JP2012077557A - ボイラー及びボイラー建屋の解体工法 - Google Patents

ボイラー及びボイラー建屋の解体工法 Download PDF

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正勝 齋藤
Toshitsugu Sato
俊継 佐藤
Nobuhiro Matsuoka
信弘 松岡
Kiyoshi Kato
清 加藤
Katsunori Shimizu
勝則 清水
Yoshitsugu Kudo
芳嗣 工藤
Tadashi Tanaka
正 田中
Hideo Kunisawa
英夫 国沢
Haruyuki Nanba
治之 難波
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Abstract

【課題】必要とされる補強部材数の減少による工程および工期を削減すると共に、補強部材の資材の有効活用を図ることが可能なボイラー及びボイラー建屋の解体工法を提案する。
【解決手段】ボイラー110およびこれを収容したボイラー建屋100の解体工法において、ボイラー建屋100は鉄骨ブレース構造の構造物であって、複数のボイラー建屋100が隣接して設置されていて、隣接するボイラー建屋100の上部近傍に補強部材200を渡して互いに連結し、ボイラー110を覆う柱136、梁134、またはブレース130の一部を撤去し、ボイラー110を撤去することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、発電所のボイラー及びボイラー建屋の解体工法に関する。
火力発電所や原子力発電所には、大型のボイラーが設置されている。発電所のボイラーは大きく、燃焼等による熱伸縮する幅も大きいため、上から吊って支持されている。そのため、ボイラー建屋は地上50m近く(11階建て相当)の大きさになる。一般にボイラー建屋は鉄骨ブレース構造であって、壁面は鉄骨の柱、梁、ブレースが露出しており、天井部分などにわずかなスラブ(床材)や腰壁がある程度である。
特許文献1には、ボイラー建屋の頂上にガーターを設置し、ジャッキを介してボイラーを吊下して、ボイラーを下端から少しずつ解体しては下ろしていくジャッキダウン工法が記載されている。特許文献1によれば、ボイラーはその解体作業を地上で行うことができ、足場、養生、補強材が従来よりも遥かに小規模なものですみ、その設置・解体の手間を大幅に削減して、工期の短縮化およびコスト低減を図ることができると述べている(段落0021等)。
特許文献2には、大型の重機のブーム先端に鉄骨カッターを装備して各部位を切り落とすことによりボイラー建屋(ボイラー施設)を解体する解体工法が提案されている(以後、単に「大型重機解体工法」という。)。特許文献2によれば、大型重機でボイラーを直接解体するので仮設ステージやジャッキの設置がなく、危険な高所での作業をなくすことができるため、安全で工期の短い解体工法を提供できるとしている(段落0009等)。
特開平10−046838号公報 特開2010−112003号公報
上記のようにボイラー建屋を解体する際には、まずボイラーを撤去し、そのあとにボイラー建屋を解体する必要がある。しかし、特許文献1に示すようなジャッキダウン工法でも、特許文献2に示すような大型重機解体工法でも、まずボイラー建屋の一部(通常はボイラーの前側)を解体して、ボイラーを露出させる必要がある。ボイラーは水を抜くことで軽くなるが、ボイラー建屋の一部を解体することから強度が低下するため、相対的にボイラー建屋の耐震強度は不足がちになる。ボイラー建屋の解体工事はある程度の期間に亘ることから、その期間内に不測の大地震が発生するおそれもある。そのような場合であっても解体途中のボイラー建屋が倒壊することを防止するために、適宜補強を行う必要がある。耐震強度に対する補強は、主にボイラー建屋の残った梁や柱にブレース材(筋交い)を取り付けることによって行われる。
しかし、そもそも面が少なくなったボイラー建屋で十分な補強を行うためには、相応に数多くの補強部材が必要になる。これに伴い、補強部材を取り付けるための工程も多くなる。さらに、このように数多い補強部材を取り外すことは大変な手間であるため、通常はボイラー撤去後にも補強部材を取り外すことなく、ボイラー建屋と共にスクラップ解体される(いわゆる捨て補強)。
そこで本発明は、必要とされる補強部材数の減少による工程および工期を削減すると共に、補強部材の資材の有効活用を図ることが可能なボイラー及びボイラー建屋の解体工法を提案することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、ボイラーおよびこれを収容したボイラー建屋の解体工法において、ボイラー建屋は鉄骨ブレース構造の構造物であって、複数のボイラー建屋が隣接して設置されていて、隣接するボイラー建屋の上部近傍に補強部材を渡して互いに連結し、ボイラーを覆う柱、梁、またはブレースの一部を撤去し、ボイラーを撤去することを特徴とする。
