JP7469205B2 - 遊技会員管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技会員管理システムに関する。
従来、遊技場においては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、会員登録した遊技者に対して各種のサービスを提供することにより、遊技者の囲い込みを行う努力がなされている。特許文献1には、会員登録の手続きとして遊技者の生体情報を取得し、その生体情報を遊技者の認証情報として利用することが記載されている。
特開2007-222504号公報
しかしながら、上記従来の遊技場用のシステムでは、遊技者が各遊技場に出向いて会員登録の手続を各々行う必要があるため、複数の遊技場で会員登録を望む遊技者にとって、その手続きが非常に面倒であるという問題がある。また、遊技場側においても、会員登録を望む遊技者一人一人に応対して所定の手続きを求める必要があり、遊技場側の負担も小さくないという問題もある。
本案は上記事情に鑑み、遊技者及び遊技場の双方における会員登録・会員管理に関する負担を軽減することにより、会員の増加を促進して遊技業界の発展に寄与することが可能な遊技会員管理システムを提供するものである。
本発明の遊技会員管理システムは、遊技者の識別情報および属性情報を入力するための入力手段を備えた携帯端末装置と、会員情報登録手段および遊技場別会員情報登録手段を備えたサーバ装置と、遊技場内の遊技機に付設され、遊技者の識別情報を取得することが可能な遊技用装置と、遊技場内に設けられ、遊技場別会員情報を記憶管理する遊技場管理装置と、を含むシステムである。
サーバ装置は、遊技用装置が取得した識別情報が会員情報登録手段に登録済みの識別情報の中には存在する一方、遊技場別会員情報登録手段に登録済みの識別情報の中には存在しないと判定した場合、この識別情報を含む会員情報を新規の遊技場別会員情報として登録する。
本発明の遊技会員管理システムでは、遊技者は、携帯端末装置を用いて会員情報を事前にサーバ装置ヘ登録しておくことにより、遊技者の識別情報に基づく認証を行うことで各遊技場において会員登録の手続きを完了でき、非常に便利である。また遊技場側も、会員登録を希望する遊技者一人一人に対して面倒な手続を要求することなく新規会員を獲得することが可能となり、会員登録に要する負担を大幅に抑制できる。
このように本発明の遊技会員管理システムは、遊技者及び遊技場の双方における会員登録・会員管理に関する負担を軽減でき、会員の増加を促進して遊技業界の発展に寄与し得る有用なシステムである。
遊技会員管理システムの構成を示すシステム図。 携帯端末の斜視図。 携帯端末による属性情報入力画面の説明図。 携帯端末による属性情報入力画面(仮会員登録済み時)の説明図。 携帯端末による虹彩情報登録画面の説明図。 遊技機と計数貸出ユニットとの組み合わせを示す正面図。 計数貸出ユニットの電気的構成を示すブロック図。 計数貸出ユニットによる初期画面の説明図。 計数貸出ユニットによる会員用画面の説明図。 管理サーバ装置が管理する会員リストの説明図。 管理サーバ装置が管理する遊技場別会員リストの説明図。 管理サーバ装置が記憶する仮会員リストの説明図。 遊技場管理装置が管理する自店会員リストの説明図。 遊技場管理装置が管理する会員遊技履歴データの説明図。 遊技場管理装置が管理する当日会員リストの説明図。 会員登録の流れを示すフロー図。 仮会員登録~本会員登録の流れを示すフロー図。 自店会員リスト登録済みの場合の遊技開始の流れを示すフロー図。 管理サーバ装置にて未登録時の遊技開始の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、遊技機3が複数設置された遊技場の会員を管理するための遊技会員管理システム1に関する例である。以下、図1~図19を参照して遊技会員管理システム1の内容を説明する。
図1の遊技会員管理システム1は、遊技場の場内システム3と、場外に設置されたサーバ装置10(以下、管理サーバ装置10という。)と、遊技者が所持する携帯端末装置15(以下、携帯端末15という。)と、の組合せにより構成されたシステムである。
遊技会員管理システム1では、公衆通信回線の一例であるインターネットを介して複数の遊技場の場内システム3と、管理サーバ装置10と、が通信可能に接続されている。携帯端末15は、インターネットを介して管理サーバ装置10と接続される。
遊技会員管理システム1では、インターネット経由にて、携帯端末15向けのアプリケーションプログラムである会員管理アプリをダウンロードできる。遊技者は、会員管理アプリを利用して会員情報を事前に送信でき、管理サーバ装置10での会員登録(会員情報の登録)を済ませることができる。管理サーバ装置10に会員情報が登録されていれば、各遊技場への会員登録を面倒な手続なしで簡単に実施できる。なお、以下の説明では、管理サーバ装置10にて登録された会員をアプリ会員といい、各遊技場に登録された会員をホール会員という。
遊技場では、図1のごとく、パチンコ遊技機31(以下、単に遊技機31という。)に対して、計数貸出ユニット2や遊技情報表示装置321等が個別に設置されている。計数貸出ユニット2は、玉やポイント等の遊技価値の付与機能や計数機能を備える遊技用装置の一例である。遊技情報表示装置321は、従業員を呼び出す機能のほか、対応する遊技機31に関する各種の遊技情報を表示可能な台ランプである。
計数貸出ユニット2は、対応する遊技機31と隣り合う他の遊技機31との間の隙間のスペースに設置されている。パチンコ遊技機の場合、対応する遊技機31の左側に計数貸出ユニット2が配置される。遊技情報表示装置321は遊技機31の上方に設置される。なお、遊技場には、パチンコ遊技機31以外にスロットマシンなども設置されている。スロットマシンの場合は、対応する遊技機の右側に計数貸出ユニットが設置される。
