JP7480426B2 - 車両、車両構造および車両用部品 - Google Patents

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Description

本発明は、車両、車両構造および車両用部品に関する。
本願は、2021年3月30日に出願された日本国特願2021-057284号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、鞍乗り型車両に取り付けられる収容ボックスが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された収容ボックスは、車体側の後部のフレームの側面側に固定部材を介して収容ボックスが固定される。
特開2014-117970号公報
特許文献1に記載された技術によれば、構成部品を削減する等、収容ボックスを固定する構造についてまだ改良する余地がある。
本発明に係る態様は、このような事情を考慮してなされたものであり、簡素化した構成により収容ボックスを固定することができる車両、車両構造および車両用部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
<1>本発明の一態様に係る車両(1)は、車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において前記車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリアと、前記キャリアに取り付けられる固定部材(U)と、前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える。
この態様によれば、キャリアに固定部材を介して収容ボックスを固定可能であるため、少ない部品点数に基づいて収容ボックスを車体側に固定することができる。
<2>上記態様<1>において、前記固定部材は、前記キャリアの車幅方向における外端から内側にオフセットされた位置に配置されてもよい。
この態様によれば、収容ボックスが車幅方向の内側にオフセットされて固定されることで、車両(1)の走行安定性を向上させることができる。
<3>上記態様<1>または<2>において、前記固定部材(U)は、前記キャリア(30)の下面側に固定される第1取付部材(U4)と、前記第1取付部材(U4)に取り付けられる第2取付部材(U0)と、前記第2取付部材(U0)に取り付けられ前記収容ボックス(50)を固定する第3取付部材(U7)と、を備えてもよい。
この態様によれば、固定部材の各部に個別の部材を適用することにより、各部に求められる強度に応じて部材を設計することができる。
<4>上記態様<3>において、前記第1取付部材(U4)と前記第3取付部材(U7)とは板状部材により形成され、前記第1取付部材(U4)の板厚は、前記第3取付部材(U7)の板厚に比して厚く形成されてもよい。
この態様によれば、第1取付部材と第3取付部材との固定対象の位置や固定対象に応じて板厚を調整して必要な強度を確保することができる。
<5>上記態様<3>又は<4>において、前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、前記収容部(51)の取付面(51A)側には、前記固定部材(U)側に突出して形成された一対の把持部(51B)を備え、前記一対の把持部(51B)は、前記取付面(51A)の鉛直方向における中心に比して上方に設けられていてもよい。
この態様によれば、一対の把持部が形成されていることにより、収容ボックスを取り付ける際の位置決めを容易にすると共に、収容ボックスを安定して固定することができる。
<6>上記態様<3>から<5>のうちいずれか1つにおいて、前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、前記収容部(51)の取付面(51A)側の下部には、前記固定部材(U)側に突出して形成されたフック部(51D)を有し、前記フック部(51D)は、前記第2取付部材(U0)と嵌合すてもよい。
この態様によれば、フック部が第2取付部材と嵌合することにより、取り付け時の位置決めを容易にすると共に、収容ボックスが車幅方向に移動することを防止し収容ボックスの取り付けを安定化することができる。
<7>上記態様<3>から<6>のうちいずれか1つにおいて、前記収容ボックス(50)は、取付面(51A)側に前記固定部材(U)側に突出して形成された一対の把持部(51B)を備え、前記第3取付部材(U7)は、前記一対の把持部(51B)に対応する位置に第1支持部(U7X)と第2支持部(U7Y)とを有し、前記第1支持部(U7X)は、前記収容ボックス(50)の一側面(50X)側から固定され、前記第2支持部(U7Y)は、前記一側面(50X)と反対側の他側面(50Y)側から固定されていてもよい。
この態様によれば、一対の把持部が形成されていることにより収容ボックスをボルトで固定部材に固定する際に、収容ボックスの外側から工具を把持部に対して入れやすくなり、収容ボックスの着脱を容易にすることができる。
<8>上記態様<3>から<7>のうちいずれか1つにおいて、前記第1取付部材(U4)は、前記キャリア(30)の下面に固定される水平部(U5)と前記水平部から下方に垂下して形成された鉛直部(U6)とを有し、前記鉛直部(U6)は、前記第2取付部材(U0)を前記キャリア(30)の車幅方向における外端から内側にオフセットされた位置に固定し、前記第2取付部材(U0)は、前記第1取付部材(U4)から下方に垂下して設けられていてもよい。
この態様によれば、第1取付部材が設けられていることにより、収容ボックスを車幅方向の内側に配置することができる。
<9>上記態様<1>から<8>のうちいずれか1つにおいて、前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、前記収容部(51)は、前記蓋部(52)を開閉自在に支持するヒンジ部(J)側に設けられた内壁(51W)を有し、前記内壁(51W)は、前記蓋部(52)との分割面から前記蓋部(52)側に突出して形成されてもよい。
この態様によれば、壁面が蓋部側に突出していることで、蓋部を開状態にした際に、収容ボックスの内部に収納された物品が蓋部側に落下したり、荷崩れしたりすることが低減される。
