JP7464104B2 - プリントサーバプログラムおよび印刷システム - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタを制御するプリントサーバプログラムおよび印刷システムに関する。
従来、プリンタドライバをインストールすることなく、OSに組み込まれている汎用印刷プログラムを用いて印刷を行うドライバレス印刷技術が普及している。OS標準の汎用印刷プログラムを用いる技術を開示する文献として、例えば特許文献1に、プリンタがOS標準の汎用印刷プログラムを用いて生成された印刷ジョブを受信した場合、その印刷ジョブを一時的に保存し、印刷ジョブの送信元の端末装置に対して、追加情報を要求する構成が開示されている。
特開2017-024272号公報
OS標準の汎用印刷プログラムを用いてプリンタに印刷を行わせる場合、印刷設定の項目や設定値が一般的なものに限られるため、そのプリンタ固有の機能に対する設定を行うことができない。そこで、例えば特許文献1のように、印刷ジョブの送信元の端末装置から追加情報として、プリンタ固有の機能に対する設定を受信することで、プリンタはそのプリンタ固有の処理を実行できる。しかしながら、特許文献1は複数のプリンタと接続されている場合の処理については開示されておらず改善の余地がある。
本明細書は、情報処理装置から複数のプリンタを利用する場合の、プリンタの利用可能性を高める技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされたものであり、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにプリンタとして登録可能なプリントサーバプログラムであって、前記コンピュータに、前記情報処理装置と接続する複数のプリンタから、能力を示す能力情報をそれぞれ取得する取得処理と、前記取得処理にて取得した複数の前記能力情報から、印刷ジョブの印刷設定として設定可能な設定値の和集合を生成する生成処理と、を実行させ、前記和集合には、各プリンタに固有の設定値である固有情報を含めることが可能であり、さらに前記コンピュータに、前記生成処理にて生成した前記和集合に基づいて、前記印刷設定のうち前記固有情報に関する設定を受け付ける受付処理と、前記オペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムに対して、前記プリントサーバプログラムを出力先として指定する印刷指示があり、前記オペレーティングシステムから前記印刷指示に基づく印刷ジョブが前記プリントサーバプログラムに入力された場合に、前記受付処理にて受け付けた前記固有情報に関する前記設定に基づいて、前記複数のプリンタの中から前記印刷ジョブの送信先となるプリンタを決定する決定処理と、前記決定処理にて決定したプリンタに、前記印刷ジョブを送信する送信処理と、を実行させる、ことを特徴とする。
上述の構成によれば、各プリンタの固有情報を含む設定値の和集合を生成し、さらにその和集合に基づいて固有情報の設定を受け付けることで設定値の選択肢が広がり、さらに印刷ジョブが入力された場合に、その固有情報の設定に基づいて、印刷ジョブを送信するプリンタを決定することで、プリンタ固有の設定値が設定された場合に、複数のプリンタのうちその設定値に適したプリンタに印刷ジョブが送信される。これにより、複数のプリンタが接続された印刷システムにおいて、プリンタの利用可能性を高めることができる。
上記プリンタを制御するプリントサーバプログラムを搭載した印刷システムも、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、情報処理装置から複数のプリンタを利用する場合の、プリンタの利用可能性を高める技術が実現される。
実施の形態にかかる情報処理システムの概略構成図である。 情報処理装置の概略構成図である。 情報処理装置を機能的に説明する説明図である。 他の情報処理装置の概略構成図である。 プリンタの能力取得処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタにおいて設定可能な印刷設定項目および印刷設定項目について説明するため説明図である。 プリンタの選択処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタの固有印刷設定の選択処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタの印刷設定について、コンテンツ作成アプリからOSを介しての問合せに対する回答処理の手順を示すフローチャートである。 固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理の手順を示すフローチャートである。 印刷画面表示処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態にかかる情報処理システムについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
本形態の情報処理システム5は、図1に示すように、3台の情報処理装置1、100、200と、3台のプリンタ2、3、4とにより構成され、それら3台の情報処理装置1、100、200と、3台のプリンタ2、3、4とは、LAN(Local Area Network)5を介して接続されている。情報処理装置1、100、200は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータであり、プリンタ2、3、4に印刷させる画像データの生成及び編集、各プリンタ2、3、4への印刷実行指示の送信等を行う装置である。
