JP7476121B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、ロッドの回転に伴い、駆動カム及び従動カム同士が摺動しながら相対回転することで、駆動カム及び従動カム間の距離が拡大又は縮小する。この際、駆動カム及び従動カム間の距離が拡大することで、リヤブラケットによってコラムユニットが締め付けられて上述したロック状態となる。一方、駆動カム及び従動カム間の距離が縮小することで、リヤブラケットによるコラムユニットの締め付けが緩められて上述したロック解除状態となる。
本開示の一態様に係るステアリング装置は、前後方向に沿う第1軸線回りに回転可能にステアリングシャフトを支持するコラムユニットと、車体に取り付けられ、左右方向に沿う第2軸線回りに回動可能に前記コラムユニットを支持するフロントブラケットと、前記コラムユニットに対して前記左右方向の両側に位置するとともに、前記第2軸線を中心とする円弧状に延びるチルトガイド孔が形成された側板部を有し、前記フロントブラケットの後方において前記車体に取り付けられるリヤブラケットと、前記フロントブラケットに対する前記コラムユニットの前記第2軸線回りの移動を規制するロック状態、及び前記フロントブラケットに対する前記コラムユニットの前記第2軸線回りの移動を許容するロック解除状態を切り替えるロック機構と、を備え、前記ロック機構は、前記コラムユニット及び前記チルトガイド孔を前記左右方向に貫通し、前記左右方向に沿う第3軸線回りに回転可能に前記コラムユニットに支持されたロッドと、カム部を有し、前記ロッドに固定された駆動カムと、前記チルトガイド孔の内側に保持された保持部、及び前記チルトガイド孔の外側で前記カム部と前記左右方向で向かい合うとともに、前記ロッドの回転に伴い前記カム部に摺動するカム従節部を有する従動カムと、を備え、前記カム部及び前記カム従節部のうち一方の部材は、前記ロック状態にあるとき前記カム部及び前記カム従節部のうち他方の部材に係合するロック位置規制面と、前記第3軸線回りの周方向において、前記ロック位置規制面から離れて設けられ、前記ロック解除状態にあるとき前記他方の部材に係合する解除位置規制面と、を備え、前記保持部は、前記周方向の一方側を向き、前記ロック状態にあるときに前記チルトガイド孔の内周縁に接触することで、前記側板部に対する前記従動カムの前記第3軸線回りの回転を規制するロック接触部と、前記周方向の他方側を向き、前記ロック解除状態にあるときに前記チルトガイド孔の内周縁に接触することで、前記側板部に対する前記従動カムの前記第3軸線回りの回転を規制する解除接触部と、を備え、前記解除接触部は、前記ロック接触部よりも曲率半径が大きい円弧状に形成されている。
そこで、本態様によれば、解除接触部が、ロック接触部よりも曲率半径が大きい円弧状に形成されていることで、解除接触部とチルトガイド孔の内周縁との間に作用する圧力(面圧)を、ロック接触部とチルトガイド孔の内周縁との間に作用する面圧に比べて小さくできる。その結果、チルトガイド孔の内周縁に圧痕等が形成されるのを抑制できる。これにより、チルト位置を変更する際に、保持部がチルトガイド孔の内周縁上を摺動する場合であっても、異音の発生やユーザに与える違和感を軽減できる。よって、ユーザに対して良好な操作感を与えることができる。
本態様によれば、ロック状態において、ロック接触部を確実にチルトガイド孔の内周縁に押し当てることができる。これにより、ロック状態において、ロック接触部とチルトガイド孔の内周縁との間に作用する摩擦力を確保でき、コラムユニットが予期せず上下動するのを抑制できる。
しかも、解除接触部を円弧状に形成した場合において、保持部の外周面とチルトガイド孔の内周縁との隙間を、ロック接触部の突出量で調整できる。そのため、チルトガイド孔内での保持部のがたつきを抑制できる。
本態様によれば、保持部が、第3軸線を間に挟んだ対角の位置でチルトガイド孔の内周縁に押し当てられる。これにより、ロック状態及びロック解除状態において、チルトガイド孔内で保持部を安定して保持できるとともに、保持部とチルトガイド孔の内周縁との間に作用する面圧を分散できる。その結果、チルトガイド孔の内周縁に圧痕等が形成されるのをより確実に抑制できる。
