JP7457914B2 - テスト乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、テスト乾燥機関する。
穀物乾燥調製貯蔵施設などの穀物処理施設では、搬入された穀物の一部がサンプル穀物として抽出され、自主検定装置に供給される。自主検定装置では、穀物の計量、脱ぷ、選別などが行われ、整粒および屑粒の計量データから歩留まりが計算される。サンプル穀物は、このような自主検定装置に供給される前に、テスト乾燥機において乾燥される。
テスト乾燥機の付帯設備として、人手によらず自動でサンプル穀物をテスト乾燥機に搬入する装置が特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、荷受部など外部からのサンプル穀粒の受入れ装置としてのサイクロンと、該サイクロン下方にサンプル穀粒が供給されるホッパとを備え、前記サイクロンには配管を介して吸引ブロワなどの吸引装置を接続して構成される搬入装置の開示がある(特許文献1の図1)。そして、吸引ブロワなどの吸引装置を作動させることで、サイクロンにサンプル穀粒が輸送され、サイクロン下方のホッパでサンプル穀粒を受け止め、ホッパからは乾燥容器にサンプル穀粒を搬入し、乾燥室(ヒータ室)にて所定の水分値となるまで乾燥が行われる。
しかしながら、上記吸引ブロワなどの吸引装置では、荷受部でサンプル穀粒を採取する際に塵埃なども多く吸い込んでテスト乾燥機まで搬送されてしまうから、テスト乾燥機のサンプル投入部の周辺では、塵埃等が堆積して作業環境を悪化させてしまうといった問題点があった。
特開平8-35770号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、テスト乾燥機周辺の作業環境を悪化させることのないテスト乾燥機提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため本発明は、穀物処理施設の荷受部からのサンプル穀粒の受入れと乾燥が完了したサンプル穀粒の排出とを行う投入・排出部(3)と、前記投入・排出部(3)にてサンプル穀粒を収容したサンプル箱(10)を複数格納するため複数の格納室を備え、前記格納室に加熱空気を所定時間供給することにより格納室ごとにサンプル穀粒の乾燥を行う乾燥機本体(4)と、前記サンプル箱(10)を保持しつつ、前記投入・排出部(3)と前記乾燥機本体(4)との間を搬送させる搬送部(5)と、を備えたテスト乾燥機(1)であって、
前記投入・排出部(3)は、略密閉構造の筐体(30)により構成され、前記筐体(30)内には、前記荷受部からのサンプル穀粒を受け入れるサイクロン(40)と、前記サイクロン(40)により受け入れたサンプル穀粒を定量計量する投入部(41)と、前記投入部(41)により定量計量されたサンプル穀粒を前記サンプル箱(10)に収容する投入シュート(51)と、を備え、
前記サイクロン(40)は、該サイクロン(40)周縁の接線方向にサンプル穀粒を受け入れる搬送パイプ(43)を接続する一方、上部に吸引配管(44)を介して吸引装置(70)に連絡し、さらに、前記吸引配管(44)には、前記投入・排出部(3)の筐体(30)内の雰囲気を吸塵して集塵を行う集塵配管(80)を接続し、前記筐体(30)の上部に、前記集塵配管(80)の吸込口と前記吸引配管(44)の吸込口との切り換えを行う配管切換シャッタ(85)を設ける、という技術的手段を講じた。
請求項2記載の発明は、前記筐体(30)内には、さらに、前記乾燥機本体(4)によって乾燥が完了したサンプル穀粒を一時的に貯留するホッパ(11)と、前記ホッパ(11)から自主検定機へ前記サンプル穀粒を搬出するコンベア(12)と、前記乾燥機本体(4)により乾燥されたサンプル穀粒の水分を測定するため少量のサンプル穀粒を定量する定量ホッパ(52)と、前記定量ホッパ(52)により定量されたサンプル穀粒の水分測定を行う水分測定装置(42)と、前記定量ホッパ(52)から溢流したサンプル穀粒と水分測定後のサンプル穀粒とを空のサンプル箱(10)に還流するバイパスシュート(54)と、を配置することとした。
