JP7482360B2 - 溶接トーチ及びそれを用いたアーク溶接装置 - Google Patents

溶接トーチ及びそれを用いたアーク溶接装置 Download PDF

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Description

本発明は、溶接トーチ及びそれを用いたアーク溶接装置に関し、特に非消耗電極式の溶接トーチに関する。
通常、TIG溶接(Tungsten Inert Gas welding)トーチを用いてアーク溶接を行う場合には、TIG溶接トーチ内に保持された非消耗電極であるタングステン電極と溶接対象物であるワークとの間に火花放電を起こしてアークを発生させる。この動作はアークスタートと呼ばれ、一般に、タングステン電極に高周波電力を供給して行われる(例えば、特許文献1参照)。
特許第6260007号公報
アークスタート時にタングステン電極に供給される高周波電力の大きさは、通常、所定の値に設定される。一方、溶接トーチを手動で操作してアーク溶接を行う場合、タングステン電極とワークとの間の距離を一定に保つことが難しく、トーチの移動時に当該距離の変動を生じることが多い。
しかし、当該距離がばらつくと、タングステン電極とワークとの間の電界強度が変化してしまい、所定のタイミングでアークが発生しない等の不具合を生じることがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、アークスタートを確実に行うことができる溶接トーチ及びそれを用いたアーク溶接装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る溶接トーチは、トーチハンドルと、前記トーチハンドルに接続されたトーチボディと、前記トーチボディに接続されたノズルと、前記トーチボディに対して前記ノズルと反対側に接続されたトーチキャップと、前記トーチキャップと前記トーチボディと前記ノズルとの内部に収容され、電源から所定の電力が供給されることでワークとの間でアークを発生させる非消耗電極と、前記ノズルの外周に接して取付けられた環状の導電性部品と、前記導電性部品と前記ワークまたは前記電源に設けられた一対の出力端子の一方とを電気的に接続するための接続部品と、を備え、前記接続部品は導線と接続端子とを有し、前記接続端子は前記トーチハンドルにおける前記トーチボディの外側に取付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルの外周に接して取付けられた導電性部品を接続部品を介してワークまたは出力端子の一方と電気的に接続し同電位にすることで、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも非消耗電極とワークとの間の電位差を一定にすることができる。
本発明に係るアーク溶接装置は、前記溶接トーチと、前記トーチハンドルの一端部に接続され、前記ノズルにシールドガスを供給するとともに前記非消耗電極と電気的に接続されたコンジットケーブルと、前記コンジットケーブルと電気的に接続され、前記非消耗電極に所定の電力を供給する電源と、を少なくとも備え、前記電源に設けられた一対の出力端子の一方は第1配線を介して前記ワークに接続され、前記コンジットケーブルは前記一対の出力端子の他方に接続され、前記導電性部品は、前記接続部品及び第2配線を介して前記一対の出力端子の一方に電気的に接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルの外周に接して取付けられた導電性部品を接続部品を介してワークに接続された出力端子の一方と電気的に接続して同電位にすることで、非消耗電極とワークとの間の電位差を一定とできるため、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも確実にアークスタートを行うことができる。
