JPH0853187A - 板状物品収納用キャリア - Google Patents
板状物品収納用キャリアInfo
- Publication number
- JPH0853187A JPH0853187A JP20929694A JP20929694A JPH0853187A JP H0853187 A JPH0853187 A JP H0853187A JP 20929694 A JP20929694 A JP 20929694A JP 20929694 A JP20929694 A JP 20929694A JP H0853187 A JPH0853187 A JP H0853187A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- stopper
- spring
- plate
- pusher
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- Pending
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は板状の物品、例えばウエハを収納
し、その飛び出しを防止する機能を持つ飛び出し防止ス
トッパ付キャリアを提供することを目的とする。 【構成】 一対の壁間に対向するように設けられた複数
段の収納溝2を介して板状の物品20を積層状に収納す
るためのキャリア1において、収納溝2の端縁で移動可
能な状態にストッパ10を配置する。このストッパ10
は、その一端が該ストッパ10を一方向に付勢するため
のバネ11によりキャリア1に連結され、他端はバネ1
1に抗してストッパ10を押圧するためのプッシャ12
が設けられる。またストッパ10は、バネ11により付
勢された状態において収納溝2を閉鎖する位置に閉鎖片
10aが配置され、バネ11の付勢力に抗するプッシャ
12の押圧で、閉鎖片10aによる収納溝2の閉鎖が解
除される状態を成す。
し、その飛び出しを防止する機能を持つ飛び出し防止ス
トッパ付キャリアを提供することを目的とする。 【構成】 一対の壁間に対向するように設けられた複数
段の収納溝2を介して板状の物品20を積層状に収納す
るためのキャリア1において、収納溝2の端縁で移動可
能な状態にストッパ10を配置する。このストッパ10
は、その一端が該ストッパ10を一方向に付勢するため
のバネ11によりキャリア1に連結され、他端はバネ1
1に抗してストッパ10を押圧するためのプッシャ12
が設けられる。またストッパ10は、バネ11により付
勢された状態において収納溝2を閉鎖する位置に閉鎖片
10aが配置され、バネ11の付勢力に抗するプッシャ
12の押圧で、閉鎖片10aによる収納溝2の閉鎖が解
除される状態を成す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状の物品、特にウエ
ハを収納するキャリアにおいて、収納されたウエハの飛
び出しを防止する板状物品収納用キャリアに関するもの
である。
ハを収納するキャリアにおいて、収納されたウエハの飛
び出しを防止する板状物品収納用キャリアに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば半導体製造設備において使
用されるウエハを収納するためのキャリアは、収納され
たウエハの飛び出しを防止するための機能を有するもの
は特に存在しなかった。すなわち、一対の壁間に対向す
るように設けられた複数段の収納溝を介してウエハを積
層状に収納するキャリアを使用し、このキャリアにウエ
ハを複数枚収納した状態にて、各半導体製造設備間の搬
送等を行っていた。
用されるウエハを収納するためのキャリアは、収納され
たウエハの飛び出しを防止するための機能を有するもの
は特に存在しなかった。すなわち、一対の壁間に対向す
るように設けられた複数段の収納溝を介してウエハを積
層状に収納するキャリアを使用し、このキャリアにウエ
ハを複数枚収納した状態にて、各半導体製造設備間の搬
送等を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の場
合においては、例えばウエハを収納した状態のキャリア
に外的要因(ハンドリングロボットの機械的故障等)に
よりが転倒が発生した場合、収納されたウエハの飛び出
しを防止する機能が無いため、前記ウエハは前記キャリ
アより飛び出し、飛散してしまう可能性がある。これは
不良品のウエハの大量発生の要因となってしまう。よっ
て本発明はウエハの飛び出しを防止する機能を備え、前
記ウエハの挿脱を行う場合以外は、常に前記ウエハの飛
び出し防止機能が働く板状物品収納用キャリアを提供す
ることを目的とする。
合においては、例えばウエハを収納した状態のキャリア
に外的要因(ハンドリングロボットの機械的故障等)に
よりが転倒が発生した場合、収納されたウエハの飛び出
しを防止する機能が無いため、前記ウエハは前記キャリ
アより飛び出し、飛散してしまう可能性がある。これは
不良品のウエハの大量発生の要因となってしまう。よっ