請求項3記載の発明は、 前水分測定装置(42)は、上方に向けて開口した投入・排出口(60)を有し、該投入・排出口(60)から受け入れられたサンプル穀粒の水分を測定する水分計本体(61)と、前記水分計本体(61)が固定され、該固定された水分計本体(61)を支持する支持台(62)と、前記水分計本体(61)によって水分が測定されたサンプル穀粒を前記投入・排出口(60)から排出するように前記支持台(61)を回転させる回転アクチュエータ(63)を備えることとした。
本発明によれば、前記投入・排出部(3)は、略密閉構造の筐体(30)により構成され、前記筐体(30)内には、前記荷受部からのサンプル穀粒を受け入れるサイクロン(40)と、前記サイクロン(40)により受け入れたサンプル穀粒を定量計量する投入部(41)と、前記投入部(41)により定量計量されたサンプル穀粒を前記サンプル箱(10)に収容する投入シュート(51)と、を備え、前記サイクロン(40)は、該サイクロン(40)周縁の接線方向にサンプル穀粒を受け入れる搬送パイプ(43)を接続する一方、上部に吸引配管(44)を介して吸引装置(70)に連絡し、さらに、前記吸引配管(44)には、前記投入・排出部(3)の筐体(30)内の雰囲気を吸塵して集塵を行う集塵配管(80)を接続し、前記筐体(30)の上部に、前記集塵配管(80)の吸込口と前記吸引配管(44)の吸込口との切り換えを行う配管切換シャッタ(85)を設けたので、投入・排出部の筐体30内は清浄化され、塵埃が流出することがなくなり、周囲の環境悪化が抑制されるようになった。
また、前記投入・排出部(3)の略密閉構造の筐体(30)の上部に、前記集塵配管(80)の吸込口と前記吸引配管(44)の吸込口との切り換えを行う配管切換シャッタ(85)を設けたので、配管切換シャッタ(85)の作動により吸引配管(44)を開口するか集塵配管(80)を開口するかを選択することができる。つまり、集塵の際にエア搬送用の吸引装置(70)を利用して兼用することができ、集塵用の吸引ブロワを別途設ける必要がなく、コスト削減が可能となった。
請求項記載の発明によれば、前記筐体(30)内には、前記乾燥機本体(4)によって乾燥が完了したサンプル穀粒を一時的に貯留するホッパ(11)と、前記ホッパ(11)から自主検定機(2)へサンプル穀粒を搬出するコンベア(12)と、前記乾燥機本体(4)により乾燥されたサンプル穀粒の水分を測定するため少量のサンプル穀粒を定量する定量ホッパ(52)と、前記定量ホッパ(52)により定量されたサンプル穀粒の水分測定を行う水分測定装置(42)と、前記定量ホッパ(52)から溢流したサンプル穀粒と水分測定後のサンプル穀粒とを空のサンプル箱(10)に還流するバイパスシュート(54)と、を配置したので、ホッパ(11)及びコンベア(12)により乾燥済のサンプル穀粒を自主検定機(2)へ搬送することができ、定量ホッパ(52)により定量された少量のサンプル穀粒を水分測定装置(42)により水分測定することができ、さらに、バイパスシュート(54)により前記定量ホッパ(52)から溢流したサンプル穀粒と水分測定後のサンプル穀粒とを空のサンプル箱(10)に還流することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記水分測定装置(42)は、上方に向けて開口した投入・排出口(60)を有し、該投入・排出口(60)から受け入れられたサンプル穀粒の水分を測定する水分計本体(61)と、前記水分計本体(61)が固定され、該固定された水分計本体(61)を支持する支持台(62)と、前記水分計本体(61)によって水分が測定されたサンプル穀粒を前記投入・排出口(60)から排出するように前記支持台(62)を回転させる回転アクチュエータ(63)とを備えたので、既製品による水分計を支持台(62)に取り付けて使用することができるため、テスト乾燥機の製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態によるテスト乾燥機の概略正面図である。 テスト乾燥機の正面側から見た概略斜視図である。 テスト乾燥機の背面側から見た概略斜視図である。 投入・排出部の内部構造を示すため図1をA-A線で破断した概略断面図である。 サイクロンの吸引配管と吸引ブロワとの連絡及び集塵配管と吸引配管との連絡を示す概略正面図である。 集塵配管の吸込口と吸引配管の吸込口とを切り換える配管切換シャッタを説明する概略斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態によるテスト乾燥機1の概略正面図であり、図2は、テスト乾燥機1の正面側から見た概略斜視図であり、図3は、テスト乾燥機1の背面側から見た概略斜視図である。
