JP7459289B2 - 呼び登録装置及び呼び登録装置の制御方法 - Google Patents

呼び登録装置及び呼び登録装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、呼び登録装置及び呼び登録装置の制御方法に関する。
従来、非接触ボタンを操作して行先階呼びを登録することができるエレベーターが知られている。例えば、特許文献1には、行先階登録を行うための複数の押しボタンと、利用者の手等の物体と複数の押しボタンそれぞれとの間の距離を検出する距離測定手段と、検出された物体と押しボタンとの間の距離に基づいて、押しボタンに物体が接触しなくとも行先階登録を行う制御手段と、を備える行先階登録装置が開示されている。さらに、この行先階登録装置は、検出された物体と押しボタンとの間の距離に基づいて、押しボタンそれぞれに対する物体の検出状態を利用者に提示する検出状態提示手段を備えている。
特開2011-162307号公報
特許文献1に記載の技術では、非接触で押しボタンの操作の認識が行われる前に利用者の手の位置の認識状態を利用者が知ることができ、手の位置を目的のボタン操作として認識されることができる位置へと的確に誘導することが可能である。
しかしながら、行先階呼びを登録する操作を行う手段として非接触式センサを用いる場合、特許文献1に記載の技術では、利用者は自分がどの非接触式センサを操作しているかが正確に把握できないことがある。
上記の状況から、複数の非接触式センサを用いて行先階呼びを登録する操作を行う際、利用者自身がどの非接触式センサを操作しているかが正確に把握できる手法が望まれる。
上記課題を解決するために、本発明の一態様の呼び登録装置は、エレベーターの設備に設けられた、行先階呼びを登録する利用者の操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサと、複数の非接触式センサに対応して設けられた複数の行先階表示部と、複数の非接触式センサの検出状態に応じて複数の行先階表示部の表示態様を制御する制御装置と、を備える呼び登録装置である。
上記制御装置は、一つの非接触式センサが操作を検出した際、操作を検出した非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されていない場合には、当該非接触式センサによる行先階呼びの登録が完了するまで当該非接触式センサに対応する行先階表示部を点滅させ、登録が完了したら行先階表示部を点灯に切り替え、一方、操作を検出した非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されている場合には、当該非接触式センサに対応する行先階表示部の点灯を継続させる。また、上記制御装置は、複数の非接触式センサが操作を検出した際は、操作を検出した複数の非接触式センサに対応する複数の行先階表示部を点滅させる。
本発明の少なくとも一態様によれば、複数の非接触式センサを用いて行先階呼びを登録する操作を行う際、利用者自身がどの非接触式センサを操作しているかが正確に把握することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター制御システムが適用されるエレベーターの全体構成例を示す概略図である。 エレベーター制御システムの各コントローラに適用される計算装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 応答灯/センサコントローラ及びエレベーターコントローラの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る応答灯の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例を示すフローチャートである。 非接触式センサに対する操作と応答灯の表示形態の具体例を表すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る応答灯/センサコントローラ及びエレベーターコントローラの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るエレベーターコントローラの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る応答灯の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係るエレベーター制御システムが適用されるエレベーターについて、図1を参照して説明する。
[エレベーターの全体構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベーター制御システムが適用されるエレベーターの全体構成例を示す。図1において、エレベーター100は、建築構造物内に形成された昇降路101に設けられている。エレベーター100は、制御盤19と、モータ10と、人や荷物を載せる乗りかご1と、主ロープ7と、釣合い錘8と、綱車9とを備えている。主ロープ7の一端部は、乗りかご1に連結され、主ロープ7の他端部は、乗りかご1の昇降時の負荷を軽減する釣合い錘8に連結されている。そして、主ロープ7は、綱車9に巻きかけられている。
エレベーター100は、三相交流電源から供給される電力を制御盤19内のエレベーターコントローラ20で制御してモータ10に供給し、モータ10を駆動させる。そして、モータ10の駆動軸部に連結された綱車9から主ロープ7を介して供給される駆動力によって、昇降路101内を乗りかご1と釣合い錘8が昇降する。
昇降路101の頂部には、機械室102が設けられている。機械室102内には、綱車9と、綱車9を回転駆動させるモータ10と、制御盤19が設けられている。綱車9とモータ10は、巻上機を構成する。制御盤19には、モータ10の駆動を制御するエレベーターコントローラ20が組み込まれている。
