JP7476074B2 - 投射光学系および画像投射装置 - Google Patents
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Description
画像投射装置に用いられ、画像表示素子に表示された画像を被投射面上に拡大画像として投射する投射光学系も種々のものが提案されているが、その1タイプとして、屈折光学系と屈折力を持つ反射光学系とを含み、画像表示素子側に配した屈折光学系から射出する結像光束を反射光学系により反射させて被投射面上に結像させるものが知られている(特許文献1等)。
(1) 1.5<Bf/f<25
を満足する。
図1ないし図6に、この発明の投射光学系の実施の形態を6例示す。後述するように、これらは、図の順番に具体的な実施例1ないし6に対応する。
繁雑を避けるため、これらの図において符号を共通化する。
即ち、符号RIにより画像表示素子の「画像表示面」を、符号PRにより「色合成用のプリズム」を示す。符号RIF1により「第1屈折系」、符号RIF2により「第2屈折系」を示す。
また、符号LG1により「第1レンズ群」、符号LG2により「第2レンズ群」を示し、符号Mにより反射光学系の「ミラー」を、符号MI1により「第1中間像」、符号MI2により「第2中間像」をそれぞれ示し、符号Sにより[絞り]を示す。
図1において、符号AXは「光軸」を示す。
図1ないし図6に示す実施の形態においては、カラー画像の表示が意図されている。画像表示面RIには、例えば「緑色画像成分」が表示され、緑色光で照明される。赤色画像成分を表示する赤色画像用の画像表示面、青色画像成分を表示する青色表示用の画像表示面は図示されていないが、色合成用プリズムPRに関して画像表示面RIと「光学的に等価な位置」に配置されている。
カラー画像光は、第1屈折系RIF1を透過し、反射光学系のミラーMにより反射されて第2屈折系RIF2に入射し、第2屈折系RFI2を透過し、図示を省略されているスクリーン等の被投射面上に、拡大されたカラー画像として結像投射される。
即ち、この発明の投射光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1屈折系RIF1、反射光学系、第2屈折系RIF2を配してなり、第1屈折系RIF1は、縮小側から拡大側へ向かって順に、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2を配してなる。
カラー画像光は、第1レンズ群LG1の作用により、第2レンズ群LG2の縮小側に第1中間像MI1を結像した後、第2レンズ群LG2に入射し、ミラーMの縮小側に第2中間像MI2を結像する。
反射光学系は、光学的パワーを持ち、第2の中間像MI2からの光線を反射させる1枚のミラーMを有し、第2屈折系RIF2は、反射光学系で反射した光線を屈折させる光学的パワーを持つレンズを有する。
図1ないし図6に示す例では、ミラーMは「正のパワー」を有するが、ミラーMに代えて「負のパワーを持つミラー」を用いることも可能である。
反射光学系はミラーM以外の反射ミラーを有することもできる。
第2屈折系RIF2は、図1ないし図6に示す例では「1枚のレンズ」で構成されているが、2枚以上のレンズで構成されることもできる。
(1) 1.5<Bf/f<25
を満足する。
「バックフォーカス」は、第1レンズ群LG1における最も縮小側のレンズ(色合成用のプリズムPRの拡大側面に隣接するレンズの縮小側のレンズ面)から、画像表示面RIに至る距離である。前記レンズと画像表示面RIとの間に色合成用のプリズムPRが存在するので、プリズムPRを空気換算して得られる距離である。
上記の如く、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2との間に第1の中間像MI1を形成することにより、第2レンズ群LG2の小型化が可能になる。また、第2レンズ群LG2により、第1レンズ群LG1における像面湾曲、歪曲収差等を補正した第2の中間像MI2を容易に形成でき、第1屈折系RIF1における収差補正量の低減が可能となり、第1屈折系RIF1全体のサイズの小型化も可能となる。
そして、画像投射装置全体の容積の低減も可能であり、反射光学系における収差補正量も低減でき、ミラーMの小型化にも寄与可能である。
条件(1)のパラメータ:Bf/fは、全系の焦点距離:fが小さくなるにつれて、また、バックフォーカス:Bfが大きくなるにつれて大きくなる。全系の焦点距離:fが小さくなるほど「広角」になり易い。
条件(1)の上限に近いほど、バックフォーカスが長く、広角な光学系となる。
下限を超えると、長いバックフォーカスと広角とを実現することが困難である。
投射光学系は、上記条件(1)とともに、以下の条件:
(2) 5<LTT/Yi<25.0
(5) 5.0<|f1-1|/f
(6) 1.5<|f1-2|/f<7.0
の任意の1以上を満足することが好ましい。
条件(2)、(5)、(6)における記号の意味は以下の通りである。
「LTT」は、画像表示面RIに最も近いレンズの縮小側面からミラーMの反射面までの前記レンズの光軸AX上における距離である。
「Yi」は、画像表示面RIに最も近いレンズの光軸AXから画像表示面RIの有効画像表示範囲内の位置までの「有効画像表示領域の中心」を介した最大距離である。
「f1-1」は、第1レンズ群LG1の合成焦点距離である。
「f1―2」は、第2レンズ群LG2の合成焦点距離である。第2レンズ群は、前述の如く「1枚以上のレンズ」により構成されるので、第2レンズ群が1枚のレンズで構成される場合には、当該1枚のレンズの焦点距離が上に謂う「合成焦点距離である。
