JP2011235544A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 版ずれによる視認性の不具合を防ぐとともに、版ずれによる視認性の低下を防ぐための交換処理によって生じ得る視認性の不具合を防ぐ。
【解決手段】 入力画像を所定の色ごとに分けて各色の版画像を形成する分版処理部111と、一の版画像に含まれるオブジェクトと他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を抽出する境界抽出処理部112と、前記境界を有する版画像において当該境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理を行う境界線加工処理部113と、前記交換処理が行われた版画像を合成して出力する出力エンジン7とを備えた構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、版ずれによる視認性の低下を防止する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、静電写真プリンターに代表される画像形成方式の1つとして、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色分の感光体ドラムを一列に配置し、各感光体ドラムに形成(現像)された各色のトナー像(版画像)を、中間転写体又は転写材に順次転写して合成することによりフルカラー印刷を実現するカラープリンターが知られている。
このようなカラープリンターにおいては、その合成過程(例えば、現像、転写、定着などの工程)において版画像の位置がずれる所謂版ずれが起こることがある。
版ずれが起きると、出力画像において色ずれが発生するため視認性が極端に低下する。
例えば、ある色の図形と他の色の図形とが接して境界を形成するような画像の場合、その境界付近で紙の地色(紙白)が現れることがある(以下、適宜「白抜け」と称する)。
そこで、白抜けの原因となる版ずれを防ぐべく、一般には、画版の位置を機構的に調整するレジスト補正が行われる。
しかしながら、レジスト補正によると、現像・転写・定着などの各工程における機構上の問題(例えば、ギヤ、ローラー、ベルトなどの回転速度が必ずしも一様でなく、振動などの影響で距離が変動し、さらには、用紙の送り量が左右では一致しないために用紙が斜行してぶれる等の問題)によって、同一色版内部においてもドットの形成位置がずれる問題が生じていた。
また、前記回転体の速度ムラの周期に同調し、あるいは高調させられた周期により、却って境界を目立たせる問題が生じていた。
つまり、各ハードウェア機構を調整して各版の先頭位置を正確に合わせたとしても、その後の版ずれによってレジスト補正の効果が無実となる場合があった。
このような問題に対し、ソフトウェア制御によるいわゆるトラッピングが行われる(特許文献1,2参照)。
トラッピングによれば、白抜けが発生すると予測される領域に対し、版画像の一方もしくは双方の色を拡張し、又はこれらに近似する色を補間する処理が行われるため、各版画像を合成した際に白抜けを目立たなくすることができる。
例えば、図形と図形との境界を検出し、検出された境界の近傍画素に対してトラッピングを行うか否かを判定し、トラッピングを行うと判定した場合、その近傍画素に対してどの版の色を割り当てるかを決定し、その決定にしたがって元の版画像を修正する処理が行われる。
そして、このようなトラッピングによれば、版ずれの発生の有無に拘わらず処理が行われるため、仮に白抜けが生ずるような場合であっても、その視覚的影響を抑えることができる。
特開2007−36699号公報 特開2003−223311号公報
しかしながら、このようなトラッピングは、一律に処理が行われるため、白抜けが発生しない場合には却って境界を目立たせることとなっていた。
また、版ずれの方向によっては、白抜けではなく、境界に画素の重なりが現れることがあり、このような境界に対してトラッピングを行うことによって境界がより強調されることとなっていた。
さらに、白抜けや画素の重なりの度合いに応じたトラッピングが行われない場合にも、同様の問題が生じていた。
しかも、これらの問題を回避するためには、版ずれの発生とその場所を予測し、版ずれが発生すると予測される場合には、その版ずれによって白抜けが発生するのか、画素の重なりが発生するのかを識別する必要があり、さらには、白抜けの幅や画素の重なりの幅を計測し、その幅に応じたトラッピングを行うなど、トラッピングに関連する処理や制御が必要以上に複雑となるため実用性にも欠けていた。
本発明は、以上のような問題に鑑みなされたものであり、各版画像によって形成される画像間の境界に沿い適度な間隔をもってトラッピングを行うことにより、版ずれが原因で生ずる白抜けや画素の重なりを防ぐとともに、このような問題の対策として行われてきた従来のトラッピングによって生ずる視認性の低下を防ぐことができる画像形成装置及び画像形成方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、入力画像を所定の色ごとに分けて各色の版画像を形成する分版処理部と、一の版画像に含まれるオブジェクトと他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を抽出する境界抽出処理部と、前記境界を有する版画像において当該境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理を行う境界線加工処理部と、前記交換処理が行われた版画像を合成して出力する合成出力部とを備えるようにしてある。
また、本発明の画像形成方法は、入力画像を所定の色ごとに分けて各色の版画像を形成するステップと、一の版画像に含まれるオブジェクトと他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を抽出するステップと、前記境界を有する版画像において当該境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理を行うステップと、前記交換処理が行われた版画像を合成して出力するステップとを有する方法としてある。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、版ずれが原因で生ずる視認性の低下のみならず、これらの問題を解消するために行われてきた従来のトラッピングによって生じていた視認性の低下を防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る複合機の外観を示した外観図である。 