JP7464053B2 - 光導波路素子のアライメント方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信や光センシングといった光信号の処理が必要な技術分野における、光導波路素子のアライメント方法に関するものである。
光通信や光センシングといった光信号処理技術を使用する産業分野は関連分野と共に急速に発展し続けている。この光信号処理技術と同様に急速な発展を続けていると同時に、光信号処理技術と組み合わせて使用されていることが多いのが電子回路技術である。しかし、この電子回路技術と比べると、光信号処理技術にはいくつか難点がある。それは、小型化と簡便な接続である。
シリコンを中心とする電子回路技術においては、スケーリング則により微細化がそのまま高性能化につながるため、非常に活発に微細化が推し進められてきた。しかしながら、光信号処理技術においては、空間光学系では系のサイズが非常に大きくなってしまう。また、空間光学系より小さな系を実現できる平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)においても、カットオフ条件から、最も基本的な光学素子である導波路のサイズですら数μmから数百nmオーダーとなってしまい、電子回路技術と比較して大きなデバイスサイズとなりがちである。
次に簡便な接続という点においても、電子回路技術の場合、低周波領域では単に金属等の導体を接続するというだけで非常に簡便に信号を伝達することが可能であり、高周波領域においてもRFコネクタのようなプラガブルな接続技術が成熟している。しかしながら、光信号処理技術の場合、単に光信号を伝送する媒体を接続するだけでは良好な接続を実現することができない。光信号処理技術において良好な接続を得るためには、デバイス間の高精度のアライメントが不可欠である。例えばシングルモード導波路を持つデバイスの場合、材質や設計にもよるが、サブμmオーダーの精度でのアライメントが必要である。
光信号処理技術においては、光信号の伝送のためにシングルモード光導波路となっている光ファイバを用いることが一般的である。光信号処理技術を実現する系においては、前記のとおり光信号の伝送のために光ファイバを用いる一方で、伝送された光信号の処理を行う光学素子が必要となる。光信号の処理を行う光学素子としては、PLC、ファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)、レーザダイオード(LD:Laser Diode)などがある。これらの光学素子も多くの場合シングルモード光導波路を用いている。このように前述の光ファイバも光学素子もシングルモード光導波路素子に分類されるものが一般的である。このため、光信号処理技術を実現するシステムやモジュールの構築には、サブμmオーダーの精度でのアライメントが必要である。
光ファイバ、PLC、LDなどのシングルモード光導波路素子同士の接続のうち、代表的なものの一つとして、PLCと光ファイバの直接光学的接続がある(非特許文献1、非特許文献2参照)。
図17に示すPLCと光ファイバの接合例では、石英系PLC701と光ファイバ702とが光学的接続を形成している。石英系PLC701には、導波路703が形成されている。導波路703は、GeをドープしたSiO2をコアとし、ノンドープのSiO2をクラッドとしている。図17では、導波路703はマッハツェンダー干渉計を構成しているが、あくまで一例でありどのような回路を持っていても良い。
ガラスブロック706と石英系PLC701とはあらかじめ接合されおり、光ファイバ702とファイバブロック705もあらかじめ接合されている。これら、ガラスブロック706と石英系PLC701間の接合および光ファイバ702とファイバブロック705間の接合は物理的なものであり、光学的接続に先立って形成されているものである。光接合を行うためには、一般に石英系PLC701の端面の光導波路703のコア断面付近に、ファイバブロック705に接合されている光ファイバ702のコア断面を近づけ、アクティブアライメントにより光ファイバ702の最適な位置を決定する。この最適な位置の決定後に、接着剤704によりファイバブロック705をガラスブロック706と石英系PLC701とに固定することになる。図17のような構成は石英系PLCに多く見られる形態となっている。
図17に示した構造では、上記のとおりアクティブアライメントによりPLCと光ファイバの光学的接続の位置合わせを行っている。アクティブアライメントは、一般に専用の装置を用いる位置合わせ手法で、PLCおよび光ファイバに光を通して、その伝搬光を観測しながら位置を調整する手法である。アクティブアライメントでは、通常、伝搬光の強度を観測して、伝搬光の強度が最大となったときが最も適切な位置であると判断して、PLCと光ファイバの接着を行うことが一般的である。
これに対してパッシブアライメントという概念も存在する。パッシブアライメントでは、専用の装置を必要とせず、伝搬光の観測も必要とせず、位置合わせをするべき素子同士の物理的構造を利用して嵌合や突合せにより位置合わせを行うことが提案されている。しかしながら、一般にシングルモード光導波路素子同士のパッシブアライメントの手法は成熟していない。
シングルモード光導波路素子を大きく2つに分類すると、光ファイバと、光ファイバ以外のPLCをはじめとする光学素子とに分けられる。PLCをはじめとする光学素子と光ファイバの間の光学的接続において成熟したパッシブアライメント技術は存在しない状態にある。また同様に、PLCをはじめとする光学素子同士の光学的接続においても成熟したパッシブアライメント技術は存在しない状態となっている。唯一、光ファイバ同士のパッシブアライメントについては、光コネクタやメカニカルスプライシングなどの成熟した技術が存在する。ただし、光ファイバ同士のパッシブアライメント技術が適用可能なのは、古典的なシングルモードファイバ(SMF:Single Mode Fiber)や偏波保持ファイバ(PMF:Polarization Maintaining Fiber)程度である。マルチコア光ファイバ(MCF:Multi-core Fiber)については、SMFやPMFほどに成熟したパッシブアライメント技法が存在しない状態である。
以上のように、図17に示した例で実現されるPLCをはじめとする光学素子と光ファイバの光接続や、より一般的なシングルモード光導波路素子同士の光接続のほとんどがアクティブアライメントを要求するものとなっている。しかしながら、アクティブアライメントは、複雑な実装装置を必要とすると共に、長い実装時間および高い実装コストという課題があった。このような課題はパッシブアライメントにより解消されるものであるが、シングルモード光導波路素子同士の適切なパッシブアライメント手法が確立されていなかった。
日比野善典、他5名,「ハイ・リライアビリティ・シリカベイスド・ピーエルシー・ワンバイエイト・スプリッターズ・オン・シリコン(High reliability silica-based PLC 1×8 splitters on Si)」、エレクトロニクス・レターズ(Electronics Letters),アイトリプルイー(IEEE),1994年4月,第30巻,第8号,pp.640-642 日比野善典、他4名,「ハイ・リライアビリティ・オプティカル・スプリッターズ・コンポーズド・オブ・シリカベイスド・プレイナー・ライトウェイブ・サーキッツ(High Reliability Optical Splitters Composed of Silica-Based Planar Lightwave Circuits)」,ジャーナル・オブ・ライトウェーブ・テクノロジー(JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY),アイトリプルイー(IEEE),1995年8月,第13巻,第8号,pp.1728-1735