図30において、符号ERIは、画像表示面RIにおける「有効画像表示領域」を示している。投射光学系により投射される画像は、有効画像表示領域ERIに表示される。
有効画像表示領域ERIは矩形形状であり、その4隅を頂点A、頂点B、頂点C、頂点Dとする。また、有効画像表示領域ERIの中心CTから頂点A、B、C、Dに至る距離を、図の如く距離:a、b、c、dとする。さらに、頂点A、B、C、Dを通る、有効画像表示領域ERIの外接円を外接円CRとし、その半径を半径:Rとする。
条件(2)の上限を超えると、収差補正には有利になるが、投射光学系のサイズの増大を招き易い。
条件(6)の下限を超えると、投射光学系全系のパワーに相対的に第2レンズ群LG2のパワーが強くなり過ぎて像面湾曲、コマ収差等の収差補正が難しくなり易い。
条件(6)の上限を超えると、第2レンズ群LG2のパワーが、投射光学系全系のパワーに相対的に弱くなり過ぎ、像面湾曲、コマ収差等の収差補正は容易になるが、歪曲収差の補正が難しくなり易い。
(4) 1.5<MD/Yi<8.0
条件(3)における「L1D」は、第2屈折系RIF2の射出側レンズ面の有効範囲における光軸AXからの光軸直交方向の最大距離である。
また「MD」は、ミラーMの反射面における有効範囲における前記光軸からの光軸直交方向の最大距離:MDである。
図1を例にとって説明すると、「L1D」は第2屈折系FIR2の射出側の面において、図1で「最も上方から射出する光線」の射出位置と光軸AXとの「光軸AXに直交する方向」の距離である。
また「MD」は、図1において、ミラーMの反射面の「図で最も下方に入射する光線」の入射位置と光軸AXとの「光軸AXに直交する方向」の距離である。
条件(4)における「Yi」は、先に図30を参照して説明した距離である。
条件(3)の上限を超えると、ミラーMの反射面の有効範囲に対して第2屈折系RIFの有効範囲が過大となり、像面湾曲、歪曲収差等の補正には有利となるが、投射光学系全体のコンパクト性を保つことが困難になり易い。
第1中間像MI1に隣接して非球面レンズを配置することで、コマ収差を効率的に補正することができ、良好な性能を得ることが可能となる。
投射光学系の第2レンズ群LG2は、1枚以上の非球面レンズと1枚以上の正レンズとにより構成されていることが好ましい。
以下、図1ないし図6に実施の形態を示した投射光学系の具体的な実施例を挙げる。以下の実施例において、長さの次元を持つ量の単位は、特に断らない限り「mm」である。
実施例1は、図1にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例1における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.6 Fno=2.6 ω=69.6 Bf=26.1
実施例1に関するデータを図8に示す。
図8において、最上行における「i」は、縮小側から数えた面の番号(面番号)で、面の中には、画像表示面RI(i=0)、絞りS(i=12)、およびスクリーン等の被投射面(i=IMG)を含む。
また、「R」は面番号iの面の曲率半径、「D」は面番号:iとi+1の面の面間隔を示す。また「j」は縮小側から数えたレンズの番号であるが、色合成用のプリズム「PR」、ミラー「MR」を含む。「Nd」は、前記レンズ、プリズムの材質のd線に対する屈折率、「νd」は前記材質のd線に対するアッベ数である。
以下の実施例において「非球面」は、周知の次式で表す。
Z=(h2/R)/[1+√(1―(1+K)(h/R)2]+ΣEi・hn(n=3~20)
この式において、「Z」は非球面量、「R」は近軸曲率半径、「h」は非球面における光軸からの距離であり、「K」は円錐定数、「En(n=3~20)」は3次ないし20次の非球面係数である。
実施例1における非球面のデータを図9に示す。図9において、最上の行は、非球面を有するレンズ面の面番号を示す。
実施例1の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 26.1
f= 4.6
LTT=289.4
Yi= 12.5
L1D=109.9
MD= 64.3
f1-1=-43
f1-2=23.0 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 5.6
(2) 23.2
(3) 1.7
(4) 5.1
(5) 9.2
(6) 4.9 。
実施例2は、図2にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例2における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.6 Fno=2.0 ω=69.9 Bf=35.1
実施例2に関するデータを図8に倣って図11に示す。
「非球面データ」
実施例2における非球面のデータを図9に倣って図12に示す。
実施例2の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 35.1
f= 4.6
LTT=265.0
Yi= 12.5
L1D= 75.0
MD= 66.5
f1-1=-114
f1-2=23.3 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 7.6
(2) 21.2
(3) 1.1
(4) 5.3
(5) 24.6