本発明の第一実施形態に係る複合機によって行われる画像処理の概略工程を示したフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係る制御部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第一実施形態に係る境界抽出処理部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理前)を示した第一の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理前)を示した第二の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理前)を示した第三の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理前)を示した第四の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理前)を示した第五の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第一の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第二の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第三の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第四の図である。 本発明の第一実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第五の図である。 本発明の第二実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第一の図である。 本発明の第二実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第二の図である。 本発明の第二実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第三の図である。 本発明の第二実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第四の図である。 本発明の第二実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第五の図である。 本発明の第三実施形態に係る制御部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第三実施形態に係る版ずれ量計測部の構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態において用いるチャート図の例である。 本実施形態に係る抑制量演算部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第三実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した図である。 本発明の第四実施形態に係る制御部の構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態に係る補助判定部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第一の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第二の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第三の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第四の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第五の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第六の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第七の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第八の図である。 本発明の第四実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第九の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第一の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第二の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第三の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第四の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第五の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第六の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第七の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第八の図である。 本発明の第五実施形態の交換処理の具体例(処理後)を示した第九の図である。 本発明の第六実施形態に係る制御部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第六実施形態に係る境界抽出処理部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第六実施形態に係る補助判定部の構成を示した機能ブロック図である。 本発明の第七実施形態に係る補助判定部の構成を示した機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成について図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、カラー印刷機能やカラー印刷機能を有した複合機10であり、CPU(Central Process Unit)やチップセット等の制御要素、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等により構成されたコンピューターを有する。CPUは、プログラムを実行する演算処理装置である。ROMは、プログラム及びデータを予め記憶した不揮発性のメモリである。RAMは、プログラムを実行する際にそのプログラム及びデータを一時的に記憶して、作業領域として用いるメモリである。ROMに記憶されたプログラムは、CPUの制御手段に読み込まれることにより、コンピューターに所定の処理を行わせる。
このように、プログラムとコンピューターが協働することにより、複合機10のコンピューター内に機能的な構成要素として、例えば、制御部11に、分版処理、境界抽出処理、境界線加工処理等を行わせることができる。また、ハードウェア機能として、例えば、印刷エンジン7に、上記各処理が施された画像データの印刷処理を実行させることができる。
<第一実施形態>
図1は、本発明の画像形成装置の第一実施形態としてカラー印刷機能及びカラー複写機能を備えた複合機の外観を表した外観図である。
また、図2は、本実施形態に係る複合機によって行われる画像処理の概略工程を示したフローチャートである。