本形態の情報処理装置1は、図2に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、を含むコントローラ10を備えている。さらに、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)15と、LAN5に接続されたネットワークインタフェース(以下、「ネットワークIF」とする)16と、USBインタフェース(以下、「USB-IF」とする)17と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。CPU11は、制御部の一例である。CPU11のバッファ、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14は、メモリの一例である。ネットワークIF16とUSB-IF17は、それぞれ通信インタフェースの一例である。
ROM12には、情報処理装置1を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM13は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムや画像データ等のデータや各種設定を記憶する領域として利用される。
CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。なお、図2中のコントローラ10は、情報処理装置1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に情報処理装置1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ユーザIF15は、ユーザによる操作を受け付けるとともに情報の表示を行うハードウェアである。ユーザIF15は、タッチパネル等の入力機能と出力機能との両方を備えるものであっても良いし、ディスプレイとキーボードやマウスとの組み合わせによって構成されるものであっても良い。
ネットワークIF16は、インターネット等のネットワークを介して外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。ネットワークIF16の通信規格は、例えば、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などである。USB-IF17は、USB規格に基づく通信を行うためのハードウェアを含む。なお、ネットワークIF16やUSB-IF17の通信の態様は、有線でも無線でもよい。
本形態の情報処理装置1は、プリンタドライバをインストールせずに印刷を行う機能であるドライバレス印刷機能を有する。ドライバレス印刷機能は、印刷対象のコンテンツなどに基づいて、プリンタの機種に依存しない汎用の印刷データである規格印刷データを含む印刷ジョブを作成し、プリンタに送信する印刷機能であり、例えば、AirPrint(登録商標)、Mopria(登録商標)がある。また、情報処理装置100は、ドライバレス印刷機能を有する。
そして、情報処理装置1には、図1に示すように、3台のプリンタ2、3、4がLAN4を介して接続されている。プリンタ2、3、4は、いずれも、印刷対象の媒体への画像の形成が可能な装置であり、例えば、ページプリンタ、コピー機、複合機、FAX装置である。
プリンタ2、3、4は、情報処理装置100のドライバ印刷機能に対応したドライバ印刷プロトコルを備える。なお、プリンタ2、3、4は、USB-IF17を介して情報処理装置1に接続されていてもよい。プリンタ2、3、4は、情報処理装置100から自身にて対応可能な個別印刷データを受信すると、受信した個別印刷データを印刷用画像データとして、あるいは、受信した印刷データを印刷用画像データに変換して、印刷を実行する。
またプリンタ2、3、4は、情報処理装置1のドライバレス印刷機能によりサポートされていない固有印刷設定を用いた印刷を実行する能力がある。そのため、情報処理装置1のドライバレス印刷機能から規格印刷データを受信しても固有印刷設定を用いた印刷を実行できない。
本形態の情報処理装置1は、プリンタ2、3、4に印刷を実行させるためのアプリを備えている。情報処理装置1の不揮発性メモリ14には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、OSと称す)41と、コンテンツ作成アプリ42と、管理プログラム43と、プリントサーバプログラム44と、を含む、各種のプログラムが記憶されている。なお、OS41の一部は、ROM12に含まれていてもよい。
本形態の情報処理装置1のOS41は、ドライバレス印刷機能を備え、個別の機種のプリンタに対応するプリンタドライバのインストールを受け付けないバージョンのものである。そのため、情報処理装置1の不揮発性メモリ14には、ドライバレス印刷機能を実現するためのドライバレス印刷プログラム45を備えるが、例えば、プリンタ2、3、4に対応したプリンタドライバプログラムは記憶されていない。
コンテンツ作成アプリ42は、文書、画像、図表等の印刷の対象となるコンテンツを作成するアプリである。そして、コンテンツ作成アプリ42には、ユーザ操作に基づく印刷の指示を受け付ける機能が含まれる。また、コンテンツ作成アプリ42は、OS41のドライバレス印刷機能に対応したものである。なお、情報処理装置1は、例えば、複数のコンテンツ作成アプリ42を有していてもよい。
管理プログラム43とプリントサーバプログラム44は、コンテンツ作成アプリ42などにて作成されたコンテンツに基づく印刷を、情報処理装置1に接続されているプリンタ2、3、4に実行させる場合に使用されるプログラムである。また、管理プログラム43とプリントサーバプログラム44は、プリンタ2、3、4の固有情報を含む印刷設定項目および印刷設定値の和集合を生成し、さらにその和集合に基づいて固有情報の設定を受け付ける場合に使用されるプログラムである。さらに規格印刷データが入力された場合に、別途為された固有情報の設定に基づいて、印刷ジョブを送信するプリンタを決定する場合に使用されるプログラムである。なお、管理プログラム43とプリントサーバプログラム44は、プリントサーバプログラムの一例である。
