JP2019010839A - 供給装置 - Google Patents

供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019010839A
JP2019010839A JP2017129925A JP2017129925A JP2019010839A JP 2019010839 A JP2019010839 A JP 2019010839A JP 2017129925 A JP2017129925 A JP 2017129925A JP 2017129925 A JP2017129925 A JP 2017129925A JP 2019010839 A JP2019010839 A JP 2019010839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
housing
sensor
attachment
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017129925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6969178B2 (ja
Inventor
泰央 西川
Yasuo Nishikawa
泰央 西川
朋広 和田
Tomohiro Wada
朋広 和田
吉記 刑部
Yoshinori Osakabe
吉記 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017129925A priority Critical patent/JP6969178B2/ja
Publication of JP2019010839A publication Critical patent/JP2019010839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6969178B2 publication Critical patent/JP6969178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】選択的に取り付けられたユニットの相違によるカバーの相違に対応する。【解決手段】複合機10は、開口22からアクセス可能な収容空間17を有する筐体14と、開口22を開閉するカバー70と、収容空間17に収容されるリフィルユニット250と、カバー70に代えて開口22を開閉するカバー230と、リフィルユニット250に代えて収容空間17に収容されるタンクセット99と、各カバー70、230を開位置に保持する柱部93と、各カバー70、230の閉位置を検知するセンサ130とを備える。カバー70の取付時にセンサ130は第1位置に配置される。カバー230の取付時にセンサ130は第1位置よりも前方の第2位置に配置される。カバー70は、開位置で柱部93と当接し閉位置で第1位置のセンサ130に検知される。カバー230は、開位置で柱部93と当接し閉位置で第2位置のセンサ130に検知される。【選択図】図14

Description

本発明は、第1液体供給ユニット又は第2液体供給ユニットが選択的に取付け可能な筐体を有する供給装置に関する。
従来、インクカートリッジに貯留されたインクをノズルから吐出することによって、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方式の画像記録装置が知られている。このような、いわゆるインクジェット記録装置において、インクが消費される毎に新たなインクカートリッジを装着可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、インクを補充可能なタンクと、タンクから供給されたインクをノズルから吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドとを有するインクジェット記録方式の画像記録装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。タンク内のインクが消費されると、使用者はタンクに設けられた供給口からボトルに貯留されたインクをタンクに補充可能である。
特開2007−152575号公報 特開2015−199261号公報
インクを供給するユニットがインクカートリッジで構成されるか、又はタンクで構成されるかが異なっていても、供給されたインクを用いて記録媒体に画像を記録する画像記録ユニットは共通にすることができる。したがって、インクを供給する構成が異なっていても、その他の部材が共通化されることによって、コストダウンを図ることができる。
しかしながら、インクを供給するユニットが異なると、当該ユニットが配置された筐体の開口を開閉するカバーの形状が異なる。
例えば、タンクにおいて、供給口はタンクの上部に配置されることが多い。そして、ボトルの口を下方又は斜め下方へ向けつつ供給口に挿入して、ボトルからタンクへインクが補充される。したがって、タンクの前壁は、筐体の開口よりも前方へ突出している必要がある。そして、カバーは、タンクに合わせて、筐体の開口よりも前方へ突出している必要がある。
一方、インクカートリッジでは、タンクのように供給口からインクが補充されることはない。そのため、インクカートリッジの前壁は、筐体の開口よりも前方へ突出している必要はなく、むしろ筐体の美感の観点などから、筐体の開口よりも前方へ突出していないことが望ましい。そして、カバーは、インクカートリッジに合わせて、筐体の開口よりも前方へ突出していないことが望ましい。
そこで、筐体の形状を共通化しつつ、各種ユニットに合わせて複数種類のカバーを付け替えることが考えられる。しかしながら、複数種類のカバーを付け替える場合、カバーを開閉させるためのカバーの回動軸の位置や、カバーを開位置に保持するためのストッパの位置や、カバーの閉位置を検知するためのセンサの位置が、カバー毎に異なるという問題が生じる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のユニットが選択的に取付け可能な筐体を有する供給装置において、部材の共通化をできるだけ維持しつつ、ユニットの相違によるカバーの相違に対応できる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る供給装置は、外部へ開口する収容空間を有する筐体と、上記開口を開閉する第1カバーと、上記筐体の開口周縁部に設けられ、上記第1カバーを回動可能に支持する第1アタッチメントと、上記収容空間に収容される第1液体供給ユニットと、上記第1カバーに代えて上記開口を開閉する第2カバーと、上記筐体の開口周縁部に上記第1アタッチメントに代えて設けられ、上記第2カバーを回動可能に支持する第2アタッチメントと、上記第1液体供給ユニットに代えて上記収容空間に収容される第2液体供給ユニットと、上記筐体の開口周縁部に形成されており、上記第1カバー及び上記第2カバーと当接して、上記第1カバー及び上記第2カバーを、上記開口を開放する開位置に保持するストッパと、上記第1カバー及び上記第2カバーが上記開口を塞ぐ閉位置であることを検知するセンサと、を備える。上記第1アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第1カバーが上記第1アタッチメントに支持された状態において、上記センサは第1位置に配置されている。上記第2アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第2カバーが上記第2アタッチメントに支持された状態において、上記センサは上記第1位置と異なる第2位置に配置されている。上記第1カバーは、上記開位置において上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記第1位置の上記センサによって検知される第1被検知部を備える。上記第2カバーは、上記開位置において上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記第2位置の上記センサによって検知される第2被検知部を備える。
本構成によれば、取り付けられるカバーが第1カバー及び第2カバーの何れであるかに応じて、センサの配置位置が異なる。これにより、第1カバーを開位置に保持するストッパと、第2カバーを開位置に保持するストッパとを共通化することができる。
(2) 本発明に係る供給装置は、上記筐体に形成されており、上記センサを上記第1位置または上記第2位置の一方に固定する固定部と、上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置または上記第2位置の他方に固定する着脱部材と、を備える。
仮に、センサを第1位置に固定する固定部とセンサを第2位置に固定する固定部とが共に筐体に形成されていると、以下の問題が生じるおそれがある。第1位置と第2位置とが互いに近い場合、第1被検知部が、センサを第2位置に固定する固定部と干渉するおそれがある。また、第2被検知部が、センサを第1位置に固定する固定部と干渉するおそれがある。
本構成によれば、センサが固定部によって第1位置または第2位置の一方に固定されている場合に、着脱部材が筐体に対して脱抜されることにより、第1被検知部または第2被検知部の一方が着脱部材と干渉することが防止できる。
また、固定部の位置を、着脱部材に対して、着脱部材によって固定されたセンサを検知する第1被検知部または第2被検知部の他方の反対の位置とすることにより、第1被検知部または第2被検知部の他方が固定部と干渉することが防止できる。
(3) 本発明に係る供給装置は、上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置または上記第2位置の少なくとも一方に固定する着脱部材を備える。
