JP7472673B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Description
制御部は、用紙表面の形状を解析する用紙表面形状解析部と、その用紙表面形状解析部で解析された用紙表面の形状を表す凸部及び凹部の情報と、読取部が用紙上のカラートナー画像を読み取って得た読み取り画像の色情報とを基に、画像形成部の作像パラメータの補正量を算出する補正量算出部と、を備える。
1.第1の実施形態(凹部深さに応じた重み付けの例)
2.第2の実施形態(所定範囲内の凹部深さの連続する面積に応じた重み付けの例)
3.第3の実施形態(凸部と凹部の境界情報に基づいた重み付けの例)
4.第4の実施形態(凸部比率に応じて数プリント分の情報から補正量を算出する例)
5.第5の実施形態(境界線の量に応じて数プリント分の情報から補正量を算出する例)
6.変形例
まず、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本発明の第1の実施形態では、用紙表面の形状を解析し、解析結果として得られた凸部及び凹部における色情報を色補正に反映する。このとき、読み取り画像の色情報から求める作像パラメータの補正量に対し、凹部深さに応じた重み付けを行う。
まず、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムの全体構成について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す正面模式図である。
図2は、画像形成装置本体10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2には、本実施形態の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置の制御系はこの例に限られない。
制御装置100は、用紙表面形状解析部101、補正量算出部102、及び設定情報管理部103を備える。制御装置100のCPUが、ROM又は不揮発性ストレージ110からプログラムを読み出して実行することにより、各ブロックの機能が実現される。
次に、用紙表面形状解析部101の内部構成について図3を参照して説明する。
図3は、用紙表面形状解析部101の内部構成例を示すブロック図である。
次に、制御装置100による用紙表面形状に基づく画像補正処理の手順について図4を参照して説明する。
まず、制御装置100は、PC105等から入力されたジョブに基づいて、基本色ごとに作像パラメータ(画像形成条件)を設定する(S1)。
次いで、制御装置100は、プリント画像を出力する(S2)。すなわち制御装置100は、作像パラメータに基づいて画像形成部11により用紙Sに画像を形成する。
ここで、ステップ5の処理において、用紙表面形状解析部101が参照する凹部判断用テーブルについて図5を参照して説明する。
凹部判断用テーブルT0では、4つの変動方向パターンの各々について凹部判断箇所が設定されている。変動方向パターンは、2箇所の測定ポイント(分割領域に相当)の検出データ(色情報)に対する分析結果の組み合わせで決まる。
・変動方向パターン(2)は、2箇所の測定ポイントにおいて、印字上流色側への変動と、変動なしが混在しているパターンである。このパターンの場合には、凹部判断箇所は、変動していない箇所である。
・変動方向パターン(4)は、2箇所の測定ポイントにおいて、印字下流色側への変動のみであり、かつ変動量に差分がないパターンである。このパターンの場合には、変動方向からは凹部を判別不能であるため、周辺画素情報(周辺領域情報)から推測する。
基本的な画質調整方法では、検出した出力画像の色情報と入力画像データとを対応付け、対象位置において色情報と色目標との差分から作像パラメータ(画像形成条件)の補正量を算出する。補正する作像パラメータとして、プロセスパラメータ(現像DCバイアス、書き込み光量、1次転写電圧など)やガンマテーブルなどを選択する。以下、現像DCバイアスを例に説明する。
入力画像データが(Y100,M100,C0,K0)の場合、該当色の色目標と検出した色情報との差分から現像装置14における現像DCバイアスの補正量を求める。彩度Cは、a*b*座標の原点からの距離であり、C=(a2+b2)1/2の関係式が成り立つ。原点からの距離が遠いほど、色彩が強い。Vdcは現像DCバイアスを表し、Vdcの添え字(アルファベット)は基本色を表す。
Vdc-Y現在値:500[-V]
Vdc-M現在値:450[-V]
Vdc-Y補正量:現在値×(彩度C目標値/彩度C検出値)-現在値
=500×(82.6/79.1)-500=22[-V]
Vdc-M補正量:現在値×(彩度C目標値/彩度C検出値)-現在値
=450×(82.6/79.1)-450=20[-V]
Vdc-Y=500+22=522[-v]
Vdc-M=450+20=470[-v]