綱車9の回転軸部には、該回転軸部の回転に応じてパルス信号を出力するモータロータリーエンコーダー11(回転検出センサの一例)が取り付けられている。モータロータリーエンコーダー11が出力するパルス信号から、乗りかご1の走行方向、乗りかご1の走行速度、走行距離、乗りかご1の昇降路101における位置などを検出することができる。
乗りかご1は、人や荷物を積載する内かごと、その外側のかご枠とから構成される。内かごは、かご枠に載せられている。乗りかご1の天面には、機器ボックス13が設けられている。
機器ボックス13は、エレベーターコントローラ20と乗りかご1内の機器とを電気的に接続するインターフェース(中継機器)である。乗りかご1内の機器としては、例えば、操作盤3や応答灯/センサコントローラ40、照明機器などがある。機器ボックス13には、演算を行う回路基板が設けられていてもよい。
操作盤3は、後述する図3に示すように、利用者による行先階呼びを登録する操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサ4(1)~4(3)、及び複数の非接触式センサ4(1)~4(3)に対応して設けられた複数の応答灯5(1)~5(3)を備える。複数の非接触式センサ4(1)~4(3)は、エレベーター100の停止階ごとに設けられる。複数の応答灯5(1)~5(3)のそれぞれには、対応する行先階を表す数字が記載されている。
非接触式センサ4(1)~4(3)と、非接触式センサ4(1)~4(3)に対応する応答灯5(1)~5(3)とは、操作盤3上に所定の距離離れて配置されている。非接触式センサと対応する応答灯とが所定の距離(例えば中心間距離が数cm)だけ離れていることで、利用者は非接触式センサを操作中に対応する応答灯に記載された数字を確認できる。このため、利用者は、どの行先階の非接触式センサに手をかざしているかを把握しやすい。
非接触式センサには、光電式や静電容量式などの検出方式がある。非接触式センサ4(1)~4(3)は、利用者の操作内容に応じたアナログの検出信号をデジタル信号に変換して応答灯/センサコントローラ40へ出力する。応答灯5(1)~5(3)は、行先階表示部の一例であり、LED表示器などが用いられる。
応答灯/センサコントローラ40(制御装置の一例)は、複数の非接触式センサ4(1)~4(3)の検出状態に応じて、行先階呼びの登録と、複数の応答灯5(1)~5(3)の表示態様とを制御する。複数の非接触式センサ4(1)~4(3)と複数の応答灯5(1)~5(3)は、機器ボックス13に接続している。
なお、乗りかご1には不図示のガバナロープが連結されている。乗りかご1の昇降と同期して、乗りかご1に連結されたガバナロープが動き、上側及び下側のガバナプーリを回転させる。下側ガバナプーリの回転軸部に設けられた図示しないガバナロータリーエンコーダーが該回転軸部の回転に応じて出力するパルス信号から、乗りかご1の位置や走行速度などを検出できる。
エレベーターコントローラ20は、モータ10、モータロータリーエンコーダー11、及びガバナロータリーエンコーダーなど、エレベーター100の各種信号を取り込みエレベーター100の運転を制御する。例えば、エレベーターコントローラ20は、モータ10の駆動を制御したり、巻上機(綱車9、モータ10)に取り付けられたブレーキ装置12の作動及び解放を制御したりする。
各階床FL1~FL3の乗り場には、到着した乗りかご1のかごドア2の位置に対応して配置された乗り場ドア16と、乗り場呼び登録装置17とが設置されている。かごドア2と乗り場ドア16は、かごドア2の開閉と連動して停止階の乗り場ドア16が開閉するように構成されている。乗りかご1には、かごドア2が閉状態のときオン信号を出力するドアスイッチ14が取り付けられている。
さらに、乗りかご1には、エレベーター100の両開きの扉(かごドア2、乗り場ドア16)が閉まる途中で扉の間に物体を検出すると扉を開く開閉安全装置15が設けられている。開閉安全装置15は、複数の発光素子を持つ投光器と複数の受光素子を持つ受光器を備え、発光素子及び受光素子を時分割に順次選択制御し、乗客等によって光線が遮られると、光線遮断検出信号を発生し、扉を反転戸開する。開閉安全装置15は、複数の光線を使用することから一般にマルチビーム装置と呼ばれている。
図1に示したエレベーター100の全体構成は一般的なものであり、本発明のエレベーター制御システムが適用されるエレベーターはこの例に限定されない。また、図1では、エレベーター100の乗りかごは1台であるが、複数の乗りかごを備えていてもよい。また、エレベーター100が停止可能な階床の数は4以上でもよい。
[計算装置のハードウェア構成]
図2は、エレベーター制御システムの各コントローラに適用される計算装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。計算装置には、パーソナルコンピュータを用いることができる。
計算装置30は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、不揮発性ストレージ36、及び通信インターフェース37を備える。計算装置30内の各部は、システムバスを介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
CPU31、ROM32、RAM33、及び不揮発性ストレージ36は制御部を構成する。ROM32は、不揮発性メモリ(記録媒体)の一例として用いられる。ROM32には、CPU31が動作するために必要なプログラムやデータ等が記憶される。このROM32は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の書換え可能なメモリでもよい。