また、管理プログラム43は、プリンタ2、3、4に対応するプリントサーバプログラム44を起動させ、プリントサーバプログラム44によって構成されるプリントサーバを、仮想プリンタとしてOS41に登録するプログラムである。OS41にプリントサーバを仮想プリンタとして登録することにより、コンテンツ作成アプリ42等では、その仮想プリンタを出力先として選択可能となる。プリントサーバプログラム44は、ドライバレス印刷機能によって出力される印刷ジョブを固有の印刷設定を反映した印刷ジョブに変換して、プリンタ2、3、4に送信するプログラムである。
なお、管理プログラム43、プリントサーバプログラム44は、情報処理装置1に1つである。複数のプリンタ2、3、4が接続されている情報処理装置1では、プリンタ2、3、4をまとめて1つのプリンタであるかのようにプリントサーバが起動され、1つの仮想のプリンタとして登録される。
本形態の情報処理装置1は、例えば、図3に示すように、ドライバレス印刷機能に対応するプリンタ(以下、プリンタ2、3、4が対応していればプリンタ2、3、4のうち指定されたプリンタ)に印刷を実行させる場合とプリントサーバプログラム44によるプリンタ2、3、4にて構成された仮想プリンタに印刷を実行させる場合とで、異なる処理を実行する。情報処理装置1のOS41は、例えば、コンテンツ作成アプリ42にて印刷指示を受け付けた場合、受け付けた印刷指示にて指定されたプリンタが対応プリンタであれば、ドライバレス印刷機能にて作成した規格印刷データを、対応プリンタに送信する。対応プリンタは、規格印刷データに基づいて、印刷を実行する。
一方、印刷指示にて指定されたプリンタがプリントサーバプログラム44によるプリンタ2、3、4にて構成された仮想プリンタである場合には、情報処理装置1は、ドライバレス印刷機能にて作成した規格印刷データを、プリントサーバプログラム44に渡す。プリントサーバプログラム44は、規格印刷データと別途設定された固有の印刷設定に基づいて、プリンタ2、3、4にて対応可能な形式の印刷データである個別印刷データを取得し、プリンタ2、3、4に送信する。
本形態の情報処理装置100、200は、図4に示すように、情報処理装置1と同じ構成であるが、不揮発性メモリ14に、管理プログラム43と、プリントサーバプログラム44とが記憶されていない点で異なる。したがって、情報処理装置100、200において、印刷指示にて指定されたプリンタがプリンタ2、3、4にて構成された仮想プリンタである場合には、ドライバレス印刷機能にて作成した規格印刷データを、情報処理装置1のプリントサーバプログラム44に渡す必要がある。情報処理装置1のプリントサーバプログラム44は、渡された規格印刷データと別途設定された固有の印刷設定に基づいて、プリンタ2、3、4にて対応可能な形式の印刷データである個別印刷データを取得し、プリンタ2、3、4に送信する。
続いて、情報処理装置1にてプリンタ2、3、4に印刷を実行させる動作について、図5~図12を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明における処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、管理プログラム43やプリントサーバプログラム44などのプログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。CPU11による処理は、情報処理装置1のOS41の他のモジュールとデータ交換するためのIF(APIとも呼ばれる)を用いたハードウェア制御も含む。
まず、管理プログラム43やプリントサーバプログラム44によるプリンタの能力取得処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。このプリンタの能力取得処理は、例えば、情報処理装置1の起動時、新たなプリンタの接続時、接続されていたプリンタの取り外し時、OS41からの能力問合せなどを契機に、CPU11にて実行される。
プリンタの能力取得処理では、CPU11は、まず、情報処理装置1に、LAN5やUSB-IF17を介して接続されたプリンタ2、3、4が存在するか否かを判断する(S10)。この際、情報処理装置1は、プリンタ2、3、4であれば応答可能な検索信号をマルチキャストして得られた情報に基づいて接続されたプリンタ2、3、4が存在するか否かを判断する。そして、接続されたプリンタ2、3、4が存在しないと判断した場合(S10:NO)、本処理を終了する。
一方、接続されたプリンタ2、3、4が存在すると判断した場合(S10:YES)、次に、CPU11は、プリンタ2、3、4の印刷設定項目および印刷設定項目における印刷設定値をプリンタ2、3、4へ問い合わせて取得する(S11)。なお、プリンタ2、3、4の印刷設定項目およびその印刷設定項目において選択可能な印刷設定値の取得は、例えば、インターネットを介してプリンタメーカのサーバに問い合わせて取得しても良い。なお、S11の処理が取得処理の一例である。
次に、CPU11は、取得した印刷設定項目およびその印刷設定項目において選択可能な印刷設定値を印刷設定情報としてそのプリンタ名と共に不揮発性メモリ14に記憶する(S12)。なお、プリンタ名としては、プリンタの型番、名称、IPアドレスなどが利用可能である。
次に、CPU11は、情報処理装置1に接続されたプリンタ2、3、4の全てから印刷設定項目および印刷設定項目における印刷設定値を読み出したか否かを判断する(S13)。そして、情報処理装置1に接続されたプリンタ2、3、4の全てから印刷設定項目および印刷設定値を読み出したと判断した場合(S13:YES)、次に、CPU11は、読み出した全てのプリンタの印刷設定項目および印刷設定値の和集合を作成し、和集合のプリンタの能力情報として和集合の印刷設定項目および印刷設定値を不揮発性メモリ14に記憶する(S14)。なお、和集合は、プリンタ2、3、4の各設定可能な印刷設定項目および印刷設定値の論理和であっても良いし、プリンタ2、3、4の各設定可能な印刷設定項目および印刷設定値をマージや足し合わせたものであっても良い。また、S14の処理が生成処理の一例である。
