JP2006036289A - フォーク案内機構、パレット案内機構及び物品移載装置 - Google Patents

フォーク案内機構、パレット案内機構及び物品移載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的簡単な構造により、横ずれしているパレットに対するフォークの適正な位置への確実な差し込みを可能とするフォーク案内機構、あるいは、横ずれしている棚に対するパレットの適正な位置への確実な載置を可能とするパレット案内機構、さらに、両案内機構を備えた物品移載装置の提供にある。
【解決手段】 物品用搭載部25を有する上面デッキ24と、一定の間隔を保って上面デッキ24の下面に配置される一対の桁部材26と、桁部材26間に設定されるフォーク差込口27とを具備するパレット23が備えられ、フォーク差込口27を臨む一対のフォーク用ガイド部材28が前記上面デッキ24の下面をほぼ横断するとともに、差し込まれるフォーク22の幅にほぼ対応する間隔を保って互いに平行となるように配設され、フォーク用ガイド部材28の長手方向に沿う傾斜面28aが各フォーク用ガイド部材28の側部に形成されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、パレットに対してフォークの案内を図るフォーク案内機構、棚本体に対するパレットの案内を図るパレット案内機構並びにフォーク案内機構とパレット案内機構を具備する物品移載装置に関する。
一般的に、自動倉庫や移動棚等が備える棚本体に対しては、予めパレット上に物品を搭載しておき、スタッカクレーンやフォークリフト等の移載手段により物品をパレットと共に棚本体に収容するとしている。
移動棚の場合では、複数の列設される移動棚が夫々隔離又は接近することができ、フォークリフト等により移動棚の間から物品を棚本体への収容あるいは棚本体からの取り出しを行なうようにしている。
例えば、移動棚が軌道上を走行しない無軌道式である場合、各移動棚は軌道のない床面を移動することから、こうした移動棚では移動方向に対する直角方向の位置ずれ(以下、単に「横ずれ」と呼ぶ。)が起こることがある。
さらに、フォークリフトが無人誘導式である場合、移動棚の横ずれの影響をを解消する対策を講じなければならない。
棚本体への物品を移載する場合、物品はパレットと共にフォークにより支持されているから、移動棚とパレットとの関係で横ずれを解消する必要がある。
例えば、棚本体から物品を取り出す場合は、物品はパレットと共に棚本体に存在し、フォークにより取り出されることから、パレットとフォークとの関係において横ずれを解消する必要がある。
従来では、例えば、特許文献1に示されるように、移動棚に横ずれ量を検知する横ずれ検知センサと、横ずれ検知センサの検知データを無人フォークリフトへ送る送信手段を設け、無人フォークリフトには移動棚からの検知データを受信する受信手段と、検知データに基づいて無人フォークリフトを方向転換させて位置を補正する補正手段を設け、移動棚の横ずれに対応するとしている。
また、移動棚の横ずれの影響を解消する技術と関連する別の技術として、例えば、特許文献2に示されるような、物品を搭載するパレットとフォークとの関係において横ずれの解消を図る技術が知られている。
ここでは、フォークを側方からパレットに挿入するためのフォーク挿入用凹所をパレットの側面に2列設け、フォーク用凹所の両側面を傾斜面としてフォーク用凹所の形状を略台形状としており、横ずれ状態にあるパレットに対してフォークを挿入し易くするほか、傾斜面にフォークが案内されてパレットの所定の位置へ挿入することができるとしている。
特開2003−20102号公報(第3−6頁、図6) 特開平9−202328号公報(第2−4頁、図1−3、図16)
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、移動棚の横ずれを検知する検知センサ、検知データを送受信する手段、検知データに基づき棚本体に対する移載手段の位置を補正する補正手段を設けなければならず、装置としての構成や制御が複雑となるほか、製作コストが増大するという問題がある。
また、特許文献2に開示された技術では、パレットに対するフォークの挿入が必ずしも確実でないという問題がある。
つまり、特許文献2によれば、フォーク用挿入用凹所がパレットの両側面と中央付近に分散して配置されているため、フォークの挿入方向と各フォーク挿入用凹所の配置方向が平行の関係にあるパレットの横ずれには対応できるものの、フォークの挿入方向に対して各フォーク挿入用凹所の配置方向が平行の関係にない場合、フォーク挿入用凹所間にフォークが斜めに入り込むおそれがある。
