JP7483440B2 - 硬貨排出装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、硬貨排出装置およびプログラムに関する。
例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において、店舗の商品を販売するためのPOS(Point of Sales)端末に接続され、顧客から受け取った預り金や顧客に手渡す釣銭をドロワに収納する金銭収納箱が使用される。ドロワは、金銭収納箱に対して開放可能に収納されており、紙幣および硬貨を、金種毎に区分けする仕切りによって区分けされた紙幣収納部および硬貨収納部に金種別に収納する。
そして、ドロワの硬貨収納部に収納されている硬貨が不足すると、店員は、別途保管している棒金を開封して、取り出した硬貨を不足している硬貨が収納されている硬貨収納部に補充する。店員は、補充する硬貨の棒金を覆っているフィルムを剥がして硬貨を取り出して、該当する硬貨の硬貨収納部に補充する。
しかしながら、店員が棒金から取り出した硬貨を硬貨収納部に収納する際に、誤って別の金種の硬貨収納部に収納する可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、棒金から取り出した硬貨を別の金種の硬貨収納部に収納することを防止する硬貨排出装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の硬貨排出装置は、複数の硬貨が積層された棒金を載置する載置部と、前記載置部に載置された棒金の状態で前記硬貨の金種を判別する金種判別手段と、前記硬貨の金種が判別された前記棒金から前記硬貨を取り出す取出手段と、取り出された前記硬貨を前記判別された金種に対応した位置に搬送する搬送手段と、搬送された前記位置において搬送された硬貨を外部に排出する排出手段と、を備える。
図1は、実施形態の硬貨排出装置と金銭収納箱を示す斜視図である。 図2は、硬貨排出装置の内部構造を示す説明図である。 図3は、硬貨排出装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、硬貨テーブルの構成を示すメモリマップである。 図5は、硬貨排出装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図6は、硬貨排出装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図を参照して、実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態の硬貨排出装置と金銭収納箱を示す斜視図である。図1に示すように、金銭収納箱1は、例えばPOS端末(図示せず)に接続されて使用される。金銭収納箱1は、内部に金銭(硬貨および紙幣)等を収納するドロワ2を矢印P方向にスライドして開閉可能に収納する。ドロワ2は、6個の硬貨収納部3と5個の紙幣収納部4を有する。6個の硬貨収納部3と5個の紙幣収納部4は、それぞれ仕切り5によって区切られ、他の金種の硬貨や紙幣と混ざらないようになっている。6個の硬貨収納部3は、ドロワ2の開閉方向手前側に、ドロワ2の幅方向に整列して設けられる。紙幣収納部4は、ドロワ2の硬貨収納部3より奥側に、ドロワ2の幅方向に整列して設けられる。
ドロワ2は、POS端末から開放信号を受信すると、ドロワ2を矢印P方向に開放する。店員は、顧客から預かった預り金を開放されたドロワ2に収納する。また、店員は、顧客に手渡す釣銭がある場合、開放されたドロワ2から釣銭分の金銭を取り出して顧客に手渡す。
6個の硬貨収納部3には、それぞれ、1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨が収納される。仕切り5によって、硬貨収納部3に収納された硬貨は、他の金種の硬貨と混ざらない。
また、それぞれの紙幣収納部4は、千円札、二千円札、五千円札、一万円札が収納される。紙幣収納部4に収納された紙幣は、紙幣押さえ部6によって紙幣収納部4の下方に向けて押さえられる。
硬貨排出装置10は、硬貨を投入する投入口17から投入された棒金(図示せず)から硬貨を取り出す装置である。硬貨排出装置10は、ドロワ2に対して着脱自在である。硬貨を硬貨収納部3に補充する場合、硬貨排出装置10は、ドロワ2の硬貨収納部3上に矢印G方向に乗せて設置される。硬貨排出装置10は、ドロワ2の硬貨収納部3上に設置された状態で、すべての硬貨収納部3に対して硬貨を排出することができる。なお、実施形態では、棒金を投入口17から硬貨排出装置10の内部に投入することで硬貨排出装置10の内部に位置させるようにしたが、例えば硬貨排出装置10に出し入れ自在な引出を設け、引き出した引出に棒金を載置し、当該引出を押し込んで硬貨排出装置10の内部に位置させるようにしてもよい。