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光導波路素子間の接続をパッシブアライメントにより実現し、光導波路素子間の接続における実装時間および実装コストを低減することができるアライメント方法を提供することにある。
本発明の光導波路素子のアライメント方法は、少なくとも2つの光導波路素子の端部の入出射端面が互いに向かい合い、向かい合う入出射端面の間に2つ以上の空間光学素子が配置された状態で、前記光導波路素子の端部と前記空間光学素子とを半固形状態の接合材料によって覆う第1のステップと、少なくとも2つの前記光導波路素子間の前記接合材料によって覆われた部分に光が入るように、少なくとも1つの前記光導波路素子にアライメント用の光を入射させる第2のステップと、前記空間光学素子に作用する光の輻射圧により、少なくとも2つの前記光導波路素子の入出射端面間の光路上に2つ以上の前記空間光学素子が移動した後に、前記接合材料を固形状態に変化させる第3のステップとを含み、前記空間光学素子は、球状のマイクロレンズであり、少なくとも2つの前記光導波路素子が前記接合材料および2つ以上の前記球状のマイクロレンズを介して光学的に接続され、前記接合材料によって前記光導波路素子と前記球状のマイクロレンズとが機械的に接続されることを特徴とするものである。
本発明によれば、少なくとも2つの光導波路素子の端部の入出射端面の間に少なくとも1つの空間光学素子が配置された状態で、光導波路素子の端部と空間光学素子とを半固形状態の接合材料によって覆い、少なくとも2つの光導波路素子間の接合材料によって覆われた部分に光が入るように、少なくとも1つの光導波路素子にアライメント用の光を入射させ、空間光学素子に作用する光の輻射圧により、少なくとも2つの光導波路素子の入出射端面間の光路上に空間光学素子が移動した後に、接合材料を固形状態に変化させることにより、光導波路素子間の接続をパッシブアライメントにより実現し、光導波路素子間の接続における実装時間および実装コストを低減することができる。
図1A-図1Bは、本発明の第1の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係るアライメント方法を説明するフローチャートである。 図4A-図4Bは、本発明の第2の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図5は、本発明の第2の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図6は、本発明の第2の実施例に係るアライメント方法を説明するフローチャートである。 図7A-図7Bは、本発明の第3の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図8は、本発明の第3の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図9A-図9Bは、本発明の第4の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図10は、本発明の第4の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図11A-図11Bは、本発明の第5の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図12は、本発明の第5の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図13は、本発明の第5の実施例に係るアライメント方法を説明するフローチャートである。 図14A-図14Bは、本発明の第6の実施例に係る光導波路素子の接続構造の斜視図、および光導波路素子の接続構造の光接続前の断面図である。 図15は、本発明の第6の実施例に係る光導波路素子の接続構造の光接続後の断面図である。 図16は、本発明の第6の実施例に係るアライメント方法を説明するフローチャートである。 図17は、PLC端面での直接光結合の1例を示す斜視図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。本実施例では、光導波路素子である光ファイバと別の光導波路素子であるPLCとを1つのマイクロレンズを介して接続する例について説明する。図1A、図1B、図2は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図1Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図1Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図2は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図1Aに示すように、光ファイバ101の内部には光ファイバコア102が形成されている。PLC107の内部にはPLCコア108が形成されている。光ファイバ101とPLC107とは、硬化した接着剤104およびマイクロレンズ103により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤104は、光ファイバ101とPLC107とマイクロレンズ103とを機械的に接続している。
図1Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、光ファイバ101の端部とPLC107の端部とマイクロレンズ103とは、いずれも硬化前の接着剤105によって覆われた状態となっている。図1Bの状態で、光ファイバ101とPLC107のうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤105の中でマイクロレンズ103の位置を変動させることができる。
図3は本実施例のアライメント方法を説明するフローチャートである。最初に、図1Bに示すように、光ファイバ101の端部の入出射端面とPLC107の端部の入出射端面とが向かい合い、光ファイバ101の端部とPLC107の端部との間に少なくとも1つのマイクロレンズ103が配置された状態で、光ファイバ101の端部とPLC107の端部とマイクロレンズ103とを硬化前の半固形状態の接着剤105(接合材料)によって覆う(図3ステップS100)。このとき、光ファイバ101とPLC107とマイクロレンズ103とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
接着剤105によって空間光学素子(本実施例ではマイクロレンズ103)を完全に覆うことにより、光導波路素子間のパッシブアライメントの工程における安定した動作を可能とし、信頼性の向上を図ることができる。
続いて、光ファイバ101の端部とPLC107の端部との間の接着剤105によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源から光ファイバ101とPLC107のうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図3ステップS101)。光ファイバ101の端部とPLC107の端部との間の接着剤105によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、マイクロレンズ103に作用する光の輻射圧により、マイクロレンズ103は、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズ103の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤105を硬化させる(図3ステップS102)。接着剤105がUV硬化型であれば紫外線を照射すればよく、接着剤105が熱硬化型であれば加熱すればよいことは言うまでもない。