次に、第1の実施形態に係る用紙表面形状解析の第1の例について図7~図10を参照して説明する。第1の例では、入力画像データが同一の画素における出力画像の検出色情報の変化(色相角Hueの変化)から用紙表面形状を推定する。
一具体例として、図5に示した変動方向パターン(1)の実施例について図7~図9を参照して説明する。
図7は、変動方向パターン(1)に該当する入力画像データと検出データの例を示す。図8は、検出データの測定ポイント別の色情報の例を示す。図9は、用紙表面の凹凸形状による色変化を示すグラフである。
次に、凹部深さ算出方法の第1の例について説明する。第1の例では、色相変化量と凹部の深さの相関データを予め記憶しておき、凹部深さ算出部1012は、色相変化量から凹部の深さを算出する。
測定ポイントP1における色相角変化量ΔHueは2.7°であるから、図10により凹部深さは-1.3mmと求められる。ここでは、凹部深さの絶対値にマイナス符号を付すことで、基準面からの低さを表している。
次に、凸部比率算出方法の第1の例について説明する。凸部比率算出部1013は、凹凸判定部1011による印字部の分割領域(1以上の画素)ごとの凹凸判定結果を基に、凸部比率[%]を計算式[凸部画素数/印字画素数×100]で求める。
次に、第1の実施形態に係る用紙表面形状解析の第2の例について図12~図15を参照して説明する。第2の例では、用紙表面形状測定装置22を用いて用紙表面形状を検出する。
塗工紙は、原紙の表面に顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗布したものであり、非塗工紙と比べ、表面が平滑である。よって、図11に示すように、塗工紙の場合には、センサー出力電圧は2[V]でほぼ一定である。
エンボス紙は、紙の表面に浮き出し模様(凹凸)をつけたものである。そのため、図12に示すように、エンボス紙の場合には、センサー位置に応じてセンサー出力電圧が大きく変化する。図12では、センサー出力電圧が約1.970~2.002[V]の間で変化している。
次に、凹部深さ算出方法の第2の例について説明する。第2の例では、センサー出力電圧と凹部の深さの相関データを予め記憶しておき、凹部深さ算出部1012は、センサー出力電圧から凹部の深さを算出する。
図13では、センサー出力電圧が大きいほど凹部深さが浅くなり、センサー出力電圧が1.99[V]以上では凹部深さは0[mm]である。用紙表面形状を検知したデータ(センサー出力電圧)と図13に示す相関データD2を基に凹部深さを算出すると、以下の図14のようになる。
次に、凸部比率算出方法の第2の例について説明する。凸部比率算出部1013は、センサー出力電圧に応じて凸部比率を算出する。ここで、例えばセンサー出力電圧=2.00[V]を基準とした場合、1.99[V]以上は凸部と判断し、1.99[V]未満は凹部とみなす。凸部比率は、第1の例と同様に、[凸部比率[%]=凸部画素数/印字画素数×100]の計算式から求められる。なお、凹部での乱反射等を考慮して0.01[V]のマージンを設定したが、凸部と判断する電圧は1.995又は1.985[V]など他の値でもよい。
用紙70に形成された赤色画像71(Y100%、M100%)において、赤色画像71の副走査方向の長さは1700[pixel]、そのうち凸部(センサー出力電圧1.99V以上)の画素数は1050[pixel]である。よって、凸部比率は、1050/1700=61.8[%]と求まる。
次に、用紙表面形状(凹凸情報)に基づいた画質調整/補正量の算出方法について説明する。本実施形態では、色情報(色相)ごとの補正量に対して凹部深さに応じた重み付けを行う。
また、凹部深さが-0.5mm以上かつ-1.0mm未満のとき、重み付け係数が“0.8”である。
また、凹部深さが-1.0mm以上かつ-1.5mm未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凹部深さが-1.5mm以上かつ-2.0mm未満のとき、重み付け係数が“0.2”に設定されている。
凹部深さ及び重み付け係数の設定は一例であって、この例に限らない。
ここでは、図10で求めた測定ポイントP1の凹部深さ1.3mmを例に説明する。重み付け設定テーブルT1より、凹部深さが1.3mmのときの重みづけ係数は0.5であるため、0.5を掛けて現像DCバイアスの補正量を求める。
Vdc-Y現在値:500[-v]
Vdc-M現在値:450[-v]
Vdc-Y補正量:{現在値×(彩度C目標値/彩度C検出値)-現在値}×重み付け係数
={500×(82.6/79.1)-500}×0.5=11[-V]
Vdc-M補正量:{現在値×(彩度C目標値/彩度C検出値)-現在値}×重み付け係数
={450×(82.6/79.1)-450}×0.5=10[-V]
Vdc-Y=500+11=511[-V]
Vdc-M=450+10=460[-V]
また、本実施形態に係る画像形成装置は、色補正のためにプリント(画像形成処理)を中断することがないので、生産性低下を抑制できる。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、用紙に別途補正用の画像パターンを形成しないため、トナー消費量を抑制できる。
