JP7468908B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
また、コンピュータのUSBポートから電力が供給されるため、ACアダプタ等の専用の電源装置を準備する必要もなく、携帯性に優れ、また設置も容易である。
しかしながら、このような従来の照明装置においては、明るい部分と暗い部分の違いが大きく(つまり、照度ムラがあり)、眼が疲れやすいといった問題があった。
図15(a)に示すように、従来の照明装置10からの照明光は、机上面における照明装置10前方の扇形の範囲を照射範囲R1としたときに、前方半径50cmの1/3円周上(外側の円弧上)の照度が120~290ルクスであり、前方半径30cmの1/3円周上(内側の円弧上)の照度が620~750ルクスであり、照明装置10の近位側が遠位側に対して非常に明るくなり、JIS規格A型基準を満たしていないことが分かった。また、図15(b)に示すように、従来の照明装置10からの照明光は、机上面の、照明装置10の前方41cm~10cm、左右36cmの矩形範囲を照射範囲R2としたときに、照明装置10の近位側が遠位側に対して非常に明るくなり、照射範囲R2における均斉度(最小照度/最大照度)は、130ルクス/1190ルクス=10.9%となった。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、照度ムラを抑制し、眼に優しい照明光を照射可能な照明装置を提供することである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置1の構成を示す図であり、図1(a)は、照明装置1を斜め前方から見たときの斜視図であり、図1(b)は、照明装置1を斜め後方から見たときの斜視図であり、図1(c)は、照明装置1の底面図である。図2は、照明装置1から出射される照明光の様子を説明する模式図である。
図2に示すように、本実施形態の照明装置1は、机上面に載置されたコンピュータのディスプレイDの上端部に取付けて使用する装置であり、使用者Uの手元(机上面)を照明する照明光L1(第1照明光)と、使用者Uの顔を照明する照明光L2(第2照明光)を出射する(図2(a))。また、照明装置1のX軸方向両端部に配置される拡散板103からは、装飾光(イルミネーション)として機能する照明光L3(第3照明光)が出射される(図2(b))。なお、本明細書においては、図1、図2の座標に示すように、後述する白色LEDチップ115及び電球色LEDチップ116の配列方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸方向、X軸方向及びZ軸方向に直交する方向をY軸方向と定義して説明する。
図1~図4に示すように、本体部100は、X軸方向に長く延び、断面略菱形のケース101を備えている。ケース101は、底面(Z軸方向-側の面)側に照明光L1が透過して出射されるカバー102(カバー部材)を備え、内部に、光源ユニット110(第1光源)、フェイスLED基板120(第2光源)、MPU(Micro Processor Unit)基板130(制御部)を備えている。ケース101の下面(Z軸方向-側の面)には、机上面と対向し、複数のLED素子からの照明光L1が出射される矩形状の出射開口101aが形成されている。また、ケース101は、X軸方向両端に、拡散板103と、拡散板103の外側を覆うサイドカバー104とを備え、前面に導光板105を備え、上面にセンサーカバー106を備えている。なお、本実施形態の照明装置1は、不図示のコンピュータとUSBケーブルCを介して電気的に接続され、コンピュータのUSBポート(例えば、USB3.1)から最大4.5Wの電力が供給されるようになっている(図4)。
図5に示すように、光源ユニット110は、X軸方向に延びる矩形板状の基板112と、複数(例えば、40個)の白色LEDチップ115(第1LED素子)と、複数(例えば、40個)の電球色LEDチップ116(第1LED素子)と、2個のカラーLEDチップ117(第3光源、第3LED素子)と、MPU118と、を備えている。
白色LEDチップ115は、例えば、青色光を発する青色LEDチップ(不図示)と、青色LEDチップからの青色光のエネルギーを受けて黄色光を発する蛍光体(不図示)から構成されており、青色光と黄色光とが混じり合うことによって、白色LEDチップ115からは、白色光(例えば、約4200K)が出射されるようになっている。