ここで、棒金について説明する。棒金は、同一の金種の硬貨を50枚厚み方向に積層して、フィルムで固定的に包装したものであり、円柱状の形状である。棒金には、1円硬貨の棒金(50円)、5円硬貨の棒金(250円)、10円硬貨の棒金(500円)、50円硬貨の棒金(2500円)、100円硬貨の棒金(5000円)、500円硬貨の棒金(25000円)の6種類の棒金がある。各棒金は、長手方向(すなわち硬貨の積層方向)の両端部に、棒金の強度を強化するために、フィルムで形成された厚みがある縁が硬貨の円周に沿って形成されている。
続いて、硬貨排出装置10の構造について説明する。図2は、硬貨排出装置10の内部構造を概略的に示す説明図である。図2に示すように、硬貨排出装置10は、棒金載置部11(載置部)、硬貨開封部12、硬貨受部16を備える。棒金載置部11は、投入口17から投入された棒金を受けて載置する。硬貨排出装置10は、棒金載置部11に載置された棒金の状態で当該棒金を構成する硬貨の金種を判別する。棒金に係る硬貨の金種判別については後述する。
硬貨開封部12は、棒金載置部11に載置された棒金に係る硬貨の金種を判別した後に当該棒金を移動させて、棒金から硬貨を取り出す。具体的には、硬貨開封部12は、棒金支持部18、棒金把持部13、フィルムカッター14、押さえ部15を含む。棒金支持部18は、棒金載置部11から移動した棒金を載置する。棒金把持部13は、棒金の長手方向(矢印X方向)に移動可能であり、棒金支持部18に載置された棒金の長手方向両端部を両外側から内側に向けて把持し、棒金を固定する。
フィルムカッター14は、硬貨の長手方向(棒金の軸方向、矢印Y方向)に移動可能であり、棒金把持部13によって把持された棒金の外周部を包装するフィルムの下側(棒金の外周の下部)を、棒金の長手方向に沿って切断する。フィルムが切断された棒金は、切断部から硬貨を下方に取り出すことが可能となる。
押さえ部15は、棒金の外周部に対して接離方向に移動して、フィルムカッター14によって下部が切断された棒金の長手方向略中央部を上方から下方(棒金の長手方向と直交する方向)に押圧する。押さえ部15によって押圧された棒金は、中央部が下方に撓み、切断されたフィルムが両側に開く。すると、積層された硬貨は、中央部から積層状態が崩れ、下方に落下する(棒金から硬貨が取り出される)。
硬貨受部16は、把持された棒金の下方に位置し、押さえ部15が押さえたことにより棒金の整列(積層状態)が崩れ、棒金から硬貨が取り出されすべての硬貨を受ける。硬貨受部16は、硬貨排出装置10の長手方向(矢印Z方向)に移動可能である。硬貨排出装置10の長手方向は、硬貨排出装置10をドロワ2上に設置した場合、ドロワ2に設けられた6個の硬貨収納部3の整列方向(ドロワ2の幅方向)である。すなわち、ドロワ2上に設置された硬貨排出装置10において、硬貨受部16は、矢印Z方向に移動してすべての硬貨収納部3の上部に位置することが可能である。
次に、実施形態の硬貨排出装置10のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、硬貨排出装置10は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、メモリ部24等を備えている。CPU21は制御主体となる。ROM22は各種プログラムを記憶する。RAM23はプログラムや各種データを展開する。メモリ部24は各種プログラムを記憶する。CPU21、ROM22、RAM23、メモリ部24は、互いにバス25を介して接続されている。CPU21とROM22とRAM23が、制御部200を構成する。すなわち、制御部200は、CPU21がROM22やメモリ部24に記憶されRAM23に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する硬貨排出装置10の制御処理を実行する。
メモリ部24は、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部24は、制御プログラム部241と硬貨テーブル242を備える。制御プログラム部241は硬貨排出装置10を制御するための制御プログラムを記憶する。硬貨テーブル242は、金種別に、棒金把持部13が棒金を把持するために矢印X方向に移動する距離と、フィルムカッター14がフィルムをカットするために矢印Y方向に移動する距離と、押さえ部15が棒金の外周部に対して接離方向に移動する距離を記憶する。硬貨テーブル242については図4で後述する。
また、制御部200は、バス25とコントローラ26を介して、硬貨検出センサ31、金種判別センサ32、把持モータ33、開封モータ34、取出モータ35、搬送モータ36、排出モータ37と接続される。
硬貨検出センサ31は、棒金載置部11の近傍に設けられ、棒金載置部11に棒金が載置されているか否かを検知する。投入口17から棒金が投入され棒金載置部11に棒金が載置された場合、硬貨検出センサ31は、棒金を検知したことを示す信号を出力する。