<10>本発明の一態様に係る車両(1)は、車体フレーム(F)と、前記車体フレーム(F)に設けられたシートレール(F2)と、前記シートレール(F2)に固定され、車幅方向において前記シートレール(F2)に比して幅広に形成されたキャリア(30)と、前記キャリア(30)に取り付けられる固定部材(U)と、前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える。
この態様によれば、車体フレームにシートレールが設けられている場合にシートレールにキャリアを固定することで、収容ボックスを固定することができる。
<11>本発明の一態様に係る車両構造は、車両(1)の車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリア(30)に取り付けられる固定部材(U)と、前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える。
この態様によれば、固定部材と収容ボックスとを備え、車両に後付けする車両構造として提供することができる。
<12>本発明の一態様に係る車両用部品は、車両(1)の車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において前記車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリア(30)と、前記キャリア(30)に取り付けられる固定部材(U)と、前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える。
この態様によれば、キャリアと固定部材と収容ボックスとを備え、車両に後付けする車両用部品として提供することができる。
本発明に係る態様によれば、簡素化した構成により収容ボックスを固定することができる。
本発明に係る車両の構成を示す側面図である。 収容ボックスの固定方法を示す図である。 シートレール、リヤキャリア、及び収容ボックスの配置関係を示す図である。 固定部材の構成を示す斜視図である。 固定部材の構成の一部を拡大して示す斜視図である。 蓋部の構成を示す図である。 収容ボックスの構成を示す図である。 蓋部が開状態の収容ボックスの構成を示す図である。 留め具の構成を示す斜視図である。 受部の構成を示す図である。 変形例に係る固定部材の構成を示す斜視図である。 変形例に係る固定部材にバッグが固定された状態を示す図である。 変形例に係るバッグの台座の構成を示す斜視図である。
図1に示されるように車両1は、例えば、鞍乗り型自動二輪車である。以下の説明において、車両1の進行方向に沿って運転者から見て前方を前側、後方を後側とする前後方向、左右方向、上下方向が適宜設定される。車両1は、例えば、前輪WF及び後輪WRに支持された車体フレームFと、車体フレームFに支持されたパワーユニットPと、を備える。
車体フレームFは、例えば、鋼管や鋼板を組み合わせて高い剛性を有するように形成されている。車体フレームFの前端部には、筒状に形成されたヘッドパイプ3が設けられている。ヘッドパイプ3は、上下方向に対して後方に傾いて取り付けられている。ヘッドパイプ3には、前輪WFを回転自在に支持するステアリングステムSが取り付けられている。ヘッドパイプ3には、ステアリングステムSのシャフト(不図示)が挿通されている。
ステアリングステムSは、ヘッドパイプ3により回転自在に支持されている。ステアリングステムSは例えば、上下方向に沿った回転軸によりを回転させ、前輪WFを左右に回転させる。回転軸は、上下方向に対して後方に傾いたキャスター角(例えば、27°程度)が設定されている。
ヘッドパイプ3の上端部には、板状に形成されたトップブリッジ4が固定されている。ヘッドパイプ3の下端部には、板状に形成されたボトムブリッジ14が固定されている。トップブリッジ4とボトムブリッジ14とは、平行に配置されている。トップブリッジ4及びボトムブリッジ14には、左右一対に配置された棒状のフロントフォーク15の上部が貫通して固定されている。
左右一対のフロントフォーク15の下部は、前輪WFを回転自在に軸支している。前輪WFは、例えば、複数のワイヤ線によりリムとハブが連結されたワイヤスポークホイールである。前輪WFは、ディスクホイール、スポークホイールであってもよい。前輪WFのホイールには、制動用のブレーキ装置B1が設けられている。ブレーキ装置B1は、例えば、ディスクブレーキである。ブレーキ装置B1は、ドラムブレーキであってもよい。
前輪WFの上部には、泥除け用のフロントフェンダY1が配置されている。フロントフェンダY1は、左右一対のフロントフォーク15に固定部材Y2を介して支持されている。フロントフェンダY1は、前輪WFを覆うように形成されている。左右一対のフロントフォーク15の中間部には、伸縮自在な左右一対のダンパー装置D1が設けられている。左右一対のダンパー装置D1は、前輪WFから車両1に伝達する振動を緩衝、減衰させる。
フロントフォーク15の上部において、トップブリッジ4とボトムブリッジ14との間の位置には、円筒状のライト固定部材ホルダ13が被せられている。ライト固定部材ホルダ13の前方には、ヘッドライト12を支持するヘッドライト固定部材11が固定されている。トップブリッジ4の前方には、メータ装置10および所定の電圧に調整された電源を供給するアクセサリソケット9が設けられている。
トップブリッジ4の上部には、左右方向に延在するハンドルバー7が固定されている。ハンドルバー7は、上方に跳ね上がって形成されたライザーバーハンドルである。ハンドルバー7の両端には、左右一対のハンドルグリップ5が設けられている。ハンドルバー7には、更に左右一対の前側フラッシャランプ8およびバックミラー6が固定されている。
車体フレームFには、ヘッドパイプ3の後方からシート34の下方まで斜めに延在する跨ぎ部F1が設けられている。跨ぎ部F1は、シート34の座面に比して低い位置に形成されている。車体フレームFの下部には、駆動力を発生するパワーユニットPが吊り下げられて固定されている。パワーユニットPは、エンジンP1と変速機P2とが一体に構成されている。変速機P2の内部には、例えば、変速ギヤとクラッチ操作を不要とする自動遠心クラッチが設けられている。