また、パレットの側面(側壁)を利用するフォーク挿入用凹所であるから、一般的な既存のパレットをこの種のパレットに改造するには、既存のパレットの側面を交換する等の大掛かりな改造を必要とし、こうした既存のパレットの改造は現実的ではないという問題も存在する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、比較的簡単な構造により、横ずれしているパレットに対するフォークの適正な位置への確実な差し込みを可能とするフォーク案内機構、あるいは、横ずれしている棚に対するパレットの適正な位置への確実な載置を可能とするパレット案内機構、さらに、両案内機構を備えた物品移載装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、物品用搭載部を有する上面デッキと、一定の間隔を保って前記上面デッキの下面に配置される一対の桁部材と、前記桁部材間に設定されるフォーク差込口とを具備するパレットが備えられ、前記フォーク差込口を臨む一対のフォーク用ガイド部材が、前記上面デッキの下面をほぼ横断するとともに、差し込まれるフォークの幅にほぼ対応する間隔を保って互いに平行となるように配設され、前記フォーク用ガイド部材の長手方向に沿う傾斜面が前記各フォーク用ガイド部材の側部又は前記フォークの側部に形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、パレットのフォーク用差込口にフォークが差し込まれる際、フォークに対するパレットが横ずれ状態にあっても、フォーク用ガイド部材の側部又はフォークの側部の傾斜面により、パレット又はフォークが適正な位置へ横移動される。
また、フォークの差し込み方向とパレットのフォーク用ガイド部材の長手方向が平行の関係にない場合でも、フォーク用ガイド部材がパレットの上面デッキの下面をほぼ横断するように配設されているから、フォークの差し込み方向とフォーク用ガイド部材の長手方向がほぼ平行な状態となるまで、フォークとフォーク用ガイド部材との案内が維持される。
このため、単なる横ずれ状態だけでなく斜めに横ずれしているパレットに対し、フォークを確実に差し込むことができるほか、フォークの差し込みに伴ってパレットの斜めの横ずれを解消することができる。
また、一対のフォーク用ガイド部材をパレットの上面デッキの下面に配設するだけでよいからパレットを比較的簡単な構造とすることができるほか、既存のパレットからの改造や、フォーク用ガイド部材の交換といった保守作業も簡単となる。
請求項2記載の発明は、パレット用載置部を有する棚本体を具備する物品用載置棚が備えられ、一対のパレット用ガイド部材が、前記棚本体の上面をほぼ横断するとともに、載置されるパレットの幅にほぼ対応する間隔を保って互いに平行となるように配設され、前記パレット用ガイド部材の長手方向に沿う傾斜面が前記各パレット用ガイド部材の側部又はパレットの側部に形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、フォークにより支持されるパレットが棚本体へ載置される際、棚本体に対するパレットが横ずれ状態にあってもパレット用ガイド部材の側部又はパレットの側部の傾斜面により、パレットが適正な位置へ横移動される。
また、パレットを載置する方向と棚本体のパレット用ガイド部材の長手方向が平行の関係にない場合でも、パレット用ガイド部材が棚本体の上面をほぼ横断するように配設されているから、パレットの載置方向とパレット用ガイド部材の長手方向がほぼ平行な状態となるまで、パレット用ガイド部材によるパレットの案内が維持される。
このため、単なる横ずれ状態だけでなく斜めに横ずれしている棚本体に対し、パレットを適正な位置へ確実に載置することができる。
また、一対のパレット用ガイド部材を棚本体の上面に配設するだけでよいから棚本体を比較的簡単な構造とすることができるほか、既存の棚本体からの改造や、パレット用ガイド部材の交換といった保守作業も簡単となる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のフォーク案内機構及び請求項2記載のパレット案内機構を具備することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、パレットに対するフォークの差し込みと、棚本体に対するパレットの載置を共に確実に実現することができる。
本発明によれば、比較的簡単な構造により、横ずれしているパレットに対するフォークの適正な位置への確実な差し込みを可能としたり、あるいは、横ずれしている棚に対するパレットの適正な位置への確実な載置を可能とする。
(第1の実施形態)
以下、この発明の実施形態に係る物品移載装置について図1〜図5を参照して説明する。