本構成によれば、センサが第1位置または第2位置の一方に位置するように着脱部材が筐体に装着されている場合に、センサが第1位置または第2位置の他方に位置するように別の着脱部材が筐体に装着されないことにより、第1被検知部または第2被検知部が当該別の着脱部材と干渉することが防止できる。
なお、第1被検知部及び第2被検知部が着脱部材と干渉するおそれがない程に、第1位置と第2位置との距離が離れている場合には、センサが第1位置に位置するように着脱部材が筐体に装着され、且つセンサが第2位置に位置するように別の着脱部材が筐体に装着することが可能である。また、当該場合には、2つのセンサを第1位置及び第2位置の双方に固定する着脱部材が筐体に装着されることが可能である。
(4) 本発明に係る供給装置は、上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置に固定する第1着脱部材と、上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第2位置に固定する第2着脱部材と、を備える。
本構成によれば、第1着脱部材または第2着脱部材の一方が筐体に装着されている場合に、第1着脱部材または第2着脱部材の他方が筐体に装着されないことにより、第1被検知部または第2被検知部が第1着脱部材や第2着脱部材と干渉することが防止できる。なお、第1被検知部及び第2被検知部が第1着脱部材や第2着脱部材と干渉するおそれがない程に、第1位置と第2位置との距離が離れている場合には、第1着脱部材及び第2着脱部材の双方を筐体に装着することが可能である。
(5) 本発明に係る供給装置は、上記筐体に支持される第1被支持体と、上記第1被支持体に代えて上記筐体に支持される第2被支持体と、を備える。上記第1被支持体は、上記第1アタッチメント、上記第1位置の上記センサ、及び上記ストッパを備える。上記第2被支持体は、上記第2アタッチメント、上記第2位置の上記センサ、及び上記ストッパを備える。
本構成によれば、第1被支持体及び第2被支持体を取り替えるだけで、アタッチメント、センサの位置、及びストッパの位置を所要のカバーに対応させることができる。
(6) 本発明に係る供給装置は、外部へ開口する収容空間を有する筐体と、上記開口を開閉する第1カバーと、上記筐体の開口周縁部に設けられ、上記第1カバーを回動可能に支持する第1アタッチメントと、上記収容空間に収容される第1液体供給ユニットと、上記第1カバーに代えて上記開口を開閉する第2カバーと、上記筐体の開口周縁部に上記第1アタッチメントに代えて設けられ、上記第2カバーを回動可能に支持する第2アタッチメントと、上記第1液体供給ユニットに代えて上記収容空間に収容される第2液体供給ユニットと、上記筐体の開口周縁部に形成されており、上記第1カバー及び上記第2カバーと当接して、上記第1カバー及び上記第2カバーを、上記開口を開放する開位置に保持するストッパと、上記第1カバー及び上記第2カバーが上記開口を塞ぐ閉位置であることを検知するセンサと、を備える。上記第1アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第1カバーが上記第1アタッチメントに支持された状態において、上記ストッパは第3位置に形成されている。上記第2アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第2カバーが上記第2アタッチメントに支持された状態において、上記ストッパは上記第3位置と異なる第4位置に形成されている。上記第1カバーは、上記開位置において上記第3位置に形成された上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記センサによって検知される第3被検知部を備える。上記第2カバーは、上記開位置において上記第4位置に形成された上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記センサによって検知される第4被検知部を備える。
本構成によれば、取り付けられるカバーが第1カバー及び第2カバーの何れであるかに応じて、ストッパの形成位置が異なる。これにより、第1カバーが閉位置であることを検知するセンサと、第2カバーが閉位置であることを検知するセンサとを共通化することができる。
(7) 本発明に係る供給装置は、上記筐体に支持される第1被支持体と、上記第1被支持体に代えて上記筐体に支持される第2被支持体と、を備える。上記第1被支持体は、上記第1アタッチメント、上記センサ、及び上記第3位置の上記ストッパを備える。上記第2被支持体は、上記第2アタッチメント、上記センサ、及び上記第4位置の上記ストッパを備える。
本構成によれば、第1被支持体及び第2被支持体を取り替えるだけで、アタッチメント、センサの位置、及びストッパの位置を所要のカバーに対応させることができる。
(8) 例えば、上記第1液体供給ユニットは、上記開口を通じて上記収容空間に挿入可能であって液体を貯留するカートリッジを備える。
(9) 例えば、上記第2液体供給ユニットは、液体を貯留する貯留室と、上記貯留室に液体を供給するための供給口とを有するタンクを備える。上記タンクは、上記供給口が上記開口を通じて外部へ露出されるものである。
(10) 上記筐体に固定された状態の上記第2アタッチメントに支持された上記閉位置の上記第2カバーは、上記筐体の外面から突出した位置にある。上記タンクは、上記供給口が形成されており且つ上記筐体の外面よりも上記筐体の外方に位置する壁を備える。上記壁は、上記筐体の外方から上記筐体に近づくにしたがって上方へ向かうように上下方向に対して傾斜している。
本構成によれば、タンクへ液体を補充するとき、ボトルの口を斜め下方へ向けつつ供給口に挿入できる。そのため、本構成のタンクは、筐体の外面からの突出長を、ボトルの口を下方へ向けつつ供給口へ挿入する構成のタンクに比べて短くすることができる。
(11) 上記筐体に固定された状態の上記第1アタッチメントに支持された上記閉位置の上記第1カバーの外面は、上記筐体の外面と面一である。
本構成によれば、供給装置の外観の凹凸を減らすことで、供給装置の外観の美感を高めることができる。
(12) 例えば、上記開口は、当該供給装置が使用される使用姿勢において、上記筐体の側壁に形成されている。
本発明によれば、複数のユニットが選択的に取付け可能な筐体を有する供給装置において、部材の共通化をできるだけ維持しつつ、ユニットの相違によるカバーの相違に対応できる。
図1は、インクカートリッジ装着仕様の複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びプラテン42の配置を示す平面図である。 図4は、筐体14を示す斜視図である。 図5は、筐体14と第1アタッチメント51とリフィルユニット250を示す斜視図である。 図6(A)は、カバー70が閉位置にあるときの複合機10の断面図であり、図6(B)は、カバー70が開位置にあるときの複合機10の断面図である。 図7は、インクカートリッジ251の外観斜視図である。 図8は、タンクセット装着仕様の複合機10の外観斜視図である。 図9は、筐体14及び第2アタッチメント52を示す斜視図である。 図10(A)は、カバー230が閉位置にあるときの複合機10の断面図であり、図10(B)は、カバー230が開位置にあるときの複合機10の断面図である。 図11は、タンクセット99の前方分解斜視図である。 図12は、タンクセット99の後方分解斜視図である。 図13は、筐体14及びタンクセット99を示す斜視図である。 図14は、筐体14におけるセンサ130周辺を示す斜視図であり、(A)にはセンサ固定用部材135が装着されていない状態が示されており、(B)にはセンサ固定用部材135が装着されている状態が示されている。 図15は、実施形態2における筐体14及びカバー70を模式的に示した断面図であり、(A)にはカバー70が閉位置の状態が示されており、(B)にはカバー70が開位置の状態が示されている。 図16は、実施形態2における筐体14及びカバー230を模式的に示した断面図であり、(A)にはカバー230が閉位置の状態が示されており、(B)にはカバー230が開位置の状態が示されている。 図17(A)は、第1被支持体151の外観斜視図であり、図17(B)は、第2被支持体152の外観斜視図である。 図18(A)は、第1被支持体161の外観斜視図であり、図18(B)は、第2被支持体162の外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1及び図8の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10(供給装置の一例)は、概ね直方体形状である。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。プリンタ部11は、前壁14Aに開口13が形成された筐体14を有している。図2に示されるように、筐体14の内部には、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42と、リフィルユニット250のリフィルケース252(図5参照)と、が配置されている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
図1に示されるように、給送トレイ20は、開口13を通じて前後方向8に沿ってユーザによって複合機10に対して挿抜される。開口13は、複合機10の前面で且つ左右方向9の中央部に位置する。図2に示されるように、給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されている。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって記録部24とプラテン42との間から排出された用紙12を支持する。
[給送部15]