CPU31は、各実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM32から読み出して実行し、各種演算や各部の制御を行う。RAM33は、揮発性メモリの一例として用いられる。RAM33にはCPU31による演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に記憶される。演算処理装置としてCPU31に代えて、MPU(Micro Processing Unit)等の他のプロセッサを用いてもよい。
不揮発性ストレージ36は、記録媒体の一例であり、OS(Operating System)等のプログラム、プログラムを実行する際に使用するパラメータや、プログラムを実行して得られたデータなどを保存することが可能である。不揮発性ストレージ36に、CPU31が実行するプログラムを記憶させてもよい。不揮発性ストレージ36としては、半導体メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)、磁気や光を利用する記録媒体等が用いられる。なお、プログラムは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供されてもよい。
通信インターフェース37には、例えばNIC(Network Interface Card)やモデム等が用いられる。通信インターフェース37は、端子が接続されたLANやインターネット等の通信ネットワーク又は専用線等を介して、コントローラ等の外部装置との間で各種のデータを送受信することが可能に構成されている。
なお、計算装置30に、液晶ディスプレイ等の出力装置34、及びマウスやキーボード等の入力装置35を設けてもよい。出力装置34はGUI画面(入力画面)やCPU31で行われた処理の結果等を表示し、入力装置35はユーザの操作に応じた入力信号を生成してCPU31へ供給する。出力装置34が、応答灯5を構成するLED表示器でもよい。また、入力装置35が、非接触式センサ4でもよい。さらに、出力装置34に、スピーカーを適用してもよい。
[応答灯/センサコントローラ及びエレベーターコントローラ]
次に、応答灯/センサコントローラ40及びエレベーターコントローラ20の内部構成について、図3を参照して説明する。
(応答灯/センサコントローラ)
図3は、応答灯/センサコントローラ40及びエレベーターコントローラ20の内部構成例を示すブロック図である。図3に示すように、エレベーター制御システム60は、呼び登録装置50とエレベーターコントローラ20を備える。呼び登録装置50は、操作盤3と応答灯/センサコントローラ40により構成されている。
応答灯/センサコントローラ40は、センサ操作検出部41、判定部42、登録指令部43、登録情報入力部44、及び応答灯出力部45を備える。応答灯/センサコントローラ40を構成する各ブロックの機能は、応答灯/センサコントローラ40が備えるCPU31が、ROM32又は不揮発性ストレージ36に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
センサ操作検出部41は、非接触式センサ4(1)~4(3)に対する利用者の行先階呼びを登録する操作を検出し、検出結果を判定部42へ出力する。利用者は、手指等の物体を非接触式センサ4にかざすだけで、目的の行先階呼びを登録できる。なお、本明細書において、非接触式センサ4(1)~4(3)を区別しない場合には「非接触式センサ4」と表記する。
判定部42は、センサ操作検出部41の検出結果と、登録情報入力部44から取得する行先階呼びの登録情報とに基づいて、行先階呼び及び応答灯5(1)~5(3)の表示態様を判定し、判定結果を登録指令部43と応答灯出力部45へ出力する。なお、本明細書において、応答灯5(1)~5(3)を区別しない場合には「応答灯5」と表記する。
登録指令部43は、判定部42から入力された行先階呼びについての判定結果に基づいて、行先階呼びの登録指令をエレベーターコントローラ20の登録検出部21へ出力する。
登録情報入力部44には、エレベーターコントローラ20に記録されている行先階呼びの登録情報が入力される。登録情報入力部44は、エレベーターコントローラ20の登録情報出力部23から入力された行先階呼びの登録情報を、判定部42へ出力する。登録指令部43と登録情報入力部44は、通信インターフェース37を用いて登録指令や登録情報の入出力を行う。
応答灯出力部45は、判定部42から入力された応答灯5の表示態様についての判定結果に基づいて、応答灯制御信号を出力する。応答灯5は、デジタル/アナログ変換機能を有し、デジタルの応答灯制御信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号に変換した応答灯制御信号に基づいて点灯、点滅、又は消灯する。
非接触式センサ4及び応答灯5が、アナログ/デジタル変換機能又はデジタル/アナログ変換機能を備える構成を説明したが、センサ操作検出部41及び応答灯出力部45がそれらの信号変換機能を備えていてもよい。
(エレベーターコントローラ)
また、図3に示すように、エレベーターコントローラ20は、登録検出部21、登録情報メモリ22、及び登録情報出力部23を備える。エレベーターコントローラ20を構成する各ブロックの機能は、エレベーターコントローラ20が備えるCPU31が、ROM32又は不揮発性ストレージ36に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
登録検出部21は、応答灯/センサコントローラ40の登録指令部43から入力される行先階呼びの登録指令を検出し、検出した行先階呼びの登録指令に基づいて行先階呼びを登録情報メモリ22に登録する。