次に、第2の実施形態として、所定範囲内の凹部深さの連続する面積に応じた重み付けを行う例について説明する。所定範囲内の凹部深さの連続する面積とは、0より大きい所定範囲内の深さを持ち相互に隣接する凹部によって形成される領域の面積である。
図19は、所定範囲内の凹部深さの連続する面積に応じた重み付けを説明するための入力画像パターン(2)を示す。入力画像パターン(2)では、凹部深さが-2.0mmの分割領域の連続する面積は、分割領域30(5×6)個分である。
また、凹部面積が9mm2以上かつ-15mm2未満のとき、重み付け係数が“0.3”である。
また、凹部面積が15mm2以上かつ-100mm2未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凹部面積が100mm2以上かつ-400mm2未満のとき、重み付け係数が“0.8”である。
また、凹部面積が400mm2以上のとき、重み付け係数が“1.0”である。
次に、第3の実施形態として、凸部と凹部の境界情報に基づいた重み付けを行う例について説明する。ここでは、第3の実施形態として第1の例と第2の例を説明する。
まず、第3の実施形態の第1の例について図21及び図22を参照して説明する。凸部と凹部の境界からの距離に応じて(凹部の中心に近いほど)凹部深さが大きくなり、色味の変化が大きくなる。色味の変化が大きいほど、検出データ(色情報)の信頼性が低い。そこで、第3の実施形態の第1の例では、凸部と凹部の境界からの距離に応じた重み付け計算を行う。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×20%」以上かつ「(B-A)×40%」未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×40%」以上かつ「(B-A)×60%」未満のとき、重み付け係数が“0.2”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×60%」以上かつ「(B-A)×80%」未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×80%」以上かつ(B-A)以下のとき、重み付け係数が“0.8”である。
境界からの距離及び重み付け係数の設定は一例であって、この例に限らない。
第2の実施形態で述べたように、凹部の所定深さ範囲内における面積が大きい場合、凹部の転写性が向上するため検出データ(色情報)の信頼性が高くなる。そのため、所定深さ範囲内における面積が大きい凹部では、計算対象の位置が境界よりも凹部側に大きく離れた場合には重み付けを大きくすることが望ましい。凹部の面積が大きい場合は、同面積が小さい場合よりも転写性が良く、検出データ(色情報)の信頼度も高い。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×5%」以上かつ「(B-A)×10%」未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×10%」以上かつ「(B-A)×20%」未満のとき、重み付け係数が“0.2”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×20%」以上かつ「(B-A)×80%」未満のとき、重み付け係数が“0.8”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×80%」以上かつ「(B-A)×90%」未満のとき、重み付け係数が“0.2”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×90%」以上かつ「(B-A)×95%」未満のとき、重み付け係数が“0.5”である。
また、凸部と凹部の境界からの距離が「(B-A)×95%」以上かつ(B-A)以下のとき、重み付け係数が“0.8”である。
境界からの距離及び重み付け係数の設定は一例であって、この例に限らない。
次に、第4の実施形態として、凸部比率に応じて数プリント分の情報を蓄積して作像パラメータの補正量を算出する例について説明する。本実施形態では、凸部比率に応じて検出データ(色情報)の信頼性を次のように考える。
(2)凸部比率が低い(例えば10%以下)用紙は、第3の実施形態の第2の例で説明したとおり、凹部面積が大きいため信頼性の高い色情報量は多くなる。
(3)凸部比率と凹部比率が同等な領域ほど、信頼性の高い色情報量は少なくなる。ただし、凸部の色情報の信頼性は高い。そのため、凹部比率よりも凸部比率の方がやや少ない状態(凹部比率が50%以上)のとき、用紙全体として色情報の信頼性が低い。凸部比率と凹部比率のいずれかが一方的に多ければ、信頼性は高くなる。
また、凸部比率が10[%]以上かつ30[%]未満のとき、蓄積するプリント数が“3”である。