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備える。給送ローラ25は、給送アーム26の先端に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)の逆転によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。以下、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62が、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転することを、「正回転」と表記する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20に向かって回動付勢されている。
[搬送経路65]
図2に示されるように、搬送経路65は、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部から後方に延びる経路である。搬送経路65は、プリンタ部11の後部において上方に延びつつ前方にUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。図2及び図3に示されるように、搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
図2に示されるように、搬送ローラ部54は、記録部24より搬送向き16の上流に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[排出ローラ部55]
図2に示されるように、排出ローラ部55は、記録部24より搬送向き16の下流に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。
図3に示されるように、キャリッジ23は、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。ガイドレール43、44は、プリンタ部11のフレームに支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構に連結されている。ベルト機構は、キャリッジモータ(不図示)によって駆動される。ベルト機構に連結されたキャリッジ23は、キャリッジモータの駆動によって左右方向9に沿って往復移動する。キャリッジ23の移動範囲は、図3の一点鎖線で示されるように、搬送経路65より右方及び左方にまで及ぶ。
キャリッジ23からは、インクチューブ32とフレキシブルフラットケーブル33とが延出されている。
インクチューブ32は、リフィルユニット250のリフィルケース252(図5参照)及び記録ヘッド39を接続するものである。インクチューブ32は、リフィルユニット250の各インクカートリッジ251に貯留されたインク(液体の一例)を記録ヘッド39に供給する。インクカートリッジ251は、カートリッジの一例である。各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のインクチューブ32が、各インクカートリッジ251に対応して設けられており、これらが束ねられた状態でキャリッジ23と接続されている。なお、リフィルユニット250に代えてタンクセット99が設けられた態様(図8及び図9参照)では、インクチューブ32は、タンクセット99(図11及び図12参照)及び記録ヘッド39を接続する。
フレキシブルフラットケーブル33は、複合機10の動作を制御する制御部(不図示)が実装された制御基板及び記録ヘッド39を電気的に接続するものである。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部から出力される制御信号を記録ヘッド39に伝達する。
図2に示されるように、キャリッジ23は、記録ヘッド39を搭載している。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が配置されている。複数のノズル40の先端は、記録ヘッド39の下面から露出している。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されている用紙12に向けて記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に画像が記録される。また、これにより、各インクカートリッジ251に貯留されたインクが消費される。
[プラテン42]
図2及び図3に示されるように、プラテン42は、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、搬送経路65を挟んで記録部24と上下方向7に対向配置されている。プラテン42は、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下方から支持する。
[第1アタッチメント51]
図4に示されるように、筐体14の前壁14A(側壁の一例)の右部に、開口22が形成されている。開口22の奥側には、リフィルユニット250のリフィルケース252(図5参照)を収容可能な収容空間17が形成されている。開口22は、筐体14の内部と外部とを連通している。図5に示されるように、開口22の下方にある開口周縁部22Aには、第1アタッチメント51が設けられている。本実施形態において、第1アタッチメント51は、筐体14と一体に形成されており、開口周縁部22Aから前方へ突出している。なお、第1アタッチメント51は、筐体14と別体であってもよい。この場合、第1アタッチメント51は、ネジ留めなどにより筐体14に固定される。
第1アタッチメント51は、カバー70を回動可能に支持する支持部47を備えている。支持部47は、第1アタッチメント51の左右両端から左右方向9の外側へ一対が突出している。
[カバー70]
図6に示されるように、筐体14には、第1アタッチメント51を介してカバー70(第1カバーの一例)が、開口22を覆うようにして取り付けられている。カバー70は、開口22を閉塞する閉位置(図6(A)に示される位置)と、開口22を開放する開位置(図6(B)に示される位置)との間を回動可能である。
図5に示されるように、第1アタッチメント51の支持部47は、左右方向9に離れて一対が設けられている。図6に示されるように、カバー70は、左右方向9に延びる回動軸線70A(回動中心)周りに回動可能である。回動軸線70Aは、支持部47の中心を通る線である。図6(A)に示される閉位置のカバー70は、嵌合やマグネットなどの公知の手段によって、閉位置に保持される。
図1に示されるように、第1アタッチメント51に支持された閉位置のカバー70の外面70Bは、筐体14の前壁14Aの外面と面一である。なお、外面70Bと前壁14Aの外面とは面一でなくてもよい。
図6に示されるように、カバー70は、本体91と、アーム92とを備える。本体91は、概ね長方形の板状の部材である。アーム92は、本体91から筐体14へ向けて延びている。アーム92は、概ね回動軸線70Aを中心とした周方向に沿って延びている。アーム92の先端部92A(第1被検知部の一例)は、概ね回動軸線70Aの径方向に沿って回動軸線70Aから離れるように突出している。
[リフィルユニット250]
リフィルユニット250(第1液体供給ユニットの一例)は、筐体14の収容空間17(図4〜図6参照)に収容されている。リフィルユニット250は、リフィルケース252(図5参照)と4つのインクカートリッジ251(図7参照)とを備える。
図5に示されるリフィルケース252は、4つのインクカートリッジ251を左右方向9へ並べた状態で収容可能な箱形状である。リフィルケース252は、前方に開口252Aを有する。リフィルユニット250が筐体14の収容空間17に設けられた状態において、リフィルケース252の開口252Aは、筐体14の開口22を通じて外部に露出され得る。
なお、リフィルケース252には、インクカートリッジ251を装着状態に保持するためのロックバーや、インクカートリッジ251のインク残量や種別を検知するための光学センサ又は接点などが設けられているが、これらの構成は公知であるので本実施形態では詳細な説明が省略される。
図示されていないが、リフィルケース252の後部且つ下部には、インクニードルが設けられている。インクニードルは、リフィルケース252の後部から前方へ向かって突出している。
図7に示されるインクカートリッジ251はインクが貯留される容器である。4つのインクカートリッジ251は、異なる色のインクをそれぞれ貯留する。インクカートリッジ251の本体255の内部には、インクを貯留する貯留室(不図示)が形成されている。本体255の後方且つ下方には、インク供給部256が設けられている。インク供給部256は、本体255から後方へ突出している。インク供給部256の後端には、インク供給口257が形成されている。外力が付与されていない状態において、バルブは、コイルバネ(不図示)によって後方へ付勢されることによってインク供給口257を閉じている。
インクカートリッジ251は、開口22を通じて収容空間17に設けられたリフィルケース252に挿入される。インクカートリッジ251がリフィルケース252に挿入されると、インク供給口257にインクニードルが進入する。インクニードルは、バルブをコイルバネの付勢力に抗して前方へ移動させる。これにより、本体255の貯留室に貯留されているインクがインクニードルへ流通することが可能となる。インクニードルには、直接的または間接的にインクチューブ32(図3参照)が接続されている。これにより、インクニードルに流通するインクは、インクチューブ32へ流れる。
本体255の上面には、ロック部262が設けられている。ロック部262は、リフィルケース252のロックバー(不図示)と係合可能である。ロック部262がロックバーと係合することによって、インクカートリッジ251が、コイルバネの付勢力に抗して、装着姿勢に保持される。
[タンクセット装着仕様の複合機10]