なお、本形態において、情報処理装置1の起動時を契機に、プリンタの能力取得処理を実行するように構成すれば、後述する固有印刷設定処理を速やかに実行することが可能となる。
ここで、プリンタ2、3、4において設定可能な印刷設定項目および印刷設定値について図6を参照して説明する。
すなわち、図6において、プリンタ2、3、4において設定可能な印刷設定の内、汎用印刷設定51は、情報処理装置1のドライバレス印刷機能においてサポートされる印刷設定の一例である。また、固有印刷設定52は、情報処理装置1のドライバレス印刷機能においてサポートされない印刷設定の一例である。
例えば、プリンタ2の汎用印刷設定51としては、印刷設定項目として、「用紙サイズ」、「用紙種類」が存在し、また、それらの印刷設定値として、「A4」、「普通紙」がそれぞれ存在する。また、固有印刷設定52としては、印刷設定項目として、「片面/両面」が存在し、また、その印刷設定値として、「片面」および「両面」がそれぞれ存在する。同様にプリンタ3および4の汎用印刷設定51や固有印刷設定52としては、図6に示すものが存在する。なお、固有印刷設定52が固有情報の一例である。
また、プリンタ2、3、4において設定可能な印刷設定項目および印刷設定値を和集合した和集合印刷設定53の汎用印刷設定51としては、印刷設定項目として、「用紙サイズ」、「用紙種類」が存在し、また、それらの印刷設定値として、「A4」、「A5」、「ハガキ」、「普通紙」、「インクジェット紙」、「光沢紙」がそれぞれ存在する。また、固有印刷設定52としては、印刷設定項目として、「片面/両面」、「Nin1」、「用紙種類」が存在し、また、それらの印刷設定値として、「片面」、「両面」、「2in1」、「4in1」、「インクジェット紙ハガキ宛名面」、「インクジェット紙ハガキ通信面」、「普通紙ハガキ宛名面」、「普通紙ハガキ通信面」がそれぞれ存在する。
本形態では、ユーザがコンテンツ作成アプリ42において印刷の指示をする前、すなわち、事前にプリンタや固有印刷設定52を選択して記憶させることができる。ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチすると、選択画面がポップアップ表示され、また、ユーザは、その画面の表示に応じてタッチすることでプリンタや固有印刷設定52の選択を行うことが可能である。
図7は、プリンタの選択処理の手順を示すフローチャートである。図7に示すプリンタの選択処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現される。
まず、CPU11は、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域である選択ボタンをタッチしたか否かを判断する(S21)。そして、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチしなかったと判断した場合(S21:NO)、他の処理に移行する(S22)。
一方、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチしたと判断した場合(S21:YES)、CPU11は、ユーザIF15のタッチパネル上に、プリンタ選択画面をポップアップ表示する(S23)。プリンタ選択画面には、図5に示すプリンタの能力取得処理において取得されたプリンタ名が全て表示される。つまり、情報処理装置1に接続されたプリンタ2、3、4のプリンタ名が表示される。
次に、CPU11は、プリンタが選択済みか否かを判断する(S24)。そして、ユーザによって、プリンタ選択画面上に表示されたプリンタ名の1つが選択された後、「実行」ボタンがタッチされた場合、CPU11は、プリンタが選択済みと判断し(S24:YES)、そして、CPU11は、選択されたプリンタ名を不揮発性メモリ14に記憶する(S25)。
一方、プリンタが選択済みではないと判断した場合(S24:NO)、または、S25の処理の後、次に、CPU11は、プリンタ選択画面上に表示された「キャンセル」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S26)。そして、「キャンセル」ボタンがタッチされたと判断した場合(S26:YES)、CPU11は、プリンタ名を不揮発性メモリ14から削除する(S27)。S27の処理の後、または、「キャンセル」ボタンがタッチされてないと判断した場合(S26:NO)、プリンタ選択画面上に表示された「終了」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S28)。CPU11は、「終了」ボタンがタッチされたと判断した場合(S28:YES)本プリンタの選択処理を終了する。一方、「終了」ボタンがタッチされてないと判断した場合(S28:NO)、CPU11は、S23の処理に戻る。
図8は、プリンタの固有印刷設定の選択処理の手順を示すフローチャートである。図8に示すプリンタの固有印刷設定処理の選択処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現され、定期的に所定の時間を隔てて実行される。
まず、CPU11は、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域である選択ボタンをタッチしたか否かを判断する(S31)。そして、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチしなかったと判断した場合(S31:NO)、他の処理に移行する(S32)。