テスト乾燥機1は、穀物乾燥調製施設などの穀物処理施設に設置される。穀物処理施設では、搬入された穀物のうちの一部がサンプル穀物(以下、単にサンプルと呼ぶ)として抽出される。サンプルは、テスト乾燥機1で水分測定されるとともに乾燥された後に、自主検定機2に供給される。
図1、図2及び図3に示すように、テスト乾燥機1は、投入・排出部3と乾燥機本体4と搬送部5と、を備えている。投入・排出部3の内部には、荷受部など外部からのサンプル穀粒の受入れ装置としてのサイクロン40や、サンプルを定量してサンプル箱に供給する投入部41や、サンプルの水分測定を行うための水分測定装置42(図4参照)などが配置されている。また、投入・排出部3は、投入開口6と、水分測定開口7と、水分測定終了開口8と、排出開口9と、を備えている。これらの開口6~9は、サンプルを収容するためのサンプル箱10を挿入可能に構成されている。投入開口6は、サンプル箱10に穀物を投入するために設けられる。水分測定開口7は、水分測定装置42にサンプルを投入するために設けられる。水分測定終了開口8は、水分測定が終了したサンプルをサンプル箱10内に受け取るために設けられる。排出開口9は、乾燥機本体4によって乾燥が完了したサンプルをサンプル箱10から自主検定機2へ排出するために設けられる。
また、投入・排出部3には、ホッパ11とコンベア12とが配置されている。ホッパ11は、排出開口9から排出されたサンプルを一時的に貯留する。コンベア12は、ホッパ11から自主検定機2へサンプルを搬送する。コンベア12は、自主検定機2において新たなサンプルを受入可能になったことを表す信号が自主検定機2から出力されたときに稼働される。これにより、ホッパ11内のサンプルは、シュート13およびホッパ14を介して、自主検定機2に供給される。
乾燥機本体4は、サンプル箱10を格納するための複数の格納室15を備えている。複数の格納室15は、複数のサンプル箱10をそれぞれ格納可能に区画されている。図1では、格納室15の各々にサンプル箱10が格納された状態を概略的に示している。
格納室15に収容されたサンプル箱10内のサンプルは、適切な水分になるまで乾燥される。本実施形態では、テスト乾燥機1では、ヒータ(図示省略)によって加熱された空気が背面から格納室15に供給されることによって、乾燥が行われる。複数の格納室15の各々には、加熱空気を格納室15内に導入するためのファン90が設置されている。このため、格納室15ごとに乾燥を行うことができる。なお、テスト乾燥機1は、上述の形態に限らず、任意の方式の乾燥装置であってもよい。
搬送部5は、複数のサンプル箱10のうちの一つのサンプル箱10を選択的に保持するための保持機構16を備えている。保持機構16は、アクチュエータ(図示省略)によってガイドレール(図示省略)に沿って鉛直方向および水平方向に並進可能に構成される。これにより、搬送部5は、投入開口6、水分測定開口7、水分測定終了開口8、排出開口9および格納室15のうちの所望の場所へサンプル箱10を搬送することができる。また、保持機構16は、水平方向に延びる回転軸線を中心として回転可能に構成される。これにより、保持機構16は、保持しているサンプル箱10内に収容されたサンプルをサンプル箱10から排出することができる。
テスト乾燥機1および自主検定装置2の動作全般は、制御装置17によって制御される。制御装置17は、本実施例では、所定のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。制御装置17は、インストールされたプログラムを実行することによって、監視部18および管理部19としても機能する。監視部18は、複数の格納室15にそれぞれ格納された複数のサンプル箱10の各々について、当該サンプル箱10に収容されたサンプルの乾燥が完了したか否かを監視する。管理部19は、監視部18による監視状況に基づいて搬送部5を制御することによって、排出開口9へのサンプルの排出を管理する。