登録情報メモリ22は、登録検出部21から入力された行先階呼びが登録(記録)される。登録情報メモリ22には、エレベーターごとに行先階呼びが登録される。登録情報メモリ22は、RAM33又は不揮発性ストレージ36である。
登録情報出力部23は、登録情報メモリ22から行先階呼びの登録情報を所定の時間間隔で読み出し、読み出した行先階呼びの登録情報を応答灯/センサコントローラ40の登録情報入力部44へ出力する。
[応答灯の表示処理及び行先階呼びの登録処理]
次に、応答灯/センサコントローラ40による応答灯5の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例について、図4を参照して説明する。
図4は、応答灯/センサコントローラ40による応答灯5の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例を示すフローチャートである。ここでは、ある階床の行先階呼びを行う非接触式センサ4に対する操作について説明する。本フローチャートは、十分に短い所定周期(例えば10msオーダー)で繰り返し実行される。
図4において、応答灯/センサコントローラ40の判定部42は、センサ操作検出部41の検出結果に基づいて、ある階床に対応する非接触式センサ4が利用者の操作を検出しているかどうかを判定する(S1)。図4では、非接触式センサ4を「センサ」と略記している。
非接触式センサ4が利用者の操作を検出している場合(S1のYES)、判定部42は、センサ操作検出部41の結果に基づいて、複数の非接触式センサ4が利用者の操作を検出しているかどうかを判定する(S2)。つまり、判定部42は、ステップS1で操作が検出されている非接触式センサ4以外に操作が検出されている非接触式センサ4が存在するかどうかを判定する。ここで、複数の非接触式センサ4が利用者の操作を検出している場合には(S2のYES)、判定部42は、応答灯出力部45に応答灯制御信号を出力し、操作を検出した複数の非接触式センサ4に対応する全ての応答灯5を点滅させる(S3)。
一方、複数の非接触式センサ4が利用者の操作を検出していない場合には(S2のNO)、判定部42は、ステップS1において操作を検出した非接触式センサ4に対応する行先階呼びが、登録情報メモリ22に登録されているかどうかを判定する(S4)。一つ前の周期までに該当する行先階呼びの操作が行われた場合には、その行先階呼びが登録情報メモリ22に登録されている。ここで、当該行先階呼びが既に登録されている場合には(S4のYES)、判定部42は、引き続き応答灯出力部45に応答灯制御信号を出力し、応答灯5の点灯を継続する(S5)。
また、当該行先階呼びが登録されていない場合には(S4のNO)、判定部42は、操作を検出している非接触式センサ4が所定時間以上、操作を検出しているかどうかを判定する(S6)。
そして、操作を検出している非接触式センサ4が所定時間以上、操作を検出していない場合、すなわち操作時間が所定時間未満の場合には(S6のNO)、判定部42は、ステップS3に移行して操作を検出した一つの非接触式センサ4に対応する応答灯5を点滅させる。
一方、操作を検出している非接触式センサ4が所定時間以上、操作を検出している場合、すなわち操作時間が所定時間以上の場合には(S6のYES)、判定部42は、行先階呼びをエレベーターコントローラ20の登録情報メモリ22に登録する(S7)。そして、判定部42は、応答灯出力部45に応答灯制御信号を出力し、所定時間以上操作された非接触式センサ4に対応する応答灯5を点灯させる(S5)。
次いで、非接触式センサ4が操作を検出していない場合(S1のNO)、判定部42は、いずれかの非接触式センサ4に対応する行先階呼びが登録情報メモリ22に登録されているかどうかを判定する(S8)。ここで、当該行先階呼びが既に登録されている場合には(S8のYES)、判定部42は、引き続き応答灯出力部45に応答灯制御信号を出力し、応答灯5の点灯を継続する(S5)。
次いで、いずれの非接触式センサ4も操作されておらず、かつ、いずれの行先階呼びも登録されていない場合には(S8のNO)、判定部42は、いずれの応答灯も消灯する(S9)。
ステップS3,S5,S9が終了後、判定部42は、処理をステップS1に戻して所定の周期で適宜ステップS1~S9の処理を繰り返す。
[非接触式センサに対する操作と応答灯の表示形態]
次に、非接触式センサ4に対する操作と応答灯5の表示形態の具体例について、図5を参照して説明する。図5は、非接触式センサ4に対する操作と応答灯5の表示形態の具体例を表すタイミングチャートである。図5上段~下段において、左側は非接触式センサ4に対する操作内容、右側は各応答灯5の表示態様を表している。
図5上段には、行先階呼びとして1階が既に登録されている状況で、行先階として2階を登録するための非接触式センサ4(2)のみが操作されている場合の例が示されている。非接触式センサ4(2)が利用者の手Hの操作を検出する前、1階を行先階とする行先階呼びが登録されているため、応答灯5(1)が点灯している(S8のYES判定)。応答灯/センサコントローラ40の判定部42は、2階に対応づけられた非接触式センサ4(2)のみが利用者の操作を検出し、その時点で2階を行先階とする行先階呼びが登録されていないと判断した場合、2階の行先階呼びを登録するまでは(S6のNO判定)、応答灯5(2)を点滅させる。そして、判定部42は、非接触式センサ4(2)が所定時間以上操作されたことを検出すると(S6のYES判定)、2階の行先階呼びを登録した後(S7)、2階の行先階呼びに対応する応答灯5(2)を点灯させる(S5、S4のYES判定)。
