JP7473220B2 - 軌陸両用リヤカー - Google Patents
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Description
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、前記タイヤ支持部他方高低切替え部は、前記荷台の左右両側であって前記車輪支持部を構成する車輪支持フレームと前記荷台を構成する荷台フレーム上部とを連結するタイヤ支持部他方高低切替えフレームと、前記タイヤ支持部他方高低切替えフレームの低所に設けられ、前記タイヤ支持部の他方をタイヤ用高さ固定ピンによって低所で固定するタイヤ支持部他方低所固定部と、前記タイヤ支持部他方高低切替えフレームの高所に設けられ、前記タイヤ支持部の他方をタイヤ用高さ固定ピンによって高所で固定するタイヤ支持部他方高所固定部とを有することも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、前記タイヤ支持部他方低所固定部と前記タイヤ支持部他方高所固定部とは、それぞれ、タイヤ用高さ固定ピンが挿入されるタイヤ支持部他方低所固定孔とタイヤ支持部他方高所固定孔であって、前記タイヤ支持部他方低所固定孔は、前記タイヤ用高さ固定ピンの外径に応じた丸穴形状である一方、前記タイヤ支持部他方高所固定孔は、前記タイヤ用高さ固定ピンが挿入可能な長穴形状であることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、前記タイヤ支持部一方回動支持部は、前記荷台における前記リヤカー用ハンドルと反対側に設けられる一方、前記タイヤ支持部他方高低切替え部は、前記荷台における前記リヤカー用ハンドル側に設けられることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、さらに、前記リヤカー本体の前方側または後方側には、当該リヤカー本体の前部または後部を昇降させるジャッキが設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、前記ジャッキは、ジャッキ用ハンドルの回転によって伸縮するスクリュージャッキであることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、前記リヤカー本体の後部には、前記スクリュージャッキを着脱可能で、かつ、前記スクリュージャッキの長手方向が鉛直および水平になるように取り付けられる荷台側ジャッキ取付け部が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、荷台にリヤカー用ハンドルが設けられたリヤカー本体と、前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、レール上を走行する車輪が設けられた車輪支持部と、前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、地面上を走行するタイヤが設けられたタイヤ支持部と、前記荷台に対しタイヤ支持部を昇降させ、前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ昇降部とを有し、さらに、前記リヤカー本体には、踏切におけるレールの隙間以上の幅を有する踏切隙間用踏板が着脱可能に設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る軌陸両用リヤカーでは、荷台にリヤカー用ハンドルが設けられたリヤカー本体と、前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、レール上を走行する車輪が設けられた車輪支持部と、前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、地面上を走行するタイヤが設けられたタイヤ支持部と、前記荷台に対しタイヤ支持部を昇降させ、前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ昇降部とを有し、さらに、前記リヤカー本体には、着脱可能にリヤカー用ハンドルが設けられており、リヤカー用ハンドルの向きを順方向および逆方向に取付け可能に構成されていることも特徴とする。
そのため、鉄道のレール上およびレール上以外でも走行することができ、レールから道路またはその逆に移動する際に荷物の積み替えが不要になるので、保線機器や動物の死骸、倒木、落石等の運搬時における作業員の負担を軽減することができる。
実施形態の軌陸両用リヤカー1は、図1~図7等に示すように、リヤカー本体11と、車輪支持部12と、タイヤ支持部13と、タイヤ昇降部14と、スクリュージャッキ15と、踏切隙間用踏板16,16等を備えて構成される。
リヤカー本体11は、図1~図4等に示すように荷物を載せる荷台11aと、荷台11aの前部に着脱可能に設けられたリヤカー用ハンドル11bとで構成されており、荷台11aは、パイプ等を溶接や曲げて製作した箱形状の荷台フレーム11a1と、その箱形状の荷台フレーム11a1の前後左右の側面および下部の内側に取付けられ、有底無蓋の箱形状の荷台11aを構成する荷台パネル(図示せず。)が設けられている。
車輪支持部12は、荷台11aの左右両側に荷台11aから張り出すように、荷台フレーム11a1それぞれに一体または溶接等して設けられた車輪支持フレーム12aと、荷台フレーム11a1と車輪支持フレーム12aとの間に回転可能に支持され、レール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12c等で構成されている。
タイヤ支持部13は、地面上を走行するタイヤ13dを支持するもので、タイヤ13dの外径よりも長く、タイヤの前方側および後方側から突出する一対のタイヤ支持フレーム13a,13aと、タイヤ支持フレーム13a,13aの先端部を連結するタイヤ支持フレーム先端連結部13b等から平面視、長方形(矩形)に構成されており、タイヤ支持フレーム13a,13aに設けたタイヤ回転軸13cを介してタイヤ13dを支持している。尚、タイヤ13dのスポークは図示を省略している。