上述した複合機10(図1〜図7参照)は、インクカートリッジ装着仕様であった。以下では、タンクセット装着仕様の複合機10の構成が説明される。以下の説明では、インクカートリッジ装着仕様の複合機10との相違点が説明される。
図8に示されるタンクセット装着仕様の複合機10には、カバー70に代えてカバー230が取り付けられる。また、複合機10には、第1アタッチメント51に代えて第2アタッチメント52(図9参照)が取り付けられる。また、カバー230及び第2アタッチメント52が取り付けられた複合機10には、リフィルユニット250に代えてタンクセット99(第2液体供給ユニットの一例、図11参照)が装着される。
[第2アタッチメント52]
図9に示されるように、筐体14の前壁14Aの開口22の下方にある開口周縁部22Aには、第1アタッチメント51に代えて第2アタッチメント52が設けられている。本実施形態において、第2アタッチメント52は、第1アタッチメント51を覆うようにして筐体14に取り付けられている。第2アタッチメント52は、筐体14の開口22の下方において開口周縁部22Aにネジ留めにより固定されている。第2アタッチメント52は、開口周縁部22Aから前方へ突出している。
第2アタッチメント52は、カバー230を回動可能に支持する支持部49を備えている。支持部49は、第2アタッチメント52の左右両端から左右方向9の外側へ一対が突出している。
[カバー230]
図10に示されるように、筐体14には、第2アタッチメント52を介してカバー230(第2カバーの一例)が、開口22を覆うようにして取り付けられている。カバー230は、開口22を閉塞する閉位置(図10(A)に示される位置)と、開口22を開放する開位置(図10(B)に示される位置)との間を回動可能である。
図9に示されるように、第2アタッチメント52の支持部49は、左右方向9に離れて一対が設けられている。図10に示されるように、カバー230は、左右方向9に延びる回動軸線230A(回動中心)周りに回動可能である。回動軸線230Aは、支持部49の中心を通る線である。図10(A)に示される閉位置のカバー70は、嵌合やマグネットなどの公知の手段によって、閉位置に保持される。
図10に示されるように、カバー230は、本体291と、アーム292とを備える。本体291は、概ね長方形の板状の部材である。
図8に示されるように、筐体14に固定された状態の第2アタッチメント52に支持された閉位置のカバー230の本体291は、筐体14の前壁14Aの外面から前方へ突出した位置にある。つまり、閉位置のカバー230の本体291(図10(A)参照)は、閉位置のカバー230の本体91(図6(A)参照)よりも前方に位置する。
図10に示されるように、アーム292は、本体291から筐体14へ向けて延びている。アーム292は、概ね回動軸線230Aを中心とした周方向に沿って延びている。アーム292の先端部292A(第2被検知部の一例)は、概ね回動軸線230Aの径方向に沿って回動軸線230Aから離れるように突出している。
カバー230の回動軸線230A(カバー230の回動中心)は、カバー70の回動軸線70A(カバー70の回動中心)より前方に位置する。これにより、閉位置において、カバー230の前面がカバー70の前面より前方へ位置させやすい。また、回動軸線230Aは、回動軸線230Aより上方に位置する。これにより、開位置において、カバー70の回動先端がカバー230の回動先端より下方へ位置させやすい。なお、カバー230の回動軸線230Aと、カバー70の回動軸線70Aとの位置関係は、前記の位置関係に限らない。例えば、カバー230の回動軸線230Aは、カバー70の回動軸線70Aより後方に位置していてもよい。
図8に示されるように、カバー230には、開口232が形成されている。カバー230が閉位置のとき、開口232を通じて、インクタンク100及び保持部材120のそれぞれの一部が外部から視認可能である。なお、図8では、開口232を通じて視認可能なインクタンク100及び保持部材120は、省略されている。
[タンクセット99]
タンクセット99は、筐体14の収容空間17(図9及び図10参照)に収容されている。タンクセット99は、記録ヘッド39に供給されるインクを貯留するものである。図11及び図12に示されるように、タンクセット99は、異なる色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクタンク100(タンクの一例)と、保持部材120と、連結部材200とを備える。
保持部材120及び連結部材200は、4つのインクタンク100を、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。なお、右端に配置されるインクタンク100は他のインクタンク100よりも貯留可能なインクの容量が大きいが、インクタンク100の大小関係は特に限定されない。
[インクタンク100]
図11及び図12に示されるように、インクタンク100は、全体として、左右方向9に沿った寸法が短く、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が左右方向9に沿った寸法よりも長い扁平の直方体形状である。また、前後方向8の寸法は、上下方向7の寸法よりも長い。なお、図11及び図12において、インクタンク100の側面が開口しているが、この開口した側面はフィルムによって封止されている。
インクタンク100は、インクを貯留するインク室111(貯留室の一例)内のインクがインクタンク100の外部から視認可能な程度の透光性を有する樹脂で形成されている。
インクタンク100は、立壁102と傾斜壁106とを備えている。インクタンク100が複合機10に装着された状態において、立壁102及び傾斜壁106は、筐体14の前壁14Aの外面よりも前方、つまり当該外面よりも筐体14の外方に位置している。
立壁102は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁106(壁の一例)は、立壁102の上端から上方へ向かうにしたがって後方へ向かうように延びている。換言すると、傾斜壁106は、筐体14の外方へ筐体14へ近づくにしたがって上方へ向かうように上下方向7に対して傾斜している。
各インクタンク100の立壁102は、保持部材120の開口81(図11及び図13参照)及びカバー230の開口232(図8参照)を介して、複合機10の外部に露出している。このような構成であることにより、各インクタンク100の立壁102は、複合機10の前方から視認可能であり、ユーザは各インクタンク100に貯留されたインクの残量を確認可能である。
図11に示されるように、各インクタンク100の立壁76には、第1ライン146と第2ライン147とが形成されている。
第1ライン146は、左右方向9に延びている。第1ライン146の上下方向7の位置は、複合機10が使用姿勢において、貯留が許容される最大量のインクがインク室111に貯留されたときの、当該インクの液面と同じ高さである。
第2ライン147は、左右方向9に延びている。第2ライン147は、第1ライン146よりも下方に位置している。第2ライン147の上下方向7の位置は、複合機10が使用姿勢において、インクの補充が必要となる最小量のインクがインク室111に貯留されたときの、当該インクの液面と同じ高さである。
図12に示されるように、突出部157は、後壁110から後方へ向けて突出している。突出部157は、中空である。突出部157の内部空間は、インク室111と連通している。突出部157には、連結部材200のインクニードル223(図11参照)が挿入される。インクニードル223は、直接的または間接的にインクチューブ32と接続されている。これにより、インク室111から突出部157の内部空間へ進入したインクが、インクニードル223を通じてインクチューブ32へ流出する。
図11及び図12に示されるように、インクタンク100は、大気連通路170を有する。大気連通路170は、インク室111とインクタンク100の外部とを連通するための連通路である。
インクタンク100の傾斜壁106には、インク室111にインクを注入するための供給口112が形成されている。供給口112は、カバー230を開位置に位置させることによって、開口22を介して複合機10の外部に露出する。
インクタンク100のインク室111に貯留されたインクの液面が第2ライン147以下の高さとなると、ユーザによって、ボトル(不図示)に貯留されたインクが、供給口112を通じてインク室111へ補充される。供給口112が傾斜壁106に配置されることにより供給口112に対して斜め上方からインクをインクタンク100内へ補充することが容易である。
[保持部材120]
図11及び図12に示されるように、保持部材120は、4つのインクタンク100を、前後方向8の前方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。保持部材120は、後方が開口された箱形状の部材である。保持部材120は、インクタンク100を保持した状態において、インクタンク100の前部を覆っている。
保持部材120は、立壁76と傾斜壁77と上壁74とを備えている。図13に示されるように、インクタンク100が複合機10に装着された状態において、立壁76及び傾斜壁77は、筐体14の前壁14Aの外面よりも前方、つまり当該外面よりも筐体14の外方に位置している。
立壁76は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁77は、立壁76の上端から上方へ向かうにしたがって後方へ向かうように延びている。換言すると、傾斜壁77は、立壁76の上端から上方へ向かうにしたがって筐体14の前壁14Aの外面へ向かうように延びている。
図11に示されるように、保持部材120の立壁76には、複数の開口81が形成されている。各開口81は、左右方向9に間隔を空けて形成されている。各開口81は、4つのインクタンク100に対応している。保持部材120が各インクタンク100を保持した状態、且つカバー70が閉位置の状態において、各インクタンク100の立壁102に形成された第1ライン146及び第2ライン147が、保持部材120の開口81及びカバー70の開口97を介してプリンタ部11の外部に露出可能である。