図2に示すように、まず、本実施形態の複合機1は、後工程で実施される画像情報の分版処理に先立ち、前処理(以下、画像情報分版前処理と称する)を行う(S1)。
複写を行う場合の画像情報分版前処理としては、例えば、原稿給紙トレイ1に原稿Aが配置され、利用者によるコピー実行操作が行われた場合、ローラー群2により原稿Aを原稿搬送部本体3の内部に搬送し、原稿排紙トレイ4に排紙する処理を行う。
そして、スキャナー部5が、その過程で原稿Aの読み取り処理を行う。具体的には、搬送されてきた原稿Aを露光ランプ51によって露光し、その反射光をミラー群52及び集光レンズ53を介してイメージセンサー54で縮小結像し、光電変換処理を経て電子的な画像データを取得する。
また、印刷を行う場合の画像情報分版前処理としては、例えば、複合機10に接続されたパーソナルコンピューター20等からプリント実行操作が行われた場合、複合機10に対して送信されてきた印刷データをUSBインターフェース、LANインターフェースなどの外部インターフェース6を介して受信し、所定の画像処理を経て電子的な画像データを取得する。
次に、制御部11が、画像情報分版前処理を介して取得した画像データに対して分版処理(以下、画像情報分版処理と称する)を行う(S2)。
画像情報分版処理は、例えば、スキャナー部5や外部インターフェース6を介して取得した画像データを、トナーの色ごとに分けることによって複数の電子的な版画像を形成する。
本実施形態の場合、この画像情報分版前処理により、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの版画像の画像データを取得する。
なお、各版画像の画像データは、制御部11における各種処理を経て印刷エンジン7に出力される。
印刷エンジン(合成出力部)7は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各版画像に対応して、色ごとに現像処理を行う(S3)。なお、説明の便宜上、図1において、マゼンタの印字ユニット70Mとシアンの印字ユニット70Cの表示は省略する。
具体的には、各印字ユニット70において、帯電部71が、版画像の画像データにもとづき、感光体ドラム74の表面を一様に帯電させ、露光部72が、感光体ドラム74の表面における版画像に応じた静電潜像を形成し、現像部73が、トナーを放出することにより感光体ドラム74の表面に静電潜像にもとづくトナー像による版画像を形成する。
次に、転写処理を介して各版画像を合成する処理を行う(S4)。
具体的には、感光体ドラム74の表面に形成されたトナー像を、各色の印字ユニット70ごとに順次転写ベルト75上に転写し、用紙カセット8や手差しトレイ9から給紙された用紙P上に一括転写させることによって同一用紙P上において各版画像を合成する。
定着部76は、その後、用紙Pを加熱及び加圧することによりカラー画像を用紙Pに定着させる(S5)。そして、定着処理が施された用紙Pは排紙され、ユーザーは複写又は印刷によって再現された原稿の印刷物を取得することができる。
ここで、画像情報分版処理について図3を参照しながら詳細に説明する。
図3は、画像情報分版処理を担う制御部の構成を示した機能ブロック図である。
図3に示すように、本実施形態の制御部11は、分版処理部111と、境界抽出処理部112と、境界線加工処理部113と、ガンマ補正処理部114と、スクリーニング処理部115とを備える。
分版処理部111は、入力画像をトナーインクのインク色に応じて分版し、各色の版画像を形成する。
例えば、分版処理部111は、スキャナー部5を介して取得したRGB表色系の画像データを、予め保有している色変換テーブルを介してCMYK表色系の画像データに変換する。そして、分版処理部111は、このCMYK表色系の画像データからシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像データを分離又は抽出することによって4つの版画像を取得する。
また、分版処理部111は、パーソナルコンピューター20から受信した印刷データに基づく画像データについても、同様の処理を行ってシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの版画像を取得することができる。
なお、この分版処理によって、各画像データは、マシン固有の解像度にもとづく画素に分解される。
境界抽出処理部112は、一の版画像に含まれるオブジェクトの境界と他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を、すべての版画像の組み合わせについて抽出する。
つまり、本実施形態の場合、1)シアン−マゼンタ、2)シアン−イエロー、3)シアン−ブラック、4)マゼンタ−イエロー、5)マゼンタ−ブラック、6)イエロー−ブラックの6パターンの版画像の組み合わせについて境界抽出処理が行われる。
図4は、境界抽出処理部の構成を示した機能ブロック図である。
図4に示すように、境界抽出処理部112は、版画像(ch)毎に図形、文字、記号などのオブジェクトの端部や縁部を抽出するため、立ち上がりエッジ検出部1121と、立ち下がりエッジ検出部1122と、版ずれ妨害発生箇所予測部1123とを備えている。
立ち上がりエッジ検出部1121及び立ち下がりエッジ検出部1122は、版画像に含まれる各画素の色値や濃度を計測し、注目画素とその周辺画素の色値や濃度の変化量にもとづき立ち上がりエッジや立ち下がりエッジを検出し、さらにそれぞれの座標を特定する。
例えば、立ち上がりエッジ検出部1121は、版画像の水平方向にn番目の画素と(n+1)番目の画素の濃度差を計測し、濃度差が正であればその画素は立ち上がりエッジと判定して座標を特定し、立ち下がりエッジ検出部1122は、その濃度差が負であればその画素は立ち下がりエッジと判定して座標を特定する。また、濃度差が0(ゼロ)又は予め設定した規定値以下である画素は非エッジと判定することができる。
なお、非エッジとは、濃度や色値の変化が無い平坦な部分又は濃度や色値の変化が少ない部分(濃度や色値が急激には変化せず緩やかに変化するグラデーション)のいずれかを示す。
ところで、画像処理の各工程におけるノイズ混入の問題に対しては、上記エッジ判定に不感度域を設けることによってこれを効果的に防ぐことができる。例えば、各画素における濃度変化量の絶対値が所定の閾値を超える画素はエッジとして検知するが、この絶対値が閾値以下又は閾値の範囲内にある場合はノイズの影響によるものとして該当画素をエッジとしては検知しないようにすることができる。
なお、本実施形態では、簡単のため、画像の水平方向のみ説明したが、垂直方向に対しても同様に画素の色値変化や濃度変化にもとづいて立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ及び非エッジを検出することができる。
また、エッジ検出方法は、上述の方法に限らず、他の既知の方法を用いても良い。
版ずれ妨害発生箇所予測部1123は、ある版画像において特定した立ち上がりエッジや立ち下がりエッジが、他の版画像において特定した立ち上がりエッジや立ち下がりエッジと一致又は近接することによって生ずる境界の箇所は、版ずれ妨害が発生し易い箇所と予測してこれを抽出する。