図5中段には、行先階呼びとして1階が既に登録されている状況で、行先階として1階を登録するための非接触式センサ4(1)のみが操作されている場合の例が示されている。非接触式センサ4(1)が利用者の操作を検出する前、1階を行先階とする行先階呼びが登録されているため、応答灯5(1)が点灯している(S8のYES判定)。判定部42は、1階に対応づけられた非接触式センサ4(1)のみが利用者の操作を検出し、その時点で1階を行先階とする行先階呼びが登録されていると判断した場合には、応答灯5(1)の点灯を継続する(S4のYES判定)。
図5下段には、行先階呼びとして1階が既に登録されている状況で、行先階として1階及び2階をそれぞれ登録するための非接触式センサ4(1)及び4(2)が操作されている場合の例が示されている。非接触式センサ4(1)及び4(2)が利用者の操作を検出する前、1階を行先階とする行先階呼びが登録されているため、応答灯5(1)が点灯している(S8のYES判定)。判定部42は、非接触式センサ4(1)及び4(2)が利用者の操作を検出したため(S2のYES判定)、操作を検出した非接触式センサ4(1)及び4(2)に対応する応答灯5(1)及び5(2)を点滅させる。応答灯5(1)及び5(2)は、行先階呼びの登録状態に関わらず、非接触式センサ4(1)及び4(2)が操作を検出している間、点滅を継続する。
以上のとおり、第1の実施形態に係る呼び登録装置(呼び登録装置50)は、エレベーターの設備(例えば乗りかご1)に設けられた、行先階呼びを登録する利用者の操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサ(非接触式センサ4(1)~4(3))と、複数の非接触式センサに対応して設けられた複数の行先階表示部(応答灯5(1)~(3))と、複数の非接触式センサの検出状態に応じて複数の行先階表示部の表示態様を制御する制御装置(応答灯/センサコントローラ40)と、を備える
上記制御装置は、一つの非接触式センサが操作を検出した際、操作を検出した非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されていない場合には、当該非接触式センサによる行先階呼びの登録が完了するまで当該非接触式センサに対応する行先階表示部を点滅させ、登録が完了したら行先階表示部を点灯に切り替え、一方、操作を検出した非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されている場合には、当該非接触式センサに対応する行先階表示部の点灯を継続させるように構成されている。
また、制御装置は、複数の非接触式センサが操作を検出した際は、操作を検出した複数の非接触式センサに対応する複数の行先階表示部を点滅させるように構成されている。
以上の構成を備える第1の実施形態に係る呼び登録装置によれば、応答灯の点灯及び点滅を、操作を検出している非接触式センサの位置及び個数と、行先階呼びの登録状況に応じて変更する。このため、利用者は、応答灯の表示態様から、自分がどの非接触式センサを操作しているかを容易に把握することができる。
また、本実施形態に係る呼び登録装置(呼び登録装置50)では、制御装置(応答灯/センサコントローラ40)は、一つの非接触式センサ(非接触式センサ4)が操作を検出している状態が所定時間継続している場合に、その非接触式センサに対応する行先階呼びを登録する制御を行うように構成されている。
上記構成の本実施形態に係る呼び登録装置によれば、非接触式センサが所定時間以上操作された場合に行先階呼びを登録するため、利用者の意図しない行先階呼びの登録を防止できる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態として、第1の実施形態の呼び登録装置50において、行先階呼びを登録するための押しボタンを設け、この押しボタンと応答灯を一体に形成した例を説明する。以下、第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図6は、第2の実施形態に係る応答灯/センサコントローラ及びエレベーターコントローラの内部構成例を示すブロック図である。図6に示すように、エレベーター制御システム60Aは、呼び登録装置50Aとエレベーターコントローラ20を備える。呼び登録装置50Aは、操作盤3Aと応答灯/センサコントローラ40により構成されている。
操作盤3Aは、行先階呼びを登録する操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサ4(1)~4(3)、複数の非接触式センサ4(1)~4(3)に対応して設けられた複数の応答灯5(1)~5(3)、及び複数の応答灯5(1)~5(3)に対応して設けられた複数の押しボタン6(1)~6(3)を備える。本明細書において、押しボタン6(1)~6(3)を区別しない場合には「押しボタン6」と表記する。
押しボタン6は、利用者の手等の物体の押圧力によって内部の接触機構がオン状態となることで、行先階呼び登録の操作を検出可能である。対応する応答灯5(1)~5(3)と押しボタン6(1)~6(3)の各々は、一体に形成されている。すなわち、利用者は、応答灯5と一体に形成された押しボタン6を押圧することで、行先階呼びを登録する。
押しボタン6とエレベーターコントローラ20の登録検出部21は、電気的に接続されている。すなわち、登録検出部21は、押しボタン6のオン状態及びオフ状態に応じた信号を検出し、検出結果を行先階呼びの情報として登録情報メモリ22に登録する。
このように、エレベーター制御システム60Aは、第1の実施形態のエレベーター制御システム60と比較して、応答灯5と押しボタン6が一体に形成されている点と、押しボタン6の操作状態を表す信号を、応答灯/センサコントローラ40を介さずに、直接エレベーターコントローラ20に出力している点が異なる。なお、登録検出部21は、押しボタン6から操作状態を表すアナログ信号をデジタル信号に変換する機能を備えてもよいし、操作盤3A側でアナログ信号から変換されたデジタル信号を登録検出部21が受信するようにしてもよい。