保持部材120の傾斜壁77には、複数の開口82が形成されている。各開口82は、左右方向9に間隔を空けて形成されている。各開口82は、4つのインクタンク100に対応している。保持部材120が各インクタンク100を保持した状態において、各インクタンク100の供給口112が、開口82を介して保持部材120の外部に露出可能である。
保持部材120の上壁74の前部には、複数のキャップ113が取り付けられている。なお、図11及び図12には、キャップ113が保持部材120に取り付けられていない状態が示されている。各キャップ113は、4つのインクタンク100に対応している。各キャップ113は、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材によって成型されている。キャップ113は、保持部材120に取り付けられた状態において、封止位置と離間位置に移動可能である。封止位置のキャップ113は、供給口112を液密に封止する。キャップ113が離間位置に位置する状態において、供給口112が開放される。その結果、供給口112を通じてインク室111にインクを注入することが可能となる。
[連結部材200]
図11及び図12に示されるように、連結部材200は、4つのインクタンク100を、前後方向8の後方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。連結部材200は、支持本体201及び連結部202を有する。支持本体201の後方から連結部202が組み合わされることによって、連結部材200が構成されている。なお、本実施形態では、支持本体201及び連結部202は別個の部材として構成されているが、支持本体201及び連結部202は一体に形成されてもよい。
支持本体201は、筐体14に固定され、支持されている。支持本体201の上面には、前後方向8に沿って延びる4つの溝210が形成されている。溝210の前端は、前方へ開口している。各溝210の左右方向9の幅は、4つのインクタンク100の幅より若干大きい。各溝210は、保持部材120に一体に保持された4つのインクタンク100が、連結部材200と連結されるときに、左右方向9の位置決めを行いつつ、前後方向8にスライド可能とするガイドとして機能する。
支持本体201の溝210の上方には、前方へ向かって突出するロッド217がそれぞれ設けられている。各ロッド217の前端に、各インクタンク100の後壁110がそれぞれ当接することによって、各インクタンク100の後方の位置が決定される。
連結部202は、連結板221、ガイド筒222、インクニードル223、インク流路224、及びジョイント225を有する。連結板221は、支持本体201に対してネジ226によって固定されている。
ガイド筒222は、連結板221から前方へ突出する円筒形状である。ガイド筒222は、溝210の上方に位置する。ガイド筒222は、各溝210に対応して4つが左右方向9へ並んで配置されている。ガイド筒222は、その内部空間に、インクタンク100の突出部157を収容可能である。ガイド筒222は、インクニードル223が突出部157の貫通孔に挿入されるときに、突出部157を収容することによって、インクニードル223と突出部157との位置決めを行う。
ガイド筒222の内部空間には、ガイド筒222と同軸線となるインクニードル223が配置されている。インクニードル223は、前後方向8に延びる管である。インクニードル223がインクタンク100の突出部157に挿入されることにより、インクニードル223の内部空間とインクタンク100のインク室111とが連通する。
連結板221の後面には、インク流路224が形成されている。インク流路224は、各インクニードル223に対応して独立した流路として構成されている。連結板221の後面に形成された溝の開口面(後面)が不図示のフィルムによって封止されることによって、インク流路224が形成されている。各インク流路224は、各インクニードル223の後端の開口と連続している。また、各インク流路224は、連結板221の上部に形成された各ジョイント225とそれぞれ連続している。各ジョイント225には、インクチューブ32がそれぞれ連結される。連結部202によって、インクタンク100のインク室111からインクチューブ32へ連通するインク流路が構成される。
[柱部93]
図4及び図9に示されるように、筐体14は、開口22の左方にある開口周縁部22Bに、柱部93を備えている。柱部93は、筐体14の底部から上方へ突出している。柱部93には、開口94が形成されている。
図6に示されるように、カバー70が第1アタッチメント51を介して筐体14に取り付けられている状態において、カバー70のアーム92が開口94を貫通している。図6(B)に示されるように、カバー70が開位置のとき、カバー70のアーム92の先端部92Aが、後方から柱部93の後面93A(ストッパの一例)に当接している。これにより、カバー70が開位置よりも更に矢印101の向きへ回動することが規制される。つまり、カバー70が開位置に保持される。
図10に示されるように、カバー230が第2アタッチメント52を介して筐体14に取り付けられている状態において、カバー230のアーム292が開口94を貫通している。図10(B)に示されるように、カバー230が開位置のとき、カバー230のアーム292の先端部292Aが、後方から柱部93の後面93Aに当接している。これにより、カバー230が開位置よりも更に矢印101の向きへ回動することが規制される。つまり、カバー230が開位置に保持される。
[センサ130]
図4及び図9に示されるように、筐体14は、柱部93の後方に、左右方向9に対向する一対の突壁131(固定部の一例)を備える。図14に示されるように、一対の突壁131のうちの右方の突壁131は、切り欠き132を備える。一対の突壁131のうちの左方の突壁131は、右面から左方へ凹んだ凹部133を備える。
筐体14は、一対の突壁131よりも前方且つ一対の突壁131よりも右方に、ネジ穴134を備えている。筐体14に対して着脱可能なセンサ固定用部材135(着脱部材の一例、図14(B)参照)が、ネジ穴134に締結されることによって、筐体14に固定可能である。図14(B)に示されるように、センサ固定用部材135は、一端側に形成されたネジ穴135Aと、他端側に形成された対向する一対の突部135Bとを備える。センサ固定用部材135は、ネジ穴135Aと筐体14のネジ穴134とにネジ136が螺合されることによって、筐体14に固定される。一対の突部135Bの各々には、孔135Cが形成されている。
図14(A)に示されるように、カバー70が第1アタッチメント51を介して筐体14に取り付けられている状態において、一対の突壁131の間に、センサ130が配置されている。センサ130は、その左右両端から左右方向9の外側へ突出した一対の突起130Aを備える。右方へ突出した突起130Aが右方の突壁131の切り欠き132へ挿入されている。左方へ突出した突起130Aが左方の突壁131の凹部133へ挿入されている。これにより、センサ130は、一対の突壁131の間に固定される。このときのセンサ130の配置位置は、第1位置の一例である。一対の突壁131の間にセンサ130が配置されるとき、センサ固定用部材135は筐体14に固定されていない。
図14(B)に示されるように、カバー230が第2アタッチメント52を介して筐体14に取り付けられている状態において、センサ固定用部材135が、ネジ穴134が右側となり一対の突部135Bが左側となる姿勢をとるように、筐体14に固定される。なお、当該姿勢において、一対の突部135Bは、左右方向9に対向している。また、センサ固定用部材135の一対の突部135Bの間に、センサ130が配置されている。右方へ突出した突起130Aが右方の突部135Bの孔135Cへ挿入されている。左方へ突出した突起130Aが左方の突部135Bの孔135Cへ挿入されている。これにより、センサ130は、センサ固定用部材135の一対の突部135Bの間に固定される。センサ130を固定したセンサ固定用部材135が筐体14に固定されたときのセンサ130の配置位置は、第2位置の一例である。なお、第1位置及び第2位置は異なる位置であればよく、第1位置及び第2位置の位置関係は、図14に示された位置関係(前後に並んだ位置関係)に限らない。
本実施形態において、センサ130は、機械式である。センサ130は、センサ130の本体に回動可能に支持された突起(不図示)を備える。センサ130が、筐体14の一対の突壁131またはセンサ固定用部材135に固定された状態において、突起は、センサ130の本体から前方へ向けて突出している。突起は、センサ130の本体の内部に配置されたバネなどの付勢部材(不図示)によって上方へ付勢されている。
カバー70が第1アタッチメント51を介して筐体14に取り付けられている状態において、カバー70が図6(A)に示される閉位置のとき、カバー70のアーム92の先端部92Aが、筐体14の一対の突壁131に固定されたセンサ130の突起に当接して、突起を付勢部材の付勢力に抗して下方へ押す(図14(A)参照)。これにより、先端部92Aは、センサ130に検知される。このとき、センサ130は、制御部(不図示)へ、ハイレベルまたはローレベルの一方の信号を出力する。一方、カバー70が図6(B)に示される開位置のとき、カバー70のアーム92の先端部92Aが、突起から離間する。これにより、突起は、付勢部材の付勢力によって上方へ回動する。このとき、センサ130は、制御部(不図示)へハイレベルまたはローレベルの他方の信号を出力する。