次に、投入・排出部3の内部構造を図4を参照して説明する。図4は、投入・排出部3の内部構造を示すため図1をA-A線で破断した概略断面図である。図4に示すように、投入・排出部3は略密閉構造の筐体30内にサイクロン40や、サンプルを定量してサンプル箱に供給する投入部41や、サンプルの水分測定を行うための水分測定装置42などが配置される。サイクロン40には、周縁の接線方向に前工程(穀物処理施設の荷受部)から吸引によってサンプルを受け入れる搬送パイプ43が接続される一方、上部には吸引配管44の一端が接続される。吸引配管44の他端は吸引ブロワ(吸引装置)70の吸込口に接続される。前記サイクロン40の下方には、サンプルを定量するための投入部41が接続される。サイクロン40と投入部41との間には、投入部シャッタ45が配設されており、エアシリンダ46の作動により、サイクロン40底部に貯留されたサンプルを間欠的に投入部41に投入することができる。
投入部41にはサンプルの定量のための升計量ホッパ47及びオーバーフロー排出樋48が設けられる。さらに、前記升計量ホッパ47底面を閉じる升計量シャッタ49が設けられ、エアシリンダ50の作動により底面が閉鎖され、その際に升計量ホッパ47にサンプルが摺り切り状に(満杯になって)溜まったときに、前記サンプル箱10の一箱分のサンプル(乾燥籾で約1.0キログラム)を計量することができる。升計量ホッパ47から溢れた余剰のサンプルはオーバーフロー排出樋48を介して機外に排出され、升計量ホッパ47により定量計量されたサンプルは、投入シュート51を介して投入開口6(図1参照)の位置で待機しているサンプル箱10に投入される。
投入・排出部3には、水分測定装置42により水分測定するため少量のサンプルを定量するための定量ホッパ52も設けられる。定量ホッパ52の構造は投入部41とほぼ同様であり、升計量シュート53及びバイパスシュート54を備えている。升計量シュート53にはシュートの中途部を仕切る升計量シャッタ55が設けられる。したがって、水分測定開口7からサンプル箱10の一箱分のサンプル籾を投入すると、エアシリンダ56の作動により、その一部がシュート53内に溜まり(乾燥籾で約200グラム)これが投入パイプ57を介して水分測定装置42に投入されることになる。升計量シュート53から溢流した大部分のサンプル(乾燥籾で約800グラム)はバイパスシュート54に流下し、バイパスシュート54底部に設けたバイパスシュートシャッタ58により水分測定が終了するまで待機される。水分測定が終了すると、水分測定装置42が反転し、水分測定済のサンプルがバイパスシュート54に排出される。そして、バイパスシュート54内のサンプルは、水分測定終了開口8(図1参照)の位置で待機しているサンプル箱10に投入される。
次に、水分測定装置42の構成の一例について説明する。図4に示すように、水分測定装置42は上方に向けて開口した投入・排出口60を有し、該投入・排出口60から受け入れられたサンプル穀粒の水分を測定する水分計本体61と、前記水分計本体61が固定され、該固定された水分計本体61を支持する支持台62と、前記水分計本体61によって水分が測定されたサンプル穀粒を前記投入・排出口60から排出するように前記支持台62を回転させる回転アクチュエータ63とを備えた構成とすると、既製品による水分計を支持台に取り付けて使用することができるため、テスト乾燥機1の製造コストを低減することができる。
投入・排出部3の筐体30内には、上述したように、サイクロン、各種計量ホッパ及び各種シャッタが内装されており、穀物処理施設の荷受部などから採取したサンプルに塵埃等が含まれ、これが筐体30内に舞い上がっている可能性がある。そして塵埃は、筐体30内から投入開口6、水分測定開口7、水分測定終了開口8及び排出開口9から流出し、周囲の環境を悪化させてしまう懸念がある。
そこで、投入・排出部3の筐体30上面に、この筐体30内の雰囲気を吸引して集塵(塵埃の回収)を行う集塵配管80を接続し、内部を集塵可能とする構成とした。図5はサイクロンの吸引配管と吸引ブロワとの連絡及び集塵配管と吸引配管との連絡を示す概略正面図であり、図6は集塵配管の吸込口と吸引配管の吸込口とを切り換える配管切換シャッタを説明する概略斜視図である。