遊技場内の通路に面して遊技機31が配列された遊技機島では、2台の遊技機31毎に1台ずつ中継装置323が設置されていると共に、島装置325が1台ずつ設置されている。遊技機島の島端等には、入金残高を払い戻す精算機37が設置されている。
遊技場内には、遊技場の管理者等が詰める管理スペースや、遊技者が獲得した遊技価値を景品に交換するための景品カウンタ等が設けられている。管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための遊技場管理装置33が設置されている。景品カウンタには、獲得価値の一例をなす持玉を景品に交換するための景品交換端末35が設置されている。
遊技場では、遊技場管理装置33が通信可能に接続された有線LAN等の場内ネットワーク300が構築されている。遊技機31に対応して個別に設置された遊技情報表示装置321及び計数貸出ユニット2は、中継装置323を介して場内ネットワーク300に接続されている。場内ネットワーク300を利用する遊技会員管理システム1では、計数貸出ユニット2などの遊技機31の周辺装置と、遊技場管理装置33と、の間の各種の通信が、中継装置323を介して実現されている。
以下、本例の遊技会員管理システム1を構成する携帯端末15、計数貸出ユニット2、景品交換端末35、精算機37、遊技場管理装置33、管理サーバ装置10、について説明する。
(携帯端末)
携帯端末15は、遊技者が所持し、遊技者の識別情報及び少なくとも氏名を含む属性情報を入力するための入力手段を備えた携帯端末装置の一例である。携帯端末15は、例えば、いわゆるスマートフォンなどの多機能型携帯電話である。
携帯端末15(図2)は、平板状の外形状を有している。携帯端末15のおもて面の大部分は、タッチパネルディスプレイの表示画面150によって占有されている。携帯端末15のおもて面のうち、表示画面150の上側の隙間には、使用者を撮影可能なカメラ(インカメラ)151や、音声通話用のスピーカー153等、が配置されている。また、携帯端末15の下側面には、音声通話用のマイク155等が配設されている。
携帯端末15は、CPU(Central Processing Unit)やROM・RAMなどのメモリチップなどの各種の電子部品が実装された電子基板(図示略)を有し、各種のソフトウェアプログラムをCPUが処理することで各種の機能を実現する。携帯端末15は、公衆無線通信ネットワークや無線LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続するための通信機能を備えている。携帯端末15によれば、公衆無線通信ネットワークや遊技場内の無線LANなどを経由し、インターネットなどの情報通信網に接続可能である。
携帯端末15の表示画面150は、指先等によるタッチ操作が可能なタッチパネルディスプレイによる画面である。表示画面150は、遊技者の属性情報を入力するための入力手段としての機能を実現している。この入力手段としての表示画面150は、図3あるいは図4の属性情報入力画面を表示する。属性情報入力画面は、氏名、年齢、性別、住所、電話番号などの遊技者の属性情報を入力可能な画面である。属性情報入力画面上では、タッチ操作による項目の選択や文字の入力等により、遊技者の属性情報を入力できる。属性情報入力画面の最下部には、完了ボタン150Eが配置されている。完了ボタン150Eをタッチ操作すれば、属性情報入力画面に入力した属性情報を確定できる。
なお、図3及び図4は、いずれも、携帯端末15が表示する属性情報入力画面の例示であるが、全くの未登録であるか、遊技場での仮会員登録済であるか、に応じていずれか一方が選択的に表示される。図3は、全くの未登録の場合の属性情報入力画面の例示である。図4は、遊技場での仮会員登録が済んでいる場合の属性情報入力画面の例示である。図4の属性情報入力画面は、例えば「Aホールで仮会員登録済みです。」の表示のごとく、いずれかの遊技場で仮会員登録済みである旨を表す表示欄150Aが追加されている点で、図3の属性情報入力画面とは相違している。
さらに、表示画面150は、カメラ151との組み合わせにより、遊技者の識別情報である虹彩情報を入力するための入力手段としての機能を実現する。虹彩情報の入力手段としての表示画面150は、図5に例示する虹彩情報登録画面を表示する。虹彩情報登録画面では、遊技者の瞳を撮像するための2か所1組の円形状のエリア150Rが配置されている。2カ所1組のエリア150Rでは、カメラ151による撮影画像のうちの対応領域が明るく表示され、エリア150Rの外側のエリアでは、残りの領域がシャドー表示される。携帯端末15は、図5に例示するように2か所1組のエリア150R内で左右の瞳を撮影できたとき、瞳の虹彩模様の特徴量を表す虹彩情報を取得する。
携帯端末15は、遊技者の虹彩情報や属性情報を管理サーバ装置10に送信する送信手段としての機能を有している。送信手段としての携帯端末15は、表示画面150上で入力された識別情報や属性情報を、その遊技者の会員情報として管理サーバ装置10に送信する。
(計数貸出ユニット)
計数貸出ユニット2は、図6のごとく、遊技場内の遊技機31に付設され、遊技者の識別情報を取得することが可能な遊技用装置の一例である。計数貸出ユニット2は、遊技に必要な遊技価値を付与する付与処理や、遊技者が獲得した遊技価値を計数する計数処理等を実行する。
遊技場では、計数貸出ユニット2から遊技価値の付与を受けて、対応する遊技機31での遊技が可能となる。パチンコ遊技機に対応する計数貸出ユニット2は、遊技価値である玉を払い出す。スロットマシンに対応する計数貸出ユニット2は、遊技価値であるメダルを払い出す。