本態様によれば、各ステアリング装置間において、従動カムの取付向きを一定にし易い。そのため、従動カムの製造ばらつきによって、保持部(解除接触部及びロック接触部)とチルトガイド孔の内周縁との接触条件が各ステアリング装置間でばらつくのを抑制できる。その結果、ロック機構の性能ばらつきが生じるのを抑制できる。
図1は、ステアリング装置1の斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、車両に搭載されている。ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の回転操作に伴って車輪の舵角を調整する。
図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、コラムユニット11は、アウタコラム21と、インナコラム22と、を有している。
アウタコラム21は、ブラケット13,14を介して車体に取り付けられている。アウタコラム21は、保持筒部24と、締付部25と、を備えている。
図3に示すように、インナコラム22は、第1軸線O1に沿って延びる筒状に形成されている。インナコラム22の外径は、保持筒部24の内径よりも小さくなっている。インナコラム22は、保持筒部24内に挿入されている。インナコラム22は、保持筒部24に対してシャフト軸方向に移動可能に構成されている。インナコラム22内において、前端部及び後端部には、それぞれ軸受34が圧入等によって取り付けられている。
ステアリングシャフト12は、リヤシャフト40及びフロントシャフト41を備えている。リヤシャフト40は、インナコラム22内に挿入されている。リヤシャフト40は、インナコラム22内において、軸受34を介して第1軸線O1回りに回転可能に支持されている。リヤシャフト40の後端部は、インナコラム22の後端開口部を通じて後方に突出している。リヤシャフト40の後端部には、ステアリングホイール2(図1参照)が連結される。
図1に示すように、フロントブラケット13は、ピボット軸50を介してアウタコラム21と車体との間を接続している。フロントブラケット13は、シャフト軸方向から見た正面視で下方に開口するU字状に形成されている。フロントブラケット13は、アウタコラム21の後端部を上方及び左右方向の両側から取り囲んでいる。フロントブラケット13のうち、左右方向の両側に位置するフロント側板部13aは、ピボット軸50によってアウタコラム21の前端部に接続されている。アウタコラム21は、ピボット軸50を中心として左右方向に延びる第2軸線O2回りに回動可能にフロントブラケット13に支持されている。
図4に示すように、各リヤ側板部54には、各リヤ側板部54を左右方向に貫通するチルトガイド孔56が形成されている。チルトガイド孔56は、上下方向に延びる長孔である。具体的に、チルトガイド孔56は、第2軸線O2を曲率中心とした後方に向けて凸の円弧状に形成されている。チルトガイド孔56内には、ロックボルト80が左右方向に貫通している。すなわち、ロックボルト80は、コラムユニット11のチルト動作(第2軸線O2回りのコラムユニット11の角度調整)の際に、チルトガイド孔56内を上下動する。
調整機構15は、アウタコラム21に対するインナコラム22(及びステアリングシャフト12)の前後方向の位置(テレスコ位置)、及びフロントブラケット13に対するコラムユニット11の第2軸線O2回りの位置(チルト位置)を調整する。具体的に、調整機構15は、ハンガブラケット60と、ロック機構61と、を備えている。
ロックボルト80は、チルトガイド孔56、貫通孔31及びテレスコガイド孔60bを通じて、各リヤ側板部54、締付部25及びハンガブラケット60を左右方向に貫通している。ロックボルト80は、テレスコ動作時において、テレスコガイド孔60b内を前後動することで、インナコラム22が前後動する。ロックボルト80は、チルト動作時において、チルトガイド孔56内を上下動することで、コラムユニット11とともに上下動する。なお、以下の説明では、第3軸線O3に直交する方向をボルト径方向といい、第3軸線O3回りの方向をボルト周方向という場合がある。