(6) 5.0 。
実施例3は、図3にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例3における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.1 Fno=1.6 ω=73.2 Bf=26.7
実施例3に関するデータを図8に倣って図14に示す。
「非球面データ」
実施例3における非球面のデータを図9に倣って図15に示す。
実施例3の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 26.7
f= 4.1
LTT=270.0
Yi= 13.2
L1D= 80.0
MD= 69.1
f1-1=-365
f1-2=23.6 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 6.6
(2) 20.5
(3) 1.2
(4) 5.2
(5) 90.0
(6) 6.3 。
実施例4は、図4にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例4における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=3.9 Fno=2.6 ω=72.8 Bf=77.8
実施例4に関するデータを図8に倣って図17に示す。
「非球面データ」
実施例4における非球面のデータを図9に倣って図18に示す。
実施例4の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 77.8
f= 3.9
LTT=280.0
Yi= 12.5
L1D= 79.6
MD= 70.0
f1-1=-1311.5
f1-2=20.3 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 19.7
(2) 22.4
(3) 1.1
(4) 5.6
(5) 332.9
(6) 5.2 。
実施例5は、図5にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例5における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.2 Fno=2.4 ω=72.3 Bf=32.5
実施例5に関するデータを図8に倣って図20に示す。
「非球面データ」
実施例5における非球面のデータを図9に倣って図21に示す。
実施例5の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 32.5
f= 4.2
LTT=195.0
Yi= 13.0
L1D= 78.2
MD= 59.5
f1-1=-253
f1-2=15.7 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 7.7
(2) 15.0
(3) 1.3
(4) 4.6
(5) 60.1
(6) 3.7 。
実施例6は、図6にレンズ構成を示した実施形態の具体的な実施例である。
実施例6における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.3 Fno=2.4 ω=72.1 Bf=30.5
実施例6に関するデータを図8に倣って図23に示す。
「非球面データ」
実施例6における非球面のデータを図9に倣って図24に示す。
実施例5の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、以下の通りである。
Bf= 30.5
f= 4.3
LTT=195.0
Yi= 13.2
L1D= 85.0
MD= 48.9
f1-1=2060
f1-2=18.2 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(1) 7.1
(2) 14.8
(3) 1.7
(4) 3.7
(5) 481.4
(6) 4.3 。
上に説明した如く、この発明の投射光学系の特徴の一端は、反射光学系の拡大側に「光学的パワーを持つレンズを有する第2屈折系」を有する点にある。
第2屈折系の存在により、収差の補正が容易になり、投射光学系の性能を高めることができる。
第2屈折系が無い投射光学系を1比較例として以下に示す。
図7に、比較例のレンズ構成を、図1ないし図6に倣って示す。図1ないし図6におけると同様、符号RIは「画像表示面」、符号PRは色合成用のプリズム、符号RIF1は「第1屈折系」、符号Mは反射光学系の「ミラー」を示す。また、符号MI1は「第1中間像」、符号MI2は第2中間像をそれぞれ示し、符号Sは[絞り]を示す。
比較例の投射光学系は、第1屈折系RIF1と反射光学系のミラーMで構成され、第1屈折系RIF1は、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2とにより構成されている。
第2中間像MI2を結像したカラー画像光は、ミラーMにより反射され、図示を省略された被投射面上にカラーの投射画像として結像する。
比較例における焦点距離:f、F値:Fno、画角:ω(単位:度)、バックフォーカス:Bfは、以下の通りである。
f=4.6 Fno=2.0 ω=69.9 Bf=37.1
図26に、比較例のデータを図8に倣って示し、非球面データを図9に倣って図27に示す。この発明の投射光学系の条件(1)ないし(6)に関連した量の値は、比較例においては以下の通りである。