上記構成によれば、隣接するボイラー建屋同士で支え合うことによって、ボイラーの撤去に際してボイラー建屋の一部を撤去した場合であっても、構造物の強度、特に耐震強度を維持することができる。また補強部材とボイラー建屋との接合箇所が少なく、部材数も少ないため、取り付けが容易である。さらには、取り外しも容易であるため、ボイラーの撤去が完了した後に取り外して回収および再使用することができ、資材の有効活用を図ることができる。
補強部材は、鉄骨をほぼ三角形に接合したトラス構造であることが好ましい。隣接するボイラー建屋は10数mほども間が空いているため、1本の鉄骨では座屈を生じてしまう。また、隣接していても業者や時期の違いによって高さが異なる場合が多く、上辺を連結すると斜めに力がかかることになり、1本の鉄骨ではたわんだり座屈したりしてしまうおそれがある。そこで、三角形のトラス構造とすることにより、高さの異なるボイラー建屋の間を支障なく連結することができると共に、面を形成してたわみや座屈に対する剛性を高めることができる。なお、一般的に隣接するボイラー建屋は並行に配置されているため、補強部材は軸力のみ応力がかかるよう設置でき、平面的な形状で足りる。現場施工上、軸力以外の応力が働くような場合は、立体的な形状としても良い。
ボイラーの撤去は、ボイラーを吊下した状態で重機を用いて解体することが好ましい。本発明にかかるボイラー及びボイラー建屋の解体工法によれば、ジャッキダウン工法および大型重機解体工法のいずれを採用する場合にも耐震強度を高めることができる。特に大型重機解体工法ではジャッキダウン工法よりも工期が短く、ジャッキを設置するための補強部材を必要としないため本発明により、より高い効果を得ることができる。
本発明によれば、必要とされる補強部材数の減少による工程および工期を削減すると共に、補強部材の資材の有効活用を図ることができる。
一般的な火力発電所の概略構成図である。 ボイラー建屋を拡大した図である。 ボイラーおよびボイラー建屋の解体工法を説明するフローチャートである。 補強部材を説明する図である。 補強部材を取り付ける様子を説明する図である。 大型重機解体工法を用いた様子を説明する図である。 ボイラーおよびボイラー建屋の解体工法の他の例を説明するフローチャートである。 ジャッキダウン工法を用いた様子を説明する図である。 比較例として1つのボイラー建屋でジャッキダウン工法を用いた例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は一般的な火力発電所の概略構成図であって、内部がわかるように屋根部分の描画を省略している。図1では6軸のタービンが設置されており、それぞれについてボイラー110、タービン112、発電機114などが組になって設置されている。ボイラー110は、それぞれがボイラー建屋100に収容されている。タービン112は、それぞれが個別のタービン架台に設置されているが、建屋としては1つの大きなタービン建屋116に収容されている。
図2はボイラー建屋100を拡大した図である。ボイラー建屋100は、大型のボイラー110を上から吊って支持している。そのため、ボイラー建屋100は地上50m近く(11階建て相当)の大きさになる。ボイラー建屋100は鉄骨ブレース構造であって、壁面は鉄骨の柱、梁、ブレースが露出しており、天井部分などにわずかなスラブ(床材)や腰壁がある程度である。なお、図2では、ボイラー110が見えるようにするために、ボイラー上部の屋根スラブおよび腰壁などの描画を省略している。
ボイラー建屋100(100a、100b)は、隣接する場合であっても、製造した業者や時期の違いによって構造や高さが異なる(むろん、同じ構造が並ぶ場合もある)。この場合においてもタービン建屋116は共用であるが、内部的にはタービン架台が個別であるため、建設時の制約とはならない。
ボイラー建屋100は、ボイラー110の左右両側に四角い柱形部122が構成されている。柱形部122はさらにボイラー前面124とボイラー後面126によって連結されていて、ボイラー建屋100は全体としても大きな箱状になっている。
図3はボイラーおよびボイラー建屋の解体工法を説明するフローチャートであって、大型重機解体工法を用いる場合について説明する。以下、フローチャートに沿って、適宜図面を参照しながら説明する。
まず、先行撤去工事を行う(ステップ300)。ボイラー110を解体する際には、あらかじめ上部鉄骨架構のみにする必要がある。このため、まず不図示の屋上腰壁、屋上防水コンクリート、屋上PS版、屋上外壁パネルなどを撤去する。
補強工事は、解体工事中のボイラー建屋100の耐震強度を維持するために行う(ステップ302)。ボイラーは水を抜くことで軽くなるが、次に行うボイラー前面撤去工事により、ボイラー建屋の一部を解体することから強度が低下するため、相対的にボイラー建屋の耐震強度は不足がちになる。そこでボイラー建屋100の強度計算を行い、強度が不足する部分にブレースを追加する。具体例としては、図5(a)に示すように、既存のブレース130と交差するように補強ブレース132を追加する。
ここで本実施形態では、隣接するボイラー建屋100(100a、100b)の上部近傍に補強部材200を渡して互いに連結することによって補強する点に特徴がある。