また、本発明に係る別のアーク溶接装置は、前記溶接トーチと、前記トーチハンドルの一端部に接続され、前記ノズルにシールドガスを供給するとともに前記非消耗電極と電気的に接続されたコンジットケーブルと、前記コンジットケーブルと電気的に接続され、前記非消耗電極に所定の電力を供給する電源と、を少なくとも備え、前記電源に設けられた一対の出力端子の一方は第1配線を介して前記ワークに接続され、前記コンジットケーブルは前記一対の出力端子の他方に接続され、前記導電性部品は、前記接続部品及び第3配線を介して前記ワークに接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルの外周に接して取付けられた導電性部品を接続部品を介してワークと電気的に接続して同電位にすることで、非消耗電極とワークとの間の電位差を一定とできるため、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも確実にアークスタートを行うことができる。
本発明に係る溶接トーチによれば、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも非消耗電極とワークとの間の電位差を一定にすることができる。また、本発明に係るアーク溶接装置によれば、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも確実にアークスタートを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るアーク溶接装置の構成を示す模式図である。 図2Aは、比較のためのアーク溶接装置の構成を示す模式図である。図2Bは、比較のための別のアーク溶接装置の構成を示す模式図である。 変形例1に係るアーク溶接装置の構成を示す模式図である。 図4Aは、変形例2に係るアーク溶接装置の構成を示す模式図である。図4Bは、変形例2に係る別のアーク溶接装置の構成を示す模式図である。 図5Aは、変形例3に係るアーク溶接装置の構成を示す模式図である。図5Bは、変形例3に係る別のアーク溶接装置の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態)
[アーク溶接装置の構成]
図1は、本実施形態に係るアーク溶接装置の構成の模式図を示し、アーク溶接装置100は、溶接トーチ10とコンジットケーブル30と電源40とを備えたTIG溶接装置である。なお、図1及び以降に示す図において、アーク溶接装置100の各部の大きさは実際とは異なっている。
溶接トーチ10はTIG溶接トーチであり、ワーク200を溶接する際に は、作業者が溶接トーチ10を手動で操作する。溶接トーチ10は、トーチハンドル11とトーチボディ12とトーチキャップ13とノズル14とを有しており、これらの部品が溶接トーチ10の外郭を構成している。また、溶接トーチ10は、内部に非消耗電極であるタングステン電極15を有しており、タングステン電極15の先端はノズル14の先端側を越えて外部に突き出している。なお、溶接トーチ10には、これら以外の構成部品、例えば、金属材料からなり、タングステン電極15を固定するコレットや、電源40に接続され、アーク溶接の開始/停止を操作するためのトーチスイッチ等が含まれるが、説明の便宜上、これらの構成部品については図示及び詳細な説明を省略する。
トーチハンドル11は、プラスチック等の絶縁性材料からなる部品であり、内部にコンジットケーブル30の一部が収容されている。アーク溶接を行う作業者はトーチハンドル11を持って溶接トーチ10を操作する。
トーチボディ12は、トーチハンドル11とトーチキャップ13とノズル14とにそれぞれ接続された絶縁性材料からなる部品である。トーチキャップ13は、トーチボディ12に対してノズル14と反対側に接続された絶縁性材料からなるキャップ形状の部品であり、タングステン電極15は、トーチボディ12とトーチキャップ13とノズル14とで構成された筒状部の内部に収容されている。
ノズル14は、先端側が狭まった略筒状の部品であり、セラミック等の絶縁性材料からなる。また、ノズル14は、コンジットケーブル30内のガスホース(図示せず)から供給されたシールドガスをワーク200に吹き付けるための部品でもある。シールドガスとして、不活性ガス、例えばアルゴンガス等が用いられる。
タングステン電極15は、タングステンを主たる成分とする金属材料からなる棒状の部品である。ただし、先端は断面視で所定の角度を有する円錐形状に加工されている。コンジットケーブル30を介して電源40からタングステン電極15に所定の電力が供給されることで、タングステン電極15の先端とワーク200との間にアークが発生し、アークで発生した熱によってワーク200が溶接される。なお、タングステン電極15には、電極の消耗や変形を抑制するために、タングステンに対して1-2%程度のセリウムやランタン、あるいはこれらの酸化物のいずれかが含まれている。