また、電球色LEDチップ116は、例えば、青色光を発する青色LEDチップ(不図示)と、青色LEDチップからの青色光のエネルギーを受けて黄色光を発する蛍光体(不図示)から構成されており、青色光と黄色光とが混じり合うことによって、電球色LEDチップ116からは、電球色の光(例えば、約3000K)が出射されるようになっている。
各白色LEDチップ115に駆動電流が供給されると、各白色LEDチップ115からは駆動電流に応じた光量の白色光が出射される。また、各電球色LEDチップ116に駆動電流が供給されると、各電球色LEDチップ116からは駆動電流に応じた光量の電球色の光が出射される。上述したように、本実施形態においては、複数の白色LEDチップ115と複数の電球色LEDチップ116が1つおきに並べられているため、白色LEDチップ115からの白色光と電球色LEDチップ116からの電球色の光は光路中で重なり合って(つまり、ミキシングされて)出射される。そして、各白色LEDチップ115から出射された白色光と各電球色LEDチップ116から出射された電球色の光は、光路中に配置されたカバー102、出射開口101aを通って出射され、使用者Uの手元を照明する。なお、本実施形態においては、白色LEDチップ115の駆動電流及び電球色LEDチップ116の駆動電流は、MPU131の制御によってそれぞれ調整可能に構成されており、これによって照明光L1(白色光と電球色の光のミックス光)の照明色(ホワイトネス)を調整することができるようになっている。
このように、本実施形態においては、フェイスLED基板120上の白色LED素子125が点灯することによって、使用者Uの顔が照明されるようになっている。なお、本実施形態においては、白色LED素子125は、MPU131の制御に従って、基準周波数20kHzでPWM(Pulse Width Modulation)駆動され、これによって光量調整されるようになっている。
図6に示すように、本実施形態のMPU基板130は、MPU131(制御部)、第1センサ132~第4センサ135(操作部)、LEDドライバ136、137、USBコネクタ139を有している。
また、第2センサ133は、光源ユニット110から照射される照明光L1の明るさ(照度)を制御するスイッチであり、センサーカバー106上の、第2センサ133に対応する位置をタッチすることにより、白色LEDチップ115と電球色LEDチップ116の光量(発光強度)の合計が段階的に変化する。
また、第3センサ134は、光源ユニット110から照射される照明光L1の色(ホワイトネス)を制御するスイッチであり、センサーカバー106上の、第3センサ134に対応する位置をタッチすることにより、白色LEDチップ115の光量と電球色LEDチップ116の光量(発光強度)のバランス(割合)が段階的に変化し、これによって照明光L1の照明色(ホワイトネス)が変化する。
また、第4センサ135は、フェイスLED基板120から照射される照明光L2の明るさと、光源ユニット110から照射される照明光L1の明るさと、カラーLEDチップ117のオン/オフを制御するスイッチである。センサーカバー106上の、第4センサ135に対応する位置をタッチすることにより、フェイスLED基板120上の白色LED素子125の光量(発光強度)が段階的に変化する。白色LED素子125がオンしたときに、白色LEDチップ115と電球色LEDチップ116がオンしていると、消費電力が多くなり、USBの電力供給能力(4.5W)を超える虞があるため、本実施形態においては、白色LED素子125がオンしたときに、白色LEDチップ115と電球色LEDチップ116の光量(発光強度)を低下させるように(駆動電流を低下させる)制御している。
また、本実施形態においては、センサーカバー106上の、第4センサ135に対応する位置を所定時間継続してタッチする(つまり、長押しする)ことにより、カラーLEDチップ117のオン/オフができるように構成されている。
図1、図2及び図4に示すように、掛止部200は、照明装置1をディスプレイDに取付けたときに、本体部100をディスプレイDの表面よりも前方に位置するように支持すると共に、ディスプレイDの上端部に掛止する部材であり、内部にバランス用の重りを有するウェイト部210と、ウェイト部210と本体部100との間を接続するアーム部230と、を有する。
アーム部230は、照明装置1をディスプレイDの上端部に掛止したときに、ディスプレイDの上端部と係合する板状の部材であり、アーム部230の下面の本体部100側には、ディスプレイDの表面と当接するように下方に突出する舌部232が形成されている。