図6では、計数貸出ユニット2に対応する遊技機31として、入賞に応じて玉を払い出す払出式のパチンコ遊技機を例示している。パチンコ遊技機は、入賞口や役物が配置された遊技領域310に向けて遊技価値である玉を打ち込んで遊技が行われる遊技機である。このパチンコ遊技機では、操作ハンドル318の操作により上皿313に貯留された玉を1個ずつ発射できる。
玉が入賞口へ入賞すれば、遊技領域310の下方に設けられた上皿313に玉の払出を受けることができる。パチンコ遊技機31では、上皿313からの回収玉や、上皿313が満杯のときの払出玉を流入させるための下皿317が設けられている。遊技機31での遊技を終了する際は、獲得玉を下皿317から回収でき、計数貸出ユニット2に計数させることが可能である。
遊技機31は、遊技の進行状況を反映する遊技信号を出力する。遊技信号には、例えば、玉の消費を表すアウト信号、入賞に応じた玉の払出を表すセーフ信号、大当たり状態の発生を表す大当たり信号等がある。遊技信号は、対応する中継装置323にて遊技機31の識別情報を表す台番が対応付けられた上で、遊技場管理装置33に送信される。
計数貸出ユニット2は、隣り合う遊技機31との間の隙間のスペースに配設され、その前面パネルが通路側に面している。計数貸出ユニット2の前面パネルには、図6のごとく、状態表示部21、紙幣投入口22、虹彩取得部27、タッチパネルディスプレイ23、払出ボタン24、NFC読取面260等が設けられている。さらに、計数貸出ユニット2の前面には、玉を払い出す払出ノズル252、計数玉を回収するための計数ダクト254が回動可能に取り付けられている。
払出ノズル252は、玉を遊技機31の上皿313に払い出すためのノズルである。
計数ダクト254は、遊技機31の下皿317から流下する玉を受けて、後述の計数部255(図7)に供給するためのダクトである。
払出ノズル252及び計数ダクト254は、遊技機31の前面を開放して行われるメンテナンス作業の邪魔にならないよう、回動可能に構成されている。
状態表示部21は、装置エラー等の作動状態を表示するほか、対応する遊技機31が空台であるか否かを報知するための表示部である。
紙幣投入口22は、貸玉の対価となる紙幣を投入する挿入口である。
払出ボタン24は、遊技者が獲得した遊技価値である持玉(所有価値)を元にして、遊技に必要な玉の付与を受けるための操作ボタンである。
虹彩取得部27は、遊技者の識別情報を取得する識別情報取得手段としての機能を有する。虹彩取得部27は、遊技機31の前に着席した遊技者を撮影するカメラを含み、カメラによる撮影画像に画像処理を施すことで生体情報である虹彩情報を取得する。本例の構成では、遊技者の識別情報の一例として虹彩情報を採用している。
NFC読取面260は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)によりICカード199の記録情報を読み書きするための読取面である。NFC機能を備える緊急用のICカード199(図7)を利用可能にすれば、遊技場管理装置33との通信障害が発生した場合等であっても、その時点の入金残高、持玉数、貯玉数等の情報の読出しが可能となり、入金残高の精算や、持玉による景品交換等が可能になる。なお、ICカード199に代えて、NFC機能を備える携帯端末15を緊急用に利用可能としても良い。
タッチパネルディスプレイ23は、遊技者が指先等で表示画面230に触れて操作するタッチ操作が可能な表示パネルである。タッチパネルディスプレイ23は、持玉や残高(プリペイド残高)等を表示するほか、遊技者の入力操作を受け付ける各種の操作画面を表示する。
なお、計数貸出ユニット2を操作するための操作ボタンとして、貸出ボタン314と返却ボタン315とが遊技機31側に設けられている。これらの操作ボタンは、遊技機31が備える上皿313の縁部に設けられている。
貸出ボタン314は、入金残高のうちの一定額を対価として、貸玉の払出を受けるための操作ボタンである。
返却ボタン315は、入金残高や持玉が残っている状態で遊技を終了等するときに操作するための操作ボタンである。この返却ボタン315の押下げ操作により、持玉や入金残高が遊技場管理装置33に送信され、遊技者の識別情報の一例である虹彩情報を対応付けた状態で記憶される。
計数貸出ユニット2は、図7のごとく、CPUや、ROM・RAM等のメモリ素子や、I/Oなどを備える制御部20を中心として電気的に構成されている。制御部20に対しては、上記の構成のほか、紙幣の受付処理を実行する紙幣処理部221、タッチパネルディスプレイ23を構成するタッチパネル231及び液晶表示部232、ICカード199の記録情報を読み書きするNFCリーダライタ26、対応する遊技機31及び中継装置323との間の通信ポートをなすI/F部29、払出ノズル252から玉を払い出す払出部251、計数ダクト254に流入した玉の計数部255、などが電気的に接続されている。
計数貸出ユニット2の制御部20は、ROMから読み出したプログラムをCPUに実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)識別情報送信手段:遊技者の識別情報である虹彩情報を遊技場管理装置33に送信する手段。なお、遊技場管理装置33が受信する虹彩情報は、インターネットを利用して管理サーバ装置10に転送される場合もある。
(2)所有価値情報取得手段:遊技者の持玉や貯玉や入金残高などの所有価値情報を、遊技場管理装置33から取得する手段。
(3)所有価値情報記憶手段:遊技者の持玉や貯玉や入金残高などの所有価値情報を記憶する手段。
(4)計数手段:計数部255に供給された玉数を計数する手段。計数された玉数は、所有価値情報記憶手段が記憶する持玉に加算される。