金種判別センサ32は、棒金載置部11に載置された棒金の状態で当該棒金を構成する硬貨の金種を判別するための情報を出力する。具体的には、金種判別センサ32は、棒金載置部11に載置された棒金の長手方向の長さを計測するセンサと、棒金載置部11に載置された棒金の直径を計測するセンサとを含む。棒金は、すべての金種において50枚の硬貨で構成されるが、包装されている硬貨の金種によって棒金の長手方向の長さと直径が異なるため、棒金の長手方向の長さと直径を計測することで、当該棒金を構成する硬貨の金種を判別することができる。金種判別センサ32は、棒金に係る硬貨の金種を判別するための情報として、棒金の長手方向の長さの情報と直径の情報を出力する。
把持モータ33は、棒金把持部13を矢印X方向に移動させて棒金の両端部を把持させるためのモータである。把持モータ33は、図5で後述する取出手段202によって指示された距離だけ棒金把持部13を移動させる。棒金把持部13は、取出手段202によって指示された距離だけ移動することで、棒金を把持することができる。
開封モータ34は、フィルムカッター14を矢印Y方向に移動させて棒金の下部のフィルムを切断させるためのモータである。開封モータ34は、取出手段202によって指示された距離だけフィルムカッター14を移動させる。フィルムカッター14は、取出手段202によって指示された距離だけ移動することで、金種別の棒金を当該金種にとって適正な距離だけ切断することができる。
取出モータ35は、押さえ部15を棒金の中央部に向けて上方から下方に移動させて、棒金を押圧するためのモータである。取出モータ35は、取出手段202によって指示された距離だけ押さえ部15を移動させる。押さえ部15は、取出手段202によって指示された距離だけ移動することで、金種別の棒金を当該金種にとって適正な力で押圧することができる。
搬送モータ36は、硬貨受部16を硬貨排出装置10の長手方向(矢印Z方向)に移動させるためのモータである。搬送モータ36は、搬送手段203(図5を参照)によって指示された距離だけ硬貨受部16を移動させる。硬貨受部16は、搬送手段203によって指示された、判別した金種に対応した距離だけ移動することで、硬貨受部16に載置されている硬貨を判別した金種の硬貨が収納される硬貨収納部3の上部に搬送する。
排出モータ37は、判別した金種の硬貨が収納される硬貨収納部3の上部に搬送された硬貨を、当該硬貨が収納される硬貨収納部3に排出するためのモータである。例えば、硬貨受部16には、図示しない扉が形成されており、排出モータ37によって当該扉を開放すると、硬貨受部16に載置されていたすべての硬貨は硬貨受部16の下部に位置している硬貨収納部3に落下して排出される。
続いて、硬貨テーブル242について説明する。図4は、硬貨テーブル242の構成を示すメモリマップである。図4に示すように、硬貨テーブル242は、金種別に、棒金把持部13が棒金を把持するために矢印X方向に移動する距離と、フィルムカッター14がフィルムをカットするために矢印Z方向い移動する距離と、押さえ部15が移動する距離と、硬貨受部16が受けた硬貨を搬送する距離を記憶する。硬貨テーブル242は、硬貨種類部2421、把持移動距離部2422、カッター移動距離部2423、押圧部移動距離部2424、搬送距離部2425を有する。硬貨種類部2421は、硬貨の種類を記憶する。なお、把持移動距離部2422、カッター移動距離部2423、押圧部移動距離部2424、搬送距離部2425に記憶されている距離の情報は、硬貨排出装置10が設置されるドロワ2の幅方向の大きさに応じて予め設定される。
把持移動距離部2422は、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類別に、棒金把持部13の矢印X方向への移動距離を記憶する。把持移動距離部2422に記憶された棒金把持部13の矢印X方向への移動距離は、棒金把持部13が当該距離だけ移動すると、棒金支持部18に載置されている棒金を把持するのに最適な距離である。すなわち、棒金は金種によって長手方向の長さが異なるため、各把持移動距離部2422には、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類の棒金を棒金把持部13が把持するのに最適な距離がそれぞれ記憶される。
カッター移動距離部2423は、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類別に、フィルムカッター14を矢印Y方向への移動距離を記憶する。カッター移動距離部2423に記憶されたフィルムカッター14の矢印Y方向への移動距離は、フィルムカッター14が当該距離だけ移動すると、棒金支持部18に載置されている棒金のフィルムを切断するのに最適な距離である。すなわち、棒金は金種によって長手方向の長さが異なるため、各カッター移動距離部2423には、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類の棒金をフィルムカッター14がフィルムを切断するのに最適な距離がそれぞれ記憶される。