また、ウェイト部210とアーム部230は、X軸方向に延びる回転軸215(第1回転軸)を介して回動可能に接続されており、回転軸215の周りには、ウェイト部210をアーム部230に対して回転させる(付勢する)トーションばね(不図示)が設けられている。従って、照明装置1をディスプレイDの上端部に掛止すると、ウェイト部210の下端部がディスプレイDの裏面を押圧し、ウェイト部210と舌部232によってディスプレイDが狭持されることとなる。
図7は、照明装置1がディスプレイDの上端部に掛止されたときの状態(姿勢)を示す図であり、図7(a)は、厚形のディスプレイD1に掛止された様子を示し、図7(b)は、一般的な厚さのディスプレイD2に掛止された様子を示し、図7(c)は、薄型のディスプレイD3に掛止された様子を示している。
上述のように、アーム部230の舌部232がディスプレイDの上端部と係合し、ウェイト部210がアーム部230に対して回転するため、ウェイト部210の取付け姿勢はディスプレイDの厚さに応じて異なるものとなるが、ウェイト部210と舌部232によってディスプレイDが狭持されることとなるため、いずれも安定した姿勢で掛止される。
従って、照明装置1をディスプレイDに取付けた後、本体部100を、回転軸235を中心に回転させることにより、照明装置1から使用者Uの手元に向かう照明光L1の向きや、照明装置1から使用者Uの顔に向かう照明光L2の向きを調整することができる。
また、上述したように、本実施形態の照明装置1は、使用者Uの手元を照明するのみならず、使用者Uの顔を照明することができるように構成されている。
従って、暗い環境でのオンライン会議でも、手元の会議資料やキーボード等が見易くなると共に、オンライン会議での画質も良好なものとなる。
なお、角度αは、好ましくは33°~37°であり、より好ましくは34°~36°である。また、最大角度βは、好ましくは35.65°~39.65°であり、より好ましくは36.65°~38.65°である。また、最大角度γは、好ましくは36.10°~40.10°であり、より好ましくは37.10°~39.10°である。
図10は、図8に示すように照明装置1を配置し、複数の白色LEDチップ115と複数の電球色LEDチップ116を最大照度(つまり、コンピュータのUSBポートの最大供給電力(4.5W))で点灯させたときの配光特性(照度)を評価した結果を示す図であり、図10(a)はJIS規格A型基準(JIS C8112)に準じた評価結果であり、図10(b)は北米照明学会基準に準じた評価結果である。
図10(a)に示すように、照明装置1からの照明光L1は、机上面における照明装置1前方の扇形の範囲を照射範囲R1としたときに、前方半径50cmの1/3円周上(外側の円弧上)の照度が155~200ルクスとなり、前方半径30cmの1/3円周上(内側の円弧上)の照度が340~450ルクスとなり、JIS規格A型基準(照明装置1の前方半径50cmの1/3円周上:150ルクス以上、前方半径30cmの1/3円周上:300ルクス以上)を満たすものとなった。
また、図10(b)に示すように、照明装置1からの照明光L1は、机上面の、照明装置1の前方41cm~10cm、左右36cmの矩形範囲を照射範囲R2としたときに、照射範囲R2における均斉度(最小照度/最大照度)は、285ルクス/590ルクス=48.3%となり、北米照明学会の均斉度の基準(33%以上)を満たすものとなった。なお、均斉度は、製品のバラツキや測定条件等によって多少変動するが、照射範囲R2において40%以上であることが望ましく、45%であることがさらに望ましい。なお、本実施形態の照明装置1の構成の場合、照射範囲R2における均斉度は45~55%の範囲で変動すると考えられる。
従って、本実施形態の照明装置1によれは、コンピュータのUSBポートから電力が供給される構成でありながらも(つまり、携帯性に優れ、また設置も容易である構成でありながらも)、机上面の照射範囲R1、R2内での照度ムラが少なく、眼に優しい照明光L1が得られる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る照明装置2の構成を示す図であり、図11(a)は、照明装置2を斜め前方から見たときの斜視図であり、図11(b)は、照明装置2を斜め後方から見たときの斜視図であり、図11(c)は、照明装置2の底面図である。
図11(c)に示すように、本実施形態の照明装置2は、カバー102に代えて、照明光L1を拡散させつつ透過する、カバー150を備えている点で、第1の実施形態の照明装置1と異なる。
