JP4029555B2 - エレベーターのかご内閉じ込め検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベーターのかご内に乗客が閉じ込められたことを検出するかご内閉じ込め検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かご内の乗客の閉じ込めを検出する手段としては、公知のように、かご内の乗客の荷重によって床下のゴム等の弾性体を変形させることにより、スイッチを動作させて検出する手段、かご内の側面に光電式センサーを設けて閉じ込められている乗客を検出する手段、あるいは高精度に荷重を検出できるロードセルを用いる手段等が考えられている。しかし、前述したような各検出手段においては次のような問題がある。先ず、床下ゴム等の弾性体の変形によりスイッチを動作させて閉じ込められた乗客を検出する手段は、一般に検出精度が悪く、幼児のような軽負荷の荷重では動作しない場合が多く、かご内閉じ込め検出装置としての本来の機能を発揮することは難しい。また、かご内の側面に光電式センサーを設けて乗客を検出する手段は、周知のように検出エリアが細いビーム状であるため、広範囲で検出できるようにするためには複数個のセンサーを併設する必要があり、信頼性,コスト及び保守等で極めて不利であり、しかも意匠的にも美観が損なわれる。一方、ロードセルを用いて乗客の閉じ込めを検出する手段は、金属体の歪量により荷重を検出するので、高精度であり、最も現実的であるが、複数個のロードセルを床下部に設けなければならないこと、荷重信号の検出データの処理を行うために、回路構成が複雑になると共に保守,調整も厄介となる。また、前述のいずれの方法も閉じ込め検出装置として別個に検出装置を設置しなければならず、コスト面でも不利といえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような各検出手段においては次のような問題がある。先ず、床下ゴム等の弾性体の変形によりスイッチを動作させて閉じ込められた乗客を検出する手段は、一般に検出精度が悪く、幼児のような軽負荷の荷重では動作しない場合が多く、かご内閉じ込め検出装置としての本来の機能を発揮することは難しい。また、かご内の側面に光電式センサーを設けて乗客を検出する手段は、周知のように検出エリアが細いビーム状であるため、広範囲で検出できるようにするためには複数個のセンサーを併設する必要があり、信頼性,コスト及び保守等で極めて不利であり、しかも意匠的にも美観が損なわれる。一方、ロードセルを用いて乗客の閉じ込めを検出する手段は、金属体の歪量により荷重を検出するので、高精度であり、最も現実的であるが、複数個のロードセルを床下部に設けなければならないこと、荷重信号の検出データの処理を行うために、回路構成が複雑になると共に保守,調整も厄介となる。また、前述のいずれの方法も閉じ込め検出装置として別個に検出装置を設置しなければならず、コスト面でも不利といえる。
【0004】
そこで、本発明は、別個に検出装置を設けること無く、従来のシステム構成を用いて高精度且つ容易にかご内の閉じ込めを検出できると共に、かご内に乗客が閉じ込められた場合には、そのことを非常呼びボタン等の操作をしなくても外部に確実に報知することができる信頼性の高いエレベーターのかご内閉じ込め検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の階床をサービスするエレベーターと、該エレベーターを駆動する電動機と、該電動機を制御する制御装置を備えたものにおいて、前記エレベーターのかご内に任意の荷重を積載した状態で前記かごを上昇運転し、前記電動機に流れる電流を検出し、検出したデータからトルク指令値を算出して記憶するROMと、前記ROMに記憶された値からかご内閉じ込めの判定値を設定する操作器と、を備え、前記かごを上昇運転して前記電動機に流れる電流を検出し、検出したデータからトルク指令値を算出し、前記判定値よりも大きなトルク指令値となった場合、かご内閉じ込めとして検出するものである。
【0006】
また、上記のものにおいて、前記判定値よりも大きなトルク指令値を検出した状態が任意時間継続したとき閉じ込め検出信号を発生させることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明をロープ式エレベーターに適用した場合のシステム概略を示す構成図である。図1において、1はエレベーターかご、2は巻上機の負荷等を軽減するための釣合錘、3は綱車4に巻掛けられたロープであり、その一端にはエレベーターかご1が、他端には釣合錘2が結合されている。5は綱車4を駆動する電動機、6は該電動機5に流れる電流を検出する検出器、7は電流検出器6から出力される検出データやその他各種データを取り込んでエレベーターを制御する制御装置、8は三相交流電源、9は三相交流をエレベーターの動作に適する電力に変換する電力変換装置であり、この電力変換器9に制御装置7からの指令信号を与えることにより、該電動機5のトルク、回転数を適宜制御する。
【0009】
図2は、図1に示したエレベーターの概略構成図において、制御装置7に含まれる、本発明によるかご内乗客閉じ込め検出の実施例を示すブロック構成図である。図2において、6は該電動機に流れる電流を検出する電流検出器、10はアナログ−ディジタル(A/D)変換器、11はかご内閉じ込め検出処理をはじめとする全体的な動作の制御を行うマイクロコンピュータ(CPU)、12は、CPU11の動作プログラムを格納したプログラム格納用メモリ(ROM)、13は、処理したデータを一時的に書き込む処理データ書き込み用メモリ(RAM)、14は、かご内閉じ込め検出処理をはじめとするエレベーターの運転を操作する操作部、15は、外部回路とインターフェースする入出力インターフェース、16は共通制御バス、17は、外部接続された操作器である。そして、電流検出器6はA/D変換器10の入力に接続され、A/D変換器10の出力は共通制御バス16に統合される。同様に、ROM12は共通制御バス16に統合され、RAM13も共通制御バス16に統合される。同じく、CPU11の制御端子も共通制御バス16に統合される。また、入出力インターフェース15には外部接続の操作器17が接続されるように構成されている。外部接続の操作器17は、閉じ込め検出の設定値(判定値)をROM12に記憶させるなどのエレベーターの運転を操作するための操作器14が操作できない場合の外部操作器である。また、外部接続の操作器17は、機械室内はもとより操作しやすい場所であれば任意の場所に接続して構わない。