また、タッチパネルディスプレイ23は、後述する初期画面(図8)や会員用画面(図9)など各種の画面を表示する手段としての機能に加えて、仮会員登録用の仮登録用二次元コード(図示略)を表示する仮登録コード表示手段としての機能を有している。
図8の初期画面は、遊技者が対応する遊技機31で遊技を開始する際に表示される画面である。この初期画面には、虹彩認証を求めるメッセージ表示欄23A、入金残高及び持玉数(貯玉数)の表示欄23Bが配置されている。なお、遊技者を未特定の状態では、表示欄23Bに入金残高ゼロ円、持玉数ゼロ玉が表示される。
図9の会員用画面は、ホール会員である遊技者が特定されたときに、タッチパネルディスプレイ23に表示される画面である。会員用画面は、ホール会員である遊技者が遊技を開始してから遊技を終了するまでの期間において表示される。会員用画面には、メッセージ表示欄23A、入金残高及び持玉数(貯玉数)の表示欄23Bが配置されている。表示欄23Bには、特定されたホール会員について遊技場管理装置33が記憶している所有価値情報(入金残高、持玉数など)が表示される。メッセージ表示欄23Aには、持玉・貯玉を利用して遊技可能である旨等が表示されるほか、遊技終了する際にタッチ操作する遊技終了ボタン23Cが表示されている。
(景品交換端末)
景品交換端末35(図1)は、遊技者が獲得した遊技価値(持玉数・貯玉数)に基づいて景品交換処理を行う端末である。景品交換端末35は、PC端末351と、虹彩認証カメラの機能を備える外部装置353と、を含んで構成されている。景品交換端末35は、図示しないNFC読取面を備えており、上記の緊急用のICカード199の記録情報を読取可能である。
外部装置353は、ディスプレイと、ディスプレイに対面するエリアを撮影するインカメラ(虹彩認証カメラ)と、を備える端末装置である。ディスプレイとインカメラとの組み合わせを有する点で、外部装置353は上記の携帯端末15の構成と似通っている。外部装置353は、例えばブルートゥース(R)機能を利用してPC端末351と接続可能である。
景品交換端末35は、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)識別情報取得手段:インカメラ(外部装置353)による撮影画像から虹彩情報を抽出して取得する手段。
(2)識別情報送信手段:遊技場管理装置33に対して虹彩情報を送信すると共に、虹彩情報に係る所有価値情報(持玉数・貯玉数、入金残高など)の返信を要求する手段。
(3)所有価値情報取得手段:虹彩情報に係る遊技者の持玉数・貯玉数や入金残高などの所有価値情報を取得する手段。なお、所有価値情報取得手段は、場内ネットワーク300に通信障害が生じた場合、上記の緊急用のICカード199に記録された所有価値情報を、NFC機能を利用して取得可能である。
(4)景品数量表示手段:持玉と交換可能な景品数量、及び端玉を表示する手段。
(精算機)
精算機37(図1)は、入金残高分の現金を遊技者に払い戻すための設備機器である。多くの遊技場では、遊技機島の島端に、スタンドタイプの精算機37が設置される。精算機37の前面には、貨幣の返却口や、虹彩認証カメラや、NFC読取面等が設けられている。
精算機37は、上記の景品交換端末35と同様、(1)識別情報取得手段、(2)識別情報送信手段、(3)所有価値情報取得手段、としての機能を備えるほか、(4)返金手段を備えている。返金手段は、入金残高に相当する貨幣を払い出して遊技者に返却する手段である。
(遊技場管理装置)
遊技場管理装置33(図1)は、遊技場内に設置される遊技機31や計数貸出ユニット2など、各種設備機器の稼動状況を管理する装置である。遊技場管理装置33は、液晶ディスプレイ及び図示しないプリンタ等の出力部331と、各種の演算処理を実行する装置本体333と、キーボードやマウス等を含む入力部332と、を備えている。図示は省略するが、装置本体333は、演算処理を実行するCPUやROM・RAMなどの記憶素子やI/Oを構成する通信制御素子等が実装された電子基板のほか、ハードディスクドライブ等の記憶装置を備えている。装置本体333は、場内ネットワーク300及びインターネットを経由する通信を実現する通信I/F部(図示略)としての機能を備えている。
遊技場管理装置33は、遊技機単位の遊技データを記憶し管理する機能を有している。遊技場管理装置33は、各遊技機31の遊技信号を場内ネットワーク300経由で受信し、遊技信号の受信回数等を集計することで各遊技機31の遊技データを特定し、遊技機単位で管理している。
遊技場管理装置33は、管理サーバ装置10から会員情報を受信し、記憶し管理している。この会員情報は、管理サーバ装置10が遊技場毎に管理する遊技場別会員情報である。遊技場管理装置33は、ホール会員である遊技者が獲得した遊技価値である持玉(獲得遊技価値)を、遊技者の虹彩情報(識別情報)と対応付けて記憶管理している。なお、遊技場管理装置33が記憶し管理する情報やデータ等については、図13~図15を参照して後で説明する。
遊技場管理装置33は、ROMから読み出したプログラムをCPUに実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)遊技信号受信手段:場内ネットワーク300を介して各遊技機31の遊技信号を受信する手段。
(2)遊技者識別情報受信手段:遊技者の生体情報である虹彩情報を計数貸出ユニット2等から取得する手段。
(3)会員情報受信手段:管理サーバ装置10から上記の遊技場別会員情報を受信する手段。
(4)遊技データ生成手段:各遊技機31の遊技信号を集計等することで各遊技機31の遊技データを生成する手段。
(5)登録通知手段:ホール会員として登録された旨を携帯端末15に通知する手段。
(管理サーバ装置)
