JP6010777B2 - プラズマ切断用トーチ、プラズマ切断用電源およびプラズマ切断装置 - Google Patents
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Description
本開示は、プラズマ切断用トーチ、プラズマ切断用電源およびプラズマ切断装置に関し、特に、プラズマ切断用トーチおよびプラズマ切断用電源の内部の配線構造に関する。
プラズマ溶接は、非消耗電極を用いたアーク溶接の一種であり、特に、プラズマとなるガス(作動ガス)の噴出によってアークを高密度化したものである。作動ガスによって高密度化されたアークをプラズマアークという。
プラズマ切断は、プラズマ切断用トーチと母材との間に発生させたプラズマアークによって、母材の切断を行う加工方法である。プラズマアークは、作動ガスの冷却効果と旋廻流とによって、プラズマ切断用トーチのチップ先端の噴き出し穴で機械的に絞られて高温化されている。プラズマ切断は、プラズマアークによる母材の溶融と、作動ガスによる溶融された母材の吹き飛ばしとにより、母材を切断する。なお、プラズマアークは、プラズマ切断トーチの内部において、電極とチップとの間にパイロットアークを発生させた後に、電極と母材との間に発生する。
従来から、プラズマ切断用トーチとプラズマ切断用電源を有するプラズマ切断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、従来のプラズマ切断装置の概略構成を示す図である。図4は、従来のプラズマ切断装置の電気回路の概略構成を示す図である。
図3において、作動ガスを圧縮するコンプレッサ102は、レギュレータ103に接続される。レギュレータ103は、作動ガスの二次圧力を一定値に調整する。その後、作動ガスは、レギュレータ103から切断用電源104の内部に導かれる。
レギュレータ103は、切断用電源104の内部に設けられた、プラズマアークの始動と停止によってオンオフされるガスバルブ(図示せず)に接続される。作動ガスは、切断用電源104の内部を、ガスバルブを経由して流れる。ガスバルブは、作動ガスをトーチ先端部101に供給する冷却ケーブル108に接続されている。
さらに、切断用電源104には、母材105に接続される母材ケーブル106と、アークスタートを良好にするために高周波を印加するためのパイロットケーブル109と、トーチスイッチ112を有するトーチスイッチケーブル110とが接続されている。
一方、プラズマ切断トーチ107には、切断用電源104からのパイロットケーブル109とトーチスイッチケーブル110と冷却ケーブル108とが接続されている。そして、作動ガスは、冷却ケーブル108を経由してトーチ先端部101に供給される。
以上のように、従来のプラズマ切断装置111が構成されている。
次に、図4を用いて、従来のプラズマ切断の方法と、切断用電源104と母材105とプラズマ切断トーチ107との接続について説明する。
従来のプラズマ切断の方法は、プラズマ切断トーチ107のチップ114を母材105に接触させる接触切断と、チップ114を母材105から離す非接触切断とがある。
先ず、接触切断について説明する。プラズマ切断トーチ107のトーチスイッチ112をオンすることにより起動信号が発生する。起動信号の発生により、切断用電源104の制御器115は、リレーをオンする。なお、リレーは、コイル118aと接点118bとからなり、リレーをオンすると接点118bが導通状態となる。そして、高周波発生器117により、冷却ケーブル108とパイロットケーブル109との間に高周波電圧を印加する。これにより、プラズマ切断トーチ107の先端部において、電極113と、チップ114と接触した母材105との間にパイロットアークを発生させる。次に、プラズマアーク電源部116により電極113と母材105との間に電力を供給する。これにより、パイロットアークは、電極113と母材105との間のプラズマアークに発展する。また、制御器115は、母材105に流れる電流を、母材105に接続された母材ケーブル106を介して感知し、リレーをオフする。すなわち、リレーの接点118bをオフして非導通状態とする。これにより、高周波発生器117による、電極113とチップ114との間での高周波電圧は印加されなくなる。