例えば、シアンの版画像とマゼンタの版画像とを対象とする場合、版ずれ妨害発生箇所予測部1123は、シアンの版画像におけるエッジ座標とマゼンタの版画像におけるエッジ座標をそれぞれ二値化して論理積回路(AND回路)に入力し「1(on)」が出力された場合(エッジ画素が重複する場合)に、この座標を係る境界として抽出する。また、版ずれ妨害発生箇所予測部1123は、シアンの版画像におけるエッジ座標とマゼンタの版画像におけるエッジ座標に±1加算した値をそれぞれ二値化してand回路に入力し「1(on)」が出力された場合(エッジ画素が互いに接する場合)に、この座標を係る境界として抽出することもできる。
境界抽出処理部112は、このようにして抽出した境界の座標を境界線加工処理部113へ出力する。
境界線加工処理部113は、境界抽出処理部112から出力された境界の座標を入力し、この境界を介して対向する各画素の色値を入れ替える交換処理をトラッピングとして行って、版画像ごとに加工された画像を形成する。
特に、本実施形態の境界線加工処理部113は、このような交換処理を、境界を有する各版画像について、その境界に沿って配置される画素に対して交互に行うとともに、この境界を有する各版画像における当該境界に沿って同じ位置に配置される画素に対して行う。
以下、本実施形態の交換処理の具体例を図5及び図6を参照しながら説明する。
図5(a)〜(i)は、2つの版画像の合成画像の例を表した図である。図中、表示座標(p,q)は、版ずれに伴う版画像の変位を表すものである。具体的には、水平方向の中心部を基準座標(0,0)とした場合の各版画像のエッジの水平方向の変位画素数(+は右方向、−は左方向)を示したものであり、(p)は、左部に示される版画像のオブジェクト(以下、版画像1と称する)のエッジの変位画素数、(q)は、右部に示される版画像のオブジェクト(以下、版画像2と称する)のエッジの変位画素数を示したものである。また、同図において、版画像1は黒の塗りつぶし、版画像2は灰の塗りつぶし、画素の重なりは黒丸、白抜きは白地によって模式的に表している。
ここで、図5(a)〜(c)は、版ずれによって版画像1と版画像2との間に白抜けが発生している合成画像、図5(d)〜(f)は、版ずれによって版画像1と版画像2との間で画素の重なりが発生している合成画像、図5(g)〜(i)は、版ずれが発生せず、又は、版ずれの方向や幅が一致するため白抜けや画素の重なりが発生していない合成画像を示す。
図6(a)〜(i)は、図5(a)〜(i)の合成画像に本実施形態の交換処理を施したものである。
例えば、図5(a)の場合、版画像1のエッジをなすx=2の列の画素のうち、y=2,4,6に配置される画素の色値と、このエッジの境界(ここではx=2の列とx=3の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する位置に配置された画素の色値とを入れ替える。なお、この交換処理は、版画像ごとに行うため、境界を跨いで色が付されている画素と色が付されていない画素の色値が入れ替わることとなる。
また、版画像2についても同様の交換処理を行う。つまり、版画像2のエッジをなすx=4の列の画素のうち、y=2,4,6に配置される画素(版画像1と同じ位置に配置される画素)の色値と、このエッジの境界(ここではx=4の列とx=3の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する位置に配置された画素の色値とを入れ替える。
これにより、図5(a)に示す画像は、図6(a)に示すようにモザイク状に加工され、この結果、白抜けを目立たなくすることができる。図5(b),(c)についても同様である(図6(b),(c)参照)。
また、図6(d)〜(f)に示すように、図5(d)〜(f)に示す画像については、画素の重なりを目立たなくすることができる。
なお、本実施形態は、処理の円滑のため、版ずれ発生の有無を問わず一様に交換処理を行うこととしている。このため、仮に版ずれが起きなかった場合(図5(g)〜(i))に交換処理を行うと一般にその視認性は著しく低下する。しかしながら、本実施形態の交換処理によれば、図6(g)〜(i)に示すように、境界を必要以上に目立たないようにすることができる。
ガンマ補正処理部114は、現状の入出力特性を理想(設計時)の入出力特性に近づけるように補正するものであり、スクリーニング処理部115は、所定のスクリーンパターンを用いて階調性や濃淡を表す。
したがって、境界線加工処理部113によって上述の交換処理が施されて形成された加工画像の画像データに対し、ガンマ補正処理部114がガンマ補正を行い、スクリーニング処理部115がスクリーン処理を施す。
その後、現像工程に移行するため、スクリーン処理部は、スクリーン処理後の画像データを印刷エンジン7に出力する。
そして、印刷エンジン7は、スクリーン処理部から出力された画像データに対する現像工程、転写工程、定着工程を経て印刷物の出力を得る。
以上のように、本発明の第一実施形態に係る複合機10によれば、版ずれ対策として、版ずれが生じうる境界(すなわち、版画像のオブジェクト同士によって形成される境界)を特定し、その境界に係るオブジェクトのエッジ画素の色値と、その境界を介して対向する画素の色値とを相互に入れ替えることで交換処理を行うようにしている。
また、この交換処理を、各版画像についてその境界に沿って配置される画素に対して交互に行うとともに、前記境界を有する各版画像における当該境界に沿って同じ位置に配置される画素に対して行うようにしている。
このため、版ずれによって生ずる白抜けや画素の重なりを目立たなくすることができるだけでなく、版ずれ対策として従来から行われてきたトラッピングによって生じていた境界を目立たなくすることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態の複合機10は、境界線加工処理部113における交換処理に特徴を有するものであり、この部分が前述の第一実施形態と異なる。
具体的には、境界線加工処理部113が、境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理については、第一実施形態とは同様だが、係る交換処理を、その境界に沿って配置される画素に対して交互に行うとともに、この境界を有する各版画像における当該境界に沿って異なる位置に配置される画素に対して行うことが第一実施形態とは異なる。
他の構成は、第一実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
以下、本実施形態の交換処理の例を図5及び図7を参照しながら説明する。
図7(a)〜(i)は、図5(a)〜(i)の合成画像に本実施形態の交換処理を施したものである。
例えば、図5(a)の場合、版画像1のエッジをなすx=2の列の画素のうち、y=1,3,5に配置される画素の色値と、このエッジの境界(ここではx=2の列とx=3の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する位置に配置された画素の色値とを入れ替える。
また、版画像2についても同様の処理を行う。つまり、版画像2のエッジをなすx=4の列の画素のうち、y=2,4,6に配置される画素(版画像1と異なる位置に配置される画素)の色値と、このエッジの境界(ここではx=4の列とx=3の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する画素の色値とを入れ替える。