管理サーバ装置10(図1)は、インターネットを介して各遊技場の遊技場管理装置33と通信可能なサーバ装置である。管理サーバ装置10は、会員登録された遊技者の情報を会員リストとして記憶管理するとともに、その会員リストに登録されたアプリ会員の遊技者のうち、各遊技場に対して個別に会員登録を希望した遊技者(ホール会員)の情報を遊技場別会員リストとして記憶管理している。
管理サーバ装置10は、演算処理を実行するCPUやROM・RAMなどの記憶素子やI/Oを構成する通信制御素子等が実装された電子基板のほか、ハードディスクドライブ等の記憶装置を備えている。
管理サーバ装置10は、ROMから読み出したプログラムをCPUに実行させることにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)アプリ配信手段:遊技者の識別情報や属性情報を登録するための会員管理アプリを、遊技者が所持する携帯端末15に配信する手段。
(2)会員情報受信手段:携帯端末15からインターネット経由で、遊技者の属性情報や虹彩情報などの会員情報を受信する手段。
(3)会員情報登録手段:携帯端末15から受信した識別情報や属性情報などの会員情報を登録する手段。
(4)遊技場別会員情報登録手段:各遊技場において会員登録を希望する遊技者の会員情報を遊技場別会員情報として登録する手段。
(5)新規会員情報送信手段:各遊技場の遊技場管理装置33に対して、新規登録会員情報である遊技場別会員情報を送信する手段。
(6)識別情報認証手段:登録済みの識別情報(虹彩情報)と照合することで、計数貸出ユニット2から取得した虹彩情報を認証する手段。
(7)登録通知手段:アプリ会員として登録された旨を携帯端末15に通知する手段。
遊技会員管理システム1における管理サーバ装置10は、図10~図12の会員情報を記憶し管理している。また、遊技会員管理システム1における遊技場管理装置33は、図13及び図15の会員情報や、図14の遊技者毎の遊技履歴データを記憶し管理している。
図10は、携帯端末15から送信された会員情報を登録したアプリ会員の会員リストである。この会員リストでは、会員No.を割り当てて、携帯端末15から送信された会員情報が管理されている。会員情報は、氏名、住所、性別などの属性情報に、遊技者の識別情報である虹彩情報を対応付けた情報である。
図11は、遊技場別会員リストである。遊技場別会員リストに登録される会員情報(遊技場別会員情報)の仕様は、図10の会員リストの会員情報と同じである。図11の遊技場別会員リストは、図10の会員リストの会員情報を遊技場別に整理したものである。遊技場別会員リスト中の各会員情報には、遊技場の識別情報である遊技場IDが対応付けられている。あるアプリ会員が複数の遊技場にホール会員として登録されている場合、そのアプリ会員の会員情報は、複数の遊技場別会員リストに重複して登録される。
図12は、遊技場で仮会員登録を行った遊技者の仮会員リストである。この仮会員リストでは、仮会員No.を割り当てて、遊技場で仮会員登録を行った遊技者の虹彩情報が管理されている。
図13は、各遊技場の遊技場管理装置33が記憶し管理する自店会員リストである。この自店会員リストは、各遊技場に登録されたホール会員のリストであり、管理サーバ装置10から受信する遊技場別会員情報に基づいている。遊技場管理装置33は、自店会員リストの各ホール会員について、入金残高、貯玉数、貯メダル数等の所有価値を管理している。
図14は、各遊技場で管理されるホール会員毎の遊技履歴データである会員遊技履歴データである。遊技場管理装置33は、ホール会員毎に区別して遊技データを集計等することで、ホール会員である遊技者毎の遊技履歴データを特定し管理している。
図15は、当日会員リストである。遊技場管理装置33は、当日会員として計数貸出ユニット2が取得した虹彩情報を対応付けて、入金残高や持玉数等の所有価値を記憶し管理している。当日会員リストでは、仮登録状態を表す仮登録フラグが当日会員毎に設定されている。仮登録が行われた後、本会員登録に至るまでの仮登録状態では仮登録フラグがON(フラグ値1)となり、自店会員リスト(図13)への本会員登録が済むと仮登録フラグがOFF(フラグ値ゼロ)に切り替わる。なお、遊技会員管理システム1では、仮登録済み本会員登録前の非アプリ会員が当日会員として取り扱いされる。
次に、以上のように構成された遊技会員管理システム1の動作の内容について、図16~図19のフロー図を参照して説明する。図16のフロー図は、会員管理アプリのダウンロードの後、遊技場の自店会員リスト(図13)への登録までのホール会員登録の流れを示している。図17のフロー図は、遊技場での仮会員登録の後、本会員登録までの流れを示している。図18のフロー図は、自店会員リスト(図13)に登録済みのホール会員による遊技開始の流れを示している。図19のフロー図は、管理サーバ装置10に未登録の非アプリ会員による遊技開始の流れを示している。
(会員管理アプリのダウンロードからホール会員登録までの流れ)
会員管理アプリをダウンロードしていない遊技者が、遊技場管理装置33が管理する自店会員リスト(図13)にホール会員として登録されるまでの流れを、図16に沿って説明する。
いずれかの遊技場の自店会員リスト(図13)にホール会員として登録されるためには、遊技者は自身が所持する携帯端末15に会員管理アプリをインストールする必要がある。会員管理アプリをダウンロードするためには、管理サーバ装置10に対してダウンロード要求を送信すると良い(S101)。ダウンロード要求に応じて管理サーバ装置10から会員管理アプリをダウンロードでき(S111)、インストールが可能になる。
会員管理アプリを携帯端末15で起動すると、図3の属性情報入力画面を表示画面150に表示できる。氏名、年齢、性別、住所、電話番号などの遊技者の属性情報を同図の属性情報入力画面上で入力した後、完了ボタン150Eをタッチ操作すれば、入力した属性情報が確定し、図5に例示の虹彩情報登録画面を表示画面150に切替表示できる。
