JP7456364B2 - パレット - Google Patents
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Description
以下、パレットの第1実施形態について説明する。本実施形態のパレットは、二方向差し平パレットである。
底板20は、直方平板状の部材である。底板20の厚み方向は、デッキボード10の厚み方向Zと一致している。底板20の長辺方向は、デッキボード10の長辺方向Xと一致している。底板20の短辺方向は、デッキボード10の短辺方向Yと一致している。平面視において、底板20の形状は、デッキボード10と一致する。
短周面52cは、2つの端面52aの短辺同士を、支柱部52の厚み方向に結合する長方形状の面である。2つの短周面52cは、支柱部52の長辺方向において、互いに支柱部52の反対側に位置している。
規制面53aは、それぞれ、接触部53の厚み方向に垂直な面である。2つの規制面53aは、それぞれ、端面52aと面一に結合されている。2つの規制面53aの外縁の間には、平坦面53b及び2つの傾斜面53cが、それぞれ接触部53の厚み方向に延びている。
段差面54bは、短周面52cと端面54aとの間を、短周面52cから垂直に延びている面である。段差面54bは、短周面52c内において、長周面52bよりも平坦面53bに近い位置に設けられている。したがって、段差面54b及び短周面52cは、長周面52bに対する段を形成している。
各ストッパ51は、厚み方向Zに移動可能に各収容部60に収容されている。したがって、収容部60は、ストッパ51を備える規制部50を収容する。具体的には、ストッパ51は、支柱部52及び係止突起54が収容部60の内部に収容され、かつ、接触部53が開口部62から挿入部40の内部に突出している状態で配置されている。ストッパ51は、係止突起54の段差面54bと係止爪61とが互いに係り合うように配置されている。また、ストッパ51は、平坦面53bが対向面22に向かい合うように配置されている。このとき、あるストッパ51の規制面53aは、隣り合う他のストッパ51の規制面53aと長辺方向Xに向かい合って配置されている。したがって、複数のストッパ51は、互いに規制面53aが向かい合って配置されている。ここで、長辺方向Xは、デッキボード10の厚み方向Zと挿入方向(短辺方向Y)とに垂直な方向である。したがって、本実施形態では、長辺方向Xが規制方向となる。したがって、規制部50は、規制方向(長辺方向X)に向かい合う複数の規制面53aを備える。なお、規制方向(長辺方向X)の両端に向かい合って配置された規制面53aの間隔は、挿入することが想定されるフォークの幅より広く、内面31aと内面32aとの間隔より狭ければよい。
以下、本実施形態の作用について説明する。なお、以下の説明では、厚み方向Zは鉛直方向と一致しており、デッキボード10から底板20へ向かう方向に重力が働くものとする。また、対向面22を基準とする鉛直方向の位置を「高さ位置」と称することがある。なお、高さ位置は、フォーク受け面12の高さ位置が正となり、底面21の高さ位置が負となるように、定義されている。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1―1)挿入部40に挿入されたフォーク100がフォーク受け面12に近づくことで、規制面53aとフォーク100との規制方向(長辺方向X)の距離が短くなる。言い換えれば、フォーク100がフォーク受け面12に近づく前には、規制面53aとフォーク100との規制方向(長辺方向X)の距離を長くなる。第1実施形態の場合、挿入部40内においてフォーク100がストッパ51と接触していない状態では、フォーク100の側面が、内面31a及び内面32aとが向かい合う。この場合、内面31a及び内面32aを規制面とみなすことができる。パレット1の位置ずれを抑制するために、内面31aと内面32aとの間隔、すなわち、挿入部40の規制方向(長辺方向X)の寸法を全体にわたって短くしたり、挿入部40の厚み方向Zの全体にわたって延びるストッパを設けたりすると、フォーク100の挿入性の低下を招くおそれがある。
以下、パレットの第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の部材については、第1実施形態と同一の符号を付することで説明を省略する。また、第2実施形態における厚み方向及び挿入方向は、第1実施形態の厚み方向Z及び短辺方向Yと同じである。したがって、第2実施形態における規制方向は、第1実施形態の規制方向(長辺方向X)と同じである。
規制部材70は、規制方向(長辺方向X)への移動ができるように構成されている。規制部材70は、短辺方向Yに延びる柱状部材である。規制部材70は、挿入部40を画定する端支持部31の内面31a及び中央支持部32の内面32aのそれぞれに、1つずつ設けられている。各規制部材70は、デッキ受け面71と、押圧面72と、規制面73と、フォーク案内面74と、を備える。デッキ受け面71、押圧面72、規制面73、及びフォーク案内面74は、それぞれ長方形状の面であり、それぞれの長辺方向は、挿入方向(短辺方向Y)に一致している。
以下、本実施形態の作用について説明する。