押圧部移動距離部2424は、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類別に、押さえ部15が棒金を押圧するための移動距離を記憶する。押圧部移動距離部2424に記憶された押さえ部15の棒金の下方への移動距離は、押さえ部15が当該距離だけ移動すると、棒金支持部18に載置されている棒金のフィルムを適度の力で押圧するのに最適な距離である。すなわち、棒金は金種によって直径が異なるため、各押圧部移動距離部2424には、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類の棒金を押さえ部15が棒金を押圧するのに最適な距離がそれぞれ記憶される。
搬送距離部2425は、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類別に、硬貨受部16を矢印Z方向への移動距離を記憶する。搬送距離部2425に記憶された硬貨受部16の矢印Z方向への移動距離は、硬貨受部16が当該距離だけ移動すると、硬貨受部16に載置されている硬貨を当該金種の硬貨が収納されている硬貨収納部3の上部に移動させるのに最適な距離である。すなわち、各搬送距離部2425には、硬貨種類部2421に記憶された硬貨の種類の硬貨を当該金種の硬貨が収納されている硬貨収納部3の上部に移動させるのに最適な距離がそれぞれ記憶される。
なお、把持移動距離部2422、カッター移動距離部2423、押圧部移動距離部2424に記憶されている距離は、それぞれのホームポジションからの移動距離であり、搬送距離部2425に記憶されている距離は、硬貨受部16が棒金から取り出された硬貨を受けるために定められた位置からの移動距離である。
ここからは、硬貨排出装置10の機能構成について説明する。図5は、硬貨排出装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、硬貨排出装置10の制御部200が、ROM22やメモリ部24に記憶されRAM23に展開された制御プログラムに従うことで、金種判別手段201、取出手段202、搬送手段203、排出手段204として機能する。
金種判別手段201は、硬貨の金種を判別する。具体的には、金種判別手段201は、金種判別センサ32からの出力(棒金の長手方向の長さを示す出力と棒金の直径を示す出力)に基づいて、棒金載置部11に載置されている棒金を構成する硬貨の金種を判別する。
取出手段202は、載置された棒金から硬貨を取り出す。具体的には、取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、棒金把持部13、フィルムカッター14、押さえ部15を、硬貨テーブル242から読み出したそれぞれの移動距離の情報に基づいて移動させ、棒金から硬貨を取り出す。
さらに具体的には、取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、当該金種に対応した把持移動距離部2422から移動距離を読み出して、読み出した距離だけ把持モータ33を駆動させて棒金把持部13を矢印X方向に移動させる。そのため、判別した金種に適した距離だけ棒金把持部13を移動させることができる。
また、取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、当該金種に対応したカッター移動距離部2423から移動距離を読み出して、読み出した距離だけ開封モータ34を駆動させてフィルムカッター14を矢印Y方向に移動させる。そのため、判別した金種に適した距離だけフィルムカッター14を移動させることができる。
また、取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、当該金種に対応した押圧部移動距離部2424から移動距離を読み出して、読み出した距離だけ取出モータ35を駆動させて押さえ部15を棒金に対して接離方向に下方に移動させる。そのため、判別した金種に適した距離だけ押さえ部15を移動させることができる。押さえ部15によって押圧された棒金は、硬貨の整列が崩れ、棒金を形成していたすべての硬貨が硬貨受部16に取り出される。
搬送手段203は、取り出された硬貨を判別された金種に対応した位置(金種別に定められた位置)に搬送する。具体的には、搬送手段203は、硬貨受部16に取り出された硬貨を、前記金種判別手段201によって判別された金種の硬貨が収納されている硬貨収納部3の上部(この上部が金種別に定められた位置)まで搬送する。さらに具体的には、搬送手段203は、取り出された硬貨を載置した硬貨受部16を、前記金種判別手段201によって判別された金種に対応した搬送距離部2425から、当該金種の硬貨の搬送距離を読み出して、読み出した距離だけ搬送モータ36を駆動させて移動させる。そのため、判別した金種が収納されている硬貨収納部3の上部まで硬貨を移動させることができる。