図2、図5に示すように、カム機構82は、操作レバー81と一方(左側)のリヤ側板部54との間に配置されている。カム機構82は、操作レバー81の回動操作に伴い、左右方向の厚さが変化するように構成されている。ステアリング装置1では、カム機構82の厚さが変化することで、各リヤ側板部54を介して各締付部25が左右方向で互いに接近又は離間するように(スリット28の左右方向の寸法が拡大又は縮小するように)構成されている。具体的に、カム機構82の厚さが増加するように操作レバー81を回動操作することで、各締付部25同士が各リヤ側板部54とともに接近して保持筒部24が縮径する。これにより、保持筒部24によってインナコラム22が挟持され、テレスコ動作及びチルト動作が規制される(ロック状態)。一方、ロック状態において、カム機構82の厚さが減少するように操作レバー81を回動操作することで、締付部25同士が各リヤ側板部54とともに離間して保持筒部24が拡径される。これにより、保持筒部24によるインナコラム22の挟持が解除され、テレスコ動作及びチルト動作が許容される(ロック解除状態)。
カム機構82は、駆動カム90と、従動カム91と、を備えている。
駆動カム90は、操作レバー81の基端部に、例えばインサート成形等によって一体に固定されている。駆動カム90は、リヤ側板部54よりも硬度の高い材料により形成されている(例えば、鉄系材料の焼結材等)。
駆動ベース100は、第3軸線O3と同軸に配置された円板状に形成されている。駆動ベース100において、ボルト径方向の中央部には、ロックボルト80が貫通する通過孔100a(図2参照)が形成されている。駆動ベース100の外周部分には、複数の窪み部100bが形成されている。窪み部100bは、駆動ベース100を左右方向に貫通するとともに、駆動ベース100の外周面上で開口している。複数の窪み部100bは、ボルト周方向に間隔をあけて配置されている。駆動カム90は、駆動ベース100が操作レバー81の基端部に埋め込まれた状態で、操作レバー81に固定されている。
図6に示すように、ボルト径方向から見て、カム部101の周面は、係合面(第2側面)101aと、逃げ面(第1側面)101bと、摺動面(頂面)101cと、を備えている。
係合面101aは、カム部101の周面のうち、ボルト周方向の一方側を向く面である。係合面101aは、駆動ベース100の表面(従動カム91と向かい合う面)に対して傾斜する傾斜面である。具体的に、係合面101aは、カム部101の先端側に向かうに従いボルト周方向の他方側に向けて延びている。駆動ベース100の表面に沿ってボルト周方向に延びる仮想線L1に対する係合面101aの角度は、θ1に設定されている。なお、係合面101aの角度θ1は、直角等であってもよい。
摺動面101cは、係合面101aと逃げ面101bとの先端同士を架け渡している。摺動面101cは、右側(図6中矢印RH)に向けて凸の湾曲面に形成されている。摺動面101cは、係合面101a及び逃げ面101bに対して稜線(例えば、図9における稜線部P)を介して連なっていてもよく、曲面を介して連なっていてもよい。
上昇規制面110aは、保持部110の外周面のうち上方を向く面である。上昇規制面110aは、上方に向けて凸の湾曲面に形成されている。なお、上昇規制面110aの曲率半径は、チルトガイド孔56の上端開口縁と同等に設定されていることが好ましい。
下降規制面110bは、保持部110の外周面のうち下方を向く面である。下降規制面110bは、下方に向けて凸の湾曲面に形成されている。なお、下降規制面110bの曲率半径は、チルトガイド孔56の下端開口縁と同等に設定されていることが好ましい。但し、各規制面110a,110bの曲率半径は適宜変更が可能である。
第1解除接触部115は、第1回転規制面110cの上部を構成する。第1解除接触部115は、上昇規制面110aの第1端部から湾曲部118を介して連なっている。第1解除接触部115は、後方に向けて凸の湾曲面に形成されている。第1解除接触部115の曲率半径は、第1ロック接触部117の曲率半径よりも大きく、チルトガイド孔56の曲率半径よりも小さくなっている(曲率半径R=32mm程度)。図示の例において、第1解除接触部115は、第1回転規制面110cの上端から2/3程度の領域に亘って形成されている。