このような構成では、青色LEDチップから発せられた青色光(励起光)は、光軸方向に対して所定の角度分布をもって蛍光体に入射するため、蛍光体においては、中央部を通る青色光の光路長よりも外周部を通る青色光の光路長が長くなる。このため、蛍光体の中央部よりも外周部の方が蛍光を生じ易くなり、蛍光体から出射される白色光及び電球色の光(つまり、照明光L1)には、いわゆるイエローリングと呼ばれる色むらが発生することがある。
そこで、本実施形態においては、かかる問題を解決するため、白色LEDチップ115からの白色光及び電球色LEDチップ116からの電球色の光が透過するカバー150に、白色光及び電球色の光の一部を拡散させる拡散機能を設けている。
本実施形態においては、光拡散層152は、例えば半透明なマットインク(艶消しインク)を、領域Tを除く領域S全体に印刷(例えば、スクリーン印刷)することによって形成している。
また、図12(a)に示すように、本実施形態の領域Tは、カバー150の長手方向(図12の左右方向)に沿って10列に並び、全体として千鳥状に配置された複数の円形パターン153a~153jから構成されている。
そこで、本実施形態においては、ディスプレイD側に向かって出射される照明光L1(光線Lm側)ほどより拡散し、使用者U側に向かって出射される照明光L1(光線Lu側)ほどより透過するように、円形パターン153a~153jの直径がディスプレイDから離れるに従って大きくなるように構成している。つまり、領域Sの割合が大きい(領域Tの割合が小さい)円形パターン153a側が掛止部200側、領域Sの割合が小さい(領域Tの割合が大きい)円形パターン153j側が使用者U側となるように、カバー150をケース101に取り付けている。
より具体的には、本実施形態においては、円形パターン153a、153bの直径が0.2mm、円形パターン153c、153dの直径が0.3mm、円形パターン153e、153fの直径が0.35mm、円形パターン153g、153hの直径が0.45mm、円形パターン153i、153jの直径が0.5mmに設定されている。また、円形パターン153a~153jの、カバー150の短手方向(図12の上下方向)の間隔(つまり、各列の間隔)は、0.7mm、各円形パターン153a~153jの、長手方向の間隔は、1.5mmに設定されている。
従って、本実施形態の照明装置2によれば、カバー150によって、ディスプレイD側に向かって出射される照明光L1(光線Lm側)ほど拡散され、使用者U側に向かって出射される照明光L1(光線Lu側)ほどそのまま透過する光量が増えるため、イエローリングの発生を抑えつつも、均一な照明が可能となる。
図13は、図8に示すように照明装置2を配置し、複数の白色LEDチップ115と複数の電球色LEDチップ116を最大照度(つまり、コンピュータのUSBポートの最大供給電力(4.5W))で点灯させたときの配光特性(照度)を評価した結果を示す図であり、図13(a)はJIS規格A型基準(JIS C8112)に準じた評価結果であり、図13(b)は北米照明学会基準に準じた評価結果である。
図13(a)に示すように、照明装置2からの照明光L1は、机上面における照明装置2前方の扇形の範囲を照射範囲R1としたときに、前方半径50cmの1/3円周上(外側の円弧上)の照度が155~210ルクスとなり、前方半径30cmの1/3円周上(内側の円弧上)の照度が320~430ルクスとなり、JIS規格A型基準(照明装置1の前方半径50cmの1/3円周上:150ルクス以上、前方半径30cmの1/3円周上:300ルクス以上)を満たすものとなった。
また、図13(b)に示すように、照明装置2からの照明光L1は、机上面の、照明装置1の前方41cm~10cm、左右36cmの矩形範囲を照射範囲R2としたときに、照射範囲R2における均斉度(最小照度/最大照度)は、260ルクス/500ルクス=52%となり、北米照明学会の均斉度の基準(33%以上)を満たすものとなった。なお、第1の実施形態と同様、均斉度は、製品のバラツキや測定条件等によって多少変動するが、照射範囲R2において40%以上であることが望ましく、45%であることがさらに望ましい。なお、本実施形態の照明装置2の構成の場合、照射範囲R2における均斉度は45~55%の範囲で変動すると考えられる。
このように、本実施形態の照明装置2によれは、第1の実施形態の照明装置1と同様、机上面の照射範囲R1、R2内での照度ムラが少なく、眼に優しい照明光L1が得られる。
10 :照明装置(従来)