排出手段204は、搬送手段203が硬貨を搬送した位置において当該硬貨を外部である硬貨収納部3に排出する。具体的には、排出手段204は、搬送手段203が硬貨を搬送した硬貨収納部3の位置において、排出モータ37を駆動させて硬貨収納部3に載置された硬貨を当該硬貨収納部3に排出する。
ここからは、硬貨排出装置10の制御について説明する。図6は、硬貨排出装置10の制御処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、硬貨排出装置10の制御部200は、硬貨検出センサ31の出力に基づいて、投入口17から棒金が投入されたことを検出したか(すなわち、棒金載置部11において棒金を検出したか)を判断する(S11)。棒金を検出するまで待機し(S11のNo)、棒金を検出したと判断した場合には(S11のYes)、金種判別手段201は、金種判別センサ32からの出力に基づいて、棒金載置部11に載置されている棒金の硬貨の金種を判別する(S12)。
次に取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、対応する把持移動距離部2422から読み出した距離だけ把持モータ33を駆動させて棒金把持部13を移動させて棒金を把持する(S13)。次に取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、対応するカッター移動距離部2423から読み出した距離だけ開封モータ34を駆動させてフィルムカッター14を移動させて、棒金を包装するフィルムを切断する(S14)。次に取出手段202は、金種判別手段201が判別した金種に基づいて、対応する押圧部移動距離部2424から読み出した距離だけ取出モータ35を駆動させて押さえ部15を下向きに移動させて、棒金の中央部を押圧する(S15)。押圧された棒金は中央部から変形して積層されている硬貨が落下した硬貨受部16に載置される。
次に搬送手段203は、硬貨受部16に取り出された硬貨を、前記金種判別手段201によって判別された金種の硬貨が収納されている硬貨収納部3の上部まで搬送する(S16)。
次に排出手段204は、搬送手段203が硬貨を搬送した硬貨収納部3の位置において、排出モータ37を駆動させて硬貨収納部3に載置された硬貨を当該硬貨収納部3に排出する(S17)。そして制御部200は処理を終了し、S11に戻る。
以上説明したように、実施形態の硬貨排出装置10は、硬貨の金種を判別する金種判別手段201と、複数の硬貨が積層された棒金から硬貨を取り出す取出手段202と、取り出された硬貨を判別された金種に対応した位置に搬送する搬送手段203と、搬送された位置において搬送された硬貨を外部に排出する排出手段204と、を備える。
このような実施形態の硬貨排出装置10は、棒金から硬貨を取り出して、判別した金種に対応した位置まで取り出した硬貨を搬送し、当該位置で硬貨を排出する。そのため、棒金から取り出した硬貨を異なる硬貨が収納されている硬貨収納部3に収納することを防止することができる。
また、実施形態の硬貨排出装置10は、棒金の状態で硬貨の金種を判別する。このような硬貨排出装置10は、判別した金種に応じて、棒金を把持するための棒金把持部13の移動距離、フィルムを切断するためのフィルムカッター14の移動距離、棒金を謳歌するための押さえ部15の移動距離を、判別した硬貨の金種に応じて変更する。そのため、金種毎に大きさが異なる棒金について、棒金把持部13、フィルムカッター14、押さえ部15を、判別した金種の棒金から硬貨を取り出すために、当該棒金において最適の距離だけ移動させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、金種判別手段201による硬貨の判別を、硬貨が棒金の状態で判断するようにした。しかしながらこれに限らず、硬貨受部16によって硬貨が搬送される前であれば、いつでも硬貨の金種を判別してよい。例えば、取出手段202が棒金から硬貨を取り出して硬貨受部16に載置した状態で、載置された硬貨の金種を判別するようにしてもよい。この場合、硬貨は金種毎に重量が異なることから、硬貨受部16に計量部を有し、載置した硬貨の総重量を量ることで、硬貨の金種を判別するようにしてもよい。
また、実施形態では、金種判別手段201が金種判別センサ32からの出力に基づいて硬貨の金種を判別した。しかしながらこれに限らず、例えば、硬貨排出装置10に金種を指定するボタン(1円硬貨を指定するボタン、5円硬貨を指定するボタン、10円硬貨を指定するボタン、50円硬貨を指定するボタン、100円硬貨を指定するボタン、500円硬貨を指定するボタン)をそれぞれ設け、操作者は、投入した棒金の金種のボタンを操作する。ボタンが操作されると、硬貨排出装置10は操作されたボタンに対応する金種を示す信号を出力するようにし、金種判別手段201は、操作されたボタンに応じて出力された金種を示す信号に基づいて、硬貨の金種を判別するようにしてもよい。