パワーユニットPの下方には、エンジンP1を保護するためのガード部材P3が設けられている。ガード部材P3は、エンジンP1の下部を覆うように形成されている。ガード部材P3は、車体フレームFの下方に設けられた固定部材F5から吊架されたハンガー部材P4を介して車体フレームFに固定されている。パワーユニットPの車幅方向左側には、変速操作のためのシフトペダル17が取り付けられている。
パワーユニットPの左右両側には、一対のステップ18が設けられている。ステップ18の上部には、運転者の足裏が載置される。パワーユニットPの後方は、ピボット20を介して左右一対のスイングアーム24の先端を回転自在に軸支している。左右一対のスイングアーム24は、先端からやや後方に設けられた連結部材(不図示)により連結され、一体化されている。ピボット20の下方には、車両1を自立させるためのセンタスタンド19およびサイドスタンド21が回転自在に支持されている。
左右一対のスイングアーム24の後端には、後輪WRが回転自在に軸支されている。後輪WRは、例えば、複数のワイヤ線によりリムとハブが連結されたワイヤスポークホイールである。後輪WRは、ディスクホイール、スポークホイールであってもよい。後輪WRには、前輪WFと同サイズ或いは異なるサイズのタイヤが取り付けられている。後輪WRのホイールの右側には、制動用のブレーキ装置B2が設けられている。ブレーキ装置B2は、例えば、ディスクブレーキである。
ブレーキ装置B1は、ドラムブレーキであってもよい。上記構成により、後輪WRは、スイングアーム24の先端のピボット20を中心に回転する。左右一対のスイングアーム24の後端部は、伸縮自在な左右一対のダンパー装置D2の下端部が回転自在に支持されている。ダンパー装置D2の上端部は、車体フレームFの後方に回転自在に支持されている。上記構成により、後輪WRは、ダンパー装置D2に規制されて車体フレームFに対して上下動する。ダンパー装置D2は、後輪WRから車両1に伝達する振動を緩衝、減衰させる。
後輪WRは、パワーユニットPの左側に設けられたドライブチェーン23により駆動される。ドライブチェーン23は、パワーユニットPにおいて発生する回転駆動力を後輪WRの左側に設けられたスプロケットCに伝達する。スプロケットCは、後輪WRと同心をなす円板状の歯車である。ドライブチェーン23の上方は、チェーンカバー25により覆われている。チェーンカバー25は、左側のスイングアーム24に固定されている。左右一対のスイングアーム24には、左右一対のリヤステップ22が固定されている。スイングアーム24の後端部には、後輪WRの上部を覆う泥除け用の金属製のリヤフェンダ27が固定されている。
車体フレームFの中央部には、運転者が着座するシート34が設けられている。シート34の下方とステアリングステムSとの間において、跨ぎ部F1は車体カバー2で覆われている。シート34は、シート34の後方で且つ、リヤフェンダ27の内部に配置されたシートレールF2に支持されている。シートレールF2は、シート34より後方のリヤフェンダ27内に延びて形成されている。
シート34の下方には、燃料を貯留する燃料タンク44が設けられている。燃料タンク44の車幅方向左側には、エンジンP1に吸気を導入するエアクリーナボックス35が設けられている。エアクリーナボックス35の内部には、吸気に含まれる異物を捕獲するエアフィルタ(不図示)が設けられている。
エアクリーナボックス35には、吸気を導入する吸気ダクト33の基端部が設けられている。吸気ダクト33は、左側に設けられたダンパー装置D2の車幅方向外側を通って上方に開口する筒状に形成されている。吸気ダクト33の先端部には、異物の侵入を防止するカバー部材32が設けられている。カバー部材32は、荷受け用のリヤキャリア30(キャリア)に接続されている。吸気ダクト33の開口がリヤキャリア30の高さに形成されているため、エアクリーナボックス35は、リヤキャリア30に比して低い水位の環境において水が侵入しにくく形成されている。
リヤキャリア30は、シート34の後方で且つ、リヤフェンダ27の上部に固定されている。リヤキャリア30は、例えば、シートレールF2に固定されている。リヤフェンダ27は、車体フレームFに設けられている。リヤキャリア30の左右両側の少なくとも片側には、後述のように収容ボックス50が取り付けられる。収容ボックス50の詳細な構成については後述する。リヤキャリア30の後方の下部であり且つ、リヤフェンダ27の後部上方には、テールランプ29および左右一対の後側フラッシャランプ28が固定されている。
車体フレームFの車幅方向右側には、エンジンP1から排気される排気ガスを排出するためのマフラーM(図4参照)が設けられている。マフラーMの排気口は、例えば、リヤキャリア30の下面付近の位置に設けられている。このため、マフラーMは、リヤキャリア30に比して低い水位の環境において水が侵入しにくく形成されている。マフラーMの右側の側面には、遮熱板M1が設けられている。
次に、本発明に係る収容ボックス50について説明する。
図2から図5に示されるように、収容ボックス50は、例えば、車両1のリヤキャリア30に固定される。リヤキャリア30は、車体フレームFに設けられたシートレールF2に固定されている(図1参照)。リヤキャリア30は、例えば、車幅方向においてシートレールF2に比して幅広に形成されている。車体フレームFの形状によっては、シートレールが設けられていない場合がある。従って、リヤキャリア30は、必ずしもシートレールに固定されていなくてもよい。リヤキャリア30は、車体フレームFに対して直接的或いは間接的に固定されていればよい。
リヤキャリア30には、固定部材Uを介して収容ボックス50が固定される。収容ボックス50は、車体フレームFの側方に位置するように固定部材Uに取り付けられる。本実施形態の車体フレームFは、シートレールF2が車幅方向に狭く、収容ボックス50を固定する固定部材U等を固定することが困難であるため、リヤキャリア30に収容ボックスを固定するように構成されている。上述したように、リヤキャリア30は、車幅方向においてシートレールF2に比して幅広に形成されているため、リヤキャリア30の下方に、固定部材Uを取り付けるスペースを容易に確保することができる。
収容ボックス50は、車両1の左右いずれかの側、或いは両側に取り付けられる。収容ボックス50は、リヤキャリア30の下方に取り付けられた固定部材Uに固定されるため、リヤキャリア30に比して低い位置に取り付けることができる。これにより、車両1は、低重心化され、走行安定性を向上することができる。