カバー230が第2アタッチメント52を介して筐体14に取り付けられている状態において、カバー230が図10(A)に示される閉位置のとき、カバー230のアーム292の先端部292Aが、センサ固定用部材135に固定されたセンサ130の突起に当接して、突起を付勢部材の付勢力に抗して下方へ押す(図14(B)参照)。これにより、先端部92Aは、センサ130に検知される。このとき、センサ130は、制御部(不図示)へ、ハイレベルまたはローレベルの一方の信号を出力する。一方、カバー230が図10(B)に示される開位置のとき、カバー230のアーム292の先端部292Aが、突起から離間する。これにより、突起は、付勢部材の付勢力によって上方へ回動する。このとき、センサ130は、制御部(不図示)へハイレベルまたはローレベルの他方の信号を出力する。
以上のようにして、センサ130は、カバー70、230が開位置及び閉位置の何れの位置であるかを検知して、その検知結果を信号として制御部へ出力する。
本実施形態では、カバー230は、筐体14の前壁14Aの外面から前方へ突出した位置にある。そのため、カバー230の開閉の際に、カバー230の下端部が、複合機10が載置された載置面と接触するおそれがある。当該接触を防止するため、本実施形態では、カバー230は、その下端と載置面との間に間隔ができるように配置されている。つまり、カバー230は、その下端がカバー70の下端よりも上方に位置するように配置されている。これにより、カバー230の回動中心230Aは、カバー70の回動中心70Aよりも上方に位置する。すると、回動中心230Aが上方に位置した分だけ、カバー230が閉位置のときのアーム292の先端部292Aの位置が後方に位置するようになる。その結果、カバー230が閉位置のときに、アーム292の先端部292Aがセンサ固定用部材135に固定されたセンサ130の本体に接触してしまい、先端部292Aがセンサ130の突起に当接することができないおそれがある。
そこで、本実施形態では、センサ固定用部材135が筐体14に固定された状態(図14(B)参照)において、センサ固定用部材135に固定されたセンサ130は、その前端がその後端に対して上方に位置するように前後方向8に対して傾斜している。これにより、センサ130の前端を少し後方に位置させることができる。その結果、上記のような先端部292Aのセンサ130の本体への接触を防止することができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、取り付けられるカバーがカバー70及びカバー230の何れであるかに応じて、センサ130の配置位置が異なる。これにより、カバー70を開位置に保持する柱部93と、カバー230を開位置に保持する柱部93とを共通化することができる。
仮に、センサ固定用部材135が一対の突壁131と同様に筐体14に形成されていると、以下の問題が生じるおそれがある。第1位置と第2位置とが互いに近い場合、アーム92の先端部92Aが、センサ固定用部材135と干渉するおそれがある。
本実施形態によれば、センサ130が一対の突壁131によって第1位置に固定されている場合に、センサ固定用部材135が筐体14に対して脱抜されることにより、アーム92の先端部92Aが、センサ固定用部材135と干渉することが防止できる。
本実施形態によれば、供給口112が傾斜壁106に形成されている。そのため、インクタンク100へインクを補充するとき、ボトルの口を斜め下方へ向けつつ供給口112に挿入できる。そのため、本実施形態のインクタンク100は、筐体14の外面からの突出長を、ボトルの口を下方へ向けつつ供給口112へ挿入する構成のインクタンクに比べて短くすることができる。
本実施形態によれば、カバー70の外面は、筐体14の外面と面一である。これにより、複合機10の外観の凹凸を減らして、複合機10の外観の美感を高めることができる。
[実施形態2]
上述した実施形態(以下、実施形態1とも称する。)では、カバー70のアーム92と、カバー230のアーム292とは、双方共に柱部93に形成された開口94を貫通していた。一方で、上記実施形態では、カバー70が第1アタッチメント51を介して筐体14に取り付けられているときにセンサ130が取り付けられる位置は、カバー230が第2アタッチメント52を介して筐体14に取り付けられているときにセンサ130が取り付けられる位置と異なっていた。
以下に詳述する実施形態2では、カバー70が第1アタッチメント51を介して筐体14に取り付けられているときにセンサ130が取り付けられる位置は、カバー230が第2アタッチメント52を介して筐体14に取り付けられているときにセンサ130が取り付けられる位置と同位置である。一方で、カバー70のアーム92が柱部93を貫通する位置は、カバー230のアーム292が柱部93を貫通する位置と異なっている。
以下、実施形態2において実施形態1と異なる構成について説明される。一方、実施形態2において実施形態1と共通の構成についての説明は省略される。
実施形態2では、図15及び図16に示されるように、筐体14に取り付けられるカバーがカバー70及びカバー230の何れの場合であっても、センサ130は、筐体14に固定される。つまり、実施形態2では、センサ固定用部材135は使用されない。
カバー70のアーム92とカバー230のアーム292の形状は、カバー70が閉位置のときの先端部92Aの位置と、カバー230が閉位置のときの先端部292Aの位置とが同位置となるような形状に構成されている。すると、カバー70が開位置の場合の先端部92Aの高さと、カバー230が開位置の場合の先端部292Aの高さとが、異なる位置となる。
そこで、実施形態2では、筐体14にカバー70が取り付けられる場合と、筐体14にカバー230が取り付けられる場合とで、柱部93が取り替えられる。つまり、実施形態2では、柱部93が筐体14に対して着脱可能である。なお、各カバー70、230のアーム92、292に対応した高さに位置する2つの開口を柱部93に形成してもよい。この場合、柱部93が筐体14に対して着脱可能でなくてもよい。なお、実施形態1では、柱部93は筐体14に対して着脱可能であってもよいし着脱可能でなくてもよい。
筐体14にカバー70が取り付けられる場合に筐体14に取り付けられる柱部93の開口94の上端94A(図15(B)参照)は、筐体14にカバー230が取り付けられる場合に筐体14に取り付けられる柱部93の開口94の上端94A(図16(B)参照)よりも低位置である。つまり、開位置のカバー70のアーム92の先端部92A(第3被検知部の一例)が当接する柱部93の後面93A(ストッパの一例)の位置(第3位置の一例)は、開位置のカバー230のアーム292の先端部292A(第4被検知部の一例)が当接する柱部93の後面93A(ストッパの一例)の位置(第4位置の一例)よりも下方に位置している。
以上より、実施形態2では、カバー70のアーム92の先端部92Aは、開位置において第3位置に形成された後面93Aと当接し且つ閉位置において筐体14に固定されたセンサ130によって検知される。また、カバー230のアーム292の先端部292Aは、開位置において第4位置に形成された後面93Aと当接し且つ閉位置において筐体14に固定されたセンサ130によって検知される。
実施形態2によれば、取り付けられるカバーがカバー70及びカバー230の何れであるかに応じて、柱部93の開口94の形成位置が異なる。これにより、カバー70が閉位置であることを検知するセンサ130と、カバー230が閉位置であることを検知するセンサ130とを同位置とすることができる。
[実施形態1の変形例]
実施形態1では、取り付けられるカバーの種類に応じて、アタッチメントの取り替えと、センサ130の取り付け位置の変更とが、個別に実行されていた。しかし、アタッチメントの取り替えと、センサ130の取り付け位置の変更とは、同時に実行されてもよい。このような同時の実行を可能とするために、複合機10は、図17(A)に示される第1被支持体151と、図17(B)に示される第2被支持体152とを備える。
第1被支持体151は、筐体14の収容空間17(図4〜図6参照)に収容されて筐体14に支持される。第2被支持体152は、第1被支持体151に代えて筐体14の収容空間17に収容されて筐体14に支持される。
図17(A)に示されるように、第1被支持体151は、本体153と、第1アタッチメント51と、柱部93と、センサ130とを備える。本体153は板形状である。本体153と第1アタッチメント51と柱部93とは、一体化されている。なお、本体153と第1アタッチメント51と柱部93とは、別体であってもよい。第1アタッチメント51は、本体153の前端部に形成されている。柱部93は、本体153の前端部の左端部から上方へ突出している。センサ130は、本体153における第1位置に対応する位置に取り付けられている。
図17(B)に示されるように、第2被支持体152は、本体154と、第2アタッチメント52と、柱部93と、センサ130とを備える。本体154は板形状である。本体154と第2アタッチメント52と柱部93とは、一体化されている。なお、本体154と第2アタッチメント52と柱部93とは、別体であってもよい。第2アタッチメント52は、本体154の前端部に形成されている。柱部93は、本体154の前端部の左端部から上方へ突出している。センサ130は、本体154における第2位置に対応する位置に取り付けられている。
第1被支持体151における柱部93の開口94の位置は、第2被支持体152における柱部93の開口94の位置と同位置である。
本変形例によれば、第1被支持体151及び第2被支持体152を取り替えるだけで、アタッチメント、センサ130の位置、及び柱部93の開口94の位置を所要のカバーに対応させることができる。
実施形態1では、図14に示されるように、センサ130は、筐体14に形成された突壁131に取り付けられることで第1位置に配置され、筐体14に着脱可能なセンサ固定用部材135に取り付けられることで第2位置の配置されていた。しかし、センサ130を複数位置に配置する手段は、実施形態1の手段に限らない。