また、実施形態では、取出手段202は、棒金把持部13とフィルムカッター14と押さえ部15を移動させて棒金から硬貨を取り出すようにした。しかしながらこれに限らず、取出手段202は、棒金把持部13とフィルムカッター14と押さえ部15の少なくとも一つを移動させて棒金から硬貨を取り出すようにすればよい。
また、実施形態では、棒金載置部11において金種判別手段201が棒金の金種を判別し、その後棒金を棒金支持部18に移動させて取出手段202が棒金から硬貨を取り出すようにした。しかしながらこれに限らず、例えば、棒金載置部11において金種判別手段201が棒金の金種を判別し、その後棒金を棒金載置部11に載置した状態で取出手段202が棒金から硬貨を取り出すようにしてもよい。この場合、棒金把持部13、フィルムカッター14、押さえ部15は、棒金載置部11付近に設けられる。また、棒金支持部18は不要となる。
なお、実施形態の硬貨排出装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態の硬貨排出装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の硬貨排出装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態の硬貨排出装置10で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 金銭収納箱
2 ドロワ
3 硬貨収納部
4 紙幣収納部
10 硬貨排出装置
11 棒金載置部
12 硬貨開放部
13 棒金把持部
14 フィルムカッター
15 押さえ部
16 硬貨受部
17 投入口
18 棒金支持部
31 硬貨検出センサ
32 金種判別センサ
33 把持モータ
34 開封モータ
35 取出モータ
36 搬送モータ
37 排出モータ
200 制御部
201 金種判別手段
202 取出手段
203 搬送手段
204 排出手段
242 硬貨テーブル
2421 硬貨種類部
2422 把持移動距離部
2423 カッター移動距離部
2424 押圧部移動距離部
2425 搬送距離部
特開平11-91747号公報

Claims (5)

  1. 複数の硬貨が積層された棒金を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された棒金の状態で前記硬貨の金種を判別する金種判別手段と、
    前記硬貨の金種が判別された前記棒金から前記硬貨を取り出す取出手段と、
    取り出された前記硬貨を前記判別された金種に対応した位置に搬送する搬送手段と、
    搬送された前記位置において搬送された硬貨を外部に排出する排出手段と、
    を備えた硬貨排出装置。
  2. 前記金種判別手段によって硬貨の金種が判別された棒金をストックするストック部と、
    前記棒金の軸方向に移動して、前記ストック部にストックされた棒金の両端部を把持する把持部と、
    前記棒金の軸方向に移動して、把持された棒金のフィルムをカットするカッターと、
    をさらに備え、
    前記取出手段は、前記金種判別手段によって判別された金種に基づいて前記把持部と前記カッターの移動距離を変更する、
    請求項に記載の硬貨排出装置。
  3. 前記棒金の積層方向交わる方向に移動して、前記棒金の周面略中央部を下方に押下する押さえ部をさらに備え、
    前記取出手段は、前記金種判別手段によって判別された金種に基づいて前記押さえ部の移動距離を変更する、
    請求項に記載の硬貨排出装置。
  4. 前記硬貨排出装置は、硬貨を金種別に区分けして収納する硬貨収納部を備えたドロワに対して設置可能であり、
    前記搬送手段は、前記金種判別手段によって判別された硬貨が収納されている前記硬貨収納部の位置に前記硬貨を搬送し、
    前記排出手段は、前記位置において前記硬貨を前記硬貨収納部に排出する。
    請求項1乃至のいずれか一に記載の硬貨排出装置。
  5. 複数の硬貨が積層された棒金を載置する載置部を備えた硬貨排出装置としてのコンピュータを、
    前記載置部に載置された棒金の状態で前記硬貨の金種を判別する金種判別手段と、
    前記硬貨の金種が判別された前記棒金から前記硬貨を取り出す取出手段と、
    取り出された前記硬貨を前記判別された金種に対応した位置に搬送する搬送手段と、
    搬送された前記位置において搬送された硬貨を外部に排出する排出手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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