以下、収容ボックス50が車両1の左側に固定されている状態を例示する。車両1の右側に収容ボックス50が固定される場合、左側と左右方向に関して対象に取り付けられる。
固定部材Uは、例えば、リヤキャリア30の下面側に取り付けられる。固定部材Uは、リヤキャリア30の下面側から垂下して固定される。固定部材Uは、例えば、リヤキャリア30の車幅方向(左右方向)における外端31から内側にオフセットされた位置に配置されている。固定部材Uは、例えば、車両1を側面視してU字状に見える向きに固定される。固定部材Uは、例えば、リヤキャリア30下面において左右いずれかの側、或いは両側に取り付けられる。
固定部材Uは、例えば、リヤキャリア30の下面側に固定される一対の第1取付部材U4と、第1取付部材U4に取り付けられる第2取付部材U0と、第2取付部材U0に取り付けられ収容ボックス50を固定する第3取付部材U7と、を備える。固定部材Uは、各部材が個別に形成されているため、それぞれの部分に合わせた部材強度に設計することができる。
一対の第1取付部材U4は、リヤキャリア30の下面側から垂下して取り付けられる。図5の例では、前後方向に沿った前側に配置された第1取付部材U4が示されている。一対の第1取付部材U4は、左右方向に沿って見て対象となる形状に形成されている。第1取付部材U4は、金属板等の板状部材により形成されている。第1取付部材U4の板厚は、第3取付部材U7の板厚に比して厚く形成されている。第1取付部材U4は、例えば、前後方向に沿って見て逆L状形状に形成されている。第1取付部材U4は、例えば、左右方向に沿って逆L状形状に折り曲げられて形成されている。
図示している第1取付部材U4は、前後方向における前側に配置されているものである。前後方向における後側の第1取付部材U4は、前後方向に関して対称に形成されている。一対の第1取付部材U4の配置関係はこの限りでなく、前後入れ替えた方向に配置されていてもよい。第1取付部材U4は、水平方向に沿った板状の水平部U5と、左右方向に沿って見て水平部U5から折り曲げられて下方に垂下した鉛直部U6とを備える。
水平部U5は、矩形の板状に形成されている。水平部U5の基端は、連結部U3に溶接等を用いて固定されている。水平部U5の先端部には、貫通孔U4Hが形成されている。貫通孔U4Hには、下方からボルトが挿入され、リヤキャリア30の下面側に固定される。第1取付部材U4に固定されるボルトは、例えば、特殊工具を用いて取り付けられている。このボルトは、外す場合にも特殊工具が必要となるので収容ボックス50と固定部材Uとを一体にして取り外すこと防止される。第1取付部材U4に一般的なボルトを用いる場合、第1取付部材U4は、収容ボックス50が固定された状態においてボルトを外そうとした場合に、収容ボックス50が邪魔となり工具が届き難い位置に配置してもよい。即ち、第1取付部材U4のボルトは、収容ボックス50取り外さない限り取り外し難い位置に配置されていてもよい。
収容ボックス50と貫通孔U4Hとの間に工具が入る距離がある場合には、水平部U5の下面の貫通孔U4Hの周囲に邪魔板や、筒状体を設けて工具が入り難く構成してもよい。第1取付部材U4は、リヤキャリア30に溶接されてもよいし、リベット止めされて一般的な工具により取り外し難くしてもよい。
鉛直部U6は、前後方向に沿って見て逆L形の板状に形成されている。鉛直部U6において、水平部U5の基端と連続する辺は、連結部U3に溶接等を用いて固定されている。鉛直部U6は、収容ボックス50が固定された際に水平部U5の基端に加わるモーメントに対抗して収容ボックス50を支持する。鉛直部U6には、第2取付部材U0の一対の直部U1の先端が溶接されている。鉛直部U6は、第2取付部材U0をリヤキャリア30の車幅方向における外端31から内側にオフセットされた位置に固定している。鉛直部U6の車幅方向内側端には、第2取付部材U0が下方に垂下して設けられている。
第2取付部材U0は、例えば、円形断面の金属管を折り曲げてU状形状に形成されている。固定部材Uは、他の材料を用いて形成されていてもよい。第2取付部材U0は、一対の直部U1と、一対の直部の基端同士を連結する連結部U2とが形成されている。連結部U2は、下方に湾曲して形成されている。一対の直部U1の先端部(上部)は、連結部U3により連結されている。
連結部U3は、板状に形成されている。連結部U3は、例えば、金属板により形成され、一対の直部U1の上部に溶接される。連結部U3は、固定部材Uにおける収容ボックス50の取り付け側と反対側に設けられている。連結部U3には、後述の留め具Qを固定するための一対の貫通孔U3Hが形成されている。貫通孔U3Hには、バックルを固定するためのボルトを締結するためのナットU3Nが溶接されている。ボルトは、ビス等の他の締結部材が用いられてもよい。
一対の直部U1の途中には、収容ボックス50を固定するための一対の第3取付部材U7がそれぞれ設けられている。一対の第3取付部材U7は、後述の収容ボックス50の把持部51Bに対応する位置に第1支持部U7Xと第2支持部U7Yとが形成されている。一対の第3取付部材U7のうち、第1支持部U7Xは、収容ボックス50の一側面50X側に設けられ、第2支持部U7Yは、収容ボックス50の他側面50Y側に設けられている。一側面50Xは、後述の蓋部52の頂部52Aを正面視した際の左側の側面である。他側面50Yは、後述の蓋部52の頂部52Aを正面視した際の一側面50Xと反対側の右側の側面である。図4の収容ボックス50の取り付け例では、第1支持部U7Xは、車体フレームFの前後方向に沿った方向に見て前側に配置され、第2支持部U7Yは、車体フレームFの前後方向に沿った方向に見て後側に配置されている。
第3取付部材U7は、金属板等の板状部材により形成されている。第3取付部材U7の板厚は、第1取付部材U4の板厚に比して薄く形成されている。第3取付部材U7は、直部U1の軸線方向に沿った方向に延在して形成されている。第3取付部材U7は、後述の収容ボックス50の把持部51Bに嵌合する形状に形成されている。第3取付部材U7は、平板部U7Aと、平板部U7Aの上下において平板部U7Aから屈曲して直部U1に溶接される屈曲部U7Bとが形成されている。