これにより、図5(a)に示す画像は、図7(a)に示すようにモザイク状に加工され、この結果、白抜けを目立たなくすることができる。図5(b),(c)についても同様である(図7(b),(c)参照)。
また、図7(d)〜(f)に示すように、図5(d)〜(f)に示す画像については、画素の重なりを目立たなくすることができる。
なお、本実施形態も、第一実施形態と同様、版ずれ発生の有無を問わず一様に交換処理を行うこととしている。このため、仮に版ずれが起きなかった場合(図5(g)〜(i)参照)に交換処理を行うと一般にその視認性は著しく低下する。しかしながら、本実施形態によれば、図7(g)〜(i)に示すように、境界を必要以上に目立たないようにすることができる。
さらに、図6に比べ、画素の重なりや白抜け画素の連続発生を防ぐことができるため、視認性の向上により貢献することができる。
すなわち、本実施形態の境界線加工処理部113は、第一実施形態と異なる手段によって交換処理を行いながらも、第一実施形態と同等又はそれ以上の作用・効果を奏することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態に係る複合機10は、基本的な構成は前述の第一実施形態又は第二実施形態と同様だが、版画像の合成画像(チャート画像)の出力結果を測定して版ずれ量を求め、この版ずれ量に応じた画素間で色値の交換処理を行うところに特徴を有する。
図8に示すように、本実施形態に係る複合機10の制御部11は、第一実施形態や第二実施形態に係る複合機10の制御部11の構成(図3参照)と比べ、版ずれ量計測部120と抑制量演算部121とをさらに備える。
すなわち、版ずれ量計測部120が計測した版ずれ量にもとづいて、抑制量演算部121がその版ずれ量に応じた画素の幅(画素間の距離又は距離範囲)を決定し、これを境界線加工処理部113に通知することによって、現時点において予測しうる版ずれ量に対応した交換処理を行うものである。
他の構成は、前述の各実施形態と共通するため詳細な説明は省略する。
図9は、版ずれ量計測部の構成を示した機能ブロック図である。
図9に示すように、版ずれ量計測部120は、チャート描画部1201と、チャート計測部1202と、版ずれ量算出部1203とを備える。
ここでは、まず、チャート描画部1201が、版ずれ計測用チャートを描画し、チャート計測部1202がこれを計測し、版ずれ量算出部1203がこの計測値にもとづき版ずれ量を算出する。
例えば、チャート描画部1201は、図10に示すようなチャート画像を版画像ごとに感光体ドラム又は中間転写ベルト等に形成し、チャート計測部1202が、このチャート画像を読取センサー等によって計測し、版ずれ量算出部1203が、この計測値にもとづき版ずれ量を算出する。なお、同図は、ブラックの版画像とマゼンタの版画像との相互の版ずれ量を計測するためのチャート画像であり、例えば、ノギスの計測方法のように、目盛りの一致箇所を読み取ることによってそのずれ量を計測することができる。
また、版ずれ量は、このようなチャート画像を印刷用紙等に出力したものを目視で計測することによって求めることもできる。
版ずれ量計測部120は、この様なチャート画像を各版画像の組み合わせに応じて出力し、その出力されたチャート画像にもとづいて版画像同士の相対的な版ずれ量をすべて算出する。
版ずれ量計測部120は、求めた版ずれ量を抑制量演算部121に出力する。
図11は、抑制量演算部の構成を示した機能ブロック図である。
図11に示すように、抑制量演算部121は、版ずれ計測値保持部1211と妨害度予測部1212と抑制量算出部1213とを備える。
版ずれ計測値保持部1211は、版ずれ量計測部120から入力した版ずれ量をメモリ等の記憶手段に保持する。
妨害度予測部1212は、版ずれ計測値保持部1211によって保持されている版ずれ量にもとづき妨害度の予測を行う。「妨害度」とは、版ずれの程度によっては交換処理を行う必要が無い場合もあるため、その実行/非実行を判定するための基準とするものである。
具体的には、版ずれ量が所定の基準値に満たないような画素は妨害度が低いと判断して交換処理の対象から除外することができる。
ここで、抑制量算出部1213は、版ずれ量が基準値を超過した場合、版ずれ量計測部120から受け取った版ずれ量にもとづいて抑制量の算出を行う。
抑制量とは、版ずれの大きさに応じて決定される交換処理の幅(以下、トラップ幅と称する)のことであり、本実施形態の場合、版ずれが小さいと判断した場合にはトラップ幅を±1画素とし、版ずれが大きいと判断した場合にはトラップ幅を±2画素とする。
このため、抑制量算出部1213は、求めた抑制量(±1画素又は±2画素)を境界線加工処理部113に出力する。
そして、境界線加工処理部113は、抑制量演算部121から出力された抑制量にもとづいて交換処理を行う。
以下、本実施形態の交換処理の例を図5及び図12を参照しながら説明する。
図12(c)は、図5(c)の合成画像に本実施形態の交換処理を施したものである。
なお、抑制量算出部1213は、図5(c)に示す版画像1と版画像2との相互の版ずれによる抑制量を±2画素と算出したものとする。
本実施形態において、±2画素の交換処理を行う場合は、境界から±1画素に配置される画素に対する交換処理と、境界から±2画素に配置される画素に対する交換処理とを、境界の長手方向にそって交互に行う。
例えば、図5(c)の場合、版画像1のエッジをなすx=2の列の画素のうち、y=2,4,6に配置される画素の色値については、このエッジの境界(ここではx=2の列とx=3の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する画素(つまり±1画素)の色値と入れ替える。また、版画像1のエッジに接するx=1の列の画素のうち、y=1,3,5に配置される画素の色値については、前記エッジの境界を跨いで対向する画素(つまり±2画素)の色値と入れ替える。
他方、版画像2のエッジをなすx=5の列の画素のうち、y=2,4,6に配置される画素の色値については、このエッジの境界(ここではx=4の列とx=5の列との間のボーダーラインが該当する)を跨いで対向する画素(つまり、±1画素)の色値と入れ替える。また、版画像2のエッジに接するx=6の列の画素のうち、y=1,3,5に配置される画素の色値については、前記エッジの境界を跨いで対向する画素(つまり±2画素)の色値と入れ替える。
これにより、図5(c)に示す画像は、図12(a)に示すようにモザイク状に加工され、この結果、2画素分の白抜けを効果的に目立たなくすることができる。これは、前述の各実施形態と比較しても明確である。例えば、第一実施形態に係る図6(c)に比べ連続する白抜け画素が無く、また、第二実施形態に係る図7(c)に比べ白抜け画素が分散しているため、視認性をより向上させることができる。
同様にして、図5(f)に示す画像は、図12(b)に示すようにモザイク状に加工され、この結果、2画素分の画素の重なりを目立たなくすることができる。
なお、図5(a),(b)及び図5(d)〜(e)については、抑制量算出部1213は、版画像1と版画像2との相互の版ずれによる抑制量を±1画素と算出する。