また、凸部比率が30[%]以上かつ50[%]未満のとき、蓄積するプリント数が“5”である。
また、凸部比率が50[%]以上かつ80[%]未満のとき、蓄積するプリント数が“2”である。
また、凸部比率が80[%]以上かつ100[%]以下のとき、蓄積するプリント数が“1”である。
次に、第5の実施形態として、境界線の量に応じて数プリント分の情報を蓄積して作像パラメータの補正量を算出する例について説明する。境界線の量(=凹部領域の離散的な数)とは、ある凹部と周囲の凸部の境界を構成する線(境界線)の延長であり、その長さを画素数で表したものである。一つの入力画像パターン内に複数の凹部がある場合、境界線の量は、複数の凹部の境界線の延長の合計である。
深さ-2.0mmの連続する面積すなわち凹部の画素数は、入力画像パターン(1)と入力画像パターン(2)ともに“36”個である。凸部と凹部の境界線の量(画素数)については、入力画像パターン(1)で“42”個、入力画像パターン(2)で“24”個であり、両者で大きく異なる。
反対に、入力画像パターン(2)のように、用紙内の凹部の面積が同じである場合、境界線の量が少ないほど凹部領域が連続している、すなわち信頼性の高い検出データが多い。これは、第2の実施形態及び第3の第2の例で述べた理由による。
また、境界線の量が105以上かつ106未満のとき、蓄積するプリント数が“2”である。
また、境界線の量が106以上かつ107未満のとき、蓄積するプリント数が“3”である。
また、境界線の量が107以上のとき、蓄積するプリント数が“4”である。
境界線の量及び蓄積するプリント数の設定は一例であって、この例に限らない。
上述した各実施形態においては、実画像から色情報を検出する例について説明したが、補正用のパッチパターン(補正用チャート画像)においても同様に適用可能である。
Claims (11)
- 回転駆動する転写体と、
前記転写体の回転駆動方向に沿って基本色ごとに直列に配置され、入力画像データに基づいて各基本色のトナー画像の現像を行う複数の現像部を有し、各基本色の前記トナー画像を位置合わせした状態で重ね合わせたカラートナー画像を前記転写体の表面に形成する画像形成部と、
前記転写体に形成された前記カラートナー画像を用紙に転写する転写部と、
前記カラートナー画像の色補正を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、
読取部が前記用紙上の前記カラートナー画像を読み取って得られた読み取り画像の色情報と、前記入力画像データの色情報との差分を求め、前記色情報の差分から、前記入力画像データの色に対する前記用紙上の前記カラートナー画像の色の変動方向を算出し、前記変動方向の情報を基に、変動方向パターンと凹部判断箇所とを対応付けたテーブルを参照して、前記読み取り画像の1又は複数の画素で構成される分割領域ごとに、用紙表面の形状を解析する用紙表面形状解析部と、
前記用紙表面形状解析部で解析された前記分割領域ごとの前記用紙表面の形状を表す凸部及び凹部の情報と、前記読み取り画像の色情報とを基に、前記画像形成部の前記分割領域ごとに設定可能な作像パラメータの補正量を算出する補正量算出部と、を備え、
前記用紙表面形状解析部は、前記凸部及び前記凹部の情報と前記入力画像データとから、前記用紙上の印字部における凹部深さ、及び前記印字部に占める前記凸部の割合を表す凸部比率を算出可能に構成されている
画像形成装置。 - 回転駆動する転写体と、
前記転写体の回転駆動方向に沿って基本色ごとに直列に配置され、入力画像データに基づいて各基本色のトナー画像の現像を行う複数の現像部を有し、各基本色の前記トナー画像を位置合わせした状態で重ね合わせたカラートナー画像を前記転写体の表面に形成する画像形成部と、
前記転写体に形成された前記カラートナー画像を用紙に転写する転写部と、
前記カラートナー画像の色補正を行う制御部と、
用紙表面の形状を測定して被測定形状に応じた検出信号を出力する用紙表面形状測定装置と、を有し、
前記制御部は、
読取部が前記用紙上の前記カラートナー画像を読み取って得られた読み取り画像の1又は複数の画素で構成される分割領域ごとに、用紙表面の形状を解析する用紙表面形状解析部と、
前記用紙表面形状解析部で解析された前記用紙表面の形状を表す凸部及び凹部の情報と、読取部が前記用紙上の前記カラートナー画像を読み取って得られた読み取り画像の色情報とを基に、前記画像形成部の前記分割領域ごとに設定可能な作像パラメータの補正量を算出する補正量算出部と、を備え、
前記用紙表面形状解析部は、前記用紙表面形状測定装置の前記検出信号と、前記用紙表面の形状との対応関係から、前記用紙上の印字部における凹部深さを算出し、また、前記用紙表面形状測定装置の前記検出信号と前記入力画像データとから、前記印字部に占める前記凸部の割合を表す凸部比率を算出する
画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、前記読み取り画像の色情報から求められる前記作像パラメータの補正量に対し、前記凹部深さに応じた重み付けを行う