一対の第3取付部材U7において、一対の平板部は、上下方向に沿った方向にみて車幅方向外側から内側に向かう方向において基端から先端に向かうほど幅広がりとなるように固定されている。第3取付部材U7には、上下方向に沿って一対のボルト穴U7Hが形成されている。ボルト穴U7Hには、収容ボックス50を固定するためのボルトBが締結されるナットU7Nが溶接されている。
図示するように、第1支持部U7Xと第2支持部U7Yとは、収容ボックス50の把持部51BをボルトBにより固定する際に、車両1の外側からアクセス性が良好となる位置に設けられているため、ユーザは収容ボックス50の脱着を容易に行うことができる。但し、収容ボックス50は、後述のようにボルトBを外しても留め具Qを外さない限り固定部材Uから外せないため、ユーザ以外の持ち出しが防止される。
図6から図8に示されるように、収容ボックス50は、物品を収容する収容部51と、収容部51に対して開閉可能な蓋部52と、蓋部52を閉状態にする留め具Q及びヘルメットホルダーHとを備えている。以下、収容ボックス50について、蓋部52と収容部との合わせ目が略上下方向に沿った状態について説明する。収容部51は、例えば、固定部材U側に取り付けられる。収容部51は、物品を収容する収容空間が形成された筐体である。
収容部51は、一面側に底部51A(取付面)が形成され、他面側に開口を有する箱形に形成されている。底部51Aは矩形の板状に形成されている。収容部51は、例えば、樹脂により形成されている。底部51Aの周囲には、側壁51Sが延在して形成されている。側壁51Sの端部には、パッキン51Pが環状に延在して取り付けられている。パッキン51Pは、例えば、ゴム等の弾性部材により一体に形成されている。底部51A側は、固定部材Uに固定される。
これにより、収容部51は、車両1における略上下方向及び略前後方向に沿って開口が現れるように固定部材Uに固定される。収容部の開口は、略矩形に形成され、蓋部の開閉軸方向に略沿った辺の長さは、開閉軸方向に略直交する方向に沿った辺の長さと略同一以下に形成されている。これにより、蓋部52の上面側のシール性が良好にすることができる。
蓋部52と収容部51とは、ヒンジ等により形成された回転自在なヒンジ部Jを介して連結されている。ヒンジ部Jは、可撓性を有する樹脂ヒンジであってもよい。樹脂ヒンジによれば、蓋部52と収容部51とを一体に形成することができる。
収容部51には、ヒンジ部J側に平板上の内壁51Wが設けられている。内壁51Wは、蓋部52との分割面から蓋部52側に突出して形成されている。内壁51Wは、収容ボックス50が車両1の側面に取り付けられた状態において、収容部51の内部における底面となり、内部に収容された物品を支持する。内壁51Wが蓋部52側に突出していることで、蓋部52を開状態にした際に、物品が蓋部52側に落下したり、荷崩れしたりすることが低減される。
収容部51の底部51A側には、車幅方向内側に向かって突出し、前後方向に沿って対向して配置された一対の把持部51Bが形成されている。一対の把持部51Bは、底部51A側から車幅方向内側の固定部材U側に突出して形成されている。一対の把持部51Bは、固定部材Uに形成された一対の第3取付部材U7に嵌合する形状に形成されている。一対の把持部51Bは、上下方向に沿った方向に見て、車幅方向外側から内側に向かう方向において基端から先端に向かうほど幅広がりとなるように取り付けられている。これにより、収容ボックス50の取り付けの際に一対の第1支持部U7Xと第2支持部U7Yとに嵌合して位置決めを容易に行うことができる。
一対の把持部51Bは、上下方向(鉛直方向)において底部51Aの中心に比して上方に設けられている。これにより、収容ボックス50を固定部材Uに固定した際に、収容ボックス50は、重心に比して高い位置において一対の把持部51Bに固定され、安定性が向上する。特に、収容ボックス50の内部に物品が容量の限度未満に収容されている場合、物品は、内壁51W側に寄って面的に支持され、安定する。
把持部51Bには、略上下方向に沿って一対の貫通孔51Cが形成されている。貫通孔51Cには、ボルトが挿通され、第3取付部材U7に設けられたナットU7Nに螺入されて固定される。ユーザは、収容ボックス50の一側面50X側からボルトBにより把持部51Bと第1支持部U7Xとを固定することができる。ユーザは、収容ボックス50の他側面50Y側からボルトBにより把持部51Bと第2支持部U7Yとを固定することができる。
底部51A側の下部には、固定部材U側に突出して形成されたフック部51Dが形成されている。フック部は、第2取付部材U0の連結部U2と嵌合するように形成されている。フック部51Dは、例えば、連結部U2に上方から引っ掛けるように前後方向に沿った方向に見てアーチ状の窪み51Eが形成されている。窪み51Eは、連結部U2の上方に嵌るため、収容ボックス50は、車幅方向に対しての振動が抑制される。フック部51Dが形成されていることにより、収容ボックス50の取り付け時の上下方向の位置決めが容易となり、把持部51Bと第3取付部材U7との位置決めを容易にすることができる。
フック部51Dは、把持部51Bの固定前に連結部U2に上方から引っ掛けられる。この状態において、収容ボックス50(収容部51)は、上下方向の位置決めが行われる。そのため、把持部51Bの貫通孔51Cと第3取付部材U7のナットU7Nとの位置が一致し、ボルトによる収容部51の固定が容易に行われる。
蓋部52は、収容部51に対して開閉自在に取り付けられている。蓋部52は、例えば、樹脂により形成されている。蓋部52には、例えば、矩形の板状に形成された頂部52Aと、頂部52Aの周囲に延在して形成された側壁52Sとを有する箱形に形成されている。蓋部52は、車両1の車幅方向において収容部51の開口を覆うように収容部51に開閉自在に取り付けられている。
蓋部52は、例えば、収容部51の下部にヒンジ部J等の回転軸を有する。蓋部52は、収容部51に対して開口が上方に現れるように下開きに開放される。側壁52Sの端部には、収容部51との合わせ部の周囲を覆うように延在して形成された縁部52Bを備える。これにより、収容部51との合わせ部において水の侵入を防止する。