こうして、接着剤105が、硬化した固形の接着剤104へと状態変化し、光ファイバ101とPLC107とマイクロレンズ103とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤104とマイクロレンズ103とを介して、光ファイバ101とPLC107の安定的な光学的接続を得ることができ、光ファイバ101とPLC107のアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、光ファイバ101とPLC107の光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりも光ファイバ101とPLC107の接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
図1Bの状態において、光ファイバ101の光軸のxy座標とPLC107の光軸のxy座標にずれがあったとしても、光ファイバ101とPLC107の両方にアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバ101から接着剤105に入射する光の強度とPLC107から接着剤105に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズ103を移動させることが可能である。
マイクロレンズ103の外形の最長部の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図2に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光106の伝搬の様態をマイクロレンズ103によって変化せしめることができる。具体的には、光ファイバ101から出射した光106をマイクロレンズ103を介してPLC107のPLCコア108に入射させることができる。反対にPLC107から出射した光106をマイクロレンズ103を介して光ファイバ101の光ファイバコア102に入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤105とマイクロレンズ103とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤105とマイクロレンズ103との体積の合計のうちマイクロレンズ103の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。
光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光106の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光106の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。本発明では、アライメント用の光の波長と、実装完了後の使用時における通信波長帯の光106の波長とを分離することで、設計の自由度を向上させることができる。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
本発明では、光導波路素子間の光接続に必要な数を超える個数の空間光学素子(本実施例ではマイクロレンズ103)が接着剤中に含まれていてもよい。つまり、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光106が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズ103が存在しても構わない。図2の例では、2つのマイクロレンズ103のうち、光ファイバ101とPLC107との間の位置から外れた1個のマイクロレンズ103は光ファイバ101とPLC107の光学的な接続に寄与しない。本発明では、光導波路素子間の光接続に必要な数を超える個数の空間光学素子を用いることにより、実装工程の作業においてゆとりを持たせることが可能となり、実装時間および実装コストを低減することができる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例では、光ファイバ同士を1つのマイクロレンズを介して接続する例について説明する。図4A、図4B、図5は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図4Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図4Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図5は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図4Aに示すように、光ファイバ201aの内部には光ファイバコア202aが形成され、光ファイバ201bの内部には光ファイバコア202bが形成されている。2つの光ファイバ201a,201bは、硬化した接着剤204およびマイクロレンズ203により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤204は、2つの光ファイバ201a,201bとマイクロレンズ203とを機械的に接続している。
図4Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、光ファイバ201a,201bの端部とマイクロレンズ203とは、いずれも硬化前の接着剤205によって覆われた状態となっている。図4Bの状態で、2つの光ファイバ201a,201bのうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤205の中でマイクロレンズ203の位置を変動させることができる。
図6は本実施例のアライメント方法を説明するフローチャートである。最初に、図4Bに示すように、2つの光ファイバ201a,201bの端部の入出射端面が互いに向かい合い、光ファイバ201aの端部と光ファイバ201bの端部との間に少なくとも1つのマイクロレンズ203が配置された状態で、光ファイバ201a,201bの端部とマイクロレンズ203とを硬化前の半固形状態の接着剤205(接合材料)によって覆う(図6ステップS200)。このとき、光ファイバ201a,201bとマイクロレンズ203とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
続いて、光ファイバ201aの端部と光ファイバ201bの端部との間の接着剤205によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源から光ファイバ201a,201bのうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図6ステップS201)。光ファイバ201aの端部と光ファイバ201bの端部との間の接着剤205によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、マイクロレンズ203に作用する光の輻射圧により、マイクロレンズ203は、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズ203の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤205を硬化させる(図6ステップS202)。
こうして、接着剤205が、硬化した固形の接着剤204へと状態変化し、光ファイバ201a,201bとマイクロレンズ203とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤204とマイクロレンズ203とを介して、光ファイバ201aと201bの安定的な光学的接続を得ることができ、光ファイバ201aと201bのアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、光ファイバ201aと201bの光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりも光ファイバ201aと201bの接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
