JP7486835B2 - ラベル切断装置、ラベル発行装置 - Google Patents
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Description
ラベル発行口から排出されるラベルを切断する切断部と、
前記ラベル発行口の上方からラベル搬送方向における下流側に配置される弾性部材と、
前記ラベル発行口の下流側で前記弾性部材の下方に配置され、ラベルを受けるローラと、
前記ローラを着脱自在に保持する保持部と、を備え、
前記弾性部材は、1つのみ設けられ、幅が前記ローラの軸方向の長さより短く、かつ、
前記ラベル発行口の下流側に斜め下方向であって、前記ローラに向かって延出させ、前記ローラと共に前記切断部で切断されたラベルを保持することを特徴とする。
また、上記本発明に係るラベル切断装置を備えたラベル発行装置を提供することができる。
また、切断部の下流側の近傍に配置されたラベル受け部(ローラ)を取り外した状態では、切断部(カッタの刃体など)の全部又は一部分が露出するように構成されている。詳細には、ラベル発行装置は、ラベル受け部(ローラ)を取り外した状態で、切断部(カッタの刃体など)を容易に清掃可能に構成されている。
本実施形態では、図2に示したように、本体部1aのケース1bから可動部1cを引き出した状態で、ローラ3b、印字ヘッド3dが本体部1a側に位置するように構成されている。
カッタユニット4は、略直方体形状に形成されており、内部に可動刃41を収容している。カッタユニット4の直方体部内には、可動刃41、その可動刃41を駆動するためのモータなどの駆動機構(不図示)、可動刃41の位置を検出する検出部(不図示)などが設けられている。
具体的には、固定刃42と可動刃41の間に設けられたラベル発行口109の近傍(下流側)に、ラベル受け部(ローラ105)が配置されている。また、ラベル発行口109の下流側には、樹脂材料などからなる弾性部材106が設けられている。この弾性部材106は、ラベル発行口109の上方からローラ105(印刷物送出軸)に向かって延出した形状に形成されている。このローラ105と弾性部材106(弾性板)により、発行されたラベルを保持するように構成されている。ラベルの保持動作については後述する。
開口端部44よりも下方は、固定刃収容部45により固定刃42が覆われるように構成されている。本実施形態では、固定刃収容部45内に潤滑油などが貯留されている。
また、この筒状部105c,105d,105eの表面には、周方向に沿って一つ又は複数の突起部105p(凸部)が設けられており、ラベルが接着し難い構成となっている。例えば、複数の突起部105p(凸部)それぞれの間隔は、幅広のラベルや幅狭のラベル等の任意の幅のラベルに対応するように、幅狭のラベルの幅よりも短く設定されている。
また、可動部105kは、付勢部105fにより一方の先端部方向(右側の端部方向)に付勢されており、可動部105kの先端部が規制係止部105Tの大径(孔部105hよりも大径)の規制部105Tbに当接することで、軸方向に沿った右側方向への移動が規制される。
図8(a)に示したように、ラベル受け部(ローラ105)の一方の端部105a(右側端部)に設けられた可動部105kが、保持部110の係止部111の開口部111bに係止し、他方の端部105b(右側端部)の短径部分が係止部112の開口部112bに係止することで、ローラ105の両端部が係止部111,112により保持されている。
また、ローラ105の両端部が付勢部105fの付勢力により係止部111,112を押圧することで、ローラ105が係止部111,112により保持されている。
そして、図7に示したように、ラベル受け部(ローラ105)を保持部110から取り外した場合、切断部104(カッタ)の刃体、詳細には固定刃42が露出した状態となる。この状態で、固定刃42を容易に清掃することができる。
先ず、図8(c)に示したように、ローラ105の円錐台状の可動部105kを、係止部111の開口部111bの縁部に当接した状態で、且つ、係止部111に対して傾いた状態で、ローラ105の本体部を係止部111側に押圧する。規制係止部105Tの大径の規制部105Tbと可動部105kが離間して、規制係止部105Tが可動部105kから突出した状態となる。
また、ラベル受け部と切断部とが近設されているので、ラベル発行時には、切断部104とラベル受け部との間に清掃器具を通すようなスペースがないが、ラベル受け部が着脱可能な機構を備えているので、ラベル受け部が取り外された状態で、切断部10を容易に清掃することができる。
すなわち、ラベル受け部(ローラ105)は切断部104の幅方向と略同一の幅を有するので、規定された最大の幅のラベルが切断部104により切断された場合であっても、ラベル受け部(ローラ105)により、ラベルを確実に保持することができる。
