JP7462492B2 - 梁接合構造 - Google Patents
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Description
複数の建屋を繋ぐ架構から前記建屋に向けて延びる架構側接合梁と、当該架構側接合梁の延長線上に当該延長線に沿う姿勢で前記建屋のそれぞれに備えられた建屋側接合梁とを、応力伝達可能に接合する梁接合構造であって、
前記架構側接合梁は、強軸方向が上下方向に設定された平鋼材からなり、
前記建屋側接合梁は、上下のフランジと当該フランジにわたるウェブとを有する形鋼材からなり、
前記架構側接合梁の建屋側端部と、前記建屋側接合梁における前記ウェブの架構側端部との接合部位には、それらの接合方向と交差する交差方向に延びて前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との接合を可能にする接合用鉛直鋼板が介在され、
前記接合用鉛直鋼板は、前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との前記交差方向での位置ずれを吸収可能な板幅を有するとともに、前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との間での応力の伝達を可能にする板厚を有している点にある。
これにより、複数の建屋を繋ぐ意匠性の高い架構の製作を、建屋の施工と並行して進めるようにしても、複数の建屋を架構で繋ぐ施工時には、架構を意匠性の高い形状に維持しながら、架構側接合梁から建屋側接合梁への応力の伝達が可能な状態で複数の建屋を架構で繋ぐことができる。そして、このような施工が可能になることにより、複数の建屋で囲まれた空間を、意匠性の高い架構で覆われた居心地の良い広場や中庭などに利用することが可能になる。
その結果、建屋の施工と並行して架構の製作を進めることで工期の短縮を図れるようにしながらも、複数の建屋とそれらを繋ぐ架構とを、架構から各建屋への応力の伝達が可能な状態で、見栄え良く調和のとれた一体感のある一つの施設として構築することができる。
前記架構側接合梁の建屋側端部と、前記接合用鉛直鋼板において前記架構に面して前記交差方向に延びる架構側接合面とは、前記架構側接合梁の一側面に沿って前記架構側接合梁と前記架構側接合面とにわたる裏当て金が添えられた状態で溶接接合されている点にある。
そして、そのルートギャップを利用して、架構側接合梁の面外方向において裏当て金が添えられていない一方の外側から、架構側接合梁の建屋側端部と接合用鉛直鋼板の架構側接合面とを溶接することにより、架構側接合梁における面外方向の両外側から溶接する裏斫り形式に比較して、施工性の向上などを図りながら、架構側接合梁の建屋側端部と接合用鉛直鋼板の架構側接合面とを完全溶け込み溶接で強固に接合することができる。
又、架構側接合梁の建屋側端部と接合用鉛直鋼板の架構側接合面との溶接に裏当て金を使用することにより、裏斫り形式で溶接する場合に比較して溶接部位の見た目が悪くなったとしても、この溶接部位は建屋側の位置であることから、各建屋の屋根材などで覆い隠すことができる。これに加えて、複数の建屋で囲まれた空間から見える位置にある架構側接合梁の架構側端部と架構側の支持部材との溶接部位には、それらの接合方向での位置ずれを吸収する必要がないことから、見た目の良い裏斫り形式を採用することができる。
その結果、施工性の向上などを図りながら、複数の建屋とそれらを繋ぐ架構とを、より高い精度で見栄え良く調和のとれた一体感のある一つの施設として構築することができる。
前記建屋側接合梁には、その架構側端部として、前記架構側接合梁の板厚と同厚のウェブを有して前記建屋側接合梁と相似する形状に構成された溶接構造の端部用形鋼材が備えられている点にある。
その結果、架構側接合梁と建屋側接合梁とを、それらの位置ずれを吸収する接合用鉛直鋼板を介して溶接接合する構造でありながら、架構から各建屋への応力の伝達をより良好にすることができる。
前記接合用鉛直鋼板の上下両端部には、前記建屋側接合梁の前記フランジが突合せ溶接される水平鋼板が溶接されている点にある。
その結果、水平鋼板を備えずに、接合用鉛直鋼板から建屋側接合梁のウェブのみに応力を伝達する構造に比較して、架構から各建屋への応力の伝達をスムーズにすることができる。
前記接合用鉛直鋼板は、前記交差方向に延びる建屋側交差梁のウェブの一部に兼用されている点にある。
前記接合用鉛直鋼板は、前記接合部位に位置する建屋側の鉄骨柱の一部に兼用されている点にある。
尚、施設における建屋1~4の個数は、2つ以上の複数であれば種々の変更が可能である。又、架構5は、パーゴラ6を備える構造に代えて、適度に光を通す屋根などが備えられた屋根架構などであってもよい。更に、特定空間は中庭などに使用されていてもよい。
尚、架構5の分割数は、架構5で繋がられる建屋の個数などに応じて種々の変更が可能である。
