JP7476561B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、トナー等の消耗品を消費して、画像をシート等の記録媒体に定着させる。消耗品の供給と補給は、装置内に収容したトナーコンテナ、トナーカートリッジ等の消耗品収容容器(交換部品とも言う)の交換により行われる。
消耗品収容容器は、交換が容易なように、画像形成装置前面の操作者側に向けて開口する収容容器装着部に収容される。収容容器装着部の開口は、内部機器の保護又は目隠しあるいは美装のために、開閉可能なカバー又は扉により覆われている。
このように、画像形成装置は、装置外部から、消耗品を収納する収納容器へのアクセスが容易な構造になっている。そのため、トナー等の消耗品や記録媒体等の消耗用品は、機器の管理者でない者に盗まれてしまう場合があった。
そこで、不特定多数のユーザーが利用する画像形成装置のなかには、消耗品や用品等の盗難防止構造を備えるものがある。例えば特許文献1には、給紙カセットに盗難防止のためのロック手段を備える画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、特定のユーザーによる暗証番号の入力によって、給紙カセットのロックが解除される。
また、特許文献2には、防犯用の装置前面カバーの扉に扉ロック機構を備える画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、消耗品がないと検知された場合に、表示パネル等にエラーメッセージを表示したあと、消耗品を収容する収容容器(交換部品)にアクセスできるように、前面カバーの扉の開閉ロックを解除する。
特開2001-265172号公報 特開2003-345191号公報
しかしながら、従来の画像形成装置における盗難防止策の管理は煩雑であった。具体的には、前面カバーや扉のロックを解除する際には、鍵(キー)や暗証番号(コード)、特定の個人の認証(識別)等が必要で、ロックの解除に手間取る場合もある。また、カバーや扉をロックする際にも、鍵や暗証番号等が必要な場合もあり、急いでいる場合はロックを掛け忘れるという心配もある。
本発明は、機器内に収容する消耗品の盗難を抑止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成部と、収容容器装着部と、係合部材と、係合部材駆動部と、制御部とを備える。前記画像形成部は、画像を形成する。前記収容容器装着部は、消耗品を収容する収容容器が装着される。前記係合部材は、前記収容容器に係合して前記収容容器の前記収容容器装着部からの引き出しを規制する。前記係合部材駆動部は、前記係合部材を駆動する。前記制御部は、前記係合部材駆動部を制御する。前記制御部は、前記係合部材の駆動によって、前記係合部材が前記収容容器に係合する施錠状態と、前記係合部材と前記収容容器とが係合しない非施錠状態とを切り替える。前記施錠状態において、前記収容容器の引き出しが規制され、前記非施錠状態において、前記収容容器の引き出しが可能となる。
本発明によれば、機器内に収容する消耗品の盗難を抑止できる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面外観を示す図である。 本発明の実施形態の画像形成装置において前面カバーを開けた状態を示す図である。 (a)は本発明の実施形態の画像形成装置におけるトナーコンテナ装着部のコンテナロック構造を示す側面図、(b)はその上面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置においてトナーコンテナに係る施錠状態を切り替える処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1及び図2を参照して、本実施形態の画像形成装置100の構成及び動作について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置100の構成を示す図である。図2は、画像形成装置100の正面外観を示す図である。
画像形成装置100は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ又はこれらの機能を兼ね備えたカラー複合機である。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット1、原稿読取装置2、原稿搬送装置3を備える。
原稿搬送装置3は、読み取るための原稿(ドキュメント)Dを原稿読取装置2の読取部ISに搬送する。原稿読取装置2は、原稿Dの画像を読み取り、画像のデータを画像形成装置100の本体である画像形成ユニット1に出力する。原稿読取装置2は、例えば、スキャナーである。