筐体30内の吸塵を行う集塵配管80は、連通管81を介して吸引配管44に接続することで、集塵の際にエア搬送用の吸引ブロワ70を利用して兼用することができ、集塵用の吸引ブロワを別途設ける必要がなく、コスト削減が可能となる。そして、サイクロン40に吸引風を作用させるために吸引配管44を開口するか、または、筐体30内の雰囲気を吸引して集塵を行う際の集塵用に集塵配管80を開口するかを選択することができるよう、配管切換シャッタ85を設けるのがよい。配管切換シャッタ85はエアシリンダ86の作動により吸引配管44を開口するか集塵配管80を開口するかを選択することができる。
上述したテスト乾燥機1の基本動作について説明する。テスト穀物機1は、荷受指令、水分測定指令および排出指令に基づいて動作する。
荷受指令は、荷受計量器(図示省略)によって荷受が完了したことを表す信号を制御装置17が荷受計量器から受け取ったときに発行される。荷受指令が発行されると、搬送部5は、格納室15に収容されている空のサンプル箱10を保持機構16によって保持し、格納室15から取り出す。次いで、搬送部5は、投入開口6のところまでサンプル箱10を移動させ、当該サンプル箱10を投入開口6に挿入する。
次いで、図6の実線で示すように、エアシリンダ86のロッド86aを収縮させる。これにより、配管切換シャッタ85の開口部85aは吸引配管44の開口に合致し吸引配管44が開口する。一方、集塵配管80は閉鎖される。そして、吸引ブロワ70を作動させると、荷受計量器による計量が完了したサンプルが、搬送パイプ43を介して、サイクロン40、投入部41の升計量ホッパ47、及び投入シュート51を介し投入開口6に挿入されたサンプル箱10に投入される。次いで、搬送部5は、サンプルが収容されたサンプル箱10を投入開口6から取り出して、もとの格納室15に戻す。
サンプルが収容されたサンプル箱10が格納室15に戻されると、乾燥機本体4は、当該格納室15での乾燥を開始する。この乾燥は、タイマー制御され、所定時間だけ継続される。次いで、制御装置17は、監視部18の処理として、乾燥が開始された格納室15に格納されたサンプル箱10のステータスを「乾燥中」に設定する。
水分測定指令は、乾燥が完了したこと(タイマセットされた時間だけ乾燥処理が行われたこと)を契機として発行される。水分測定指令が発行されると、まず、搬送部5は、乾燥が完了したサンプル箱10を格納室15から取り出す。
次いで、搬送部5は、水分測定開口7のところまでサンプル箱10を移動させる。次いで、搬送部5は、サンプル箱10を水分測定開口7に挿入し、サンプルを水分測定装置42に投入する。具体的には、搬送部5は、サンプル箱10を定量ホッパ52(図4参照)の内部において回転させて、サンプル箱10内に収容されたサンプルを排出する。これによって、排出されたサンプルは、升計量シュート53及び投入パイプ57を介して水分測定装置42に供給される。次いで、水分測定装置42は、投入されたサンプルの一部について水分を測定する。水分測定が完了すれば、サンプルは、バイパスシュート54を介し水分測定終了開口8に挿入されたサンプル箱10に投入される。次いで、搬送部5は、水分測定が完了されたサンプル箱10を投入開口6から取り出して、もとの格納室15に戻すか又は排出開口9に移送する。
以上のような一連の荷受指令、水分測定指令および排出指令が完了したときや、テスト乾燥機1の稼働が終了したときや、テスト乾燥機1の稼働前には、テスト乾燥機1のメンテナンス作業が行われる。具体的な作業としては、投入・排出部3の筐体30内の雰囲気を吸引して集塵(塵埃の回収)が行われる。
まず、図6の一点鎖線で示すように、エアシリンダ86のロッド86aを伸長させる。これにより、配管切換シャッタ85の開口部85aは集塵配管80の開口に合致し集塵配管80が開口する。一方、吸引配管44は閉鎖する。そして、吸引ブロワ70を作動させると、集塵配管80により投入・排出部3の筐体30内の吸塵が行われる。これにより、投入・排出部3の筐体30内は清浄化され、投入開口6、水分測定開口7、水分測定終了開口8及び排出開口9から塵埃が流出するなど、周囲の環境を悪化させることはない。また、集塵配管80が連通管81を介して吸引配管44に接続されているため、集塵の際にエア搬送用の吸引ブロワ70を利用して兼用することができ、集塵用の吸引ブロワを別途設ける必要がなく、コストの削減が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