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、前記読み取り画像の色情報から求められる前記作像パラメータの補正量に対し、所定範囲内の前記凹部深さの連続する面積に応じた重み付けを行う
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、前記読み取り画像の色情報から求められる前記作像パラメータの補正量に対し、前記凸部と前記凹部の境界情報に基づいた重み付けを行う
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、計算対象の位置が、前記凸部と前記凹部の境界から前記凹部の中心方向へ離れるほど前記重み付けを小さくする
請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、計算対象の位置が、前記凸部と前記凹部の境界から前記凹部の中心方向へ離れるほど前記重み付けを小さくしつつ、計算対象の位置が、前記境界から所定距離以上前記凹部の中心方向へ離れている場合には前記重み付けを大きくする
請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、前記凸部比率に応じたプリント数分の前記色情報を蓄積して前記作像パラメータの補正量を算出する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記補正量算出部は、前記凸部と前記凹部の境界線の量に応じたプリント数分の前記色情報を蓄積して前記作像パラメータの補正量を算出する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 回転駆動する転写体と、前記転写体の回転駆動方向に沿って基本色ごとに直列に配置され、入力画像データに基づいて各基本色のトナー画像の現像を行う複数の現像部を有し、各基本色の前記トナー画像を位置合わせした状態で重ね合わせたカラートナー画像を前記転写体の表面に形成する画像形成部と、前記転写体に形成された前記カラートナー画像を用紙に転写する転写部と、前記カラートナー画像の色補正を行う制御部と、を含む画像形成装置が備えるコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
読取部が前記用紙上の前記カラートナー画像を読み取って得られた読み取り画像の色情報と、前記入力画像データの色情報との差分を求め、前記色情報の差分から、前記入力画像データの色に対する前記用紙上の前記カラートナー画像の色の変動方向を算出し、前記変動方向の情報を基に、変動方向パターンと凹部判断箇所とを対応付けたテーブルを参照して、前記読み取り画像の1又は複数の画素で構成される分割領域ごとに、用紙表面の形状を解析する手順と、
解析により得られた前記分割領域ごとの前記用紙表面の形状を表す凸部及び凹部の情報と、前記読み取り画像の色情報とを基に、前記画像形成部の前記分割領域ごとに設定可能な作像パラメータの補正量を算出する手順と、を含み、
前記用紙表面の形状を解析する手順において、前記凸部及び前記凹部の情報と前記入力画像データとから、前記用紙上の印字部における凹部深さ、及び前記印字部に占める前記凸部の割合を表す凸部比率を算出可能に構成されている
プログラム。 - 回転駆動する転写体と、前記転写体の回転駆動方向に沿って基本色ごとに直列に配置され、入力画像データに基づいて各基本色のトナー画像の現像を行う複数の現像部を有し、各基本色の前記トナー画像を位置合わせした状態で重ね合わせたカラートナー画像を前記転写体の表面に形成する画像形成部と、前記転写体に形成された前記カラートナー画像を用紙に転写する転写部と、前記カラートナー画像の色補正を行う制御部と、用紙表面の形状を測定して被測定形状に応じた検出信号を出力する用紙表面形状測定装置と、を含む画像形成装置が備えるコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
読取部が前記用紙上の前記カラートナー画像を読み取って得られた読み取り画像の1又は複数の画素で構成される分割領域ごとに、前記用紙表面の形状を解析する手順と、
解析により得られた前記分割領域ごとの前記用紙表面の形状を表す凸部及び凹部の情報と、前記読み取り画像の色情報とを基に、前記画像形成部の前記分割領域ごとに設定可能な作像パラメータの補正量を算出する手順と、
前記用紙表面の形状を解析する手順において、前記用紙表面形状測定装置の前記検出信号と、前記用紙表面の形状との対応関係から、前記用紙上の印字部における凹部深さを算出し、また、前記用紙表面形状測定装置の前記検出信号と前記入力画像データとから、前記印字部に占める前記凸部の割合を表す凸部比率を算出する手順と、を含む
プログラム。
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