11 :ケース(従来)
12 :基板(従来)
15 :LEDチップ(従来)
16 :反射ミラー(従来)
100 :本体部
101 :ケース
101a :出射開口
102 :カバー
103 :拡散板
104 :サイドカバー
105 :導光板
106 :センサーカバー
110 :光源ユニット
112 :基板
115 :白色LEDチップ
116 :電球色LEDチップ
117 :カラーLEDチップ
118 :MPU
120 :フェイスLED基板
122 :基板
125 :白色LED素子
130 :MPU基板
131 :MPU
132 :第1センサ
133 :第2センサ
134 :第3センサ
135 :第4センサ
136 :LEDドライバ
137 :LEDドライバ
139 :USBコネクタ
150 :カバー
151 :基材
152 :光拡散層
153a :円形パターン
153b :円形パターン
153c :円形パターン
153d :円形パターン
153e :円形パターン
153f :円形パターン
153g :円形パターン
153h :円形パターン
153i :円形パターン
153j :円形パターン
200 :掛止部
210 :ウェイト部
215 :回転軸
230 :アーム部
232 :舌部
235 :回転軸
C :USBケーブル
D :ディスプレイ
D1 :ディスプレイ
D2 :ディスプレイ
D3 :ディスプレイ
Lo :照明光(従来)
L1 :照明光
L2 :照明光
L3 :照明光
U :使用者
S :領域
T :領域
Claims (5)
- 机上面に載置されたコンピュータのディスプレイの上端部に取付けられ、前記机上面に向けて照明光を照射する照明装置であって、
前記ディスプレイの上端部に沿って略水平に延びる基板と、前記基板の表面に配置され前記照明光を出射する複数のLED素子と、を有する光源部と、
前記光源部を収容し、前記ディスプレイの上端部に沿って略水平に延びる本体部と、
前記本体部を前記ディスプレイの表面よりも前方に位置するように支持し、前記ディスプレイの上端部に掛止する掛止部と、
を備え、
前記本体部は、前記机上面と対向し、前記複数のLED素子からの前記照明光を出射する矩形状の出射開口と、前記複数のLED素子の光軸上に配置され、前記複数のLED素子からの前記照明光が透過するカバー部材と、を有し、
前記出射開口を鉛直方向真下に向けたときに、前記複数のLED素子の光軸は、前記出射開口を通ると共に、鉛直方向に対して32°~38°の負の角度で傾斜し、
前記出射開口は、前記出射開口を通る光線の角度が前記複数のLED素子の光軸に対して負の角度方向に最大34.65°~40.65°、正の角度方向に最大35.10°~41.10°となるように規制し、
前記出射開口を前記机上面から40cmの高さに配置し、前記机上面の、前記照明装置の前方41cm~10cm、左右36cmの矩形範囲を照射範囲としたときに、前記照射範囲における均斉度が40%以上であり、
前記カバー部材が、前記照明光がそのまま透過する第1の領域と、前記照明光が拡散されつつ透過する第2の領域と、を有し、
単位面積当たりの、前記第2の領域に対する前記第1の領域の比率が、前記ディスプレイから離れるに従って大きくなる
ことを特徴とする照明装置。 - 前記出射開口を前記机上面から40cmの高さに配置し、前記複数のLED素子を4.5Wの消費電力で発光させたときに、前記机上面における前記照明装置の前方半径50cmの1/3円周上の照度が150ルクス以上であり、前方半径30cmの1/3円周上の照度が300ルクス以上であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記カバー部材は、透明な基材と、前記基材の裏面に積層された艶消しインクと、から構成され、
前記第2の領域が、前記艶消しインクによって形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。 - 前記複数のLED素子が、白色の光を出射する複数の白色LEDチップと、電球色の光を出射する複数の電球色LEDチップと、から構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記照明装置が、前記コンピュータのUSBポートから供給される電力によって駆動することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の照明装置。
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