次に、非接触切断について、接触切断との差異を説明する。高周波発生器118によって冷却ケーブル108とパイロットケーブル109との間に高周波電圧を印加すると、プラズマ切断トーチ107の先端部において、電極113とチップ114との間で絶縁破壊が起きて、パイロットアークが発生する。次に、プラズマアーク電源部116により、電極113と母材105との間に電力を供給する。これにより、パイロットアークは、電極113と母材105との間のプラズマアークに発展する。すなわち、電極113とチップ114との間のパイロットアークが、電極113と母材105との間のプラズマアークに移行する。
次に、切断用電源104と母材105とプラズマ切断トーチ107との接続について説明する。先ず、プラズマ切断トーチ107を、冷却ケーブル108と、パイロットケーブル109と、トーチスイッチケーブル110との3種類のケーブルによって、切断用電源104に接続する。次に、母材105を、母材ケーブル106によって、切断用電源104に接続する。
従来のプラズマ切断装置111では、プラズマ切断トーチ107を、冷却ケーブル108と、パイロットケーブル109と、トーチスイッチケーブル110との3種類のケーブルによって切断用電源104に接続しなければならず、非常に手間が掛かる。また、パイロットケーブル109の接続端子部109aがむき出しであるため、接続作業中に、誤って電源を投入して接続端子部109aに高周波電圧が掛かることのないように、十分注意しなければならない。
上記課題を解決するために、本開示のプラズマ切断用トーチは、電極と、第1のケーブルと、トーチスイッチと、第2のケーブルと、チップと、第3のケーブルとを有する。第1のケーブルは、電極と電気的に接続され、第1の端子を有する。第2のケーブルは、トーチスイッチと電気的に接続され、第2の端子および第3の端子を有する。チップは、電極とは離れており、電極を囲む。第3のケーブルは、チップと電気的に接続され、第2の端子とトーチスイッチの間の接続点において、第2のケーブルと電気的に接続されている。第2のケーブルは、トーチスイッチと接続点との間に逆流防止部と第1のフィルタ部とを有する。プラズマ切断用トーチは、第1の端子と第2の端子と第3の端子とを介してプラズマ切断用電源に接続される。
また、本開示のプラズマ切断用電源は、プラズマ切断用トーチが接続される。プラズマ切断用トーチは、第1のケーブルと、第2のケーブルと、第3のケーブルとを有する。第1のケーブルは、電極と電気的に接続され、第1の端子を有する。第2のケーブルは、トーチスイッチと電気的に接続され、第2の端子および第3の端子を有する。第3のケーブルは、電極を囲むチップと電気的に接続され、第2の端子とトーチスイッチの間の接続点において、第2のケーブルと電気的に接続されている。第2のケーブルは、トーチスイッチと接続点との間に逆流防止部と第1のフィルタ部とを有する。
プラズマ切断用電源は、プラズマアーク電源部と、高周波発生器と、制御器と、第6の配線とを有する。プラズマアーク電源部は、一端が第1の配線によって第4の端子と接続されている。高周波発生器は、一端が第2の配線によって第5の端子と接続され、他端が第3の配線によってプラズマアーク電源部に接続されている。制御器は、第4の配線によって第6の端子と接続され、第5の配線によって第7の端子と接続されている。第6の配線は、第1の配線と第5の配線とをリレー接点を介して接続する。制御器は第1の配線の電流を検知し、リレー接点を制御する。
プラズマ切断用電源は、プラズマアーク電源部と、高周波発生器と、制御器と、第6の配線とを有する。プラズマアーク電源部は、一端が第1の配線によって第4の端子と接続されている。高周波発生器は、一端が第2の配線によって第5の端子と接続され、他端が第3の配線によってプラズマアーク電源部に接続されている。制御器は、第4の配線によって第6の端子と接続され、第5の配線によって第7の端子と接続されている。第6の配線は、第1の配線と第5の配線とをリレー接点を介して接続する。制御器は第1の配線の電流を検知し、リレー接点を制御する。
