング部材(封止部材)
75・・・タンク貯留室
77・・・凹部
78・・・注入口(開口)
79・・・突片(第2嵌合部)
82・・・スライダ本体
83,84・・・ノズル
87,88・・・流路(第1流路、第2流路)
89・・・凸条(嵌合部、第1嵌合部)
100・・・ボトル(液体容器)
101・・・筐体
103・・・バルブ
104・・・貯留室(容器貯留室)
105・・・供給口
106・・・大気連通路
114・・・コイルバネ
115・・・溝(被嵌合部)
115A・・・第1溝(第1部分)
115B・・・第2溝(第2部分)

Claims (8)

  1. 液体容器が嵌合されるタンクを備えた液体供給装置であって、
    液体を貯留するタンク貯留室、及び、当該タンク貯留室に通ずる開口を有する凹部を備えたタンク本体と、
    上記凹部の外向きに延びるノズルを有しており、上記凹部において回転により上記ノズルが延びる延出方向にスライドするスライダと、
    上記スライダに設けられており、液体容器と嵌合する嵌合部と、
    上記凹部の開口と上記ノズルの開口との間で液体が流通可能に、上記スライダと上記凹部との間を液密に封止する封止材と、を具備する液体供給装置。
  2. 上記スライダは上記凹部に螺合されるスライダ本体を有しており、
    上記スライダ本体が第1位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を封止し、
    上記スライダ本体が上記第1位置より上記外向きの第2位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を開放する請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 液体容器と、タンクと、を備えた液体供給システムであって、
    上記液体容器は、
    筐体と、
    上記筐体内において液体を貯留する容器貯留室と、
    上記容器貯留室と外部とを連通する供給口と、
    上記筐体に設けられた被嵌合部と、を具備しており、
    上記タンクは、
    液体を貯留するタンク貯留室、及び、当該タンク貯留室に通ずる開口を有する凹部を備えたタンク本体と、
    上記凹部の外向きに延びるノズルを有しており、上記凹部において回転により上記ノズルが延びる延出方向にスライドするスライダと、
    上記スライダに設けられており、上記被嵌合部と嵌合する第1嵌合部と、
    上記凹部の開口と上記ノズルの開口との間で液体が流通可能に、上記スライダと上記凹部との間を液密に封止する封止材と、を具備する液体供給システム。
  4. 上記スライダは上記凹部に螺合されるスライダ本体を有しており、
    上記スライダ本体が第1位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を封止し、
    上記スライダ本体が上記第1位置より上記外向きの第2位置であるときに、上記封止材は上記ノズルの開口を開放する請求項3に記載の液体供給システム。
  5. 上記被嵌合部は、上記筐体の下端に開口して上記延出方向に沿って延びる第1部分と、当該第1部分から上記回転に沿った回転方向に延びる第2部分とを有しており、
    上記凹部に、上記被嵌合部と嵌合する第2嵌合部が設けられており、
    上記第1嵌合部は、上記第1部分との嵌合により、上記液体容器が上記スライダに対して回転することを制止し、
    上記第2嵌合部は、上記第1部分との嵌合により、上記液体容器を上記延出方向に沿って移動可能に案内し、
    上記第2嵌合部は、上記第2部分との嵌合により、上記液体容器の回転を許容し、且つ上記延出方向への移動を制止する請求項3又は4に記載の液体供給システム。
  6. 上記液体容器は、
    上記供給口を開閉するバルブと、
    上記バルブを上記供給口へ向かって付勢する弾性部材と、と更に具備する請求項3から5のいずれかに記載の液体供給システム。
  7. 上記ノズルは、第1流路及び第2流路を有する請求項3から6のいずれかに記載の液体供給システム。
  8. 上記筐体は、上記容器貯留室と外部とを連通する大気連通路を有する請求項3から6のいずれかに記載の液体供給システム。
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