画像形成ユニット1は、シートSに画像を形成する。画像形成ユニット1は、筐体10内に、給送部20、シート搬送機構F、画像形成部30、排出部40、及び画像の形成で消費するトナーを画像形成部30に供給するトナー供給部50を備える。
また、画像形成ユニット1は、制御部60と、記憶部61、報知部62、通信部63及びアンテナ部64とを備える。これら制御部60等も、筐体10内に配置されている。なお、筐体10は、図2に示すように、装置の前面に露出する給紙トレイ21A、給紙トレイ21Bのハンドル面(引き出し面)を除き、外装パネル11又は外側カバー12により覆われている。
給送部20は、複数枚のシートSを収容し、収容された複数枚のシートSを一枚ずつ、図中に二点鎖線で示すシート搬送機構Fに給送する。シートSは、例えば、用紙である。
なお、給送部20は、本実施形態においては2段の引き出し式給紙トレイ21A、給紙トレイ21Bで構成されている。給紙トレイ21A、給紙トレイ21Bは、記録媒体としての枚葉シートやコピー用紙等の消耗用品又は消耗品を収容する「収納容器」の一例である。
シート搬送機構Fは、給紙トレイ21A、給紙トレイ21Bから画像形成部30を経由して排出部40まで、シートSを搬送する。
画像形成部30は、搬送されたシートSの表面に画像を転写して定着させる。本実施形態において、画像形成部30は、露光装置31、帯電装置32、現像装置33、転写装置34、定着装置35を含む。
なお、本実施形態の画像形成装置100は、カラートナーを使用するフルカラー機であるため、露光装置31と帯電装置32と現像装置33は、シアン色(C)、黄色(Y)、マゼンタ色(M)、黒色(K)の各色ごとにそれぞれ1組(ユニット)、合計4組が用意されている。図1では、各装置の符号の後にC,Y,M,Kの色番を付加して、各色ごとの画像形成ユニットを区別できるように記載している。
各色を代表して黒色(K)で説明すると、露光装置31Kは、画像データに基づいて、感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成する。帯電装置32Kは、感光体を所定の電位に帯電させる。現像装置33Kは、感光体にトナーを供給し、感光体上に形成された静電潜像を現像する。画像形成部30は、シアン色(C)、黄色(Y)、マゼンタ色(M)についてもこれを繰り返す。
各色共通の転写装置34は、中間転写ベルト34Vを備える。各色の感光体上に形成(現像)されたトナー像は、各々中間転写ベルト34V上に重畳して転写される。中間転写ベルト34V上に形成されたカラー画像はシートSの上に転写され、その結果、シートSの表面にカラー画像が形成される。
定着装置35は、シートSを加熱及び加圧して、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させる。画像定着後のシートSは、シート搬送機構Fにより排出部40まで搬送され、排出トレイに排出される。
以上のような構成の画像形成装置100においては、画像形成部30の近傍(図示では上側)に、画像形成部30にトナーを供給するためのトナー供給部50が配置されている。各色のトナーは、画像の形成によって消費される「消耗品」であるため、ある色のトナーが消費し尽くされた場合は、同色のトナーを補充又は補給する必要が生じる。なお、粉体であるトナーは、通常、メーカー等から、交換部品と呼ばれるトナーコンテナTC又はトナーカートリッジ、トナーボトル等の消耗品収容容器(以下、収容容器)に収容、充填された状態で供給される。
本実施形態の画像形成装置100は、トナーを補充する際、アクセス権限を有するユーザーや管理者等に対しては、トナーを収容するトナーコンテナTC(収容容器)へのアクセスと脱着とを可能とするとともに、アクセス権限のない第三者に対しては、トナーコンテナTCの無断の取り出しを不能とする構成を有する。この構成について、図1、図2に加え、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本実施形態の画像形成装置100において前面カバーを開けた状態を示す図である。図4(a)は、実施形態の画像形成装置100におけるトナーコンテナ装着部51のコンテナロック構造を示す側面図、図4(b)はその上面図である。なお、各トナーコンテナTCは、本発明における収容容器の一例である。また、各トナーコンテナ装着部51は、本発明における収容容器装着部の一例である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100のトナー供給部50は、4色のトナーのトナーコンテナTCk,TCc,TCy,TCmの収納を可能とする4つのトナーコンテナ装着部51K,51C,51Y及び51Mを備える。なお、k,Kは黒色、c,Cはシアン色、y,Yは黄色、m,Mはマゼンタ色を表す。