本開示によれば、プラズマ切断用トーチは、冷却ケーブルと、トーチスイッチケーブルとの2種類のケーブルをプラズマ切断用電源に接続すればよい。これにより、本実施の形態では、2種類のケーブルを接続するだけでよく、従来に比べて省線化を実現し、ケーブルの接続作業を簡略化することができる。さらに、パイロットケーブル9の接続端子部がむき出しになることがなく、接続作業中の安全性が高くなる。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるプラズマ切断装置の概略構成を示す図である。図2は、本実施の形態におけるプラズマ切断装置の電気回路の概略構成を示す図である。
本開示の実施の形態1について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるプラズマ切断装置の概略構成を示す図である。図2は、本実施の形態におけるプラズマ切断装置の電気回路の概略構成を示す図である。
図1において、作動ガスを圧縮するコンプレッサ2は、プラズマ切断用電源4の外部に設置されたレギュレータ3に接続されている。レギュレータ3は、プラズマ切断用電源4の内部に設置しても構わない。レギュレータ3は、コンプレッサ2から供給される作動ガスの圧力を一定に調整する。定圧の作動ガスは、レギュレータ3からプラズマ切断用電源4の内部に導かれる。
レギュレータ3は、プラズマ切断用電源4の内部に設けられた、プラズマアークの始動と停止によってオンオフされるガスバルブ(図示せず)に接続される。レギュレータ3から供給された作動ガスは、プラズマ切断用電源4の内部を、ガスバルブを経由して流れる。ガスバルブは、作動ガスをトーチ本体1の先端部に送る冷却ケーブル8(第1のケーブル)に接続されている。冷却ケーブル8は、作動ガスを流すガスラインと、電気配線である電纜との両方を有する。
さらに、プラズマ切断用電源4は、端子24、25、26、27を有する。端子24は、母材5に接続される母材ケーブル6と接続される。端子25は、冷却ケーブル8の電纜が接続された端子21と接続される。端子26、27は、トーチスイッチケーブル10の端子22、23とそれぞれ接続されている。
プラズマ切断用トーチ7は、トーチ本体1と、冷却ケーブル8と、トーチスイッチケーブル10とを有する。トーチ本体1は、冷却ケーブル8およびトーチスイッチケーブル10と接続されている。作動ガスは、冷却ケーブル8のガスラインを経由してトーチ本体1の先端部に供給される。
以上のように、プラズマ切断用トーチ7およびプラズマ切断用電源4により、本実施の形態のプラズマ切断装置11が構成されている。
次に、図2を用いて、プラズマ切断の方法と、プラズマ切断用電源4と母材5とプラズマ切断用トーチ7との接続について説明する。
まず、プラズマ切断用トーチ7の構造について説明する。
図2に示すように、プラズマ切断用トーチ7は、冷却ケーブル8(第1のケーブル)と、パイロットケーブル9(第3のケーブル)と、トーチスイッチケーブル10(第2のケーブル)と、トーチスイッチ12と、電極13と、チップ14と、高周波成分除去手段19(第1のフィルタ)と、逆流防止手段20とを有する。電極13とチップ14は、図1のトーチ本体1の先端部に設けられている。
冷却ケーブル8は、作動ガスを流すガスラインと、電気配線である電纜とを有する。冷却ケーブル8の電纜は、電極13と端子21とを接続し、端子21は、プラズマ切断用電源4との接続端子である。
パイロットケーブル9は、チップ14とトーチスイッチケーブル10とを接続する。パイロットケーブル9はプラズマ切断用トーチ7の内部に収納されている。
トーチスイッチケーブル10は、端子22と端子23とを接続し、端子22側から順に、高周波成分除去手段19と逆流防止手段20とトーチスイッチ12とを有している。逆流防止手段20は、端子22から端子23への電流の流れを防止し、端子23から端子22への電流の流れを妨げない。また、端子22と高周波成分除去手段19との間において、パイロットケーブル9とトーチスイッチケーブル10とが接続されている。端子22、23は、プラズマ切断用電源4との接続端子である。高周波成分除去手段19は、例えば、LCフィルタであり、逆流防止手段20は、例えば、ダイオードである。高周波成分除去手段19と逆流防止手段20との接続順は反対でも構わない。