以上のとおり、第2の実施形態に係る呼び登録装置(呼び登録装置50A)は、複数の行先階表示部(応答灯5(1)~5(3))に対応して設けられた、利用者による行先階呼びを登録する操作を検出可能な複数の押しボタン(押しボタン6(1)~6(3))を備え、対応する押しボタンと行先階表示部とが一体に形成されている構成を備える。
上記構成の第2の実施形態に係る呼び登録装置によれば、押しボタンを追加して、押しボタンと行先階表示部とを一体に形成した構成でも、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また、非接触式センサに慣れていない利用者は、押しボタンが設けられていることで安心感を得られる。
なお、押しボタン6は、機械式ではなくて、画面上の表示部分を押すことで入力を行うタッチパッド(位置入力装置)でもよい。この場合、押しボタン6にタッチパッドを適用するとともに、応答灯5に液晶パネル等の表示パネルを適用し、タッチパッドと表示パネルを重ねることで一体に形成できる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態として、第2の実施形態の呼び登録装置50Aにおいて、応答灯/センサコントローラ40とエレベーターコントローラ20を一つにまとめた例を説明する。以下、第3の実施形態について、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
[応答灯/センサコントローラの機能を備えたエレベーターコントローラ]
図7は、第3の実施形態に係るエレベーターコントローラの内部構成例を示すブロック図である。図7に示すように、エレベーター制御システム60Bは、呼び登録装置50Bを備える。呼び登録装置50Bは、操作盤3Aとエレベーターコントローラ20Bにより構成されている。エレベーターコントローラ20Bは、図6に示した応答灯/センサコントローラ40とエレベーターコントローラ20の機能を一つのコントローラにまとめたものである。
エレベーターコントローラ20Bは、センサ操作検出部41、判定部42、応答灯出力部45、登録検出部21、登録情報メモリ22、走行検出部24、及び各種装置検出部25を備える。
走行検出部24は、巻上機のモータ10の出力信号(例えばモータ電流)を取得し、出力信号の波形を解析することで、エレベーター100が走行中であるかどうかを検出し、検出結果を判定部42へ出力する。
各種装置検出部25は、ドアスイッチ14及び開閉安全装置15の出力信号を受信し、受信信号に基づいてエレベーター100のドア(かごドア2、乗り場ドア16)の開閉状態、及びエレベーター100のドアの間に物体があるかどうかを検出する。例えば、各種装置検出部25は、ドアスイッチ14がオン状態からオフ状態に変化したことにより、ドアが閉状態から開状態になったことを検出する。また、各種装置検出部25は、開閉安全装置15からオン信号を受信することにより、ドアの間に物体があることを検出する。そして、各種装置検出部25は、ドアスイッチ14及び開閉安全装置15に対する検出結果を判定部42へ出力する。走行検出部24と各種装置検出部25は、通信インターフェース37を用いてモータ1の電流波形信号や各種装置の出力信号の入力を行う。
判定部42は、センサ操作検出部41の検出結果、登録情報入力部44から取得する行先階呼びの登録情報、走行検出部24の検出結果、及び各種装置検出部25の検出結果に基づいて、行先階呼び及び応答灯5(1)~5(3)の表示態様を判定する。そして、判定部42は、この判定結果を登録指令部43と応答灯出力部45へ出力する。
[応答灯の表示処理及び行先階呼びの登録処理]
次に、エレベーターコントローラ20Bによる応答灯5の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例について、図8を参照して説明する。
図8は、エレベーターコントローラ20Bに係る応答灯5の表示処理及び行先階呼びの登録処理の手順例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図4に示したフローチャートと比較して、ステップS61及びS62の処理を有する点が異なる。以下、本フローチャートについて、図4のフローチャートと異なる部分を中心に説明する。
図8に示すように、ステップS4のNO判定とステップS6との間に、ステップS61とステップS62の処理が挿入されている。エレベーターコントローラ20Bの判定部42は、ステップS1において操作を検出した非接触式センサ4に対応する行先階呼びが登録情報メモリ22に登録されていない場合には(S4のNO)、エレベーター100が走行中かどうかを判定する(S61)。
次いで、エレベーター100が走行中ではない場合には(S61のNO)、判定部42は、開閉安全装置15が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出であるかどうかを判定する(S62)。そして、開閉安全装置15が物体を検出していない場合、又は物体を検出中であっても当該検出が戸開後の1回目の検出ではない場合には(S62のNO)、判定部42は、ステップS6に進んでステップS6以降の処理を実行する。開閉安全装置15の検出周期において、戸開後の第2周期以降に開閉安全装置15が遮蔽物を検出した場合には、NO判定に該当する。