第1の実施例と同様に、図4Bの状態において、光ファイバ201aの光軸のxy座標と光ファイバ201bの光軸のxy座標にずれがあったとしても、光ファイバ201a,201bの両方にアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバ201aから接着剤205に入射する光の強度と光ファイバ201bから接着剤205に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズ203を移動させることが可能である。
マイクロレンズ203の外形の最長部の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図5に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光206の伝搬の様態をマイクロレンズ203によって変化せしめることができる。具体的には、光ファイバ201aから出射した光206をマイクロレンズ203を介して光ファイバ201bの光ファイバコア202bに入射させることができる。反対に光ファイバ201bから出射した光206をマイクロレンズ203を介して光ファイバ201aの光ファイバコア202aに入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤205とマイクロレンズ203とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤205とマイクロレンズ203との体積の合計のうちマイクロレンズ203の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光206の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光206の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
また、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光206が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズ203が存在しても構わない。図5の例では、2つのマイクロレンズ203のうち、光ファイバ201aと201bの間の位置から外れた1個のマイクロレンズ203は光ファイバ201aと201bの光学的な接続に寄与しない。
[第3の実施例]
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本実施例では、光ファイバ同士を2つのマイクロレンズを介して接続する例について説明する。図7A、図7B、図8は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図7Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図7Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図8は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図7Aに示すように、光ファイバ301aの内部には光ファイバコア302aが形成され、光ファイバ301bの内部には光ファイバコア302bが形成されている。2つの光ファイバ301a,301bは、硬化した接着剤304および2つのマイクロレンズ303により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤304は、2つの光ファイバ301a,301bとマイクロレンズ303とを機械的に接続している。
図7Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、光ファイバ301a,301bの端部とマイクロレンズ303とは、いずれも硬化前の接着剤305によって覆われた状態となっている。図7Bの状態で、2つの光ファイバ301a,301bのうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤305の中でマイクロレンズ303の位置を変動させることができる。
本実施例においてもアライメントの処理の流れは第2の実施例と同様であるので、図6を用いて本実施例のアライメント方法について説明する。最初に、図7Bに示すように、2つの光ファイバ301a,301bの端部の入出射端面が互いに向かい合い、光ファイバ301aの端部と光ファイバ301bの端部との間に複数のマイクロレンズ303が配置された状態で、光ファイバ301a,301bの端部とマイクロレンズ303とを硬化前の半固形状態の接着剤305(接合材料)によって覆う(図6ステップS200)。このとき、光ファイバ301a,301bとマイクロレンズ303とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
続いて、光ファイバ301aの端部と光ファイバ301bの端部との間の接着剤305によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源から光ファイバ301a,301bのうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図6ステップS201)。光ファイバ301aの端部と光ファイバ301bの端部との間の接着剤305によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、光の輻射圧により、複数のマイクロレンズ303(本実施例では2つのマイクロレンズ303)が、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズ303の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤305を硬化させる(図6ステップS202)。
こうして、接着剤305が、硬化した固形の接着剤304へと状態変化し、光ファイバ301a,301bとマイクロレンズ303とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤304と2つのマイクロレンズ303とを介して、光ファイバ301aと301bの安定的な光学的接続を得ることができ、光ファイバ301aと301bのアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、光ファイバ301aと301bの光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりも光ファイバ301aと301bの接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
第2の実施例と同様に、図7Bの状態において、光ファイバ301aの光軸のxy座標と光ファイバ301bの光軸のxy座標にずれがあったとしても、光ファイバ301a,301bの両方にアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバ301aから接着剤305に入射する光の強度と光ファイバ301bから接着剤305に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズ303を移動させることが可能である。本実施例では、光接続前に光ファイバ301aの端部と光ファイバ301bの端部との間に2つのマイクロレンズ303が配置されている。これら2つのマイクロレンズ303は、光ファイバ301aから接着剤305に入射する光の強度と光ファイバ301bから接着剤305に入射する光の強度との釣り合いがとれる光路上の位置に並ぶように移動する。