一方、ユーザがユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチしたと判断した場合(S31:YES)、CPU11は、ユーザIF15のタッチパネル上に、プリンタの固有印刷設定の選択画面をポップアップ表示する(S33)。プリンタの固有印刷設定の選択画面には、図6に示すプリンタの能力取得処理における和集合印刷設定53の内、固有印刷設定52が全て表示される。つまり、固有印刷設定52の印刷設定項目およびその印刷設定値が表示される。
次に、CPU11は、固有印刷設定52の選択が選択済みか否かを判断する(S34)。そして、ユーザによって、固有印刷設定52の選択画面上に表示された1つの印刷設定項目に対応した1つの印刷設定値が選択された後、「実行」ボタンがタッチされた場合、CPU11は、固有印刷設定52の選択が選択済みと判断し(S34:YES)、そして、CPU11は、選択された固有印刷設定52の印刷設定項目および印刷設定値を不揮発性メモリ14に記憶する(S35)。なお、固有印刷設定の選択では、複数の印刷設定項目において1つの印刷設定値を選択できるようにしても良い。なお、S34の処理が受付処理の一例である。
一方、固有印刷設定52の選択が選択済みではないと判断した場合(S34:NO)、または、S35の処理の後、次に、CPU11は、固有印刷設定の選択画面上に表示された「キャンセル」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S36)。そして、「キャンセル」ボタンがタッチされたと判断した場合(S36:YES)、CPU11は、本固有印刷設定の選択処理を終了する。一方、「キャンセル」ボタンがタッチされてないと判断した場合(S36:NO)、CPU11は、S33の処理に戻る。
図9は、プリンタの印刷設定について、コンテンツ作成アプリ42からOS41を介してプリンタの能力情報の問合せに対する回答処理の手順を示すフローチャートである。図9に示す回答処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現される。
まず、CPU11は、コンテンツ作成アプリ42からOS41を介してプリンタの能力情報の問合せがあったか否かを判断する(S41)。そして、コンテンツ作成アプリ42からOS41を介して問合せがなかったと判断した場合(S41:NO)、他の処理に移行する(S42)。
一方、ユーザが、ユーザIF15のタッチパネルの所定の領域をタッチしたことに基づいて、コンテンツ作成アプリ42からOS41を介してプリンタ2、3、4にて構成された仮想プリンタへの能力情報の問合せがあったと判断した場合(S41:YES)、CPU11は、不揮発性メモリ14にプリンタ名が存在するか否かを判断する(S43)。例えば、図7に示すプリンタの選択処理のS25の処理にてプリンタ2、3、4のうち選択されたプリンタ名が不揮発性メモリ14に記憶されている場合には、CPU11は、記憶されたプリンタ名が存在すると判断し(S43:YES)、次に、CPU11は、記憶されたプリンタ名と、そのプリンタの印刷設定、つまり、そのプリンタの汎用印刷設定51とをOS41を介してコンテンツ作成アプリ42に回答し(S44)、その後、本回答処理を終了する。
一方、プリンタ名が不揮発性メモリ14に記憶されていない場合には、CPU11が、プリンタ2、3、4からプリンタは選択されていないと判断し(S43:NO)、次に、CPU11は、不揮発性メモリ14に固有印刷設定が記憶されているか否かを判断する(S45)。そして、図8に示すプリンタの固有印刷設定処理のS35の処理にて、プリンタの固有印刷設定が不揮発性メモリ14に記憶されている場合には、CPU11は、記憶された固有印刷設定が存在すると判断し(S45:YES)、次に、CPU11は、固有印刷設定が有効なプリンタをプリンタ2、3、4から抽出する(S46)。なお、S46の処理は、図5に示すプリンタの能力取得処理におけるS12の処理にて、不揮発性メモリ14に記憶された印刷設定に基づいてプリンタが抽出される。
次に、CPU11は、抽出したプリンタの印刷設定の和集合をとる(S47)。この際の印刷設定の和集合は、抽出したプリンタの印刷設定の内、汎用印刷設定51について和集合をとる。次に、CPU11は、抽出したプリンタの汎用印刷設定51の和集合を、抽出したプリンタの能力情報としてOS41を介してコンテンツ作成アプリ42に回答し(S48)、その後、本回答処理を終了する。
一方、S45にて、固有印刷設定が記憶されていないと判断した場合(S45:NO)、情報処理装置1に接続されたプリンタ2、3、4の印刷設定の和集合した印刷設定をコンテンツ作成アプリ42にOS41を介して回答し(S49)、その後、本回答処理を終了する。この際の印刷設定の和集合は、情報処理装置1に接続されたプリンタ2、3、4の印刷設定の内、汎用印刷設定51について和集合をとり、プリンタ2、3、4の能力情報としてOS41を介してコンテンツ作成アプリ42に回答する。すなわち、図6に示す和集合印刷設定53の汎用印刷設定51をプリンタ2、3、4の能力情報として回答する。
このように本形態によれば、S48やS49にて、プリンタ2、3、4の汎用印刷設定の和集合を生成し、汎用印刷設定の和集合を、プリンタ2、3、4の能力情報としてコンテンツ作成アプリ42に回答し、さらにコンテンツ作成アプリ42ではその能力情報に基づいて汎用印刷設定の設定を受け付けることで印刷設定の選択肢が広がり、ユーザにとって利便性が向上する。また、プリンタの利用可能性を高めることが可能となる。
次に、図10は、固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理の手順を示すフローチャートである。図10に示す固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現され、固有印刷設定が不揮発性メモリ14に記憶されたことを契機に実行される。