1 テスト乾燥機
2 自主検定機
3 投入・排出部
4 乾燥機本体
5 搬送部
6 投入開口
7 水分測定開口
8 水分測定終了開口
9 排出開口
10 サンプル箱
11 ホッパ
12 コンベア
13 シュート
14 ホッパ
15 格納室
16 保持機構
17 制御装置
18 監視部
19 管理部
30 筐体
40 サイクロン
41 投入部
42 水分測定装置
43 搬送パイプ
44 吸引配管
45 投入部シャッタ
46 エアシリンダ
47 升計量ホッパ
48 オーバーフロー排出樋
49 升計量シャッタ
50 エアシリンダ
51 投入シュート
52 定量ホッパ
53 升計量シュート
54 バイパスシュート
55 升計量シャッタ
56 エアシリンダ
57 投入パイプ
58 バイパスシュートシャッタ
60 投入・排出口
61 水分計本体
62 支持台
63 回転アクチュエータ
70 吸引ブロワ
80 集塵配管
81 連通管
85 配管切換シャッタ
86 エアシリンダ
90 ファン

Claims (3)

  1. 穀物処理施設の荷受部からのサンプル穀粒の受入れと乾燥が完了したサンプル穀粒の排出とを行う投入・排出部(3)と、前記投入・排出部(3)にてサンプル穀粒を収容したサンプル箱(10)を複数格納するため複数の格納室を備え、前記格納室に加熱空気を所定時間供給することにより格納室ごとにサンプル穀粒の乾燥を行う乾燥機本体(4)と、前記サンプル箱(10)を保持しつつ、前記投入・排出部(3)と前記乾燥機本体(4)との間を搬送させる搬送部(5)と、を備えたテスト乾燥機(1)であって、
    前記投入・排出部(3)は、略密閉構造の筐体(30)により構成され、前記筐体(30)内には、前記荷受部からのサンプル穀粒を受け入れるサイクロン(40)と、前記サイクロン(40)により受け入れたサンプル穀粒を定量計量する投入部(41)と、前記投入部(41)により定量計量されたサンプル穀粒を前記サンプル箱(10)に収容する投入シュート(51)と、を備え、
    前記サイクロン(40)は、該サイクロン(40)周縁の接線方向にサンプル穀粒を受け入れる搬送パイプ(43)を接続する一方、上部に吸引配管(44)を介して吸引装置(70)に連絡し、さらに、前記吸引配管(44)には、前記投入・排出部(3)の筐体(30)内の雰囲気を吸塵して集塵を行う集塵配管(80)を接続し、前記筐体(30)の上部に、前記集塵配管(80)の吸込口と前記吸引配管(44)の吸込口との切り換えを行う配管切換シャッタ(85)を設けたことを特徴とするテスト乾燥機
  2. 前記筐体(30)内には、さらに、前記乾燥機本体(4)によって乾燥が完了したサンプル穀粒を一時的に貯留するホッパ(11)と、前記ホッパ(11)から自主検定機(2)へ前記サンプル穀粒を搬出するコンベア(12)と、前記乾燥機本体(4)により乾燥されたサンプル穀粒の水分を測定するため少量のサンプル穀粒を定量する定量ホッパ(52)と、前記定量ホッパ(52)により定量されたサンプル穀粒の水分測定を行う水分測定装置(42)と、前記定量ホッパ(52)から溢流したサンプル穀粒と水分測定後のサンプル穀粒とを空のサンプル箱(10)に還流するバイパスシュート(54)と、が配置されてなる請求項1記載のテスト乾燥機。
  3. 水分測定装置(42)は、上方に向けて開口した投入・排出口(60)を有し、該投入・排出口(60)から受け入れられたサンプル穀粒の水分を測定する水分計本体(61)と、前記水分計本体(61)が固定され、該固定された水分計本体(61)を支持する支持台(62)と、前記水分計本体(61)によって水分が測定されたサンプル穀粒を前記投入・排出口(60)から排出するように前記支持台(61)を回転させる回転アクチュエータ(63)を備えてなる請求項2記載のテスト乾燥機。
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