蓋部52の頂部52Aには、車幅方向外側に突出したドーム部52Dが形成されている。ドーム部52Dは、円形に膨出したドーム状に形成されている。ドーム部52Dが形成されていることにより、収容ボックス50の容量が増加すると共に、蓋部52の剛性が向上する。ドーム部52Dの表面には、上下方向に沿って帯状に突出した突出部52Fが形成されている。突出部52Fが形成されていることにより、蓋部52が車両1以外の他の物体に接触した際や、万が一転倒した際に、突出部52Fが他の物体や地面に接触し、蓋部52全体に傷が付くことが防止される。
蓋部52には、閉状態において留め具Q及びヘルメットホルダーHを収容可能な窪み部52Cが形成されている。これにより、留め具QとヘルメットホルダーHとが集約された収容ボックス50の外観を実現することができる。上記構成により、留め具及びヘルメットホルダーは、蓋部52の開閉軸方向に見て蓋部52の閉状態において、蓋部52及び収容部51の幅内に設けられている。
これにより、車両1を駐車する際に、ヘルメットホルダーHや留め具Qが隣接する物体に接触することが防止される。蓋部52は、側壁52Sが縁部52Bに向かうほど傾斜した傾斜面52Kが形成されている。これにより、蓋部52が取り付けられた状態において上面となる側壁52Sが車幅方向の外方に向かうほど下方に傾斜した傾斜面が形成される。これにより、蓋部52の上面に降りかかった水が下方に流れ易くすることができる。
上述したように、この傾斜面52Kは、側壁52S全てに形成されているので、蓋部52は、開閉軸を左右開き、上開きとなるように収容ボックス50が固定された場合でも上面となる面に水が溜まりにくくなるように形成されている。上記構成により、蓋部52は、収容ボックス50がトップボックスとして固定された場合でも側壁52Sが有する傾斜面により水が溜まりにくくなるように形成されている。
図9及び図10に示されるように、留め具Qは、車両1側に固定され、蓋部を閉状態に固定可能な部品である。留め具Qは、金属板等の板状体により形成されている。留め具Qは、例えば、収容部51の上面の形状に合わせて折り曲げられて形成された第1部材Q1と、蓋部52の上面の形状に合わせて折り曲げられて形成された第2部材Q2とを備える。
第1部材Q1は、略水平方向に沿って矩形の板状に形成された第1板状部Q1Aと、第1板状部Q1Aの車両1側の基端から下方に垂下した矩形の板状に形成された第2板状部Q1Bとを備える。第2板状部Q1Bには、固定部材Uの連結部U3のナットU3Nの位置に対応して前後方向に沿って一対の貫通孔Q1Hが形成されている。一対の貫通孔Q1Hには、ボルトが挿通されナットU3N(図4参照)に螺入されて留め具Qが車両1側に固定される。第1板状部Q1Aの先端部には、ヒンジ部QHが設けられ、第2部材Q2を回転自在に支持している。ボルトは、ビス等の他の締結部材が用いられてもよい。
第2部材Q2は、ヒンジ部QHにより回転自在に支持された基端側から上方に山形に折り曲げられた湾曲部Q2Aと、先端部において水平方向に折り曲げられた板状部Q2Bとを備える。湾曲部Q2Aには、第2部材Q2の開閉操作のための持ち手部QMが設けられている。持ち手部QMは、開閉軸方向に沿って見て、収容ボックス50の幅内に配置される。これにより、持ち手部QMに飛び石等が当たることを防止することができる。板状部Q2Bの先端部には、後述の蓋部52側に設けられた受部Gを引っ掛けるためのフックQFが形成されている。フックQFは、下方に板状部Q2Bに戻るように折り曲げられて形成されている。板状部Q2Bの上部には、ヘルメットホルダーHが取り付けられている。
ヘルメットホルダーHは、板状部Q2Bに固定された支持部H1と、支持部H1にスライド自在に支持されたスライド部H2とにより構成されている。支持部H1には、スライド部H2が挿通される貫通孔HHと、スライド部H2が受部Gに嵌合した状態においてスライド部H2の一部が露出する切欠き部HKが形成されている。支持部H1の上部には、スライド部H2のスライド移動をキーK(図6参照)の操作により規制するためのシリンダキーHSが設けられている。シリンダキーHSは、例示以外の位置、向きに設けられていてもよい。
スライド部H2は、円形断面の棒状に形成されている。スライド部H2は、ヘルメットのあご紐に設けられた環状部品に挿通されるスライドピンH2Qと閉錠状態において支持部H1に収容され、開錠状態において支持部H1から突出する操作部H2Sとが形成されている。操作部H2SとスライドピンH2Qとは、一体に形成されている。操作部H2Sの径は、スライドピンH2Qの径に比して大きく形成されている。操作部H2Sの径は、スライドピンの径と同一であってもよい。
スライド部H2は、蓋部52が収容部51に対して確実な閉状態である場合にスライドし、切欠き部HKを通過して支持部H1の切欠き部HKが形成された側の側面から突出する。この状態において、スライド部H2は、後述のように蓋部52側に設けられた受部Gに嵌合する。スライド部H2は、キー操作により開状態となった場合、操作部H2Sが突出し、スライドピンH2Qが切欠き部HKを通過して支持部H1内に収納される。この状態において、受部Gは、窪み部52Cに固定されている。
受部Gは、蓋部52において、留め具Qの位置に対応して取り付けられている。受部Gは、例えば、窪み部52Cに形成された底部に固定される基部G1と、基部G1の一端側に設けられた起立片G2とを備える。受部Gは、例えば、金属板を曲げ加工して形成されている。基部G1の両端側には、一対の貫通孔GHが形成されている。一対の貫通孔GHの位置に対応して窪み部52Cの底部にも貫通孔(不図示)が形成されている。一対の貫通孔GHには、ボルトが挿通され、ボルト及びナットにより受部Gが蓋部52に固定される(図11参照)。
基部G1は、貫通孔GHが形成された位置から上方に段差が形成されている。基部G1において、窪み部52Cの開口側の一辺には、留め具QのフックQFが引っ掛かるフック受部GFが形成されている。フック受部GFは、金属板により形成された矩形の端部が段差により生じた隙間に入るように下方に折り曲げられて形成されている。基部G1の一端からは、上方に折り曲げられて起立片G2が形成されている。起立片G2には、スライド部が嵌合する孔G2Hが形成されている。
上述したように、収容ボックス50によれば、車体フレームFに比して幅が広く形成されたリヤキャリア30に固定部材Uを介して固定されるため、取り付け構造を簡素化することができる。収容ボックス50によれば、蓋部52に設けられた一対の把持部51B及びフック部51Dにより、固定部材Uに対して簡便に位置決めすることができる。