マイクロレンズ303の外形の最長部の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図8に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光306の伝搬の様態をマイクロレンズ303によって変化せしめることができる。具体的には、光ファイバ301aから出射した光306を2つのマイクロレンズ303を介して光ファイバ301bの光ファイバコア302bに入射させることができる。反対に光ファイバ301bから出射した光306を2つのマイクロレンズ303を介して光ファイバ301aの光ファイバコア302aに入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤305とマイクロレンズ303とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤305とマイクロレンズ303との体積の合計のうちマイクロレンズ303の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光306の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光306の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
本実施例では、光ファイバ301aと301bの光学的な接続に寄与するマイクロレンズ303の数量が2となっているため、光学的な接続に寄与するマイクロレンズの数量が2未満の時よりも設計の自由度を高めることができる。
また、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光306が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズ303が存在しても構わない。図8の例では、3つのマイクロレンズ303のうち、光ファイバ301aと301bの間の位置から外れた1個のマイクロレンズ303は光ファイバ301aと301bの光学的な接続に寄与しない。
[第4の実施例]
次に、本発明の第4の実施例について説明する。本実施例では、光ファイバ同士を4つのマイクロレンズを介して接続する例について説明する。図9A、図9B、図10は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図9Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図9Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図10は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図9Aに示すように、光ファイバ401aの内部には光ファイバコア402aが形成され、光ファイバ401bの内部には光ファイバコア402bが形成されている。2つの光ファイバ401a,401bは、硬化した接着剤404および4つのマイクロレンズ403により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤404は、2つの光ファイバ401a,401bとマイクロレンズ403とを機械的に接続している。
図9Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、光ファイバ401a,401bの端部とマイクロレンズ403とは、いずれも硬化前の接着剤405によって覆われた状態となっている。図9Bの状態で、2つの光ファイバ401a,401bのうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤405の中でマイクロレンズ403の位置を変動させることができる。
本実施例においてもアライメントの処理の流れは第2の実施例と同様であるので、図6を用いて本実施例のアライメント方法について説明する。最初に、図9Bに示すように、2つの光ファイバ401a,401bの端部の入出射端面が互いに向かい合い、光ファイバ401aの端部と光ファイバ401bの端部との間に複数のマイクロレンズ403が配置された状態で、光ファイバ401a,401bの端部とマイクロレンズ403とを硬化前の半固形状態の接着剤405(接合材料)によって覆う(図6ステップS200)。このとき、光ファイバ401a,401bとマイクロレンズ403とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
続いて、光ファイバ401aの端部と光ファイバ401bの端部との間の接着剤405によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源から光ファイバ401a,401bのうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図6ステップS201)。光ファイバ401aの端部と光ファイバ401bの端部との間の接着剤405によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、光の輻射圧により、複数のマイクロレンズ403(本実施例では4つのマイクロレンズ403)が、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズ403の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤405を硬化させる(図6ステップS202)。
こうして、接着剤405が、硬化した固形の接着剤404へと状態変化し、光ファイバ401a,401bとマイクロレンズ403とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤404と4つのマイクロレンズ403とを介して、光ファイバ401aと401bの安定的な光学的接続を得ることができ、光ファイバ401aと401bのアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、光ファイバ401aと401bの光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりも光ファイバ401aと401bの接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
第2の実施例と同様に、図9Bの状態において、光ファイバ401aの光軸のxy座標と光ファイバ401bの光軸のxy座標にずれがあったとしても、光ファイバ401a,401bの両方にアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバ401aから接着剤405に入射する光の強度と光ファイバ401bから接着剤405に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズ403を移動させることが可能である。本実施例では、光接続前に光ファイバ401aの端部と光ファイバ401bの端部との間に4つのマイクロレンズ403が配置されている。これら4つのマイクロレンズ403は、光ファイバ401aから接着剤405に入射する光の強度と光ファイバ401bから接着剤405に入射する光の強度との釣り合いがとれる光路上の位置に並ぶように移動する。