導電リング16はノズル14の外周に接して取付けられた環状の部品であ り、金属等の導電性材料からなる。後述するように、導電リング16は導線17と接続端子18と第2配線61とを介して電源40のアース端子である出力端子41に電気的に接続されている。
導線17は、トーチハンドル11内を通っており、両端はトーチハンドル 11の外部に引き出されて導電リング16と接続端子18とにそれぞれ接続されている。
接続端子18は、トーチハンドル11の外側であって、トーチハンドル11の後端側、つまり、トーチハンドル11におけるトーチボディ12から遠い側に取付けられている。接続端子18がトーチハンドル11の外側に取付けられることで、後述するように第2配線61の着脱が容易となる。また、導線17と接続端子18とで、導電リング16と出力端子41とを電気的に接続するための端子付き配線である接続部品19が構成される。
コンジットケーブル30は、一端が電源40の出力端子42に接続されている。また、コンジットケーブル30は、内部に出力端子42とタングステン電極15とを電気的に接続する導体ケーブルやノズル14にシールドガスを供給するガスホースを有しており、これらが絶縁体で被覆された多機能ケーブルである。なお、説明の便宜上、コンジットケーブル30の各部の図示及び詳細な説明は省略する。また、コンジットケーブル30の内部に、溶接トーチ10の先端部を冷却するための水冷管(図示せず)が設けられていてもよい。
電源40は、アークスタート時には、つまり、タングステン電極15とワーク200との間にアークが発生するまでは所定の高周波電力をタングステン電極15に供給するように構成されている。また、電源40は、タングステン電極15とワーク200との間にアークが発生した以降は、所定の直流電力または交流電力をタングステン電極15に供給するように構成されている。なお、本実施形態では、高周波電力の周波数は数MHzで、ピーク電圧は数kVに設定されているが、特にこれに限定されず溶接条件によって適宜変更されうる。例えば、高周波電力の供給時間や周期等は溶接条件によって適宜変更されうる。また、アークの発生に関しては、タングステン電極15を流れる電流の変化あるいはタングステン電極15とワーク200との間の電位変化を図示しない電流検出部あるいは電圧検出部等で検出し、当該検出結果に応じて、後述する制御部50がタングステン電極15に供給される電力を切り替えるように構成されている。
また、電源40には一対の出力端子41,42が設けられており、出力端子41はアース電位に接続されており、以降の説明において、出力端子41をアース端子41と呼ぶことがある。なお、出力端子41がコンデンサ等を介してアース電位に接続されていてもよい。その場合、出力端子41の電位と実際のアース電位とが異なる場合があるが、異なった場合も含めて、以降の説明において、出力端子41の電位をアース電位と呼ぶこととする。
アース端子41には絶縁被覆が施された第1配線60の一端が接続されている。第1配線60の他端はワーク200に接続されており、第1配線60を介して、ワーク200はアース端子41と同電位に、つまり、アース電位に固定されている。
また、アース端子41には絶縁被覆が施された第2配線61の一端が接続されている。第2配線61の他端は接続端子18に接続されており、第2配線61と接続部品19、つまり、導線17と接続端子18とを介して、導電リング16はアース電位に、つまり、ワーク200と同電位に固定されている。なお、第2配線61はコンジットケーブル30の外側に延びるように配設されており、接続端子18に対して着脱可能に接続されている。例えば、接続端子18が圧着端子である場合、導線17の先端部の被覆が除去されて、接続端子18に圧着される。一方、第2配線61の他端部には被覆が除去された部分が設けられ、ボルト、ナット等によって、当該被覆が除去された部分と接続端子18とが締結される。