この実施形態の物品移載装置は、無軌道式の移動棚における物品移載装置に適用した例であり、ここでは、パレットとフォークとのフォーク案内機構と、移動棚における棚本体とパレットとのパレット案内機構を具備する。
図1に示される物品用載置棚としての移動棚10は、車輪12を備えた自走式の走行台車11と、走行台車11上に設置された多段状の棚体13とを備えている。
棚体13には走行台車11の進行方向と一致する方向から物品Wをパレット23とともに載置することができる多数の棚本体14が備えられている。
この実施形態では、棚体13の両側から物品Wを載置することができるように棚本体14が棚体13の両側に夫々備えられている。
そして、常態では複数台の移動棚10が移動棚10間の間隔を詰めた状態で列設され、省スペース化を図っている。
物品Wの入出庫の場合には、移動棚10の間隔を広くするように、最端の移動棚10を移動させ、移動棚10の間にフォークリフト21を移動させて物品Wの入出庫を図るようにしている。
この実施形態のフォークリフト21はリーチ型であり、遠隔操作による無人式のフォークリフトである。
このフォークリフト21は、予め設定されたプログラム等により所定の経路を通って入庫又は出庫の指示に基づき、指定の移動棚10の棚本体14へ移動し、物品Wの移載を行なうことが可能となっている。
また、フォークリフト21には一対のフォーク22が備えられており、これらのフォーク22には水平な支持面が備えられている。
そして、物品Wがパレット23に搭載されている場合、フォーク22がパレット23を掬うことにより、物品Wをパレット23ともにフォーク22へ支持することができる。
次に、パレット23とフォーク22とのフォーク案内機構について説明する。
この実施の形態のパレット23は図2に示されるように、物品用搭載部25を有する上面デッキ24を具備しており、物品用搭載部25は各種の物品Wを搭載することができる。
上面デッキ24の下面の側端付近には、一定の高さを有する角材状の桁部材26が上面デッキ24の下面を横断するように夫々配置されている。
このため、桁部材26間においては、桁部材26の底面と上面デッキ24の下面との間に一定の空間が設定されることになり、ここではこの空間に臨むようにフォーク差込口27が形成される。
通常では、上面デッキ24と桁部材26を備えたパレット23とするだけでよいが、無軌道式の移動棚10では進行方向に対する横ずれが起こることがある。
このため、移動棚10の物品Wをフォークリフト21に移載する場合には、フォーク22とパレット23との横ずれを解消する必要がある。
この実施形態では、上面デッキ24の下面おいて、一対のフォーク用ガイド部材28が、差し込まれるフォーク22の幅にほぼ対応する間隔を保って配設されている。
このフォーク用ガイド部材28は、フォーク22を案内するものであり、上面デッキ24の下面を横断する長尺状の部材となっている。
また、フォーク用ガイド部材28の内向きの側部は、フォーク用ガイド部材28間の間隔を上方から下方へ向かうに従って拡開されるように、夫々傾斜面28aが形成されている。
そして、この傾斜面28aはここでは鉛直線に対して30度の角度に設定されている。
この傾斜面28aはフォーク用ガイド部材28の長手方向に沿うように形成され、差し込まれるフォーク22に対して常に案内を可能とする状態にある。
なお、この実施形態では傾斜面28aの角度を30度としたが、15〜45度の範囲で設定すればよく、パレット23を含む物品Wの重量や、移動棚10の横ずれの程度等の諸条件に応じて適宜設定すればよい。
これにより、パレット23のフォーク用差込口27にフォーク22が差し込まれる際、フォーク22に対するパレット23が横ずれ状態にあっても、フォーク用ガイド部材28の傾斜面28aにより、図4に示されるように、パレット23又はフォーク22が適正な位置へ横移動される。
また、フォーク22の差し込み方向とパレット23のフォーク用ガイド部材28の長手方向が平行の関係にない場合でも、フォーク用ガイド部材28がパレット23の上面デッキ24の下面をほぼ横断するように配設されているから、図5に示されるように、フォーク22の差し込み方向とフォーク用ガイド部材28の長手方向がほぼ平行な状態となるまで、フォーク22とフォーク用ガイド部材28との案内が維持される。
次に、移動棚10における棚本体14とパレット23とのパレット案内機構について説明する。
移動棚10には多数の棚本体14を具備することを既に説明したが、図3に示されるように、棚本体14は枠体状のパレット用載置部16を有し、この実施形態では棚本体14の平坦な上面がパレット用載置部16に相当している。
通常では、こうしたパレット用載置部16を有する棚本体14とするだけでよいが、無軌道式の移動棚10では進行方向に対する横ずれが起こることがある。