各トナーコンテナ装着部51K,51C,51Y及び51Mは、図1に示すように、対応する各色の現像装置33K,33C,33Y及び33M及び感光体(感光ドラム)の上側に配置されている。そして、各トナーコンテナ装着部51K,51C,51Y及び51Mは、図3に示すように、筐体10の前面に設けられた開口10aから、筐体10の前後(手前-奥)方向にスライド移動する。これにより各トナーコンテナの装着部への挿入及び装着(後ろ方向)と、脱着及び引き出し(手前方向)とを行うことができる。
なお、図3において、筐体10の前面の開口10aは、装置の内部構造を保護して見栄えを向上させるために、4つのトナーコンテナ用挿通口(装着口13k,13c,13y,13m)を有する内側カバー13により覆われている。内側カバー13は設けられない場合もある。
開口10aの縁部には、外側カバー12の開閉(図2を参照)を検知する開閉検知器14が配置される。また、トナーコンテナTCkの上面の凹部(係合穴H)は、トナーコンテナのスライドのロックに利用されるものである。これら開閉検知器14と、トナーコンテナTCkのスライドのロック機構とについての説明は、後記で行う。
本実施形態における4つのトナーコンテナ装着部51K,51C,51Y及び51Mは、それぞれ同様の構成をもつ。そのうちの1つのトナーコンテナ装着部51K(黒色用)を例に、トナーコンテナの着脱ロックの構造について説明する。
図4(a),(b)に示すように、トナーコンテナ装着部51Kは、ロック部材52と、アクチュエータ53と、一対の光センサー54A(発光部),54B(受光部)と、リーダー55とを備える。なお、図4における矢印X方向は、筐体10の前面(操作者)方向であり、トナーコンテナTCの脱着方向を示す。
トナーコンテナ装着部51は、図4(a)に示すように、幅方向の中央部分がトナーコンテナTCの底部形状に沿った凹部であり、図4(b)の上面図に示すように、トナーコンテナTCの脱着方向の両端部が、トナーコンテナTCの挿入を案内するガイド部51a、ガイド部51bとなっている。これにより、規格化された標準的な交換部品(専用品)のトナーコンテナTCであれば、コンテナ交換の際、トナーコンテナTCは毎回同じ位置に装着されるようになっている。
トナーコンテナ装着部51のロック部材52は、一端(先端)がトナーコンテナTCの上面に形成された凹部(係合穴H)と係合する形状を有する。また、ロック部材52の他端(基端)は、アクチュエータ53に回動可能に支持されている。ロック部材52は、トナーコンテナTCと係合する係合部材(錠部材)の一例である。
ロック部材52は、アクチュエータ53に駆動された場合、所定の位置に装着されたトナーコンテナTCの係合穴Hと係合して、トナーコンテナTCのスライド移動と、それによるトナーコンテナTCの引き出しとを規制する。
アクチュエータ53は、ロック部材52を支軸周りに駆動して、ロック部材52を回転させる。アクチュエータ53は、ロック部材52の駆動源又は動力源であり、係合部材駆動部の一例である。アクチュエータ53は、例えば、ソレノイド、ピストンシリンダー又はモーターである。
以上の構成により、実施形態のトナーコンテナ装着部51は、ロック部材52がトナーコンテナTCに係合する係合状態(施錠状態という)と、ロック部材52がトナーコンテナTCに係合しない非係合状態(非施錠状態という)とを選択可能になる。なお、施錠状態と非施錠状態との切り替えは、後記する制御部60の制御により実行される。
トナーコンテナ装着部51の他の構成について説明する。
トナーコンテナ装着部51の一対の光センサー54A、光センサー54Bは、図4(a)に示すように、係合状態(施錠状態)のロック部材52を挟んだ上下の位置に配置される。なお、実施形態では、上位置に発光側の光センサー54Aを配置し、下位置に受光側の光センサー54Bを配置したが、これらは逆の配置でもよい。
この構成により、ロック部材52がトナーコンテナTCの引き出しを規制する位置にあることを確認することができる。一対の光センサー54A、光センサー54Bは、本発明における施錠センサーの一例である。
また、トナーコンテナ装着部51のリーダー55は、図4(a)に示すように、トナーコンテナTCがRFIDタグやバーコード等の個体識別情報を備えるものである場合に、係合状態(施錠状態)となって位置決めされたトナーコンテナTCの個体識別情報を読み込み可能な位置に、配置される。
リーダー55は、例えば、対象がRFIDタグである場合はタグリーダー等の送受信機であり、対象が二次元、三次元等のバーコードの場合はバーコードリーダー等の光学撮像装置である。リーダー55は、本発明における収容容器センサーの一例である。