出力端子42は、コンジットケーブル30を介してタングステン電極15と電気的に接続されている。一般に、直流TIG溶接において、タングステン電極15がマイナス電位になるように設定されてアーク溶接が行われる。このため、以降の説明において、出力端子42をマイナス端子42と呼ぶことがある。本実施形態に示すアーク溶接装置100においても、直流TIG溶接を行う場合は、アース電位と同電位のワーク200とマイナス端子42と同電位のタングステン電極15との間で電位差が生じ、この差が所定の値を超えるとアークが発生し、また、アークが維持される。ただし、交流TIG溶接を行う場合は、出力端子42に接続されたタングステン電極15の電位はプラス電位からマイナス電位へと時間的に繰り返し変化し、アース端子41との電位差が所定の値を超えるとアークが発生し、また、アークが維持される。
なお、電源40には、ガスホース(図示せず)が接続されており、図示しないガス供給装置からシールドガスが供給される。電源40を介してコンジットケーブル30内のガスホース(図示せず)にシールドガスが供給される。なお、コンジットケーブル30内に水冷管(図示せず)を設ける場合は、図示しない冷却水供給装置から電源40に接続された水冷管(図示せず)を介してコンジットケーブル30内の水冷管(図示せず)に冷却水が供給される。
制御部50は、所定の溶接条件に従って、電源40からタングステン電極15に印加される高周波電力の供給開始及び終了タイミングあるいはその繰り返し回数を決定するように構成されている。また、制御部50は、電源40からタングステン電極15に供給される電力の諸元、例えば、電圧/電流値や電力供給時間、交流TIG溶接であれば、周波数やデューティー比等を決定するように構成されている。また、制御部50は、電源40に設けられた操作部(図示せず)から入力された溶接条件に従って、各種電力供給条件を決定するようにしてもよいし、内部に格納された、あるいは外部から読み込まれた溶接プログラムに従って、各種電力供給条件を決定するようにしてもよい。なお、本実施形態において、制御部50は電源40の内部に組み込まれているが、電源40の外部に設けられていてもよい。
[効果等]
以上説明したように、本実施形態の溶接トーチ10は、トーチハンドル11と、トーチハンドル11に接続されたトーチボディ12と、トーチボディ12に接続されたノズル14と、トーチボディ12に対してノズル14と反対側に接続されたトーチキャップ13と、を備えている。また、溶接トーチ10は、トーチキャップ13とトーチボディ12とノズル14との内部に収容され、電源40から所定の電力が供給されることでワーク200との間でアークを発生させる非消耗電極であるタングステン電極15と、を備えている。
また、溶接トーチ10は、ノズル14の外周に接して取付けられた環状の導電性部品である導電リング16と、電源40に設けられた一対の出力端子41、42のうちのアース端子41と導電リング16とを電気的に接続するための接続部品19と、を備えている。
溶接トーチ10をこのように構成することで、ノズル14の外周に接して取付けられた導電リング16を接続部品19を介してアース端子41と電気的に接続して同電位にすることができる。このことにより、溶接トーチ10の先端とワーク200との間の距離が変動した場合にもタングステン電極15の先端とワーク200との間の電位差を一定にすることができる。図2A、2Bを用いてさらに詳しく説明する。
図2Aは、比較のためのアーク溶接装置の模式図を、図2Bは、比較のための別のアーク溶接装置の模式図をそれぞれ示している。なお、図1に示す構成と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
作業者が溶接トーチ10を保持する際に、その位置がばらつくと、タングステン電極15の先端とワーク200との間の距離Aが変動してしまう(図2A参照)。このため、例えば、距離Aが設定値よりも長くなるように溶接トーチ10が動くと、タングステン電極15の先端とワーク200との間の電界強度が低下し、アークが発生しないことがあった。
一方、図2Bに示すように、ノズル14の外周に接して導電リング16を取付け、導電リング16とワーク200とを第4配線65で接続するようにすると、導電リング16とワーク200とが同電位となる。また、ワーク200は第1配線60によって電源40のアース端子41に接続されており、導電リング16とワーク200とはアース端子41の電位であるアース電位と同電位となる。
従って、タングステン電極15の先端とワーク200との間の電界強度を 決定する距離は、タングステン電極15と導電リング16との距離Bで定まる。距離Bはノズル14の外径にほぼ等しいため、溶接トーチ10の位置ばらつきによらず、当該電界強度を決定する距離は一定となる。このことにより、タングステン電極15の先端とワーク200との間の電界強度が変動せず、確実にアークスタートを行うことができる。