尚、各架構側第1梁21にて形成される形状は、リーフ状に限らず、特定空間の平面視形状などに応じて種々の変更が可能である。又、近接する架構側第1梁21の端部間には、各架構側第1梁21の対立する振動などを許容しながら、近接する架構側第1梁21の端部を繋ぐエキスパンションジョイントが備えられていてもよい。
尚、各鉄骨柱10には、角形鋼管材あるいはH形鋼材や溝形鋼材などの形鋼材が使用されていてもよい。
尚、各建屋側第1梁11には、H形鋼材に限らず、例えばI形鋼材又は溝形鋼材などの形鋼材が使用されていてもよい。
尚、各建屋側第2梁12には、H形鋼材に限らず、例えばI形鋼材又は溝形鋼材などの形鋼材が使用されていてもよい。
尚、上下のダイアフラム10a,10bは、前述した水平鋼板18,19と同様に、建屋側交差梁15に使用されたH形鋼材のフランジ厚と同等以上で、かつ、ビルドH形鋼材16のフランジ厚と同等以上の板厚を有している。
本発明の別実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、上記の実施形態や他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
2 第2建屋
3 第3建屋
4 第4建屋
5 架構
10 鉄骨柱
10a 水平鋼板(鉄骨柱の上ダイアフラム)
10b 水平鋼板(鉄骨柱の下ダイアフラム)
11a 建屋側接合梁の上フランジ(建屋側第1梁の上フランジ)
11b 建屋側接合梁の下フランジ(建屋側第1梁の下フランジ)
11c 建屋側接合梁のウェブ(建屋側第1梁のウェブ)
12a 建屋側接合梁の上フランジ(建屋側第2梁の上フランジ)
12b 建屋側接合梁の下フランジ(建屋側第2梁の下フランジ)
12c 建屋側接合梁のウェブ(建屋側第2梁のウェブ)
14 建屋側接合梁(建屋側第1梁又は建屋側第2梁)
14A 建屋側接合梁の架構側端部
15 建屋側交差梁(建屋側第1梁)
16 溶接構造の端部用形鋼材(ビルドH形鋼材)
16c 建屋側接合梁におけるウェブの架構側端部(ビルドH形鋼材のウェブ)
17 接合用鉛直鋼板
17A 架構側接合面
18 水平鋼板
19 水平鋼板
22 架構側接合梁(架構側第2梁)
22A 架構側接合梁の建屋側端部
23 裏当て金
Claims (6)
- 複数の建屋を繋ぐ架構から前記建屋に向けて延びる架構側接合梁と、当該架構側接合梁の延長線上に当該延長線に沿う姿勢で前記建屋のそれぞれに備えられた建屋側接合梁とを、応力伝達可能に接合する梁接合構造であって、
前記架構側接合梁は、強軸方向が上下方向に設定された平鋼材からなり、
前記建屋側接合梁は、上下のフランジと当該フランジにわたるウェブとを有する形鋼材からなり、
前記架構側接合梁の建屋側端部と、前記建屋側接合梁における前記ウェブの架構側端部との接合部位には、それらの接合方向と交差する交差方向に延びて前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との接合を可能にする接合用鉛直鋼板が介在され、
前記接合用鉛直鋼板は、前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との前記交差方向での位置ずれを吸収可能な板幅を有するとともに、前記架構側接合梁と前記建屋側接合梁との間での応力の伝達を可能にする板厚を有している梁接合構造。 - 前記架構側接合梁の建屋側端部と、前記接合用鉛直鋼板において前記架構に面して前記交差方向に延びる架構側接合面とは、前記架構側接合梁の一側面に沿って前記架構側接合梁と前記架構側接合面とにわたる裏当て金が添えられた状態で溶接接合されている請求項1に記載の梁接合構造。
- 前記建屋側接合梁には、その架構側端部として、前記架構側接合梁の板厚と同厚のウェブを有して前記建屋側接合梁と相似する形状に構成された溶接構造の端部用形鋼材が備えられている請求項1又は2に記載の梁接合構造。
- 前記接合用鉛直鋼板の上下両端部には、前記建屋側接合梁の前記フランジが突合せ溶接される水平鋼板が溶接されている請求項1~3のいずれか一項に記載の梁接合構造。
- 前記接合用鉛直鋼板は、前記交差方向に延びる建屋側交差梁のウェブの一部に兼用されている請求項1~4のいずれか一項に記載の梁接合構造。
- 前記接合用鉛直鋼板は、前記接合部位に位置する建屋側の鉄骨柱の一部に兼用されている請求項1~4のいずれか一項に記載の梁接合構造。
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WO2017090400A1 (ja) | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 新日鐵住金株式会社 | H形鋼の継手構造およびh形鋼の接合方法 |
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