Bf= 37.1
f= 4.6
LTT=330.7
Yi= 12.5
L1D= 0.0
MD= 71.0
f1-1=-137
f1-2=25.8 。
条件(1)ないし(6)のパラメータの値は以下の通りである。
(2) 26.5
(3)
(4) 5.7
(5) 29.6
(6) 5.6 。
図28に示す比較例の収差図と、図13に示す実施例2の収差図を対比すると明らかなように、球面収差(a)、非点収差(b)は、両者共に良好に補正されている。しかし、歪曲収差(c)およびコマ収差(d)についてみると、比較例の投射光学系に対して実施例2の投射光学系は顕著に改善されていることが分かる。
即ち、第2屈折系を有することにより、球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差が、何れも、バランスよく良好に補正され、投射光学系の性能を高めることが分かる。
プロジェクタ装置本体のケーシング1内には、投射光学系PLと、液晶パネル等の「画像表示素子」を用いる画像生成装置ISR、ISB、ISGと、色合成用のプリズムPRが装荷されている。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
PR 色合成用のプリズム
RIF1 第1屈折系
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
M 反射光学系のミラー
RIF2 第2屈折系
MI1 第1中間像
MI2 第2中間像
AX 光軸
Claims (12)
- 縮小側の画像表示素子の画像表示面に表示された画像を拡大側の被投射面上に拡大して投射する投射光学系であって、
前記縮小側から前記拡大側に向かって順に、第1屈折系、反射光学系、第2屈折系を配してなり、
前記第1屈折系は、前記縮小側から前記拡大側へ向かって順に、第1レンズ群、第2レンズ群を配してなり、
前記第1レンズ群は複数のレンズを有し、前記画像表示素子から射出した光線を第1の中間像として形成し、
前記第2レンズ群は1以上のレンズを有し、前記第1の中間像からの光線を第2の中間像として形成し、
前記反射光学系は、光学的パワーを持ち、前記第2の中間像からの光線を反射させる1枚のミラーを有し、
前記第2屈折系は、前記反射光学系で反射した光線を屈折させる光学的パワーを持つレンズを有し、
全系の焦点距離:fと、空気換算されたバックフォーカス:Bfが、条件:
(1) 1.5<Bf/f<25
を満足する投射光学系。 - 請求項1記載の投射光学系であって、
前記画像表示面に最も近いレンズの縮小側面から前記ミラーの反射面までの前記レンズの光軸上における距離:LTTと、前記レンズの光軸から前記画像表示面の有効画像表示範囲内の位置までの前記有効画像表示領域の中心を介した最大距離:Yiが、条件:
(2) 5<LTT/Yi<25.0
を満足する投射光学系。 - 請求項1または2記載の投射光学系であって、
前記第2屈折系が1枚のレンズで構成されている投射光学系。 - 請求項1ないし3の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記第1屈折系、前記反射光学系、前記第2屈折系に含まれる全てのレンズが光軸を共有している投射光学系。 - 請求項4記載の投射光学系であって、
前記第2屈折系を構成するレンズの1枚は、レンズ光軸から軸外に向かうにつれ、正または負のパワーが単調増加する形状の非球面を有する投射光学系。 - 請求項4または5記載の投射光学系であって、
前記第2屈折系の射出側レンズ面の有効範囲における前記光軸からの光軸直交方向の最大距離:L1Dと、前記反射光学系内の前記ミラーの反射面における有効範囲における前記光軸からの前記光軸直交方向の最大距離:MDが、条件:
(3) 0.8<L1D/MD<2.0
を満足する投射光学系。 - 請求項4ないし6の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記画像表示面に最も近いレンズの光軸から前記画像表示面の有効画像表示範囲内の位置までの前記有効画像表示領域の中心を介した最大距離:Yi、前記反射光学系内の前記ミラーの反射面の有効範囲における前記光軸からの最大距離:MDが、条件:
(4) 1.5<MD/Yi<8.0
を満足する投射光学系。 - 請求項1ないし7の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記第1レンズ群の合成焦点距離:f1-1、全系の焦点距離:fが、条件:
(5) 5.0<|f1-1|/f
を満足する投射光学系。 - 請求項1ないし8の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記第2レンズ群の合成焦点距離:f1―2、全系の焦点距離:fが、条件:
(6) 1.5<|f1-2|/f<7.0
を満足する投射光学系。 - 請求項1ないし9の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記第1中間像に隣接して非球面レンズが配置されている投射光学系。 - 請求項1ないし10の何れか1項に記載の投射光学系であって、
前記第2レンズ群は、1枚以上の非球面レンズと1枚以上の正レンズとにより構成されている投射光学系。 - 請求項1ないし11の何れか1に記載の投射光学系を有する画像投射装置。
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