タイヤ昇降部14,14は、荷台フレーム11a1上部と車輪支持フレーム12aとの間を連結するように鉛直方向に延びて設けられ、タイヤ支持部13におけるタイヤ13dよりも後方側をタイヤ支持フレーム回動軸14a2により回動可能に支持するタイヤ支持部一方回動支持部としてのタイヤ支持部後方回動支持部14aと、荷台フレーム11a1上部と車輪支持フレーム12aとの間を連結するように鉛直方向に延びて設けられ、タイヤ支持部13におけるタイヤ13dよりも前方側であるタイヤ支持フレーム前端連結部13b側を高所または低所で固定することにより荷台11aに対しタイヤ支持部13を昇降させて、タイヤ13dまたはレール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cにより走行できるように切り替えるタイヤ支持部他方高低切替え部としてのタイヤ支持部前方高低切替え部14bとを有する。
スクリュージャッキ15は、リヤカー本体11の前方側であるリヤカー用ハンドル11b側の設けられた荷台側ジャッキ取付け部11a4に取付けられ、円筒状のジャッキ本体(ラムガイド)15aと、ジャッキ本体(ラムガイド)15aに対し着脱可能なジャッキ用ハンドル15bと、ジャッキ用ハンドル15bの回転によってジャッキ本体15aに対し伸縮する伸縮部(ラム)15cと、伸縮部(ラム)15c下端部に設けられた接地部15d等から構成された周知のもので、当該リヤカー本体11の前方側または後方側を昇降させるものである。
踏切隙間用踏板16,16は、踏切におけるレールの隙間以上の幅を有するもので、タイヤ13d,13dが踏切におけるレールの隙間に落ちることを防止するための踏板であって、使用しない場合には、リヤカー本体11の左右両側に設けられ踏切隙間用踏板装着部11a2,11a3に装着して置くことができる。
次に、以上のように構成された実施形態の軌陸両用リヤカー1の使用方法について説明する。
この場合は、軌陸両用リヤカー1のタイヤ13d,13dで走行するため、図1や図2、図5等に示すように、左右両側それぞれのタイヤ昇降部14,14のタイヤ支持部前方高所固定孔14b2を車両本体11のタイヤ支持部前方低所固定孔14b3に固定して、タイヤ13d,13dの接地面がレール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cのレール接触面よりも下降しており、タイヤ13d,13dによって走行可能な状態である。
レール上を走行する場合は、まずは、実施形態の軌陸両用リヤカー1は、タイヤ13d,13dによって道路等から踏切まで移動する。
尚、軌陸両用リヤカー1を倉庫で保管する場合や、軌陸両用リヤカー1自体をトラックの荷台に積載して運搬する場合、リヤカー用ハンドル11bが邪魔になるため、荷台11aのリヤカー用ハンドル取付け部11a5,11a5からリヤカー用ハンドル11bを取り外し、図13に示すようにリヤカー用ハンドル取付け部11a5,11a5にリヤカー用ハンドル11bを逆向きに装着したり、荷台11aにリヤカー用ハンドル11bを積載して保管する。
以上説明したように、本発明に係る実施形態の軌陸両用リヤカー1は、荷台11aにリヤカー用ハンドル11bが設けられたリヤカー本体11と、レール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cを有する車輪支持部12と、タイヤ13d,13dを有するタイヤ支持部13と、タイヤ13d,13bにより地面上を走行できるようにタイヤ13d,13dの接地面をレール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cのレール接触面よりも下降させさせる一方、レール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cによりレール上を走行できるようタイヤ13d,13dの接地面をレール走行用の前輪12b,12bおよび後輪12c,12cのレール接触面よりも上昇させるように切り替えるタイヤ昇降部14,14とを備える。
11 リヤカー本体
11a 荷台
11a1 荷台フレーム
11a2,11a3 踏切隙間用踏板装着部
11a4 荷台側ジャッキ取付け部
11a41 ジャッキ用固定ピン挿通孔
11a5 リヤカー用ハンドル取付け部
11b リヤカー用ハンドル
12 車輪支持部
12b,12b レール走行用の前輪
12c,12c レール走行用後輪
13 タイヤ支持部
13a,13a タイヤ支持フレーム
13a1,13a1 タイヤ支持フレーム用高さ固定ピン挿通孔
13b タイヤ支持フレーム先端連結部
13c タイヤ回転軸
13d タイヤ
14 タイヤ昇降部
14a タイヤ支持部後方回動支持部(タイヤ支持部一方回動支持部)
14b タイヤ支持部前方高低切替え部(タイヤ支持部他方高低切替え部)
14b1 タイヤ支持部前方高低切替えフレーム(タイヤ支持部他方高低切替えフレーム)
14b2 タイヤ支持部前方高所固定孔(タイヤ支持部他方高所固定孔)
14b3 タイヤ支持部前方低所固定孔(タイヤ支持部他方低所固定孔)
14b4 タイヤ用高さ固定ピン
15 スクリュージャッキ
15a ジャッキ本体(ラムガイド)
15a1 ジャッキ側取付け部
15a2 ジャッキ用固定ピン挿通孔
15b ジャッキ用ハンドル
15c 伸縮部(ラム)
16 踏切隙間用踏板
R レール
Claims (9)
- 荷台にリヤカー用ハンドルが設けられたリヤカー本体と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、レール上を走行する車輪が設けられた車輪支持部と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、地面上を走行するタイヤが設けられたタイヤ支持部と、