次に、プラズマ切断用電源4について説明する。図2に示すように、プラズマ切断用電源4は、制御器15と、プラズマアーク電源部16と、リレーコイル18aと、リレー接点18bと、高周波発生器17と、高周波成分除去手段33とを有する。
プラズマアーク電源部16は、端子24(第4の端子)と配線28(第1の配線)によって接続されている。高周波発生器17は、端子25(第5の端子)と配線29(第2の配線)によって接続され、プラズマアーク電源部16と配線30(第3の配線)によって接続されている。また、配線28と配線30とは、コンデンサを介して接続されている。
制御器15は、リレーコイル18aと接続されている。制御器15の負極は、端子26(第6の端子)と配線31(第4の配線)によって接続されている。制御器15の正極は、端子27(第7の端子)と配線32によって接続されている。配線31は、経路に高周波成分除去手段33(第2のフィルタ)を有する。配線31は、高周波成分除去手段33と端子26との間において、配線28とリレー接点18bを介して接続されている。また、制御器15は、配線28の電流を検知し、リレー接点18bのオンオフを制御する。高周波成分除去手段33は、例えば、LCフィルタである。
プラズマ切断用電源4の端子24は、母材ケーブル6を介して母材5と接続される。プラズマ切断用電源4の端子25、26、27はそれぞれ、プラズマ切断用トーチ7の端子21、22、23と接続される。
次に、プラズマ切断の方法について、説明する。プラズマ切断は、接触切断および非接触切断の2種類に大きく分けられる。
先ず、接触切断について説明する。トーチスイッチ12をオンすることにより起動信号が発生する。起動信号の発生により、プラズマ切断用電源4の制御器15は、リレーをオンする。なお、リレーは、リレーコイル18aとリレー接点18bとからなり、リレーをオンするとリレー接点18bが導通状態となる。そして、高周波発生器17により、冷却ケーブル8とプラズマ切断用トーチ7内でトーチスイッチケーブル10のカソード側(制御器15の負極側)に接続されたパイロットケーブル9との間に高周波電圧を印加する。これにより、プラズマ切断用トーチ7の先端部において、電極13と、チップ14と接触した母材5との間にパイロットアークを発生させる。次に、プラズマアーク電源部16により電極13と母材5との間に電力を供給する。これにより、パイロットアークは、電極13と母材5との間のプラズマアークに発展する。また、制御器15は、母材5に流れる電流を、母材5に接続された母材ケーブル6および配線28を介して感知し、リレーをオフする。すなわち、リレーのリレー接点18bをオフして非導通状態とする。これにより、高周波発生器17による、電極13とチップ14との間での高周波電圧は印加されなくなる。
なお、パイロットケーブル9は、プラズマ切断用トーチ7内において、トーチスイッチケーブル10のカソード側(制御器15の負極側)にある接続点で、トーチスイッチケーブル10と接続されている。また、トーチスイッチケーブル10は、パイロットケーブル9との接続点からトーチスイッチ12の側に向かって、高周波成分除去手段19と逆流防止手段20をこの順に設けている。従って、電極13とチップ14と接触した母材5との間で高周波電圧を発生させる際、トーチスイッチケーブル10のアノード側(制御器15の正極側)へ高周波成分が流れることを防止できる。
また、プラズマ切断用電源4の内部において、プラズマ切断用トーチ7に接続される配線31(制御器15の負極側)に、高周波成分除去手段33を設けている。従って、電極13とチップ14と接触した母材5との間で高周波電圧を発生させる際、高周波成分が除去され、トーチスイッチ12による信号のみが制御器15に入力される。