一方、エレベーター100が走行中である場合(S61のYES)、又は、開閉安全装置15が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出である場合には(S62のYES)、判定部42は、処理をステップS3に移行して操作を検出した一つの非接触式センサ4に対応する応答灯5を点滅させる。なお、ステップS61とステップS62の処理の順番は逆でもよい。
通常、行先階呼びは走行前に登録することが前提とされる。また、利用者が乗りかご1に乗り込みながら体をねじった状態で非接触式センサ4を操作すると、誤操作する可能性が高くなる。そのため、乗りかご1への乗り込みが完了していない場合には、非接触式センサ4の操作を無効にする。ただし、最初の利用者が乗りかご1に乗り込み後、次の利用者が乗り込むときに開閉安全装置15が遮蔽物を検出中の状態になった場合、非接触式センサ4の操作を無効にすると非接触式センサ4による行先階呼びの登録ができない。そのため、開閉安全装置15の遮蔽物の検出中による非接触式センサ4の無効は、戸開後最初の検出タイミングに限定する。
また、一般的に乗りかご1の乗降は利用者が降車した後、乗り場の利用者が乗車することから、開閉安全装置15によって検出中の遮蔽物は、乗りかご1に乗車する利用者であることが望ましい。したがって、例えば、乗りかご1内や乗り場のカメラ(図示略)によって利用者が乗りかご1に乗車したことを検知し、かつ、開閉安全装置15が遮蔽物の検出中である状態が、戸開後の1回目の検出であった場合には、非接触式センサ4の操作を無効にする構成としてもよい。乗り場のカメラによって利用者の乗車を検出する場合には、判定部42は、乗り場のカメラによる検出結果をエレベーターコントローラを介して取得してもよい。なお、利用者の乗車の検知は、カメラでの検知の他、乗りかご1の床下に設置されている荷重センサ(図示略)が検出するかご内荷重が一定値以上増加した場合に、利用者が乗車したと検知する構成でもよい。
なお、図8では、ステップS4,S8において判定される行先階呼びは、非接触式センサ4又は押しボタン6のいずれによって登録されたものでもよい。
以上のとおり、第3の実施形態では、エレベーターが、当該エレベーターの扉(かごドア2、乗り場ドア16)が閉まる途中で扉の間に物体を検出すると扉を開く開閉安全装置(開閉安全装置15)を備える。そして、呼び登録装置(呼び登録装置50B)の制御装置(応答灯/センサコントローラ40、エレベーターコントローラ20B)は、エレベーターの走行中を検出した場合、又は、開閉安全装置が物体(例えば利用者)を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出であった場合には、操作を検出した非接触式センサ(例えば非接触式センサ4(2))に対応する行先階呼びの登録を行わず、当該非接触式センサに対応する行先階表示部(例えば応答灯5(2))を点滅させる。
上記構成の第3の実施形態に係る呼び登録装置(呼び登録装置50B)によれば、エレベーターの走行中に、非接触式センサの行先階呼び登録の操作を無効にすることができる。行先階呼びの登録を行う入力装置に非接触式ボタン4を用いた場合、押しボタン6よりも、利用者が乗りかご1内の操作盤3に寄りかかったり接近したりすることによる行先階呼びの誤登録が発生しやすい。本実施形態によれば、このような非接触式センサを用いた場合に発生する行先階呼びの誤登録を防止ができる。
なお、図3に示したエレベーター制御システム60、及び図6に示したエレベーター制御システム60Aのエレベーターコントローラ20にモータ10(巻上機)、ドアスイッチ14、及び開閉安全装置15の出力信号を入力し、図8のフローチャートの処理を実行する構成としてもよい。ただし、図3のエレベーター制御システム60及び図6のエレベーター制御システム60Bに上記構成を適用した場合と比較して、本実施形態では、入出力点の総数や、通信の電力消費を削減できる。
また、上述した第1~第3の実施形態では、呼び登録装置50,50A,50Bを乗りかご1内に設けた構成を想定したが、本発明は乗り場呼び登録装置17にも適用可能である。
また、上述した第1~第3の実施形態において、複数の非接触式センサ4を操作するなど利用者の操作が適切でない場合には、スピーカー(出力装置34の一例)を用いて「一つの非接触式センサにのみ手をかざして下さい」などをアナウンスしてもよい。また、液晶パネル(出力装置34の一例)を用いたインジケータに、「一つの非接触式センサにのみ手をかざして下さい」などのメッセージを表示するようにしてもよい。
さらに、本発明は上述した各実施形態に限られるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために呼び登録装置及びエレベーターの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成要素に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成要素の追加又は置換、削除をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。ハードウェアとして、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの広義のプロセッサデバイスを用いてもよい。
また、図4及び図8に示すフローチャートにおいて、処理結果に影響を及ぼさない範囲で、複数の処理を並列的に実行したり、処理順序を変更したりしてもよい。
1…かご、 2…かごドア、 3,3A…操作盤、 4(1),4(2),4(3)…非接触式センサ、 5(1),5(2),5(3)…応答灯、 6(1),6(2),6(3)…応答灯(非接触式センサ一体型)、 14…ドアスイッチ、 15…開閉安全装置、 20,20B…エレベーターコントローラ、 21…登録検出部、 22…登録情報メモリ、 23…登録情報出力部、 24…走行検出部、 25…各種装置検出部、 30…計算装置、 40…応答灯/センサコントローラ、 41…センサ操作検出部、 42…判定部、 43…登録指令部、 44…登録情報入力部、 45…応答灯出力部、 50,50A,50B…呼び登録装置、 60,60A,60B…エレベーター制御システム