このため、フォークリフト21に支持される物品Wを移動棚10へ移載する場合には、棚本体14とパレット23との横ずれを解消する必要がある。
この実施形態では、棚本体14の上面おいて一対のパレット用ガイド部材17がパレット23の幅にほぼ対応する間隔を保って配設されている。
これらのパレット用ガイド部材17は、棚本体14に載置されるパレット23を案内するものであり、棚本体14の上面をほぼ横断する長尺状の部材となっている。
パレット用ガイド部材17の内向きの側部は、パレット用ガイド部材17間の間隔を下方から上方へ向かうに従って拡開されるように、傾斜面17aが夫々形成されている。
そして、この傾斜面17aはここでは鉛直線に対して30度の角度に設定されており、パレット用ガイド部材17の長手方向に沿うように形成されている。
なお、この実施形態では傾斜面17aの角度を30度としたが、およそ15〜45度の範囲で設定すればよく、パレット23を含む物品Wの重量や、移動棚10の横ずれ量の程度等の諸条件に応じて適宜設定すればよい。
これにより、棚本体14にパレット23が載置される際、棚本体14に対するパレット23が横ずれ状態にあっても、図6に示されるように、パレット用ガイド部材17の傾斜面17aにより、パレット23が適正な位置へ横移動される。
なお、この実施形態では、パレット用ガイド部材17の奥側において、内向きのストッパ部材18がパレット用ガイド部材17と連続して備えられている。
ストッパ部材18は棚本体14に対するパレット23の過度の進入を規制するほか、棚本体14の前後においてパレット23の位置を適正な位置へ案内する機能を備え、ストッパ部材18の手前側の側部にはパレット用ガイド部材17の傾斜面17aと同様の傾斜面18aが備えられている。
このため、パレット用ガイド部材17によるパレット23の横ずれ解消のほか、ストッパ部材18によるパレット23の棚本体14に対する過度の進入を規制することができる。
次に、この実施形態に係る物品移載装置による物品Wの移載について説明する。
まず、移動棚10へ物品Wを移載する場合について説明すると、複数の移動棚10は、物品Wの入庫先に該当する移動棚10への物品Wの入庫を可能とするために、移動が必要な移動棚10を適宜移動させる。
一方、フォークリフト21は、遠隔操作により所定の場所へ向けて予め設定された経路を通って入庫の指示を受けて入庫すべき物品Wを取りに行く。
物品Wはパレット23上に搭載されており、フォークリフト21はフォーク22をパレット23のフォーク差込口27から差し込み、フォーク22上に物品Wをパレット23と共に支持する。
フォーク22をパレット23に差し込む際、フォーク22に対するパレット23が横ずれの状態にある場合には、フォーク用ガイド部材28の傾斜面28aにフォーク22が案内され、フォーク22の差し込みに伴ってパレット23の横ずれが解消されるように、パレット23が横へ移動する。
フォーク22がパレット23の所定の位置にまで差し込まれた時点でパレット23の横ずれがほぼ解消され、パレット23と共に物品Wをフォーク22に支持するフォークリフト21は入庫先の移動棚10へ向けて走行する。
そして、フォークリフト21は入庫先の移動棚10の棚本体14に対応する位置で走行を停止し、フォーク22を上昇させて入庫先の棚本体14へ物品Wを対峙させる。
次いで、フォークリフト21を前進させてフォーク22を棚本体14の載置部16の上方へ進入させ、さらに、フォーク22を下降させてパレット23を載置部16へ載置する。
パレット23を下降させて載置部16へ載置する際、パレット23に対して移動棚10が横ずれの状態にある場合、パレット23の桁部材26の外向きの側部がパレット用ガイド部材17の傾斜面17aにより案内され、パレット23の下降に伴って移動棚10との横ずれを解消するように、パレット23が横へ移動する。
そして、棚本体14からフォーク22を退避させ後、移動棚10間からフォークリフト21を移動させ、移動棚10間の間隔を詰めるように移動棚10を移動させ、入庫すべき物品Wの移載が完了する。
次に、移動棚10の物品Wを別の場所へ移載する場合について説明すると、複数の移動棚10は、出庫すべき物品Wの出庫を可能とするために、移動が必要な移動棚10を移動させる。
一方、フォークリフト21は出庫の指示を受け、該当する移動棚10へ向けて予め設定された経路を通って出庫すべき物品Wを取りに行く。
物品Wは棚本体14のパレット用載置部16に載置されており、フォークリフト21はフォーク22を棚本体14に載置されているパレット23のフォーク差込口27から差し込み、フォーク22上に物品Wをパレット23と共に支持する。