図4は補強部材200を説明する図である。本実施形態において補強部材200は、鉄骨をほぼ三角形に接合したトラス構造である。詳しくは、上辺202と、上辺202の一端から斜めに下がる下辺204と、上辺202の他端から下辺204のほぼ中央に連結されるブレース206とを有している。また、上辺202のほぼ中央から、下辺204とブレース206との接合部まで柱208が接続されている。これら上辺202、下辺204、ブレース206、柱208はそれぞれ継手鋼板209a〜209eによってボルト止めされており、分解可能に組み立てられている。補強部材200は隣接するボイラー建屋100に掛け渡されるものであり、上辺202および下辺204の長さはボイラー建屋100相互の距離および高さにあわせて設定される(例えば20m前後)。
図5は補強部材200を取り付ける様子を説明する図であって、図5(a)は補強部材200を吊っている様子を示す図、図5(b)は補強部材200の端部とボイラー建屋100の接合を示す図である。図5(a)に示すように、補強部材200はクローラクレーン210によってつり込み、一端をボイラー建屋100aに接続し、他端をボイラー建屋100bに接続する。このとき図5(b)に示すように、ボイラー建屋100aに継手鋼板による接続金具138を溶接しておき、補強部材200の継手鋼板209aと接続金具138とをボルト止めしている。二つのボイラー建屋100a、100bに高さの違いがある場合には、上辺202および下辺204の長さをあらかじめ調節する。
これにより、隣接するボイラー建屋100a、100bが互いに支持され、迅速、簡潔かつ飛躍的に耐震強度を高めることができる。なお、隣接するボイラー建屋100a、100bは10数mほども間が空いているため、1本の鉄骨では座屈を生じてしまう。また、ボイラー建屋100a、100bの高さが異なる場合には、1本の鉄骨では斜めに力がかかることになり、たわんだり座屈したりしてしまうおそれがある。そこで、上記のように三角形のトラス構造とすることにより、高さの異なるボイラー建屋の間を支障なく連結することができると共に、面を形成してたわみや座屈に対する剛性を高めることができる。なお、一般的な隣接するボイラー建屋は並行に配置されているため、補強部材にかかる応力は軸力のみであるから、平面的な形状で足りる。現場施工上、軸力以外の応力が働くような場合は、立体的な形状としても良い。
補強部材200によって補強することにより、ボイラー建屋100上部の水平力等の地震力強度が増加するため、ボイラー建屋100単体での補強ブレース132の数を大幅に削減することが出来る。図5(a)ではボイラー前面124の上部にわずか2本だけ補強ブレース132を追加していて、柱形部122にはブレースを追加していない(対比として図9参照)。補強ブレース132は、ボイラー前面124の中心にある柱137を切断した際の柱軸力を柱形部122によって支持するために追加している。もっとも、必要とされる補強ブレース132は既存の構造に依存するため、全く不要な場合もあれば、柱形部122にも必要となる場合もある。いずれにしても、単体のボイラー建屋100だけで補強する場合よりも、圧倒的に補強ブレースを削減できるのは明らかである。
ボイラー前面撤去工事(ステップ304)およびボイラー解体工事(ステップ306)は、ボイラー下部より数ブロックに分けて交互に行う。図6は大型重機解体工法を用いた様子を説明する図である。図6に示すように、大型重機212のブーム先端に鉄骨カッターを装備して各部位を切り落とすことにより、ボイラー前面124およびボイラー110を解体する。詳しくは、ステップ304においてボイラー110解体時に障害となるボイラー前面124に位置する梁や柱、ブレースを撤去する。次に、ステップ306においてボイラー110を解体する。ボイラーを全部解体するまでステップ304と306を繰り返す(ステップ308)。
上記のように、大型重機解体工法はジャッキダウン工法よりも工期が短いため、補強部材200によって補強すれば利益の相乗効果を得ることができ、工期短縮と資材の有効活用の両方を改善することができる。
ステップ308においてボイラー110を全部解体したら、補強部材撤去工事を行う(ステップ310)。補強部材200とボイラー建屋100はボルト接続なので、容易に撤去することが出来る。補強部材200とボイラー建屋100間に設置した接続金具138をボイラー建屋100に溶接している場合には、接続金具138は残してそのまま本体と共に解体する。また、ボイラー前面124に取り付けた補強ブレース132も、そのまま本体と共に解体する。
最後に、ボイラー建屋100の残った架構(ボイラー前面124の上部、ボイラー後面126、柱形部122)を解体する架構撤去工事を行う(ステップ312)。解体には大型重機の鉄骨カッターを使用しておこなう。このとき梁134や柱136は太いH鋼であるため大型重機の鉄骨カッターでは切断できない部分もある。その場合は、H鋼の一部にガス切断等による切れ目を入れて弱い部分を作成後、大型重機による解体をおこなう。