マイクロレンズ403の外形の最長部の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図10に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光406の伝搬の様態をマイクロレンズ403によって変化せしめることができる。具体的には、光ファイバ401aから出射した光406を4つのマイクロレンズ403を介して光ファイバ401bの光ファイバコア402bに入射させることができる。反対に光ファイバ401bから出射した光406を4つのマイクロレンズ403を介して光ファイバ401aの光ファイバコア402aに入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤405とマイクロレンズ403とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤405とマイクロレンズ403との体積の合計のうちマイクロレンズ403の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光406の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光406の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
本実施例では、光ファイバ401aと401bの光学的な接続に寄与するマイクロレンズ403の数量が4となっているため、光学的な接続に寄与するマイクロレンズの数量が4未満の時よりも設計の自由度を高めることができる。
また、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光406が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズ403が存在しても構わない。図10の例では、5つのマイクロレンズ403のうち、光ファイバ401aと401bの間の位置から外れた1個のマイクロレンズ403は光ファイバ401aと401bの光学的な接続に寄与しない。
[第5の実施例]
次に、本発明の第5の実施例について説明する。本実施例では、光導波路素子であるMCF同士を1コアあたり1つのマイクロレンズを介して接続する例について説明する。図11A、図11B、図12は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図11Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図11Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図12は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図11Aに示すように、MCF501aの内部には4本の光ファイバコア502a(光導波路)が形成され、MCF501bの内部には4本の光ファイバコア502b(光導波路)が形成されている。2つのMCF501a,501bは、硬化した接着剤504および1コアあたり1つのマイクロレンズ503により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤504は、2つのMCF501a,501bとマイクロレンズ503とを機械的に接続している。
図11Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、MCF501a,501bの端部とマイクロレンズ503とは、いずれも硬化前の接着剤505によって覆われた状態となっている。図11Bの状態で、2つのMCF501a,501bのうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤505の中でマイクロレンズ503の位置を変動させることができる。
図13は本実施例のアライメント方法を説明するフローチャートである。最初に、図11Bに示すように、2つのMCF501a,501bの端部の入出射端面が互いに向かい合い、MCF501aの端部とMCF501bの端部との間に複数のマイクロレンズ503が配置された状態で、MCF501a,501bの端部とマイクロレンズ503とを硬化前の半固形状態の接着剤505(接合材料)によって覆う(図13ステップS300)。このとき、MCF501a,501bとマイクロレンズ503とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
本実施例では、MCF501aと501bの光ファイバコア数は同一であり、また光ファイバコア502aのピッチと光ファイバコア502bのピッチも同一である。
本実施例では、図11Bの光接続前の状態において、光ファイバコア502aが並ぶ方向と光ファイバコア502bが並ぶ方向とが概ね平行で、光ファイバコア502aの光軸とこれに対応する光ファイバコア502bの光軸とのずれ量(図11Bではy方向のずれ量)が、光ファイバコア502a,502bのピッチの1/2未満であることが望ましい。このように接着剤505の硬化前の機械的なアライメント精度が実現できるように、台座や治具等を用いることが望ましい。
続いて、MCF501aの端部とMCF501bの端部との間の接着剤505によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源からMCF501a,501bのうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図13ステップS301)。MCF501aの端部とMCF501bの端部との間の接着剤505によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、光の輻射圧により、複数のマイクロレンズ503(本実施例では4つのマイクロレンズ503)が、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズ503の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤505を硬化させる(図13ステップS302)。
こうして、接着剤505が、硬化した固形の接着剤504へと状態変化し、MCF501a,501bとマイクロレンズ503とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤504と1コアあたり1つのマイクロレンズ503とを介して、MCF501aと501bの安定的な光学的接続を得ることができ、MCF501aと501bのアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、MCF501aと501bの光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりもMCF501aと501bの接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
図11Bの状態で、上記のように機械的なアライメント精度が満たされている条件下で、MCF501aの光ファイバコア502aの光軸のxy座標と、対応するMCF501bの光ファイバコア502bの光軸のxy座標とにずれがあったとしても、全ての光ファイバコア502a,502bにアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバコア502aから接着剤505に入射する光の強度と光ファイバコア502bから接着剤505に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズ503を移動させることが可能である。