フォーク22をパレット23に差し込む際、フォーク22に対するパレット23が横ずれの状態にある場合には、フォーク用ガイド部材28の傾斜面28aにフォーク22が案内され、フォーク22の差し込みに伴ってパレット23の横ずれが解消されるように、パレット23が横へ移動する。
そして、フォーク22がパレット23の所定の位置にまで差し込まれた時点でパレット23の横ずれがほぼ解消され、パレット23と共に物品Wをフォーク22に支持するフォークリフト21は所定の出庫場所へ向けて走行する。
出庫場所においてパレット23ともに物品Wを降ろすことにより、出庫すべき物品Wの移載が完了する。
この実施形態に係る物品移載装置によれば以下の効果を奏する。
(1)フォーク22に対するパレット23が横ずれ状態にあっても、フォーク用ガイド部材28の傾斜面28aにより、パレット23が適正な位置へ横移動されるほか、フォーク22の差し込み方向とパレット23のフォーク用ガイド部材28の長手方向が平行の関係にない場合でも、フォーク22の差し込み方向とフォーク用ガイド部材28の長手方向がほぼ平行な状態となるまで、フォーク22とフォーク用ガイド部材28との案内が維持されるから、単なる横ずれ状態だけでなく斜めに横ずれしているパレット23に対し、フォーク22を適正な位置への確実に差し込むことができ、斜めの横ずれ状態を解消することができる。
(2)一対のフォーク用ガイド部材28をパレット23の上面デッキ24の下面に配設するだけでよいからパレット23を比較的簡単な構造とすることができるほか、既存のパレットからの改造や、フォーク用ガイド部材28の交換といった保守作業も簡単となる。
(3)棚本体14に対するパレット23が横ずれ状態にあってもパレット用ガイド部材17の内方の側部に形成されている傾斜面17aにより、パレット23が適正な位置へ横移動されるほか、パレット23の載置方向と棚本体14のパレット用ガイド部材17の長手方向が平行の関係にない場合でも、パレット23の載置方向とパレット用ガイド部材17の長手方向がほぼ平行な状態となるまで、パレット用ガイド部材17によるパレット23の案内が維持されるから、単なる横ずれ状態だけでなく斜めに横ずれしている棚本体14に対し、パレット23を適正な位置への確実に差し込むことができ、斜めの横ずれ状態を解消することができる。
(4)一対のパレット用ガイド部材17を棚本体14の上面に配設するだけでよいから棚本体14を比較的簡単な構造とすることができるほか、既存の棚本体からの改造や、パレット用ガイド部材17の交換といった保守作業も簡単となる。
(5)フォーク用ガイド部材28が上面デッキ24の下面を横断するように備えられるから、パレット23の強度を向上させることになる。また、棚本体14に備えられるパレット用ガイド17についても同様に棚本体14の強度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る物品移載装置について図7に基づき説明する。
第2の実施形態における物品移載装置も第1の実施形態と同様に、パレットとフォークとのフォーク案内機構と、移動棚における棚本体とパレットとのパレット案内機構を具備する点で共通するが、各機構の構成は先の実施形態とは異なる。
従って、この実施形態では、説明の便宜上、第1の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通又は類似する構成についてはその説明を省略し、先の実施形態の説明を援用する。
図7に示されるように、この実施の形態のパレット31は上面デッキ32の物品用搭載部33に各種の物品Wを搭載することができるものとなっている。
上面デッキ32の下面の側端付近には、角材状の桁部材34が上面デッキ32の下面を横断するように配置され、両桁部材34間の空間はフォーク差込口35を構成している。
これらの桁部材34の外方の側部には、上方から下方へ向けて桁部材34の幅が狭くなるような傾斜面34aが夫々形成されている。
この傾斜面34aは、先の実施形態のパレット用ガイド部材17の傾斜面17aと同じ角度となっており、この桁部材34は後述する棚本体38のパレット用ガイド40とともにパレット案内機構を構成している。
この実施形態では、上面デッキ32の下面おいて一対のフォーク用ガイド部材36がフォークの幅にほぼ対応する間隔を保って配設されている。
この実施形態では、上面デッキ32の下面を横断する長尺状の部材となっているが、フォーク用ガイド部材36の内向きの側部は垂直面となっている。
また、この実施形態に係るフォーク22は、フォーク22に対するパレット31の横ずれを解消するための工夫が凝らされている。
この実施形態のフォーク22は先の実施形態と同じであるが、断面が略台形状のサヤフォーク37がフォーク22に装着されている。