上記構成によれば、隣接するボイラー建屋同士で支え合うことによって、ボイラーの撤去に際してボイラー建屋の一部を撤去した場合であっても、構造物の強度、特に耐震強度を維持することができる。また補強部材とボイラー建屋との接合箇所が少なく、部材数も少ないため、取り付けが容易である。さらには、取り外しも容易であるため、ボイラーの撤去が完了した後に取り外して回収および再使用することができ、資材の有効活用を図ることができる。
なお、上記説明では大型重機解体工法を用いると説明したが、本発明にかかるボイラー及びボイラー建屋の解体工法は、ジャッキダウン工法を採用する場合にも適用しても良い。
図7はボイラーおよびボイラー建屋の解体工法の他の例を説明するフローチャートである。図3に示すフローチャートと説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図8はジャッキダウン工法を用いた様子を説明する図である。先行撤去工事(ステップ300)と補強工事(ステップ302)が完了した後、ボイラー建屋100の屋上にガーター220およびジャッキ222を設置する(ステップ320)。そして、ジャッキ222を介してボイラーを吊下する。
次に、ボイラー前面撤去工事(ステップ304)にて、ボイラー110解体のために必要なボイラー前面に存在する梁134や柱136の一部を撤去する。ボイラー前面撤去工事は大型重機212で行ってもよいが、ガス溶断により切断分離し、クローラクレーン210で吊取り撤去してもよい。そして、ボイラー110を下端から1フロア分程度ずつ解体しては(ステップ322)、ジャッキ222を動作させてボイラー110を降下させる(ステップ324)。このとき重機は1フロア分程度の高さしか解体しないため、通常の大きさの重機214を用いることができる。ボイラーを全部解体するまでステップ322と324を繰り返す(ステップ308)。ステップ308においてボイラー110を全部解体したら、補強部材撤去工事(ステップ310)、架構撤去工事(ステップ312)を行う。
この場合においても、補強部材200を設けて隣接するボイラー建屋同士で支え合うことによって、ボイラー前面124を撤去したことによる地震発生時の強度不足を補強することが出来る。ジャッキダウン工法ではガーター220によって上部の梁134同士が接続され、重量物であるジャッキを支えるため補強ブレース132を設置するため、大型重機工法に比べると耐震強度は高い。しかし、本発明を適用することにより補強ブレース132の数の削減を図ることができ、大型重機工法の場合と同様に本発明の利益を得ることができる。
図9は比較例として1つのボイラー建屋でジャッキダウン工法を用いた例を示す図である。図9において、太線で示したブレースが補強ブレース132である。発明者らが耐震強度を計算したところ、単体のボイラー建屋100だけで補強するためには、図9に示すように両側の柱形部122に数多くの補強ブレース132が必要であった。このことから、本発明に依れば補強ブレース132を取り付ける工程および工期を大幅に削減できること、および資材の無駄を削減できることが理解できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、発電所のボイラー及びボイラー建屋の解体工法として利用することができる。
100 …ボイラー建屋
110 …ボイラー
112 …タービン
114 …発電機
116 …タービン建屋
122 …柱形部
124 …ボイラー前面
126 …ボイラー後面
130 …ブレース
132 …補強ブレース
134 …梁
136 …柱
200 …補強部材
202 …上辺
204 …下辺
206 …ブレース
208 …柱
209 …継手鋼板
210 …クローラクレーン
212 …大型重機
214 …重機
220 …ガーター
222 …ジャッキ
304 …ステップ

Claims (3)

  1. ボイラーおよびこれを収容したボイラー建屋の解体工法において、
    前記ボイラー建屋は鉄骨ブレース構造の構造物であって、
    複数の前記ボイラー建屋が隣接して設置されていて、
    隣接するボイラー建屋の上部近傍に補強部材を渡して互いに連結し、
    前記ボイラーを覆う柱、梁、またはブレースの一部を撤去し、
    前記ボイラーを撤去することを特徴とするボイラー及びボイラー建屋の解体工法。
  2. 前記補強部材は、鉄骨をほぼ三角形に接合したトラス構造であることを特徴とする請求項1に記載のボイラー及びボイラー建屋の解体工法。
  3. 前記ボイラーの撤去は、ボイラーを吊下した状態で重機を用いて解体することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボイラー及びボイラー建屋の解体工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7462492B2 (ja) 2020-07-01 2024-04-05 株式会社竹中工務店 梁接合構造

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