【0010】
図3は本発明の実施例としてエレベーターにおける全行程の中間位置を通過した際の各積載荷重に対するトルク指令値の変化量を示した一特性であり、電流指令値,トルク帰還値,電流帰還値も近似の結果が得られる。
【0011】
図4は図1,図2,図3に図示の実施例において主にCPU11で行われる処理動作を示すフローチャートであり、かご内の閉じ込め検出処理動作を示すものである。図4に図示のフローチャートを用い、図1,図2,図3に図示の実施例の動作について説明する。
【0012】
かご内閉じ込め検出処理は、次のような動作過程によって実施される。まず、ステップS1においてエレベーターのかご内に任意の荷重を積載した状態でかごを最下階から最上階に上昇運転する。ステップS2では、この時の該電動機5に流れる電流を電流検出器6により検出し、A/D変換器10によりディジタル化された検出データをRAM13を介してCPU11に取り込む。CPU11は、取り込んだ検出データをトルク帰還値に換算し、外部接続の操作器17によりROM12に記憶させる。この時のROM12に記憶させるデータは、エレベーターが行程の中間位置を通過した際のデータ、若しくは起動から停止までの一連の運転中の時々刻々変化するデータの何れでも良い。図3には全行程の中間位置を通過した場合の各積載荷重に対するトルク指令値の変化量を示した特性が示されているが、ROM12にはかご内閉じ込めの判定値としてT1が操作器14または外部操作器17によりROM12に設定される。以上のステップ1,2の操作によりかご内の閉じ込め検出の判定値が設定される。
【0013】
次にステップ3で平常運転に復帰した後は、ステップ4のホール呼び、かご呼びが無い状態が任意時間継続したのをCPU11が検出して、ステップ5でかご内閉じ込め検出運転として、かごは最下階から最上階を上昇運転する。この運転の際、該電動機5に流れる電流を電流検出器6により検出し、A/D変換器10によりディジタル化された検出データをRAM13を介してCPU11に取り込む。ステップ6では、CPU11で取り込んだ検出データをトルク帰還値に換算し、それに見合ったトルク指令値を算出する。この値をステップ2で設定されたかご内閉じ込め検出の判定値T1と比較する。ステップ7で両者を比較した結果、図3の判定値T1よりも大きなトルク指令値T2を検出した場合をかご内閉じ込めとして検出し、判定値T1よりも小さなトルク指令値T3を検出した場合はかご内に閉じ込めは無いとして検出する。また、CPU11では判定値よりも大きなトルク指令値T2を検出した状態が任意時間継続したことで初めて外部への閉じ込め検出信号を発生させる。これによりかご内閉じ込めの誤検出を防止することができる。かご内閉じ込めを検出した後は、ステップ8でエレベーターを任意階まで走行させて扉を開き、その後の走行を阻止する。ステップ9でかご内の乗客を救出後、ステップ10でエレベーターは平常運転に復帰する。
【0014】
他の実施例として、本発明はトルク指令値に限定せず、電流指令値,トルク帰還値,電流帰還値からも同様の手段で閉じ込めを判定でき、また、エレベーターの全行程の中間位置に限らず、任意の位置または起動から停止までの全行程において、その判定することも可能である。更に、ロープ式エレベーターに限らず、電動機を駆動させるエレベーターであれば油圧式等にも実施することが可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、前記のようなトルク指令値,電流指令値,トルク帰還値あるいは電流帰還値をかご内閉じ込め検出に用いることで、従来のエレベーターのかご内閉じ込め検出で用いられている光電式センサーなどの別個の装置を用いることなく高精度且つ容易にかご内閉じ込めを検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベーターのかご内閉じ込め検出装置の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明に係わるエレベーターの制御装置内で構成されるかご内閉じ込め検出装置の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係わるエレベーターにおける全行程の中間位置を通過した際の各積載荷重に対するトルク指令値の変化量を示した一特性である。
【図4】本発明の運転方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エレベーターかご、2…釣合錘、3…ロープ、4…綱車、5…電動機、6…電流検出器、7…制御装置、8…三相交流電源、9…電力変換装置、10…アナログ−ディジタル(A/D)変換器、11…マイクロコンピューター(CPU)、12…プログラム格納用メモリ(ROM)、13…処理データ書き込み用メモリ(RAM)、14…操作器、15…入出力インターフェース、16…共通制御バス、17…外部接続の操作器。

Claims (2)

  1. 複数の階床をサービスするエレベーターと、該エレベーターを駆動する電動機と、該電動機を制御する制御装置を備えたものにおいて、
    前記エレベーターのかご内に任意の荷重を積載した状態で前記かごを上昇運転し、前記電動機に流れる電流を検出し、検出したデータからトルク指令値を算出して記憶するROMと、
    前記ROMに記憶された値からかご内閉じ込めの判定値を設定する操作器と、
    を備え、前記かごを上昇運転して前記電動機に流れる電流を検出し、検出したデータからトルク指令値を算出し、前記判定値よりも大きなトルク指令値となった場合、かご内閉じ込めとして検出することを特徴とするエレベーターのかご内閉じ込め検出装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記判定値よりも大きなトルク指令値を検出した状態が任意時間継続したとき閉じ込め検出信号を発生させることを特徴とするエレベーターのかご内閉じ込め検出装置。
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