図6に示すロック状態において、ロック機構61は、ロック位置規制面132及び係合面101aがボルト周方向で当接した状態で、遷移面133及び摺動面101cが左右方向で当接している。これにより、駆動カム90及び従動カム91間のボルト周方向の一方側及び左右方向の移動が規制されている。一方、図4に示すように、従動カム91は、保持部110のロック接触部117,123がチルトガイド孔56の内周縁にボルト周方向で当接することで、リヤ側板部54に対するボルト周方向の一方側への回転が規制されている。
一方、ステアリングホイール2のチルト位置を下方に変更するには、ロック解除状態において、ステアリングホイール2を下方に引き下げる。すると、ロックボルト80がチルトガイド孔56内を下方に移動することで、ステアリングホイール2がコラムユニット11及びステアリングシャフト12とともに第2軸線O2回りの下方に回動する。これにより、ステアリングホイール2のチルト位置を任意の位置に調整できる。
この構成によれば、ロック機構61がロック状態からロック解除状態に移行する過程において、保持部110は、チルトガイド孔56の内周縁と保持部110の外周面との間の隙間S分だけ回動しようとする。これにより、保持部110が解除接触部115,121を介してチルトガイド孔56の内周縁に押し込まれる。
この際、本実施形態では、解除接触部115,121が、ロック接触部117,123よりも曲率半径が大きい円弧状に形成されていることで、解除接触部115,121とチルトガイド孔56の内周縁との間に作用する圧力(面圧)を、ロック接触部117,123とチルトガイド孔56の内周縁との間に作用する面圧に比べて小さくできる。その結果、チルトガイド孔56の内周縁に圧痕等が形成されるのを抑制できる。これにより、チルト位置を変更する際に、保持部110がチルトガイド孔56の内周縁上を摺動する場合であっても、異音の発生やユーザに与える違和感を軽減できる。よって、ユーザに対して良好な操作感を与えることができる。
この構成によれば、ロック状態において、ロック接触部117,123を確実にチルトガイド孔56の内周縁に押し当てることができる。これにより、ロック接触部117,123とチルトガイド孔56の内周縁との間に作用する摩擦力を確保でき、コラムユニット11が予期せず上下動するのを抑制できる。
しかも、解除接触部115,121を円弧状に形成した場合において、保持部110の外周面とチルトガイド孔56の内周縁との隙間Sを、ロック接触部117,123の突出量で調整できる。そのため、チルトガイド孔56内での保持部110のがたつきを抑制できる。
この構成によれば、保持部110が、第3軸線O3を間に挟んだ対角の位置でチルトガイド孔56の内周縁に押し当てられる。これにより、ロック状態及びロック解除状態において、チルトガイド孔56内で保持部110を安定して保持できるとともに、保持部110とチルトガイド孔56の内周縁との間に作用する面圧を分散できる。その結果、チルトガイド孔56の内周縁に圧痕等が形成されるのをより確実に抑制できる。
この構成によれば、各ステアリング装置1間において、従動カム91の取付向きを一定にし易い。そのため、従動カム91の製造ばらつきによって、保持部110(解除接触部115,121及びロック接触部117,123)とチルトガイド孔56の内周縁との接触条件が各ステアリング装置1間でばらつくのを抑制できる。その結果、ロック機構61の性能ばらつきが生じるのを抑制できる。
この構成によれば、例えば操作レバー81の自重等によって従動カム91の軸線が第3軸線O3に対して傾いて配置されたとしても、従動ベース111の周縁部とリヤ側板部54の外側面との間に作用する面圧を低減できる。これにより、チルト位置を調整する際等、従動ベース111がリヤ側板部54の外側面上を摺動する場合であっても、ユーザに与える違和感を軽減できる。
例えば、上述した実施形態では、第1軸線O1が前後方向に交差している構成について説明していたが、この構成のみに限られない。第1軸線O1は、車両の前後方向に一致していてもよい。
上述した実施形態では、カム部(他方の部材)101を突起形状とし、カム従節部(一方の部材)112をカム部101が摺動する凹凸面とする構成について説明したが、この構成に限られない。すなわち、カム従節部(他方の部材)112を突起形状とし、カム部(一方の部材)101をカム従節部112が摺動する凹凸面としてもよい。