つまり、ローラ105が上記規定された向きで配置されることで、ローラ105の左右端部が所定の位置に配置される。すなわち、非接着性の表面処理が施された筒状部105c、105d,105eが左寄りに配置されているので、幅の短いラベルを発行する場合であっても、ラベルが可動部105kに接着することなく、非接着性の表面処理が施された筒状部にて確実に保持される。
尚、上記第1実施形態と第2実施形態とで同じ構成や動作については説明を省略する。
また、切断部104の下流側には、ラベル検出センサとしてセンサ107(剥離センサ)が配置されており、印刷物の有無を検出する。このセンサ107は、例えば、赤外線、可視光線、レーザ光などの所定の光を発光する発光部や、ラベルに反射した反射光を受信する受光部などにより構成されている。
弾性部材106は、その上端部がカッタユニット4に接着剤などにより固定され、そこから下流側に斜め下方向、ローラ105(印刷物送出軸)に向かって延出した形状に形成されている。
この弾性部材106は、ローラ105の上端105tよりも下流側部分105Rに当接するように構成されている。つまり、支持手段としてのローラ105と弾性部材106により、印刷物が下流側下方に傾斜して支持される構成となっている。
印字部により印刷され、略水平方向下流側に移動してきた印刷物が、弾性部材106に当接した場合、弾性部材106により印刷物が押圧され、その印刷物の向きが下流側斜め下方向となるように変わる。
また、ラベル受け部材142は、傾斜面の角度を調整可能に、支持部142cによりラベル発行装置の本体部に保持されている。傾斜面の角度は適宜設定可能である。
ラベル発行装置の制御部は、印字ヘッド3dにより用紙6に印字処理を行う(図12参照)。制御部は、駆動モータとしてのステッピングモータを駆動して、プラテンローラ3cなどにより、印字された用紙(印刷物)を搬送路に沿って搬送する(図12、図13)。
すなわち、台紙レスラベル用紙が切断部104により切断されて生成された台紙レスラベルが、弾性部材106とローラ105(印刷物送出軸)により保持可能となっている。また、例えば、ラベル発行口109から送出された台紙レスラベルが反りなど湾曲した状態で、ラベル発行口109よりも上方へ移動しようとした場合であっても、上述したように、ラベル発行口109の上方からローラ105(印刷物送出軸)に向かって延出した形状の弾性部材106により、台紙レスラベルがその弾性部材106に沿ってローラ105(印刷物送出軸)側へ導かれるので、台紙レスラベルがラベル発行口の上方へ進むことがなく、ラベルの発行不良を防止することができる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
また、可動刃の形状は、ギロチン刃やV字刃や円形状などの任意の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、可動刃や固定刃の位置は、可動刃が固定刃よりも上方位置であったが、逆に下方位置であってもよい。
4…カッタユニット(ラベル切断装置)
8…カッタユニット保持部
41…可動刃
42…固定刃
104…切断部
105…ローラ(ラベル受け部)
105f…付勢部
105g…ローラ本体部
105k…可動部
105p…突起部(凸部)
106…弾性部材
109…ラベル発行口
110…保持部
111…係止部
112…係止部
Claims (4)
- ラベル発行口から排出されるラベルを切断する切断部と、
前記ラベル発行口の上方からラベル搬送方向における下流側に配置される弾性部材と、
前記ラベル発行口の下流側で前記弾性部材の下方に配置され、ラベルを受けるローラと、
前記ローラを着脱自在に保持する保持部と、を備え、
前記弾性部材は、1つのみ設けられ、幅が前記ローラの軸方向の長さより短く、かつ、前記ラベル発行口の下流側に斜め下方向であって、前記ローラに向かって延出させ、前記ローラと共に前記切断部で切断されたラベルを保持する
ことを特徴とするラベル切断装置。 - 前記ローラは、前記切断部の幅方向と略同一の幅を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のラベル切断装置。 - 前記ローラは、周方向に沿って設けられた複数の凸部を有し、
前記弾性部材は、前記ローラが前記保持部に取り付けられた状態で、前記凸部に当接する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベル切断装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のラベル切断装置を備えるラベル発行装置。
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