収容ボックス50によれば、一対の把持部51Bと、その位置に対応して固定部材U側に設けられた一対の第3取付部材U7とがボルトBにより収容ボックス50と固定部材Uとを確実に固定することができる。収容ボックス50によれば、フック部51Dが固定部材Uに嵌合することにより、収容ボックス50の車幅方向の動きを規制して安定化することができる。
上述した収容ボックス50は、車両に後付けされる車両用部品として構成されてもよい。車両用部品は、例えば、リヤキャリア30に取り付けられる固定部材Uと、車体フレームFの側方に位置し、固定部材Uに取り付けられる収容ボックス50と、を備えた状態において提供されてもよい。
収容ボックス50は、車両1に後付けする車両構造として構成されてもよい。即ち、車両構造は、リヤキャリア30と、リヤキャリア30に取り付けられる固定部材Uと、車体フレームFの側方に位置し、固定部材Uに取り付けられる収容ボックス50と、を備えた状態において提供されてもよい。
収容ボックス50は、車両1に取り付けた状態において構成されてもよい。即ち、車両1は、車体フレームFに固定されたリヤキャリアと30、リヤキャリア30に取り付けられる固定部材Uと、車体フレームの側方に位置し、固定部材Uに取り付けられる収容ボックス50と、を備えた状態において提供されてもよい。
[変形例]
変形例である固定部材Vについて説明する。以下の説明では、上記実施形態と同一の構成については、同一の名称及び符号を用い、重複する説明については適宜省略する。固定部材は、収容ボックス50を固定するものだけでなく、バッグ等の他の収容容器を固定するものであってもよい。
図11及び図12に示されるように、固定部材Vは、バッグ60を固定するものである。バッグ60は、例えば、上部に設けられた上開きの蓋部と、バッグ60の背面側に設けられた台座61とを有する。固定部材Vは、リアキャリア30の下面側に固定される第1取付部材V4と、第1取付部材V4に取り付けられる第2取付部材V0と、第2取付部材V0に取り付けられバッグ60を固定する第3取付部材V7と、を備える。第1取付部材V4は、例えば、リヤキャリア30の下面から長手方向が垂下して取り付けられている。第1取付部材V4は、短手方向(水平方向)にL断面を有する金属製の板状部材により形成されている。第1取付部材V4は、上下方向に沿った方向に見て前後方向に関して対象となるように形成されている。第1取付部材V4は、例えば、リヤキャリア30の車幅方向(左右方向)における外端31から内側にオフセットされた位置に配置されている。
一対の第1取付部材V4の上部は、連結部V3を介して溶接等により連結されている。一対の第1取付部材V4の上端は、矩形の板状体に形成された頂部V4Aが溶接されている。頂部V4Aに貫通孔(不図示)が形成されている。貫通孔には、下方からボルトが挿通される。頂部V4Aは、ボルトがリヤキャリア30に設けられたネジ穴(不図示)に螺入されることで、リヤキャリア30に共締めされる。これにより、一対の第1取付部材V4は、リヤキャリア30に固定される。一対の第1取付部材V4の下端には、第2取付部材V0が垂下して固定される。一対の第1取付部材V4の下端には、第2取付部材V0の断面形状に合わせて切欠き部V4Bが形成されている。第2取付部材V0、切欠き部V4Bに溶接されている。
第2取付部材V0は、例えば、金属管により環状に形成されている。第2取付部材V0の内周に沿って、例えば、複数(例えば3個)の第3取付部材V7が溶接されている。第3取付部材V7は、円柱状に形成されたネジ台座である。第3取付部材V7には、例えば、平頭ネジV8が螺入される。平頭ネジV8は、頭部V9から所定幅においてネジ溝が切られていない受部V10が形成された半ネジである。受部V10は、台座61の係合部62に係合する部分である。受部V10は、スペーサが用いられてもよい。
平頭ネジV8の頭部V9は、受部V10の幅において第3取付部材V7と離間して固定される。受部V10により平頭ネジV8の頂部52Aと第3取付部材V7との間に形成された隙間には、台座61に設けられた複数の係合部62が係合する。係合部62は、複数の第3取付部材V7の位置に対応して複数個形成されている。係合部62は、例えば、受部V10に上方からスライドして係合すると共に、スペーサを抱き込むように固定する形状の孔63が形成されている。上記構成により、ユーザは、バッグ60を固定部材Vの上方から下方に移動し、係合部62を受部V10に係合させ、バッグ60を固定部材Vに固定することができる。ユーザは、バッグ60を上方に引き上げて、係合部62から受部V10を離脱させ、バッグ60を固定部材Vから取り外すことができる。
変形例に係る固定部材Vによれば、収容ボックス50以外のバッグ60等の他の収容容器を固定することができる。上述したように、固定部材の第1取付部材、第2取付部材V0と、第2取付部材、第3取付部材等の各構成部材を適宜変形することにより、様々な収容容器を固定することができる。収容容器は、物品が収容できればどのような構成、形状のものが用いられてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。例えば、収容ボックス50は、車両1の車幅方向の左側に取り付けられる状態を例示したが、これに限らず車両1の両側に取り付けられてもよい。収容ボックス50は、リヤキャリア30の上部に取り付けられてもよい。
収容ボックス50は、車両1の後部だけでなく、問題なく取り付け可能であれば車両1の任意の位置において、且つ、任意の姿勢において取り付けられてもよい。例えば、収容ボックス50は、リヤキャリア30だけでなく、車体フレームFの前方に固定されるキャリアに取り付けられてもよい。車両1は、自動二輪車だけでなく、他の自走車両、非自走車両であってもよい。