しかし、図2Bに示す構成では、溶接トーチ10の先端側にある導電リング16とワーク200とを第4配線65で直接接続しており、ワーク200に対する溶接トーチ10の可動範囲が第4配線65の長さで決まってしまうという問題があった。第4配線65が短いと、溶接トーチ10の可動範囲、つまり、ワーク200における溶接可能範囲が狭くなってしまう。一方、溶接トーチ10の可動範囲を拡げるために、第4配線65を長くすると、位置が定まらず、ワーク200にからまる場合がある。また、導電リング16とタングステン電極15の距離が近いため、導電リング16に接続された第4配線65がアーク発生部である溶接トーチ10の先端部近傍に近づきすぎて、第4配線65が損傷したりするおそれがある。つまり、第4配線65を設けることで、アーク溶接の作業性が著しく低下してしまうおそれがあった。
一方、本実施形態によれば、導電リング16に接続された接続部品19、つまり、導線17とトーチハンドル11の後端側に取付けられている接続端子18と、第2配線61とを介して導電リング16とワーク200とを電気的に接続するため、タングステン電極15と導電リング16との距離Bで定まる電界強度が変動せず、確実にアークスタートを行うことができる。
また、トーチハンドル11の後端側に取付けられた接続端子18に第2配線61が接続されるため、第2配線61の長さを適切に調整することで、第2配線61の位置がコンジットケーブル30に沿うように定まるため、アーク溶接の作業性を損ねることがない。
また、本実施形態のアーク溶接装置100は、溶接トーチ10と、トーチハンドル11の後端側に接続され、ノズル14にシールドガスを供給するとともにタングステン電極15と電気的に接続されたコンジットケーブル30と、コンジットケーブル30と電気的に接続され、タングステン電極15に所定の電力を供給する電源40と、を少なくとも備えている。
電源40に設けられた一対の出力端子41、42のうちアース端子41は第1配線60を介してワーク200に接続され、コンジットケーブル30はマイナス端子42に接続されている。導電リング16は、接続部品19及び第2配線61を介してアース端子41に接続されている。
アーク溶接装置100をこのように構成することで、タングステン電極15とワーク200との間で電界強度が変動せず、確実にアークスタートを行うことができるとともに、アーク溶接の作業性が低下するのを防止できる。
なお、第2配線61をコンジットケーブル30内に収容し、接続端子18との接続部分とアース端子41との接続部分のみがコンジットケーブル30から引き出されるようにしてもよい。第2配線61とコンジットケーブル30とが一体にまとめられているのでアーク溶接の作業性がさらに向上する。また、第2配線61をコンジットケーブル30内に収容するとともに、トーチハンドル11の内部を通して、直接、導電リング16に接続するようにしてもよい。この場合は、導線17は第2配線61の一部となり、接続端子18は省略される。
(変形例1)
図3は、本変形例に係るアーク溶接装置の模式図を示す。なお、実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例に示す構成と図1に示す構成とでは、接続部品19aを構成する 導線17aと接続端子18a及び第2配線62の配設位置が異なる。図3に示すように、導電リング16に接続された接続部品19aのうち導線17aは、ノズル14とトーチボディ12とトーチキャップ13との外側に延びており、トーチキャップ13の外側であってその先端側、つまり、トーチキャップ13におけるノズル14から遠い側に取付けられた接続端子18aに接続されている。また、第2配線62は、トーチキャップ13の先端側に取付けられた接続端子18aとアース端子41とに接続されている。
溶接トーチ10及びアーク溶接装置100をこのように構成しても、接続部品19aと第2配線62とを介して導電リング16をアース電位に、つまり、ワーク200と同電位にすることができ、タングステン電極15とワーク200との間で電界強度が変動せず、確実にアークスタートを行うことができるとともに、アーク溶接の作業性が低下するのを防止できる。