まず、CPU11は、図8に示す固有印刷設定の選択処理や後述の図11に示す印刷画面表示処理において不揮発性メモリ14に記憶された固有印刷設定で印刷可能なプリンタを抽出する(S51)。S51の処理は、図5に示すプリンタの能力取得処理のS12において不揮発性メモリ14に記憶された情報に基づいて抽出される。
次に、CPU11は、S51の処理にて抽出されたプリンタの台数が「0」台か否かを判断する(S52)。そして、プリンタの台数が「0」台と判断した場合(S52:YES)、次に、CPU11は、不揮発性メモリ14に記憶されたプリンタ名を削除する(S53)。次に、CPU11は、後述するユーザIF15のタッチパネル上に表示された「印刷」ボタンを無効化し(S54)、本プリンタ選択処理を終了する。
一方、S52にて、プリンタの台数が「0」台ではないと判断した場合(S52:NO)、次に、CPU11は、S51の処理にて抽出されたプリンタの台数が「1」台か否かを判断する(S55)。そして、プリンタの台数が「1」台と判断した場合(S55:YES)、次に、CPU11は、固有印刷設定とプリンタ名を不揮発性メモリ14に記憶する(S56)。
一方、S55にて、プリンタの台数が「1」台ではないと判断した場合(S55:NO)、次に、CPU11は、プリンタを自動選択する(S57)。ここでのプリンタの自動選択の条件としては、例えば、プリンタの印刷設定において印刷設定項目や印刷設定値の多いものから優先的に選択することを条件とすることが可能である。また、印刷速度の速いプリンタから優先的に選択することを条件とすることが可能である。また、現在待機中のプリンタから優先的に選択することを条件とすることが可能である。また、用紙サイズにおいて設定可能な用紙サイズが大きいプリンタから優先的に選択することを条件とすることが可能である。また、ユーザに近いプリンタから優先的に選択することを条件とすることが可能である。
本形態では、S57の処理において、現在待機中のプリンタを優先的に選択することを条件とすれば、印刷完了までの待ち時間を短くすることが可能である。また、印刷速度の速いプリンタから優先的に選択することを条件とすれば、印字枚数の多い場合においても、スピーディに印刷することが可能である。また、印刷設定項目や印刷設定値の多いプリンタから優先的に選択することを条件とすれば、ユーザの印刷設定における選択肢の幅が広がる可能性がある。また、ユーザに近いプリンタから優先的に選択することを条件とすれば、ユーザの利便性が向上する。なお、S55およびS57の処理が決定処理の一例である。
次に、CPU11は、S57にて自動選択したプリンタのプリンタ名と固有印刷設定とを不揮発性メモリ14に記憶し(S58)、本プリンタ選択処理を終了する。
次に、図11は、印刷画面表示処理の手順を示すフローチャートである。図11に示す印刷画面表示処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現され、OS41を介してコンテンツ作成アプリ42から印刷命令を受け取ったことを契機に実行される。
まず、CPU11は、OS41から送信された印刷ジョブに含まれる印刷設定を読み出す(S61)。この際の印刷設定は、汎用印刷設定51である。次に、CPU11は、S61にて読み出した印刷設定を満たすプリンタを抽出する(S62)。S62の処理は、図5に示すプリンタの能力取得処理のS12において記憶された情報に基づいて抽出される。
本形態では、印刷ジョブに含まれる印刷設定を満たすプリンタを抽出するようにしたので、印刷ジョブに含まれる印刷設定、すなわち、汎用印刷設定51を満たさないプリンタがこの時点で排除されることとなり、抽出したプリンタにより印刷できる可能性が高まる。
次に、CPU11は、S62にて抽出したプリンタの固有印刷設定を読み出す(S63)。S63の処理は、図5に示すプリンタの能力取得処理のS12において記憶された情報に基づいて読み出される。
次に、CPU11は、抽出したプリンタについて固有印刷設定が存在するか否かを判断する(S64)。そして、固有印刷設定が存在すると判断した場合(S64:YES)、次に、CPU11は、固有印刷設定を事前に設定済みか否かを判断する(S65)。そして、図8に示すプリンタの固有印刷設定の選択処理により事前に固有印刷設定がなされている場合、CPU11は、固有印刷設定を事前に設定済みと判断し(S65:YES)、次に、CPU11は、固有印刷設定の内容をユーザIF15のタッチパネル上にポップアップ表示する(S66)。次に、CPU11は、印刷ジョブに含まれる汎用印刷データおよび現設定の印刷設定に基づいて、ユーザIF15のタッチパネル上にプレビュー画像を表示するとともに、「印刷」ボタンと「中止」ボタンを表示し(S67)、本印刷画面表示処理を終了する。
一方、S64にて、固有印刷設定を事前に設定済みではないと判断した場合(S65:NO)、次に、CPU11は、S63にて読み出された固有印刷設定を選択するための固有印刷設定選択画面をユーザIF15のタッチパネル上にポップアップ表示する(S68)。その後、CPU11は、固有印刷設定選択画面上において固有印刷設定の選択が完了したか否かを判断する(S69)。ユーザが固有印刷設定選択画面上に表示された固有印刷設定の印刷設定値の1つを選択した後、「実行」ボタンがタッチされた場合、固有印刷設定の選択が完了したと判断し(S69:YES)、次に、CPU11は、選択された固有印刷設定を不揮発性メモリ14に記憶する(S70)。次に、CPU11は、印刷ジョブに含まれる汎用印刷データおよび現設定の印刷設定に基づいて、ユーザIF15のタッチパネル上にプレビュー画像を表示するとともに、「印刷」ボタンと「中止」ボタンを表示し(S71)、本印刷画面表示処理を終了する。