虹彩情報登録画面の表示中では、携帯端末15が備えるカメラ151による撮影画像が表示画面150内で表示される。このとき、遊技者は、2か所1組のエリア150Rに左右の瞳が表示されるように、携帯端末15の角度や距離を調整すると良い。携帯端末15は、2か所1組のエリア150Rに左右の瞳が合致したとき、瞳の虹彩紋様の特徴量を表す虹彩情報を撮像画像から取得する。そして、携帯端末15は、取得した虹彩情報と共に図3の属性情報入力画面で入力された属性情報を管理サーバ装置10に送信する(S102)。
管理サーバ装置10は、遊技者の属性情報と虹彩情報とを携帯端末15から受信すると、アプリ会員の会員情報として会員リスト(図10)に登録する(S112)。このように会員リストへの登録を済ませると、管理サーバ装置10は、携帯端末15に対し、会員リスト登録完了通知を送信する(S113)。
遊技場に設置された計数貸出ユニット2は、対応する遊技機31の遊技者を未認証のとき、タッチパネルディスプレイ23の表示画面230に図8の初期画面を表示する。この初期画面は、虹彩認証を求めるメッセージ表示欄23Aを含む画面である。この初期画面の表示に従って遊技者が虹彩取得部27に顔を向けると、計数貸出ユニット2により虹彩情報が取得され、管理サーバ装置10に送信される(S121)。
管理サーバ装置10は、計数貸出ユニット2から虹彩情報を受信すると、会員リスト(図10)に登録済みの虹彩情報と照合する(S114)。管理サーバ装置10は、会員リストに登録済みの虹彩情報のいずれかと照合できた場合は、さらに、受信した虹彩情報を、遊技場別会員リスト(図11)に登録された虹彩情報と照合する。
管理サーバ装置10は、計数貸出ユニット2から受信した虹彩情報が遊技場別会員リストに登録された虹彩情報のいずれとも照合できなかった場合(未登録の場合)、すなわち、会員リストに登録された虹彩情報の中には存在する一方、遊技場別会員リストに登録された虹彩情報の中には存在しないと判定した場合、その虹彩情報を新規の遊技場別会員情報として遊技場別会員リストに新規登録する(S115)。管理サーバ装置10は、このように虹彩情報を遊技場別会員リストに新規登録すると、虹彩情報の送信元の遊技場管理装置33に対し、新規登録会員情報を送信する(S116)。
管理サーバ装置10から新規登録会員情報(遊技場別会員情報)を受信すると、遊技場管理装置33は、その新規登録会員情報を自店会員リスト(図13)に追加登録する(S131)。そして、遊技場管理装置33は、管理サーバ装置10経由で、自店会員リスト登録通知を携帯端末15に送信する(S132)。
(仮会員登録の後、本会員登録までの流れ)
遊技場での仮会員登録の後、本会員登録までの流れについて、図17を参照しながら説明する。
仮会員登録を希望する遊技者は、計数貸出ユニット2による表示画面230(タッチパネルディスプレイ23)に表示された仮会員登録ボタン(図示略)をタッチ操作すると良い。仮会員登録ボタンのタッチ操作に応じて、計数貸出ユニット2は、図示を省略する仮登録用二次元コードを表示画面230に表示する(S221)。また、計数貸出ユニット2は、遊技者を撮影して瞳の虹彩情報を取得し、その虹彩情報を含む仮登録情報を遊技場管理装置33に対して送信する(S222)。
仮登録情報を受信した遊技場管理装置33は、その仮登録情報を当日会員リスト(図15)に追加する。新たな仮登録情報は、当日No.及び仮登録状態を表す仮登録フラグを付して記憶される(S231)。遊技場管理装置33は、当日会員リストに仮登録情報を追加すると、管理サーバ装置10に仮登録情報を送信する(S232)。管理サーバ装置10は、遊技場管理装置33から受信した仮登録情報に係る遊技者を、仮会員リスト(図12)に登録する(S211)。
仮会員として管理サーバ装置10に登録された遊技者は、上記のステップS221で計数貸出ユニット2が表示する仮登録用二次元コードを携帯端末15で撮影することで、仮会員登録済み時の属性情報入力画面(図4)を切替表示させることができる。さらに、この入力画面上で属性情報を入力した後、完了ボタン150Eをタッチ操作することで、虹彩情報登録画面(図5)を切替表示できる。
遊技者は、この虹彩情報登録画面を利用して自身の生体情報である虹彩情報を入力できる。携帯端末15は、虹彩情報を取得できると、図4の入力画面で入力された属性情報と、虹彩情報と、を含む仮登録情報を、管理サーバ装置10に送信する(S201)。
管理サーバ装置10は、携帯端末15から仮登録情報を受信すると、仮登録情報に含まれる虹彩情報を、仮会員リスト(図12)に記録された虹彩情報と照合する(S212)。仮登録情報に係る虹彩情報が、仮会員リストに記録された虹彩情報と照合できた場合、管理サーバ装置10は、仮会員リストから遊技場別会員リスト(図11)に情報を移行させると共に(S213)、会員登録完了情報を遊技場管理装置33に送信する(S214)。
遊技場管理装置33は、会員登録完了情報を受信すると、当日会員リスト(図15)の情報を自店会員リスト(図13)に移行させる(S234)。さらに、遊技場管理装置33は、自店会員リストへの登録通知、すなわちホール会員の登録通知を、そのホール会員が所持する携帯端末15に向けて送信する(S235)。
次に、自店会員リスト(図13)に登録済みのホール会員による遊技開始の流れ(図18)、及び管理サーバ装置10に未登録の非アプリ会員による遊技開始の流れ(図19)を説明する。
(ホール会員による遊技開始の流れ)