本実施例では、光接続前にMCF501aの端部とMCF501bの端部との間に4つのマイクロレンズ503が配置されている。各々のマイクロレンズ503は、1つの光ファイバコア502aから接着剤505に入射する光の強度と、対向する光ファイバコア502bから接着剤505に入射する光の強度との釣り合いがとれる光路上の位置に移動する。なお、図12の状態で光ファイバコア502aと502bの間に少なくとも1つのマイクロレンズ503を配置するため、図11Bの光接続前の状態で、MCF501aの端部とMCF501bの端部との間に光ファイバコア数を上回る数のマイクロレンズ503を配置しておくことが望ましい。
マイクロレンズ503の外形の最長部の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図12に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光506の伝搬の様態をマイクロレンズ503によって変化せしめることができる。具体的には、MCF501aの1本の光ファイバコア502aから出射した光506を1つのマイクロレンズ503を介してMCF501bの対応する光ファイバコア502bに入射させることができる。反対にMCF501bの1本の光ファイバコア502bから出射した光506を1つのマイクロレンズ503を介してMCF501aの対応する光ファイバコア502aに入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤505とマイクロレンズ503とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤505とマイクロレンズ503との体積の合計のうちマイクロレンズ503の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光506の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光506の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
また、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光506が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズ503が存在しても構わない。図12の例では、5つのマイクロレンズ503のうち、MCF501aと501bの間の位置から外れた1個のマイクロレンズ503はMCF501aと501bの光学的な接続に寄与しない。
[第6の実施例]
次に、本発明の第6の実施例について説明する。本実施例では、MCF同士をマイクロレンズアレイを介して接続する例について説明する。図14A、図14B、図15は本実施例に係る光導波路素子の接続構造を示す模式図である。図14Aは光導波路素子の接続構造の斜視図、図14Bは光接続前の接続構造をyz平面で切断した断面図、図15は光接続後の接続構造をyz平面で切断した断面図である。
図14Aに示すように、MCF601aの内部には4本の光ファイバコア602a(光導波路)が形成され、MCF601bの内部には4本の光ファイバコア602b(光導波路)が形成されている。2つのMCF601a,601bは、硬化した接着剤604およびマイクロレンズアレイ603により光学的に接続されている。また、硬化した接着剤604は、2つのMCF601a,601bとマイクロレンズアレイ603とを機械的に接続している。
図14Bに示す光接続前の断面図から明らかなように、MCF601a,601bの端部とマイクロレンズアレイ603とは、いずれも硬化前の接着剤605によって覆われた状態となっている。図14Bの状態で、2つのMCF601a,601bのうち少なくとも一方に光ピンセットの働きをさせるためのアライメント用光波を通すことにより、硬化前の接着剤605の中でマイクロレンズアレイ603の位置を変動させることができる。
図16は本実施例のアライメント方法を説明するフローチャートである。最初に、図14Bに示すように、2つのMCF601a,601bの端部の入出射端面が互いに向かい合い、MCF601aの端部とMCF601bの端部との間にマイクロレンズアレイ603が配置された状態で、MCF601a,601bの端部とマイクロレンズアレイ603とを硬化前の半固形状態の接着剤605(接合材料)によって覆う(図16ステップS400)。このとき、MCF601a,601bとマイクロレンズアレイ603とを配置するために台座や治具等を用いてもよい。
本実施例では、MCF601aと601bの光ファイバコア数は同一であり、また光ファイバコア602aのピッチと光ファイバコア602bのピッチも同一である。マイクロレンズアレイ603は、MCF601a,601bの光ファイバコア数と同数のレンズを、光ファイバコア602a,602bと同一のピッチで基板上に配置したものである。
本実施例では、図14Bの光接続前の状態において、光ファイバコア602aが並ぶ方向と光ファイバコア602bが並ぶ方向とが概ね平行で、光ファイバコア602aの光軸とこれに対応する光ファイバコア602bの光軸とのずれ量(図14Bではy方向のずれ量)が、光ファイバコア602a,602bのピッチの1/2未満であることが望ましい。このように接着剤605の硬化前の機械的なアライメント精度が実現できるように、台座や治具等を用いることが望ましい。
続いて、MCF601aの端部とMCF601bの端部との間の接着剤605によって覆われた部分に光が入るように、図示しないアライメント用の光源からMCF601a,601bのうち少なくとも一方にアライメント用の光を入射させる(図16ステップS401)。MCF601aの端部とMCF601bの端部との間の接着剤605によって覆われた部分にアライメント用の光を入射させると、光の輻射圧により、マイクロレンズアレイ603が、光強度が高い位置に移動する。
マイクロレンズアレイ603の移動後、アライメント用の光の入射を停止し、接着剤605を硬化させる(図16ステップS402)。
こうして、接着剤605が、硬化した固形の接着剤604へと状態変化し、MCF601a,601bとマイクロレンズアレイ603とが機械的に接続される。また、硬化した接着剤604とマイクロレンズアレイ603の各レンズとを介して、MCF601aと601bの安定的な光学的接続を得ることができ、MCF601aと601bのアライメントを実現することができる。したがって、本実施例では、アクティブアライメント無しにパッシブアライメントのみで、MCF601aと601bの光接続を実現することができ、アクティブアライメントを使用するときよりもMCF601aと601bの接続における実装時間および実装コストを削減することができる。
図14Bの状態で、上記のように機械的なアライメント精度が満たされている条件下で、MCF601aの光ファイバコア602aの光軸のxy座標と、対応するMCF601bの光ファイバコア602bの光軸のxy座標とにずれがあったとしても、全ての光ファイバコア602a,602bにアライメント用の光を同時に入射させることで、光ファイバコア602aから接着剤605に入射する光の強度と光ファイバコア602bから接着剤605に入射する光の強度との釣り合いがとれる適切な光路上の位置にマイクロレンズアレイ603を移動させることが可能である。このとき、1つの光ファイバコア602aから接着剤605に入射する光の強度と、対応する1つの光ファイバコア602bから接着剤605に入射する光の強度との釣り合いがとれる光路上にマイクロレンズアレイ603中の1つのレンズが位置するように、マイクロレンズアレイ603は移動する。
マイクロレンズアレイ603の外形における光学軸に直交する方向(図15のy方向)の光学的な長さが所望の通信波長帯の光の波長を超えるように設計することで、図15に示すようにアライメントが完了した状態において、通信波長帯の光606の伝搬の様態をマイクロレンズアレイ603によって変化せしめることができる。具体的には、MCF601aの1本の光ファイバコア602aから出射した光606をマイクロレンズアレイ603の1つのレンズを介してMCF601bの対応する光ファイバコア602bに入射させることができる。反対にMCF601bの1本の光ファイバコア602bから出射した光606をマイクロレンズアレイ603の1つのレンズを介してMCF601aの対応する光ファイバコア602aに入射させることができる。