次に、非接触切断について、接触切断との差異を説明する。高周波発生器17によって冷却ケーブル8とパイロットケーブル9との間に高周波電圧を印加すると、プラズマ切断用トーチ7の先端部において、電極13とチップ14との間で絶縁破壊が起きて、パイロットアークが発生する。次に、プラズマアーク電源部16により、電極13と母材5との間に電力を供給する。これにより、パイロットアークは、電極13と母材5との間のプラズマアークに発展する。すなわち、電極13とチップ14との間のパイロットアークが、電極13と母材5との間のプラズマアークに移行する。リレーのオンオフなどについては、接触切断と同様である。
なお、パイロットケーブル9は、プラズマ切断用トーチ7内において、トーチスイッチケーブル10のカソード側(制御器15の負極側)にある接続点で、トーチスイッチケーブル10と接続されている。また、トーチスイッチケーブル10は、パイロットケーブル9との接続点からトーチスイッチ12の側に向かって、高周波成分除去手段19と逆流防止手段20をこの順に設けている。従って、電極13とチップ14との間で高周波電圧を発生させる際、トーチスイッチケーブル10のアノード側(制御器15の正極側)へ高周波成分が流れることを防止できる。
また、プラズマ切断用電源4の内部において、プラズマ切断用トーチ7に接続される配線31(制御器15の負極側)に、高周波成分除去手段33を設けている。従って、電極13とチップ14との間で高周波電圧を発生させる際、高周波成分が除去され、トーチスイッチ12による信号のみが制御器15に入力される。
次に、プラズマ切断用電源4と母材5とプラズマ切断用トーチ7との接続について説明する。プラズマ切断用トーチ7は、冷却ケーブル8と、パイロットケーブル9の機能を備えたトーチスイッチケーブル10との2種類のケーブルを、プラズマ切断用電源4に接続すればよい。すなわち、パイロットケーブル9をプラズマ切断用電源4に接続する必要がない。これにより、本実施の形態では、2種類のケーブルを接続するだけでよく、従来に比べて省線化を実現し、ケーブルの接続作業を簡略化することができる。さらに、パイロットケーブル9の接続端子部がむき出しになることがなく、接続作業中の安全性が高くなる。
なお、プラズマ切断用電源4と母材5とを母材ケーブル6で接続する点は、従来と同様である。
本開示によれば、プラズマ切断装置におけるケーブルの省線化により、作業効率と安全性が向上し、産業上有用である。
1 トーチ本体
2 コンプレッサ
3 レギュレータ
4 プラズマ切断用電源
5 母材
6 母材ケーブル
7 プラズマ切断用トーチ
8 冷却ケーブル
9 パイロットケーブル
10 トーチスイッチケーブル
11 プラズマ切断装置
12 トーチスイッチ
13 電極
14 チップ
15 制御器
16 プラズマアーク電源部
17 高周波発生器
18a リレーコイル
18b リレー接点
19 高周波成分除去手段
20 逆流防止手段
21,22,23,24,25,26,27 端子
28,29,30,31,32 配線
33 高周波成分除去手段
101 トーチ先端部
102 コンプレッサ
103 レギュレータ
104 切断用電源
105 母材
106 母材ケーブル
107 プラズマ切断トーチ
108 冷却ケーブル
109 パイロットケーブル
109a 接続端子部
110 トーチスイッチケーブル
111 プラズマ切断装置
112 トーチスイッチ
113 電極
114 チップ
115 制御器
116 プラズマアーク電源部
117 高周波発生器
118 高周波発生器
118a コイル
118b 接点
2 コンプレッサ
3 レギュレータ
4 プラズマ切断用電源
5 母材
6 母材ケーブル
7 プラズマ切断用トーチ
8 冷却ケーブル
9 パイロットケーブル
10 トーチスイッチケーブル
11 プラズマ切断装置
12 トーチスイッチ
13 電極
14 チップ
15 制御器
16 プラズマアーク電源部
17 高周波発生器
18a リレーコイル
18b リレー接点
19 高周波成分除去手段
20 逆流防止手段
21,22,23,24,25,26,27 端子
28,29,30,31,32 配線
33 高周波成分除去手段
101 トーチ先端部