したがって、これらの図の画像に対しては、第一実施形態又は第二実施形態と同様の交換処理が施される(図6、7参照)。
また、図5(g)〜(i)については、版ずれが発生しておらず、抑制量算出部1213は、版画像1と版画像2との相互の版ずれによる抑制量を0画素と算出する。したがってこの場合、交換処理は行われない。
このように、本実施形態の境界線加工処理部113は、前述の実施形態と異なる手段によって交換処理を行いながらも、前述の実施形態と同等又はそれ以上の作用・効果を奏することができる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態に係る複合機10は、基本的な構成は前述の各実施形態と同様だが、所定の乱数を用いて交換処理の実行制御を行うところに特徴を有する。
図13に示すように、本実施形態に係る複合機10の制御部11は、第一実施形態や第二実施形態の複合機10に係る制御部11の構成(図3参照)と異なり、補助判定部130Aをさらに備える。
補助判定部130Aは、図14に示すように、乱数発生部1301とエッジ処理要否判定部1302とを備える。
乱数発生部1301は、0〜1の範囲に一様に分布するように作られた疑似乱数表を参照するなど、既知の疑似乱数発生アルゴリズム(乱数発生手段)を用いて乱数を発生する。
具体的には、乱数発生部1301は、全版画像において交換処理を行う対象の画素に対し、一の疑似乱数発生アルゴリズムを用いて乱数を発生させる。
エッジ処理要否判定部1302は、乱数発生部1301を介して得た乱数にもとづいて、交換処理を行うか否かを対象画素毎に判定する。
例えば、乱数発生部1301が発生させた乱数の値が0.0以上0.5未満である場合、エッジ処理要否判定部1302は交換処理を行うと判定し、乱数の値が0.5以上1.0未満である場合、エッジ処理部判定部1302は交換処理を行わないと判定する。
エッジ処理要否判定部1302は、上記判定結果を識別しうる判定信号を境界線加工処理部113に出力する。
境界線加工処理部113は、エッジ処理要否判定部1302から入力した判定信号に応じ、対象の画素について交換処理を行う。
すなわち、境界線加工処理部113は、交換処理を行う旨の判定信号を受信した場合のみ交換処理を行う。また、交換処理を行わない旨の判定信号を受信した場合に交換処理を行わないようにしてもよい。
他の構成は、前述の各実施形態と共通するため詳細な説明は省略する。
以下、本実施形態の交換処理の例を図5及び図15を参照しながら説明する。
図15は、図5の合成画像に本実施形態の交換処理を施したものである。
例えば、図5(a)の画像において、乱数発生部1301は、一の乱数表を用いて版画像1のx=2の列の画素及び版画像2のx=4の列の画素に関し、y=1,2,3,4,5,6,・・・の順に乱数を割り当てる処理を行う。その結果、y=1,3,6、9,10について0.0以上0.5未満の値が割り当てられたものとする。
このため、エッジ処理要否判定部1302は、版画像1のエッジ画素(x=2)のy=1,3,6、9,10の画素について交換処理を行い、版画像2のエッジ画素(x=4)のy=1,3,6、9,10の画素について交換処理を行う旨の判定信号を境界線加工処理部113に出力する。
この結果、図15aに示すように、境界部分においてランダムに色拡張処理が施された画像が形成される。
図15b〜iは、図5(b)〜(i)について同様の交換処理を行った結果を示した図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る交換処理によっても、境界付近に発生する白抜けや画素の重なりを目立たなくすることができる。
<第五実施形態>
次に、本発明の第五実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態に係る複合機10は、ほぼ第四実施形態と同様だが、同実施形態においては一の乱数をすべての版画像について共用するのに対し、本実施形態においては、版画像ごとにそれぞれ個別の独立した乱数を用いて交換処理を行う画素か否かを決定し、この決定にもとづいて交換処理を行うところに特徴を有する。
具体的には、マゼンタに対応した乱数発生アルゴリズムと、シアンに対応した乱数発生アルゴリズムと、イエローに対応した乱数発生アルゴリズムと、ブラックに対応した乱数発生アルゴリズムとをそれぞれ別々に所有し、各版画像においては、それぞれの乱数発生アルゴリズムによって発生された乱数にもとづいて交換処理を行うか否かを判定する。
なお、制御部11の構成は、第四実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
図16は、図5の合成画像に本実施形態の交換処理を施したものである。
例えば、図5(a)に示すように、乱数発生部1301が、Aの乱数表を用いて版画像1のx=2の列の画素に関し、y=1,2,3,4,5,6,・・・の順に乱数を割り当てる処理を行う。他方、乱数発生部1301が、Bの乱数表を用いて版画像2のx=4の列の画像に関し、同様に乱数を割り当てる処理を行う。その結果、版画像1のy=1,3,4、7,10,11について0.0以上0.5未満の値が割り当てられ、版画像2については、y=1,2、6,9,10について0.0以上0.5未満の値が割り当てられたものとする。
このため、エッジ処理要否判定部1302は、版画像1のエッジ画素(x=2)のy=1,3,4、7,10,11の画素について交換処理を行い、版画像2のエッジ画素(x=4)のy=1,2,6,9,10の画素について交換処理を行う旨の判定信号を境界線加工処理部113に出力する。
この結果、図16aに示すように、境界部分においてランダムに色拡張処理が施された画像が形成される。
図16b〜iは、図5(b)〜(i)について同様の方法で交換処理を行った結果を示した図である。
このように、本実施形態に係る交換処理によっても、境界付近に発生する白抜けや画素の重なりを目立たなくすることができる。
なお、乱数を独立して使用しているため、第四実施形態と比較しても、画素の重なりの発生をより抑えることができ、境界をより自然に目立たなくすることができる。
<第六施形態>
次に、本発明の第六実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態の複合機10は、図17に示すように、制御部11の構成は前述の第五実施形態とほぼ同様である(図13参照)。
ただし、本実施形態の複合機10は、境界を形成する画素の濃度差が小さいため、版ずれを起こしたとしても視認性を低下させる程ではないと判断できる画素については交換処理の対象から除外する点において特徴を有する。
つまり、効果の小さい交換処理についてはこれを除外することによって画像処理の円滑化を図るものである。
図18は、境界抽出処理部の構成を示した機能ブロック図である。
図4と比較すると判るように、本実施形態の境界抽出処理部112は、エッジ部濃度差情報計測部1124をさらに備える。
エッジ部濃度差情報計測部1124は、立ち上がりエッジ検出部1121又は立ち下がりエッジ検出部1122によって検出された立ち上がりエッジ部及び立ち下がりエッジ部における画素の濃度差を計測する。