Claims (5)

  1. 扉が閉まる途中で前記扉の間に物体を検出すると前記扉を開く開閉安全装置を備えるエレベーターの設備に設けられた、行先階呼びを登録する利用者の操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサと、複数の前記非接触式センサに対応して設けられた複数の行先階表示部と、複数の前記非接触式センサの検出状態に応じて複数の前記行先階表示部の表示態様を制御する制御装置と、を備える呼び登録装置であって、
    前記制御装置は、
    一つの前記非接触式センサが操作を検出している状態が所定時間継続している場合に、前記非接触式センサに対応する行先階呼びを登録するよう制御し、
    一つの前記非接触式センサが操作を検出した際、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されていない場合において前記エレベーターの走行中を検出した場合、又は、前記開閉安全装置が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出であった場合には、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びの登録を行わず、当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部を点滅させ、前記エレベーターの走行中を検出せず、さらに、前記開閉安全装置が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出ではなかった場合には、当該非接触式センサによる前記行先階呼びの登録が完了するまで当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部を点滅させ、登録が完了したら前記行先階表示部を点灯に切り替え、一方、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されている場合には、当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部の点灯を継続させ、
    複数の前記非接触式センサが操作を検出した際は、操作を検出した複数の前記非接触式センサに対応する複数の前記行先階表示部を点滅させる
    呼び登録装置。
  2. 前記開閉安全装置が検出中の前記物体は、前記エレベーターに乗車する利用者である
    請求項に記載の呼び登録装置。
  3. 前記非接触式センサと当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部とが、エレベーターの設備に備えられた操作盤上に所定の距離離れて配置されている
    請求項1に記載の呼び登録装置。
  4. 複数の前記行先階表示部に対応して設けられた、前記利用者の行先階呼びを登録する操作を検出可能な複数の押しボタンを備え、
    対応する前記押しボタンと前記行先階表示部とが一体に形成されている
    請求項1に記載の呼び登録装置。
  5. 扉が閉まる途中で前記扉の間に物体を検出すると前記扉を開く開閉安全装置を備えるエレベーターの設備に設けられた、行先階呼びを登録する利用者の操作を非接触で検出可能な複数の非接触式センサと、複数の前記非接触式センサに対応して設けられた複数の行先階表示部と、複数の前記非接触式センサの検出状態に応じて複数の前記行先階表示部の表示態様を制御する制御装置と、を備える呼び登録装置の制御方法であって、
    前記制御装置が実行する処理として、
    一つの前記非接触式センサが操作を検出している状態が所定時間継続している場合に、前記非接触式センサに対応する行先階呼びを登録するよう制御する処理と、
    一つの前記非接触式センサが操作を検出した際、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されていない場合において前記エレベーターの走行中を検出した場合、又は、前記開閉安全装置が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出であった場合には、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びの登録を行わず、当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部を点滅させ、前記エレベーターの走行中を検出せず、さらに、前記開閉安全装置が物体を検出中かつ当該検出が戸開後の1回目の検出ではなかった場合には、当該非接触式センサによる前記行先階呼びの登録が完了するまで当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部を点滅させ、登録が完了したら前記行先階表示部を点灯に切り替える処理と、
    一つの前記非接触式センサが操作を検出した際、操作を検出した前記非接触式センサに対応する行先階呼びが登録されている場合には、当該非接触式センサに対応する前記行先階表示部の点灯を継続させる処理と、
    複数の前記非接触式センサが操作を検出した際は、操作を検出した複数の前記非接触式センサに対応する複数の前記行先階表示部を点滅させる処理と、を含む
    呼び登録装置の制御方法。
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