1…車両、50…収容ボックス、50X…一側面、50Y…他側面、51…収容部、51A…底部、51A…取付面、51B…把持部、51C…貫通孔、51D…フック部、51P…パッキン、51S…側壁、51W…内壁、52…蓋部、52A…頂部、52B…縁部、52C…窪み部、52D…ドーム部、52F…突出部、52K…傾斜面、52S…側壁、60…バッグ、61…台座、62…係合部、63…孔、B…ボルト、F…車体フレーム、F1…跨ぎ部、F2…シートレール、F5…固定部材、G…受部、G1…基部、G2…起立片、G2H…孔、GF…フック受部、GH…貫通孔、H…ヘルメットホルダー、H1…支持部、H2…スライド部、H2Q…スライドピン、H2S…操作部、HH…貫通孔、HK…切欠き部、HS…シリンダキー、J…ヒンジ部、K…キー、Q…留め具、Q1…第1部材、Q1A…第1板状部、Q1B…第2板状部、Q1H…貫通孔、Q2…第2部材、Q2A…湾曲部、Q2B…板状部、QF…フック、QH…ヒンジ部、QM…持ち手部、U…固定部材、U0…第2取付部材、U1…直部、U2…連結部、U3…連結部、U3H…貫通孔、U3N…ナット、U4…第1取付部材、U4H…貫通孔、U5…水平部、U6…鉛直部、U7…第3取付部材、U7A…平板部、U7B…屈曲部、U7H…ボルト穴、U7N…ナット、U7X…第1支持部、U7Y…第2支持部、V…固定部材、V0…第2取付部材、V3…連結部、V4…第1取付部材、V4A…頂部、V4B…切欠き部、V7…第3取付部材、V8…平頭ネジ、V9…頭部、V10…受部

Claims (12)

  1. 車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において前記車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリア(30)と、
    前記キャリア(30)の下面であって、前記キャリア(30)の車幅方向における外端(31)から内側にオフセットされた位置に固定される固定部材(U)と、
    前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える、車両(1)。
  2. (削除)
  3. 前記固定部材(U)は、前記キャリア(30)の下面に固定される第1取付部材(U4)と、前記第1取付部材(U4)に取り付けられる第2取付部材(U0)と、前記第2取付部材(U0)に取り付けられ前記収容ボックス(50)を固定する第3取付部材(U7)と、を備える、
    請求項1に記載の車両(1)。
  4. 前記第1取付部材(U4)と前記第3取付部材(U7)とは板状部材により形成され、前記第1取付部材(U4)の板厚は、前記第3取付部材(U7)の板厚に比して厚く形成されている、
    請求項3に記載の車両(1)。
  5. 前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、
    前記収容部(51)の取付面(51A)側には、前記固定部材(U)側に突出して形成された一対の把持部(51B)を備え、
    前記一対の把持部(51B)は、前記取付面(51A)の鉛直方向中央よりも上方に設けられている、
    請求項3又は4に記載の車両(1)。
  6. 前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、
    前記収容部(51)の取付面(51A)側の下部には、前記固定部材(U)側に突出して形成されたフック部(51D)を有し、
    前記フック部(51D)は、前記第2取付部材(U0)と嵌合する、
    請求項3から5のうちいずれか1項に記載の車両(1)。
  7. 前記収容ボックス(50)は、取付面(51A)側に前記固定部材(U)側に突出して形成された一対の把持部(51B)を備え、
    前記第3取付部材(U7)は、前記一対の把持部(51B)に対応する位置に第1支持部(U7X)と第2支持部(U7Y)とを有し、
    前記第1支持部(U7X)は、前記収容ボックス(50)の一側面(50X)側から固定され、前記第2支持部(U7Y)は、前記一側面(50X)の反対側の他側面(50Y)側から固定されている、
    請求項3から6のうちいずれか1項に記載の車両(1)。
  8. 前記第1取付部材(U4)は、前記キャリア(30)の下面に固定される水平部(U5)と前記水平部(U5)から下方に垂下して形成された鉛直部(U6)とを有し、
    前記鉛直部(U6)は、前記第2取付部材(U0)を前記キャリア(30)の車幅方向における外端(31)から内側にオフセットされた位置に固定し、
    前記第2取付部材(U0)は、前記第1取付部材(U4)から下方に垂下して設けられている、
    請求項3から7のうちいずれか1項に記載の車両(1)。
  9. 前記収容ボックス(50)は、蓋部(52)と収容部(51)とを有し、
    前記収容部(51)は、前記蓋部(52)を開閉自在に支持するヒンジ部(J)側に設けられた内壁(51W)を有し、
    前記内壁(51W)は、前記蓋部(52)との分割面から前記蓋部(52)側に突出して形成されている、
    請求項1,3から8のうちいずれか1項に記載の車両(1)。
  10. 車体フレーム(F)と、
    前記車体フレーム(F)に設けられたシートレール(F2)と、
    前記シートレール(F2)に固定され、車幅方向において前記シートレール(F2)に比して幅広に形成されたキャリア(30)と、
    前記キャリア(30)の下面であって、前記キャリア(30)の車幅方向における外端(31)から内側にオフセットされた位置に固定される固定部材(U)と、
    前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える、車両(1)。
  11. 車両(1)の車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリア(30)と、
    前記キャリア(30)の下面であって、前記キャリア(30)の車幅方向における外端(31)から内側にオフセットされた位置に固定される固定部材(U)と、
    前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える、
    車両構造。
  12. 車両(1)の車体フレーム(F)に固定され、車幅方向において車体フレーム(F)に比して幅広に形成されたキャリア(30)の下面であって、前記キャリア(30)の車幅方向における外端(31)から内側にオフセットされた位置に固定される固定部材(U)と、
    前記車体フレーム(F)の側方に位置し、前記固定部材(U)に取り付けられる収容ボックス(50)と、を備える、
    車両用部品。
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