例えば、筐体14が、ネジ穴134を複数備えていてもよい。そして、センサ固定用部材135が何れのネジ穴134に取り付けられるかによって、センサ130の配置位置が変更されてもよい。
また、形状が異なるセンサ固定用部材135が複数種類用意されてもよい。そして、ある種類のセンサ固定用部材135(第1着脱部材の一例)がネジ穴134に取り付けられることによって、当該ある種類のセンサ固定用部材135に固定されたセンサ130が第1位置に位置され、別の種類のセンサ固定用部材135(第2着脱部材の一例)がネジ穴134に取り付けられることによって、当該別の種類のセンサ固定用部材135に固定されたセンサ130が第2位置に位置してもよい。
[実施形態2の変形例]
実施形態2では、取り付けられるカバーの種類に応じて、アタッチメントの取り替えと、柱部93の取り替えとが、個別に実行されていた。しかし、アタッチメントの取り替えと、柱部93の取り替えとは、同時に実行されてもよい。このような同時の実行を可能とするために、複合機10は、図18(A)に示される第1被支持体161と、図18(B)に示される第2被支持体162とを備える。
第1被支持体161は、筐体14の収容空間17(図10及び図11参照)に収容されて筐体14に支持される。第2被支持体162は、第1被支持体161に代えて筐体14の収容空間17に収容されて筐体14に支持される。
図18(A)に示されるように、第1被支持体161は、本体163と、第1アタッチメント51と、柱部93と、センサ130とを備える。本体163は板形状である。本体163と第1アタッチメント51と柱部93とは、一体化されている。なお、本体163と第1アタッチメント51と柱部93とは、別体であってもよい。第1アタッチメント51は、本体163の前端部に形成されている。柱部93は、本体153の前端部の左端部から上方へ突出している。柱部93における第3位置に対応する箇所に開口94が形成されている。センサ130は、本体153における左端部における柱部93の後方に取り付けられている。
図18(B)に示されるように、第2被支持体152は、本体164と、第2アタッチメント52と、柱部93と、センサ130とを備える。本体164は板形状である。本体164と第2アタッチメント52と柱部93とは、一体化されている。なお、本体164と第2アタッチメント52と柱部93とは、別体であってもよい。第2アタッチメント52は、本体164の前端部に形成されている。柱部93は、本体164の前端部の左端部から上方へ突出している。柱部93における第4位置に対応する箇所に開口94が形成されている。センサ130は、本体153における左端部における柱部93の後方に取り付けられている。
第1被支持体161におけるセンサ130の取付位置は、第2被支持体162におけるセンサ130の取付位置と同位置である。
本変形例によれば、第1被支持体161及び第2被支持体162を取り替えるだけで、アタッチメント、センサ130の位置、及び柱部93の開口94の位置を所要のカバーに対応させることができる。
[その他の変形例]
実施形態1及び実施形態2では、カバー、アタッチメント、及び液体供給ユニットが2種類である構成が説明された。また、実施形態1では、センサ130の配置可能位置が第1位置及び第2位置の2つである構成が説明された。また、実施形態2では、開位置のカバー70のアーム92の先端部92Aが当接する柱部93の後面93Aの位置が第3位置及び第4位置の2つである構成が説明された。しかし、カバー、アタッチメント、及び液体供給ユニットが3種類以上であってもよい。また、センサ130の配置可能位置が3つ以上であってもよい。また、開位置のカバー70のアーム92の先端部92Aが当接する柱部93の後面93Aの位置が3つ以上であってもよい。
リフィルユニット250及びタンクセット99は、いずれも第1液体供給ユニット及び第2液体供給ユニットの一例であり、例えば、形状や大きさが異なる2つのリフィルユニットが第1液体供給ユニット及び第2液体供給ユニットであってもよいし、また、形状や大きさが異なる2つのタンクセットが第1液体供給ユニット及び第2液体供給ユニットであってもよい。
第1アタッチメント51及び第2アタッチメント52の取付位置は、開口22の下方に限定されず、開口22の上方や側方であってもよい。したがって、カバー70、230の取付位置も、開口22の上方や側方であってもよい。また、第1アタッチメント51及び第2アタッチメント52は、開口22の全周を囲むものとして構成されていてもよい。また、第1アタッチメント51及び第2アタッチメント52は、それぞれが必ずしも1つの部材で構成されている必要はなく、例えば、開口22の上方及び下方に設けられる一対として構成されていてもよい。
開口22は、筐体14の前壁14Aの右部以外に形成されていてもよい。例えば、開口22は、筐体14の右壁や左壁や上壁などに形成されていてもよい。
インクタンク100において、供給口112は傾斜壁106以外に形成されていてもよい。例えば、インクタンク100が傾斜壁106を備えていない直方体形状である場合に、供給口112がインクタンク100の上壁に形成されていてもよい。この場合、ボトルに貯留されたインクは、供給口112に対して上方からインクタンク100内へ補充される。
センサ130は、上述したような機械式のセンサに限らず、公知のものが採用可能である。例えば、センサ130は、光学式のセンサであってもよい。
上記実施形態では、インクを液体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、インクに代えて、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液、或いは記録ヘッド39のノズル40の乾燥を防止するために記録ヘッド39のノズル40近傍に噴霧される水等が、液体の一例であってもよい。
10・・・複合機(供給装置)
14・・・筐体
17・・・収容空間
22・・・開口
22A・・・開口周縁部
51・・・第1アタッチメント
52・・・第2アタッチメント
70・・・カバー(第1カバー)
92・・・アーム
92A・・・アーム92の先端部(第1被検知部)
93・・・柱部
93A・・・柱部93の後面(ストッパ)
99・・・タンクセット(第2液体供給ユニット)
130・・・センサ
230・・・カバー(第2カバー)
250・・・リフィルユニット(第1液体供給ユニット)
292・・・アーム
292A・・・アーム292の先端部(第2被検知部)

Claims (12)

  1. 外部へ開口する収容空間を有する筐体と、
    上記開口を開閉する第1カバーと、
    上記筐体の開口周縁部に設けられ、上記第1カバーを回動可能に支持する第1アタッチメントと、
    上記収容空間に収容される第1液体供給ユニットと、
    上記第1カバーに代えて上記開口を開閉する第2カバーと、
    上記筐体の開口周縁部に上記第1アタッチメントに代えて設けられ、上記第2カバーを回動可能に支持する第2アタッチメントと、
    上記第1液体供給ユニットに代えて上記収容空間に収容される第2液体供給ユニットと、
    上記筐体の開口周縁部に形成されており、上記第1カバー及び上記第2カバーと当接して、上記第1カバー及び上記第2カバーを、上記開口を開放する開位置に保持するストッパと、
    上記第1カバー及び上記第2カバーが上記開口を塞ぐ閉位置であることを検知するセンサと、を備える供給装置であって、
    上記第1アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第1カバーが上記第1アタッチメントに支持された状態において、上記センサは第1位置に配置され、
    上記第2アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第2カバーが上記第2アタッチメントに支持された状態において、上記センサは上記第1位置と異なる第2位置に配置され、
    上記第1カバーは、上記開位置において上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記第1位置の上記センサによって検知される第1被検知部を備え、
    上記第2カバーは、上記開位置において上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記第2位置の上記センサによって検知される第2被検知部を備える供給装置。
  2. 上記筐体に形成されており、上記センサを上記第1位置または上記第2位置の一方に固定する固定部と、
    上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置または上記第2位置の他方に固定する着脱部材と、を備える請求項1に記載の供給装置。
  3. 上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置または上記第2位置の少なくとも一方に固定する着脱部材と、を備える請求項1に記載の供給装置。
  4. 上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第1位置に固定する第1着脱部材と、
    上記筐体に対して着脱可能であり、上記センサが取付可能であり、上記センサが取り付けられた状態で上記筐体に装着されることによって上記センサを上記第2位置に固定する第2着脱部材と、を備える請求項1に記載の供給装置。
  5. 上記筐体に支持される第1被支持体と、
    上記第1被支持体に代えて上記筐体に支持される第2被支持体と、を備え、
    上記第1被支持体は、上記第1アタッチメント、上記第1位置の上記センサ、及び上記ストッパを備え、
    上記第2被支持体は、上記第2アタッチメント、上記第2位置の上記センサ、及び上記ストッパを備える請求項1から4のいずれかに記載の供給装置。
  6. 外部へ開口する収容空間を有する筐体と、
    上記開口を開閉する第1カバーと、