サヤフォーク37の外向きの側部には、上方から下方へ向けてサヤフォーク37の幅が拡張されるような傾斜面37aが形成されている。
この傾斜面37aは先の実施形態のフォーク用ガイド部材28の傾斜面28aと同じ角度となっている。
このため、この実施形態ではサヤフォーク37を備えたフォーク22及びフォーク用ガイド部材36がフォーク案内機構を構成する。
フォーク22に対してパレット31が横ずれの状態にあっても、このサヤフォーク37の傾斜面37aとフォーク用ガイド部材36との案内により、パレット31が適切な位置へ横移動される。
次に、棚本体38について説明すると、棚本体38は先の実施形態と同様に載置部39及び一対のパレット用ガイド部材40を備えている。
パレット用ガイド部材40は、パレット31のフォーク用ガイド部材36と同様の断面方形状の長尺部材となっている。
そして、この実施形態では、棚本体38に対してフォーク22により支持されるパレット31が横ずれの状態にあっても、パレット用ガイド部材40と桁部材34の傾斜面34aとの案内により、パレット31が棚本体38の適切な位置へ横移動される。
このように、この実施形態によれば、第1の実施形態とほぼ同等の効果を奏する。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、フォークをフォークリフトが備える一対のフォークとしたが、フォーク用ガイド部材間に障害物が存在しないことから、例えば、スタッカクレーンのスライドフォークのように、フォーク用ガイド部材間の間隙にほぼ対応するテーブル状の単一形フォークについても本発明を適用することができる。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、フォーク案内機構におけるフォーク用ガイド部材とフォークのいずれかに傾斜面が形成されるとしたが、一方にのみ傾斜面を設けることを制限する趣旨ではない。必要に応じて傾斜面を双方に適宜設けてもよく、フォーク用ガイド部材とフォークの少なくとも一方に傾斜面を設ければよい。また、パレット用ガイド部材とパレットにおける傾斜面についてもフォーク用ガイド部材とフォークの傾斜面と同様に扱うことができる。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、物品の載置部が上面デッキのみの単面形のパレットについて説明したが、物品を載置することができるデッキを表裏面に夫々設けた両面形のパレットに適用してもよい。
第1の実施形態に係る物品移載装置の概要を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るパレットを示す斜視図である。 第1の実施形態に係る物品用載置棚の要部を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るフォーク案内機構の作用を示す正面図である。 第1の実施形態に係るフォーク案内機構の別の作用を示す底面図である。 第1の実施形態に係るパレット案内機構の作用を示す正面図である。 第2の実施形態に係る物品移載装置を示す正面図である。
符号の説明
10 移動棚
14、38 棚本体
17、40 パレット用ガイド部材
17a 傾斜面
22 フォーク
23、31 パレット
24、32 上面デッキ
26、34 桁部材
28、36 フォーク用ガイド部材
28a 傾斜面
34a 傾斜面
37 サヤフォーク
37a 傾斜面

Claims (3)

  1. 物品用搭載部を有する上面デッキと、一定の間隔を保って前記上面デッキの下面に配置される一対の桁部材と、前記桁部材間に設定されるフォーク差込口とを具備するパレットが備えられ、
    前記フォーク差込口を臨む一対のフォーク用ガイド部材が、前記上面デッキの下面をほぼ横断するとともに、差し込まれるフォークの幅にほぼ対応する間隔を保って互いに平行となるように配設され、
    前記フォーク用ガイド部材の長手方向に沿う傾斜面が前記各フォーク用ガイド部材の側部又は前記フォークの側部に形成されていることを特徴とするフォーク案内機構。
  2. パレット用載置部を有する棚本体を具備する物品用載置棚が備えられ、
    一対のパレット用ガイド部材が、前記棚本体の上面をほぼ横断するとともに、載置されるパレットの幅にほぼ対応する間隔を保って互いに平行となるように配設され、
    前記パレット用ガイド部材の長手方向に沿う傾斜面が前記各パレット用ガイド部材の側部又はパレットの側部に形成されていることを特徴とするパレット案内機構。
  3. 請求項1記載のフォーク案内機構及び請求項2記載のパレット案内機構を具備することを特徴とする物品移載装置。
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