このように本形態では、OS41を介してコンテンツ作成アプリ42から印刷命令を受け取った際に固有印刷設定を選択できるようにしたので、印刷ジョブごとに固有印刷設定を設定することができ、利便性が向上する。
一方、S69にて、固有印刷設定の選択が完了していないと判断した場合(S69:NO)、固有印刷設定選択画面上に表示された「キャンセル」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S72)。そして、「キャンセル」ボタンがタッチされたと判断した場合(S72:YES)、CPU11は、後述するS73の処理に移行する。一方、「キャンセル」ボタンがタッチされてないと判断した場合(S72:NO)、CPU11は、S69の処理に戻る。
一方、S64にて、固有印刷設定が存在しないと判断した場合(S64:NO)、次に、CPU11は、S62にて抽出したプリンタの台数が複数か否かを判断する(S73)。そして、プリンタの台数が複数と判断した場合(S73:YES)、CPU11は、プリンタを事前に選択済みか否かを判断する(S74)。図7に示すプリンタの選択処理にて事前にプリンタが選択されている場合、CPU11は、プリンタを事前に選択済みと判断し(S74:YES)、次に、CPU11は、事前に選択されているプリンタ名を不揮発性メモリ14から読み出し、プリンタ名をユーザIF15のタッチパネル上にポップアップ表示する(S75)。
次に、CPU11は、印刷ジョブに含まれる汎用印刷データおよび現設定の印刷設定に基づいて、ユーザIF15のタッチパネル上にプレビュー画像を表示するとともに、「印刷」ボタンと「中止」ボタンを表示し(S76)、本印刷画面表示処理を終了する。
一方、S74にて、プリンタを事前に選択済みではないと判断した場合(S74:NO)、CPU11は、ユーザIF15のタッチパネル上にプリンタ選択画面を表示する(S77)。次に、プリンタ選択画面上で、プリンタが選択済みか否かを判断する(S78)。そして、ユーザによって、プリンタ選択画面上に表示されたプリンタ名の1つが選択された後、「実行」ボタンがタッチされた場合、CPU11は、プリンタが選択済みと判断し(S78:YES)、そして、CPU11は、選択されたプリンタ名を不揮発性メモリ14に記憶する(S79)。
次に、CPU11は、印刷ジョブに含まれる汎用印刷データおよび現設定の印刷設定に基づいて、ユーザIF15のタッチパネル上にプレビュー画像を表示するとともに、「印刷」ボタンと「中止」ボタンを表示し(S80)、本印刷画面表示処理を終了する。
一方、プリンタが選択済みではないと判断した場合(S78:NO)、次に、CPU11は、プリンタ選択画面上に表示された「キャンセル」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S81)。そして、「キャンセル」ボタンがタッチされたと判断した場合(S81:YES)、CPU11は、印刷の中止処理を実行し(S82)、その後、本プリンタの選択処理を終了する。一方、「キャンセル」ボタンがタッチされてないと判断した場合(S81:NO)、CPU11は、S78の処理に戻る。
一方、S73にて、プリンタの台数が複数ではない、つまり、「1」台と判断した場合(S73:NO)、S75へ移行して、プリンタ名をユーザIF15のタッチパネル上にポップアップ表示する。
次に、図12は、印刷処理の手順を示すフローチャートである。図12に示す印刷処理は、CPU11が管理プログラム43やプリントサーバプログラム44を処理することで実現され、OS41を介してコンテンツ作成アプリ42から印刷命令を受け取ったことを契機に実行される。
まず、CPU11は、ユーザIF15のタッチパネル上に表示された「印刷」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S91)。そして、「印刷」ボタンがタッチされたと判断した場合(S91:YES)、ユーザIF15のタッチパネル上に表示されたプレビュー画像表示やポップアップ表示を閉じる(S92)。次に、CPU11は、不揮発性メモリ14に記憶されたプリンタに対して、現設定の印刷設定および個別印刷データを含む印刷ジョブを送信する(S93)。ここでの現設定の印刷設定とは、印字ジョブに含まれる印刷設定および図8に示す固有印刷設定処理や図11に示す印刷画面表示処理においてユーザが選択した固有印刷設定を含む。
次に、不揮発性メモリ14に記憶されたプリンタ名をユーザIF15のタッチパネル上に表示し(S94)、その後、本印刷処理を終了する。なお、S93の処理が送信処理の一例であり、S94の処理が表示処理の一例である。なお、本形態では、図7に示すプリンタの選択処理におけるS25の処理、または、図10に示す固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理におけるS56やS58の処理、または、図11に示す印刷画面表示処理におけるS79の処理にて、プリンタ名が不揮発性メモリ14に記憶される。
一方、S91にて、「印刷」ボタンがタッチされていなと判断した場合(S91:NO)、次に、CPU11は、「中止」ボタンがユーザによってタッチされたか否かを判断する(S95)。そして、「中止」ボタンがタッチされたと判断した場合(S95:YES)、次に、CPU11は、印刷中止処理を実行し(S96)、その後、本印刷処理を終了する。
一方、S95にて、「中止」ボタンがタッチされていないと判断した場合(S95:NO)、CPU11は、S91へ戻る。
以上、詳細に説明したように、本形態によれば、各プリンタ2、3、4の固有印刷設定を含む印刷設定の和集合を生成し、さらにその和集合に基づいて固有印刷設定の設定を受け付けることで印刷設定の選択肢が広がり、さらに印刷ジョブが入力された場合に、その固有印刷設定の設定状況に応じて、印刷ジョブを送信するプリンタを決定することで、プリンタ固有の印刷設定が設定された場合に、複数のプリンタのうちその印刷設定に適したプリンタに印刷ジョブが送信される。これにより、複数のプリンタ2、3、4が接続された印刷システムにおいて、プリンタの利用可能性を高めることができる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、本形態を構成する情報処理装置やプリンタの台数は、図1の例に限らない。例えば、プリンタ2は、接続されていなくてもよい。