なお、RFIDタグやバーコード等の位置は、トナーコンテナTCの側面だけとは限らず、上面や下面等にある場合もある。その場合も、リーダー55は、RFIDタグやバーコード等の情報を読み出せる位置に配置される。
次に、実施形態の画像形成装置100が、トナーコンテナ装着部51のロック部材52の駆動によって、ロック部材52がトナーコンテナTCに係合する施錠状態と、ロック部材52がトナーコンテナTCに係合しない非施錠状態とを切り替える制御について説明する。
先ず、制御を実行する構成について説明する。実施形態の画像形成ユニット1は、図1に示すように制御部60等を備える。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部60は、記憶部61に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、画像形成装置100の各要素の動作を制御する。
記憶部61は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置を含む。記憶部61は、種々のコンピュータープログラムと、種々のデータとを記憶する。例えば、記憶部61は、トナーを収容するトナーコンテナTC(収容容器)へのアクセス権限を有するユーザーや管理者等が保有する携帯電子機器の識別コードを記憶する。
報知部62は、スピーカー等の発音装置又は発声装置と、ディスプレイパネル等の表示装置とを含む。報知部62は、制御部60が開閉検知器14や施錠センサー、収容容器センサー等を介してアクセス権限のない第三者等による外側カバー12の開放やトナーコンテナTCの取り出しを検知した場合、制御部60の指示により、警報、警告や外部への報知等を実施する。
通信部63は、アンテナ部64を介して、トナーコンテナTC(収容容器)へのアクセス権限を有するユーザーや管理者等が保有する携帯電子機器と交信する。なお、本実施形態においては、携帯電子機器との交信は、画像形成装置100から数m以内の距離、できれば1mから2m以内の距離での交信を想定しているため、高出力の送受信機は必要ではない。
次に、フローチャートを参照して、画像形成装置100の制御部60が行うトナーコンテナの施錠-非施錠(ロック-アンロック)処理について説明する。図5は、本実施形態において画像形成装置のトナーコンテナに係る施錠状態を切り替える処理のフローチャートである。なお、図5では各フローの「ステップ」を「S」と記載している。
画像形成装置100の制御部60は、先ず、トナーコンテナに係る施錠状態の管理を始める前に、トナーコンテナTCへのアクセス権限を有するユーザーや管理者等が保有するスマートフォンや携帯電話等の識別情報を、記憶部61に登録する。識別情報とは、機器固有のシリアルナンバー等である。制御の開始前に登録する個数を制限すれば、画像形成装置100を管理操作できる人数を減らして、消耗品を厳重に管理することができる。
制御部60は、トナーコンテナの管理をスタートすると、図5に示すように、先ず、ステップ1(フローチャートでは「S1」。以下同様)において、通信部63がアンテナ部64を介して、予め記憶部61に登録された携帯電子機器の識別コードを受信しているか否かを確認する。
なお、アンテナ部64から発せられる通信電波は、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)規格等に沿った低出力のものであり、通信部63は、画像形成装置100から数m以上遠くに離れた場所にある携帯電子機器と交信を行わないようになっている。
制御部60は、ステップ1において、登録された携帯電子機器の識別コードを受信している場合(S1がYes)、ステップ2において、前面カバー(図では外側カバー12)が開けられているか否かを、開閉検知器14により検出する。
一方、ステップ1において、登録された携帯電子機器の識別コードを受信していない場合(S1がNo)、ステップ7において、前面カバー(外側カバー12)が無許可で開放されていないか否かを確認する。そして、外側カバー12が開放されている場合、言い換えれば、トナーコンテナへの無断のアクセスや盗難等が疑われる事態が生じている場合、制御部60は、異常の報知を実行する。異常の報知については、後記で説明する。
ステップ2において、記憶された識別コードを受信している状態で、外側カバー12が開けられた場合(S2がYes)、制御部60は、権限を持つ者が、正当にトナーコンテナにアクセスしようとしていると判断して、ステップ3において、トナーコンテナ装着部51のアクチュエータ53を駆動して、ロック部材52によるトナーコンテナの係合状態を解除し、トナーコンテナを非施錠状態とする。これにより、トナーコンテナの引き出し及び取り出しや交換が可能となる。