なお、本変形例においても、第2配線62をコンジットケーブル30内に収容し、接続端子18aとの接続部分とアース端子41との接続部分のみがコンジットケーブル30から引き出されるようにしてもよい。第2配線62とコンジットケーブル30とが一体にまとめられているのでアーク溶接の作業性がさらに向上する。
(変形例2)
図4Aは、本変形例に係るアーク溶接装置の模式図を、図4Bは、別のアーク溶接装置の模式図をそれぞれ示す。なお、実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例に示す構成と図1、3に示す構成とでは、第2配線61、62に代えて第3配線63、64が設けられ、それぞれワーク200と直接接続されている点で異なる。
溶接トーチ10及びアーク溶接装置100をこのように構成しても、タングステン電極15とワーク200との間で電界強度が変動せず、確実にアークスタートを行うことができる。また、接続端子18をトーチハンドル11の後端側、あるいはトーチキャップ13の先端側に取付けて、さらに第3配線63または第3配線64を接続することで、第3配線63、64をワーク200やタングステン電極15の先端から遠ざけることができる。このため、例えば、図2Bに示す構成に比べてアーク溶接の作業性を向上させることができる。
なお、トーチハンドル11の後端側に取付けられた接続端子18と導電リング16とを接続するにあたって、図4Aに示すように、トーチハンドル11の内部を通るように導線17を配設することで、アーク溶接の作業性をさらに向上できる。
(変形例3)
図5Aは、本変形例に係るアーク溶接装置の模式図を、図5Bは、別のアーク溶接装置の模式図をそれぞれ示す。なお、実施形態と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例に示す構成は、接続端子18、第2配線61、62及び第3配線63、64を設けていない点で変形例1、2及び実施形態に示す構成と異なる。つまり、本変形例において、導体20、20aは一端が導電リング16に接続される一方、他端には他の部材は接続されていない。
導体20、20aをこのように構成することで、導体20、20aは一種のアンテナ(電磁波放射体)として機能する。ノズル14に導電リング16が取付けられていない場合、アークスタート時にタングステン電極15に高周波電力を供給すると、容量結合によってノズル14の外表面に電荷が蓄積される。このような蓄積電荷はタングステン電極15の電位を変化させるため、アークスタートがうまく行えない一因となっていた。変形例1、2及び実施形態に示す構成では、導電リング16を設け、これをアース端子41と同電位とすることで、ノズル14の外表面に不要な電荷が蓄積されるのを防止している。
一方、本変形例によれば、容量結合を介して導電リング16に誘起された電荷によって、導体20、20aの電位が上昇する。当該電位が所定値以上に上昇すると、導体20、20aから外部に電力が放射される。このため、ノズル14の外表面に誘起された電荷が減少し、タングステン電極15の電位変動を抑制して、アークスタートの確実性を向上することができる。
なお、本変形例における導体20、20aは自立性を高めるために所定の剛性を有するように設けるのがよい。例えば、導体20、20aの長さが10cm~数十cm程度であるときは、直径を1mm~数mm程度とするのが好ましい。また、導体20、20aの自立性を高めるために、導体20、20aを図1や図4A~5Bに示す接続端子18、18aにそれぞれ接続するようにしてもよい。この場合は、導体20、20aの直径を上記の値より小さくしてもよい。また、高周波電力の周波数は数MHz程度に設定されているため、実用的な範囲(数十cm程度)において、導体20、20aの長さはできるだけ長い方が好ましい。電力放射効率を増すことができ、タングステン電極15の電位変動抑制、ひいてはアークスタートの確実性を向上させることができる。
なお、図5Aに示す導体20は、トーチハンドル11の内部を通るようにしてもよい。電力放射効率を低下させず、かつアーク溶接時の作業性を向上できる。
(その他の実施形態)
なお、変形例1~3を含む上記実施形態において、電源40に高周波電力を出力する専用の出力端子(図示せず)を設け、コンジットケーブル30から一端が引き出された導線(図示せず)を介してタングステン電極15に所定の高周波電力を供給するようにしてもよい。