前記荷台に対しタイヤ支持部を昇降させ、前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ昇降部とを有し、
前記タイヤ支持部は、
前記タイヤの外径よりも長く、前記タイヤの前方側および後方側から突出しており、
前記タイヤ昇降部は、
前記荷台の左右両側であって前記タイヤの前方側または後方側の一方に設けられ、前記タイヤ支持部の先端部または後端部の一方を回動軸により回動可能に支持するタイヤ支持部一方回動支持部と、
前記荷台の左右両側であって前記タイヤの前方側または後方側の他方に設けられ、前記タイヤ支持部の先端部または後端部の他方を低所で固定して前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤ支持部の先端部または後端部の他方を高所で固定して前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ支持部他方高低切替え部とを有することを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項1記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
前記タイヤ支持部他方高低切替え部は、
前記荷台の左右両側であって前記車輪支持部を構成する車輪支持フレームと前記荷台を構成する荷台フレーム上部とを連結するタイヤ支持部他方高低切替えフレームと、
前記タイヤ支持部他方高低切替えフレームの低所に設けられ、前記タイヤ支持部の他方をタイヤ用高さ固定ピンによって低所で固定するタイヤ支持部他方低所固定部と、
前記タイヤ支持部他方高低切替えフレームの高所に設けられ、前記タイヤ支持部の他方をタイヤ用高さ固定ピンによって高所で固定するタイヤ支持部他方高所固定部とを有することを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項2記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
前記タイヤ支持部他方低所固定部と前記タイヤ支持部他方高所固定部とは、それぞれ、タイヤ用高さ固定ピンが挿入されるタイヤ支持部他方低所固定孔とタイヤ支持部他方高所固定孔であって、
前記タイヤ支持部他方低所固定孔は、前記タイヤ用高さ固定ピンの外径に応じた丸穴形状である一方、前記タイヤ支持部他方高所固定孔は、前記タイヤ用高さ固定ピンが挿入可能な長穴形状であることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
前記タイヤ支持部一方回動支持部は、前記荷台における前記リヤカー用ハンドルと反対側に設けられる一方、
前記タイヤ支持部他方高低切替え部は、前記荷台における前記リヤカー用ハンドル側に設けられることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項1~請求項4のいずれか一の請求項に記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
さらに、
前記リヤカー本体の前方側または後方側には、当該リヤカー本体の前部または後部を昇降させるジャッキが設けられていることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項5記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
前記ジャッキは、ジャッキ用ハンドルの回転によって伸縮するスクリュージャッキであることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 請求項6記載の軌陸両用リヤカーにおいて、
前記リヤカー本体の後部には、前記スクリュージャッキを着脱可能で、かつ、前記スクリュージャッキの長手方向が鉛直および水平になるように取り付けられる荷台側ジャッキ取付け部が設けられていることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 荷台にリヤカー用ハンドルが設けられたリヤカー本体と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、レール上を走行する車輪が設けられた車輪支持部と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、地面上を走行するタイヤが設けられたタイヤ支持部と、
前記荷台に対しタイヤ支持部を昇降させ、前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ昇降部とを有し、
さらに、
前記リヤカー本体には、踏切におけるレールの隙間以上の幅を有する踏切隙間用踏板が着脱可能に設けられていることを特徴とする軌陸両用リヤカー。 - 荷台にリヤカー用ハンドルが設けられたリヤカー本体と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、レール上を走行する車輪が設けられた車輪支持部と、
前記荷台の左右両側にそれぞれ設けられ、地面上を走行するタイヤが設けられたタイヤ支持部と、
前記荷台に対しタイヤ支持部を昇降させ、前記タイヤの接地面を前記レール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも下降させて前記タイヤにより地面上を走行させる一方、前記タイヤの接地面をレール走行用の前輪および後輪のレール接触面よりも上昇させて前記レール走行用の前輪および後輪によりレール上を走行させるタイヤ昇降部とを有し、
さらに、
前記リヤカー本体には、着脱可能にリヤカー用ハンドルが設けられており、リヤカー用ハンドルの向きを順方向および逆方向に取付け可能に構成されていることを特徴とする軌陸両用リヤカー。
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