なお、制御部60は、ステップ2において外側カバー12の開放が検出できない場合、制御部60は、外側カバー12が開放される(S2がYes)か、あるいは登録された識別コードの受信が途切れる(S1がNo)まで、ステップ1(Yes)とステップ2(No)のループを繰り返す。
次いで、制御部60は、トナーコンテナを施錠状態に戻す処理を行う。ステップ4において、開閉検知器14により外側カバー12が閉じられたことが検出されると(S4がYes)、制御部60は、トナーコンテナの交換等が終了したと判断して、ステップ6において、トナーコンテナ装着部51のアクチュエータ53を駆動して、ロック部材52をトナーコンテナに係合して施錠状態とする。これにより、トナーコンテナの引き出しが不能となる。
そして、制御部60は、処理をステップ1に戻して、再度、登録された携帯電子機器の識別コードを受信するまで待機する。
なお、制御部60は、ステップ4において外側カバー12の閉鎖が検出されない状態(S4がNo)でも、ステップ5において、携帯電子機器の識別コードの受信を判定するようになっている。これにより、外側カバー12を閉めずに画像形成装置100の傍を離れても、自動的にトナーコンテナが施錠状態に戻るようになっている。
以上のようにして、実施形態の画像形成装置100は、機器内に収容するトナーコンテナ等の消耗品の第三者による取り出しを抑止することができる。そのうえ、鍵の用意や暗証番号の打ち込み等の手間をかけることなく、トナーコンテナのロックをスムーズに解除することができる。その結果、画像形成装置100の管理の手間を省くことが可能になる。
次に、本実施形態の画像形成装置100における盗難等の異常に対応する処理について説明する。
図5のフローチャートのステップ1において、登録された識別コードを受信していない(S1がNo)にも関わらず、ステップ7において、外側カバー12が開放されているのを検知した場合、制御部60は、ステップ8に進んで、装置の外部に向けて、報知部62に異常の報知を実行させる。
実施形態における報知の方法や手段は、特に限定されたものではないが、画像形成装置100の報知部62がスピーカー等を含む場合、異常の情報や警告、警報等を、アラーム音や音声で発報するようにしてもよい。画像形成装置100が表示装置を備える場合、その表示装置に、異常の情報や警告、警報等を表示してもよい。
更に、アクセス権限のない第三者によるトナーコンテナの無許可の取り出しを検出した場合は、アラーム音や音声等による装置周辺への警告の発報に加え、認識コードが登録された携帯電子機器に向けて、異常を知らせる報知Eメール等を発報(発信)してもよい。
トナーコンテナの取り出しの検出は、トナーコンテナ装着部51が備える一対の光センサー54A、光センサー54B(施錠センサー、図4を参照)を使用して検出するか、リーダー55(収容容器センサー)が取得するデータを利用してもよい。
例えば、光センサー54A、光センサー54B(施錠センサー)を使用する場合、光センサー54A、光センサー54B間で透過光が検出されると、ロック部材52による係合が解除されたことが分かる。その際、登録された識別コードを受信していなければ、無許可の取り出しが懸念される異常な事態として、その異常情報を報知する。
異常情報の報知は、アラーム音や音声等により、装置周辺に異常な状態を警報として報知することができる。警報の発報に加え、登録された携帯電子機器に向けて、異常を知らせる報知Eメール等を発信してもよい。
例えば、リーダー55(収容容器センサー)を利用する場合であれば、それまで検出されていたトナーコンテナの個体識別コード(RFID情報又はバーコード情報)が検出できなくことにより、トナーコンテナの不存在を検出することができる。この場合も、画像形成装置100は、装置周辺に異常状態を警報として報知することができる。また、警報の発報に加え、登録された携帯電子機器に向けて、異常を知らせる報知Eメール等を発信してもよい。
このような構成により、本実施形態の画像形成装置100は、機器内に収容する消耗品の盗難を抑止することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1~図5を参照して説明した実施形態では、消耗品をトナーとしてそれを収容するトナーコンテナTCを施錠する例で説明したが、消耗品及びそれを収容する収容容器は他の物でもよい。例えば、インクジェット機であればインクとそれを収容するインクカートリッジやインクタンク、インクボトル等を施錠する対象としてもよい。また、コピー用紙等の消耗用品を収容する用紙トレイ、シートトレイを施錠する対象としてもよい。