遊技機31での遊技の開始前、対応する計数貸出ユニット2では、タッチパネルディスプレイ23の表示画面230に図8の初期画面が表示される。上記のごとく、この初期画面は、虹彩認証を求めるメッセージ表示欄23Aを含む画面である。このメッセージ表示欄23Aに従って遊技者が虹彩取得部27に顔を向けると、計数貸出ユニット2は、虹彩情報を取得し遊技者情報として遊技場管理装置33に送信する(S321)。
遊技場管理装置33は、計数貸出ユニット2から虹彩情報(遊技者情報)を受信すると、自店会員リスト(図13)に登録済みの虹彩情報と照合し、ホール会員を特定する(S331)。そして、遊技場管理装置33は、そのホール会員の入金残高、貯玉数(貯メダル数)等を、計数貸出ユニット2に送信する(S332)。
計数貸出ユニット2は、遊技場管理装置33から入金残高、貯玉数(貯メダル数)等の情報を受信すると、タッチパネルディスプレイ23に会員用画面(図9)を切替表示し、入金残高、貯玉数(貯メダル数)等を表示する(S322)。計数貸出ユニット2は、入金残高及び貯玉数(貯メダル数)の範囲内で、遊技玉の貸出を実行する(S323)。
(非アプリ会員による遊技開始の流れ)
管理サーバ装置10に未登録の非アプリ会員による遊技開始の流れについて、図19のフロー図を参照して説明する。ホール会員による遊技開始の流れ(図18)の場合と同様、遊技開始前の計数貸出ユニット2では、タッチパネルディスプレイ23の表示画面230に図8の初期画面が表示される。上記のごとく、この初期画面は、虹彩認証を求めるメッセージ表示欄23Aを含む画面である。このメッセージ表示欄23Aに従って遊技者が虹彩取得部27に顔を向けると、計数貸出ユニット2は、虹彩情報を取得し遊技者情報として遊技場管理装置33に送信する(S421)。
遊技場管理装置33は、計数貸出ユニット2から虹彩情報(遊技者情報)を受信すると、自店会員リスト(図13)に登録済みの虹彩情報との照合を試みる。登録済みのいずれの虹彩情報とも照合できなかった場合、遊技場管理装置33は、未登録の非ホール会員の虹彩情報であると確認する(S431)。この場合、遊技場管理装置33は、非ホール会員のものと確認された虹彩情報(遊技者情報)を、管理サーバ装置10に送信する(S432)。
管理サーバ装置10は、非ホール会員の虹彩情報を遊技場側(遊技場管理装置33)から受信すると、会員リスト(図10)のアプリ会員情報を参照して未登録である旨を確認し、その旨を遊技場管理装置33に返信する(S411)。
遊技場管理装置33は、未登録である旨を管理サーバ装置10から受信すると、上記のステップS421で計数貸出ユニット2が送信した虹彩情報(遊技者情報)を、当日会員リスト(図15)に登録し、当日会員に登録された旨の通知を計数貸出ユニット2に送信する(S433)。
計数貸出ユニット2は、当日会員に登録された旨の通知を受信すると、その旨をタッチパネルディスプレイ23の表示画面230に表示する(S422)。計数貸出ユニット2は、遊技者が投入する紙幣を受け付けた場合、入金額を入金残高として記憶すると共に、遊技者による貸出ボタン314(図6参照。)の操作に応じて、遊技玉の貸出を実行する(S423)。なお、計数貸出ユニット2は、入金残高や持玉などの所有価値情報を随時、遊技場管理装置33に送信する。遊技場管理装置33は、計数貸出ユニット2から受信した所有価値情報に基づき、当日会員リスト(図15)中の該当する当日会員の入金残高や持玉数の情報を随時、更新する。
以上のような構成の本例の遊技会員管理システム1は、遊技者の虹彩情報(識別情報)および属性情報の入力手段を備えた携帯端末15と、会員情報登録手段および遊技場別会員情報登録手段を備えた管理サーバ装置10と、遊技者の虹彩情報を取得することが可能な計数貸出ユニット2(遊技用装置)と、遊技場別会員情報を記憶管理する遊技場管理装置33と、を含むシステムである。
管理サーバ装置10は、遊技用装置の一例である計数貸出ユニット2が取得した虹彩情報(識別情報)が会員情報登録手段によって会員リスト(図10)に登録済みの虹彩情報の中には存在する一方、遊技場別会員情報登録手段によって遊技場別会員リスト(図11)に登録済みの虹彩情報の中には存在しないと判定した場合、この虹彩情報を含む会員情報を、新規登録会員情報(新規の遊技場別会員情報)として遊技場別会員リストに登録する。
この遊技会員管理システム1では、携帯端末15を用いて遊技者が会員情報を管理サーバ装置10に事前に登録しておくことにより、各遊技場において、虹彩情報に基づく認証によりホール会員登録の手続きを完了でき、非常に便利である。また遊技場側でも、会員登録を希望する遊技者一人一人に対して面倒な手続を要求することなく新規会員を獲得することが可能となり、会員登録に要する負担を大幅に抑制できる。
このように本例の遊技会員管理システム1は、遊技者及び遊技場の双方における会員登録・会員管理に関する負担を軽減でき、会員の増加を促進して遊技業界の発展に寄与し得る有用なシステムである。
本例の構成では、遊技者の識別情報として、生体情報の一例である虹彩情報を採用している。虹彩情報は、確実性高く個人を識別可能な生体情報であり、遊技者の瞳を撮影することで取得可能である。生体情報は、識別コードが記録された遊技カード等とは異なり、家に置き忘れる等のおそれが少なく、遊技者本人から確実性高く取得可能である。
本例で採用する生体情報である虹彩情報は、瞳の虹彩模様の特徴量である。これに代えて、虹彩画像自体を虹彩情報として採用することも良い。なお、虹彩模様の特徴量を生体情報として利用する際、携帯端末15や計数貸出ユニット2など、瞳を撮影する端末や装置等で、虹彩模様の特徴量を抽出しても良いが、瞳の撮影画像を管理サーバ装置10や遊技場管理装置33に送信し、送信先の装置で虹彩模様の特徴量を抽出することも良い。