エッジ部濃度差情報計測部1124は、計測したエッジ部の画素の濃度差情報を補助判定部130Bに出力する。
他の構成は図4と同様である。したがって、他の構成についての詳細な説明は省略する。
図19は、補助判定部の構成を示した機能ブロック図である。
図14と比較すると判るように、本実施形態の補助判定部130Bは、エッジ部濃度差情報保持部1303と妨害度予測部1304をさらに備える。
他の構成は図14と同様である。したがって、他の構成についての詳細な説明は省略する。
エッジ部濃度差情報保持部1303は、エッジ部濃度差情報計測部1124から入力したエッジ部の画素の濃度差情報をメモリ等の記憶手段に保持する一方で、例えば、色値を変化させたカラーパッチの濃度計測値を保持し、これらのカラーパッチ同士を重ねた場合に一定の視認性が確保できる合成画像の組み合わせとその場合の濃度差の範囲を特定して予め保持しておく。また、各カラーパッチと紙白との組み合わせにおいても一定の視認性が確保できる組み合わせとその場合の濃度差の範囲を特定して予め保持しておく。
したがって、境界線加工処理部113は、実際の画像処理時の濃度差が、このエッジ部濃度差情報保持部1124に保持されている濃度差の範囲に含まれる画素に対しては交換処理を行わないようにすることで、無用な処理を省きことができる。
なお、本実施形態においては、後述するように、乱数と関連づけて交換処理の実行判定を行うこととしている。
妨害度予測部1304は、エッジ部濃度差情報保持部1303によって保持されているエッジ部の画素の濃度差情報にもとづきその画素に対して交換処理を行うか否かを判断するための「妨害度補正係数」を求める。
妨害度補正係数は、0から1の間で定義される係数とする。例えば、画像データが8bitで0〜255の値をとるのであれば、濃度差を255で割った値を用いるとよい。
例えば、最大版ずれ時を想定して意図的に版ずれを予め起こしてこれを計測した値と版ずれが起きていない時の計測値との差異「仮想最大色差」を求めておき、起こりうる版ずれが起きたと仮定したときの色度差を予測して、版ずれが起きていないときの色との色変化「色差」を「仮想最大色差」で割ることにより妨害度補正係数を算出する。
妨害度予測部1304は、求めた妨害度補正係数をエッジ処理要否判定部1302に出力する。
エッジ処理要否判定部1302は、乱数と妨害度補正係数とにもとづいて、交換処理を行うか否かを対象画素ごとに判定する。
具体的には、妨害度予測部1304から入力した妨害度補正係数と、乱数発生部1301によって求めた乱数とを乗ずることによって乗算値を求める。
そして、例えば、この乗算値が0.0以上0.5未満である場合、エッジ処理要否判定部1302は、その画素について交換処理を行うと判定し、乗算値が0.5以上1.0未満である場合、エッジ処理部判定部1302は、その画素について交換処理を行わないと判定する。
エッジ処理要否判定部1302は、上記判定結果を識別しうる判定信号を境界線加工処理部113に出力する。
境界線加工処理部113は、エッジ処理要否判定部1302から入力した判定信号に応じ、対象の画素について交換処理を行う。
すなわち、境界線加工処理部113は、交換処理を行う旨の判定信号を受信した場合のみ交換処理を行う。また、交換処理を行わない旨の判定信号を受信した場合に交換処理を行わないようにしてもよい。
このように、本実施形態の複合機10によれば、前述の実施形態と異なる手段によって交換処理を行いながらも、前述の実施形態と同等又はそれ以上の作用・効果を奏することができる。
例えば、乱数だけで交換処理の要否判定を行う第四実施形態や第五実施形態に比べ、色差をその判定要素に加えているため、交換処理の効果が小さいケースを排除して、効率よく画像処理を行うことができる。
<第七実施形態>
次に、本発明の第七実施形態に係る複合機について説明する。
本実施形態に係る複合機10は、前述の第六実施形態とほぼ同様の構成である。具体的には、対象画素の濃度差と乱数を用いて交換処理の対象か否かを判定する点については、第六実施形態と同様であるが、本実施形態ではさらに版ずれ量を判定要素として付加している点において特徴を有する。
図20は、本実施形態に係る補助判定部の構成を示した機能ブロック図である。
図19と比較すると判るように、本実施形態の補助判定部130Cは、版ずれ計測値保持部1305をさらに備える。
他の構成は、図14と同様である。したがって、他の構成についての詳細な説明は省略する。
版ずれ計測値保持部1305は、図示しない版ずれ量計測部120から入力した版ずれ量をメモリ等の記憶手段に保持する。
例えば、前述の第三実施形態において説明したように、図10に示すようなチャート画像を版画像ごとに感光体ドラム又は中間転写ベルト等に形成し、このチャート画像を読取センサー等によって計測し、この計測値にもとづき算出した版ずれ量を予め保持する。
そして、妨害度予測部1304は、エッジ部濃度差情報保持部1303に保持されている濃度差情報と、版ずれ計測値保持部1305に保持されている版ずれ量にもとづいて妨害度補正係数を求める。
妨害度補正係数は、画像データが8bitで0〜255の値をとるのであれば、求めた濃度差を255で割ることによって濃度差についての第一係数を求め、版ずれ量についても取り得る最大値で割ることによって版ずれ量についての第二係数を求める。
例えば、最大版ずれ時を想定して意図的に版ずれを予め起こしてこれを計測した値と版ずれが起きていない時の計測値との「仮想最大色差」を求めておき、起こりうる版ずれが起きたと仮定したときの色度差を予測して、版ずれが起きていないときの「色差」を「仮想最大色差」で割ることにより第一係数を算出する。
また、最大版ずれ時を想定して意図的に版ずれを予め起こしてこれを計測した値と版ずれが起きていない時の計測値との「仮想最大版ずれ量」を求めておき、起こりうる版ずれが起きたと仮定したときの版ずれ量を予測して、版ずれが起きていないときの版ずれ量を「仮想最大版ずれ量」で割ることにより第二係数を算出する。
妨害度予測部1304は、妨害度補正係数に係る第一係数と第二係数をエッジ処理要否判定部1302に出力する。
エッジ処理要否判定部1302は、乱数と妨害度補正係数とにもとづいて、交換処理を行うか否かを対象画素ごとに判定する。
具体的には、妨害度予測部1304から入力した第一係数と第二係数と、乱数発生部1301によって求めた乱数とを乗ずることによって乗算値を求める。
そして、例えば、この乗算値が0.0以上0.5未満である場合、エッジ処理要否判定部1302は、その画素について交換処理を行うと判定し、乗算値が0.5以上1.0未満である場合、エッジ処理部判定部1302は、その画素について交換処理を行わないと判定する。
エッジ処理要否判定部1302は、上記判定結果を識別しうる判定信号を境界線加工処理部113に出力する。
境界線加工処理部113は、エッジ処理要否判定部1302から入力した判定信号に応じ、対象の画素について交換処理を行う。
すなわち、境界線加工処理部113は、交換処理を行う旨の判定信号を受信した場合のみ交換処理を行う。また、交換処理を行わない旨の判定信号を受信した場合に交換処理を行わないようにしてもよい。
このように、本実施形態の複合機10によれば、前述の実施形態と異なる手段によって交換処理を行いながらも、前述の実施形態と同等又はそれ以上の作用・効果を奏することができる。