アライメント用の光の波長において、硬化前の接着剤605とマイクロレンズアレイ603とは、屈折率が異なっていることが求められる。硬化前の接着剤605とマイクロレンズアレイ603との体積の合計のうちマイクロレンズアレイ603の体積が占める割合が74%を超えないことが、本実施例のアライメントの実現のために必要である。光信号処理の実用段階で使用される通信波長帯の光606の波長は、アライメント用の光の波長と同一であってもよいし異なっていても構わない。同様に、通信波長帯の光606の強度は、アライメント用の光の強度と同一であってもよいし異なっていても構わない。
接合材料としては、UV硬化型または熱硬化型の接着剤が最適であるが、通信波長帯の光およびアライメント用の光に対して透明な材料であれば、材料や硬化方法は本実施例に限られない。
また、光学的な接続に問題が無いならば、通信波長帯の光606が通らず光学的な接続に寄与しないマイクロレンズアレイ603が存在しても構わない。図15の例では、2つのマイクロレンズアレイ603のうち、MCF601aと601bの間の位置から外れた1個のマイクロレンズアレイ603はMCF601aと601bの光学的な接続に寄与しない。
なお、本発明では、接続される2つの光導波路素子がどのような種類の光導波路素子であるかについては特に限定しない。第1~第6の実施例として図示した光導波路素子は、光ファイバ、MCFおよびPLCであるが、あくまで例示であり、FBG、偏波保持ファイバ、LD、フォトディテクタ(PD:Photodetector)、変調器などの光導波路素子に本発明を適用してもよい。すなわち、本発明は光導波路素子の種類や構成に対して独立したものとなっている。
第1~第6の実施例では、光導波路素子間の光結合を担う空間光学素子としてマイクロレンズまたはマイクロレンズアレイを用いている。マイクロレンズまたはマイクロレンズアレイのように市中にて安価に調達できる部材を採用することにより、部材コストを低減することができる。ただし、第1~第6の実施例はあくまで例示であり、他の空間光学素子を用いることも有りうる。
また、第1~第6の実施例では、光導波路素子間の光結合を担うマイクロレンズの数量が1個、2個、4個の形態と、光結合を担うマイクロレンズアレイの数量が1個の形態とを示しているが、あくまで例示であり、第1~第6の実施例の数量以外の空間光学素子を用いることも有りうる。
第1~第6の実施例において、空間光学素子として例示しているマイクロレンズおよびマイクロレンズアレイについては、石英系ガラスのような無機材料やポリスチレン樹脂のような有機材料を用いて実現することが可能であるが、他の材料からなる空間光学素子を用いることも有りうる。
また、第1~第6の実施例では、光導波路素子と空間光学素子とを固定する接合材料として、接着剤のみを用いているが、あくまで例示であり、他の材料を用いることも有りうる。
また、第1~第6の実施例では、2つの光導波路素子を接続する例について説明しているが、3つ以上の光導波路素子の間を接続することも可能である。3つ以上の光導波路素子を接続する場合には、3つ以上の光導波路素子間を接続することが可能な空間光学素子を使用すればよい。
また、第1の実施例のように光導波路素子としてPLCを用いた場合でも、PLCを構成する材料系は任意に選択できる。石英系PLCによる系では、支持基板にはSi基板を、クラッド層にはSiO2からなるクラッド層を用いることができる。他にも、TaO2/SiO2系やニオブ酸リチウム系といった誘電体材料系の材料による導波路構造あるいは化合物半導体系材料による導波路構造を持つPLC、シリコンフォトニクス材料系によるPLCなどを任意に採用することができる。したがって、導波路型LDおよび導波路型PDもPLCに含まれる。
本発明は、光導波路素子同士を光学的に接続する技術に適用することができる。
101,201a,201b,301a,301b,401a,401b…光ファイバ、501a,501b,601a,601b…MCF 102,202a,202b,302a,302b,402a,402b,502a,502b,602a,602b…光ファイバコア、103,203,303,403,503…マイクロレンズ、603…マイクロレンズアレイ、104,204,304,404,504,604…硬化した接着剤、105,205,305,405,505,605…硬化前の接着剤、106,206,306,406,506,606…通信波長帯の光、107…PLC、108…PLCコア。

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの光導波路素子の端部の入出射端面が互いに向かい合い、向かい合う入出射端面の間に2つ以上の空間光学素子が配置された状態で、前記光導波路素子の端部と前記空間光学素子とを半固形状態の接合材料によって覆う第1のステップと、
    少なくとも2つの前記光導波路素子間の前記接合材料によって覆われた部分に光が入るように、少なくとも1つの前記光導波路素子にアライメント用の光を入射させる第2のステップと、
    前記空間光学素子に作用する光の輻射圧により、少なくとも2つの前記光導波路素子の入出射端面間の光路上に2つ以上の前記空間光学素子が移動した後に、前記接合材料を固形状態に変化させる第3のステップとを含み、
    前記空間光学素子は、球状のマイクロレンズであり、
    少なくとも2つの前記光導波路素子が前記接合材料および2つ以上の前記球状のマイクロレンズを介して光学的に接続され、前記接合材料によって前記光導波路素子と前記球状のマイクロレンズとが機械的に接続されることを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
  2. 請求項1記載の光導波路素子のアライメント方法において、
    前記接合材料は、接着剤であることを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
  3. 請求項1または2記載の光導波路素子のアライメント方法において、
    前記接合材料は、前記空間光学素子を完全に覆っていることを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光導波路素子のアライメント方法において、
    前記光導波路素子は、通信波長帯の光と前記アライメント用の光とを導波可能であり、
    前記空間光学素子と前記接合材料とは、前記通信波長帯の光と前記アライメント用の光とに対して透明であることを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光導波路素子のアライメント方法において、
    少なくとも2つの前記光導波路素子間の光学的接続に必要な数以上の前記空間光学素子が前記接合材料内に含まれ、少なくとも2つの前記光導波路素子の入出射端面間の光路から外れた位置に前記光学的接続に寄与しない前記空間光学素子が存在することを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光導波路素子のアライメント方法において、
    各光導波路素子は、それぞれ複数の光導波路を備え、
    前記第3のステップは、少なくとも2つの前記光導波路素子の対応する光導波路間のそれぞれが前記接合材料および2つ以上の前記球状のマイクロレンズを介して光学的に接続されるように、前記球状のマイクロレンズが移動した後に、前記接合材料を固形状態に変化させるステップを含むことを特徴とする光導波路素子のアライメント方法。
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