また、図1及び図4Aに示す構成において、導線17がトーチハンドル11の外部を通るようにしてもよい。
なお、変形例1~3を含む上記実施形態において、導電リング16は環状の導電性部品であったが、必ずしも連続してつながっている必要は無く、一部で不連続であってもよい。つまり、ノズル14の外周方向に沿って導体が無い部分があってもよい。
本発明の溶接トーチは、溶接トーチの先端とワークとの間の距離が変動した場合にも非消耗電極とワークとの間の電位差を一定にすることができ、手動溶接用のアーク溶接装置に適用する上で有用である。
10 溶接トーチ
11 トーチハンドル
12 トーチボディ
13 トーチキャップ
14 ノズル
15 タングステン電極
16 導電リング(導電性部品)
17、17a 導線
18、18a 接続端子
19、19a 接続部品
20、20a 導体(アンテナ)
30 コンジットケーブル
40 電源
41 出力端子(アース端子)
42 出力端子(マイナス端子)
50 制御部
60 第1配線
61、62 第2配線
63、64 第3配線
65 第4配線
100 アーク溶接装置
200 ワーク

Claims (6)

  1. トーチハンドルと、
    前記トーチハンドルに接続されたトーチボディと、前記トーチボディに接続されたノズルと、
    前記トーチボディに対して前記ノズルと反対側に接続されたトーチキャップと、
    前記トーチキャップと前記トーチボディと前記ノズルとの内部に収容され、電源から所定の電力が供給されることでワークとの間でアークを発生させる非消耗電極と、
    前記ノズルの外周に接して取付けられた環状の導電性部品と、
    前記導電性部品と前記ワークまたは前記電源に設けられた一対の出力端子の一方とを電気的に接続するための接続部品と、を備え、前記接続部品は導線と接続端子とを有し、前記接続端子は前記トーチハンドルにおける前記トーチボディの外側に取付けられていることを特徴とする溶接トーチ。
  2. 請求項1に記載の溶接トーチと、
    前記トーチハンドルの一端側に接続され、前記ノズルにシールドガスを供給するとともに前記非消耗電極と電気的に接続されたコンジットケーブルと、
    前記コンジットケーブルと電気的に接続され、前記非消耗電極に所定の電力を供給する電源と、を少なくとも備え、
    前記電源に設けられた一対の出力端子の一方は第1配線を介して前記ワークに接続され、
    前記コンジットケーブルは前記一対の出力端子の他方に接続され、前記導電性部品は、前記接続部品及び第2配線を介して前記一対の出力端子の一方に電気的に接続されていることを特徴とするアーク溶接装置。
  3. 請求項2に記載のアーク溶接装置において、
    前記第2配線は前記コンジットケーブルの外部に配置されていることを特徴とするアーク溶接装置。
  4. 請求項2に記載のアーク溶接装置において、
    前記接続部品は接続端子を有し、前記接続端子は前記トーチハンドルの前記一端側に取付けられ、前記第2配線は前記コンジットケーブルの内部に収容されていることを特徴とするアーク溶接装置。
  5. 請求項1に記載の溶接トーチと、
    前記トーチハンドルの一端側に接続され、前記ノズルにシールドガスを供給するとともに前記非消耗電極と電気的に接続されたコンジットケーブルと、
    前記コンジットケーブルと電気的に接続され、前記非消耗電極に所定の電力を供給する電源と、を少なくとも備え、
    前記電源に設けられた一対の出力端子の一方は第1配線を介して前記ワークに接続され、
    前記コンジットケーブルは前記一対の出力端子の他方に接続され、前記導電性部品は、前記接続部品及び第3配線を介して前記ワークに接続されていることを特徴とするアーク溶接装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項に記載のアーク溶接装置において、
    前記電源は前記コンジットケーブルを介して、前記非消耗電極と前記ワークとの間にアークが発生するまでは、前記非消耗電極に所定の高周波電力を供給し、前記非消耗電極と前記ワークとの間にアークが発生した以降は、前記非消耗電極に所定の直流電力または交流電力を供給するように構成されていることを特徴とするアーク溶接装置。
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