102 コンプレッサ
103 レギュレータ
104 切断用電源
105 母材
106 母材ケーブル
107 プラズマ切断トーチ
108 冷却ケーブル
109 パイロットケーブル
109a 接続端子部
110 トーチスイッチケーブル
111 プラズマ切断装置
112 トーチスイッチ
113 電極
114 チップ
115 制御器
116 プラズマアーク電源部
117 高周波発生器
118 高周波発生器
118a コイル
118b 接点
Claims (6)
- 電極と、
前記電極と電気的に接続され、第1の端子を有する第1のケーブルと、
トーチスイッチと、
前記トーチスイッチと電気的に接続され、第2の端子および第3の端子を有する第2のケーブルと、
前記電極とは離れており、前記電極を囲むチップと、
前記チップと電気的に接続された第3のケーブルと、を備え、
前記第3のケーブルは、前記第2の端子と前記トーチスイッチの間の接続点において、前記第2のケーブルと電気的に接続され、
前記第2のケーブルは、前記トーチスイッチと前記接続点との間に逆流防止部と第1のフィルタ部とを有し、
前記第1の端子と前記第2の端子と前記第3の端子とを介してプラズマ切断用電源に接続されるプラズマ切断用トーチ。 - 電極と電気的に接続され、第1の端子を有する第1のケーブルと、トーチスイッチと電気的に接続され、第2の端子および第3の端子を有する第2のケーブルと、前記電極を囲むチップと電気的に接続された第3のケーブルと、を有し、前記第3のケーブルは、前記第2の端子と前記トーチスイッチの間の接続点において、前記第2のケーブルと電気的に接続され、前記第2のケーブルは、前記トーチスイッチと前記接続点との間に逆流防止部と第1のフィルタ部とを有するプラズマ切断用トーチが接続されるプラズマ切断用電源であって、
一端が第1の配線によって第4の端子と接続されたプラズマアーク電源部と、
一端が第2の配線によって第5の端子と接続され、他端が第3の配線によって前記プラズマアーク電源部に接続された高周波発生器と、
第4の配線によって第6の端子と接続され、第5の配線によって第7の端子と接続された制御器と、
前記第1の配線と前記第5の配線とをリレー接点を介して接続する第6の配線と、を備え、
前記制御器は前記第1の配線の電流を検知し、前記リレー接点を制御するプラズマ切断用電源。 - 前記第4の配線は、第2のフィルタ部を有する請求項2に記載のプラズマ切断用電源。
- 前記制御器と接続されたリレーコイルをさらに備えた請求項2または3に記載のプラズマ切断用電源。
- 前記第1の配線と前記第3の配線とは、コンデンサを介して接続されている請求項2〜4のいずれかに記載のプラズマ切断用電源。
- 電極と、
前記電極と電気的に接続され、第1の端子を有する第1のケーブルと、
トーチスイッチと、
前記トーチスイッチと電気的に接続され、第2の端子および第3の端子を有する第2のケーブルと、
前記電極とは離れており、前記電極を囲むチップと、
前記チップと電気的に接続された第3のケーブルと、を有するプラズマ切断用トーチと、
一端が第1の配線によって第4の端子と接続されたプラズマアーク電源部と、
一端が第2の配線によって第5の端子と接続され、他端が第3の配線によって前記プラズマアーク電源部に接続された高周波発生器と、
第4の配線によって第6の端子と接続され、第5の配線によって第7の端子と接続された制御器と、
前記第1の配線と前記第5の配線とをリレー接点を介して接続する第6の配線と、を有するプラズマ切断用電源とを備え、
前記第3のケーブルは、前記第2の端子と前記トーチスイッチの間の接続点において、前記第2のケーブルと電気的に接続され、
前記第2のケーブルは、前記トーチスイッチと前記接続点との間に逆流防止部と第1のフィルタ部とを有し、
前記制御器は前記第1の配線の電流を検知し、前記リレー接点を制御し、
前記第1の端子と前記第2の端子と前記第3の端子とがそれぞれ、前記第5の端子と前記第6の端子と前記第7の端子と接続されているプラズマ切断装置。
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