図8(a)及び図8(b)に示すように、挿入部40の内部であって、各一対のフォーク案内面74の間にフォーク100が挿入される。そして、フォーク100は、フォーク受け面12に向かって移動することにより、パレット1の荷役を行う。このとき、フォーク100が、上述したフォーク案内面74の傾斜により、フォーク受け面12に至る前に各フォーク案内面74に接触する。したがって、規制部材70を備える規制部50は、挿入部40に挿入されたフォーク100がフォーク受け面12に近づくと、規制方向(長辺方向X)における規制面73とフォーク100との距離が短くなるように構成されている。
第2実施形態の効果について説明する。
(2―1)規制部材70は、挿入部40に挿入されたフォーク100がフォーク受け面12に近づくと、規制方向(長辺方向X)における規制面73とフォーク100との距離が短くなるように構成されている。これによれば、荷役走行時のフォーク100の振動等によりパレット1を持ち上げた当初の状態からパレット1がフォーク100に対してずれようとした場合であっても、規制面73がフォーク100の規制方向(長辺方向X)の移動を規制する。したがって、パレット1の搬送の際、パレット1がフォーク100に対してずれることを抑制することができる。
各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。各実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○第2実施形態において、パレット1は、弾性部材80を備えていなくてもよい。例えば、規制部50が内面31a又は内面32aに直接設けられていてもよい。
○第1実施形態において、各ストッパ51は、1つの長板状の部材でなくてもよい。例えば、ストッパ51は、厚み方向Zに延びる四角柱状の部材をフォーク受け面12内に配置したものであってもよい。
○各実施形態において、パレット1は、二方向差しパレットに限られず、例えば、四方向差しパレットであってもよい。
Claims (2)
- デッキボードと、複数の支持部と、フォークが挿入される挿入部と、前記挿入部に挿入されたフォークの移動を規制する規制部と、を備えるパレットであって、
前記デッキボードは、荷が積載される積載面と、前記積載面の反対側に位置するフォーク受け面と、を備え、
前記支持部は、前記フォーク受け面から前記デッキボードの厚み方向に延びており、
前記挿入部は、前記支持部に沿って、前記支持部同士の間で延びており、
前記規制部は、規制方向に向かい合う複数の規制面を備え、
前記規制方向は、前記デッキボードの厚み方向と前記挿入部の延びている方向とに垂直な方向であり、
前記規制部は、前記挿入部に挿入されたフォークが前記フォーク受け面に近づくと、前記規制面と前記フォークとの前記規制方向の距離が短くなるように構成されており、
前記規制部を収容する収容部を備え、
前記収容部は、前記フォーク受け面に開口する開口部を備え、
前記規制部は、前記規制方向に並んで設けられた複数のストッパを備え、
前記ストッパは、それぞれ、前記規制面を備え、
前記開口部から前記挿入部の内部に突出しており、かつ、前記挿入部の延びている方向に沿って延びる長板状の部材であって、互いに前記規制面が向かい合って配置され、
前記フォーク受け面に向かって押圧されると前記収容部に収容されるように構成された、パレット。 - デッキボードと、複数の支持部と、フォークが挿入される挿入部と、前記挿入部に挿入されたフォークの移動を規制する規制部と、を備えるパレットであって、
前記デッキボードは、荷が積載される積載面と、前記積載面の反対側に位置するフォーク受け面と、を備え、
前記支持部は、前記フォーク受け面から前記デッキボードの厚み方向に延びており、
前記挿入部は、前記支持部に沿って、前記支持部同士の間で延びており、
前記規制部は、規制方向に向かい合う複数の規制面を備え、
前記規制方向は、前記デッキボードの厚み方向と前記挿入部の延びている方向とに垂直な方向であり、
前記規制部は、前記挿入部に挿入されたフォークが前記フォーク受け面に近づくと、前記規制面と前記フォークとの前記規制方向の距離が短くなるように構成されており、
前記規制部は、複数の規制部材と、複数の弾性部材と、を備え、
前記規制部材は、前記規制面と、前記規制面に連続しているフォーク案内面と、を備え、
向かい合う複数の前記規制面は、前記規制方向に離間可能に構成されており、
前記フォーク案内面は、前記積載面から前記フォーク受け面に向かう方向に離れるにつれて、前記規制方向に広がるように構成されており、
複数の前記弾性部材は、向かい合う複数の前記規制面が前記規制方向に離間することにより、前記規制方向に変形可能に構成されている、パレット。
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JP2007186243A (ja) | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Oi Electric Co Ltd | 荷役用パレット |
JP2011195324A (ja) | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Brother Industries Ltd | 画像処理装置 |
US20160272366A1 (en) | 2013-11-13 | 2016-09-22 | Palac Industries Inc. | Material handling pallet |
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