また、本形態では、図9に示す回答処理において、S44の処理にて、プリンタの汎用印刷設定51を、また、S48の処理にて、抽出したプリンタの汎用印刷設定51の和集合を、プリンタの能力情報としてそれぞれOS41を介してコンテンツ作成アプリ42に回答するようにしたが、OS41のベンダ領域を利用して、S44の処理にて、プリンタの汎用印刷設定51および固有印刷設定52を、また、S48の処理にて、抽出したプリンタの汎用印刷設定51および固有印刷設定52の和集合の印刷設定を、それぞれOS41を介してコンテンツ作成アプリ42に回答するようにしても良い。
また、本形態では、図5に示すプリンタの能力取得処理、図7に示すプリンタの選択処理、図8に示すプリンタの固有印刷設定の選択処理、図9に示す回答処理、図10に示す固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理、図11に示す印刷画面表示処理、図12に示す印刷処理は、管理プログラム43とプリントサーバプログラム44とによって実現するようにしたが、それら全部もしくは一部の処理を、管理プログラム43およびプリントサーバプログラム44とは別のアプリケーションプログラムによって実現しても良い。
また、本形態では、図12に示す印刷処理のS94においてプリンタ名を表示するようにしたが、図11に示す印刷画面表示処理によってユーザIF15のタッチパネル上に表示された「印刷」ボタンをユーザがタッチする前にプリンタ名をプレビュー画面に表示するようにしても良い。
また、本形態では、図10に示す固有印刷設定に基づくプリンタ選択処理のS57の処理にて、プリンタを所定の条件に基づいて自動選択するようにしたが、ユーザに手動で選択させても良い。
また、本形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 情報処理装置
2、3、4 プリンタ
11 CPU
14 不揮発性メモリ
16 ネットワークIF
17 USB-IF
41 OS
43 管理プログラム
44 プリントサーバプログラム
45 ドライバレス印刷プログラム
51 汎用印刷設定
52 固有印刷設定
53 和集合印刷設定

Claims (7)

  1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、外部装置のオペレーティングシステムに仮想プリンタとして登録可能なプリントサーバプログラムであって、前記外部装置には汎用印刷プログラムが前記オペレーティングシステムに標準で組み込まれており、
    前記前記コンピュータに、
    前記情報処理装置と接続する複数のプリンタから、能力を示す能力情報をそれぞれ取得する能力情報取得処理と、
    前記取得処理にて取得した複数の前記能力情報から、印刷設定として設定可能な設定値の和集合を生成する生成処理と、を実行させ、前記設定値の和集合には、前記外部装置の前記汎用印刷プログラムがサポートしていない設定値であり各プリンタに固有の設定値である固有情報を含めることが可能であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記外部装置にて前記プリントサーバプログラムを出力先として指定する前記汎用印刷プログラムを用いた印刷指示がされ、前記固有の設定値が設定されている場合、前記設定された前記固有の設定値に対応した印刷ジョブを取得する印刷ジョブ取得処理と、
    を実行させる、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  2. 請求項1に記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記設定値の和集合は、所定の条件を満たした場合、新たに前記能力情報取得処理と前記生成処理を行うことで更新される、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  3. 請求項2に記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記プリントサーバプログラムの起動時に前記所定の条件が満たされる、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  4. 請求項2または請求項3に記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記情報処理装置と接続された複数のプリンタの増減があったときに前記所定の条件が満たされる、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記設定値の和集合は、汎用の用紙種類と固有の用紙種類を含むことができる、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記設定値の和集合は、前記情報処理装置の不揮発性メモリに記憶される、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するプリントサーバプログラムにおいて、
    前記印刷ジョブ取得処理では、前記印刷ジョブは、前記外部装置から取得した印刷データを、印刷を行うプリンタが対応可能な形式にすることで取得される、
    ことを特徴とするプリントサーバプログラム。
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