また、実施形態では、トナーコンテナTCの施錠を解除するトリガーとして、外側カバー12の開放を検出したが、トナー供給部50又はトナーコンテナ装着部51Kを覆う構造が扉やパネル等である場合は、これら扉やパネル等の開閉を検出するセンサーを配設すればよい。開閉センサーは、スイッチ等の接触式や、光センサー等の非接触式のどちらでもよい。
図4で具体例を示したトナーコンテナTCのロック構造も、係合-被係合による施錠だけではなく、トナーコンテナTCの移動や取り出しを規制できるものであれば、他の方式、構造でもよい。
更に、画像形成装置100は、カラー複合機であったが、本発明は、モノクロ機、プリンターやFAX等の単機能機など、消耗品や消耗用品を消費する電子写真方式の画像形成装置に広く適用できる。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成ユニット(本体)
10 筐体
12 外側カバー
14 開閉検知器
20 給送部
30 画像形成部
51 トナーコンテナ装着部(収容容器装着部)
52 ロック部材(係合部材)
53 アクチュエータ(係合部材駆動部)
100 画像形成装置
TC トナーコンテナ

Claims (6)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    消耗品を収容する収容容器が装着される収容容器装着部と、
    前記収容容器に係合して前記収容容器の前記収容容器装着部からの引き出しを規制する係合部材と、
    前記係合部材を駆動する係合部材駆動部と、
    前記係合部材駆動部を制御する制御部と
    前記画像形成部及び前記収容容器装着部を収容する筐体と、
    携帯電子機器と無線通信可能な通信部と、
    前記携帯電子機器の識別コードを記憶可能な記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、前記係合部材の駆動によって、前記係合部材が前記収容容器に係合する施錠状態と、前記係合部材と前記収容容器とが係合しない非施錠状態とを切り替え、
    前記施錠状態において、前記収容容器の引き出しが規制され、
    前記非施錠状態において、前記収容容器の引き出しを可能と
    前記筐体は、
    前記収容容器装着部に前記収容容器を挿入するための開口と、
    前記開口を覆うカバーと、
    前記カバーの開閉を検知する開閉検知器と
    を有し、
    前記制御部は、前記カバーの開閉に基づいて、前記施錠状態と前記非施錠状態とを切り替え、
    前記記憶部が前記携帯電子機器の前記識別コードを記憶している場合において、
    前記制御部は、前記通信部が前記識別コードが記憶された前記携帯電子機器が発する信号を受信している状態で前記カバーが開放されると、前記係合部材を前記非施錠状態とする、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記非施錠状態において前記カバーが閉じられると、前記係合部材を前記施錠状態に切り替える、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記非施錠状態において前記識別コードが記憶された前記携帯電子機器との間の無線通信が途絶えると、前記係合部材を前記施錠状態に切り替える、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置に関する異常を示す異常情報を報知する報知部を備え、
    前記制御部は、前記通信部が前記識別コードが記憶された前記携帯電子機器が発する信号を受信していない状態で前記カバーが開放されると、前記報知部に前記カバーに関する前記異常情報を報知させる、請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記係合部材が前記収容容器に係合する施錠位置における前記係合部材の有無を検出する施錠センサーを備え、
    前記制御部は、前記通信部が前記識別コードが記憶された前記携帯電子機器が発する信号を受信していない状態で、前記施錠センサーが前記係合部材が前記施錠位置に無いことを検知すると、前記報知部に前記収容容器に関する前記異常情報を報知させる、請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記収容容器装着部の所定の収容位置における前記収容容器の有無を検出する収容容器センサーを備え、
    前記制御部は、前記通信部が前記識別コードが記憶された前記携帯電子機器が発する信号を受信していない状態で、前記収容容器センサーが前記収容容器が前記収容位置に無いことを検知すると、前記報知部に前記収容容器に関する前記異常情報を報知させる、請求項に記載の画像形成装置。
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