上述した実施形態では、コラムユニット11が筒状である構成について説明したが、この構成に限られない。コラムユニット11は、ステアリングシャフト12を回転可能に保持する構成であればよい。
上述した実施形態では、スリット28の間隔を拡縮させることによってインナコラム22の移動を規制及び解除する場合について説明したが、この構成のみに限られない。
11:コラムユニット
12:ステアリングシャフト
13:フロントブラケット
14:リヤブラケット
54:リヤ側板部(側板部)
56:チルトガイド孔
61:ロック機構
80:ロックボルト(ロッド)
90:駆動カム
91:従動カム
101:カム部(他方の部材、一方の部材)
110:保持部
111:従動ベース(ベース部)
112:カム従節部(一方の部材、他方の部材)
115:第1解除接触部(解除接触部)
117:第1ロック接触部(ロック接触部)
121:第2解除接触部(解除接触部)
123:第2ロック接触部(ロック接触部)
127:表示部
132:ロック位置規制面
135:解除位置規制面
O1:第1軸線
O2:第2軸線
O3:第3軸線
Claims (4)
- 前後方向に沿う第1軸線回りに回転可能にステアリングシャフトを支持するコラムユニットと、
車体に取り付けられ、左右方向に沿う第2軸線回りに回動可能に前記コラムユニットを支持するフロントブラケットと、
前記コラムユニットに対して前記左右方向の両側に位置するとともに、前記第2軸線を中心とする円弧状に延びるチルトガイド孔が形成された側板部を有し、前記フロントブラケットの後方において前記車体に取り付けられるリヤブラケットと、
前記フロントブラケットに対する前記コラムユニットの前記第2軸線回りの移動を規制するロック状態、及び前記フロントブラケットに対する前記コラムユニットの前記第2軸線回りの移動を許容するロック解除状態を切り替えるロック機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記コラムユニット及び前記チルトガイド孔を前記左右方向に貫通し、前記左右方向に沿う第3軸線回りに回転可能に前記コラムユニットに支持されたロッドと、
カム部を有し、前記ロッドに固定された駆動カムと、
前記チルトガイド孔の内側に保持された保持部、及び前記チルトガイド孔の外側で前記カム部と前記左右方向で向かい合うとともに、前記ロッドの回転に伴い前記カム部に摺動するカム従節部を有する従動カムと、を備え、
前記カム部及び前記カム従節部のうち一方の部材は、
前記ロック状態にあるとき前記カム部及び前記カム従節部のうち他方の部材に係合するロック位置規制面と、
前記第3軸線回りの周方向において、前記ロック位置規制面から離れて設けられ、前記ロック解除状態にあるとき前記他方の部材に係合する解除位置規制面と、を備え、
前記保持部は、
前記周方向の一方側を向き、前記ロック状態にあるときに前記チルトガイド孔の内周縁に接触することで、前記側板部に対する前記従動カムの前記第3軸線回りの回転を規制するロック接触部と、
前記周方向の他方側を向き、前記ロック解除状態にあるときに前記チルトガイド孔の内周縁に接触することで、前記側板部に対する前記従動カムの前記第3軸線回りの回転を規制する解除接触部と、を備え、
前記解除接触部は、前記ロック接触部よりも曲率半径が大きい円弧状に形成されているステアリング装置。 - 前記ロック接触部は、前記解除接触部に対して前記チルトガイド孔の内周縁に向けて突出している請求項1に記載のステアリング装置。
- 前記ロック接触部は、前記保持部のうち前記第3軸線を間に挟んで一対設けられ、
前記解除接触部は、前記保持部のうち前記第3軸線を間に挟んで一対設けられている請求項1又は請求項2に記載のステアリング装置。 - 前記従動カムは、前記チルトガイド孔に対して外側に位置するとともに、前記カム従節部が形成されたベース部を備え、
前記ベース部において、前記周方向の一部には、前記第3軸線回りの前記保持部の取付向きを判断する表示部が設けられている請求項3に記載のステアリング装置。
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