    上記筐体の開口周縁部に設けられ、上記第1カバーを回動可能に支持する第1アタッチメントと、
    上記収容空間に収容される第1液体供給ユニットと、
    上記第1カバーに代えて上記開口を開閉する第2カバーと、
    上記筐体の開口周縁部に上記第1アタッチメントに代えて設けられ、上記第2カバーを回動可能に支持する第2アタッチメントと、
    上記第1液体供給ユニットに代えて上記収容空間に収容される第2液体供給ユニットと、
    上記筐体の開口周縁部に形成されており、上記第1カバー及び上記第2カバーと当接して、上記第1カバー及び上記第2カバーを、上記開口を開放する開位置に保持するストッパと、
    上記第1カバー及び上記第2カバーが上記開口を塞ぐ閉位置であることを検知するセンサと、を備える供給装置であって、
    上記第1アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第1カバーが上記第1アタッチメントに支持された状態において、上記ストッパは第3位置に形成され、
    上記第2アタッチメントが上記筐体に固定され且つ上記第2カバーが上記第2アタッチメントに支持された状態において、上記ストッパは上記第3位置と異なる第4位置に形成され、
    上記第1カバーは、上記開位置において上記第3位置に形成された上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記センサによって検知される第3被検知部を備え、
    上記第2カバーは、上記開位置において上記第4位置に形成された上記ストッパと当接し且つ上記閉位置において上記センサによって検知される第4被検知部を備える供給装置。
  7. 上記筐体に支持される第1被支持体と、
    上記第1被支持体に代えて上記筐体に支持される第2被支持体と、を備え、
    上記第1被支持体は、上記第1アタッチメント、上記センサ、及び上記第3位置の上記ストッパを備え、
    上記第2被支持体は、上記第2アタッチメント、上記センサ、及び上記第4位置の上記ストッパを備える請求項6に記載の供給装置。
  8. 上記第1液体供給ユニットは、上記開口を通じて上記収容空間に挿入可能であって液体を貯留するカートリッジを備える請求項1から7のいずれかに記載の供給装置。
  9. 上記第2液体供給ユニットは、液体を貯留する貯留室と、上記貯留室に液体を供給するための供給口とを有するタンクを備え、
    上記タンクは、上記供給口が上記開口を通じて外部へ露出されるものである請求項1から7のいずれかに記載の供給装置。
  10. 上記筐体に固定された状態の上記第2アタッチメントに支持された上記閉位置の上記第2カバーは、上記筐体の外面から突出した位置にあり、
    上記タンクは、上記供給口が形成されており且つ上記筐体の外面よりも上記筐体の外方に位置する壁を備え、
    上記壁は、上記筐体の外方から上記筐体に近づくにしたがって上方へ向かうように上下方向に対して傾斜している請求項9に記載の供給装置。
  11. 上記筐体に固定された状態の上記第1アタッチメントに支持された上記閉位置の上記第1カバーの外面は、上記筐体の外面と面一である請求項1から8のいずれかに記載の供給装置。
  12. 上記開口は、当該供給装置が使用される使用姿勢において、上記筐体の側壁に形成されている請求項1から11のいずれかに記載の供給装置。
JP2017129925A 2017-06-30 2017-06-30 供給装置 Active JP6969178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017129925A JP6969178B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017129925A JP6969178B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019010839A true JP2019010839A (ja) 2019-01-24
JP6969178B2 JP6969178B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=65227723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017129925A Active JP6969178B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6969178B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5949461A (en) * 1994-02-18 1999-09-07 Nu-Kote Imaging International, Inc. Ink refill bottle
JP2003326732A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Canon Inc インク供給装置
JP2008018671A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Brother Ind Ltd インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置
JP2012126017A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014043017A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Brother Ind Ltd 印刷流体収容装置及び印刷流体供給装置
JP2016000504A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 ブラザー工業株式会社 液体消費装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5949461A (en) * 1994-02-18 1999-09-07 Nu-Kote Imaging International, Inc. Ink refill bottle
JP2003326732A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Canon Inc インク供給装置
JP2008018671A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Brother Ind Ltd インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置
JP2012126017A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014043017A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Brother Ind Ltd 印刷流体収容装置及び印刷流体供給装置
JP2016000504A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 ブラザー工業株式会社 液体消費装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6969178B2 (ja) 2021-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4605394B2 (ja) インクカートリッジの収納装置に対する保護装置
JP2016068473A (ja) 液体消費装置
CN110605918A (zh) 液体喷出装置
JP7218774B2 (ja) 液体供給装置
JP6707838B2 (ja) 液体消費装置
JP2019025818A (ja) インクジェット記録装置
JP7417875B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6866611B2 (ja) 供給装置
JP2007268981A (ja) インクカートリッジの収納装置
JP6969178B2 (ja) 供給装置
JP7192846B2 (ja) 供給装置
US10457064B2 (en) Liquid consumption apparatus having cartridge, cartridge attachment section provided with tank, and consuming device
JP6977378B2 (ja) 液体消費装置
JP6969179B2 (ja) 液体供給装置
JP2018171765A (ja) 液体消費装置
JP7468612B2 (ja) インクジェット記録装置
JP7201110B2 (ja) インクジェット記録装置
US11938736B2 (en) Printing liquid container, and system including printing liquid container and tank
JP2019025821A (ja) 液体消費装置
JP7136310B2 (ja) 液体消費装置
JP2020111035A (ja) システム
JP7388521B2 (ja) 液体供給装置及び画像記録装置
JP7024241B2 (ja) インクジェット記録装置
WO2022181467A1 (ja) 印刷用液体容器
US10406818B2 (en) Tank and liquid consuming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6969178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150