例えば、乱数と色差を用いて交換処理の要否判定を行う第六実施形態に比べ、版ずれ量をその判定要素に加えているため、交換処理の効果が小さいケースをさらに除外して、より効率よく画像処理を行うことができる。
以上のように、本発明の画像形成装置又は画像形成方法によれば、従来のように、交換処理自体によって引き起こされる視認性の低下を効果的に防ぐことができる。
具体的には、境界に沿って適度な間隔をもって交換処理を施すことにより、版ずれが生じている場合には白抜けや画素の重なりを目立たないように画像処理を施すことができるだけでなく、版ずれが生じていない場合であっても、必要以上に境界を目立たせることがないようにしている。
また、現状の版ずれ量を計測することにより、交換処理の要否や方法を制御するようにしている。
さらに、交換処理を境界の長手方向に対してランダムに行うことにより、境界部の画像をより自然に表現することができる。
加えて、交換処理の必要性がない濃度差に該当する対象画素に対しては、交換処理の実行を制限するように構成することで、画像処理全体の円滑化を実現することができる。
以上、本発明の画像形成装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかる画像形成装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態をそれぞれ組み合わせることによって、それぞれの作用・効果を複数又は相乗的に奏する複合機を実現することができる。
本発明は、カラー原稿に対する複写処理又は印刷処理が可能な複写機、印刷装置又はこれらの機能を備えた複合機に好適に利用することができる。
10 複合機(画像形成装置)
11 制御部
111 分版処理部
112 境界抽出処理部
113 境界線加工処理部
120 版ずれ量計測部
121 抑制量演算部
130 補助判定部
1301 乱数発生部
1302 エッジ処理要否判定部
1303 エッジ部濃度差情報保持部
1304 妨害度予測部
1305 版ずれ計測値保持部
20 パーソナルコンピューター

Claims (13)

  1. 入力画像を所定の色ごとに分けて各色の版画像を形成する分版処理部と、
    一の版画像に含まれるオブジェクトと他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を抽出する境界抽出処理部と、
    前記境界を有する版画像において当該境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理を行う境界線加工処理部と、
    前記交換処理が行われた版画像を合成して出力する合成出力部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記境界線加工処理部は、
    前記交換処理を、前記境界を有する各版画像における当該境界に沿って同じ位置に配置される画素に対して行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記境界線加工処理部は、
    前記交換処理を、前記境界を有する各版画像における当該境界に沿って異なる位置に配置される画素に対して行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記交換処理の対象画素に対し、所定の乱数発生手段によって発生される一意の値を割り当てる乱数発生部を備え、
    前記境界線加工処理部は、
    前記乱数発生部によって割り当てられた値に応じ前記対象画素に対する前記交換処理の実行制御を行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記合成出力部により出力された画像を計測して版画像ごとのずれ量を計測する版ずれ量計測部を備え、
    前記境界線加工処理部は、
    計測した前記ずれ量に応じ前記交換処理の実行制御を行う
    請求項1〜4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. 前記版ずれ量計測部が計測した前記ずれ量にもとづき、前記交換処理を行う距離範囲を求める抑制量演算部を備え、
    前記境界線加工処理部は、
    前記交換処理を、前記境界を介して対向する画素であって、前記境界から前記距離範囲内に対向して配置される画素に対して行う
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記抑制量演算部は、前記距離範囲に含まれる二以上の距離数を特定し、
    前記境界線加工処理部は、
    前記境界から一の距離数を介して対向して配置される画素に対して行う前記交換処理と、前記境界から他の距離数を介して対向して配置される画素に対して行う前記交換処理とを、前記境界に沿って行う
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 版画像に係る色値と所定の色値との色差にもとづき特定される色差の範囲を保持する色差情報保持部とを備え、
    前記境界線加工処理部は、
    各版画像における前記交換処理の対象画素の色値と所定の色値との色差が前記色差の範囲に含まれるか否かによって前記対象画素に対する前記交換処理の実行制御を行う
    請求項1〜5のいずれか一項記載の画像形成装置。
  9. 前記色差情報保持部は、
    一の版画像に係る色値と他の版画像に係る色値との色差にもとづいて前記色差の範囲を保持し、
    前記境界線加工処理部は、
    前記境界を有する一の版画像における前記交換処理の対象画素の色値と当該境界を有する他の版画像における前記交換処理の対象画素の色値との差が前記色差の範囲に含まれるか否かによって前記交換処理の実行制御を行う
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記乱数発生部は、一の乱数発生手段を備え、前記境界を有する各版画像の前記交換処理の対象画素に対し、前記一の乱数発生手段によって発生される一意の値を割り当てる
    請求項4記載の画像形成装置。
  11. 前記乱数発生部は、各版画像に対応した個々の乱数発生手段を備え、前記境界を有する各版画像の前記交換処理の対象画素に対し、その版画像に対応した乱数発生手段によって発生される一意の値を割り当てる
    請求項4記載の画像形成装置。
  12. 前記交換処理を、前記境界に沿って配置される画素に対して交互に行う
    請求項2、3、6又は7記載の画像形成装置。
  13. 入力画像を所定の色ごとに分けて各色の版画像を形成するステップと、
    一の版画像に含まれるオブジェクトと他の版画像に含まれるオブジェクトとの境界を抽出するステップと、
    前記境界を有する版画像において当該境界を介して対向する画素の色値を入れ替える交換処理を行うステップと、
    前記交換処理が行われた版画像を合成して出力するステップとを有する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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