虹彩情報に代わる生体情報として、指紋や顔や手のひらの静脈に基づく生体情報を採用することも良い。指紋の生体情報としては、例えば、隆線の分岐点であるマニューシャの配置等を特徴量として利用できるが、指紋の画像自体であっても良い。顔の生体情報としては、例えば、顔の輪郭やパーツの配置等を特徴量として利用できるが、顔の画像自体であっても良い。静脈の生体情報としては、血管のパターン等を特徴量として利用できるが、静脈が映り込んだ手のひらの画像自体であっても良い。
虹彩や顔の生体情報は、タッチレスで取得でき、遊技者側が利用する際の抵抗感が少ないという利点がある。指紋や静脈の生体情報は、タッチを要する一方、指や手をタッチさせることで確実性高く取得できるという利点がある。
なお、生体情報は、虹彩、指紋、静脈及び顔のうちの少なくともいずれかひとつの情報であっても良いが、組み合わせて利用することも良い。例えば、虹彩認証と指紋認証とを組み合わせれば、認証精度の向上を期待できると共に、サングラスや手袋等を着けている遊技者の認証可能性を向上できる。例えば、サングラス及び手袋のいずれか一方を着けている遊技者を認証する場合、虹彩認証及び指紋認証のいずれか一方でその遊技者を認証できる。
遊技者の識別情報として、遊技者が所持する携帯端末の識別情報を採用しても良い。また、認証の際、生体情報と共に携帯端末の識別情報を利用することも良い。この場合には、認証の安全性、確実性を向上できる。例えば、顔などの生体情報は加齢等による変化によって認証が不安定になるおそれがある。携帯端末の識別情報を組み合わせれば、生体情報に変化が生じても、遊技者を確実性高く認証できる。
遊技会員管理システム1における遊技場管理装置33は、遊技場別会員情報登録手段としての管理サーバ装置10によって遊技場別会員リスト(図11)に登録された遊技者が遊技により獲得した遊技価値(持玉)を、その遊技者の虹彩情報(識別情報)と対応付けて記憶管理している。このような構成によれば、各遊技場において、遊技者の虹彩情報を利用し、その遊技者の持玉を特定できる。それ故、識別情報を記録した遊技カード等を遊技者が所持する必要性を解消できる。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
遊技場管理装置33側で算出するデータの種類は、本例に限定されない。遊技機31や計数貸出ユニット2から受信するデータに基づいて、様々な種類のデータを算出することが可能である。
本例では、玉を遊技媒体として用い、入賞に応じて遊技価値である玉を払い出す、いわゆる払出式のパチンコ遊技機を例示している。遊技機は、遊技者に付与する遊技価値を電子データとして加算記憶する封入式遊技機であっても良い。さらに、遊技機は、玉を遊技媒体として利用するパチンコ遊技機には限定されず、例えばスロットマシン等であっても良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 遊技会員管理システム
10 管理サーバ装置(サーバ装置、アプリ配信手段、新規会員情報送信手段、会員情報受信手段、会員情報登録手段、遊技場別会員情報登録手段、識別情報認証手段、登録通知手段)
15 携帯端末(携帯端末装置、入力手段、送信手段)
150 表示画面
151 カメラ(インカメラ)
2 計数貸出ユニット(遊技用装置、識別情報取得手段、仮登録コード表示手段、識別情報送信手段、所有価値情報取得手段、所有価値情報記憶手段、計数手段)
27 虹彩取得部
3 場内システム
31 遊技機
33 遊技場管理装置(遊技信号受信手段、遊技者識別情報受信手段、会員情報受信手段、遊技データ生成手段、登録通知手段)
35 景品交換端末(識別情報取得手段、識別情報送信手段、所有価値情報取得手段、景品数量表示手段)
37 精算機(識別情報取得手段、識別情報送信手段、所有価値情報取得手段、返金手段)

Claims (4)

  1. 遊技者が所持し、当該遊技者の識別情報及び少なくとも氏名を含む属性情報を入力するための入力手段を備えた携帯端末装置と、
    当該携帯端末装置から前記識別情報及び属性情報を受信し、会員情報として登録する会員情報登録手段、及び各遊技場において会員登録を希望する遊技者の前記会員情報を遊技場別会員情報として登録する遊技場別会員情報登録手段を備えたサーバ装置と、
    遊技場内の遊技機に付設され、遊技者の識別情報を取得することが可能な遊技用装置と、
    遊技場内に設けられ、前記サーバ装置から当該遊技場の前記遊技場別会員情報を受信し、記憶管理する遊技場管理装置と、を含む遊技会員管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記遊技用装置が取得した識別情報を受信し、当該識別情報を前記会員情報登録手段に登録済みの識別情報、及び前記遊技場別会員情報登録手段に登録済みの識別情報と照合し、前記会員情報登録手段に登録済みの識別情報の中には存在する一方、前記遊技場別会員情報登録手段に登録済みの識別情報の中には存在しないと判定した場合、当該識別情報を含む前記会員情報を、前記遊技場別会員情報登録手段により新規の遊技場別会員情報として登録することを特徴とする遊技会員管理システム。
  2. 前記遊技者の識別情報は、当該遊技者の生体情報であることを特徴とする請求項1に記載の遊技会員管理システム。
  3. 前記生体情報は、遊技者の虹彩、指紋、静脈及び顔のうちの少なくともいずれかの情報であることを特徴とする請求項2に記載の遊技会員管理システム。
  4. 前記遊技場管理装置は、前記遊技場別会員情報登録手段により登録された遊技者が遊技により獲得した遊技価値を、当該遊技者の識別情報と対応付けた獲得遊技価値として記憶管理することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の遊技会員管理システム。
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