て本発明はウエハの飛び出しを防止する機能を備え、前
記ウエハの挿脱を行う場合以外は、常に前記ウエハの飛
び出し防止機能が働く板状物品収納用キャリアを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一対の壁間に対向するように設けられた複
数段の収納溝2を介して板状の物品20を積層状に収納
するためのキャリア1において、以下のように構成され
たものである。前記収納溝2の端縁で移動可能な状態
に、前記板状物品20の飛び出し防止用のストッパ10
が配置される。このストッパ10は、その一端が該スト
ッパ10を一方向に付勢するためのバネ11により前記
キャリア1に連結される。また同じく他端は、前記バネ
11に抗して前記ストッパ10を押圧するためのプッシ
ャ12が設けられる。さらにストッパ10は、前記バネ
11により付勢された状態において、前記収納溝2を閉
鎖する位置に閉鎖片10aが配置される。このとき前記
バネ11の付勢力に抗する前記プッシャ12の押圧で、
前記閉鎖片10aによる前記収納溝2の閉鎖が解除され
る状態を成すものとする。
するために、一対の壁間に対向するように設けられた複
数段の収納溝2を介して板状の物品20を積層状に収納
するためのキャリア1において、以下のように構成され
たものである。前記収納溝2の端縁で移動可能な状態
に、前記板状物品20の飛び出し防止用のストッパ10
が配置される。このストッパ10は、その一端が該スト
ッパ10を一方向に付勢するためのバネ11により前記
キャリア1に連結される。また同じく他端は、前記バネ
11に抗して前記ストッパ10を押圧するためのプッシ
ャ12が設けられる。さらにストッパ10は、前記バネ
11により付勢された状態において、前記収納溝2を閉
鎖する位置に閉鎖片10aが配置される。このとき前記
バネ11の付勢力に抗する前記プッシャ12の押圧で、
前記閉鎖片10aによる前記収納溝2の閉鎖が解除され
る状態を成すものとする。
【0005】前記バネ11は、前記キャリア1の重量に
より撓み得るバネ定数により形成するとよい。また前記
閉鎖片10aは、前記収納溝2と等しいピッチで、かつ
各閉鎖片10a間を前記物品20が通過し得る間隔で、
繰り返し形成される。そして前記プッシャ12が前記カ
セット1より突出した状態を成し、その突出量は前記収
納溝2のピッチの二分の一とするとよい。また前記キャ
リア1は、ウエハ20を収納するためのものであること
が考えられる。
より撓み得るバネ定数により形成するとよい。また前記
閉鎖片10aは、前記収納溝2と等しいピッチで、かつ
各閉鎖片10a間を前記物品20が通過し得る間隔で、
繰り返し形成される。そして前記プッシャ12が前記カ
セット1より突出した状態を成し、その突出量は前記収
納溝2のピッチの二分の一とするとよい。また前記キャ
リア1は、ウエハ20を収納するためのものであること
が考えられる。
【0006】
【作用】上記構成によれば、キャリア1に収納された板
状物品20は、収納溝2をバネ11により付勢された状
態のストッパ10の閉鎖片10aにより閉鎖されている
ため、例えば前記キャリア1が転倒した場合であっても
前記キャリア1より飛び出すことは無い。しかしながら
プッシャ12を押圧した場合、このプッシャ12と連結
しているストッパ10は、バネ11に抗して前記プッシ
ャ12に伴い押圧され移動される。このストッパ10の
移動により、閉鎖片10aによる収納溝2の閉鎖は解除
される。従ってキャリア1に収納された板状物品20
は、プッシャ12の押圧することによりその挿脱が可能
な状態となる。
状物品20は、収納溝2をバネ11により付勢された状
態のストッパ10の閉鎖片10aにより閉鎖されている
ため、例えば前記キャリア1が転倒した場合であっても
前記キャリア1より飛び出すことは無い。しかしながら
プッシャ12を押圧した場合、このプッシャ12と連結
しているストッパ10は、バネ11に抗して前記プッシ
ャ12に伴い押圧され移動される。このストッパ10の
移動により、閉鎖片10aによる収納溝2の閉鎖は解除
される。従ってキャリア1に収納された板状物品20
は、プッシャ12の押圧することによりその挿脱が可能
な状態となる。
【0007】バネ11のバネ定数をキャリア1の重量に
より撓み得るものとした場合は、前記キャリア1を載置
することにより、前記バネ11が撓みプッシャ12が押
圧される。すなわちキャリア1の載置により、収納され
た板状の物品20は挿脱が可能な状態となる。閉鎖片1
0aを収納溝2と等しいピッチで繰り返し、かつプッシ
ャ12の突出量を前記収納溝2のピッチの二分の一とし
た場合は、前記プッシャ12をキャリア1と面一になる
まで押圧すると、前記閉鎖片10aは前記収納溝2の二
分の一ピッチ移動され、収納溝2の閉鎖が解除される。
よってプッシャ12がキャリア1と面一になるまで、す
なわちキャリア1を平面上に載置することにより、収納
された板状物品20は挿脱が可能な状態となる。
より撓み得るものとした場合は、前記キャリア1を載置
することにより、前記バネ11が撓みプッシャ12が押
圧される。すなわちキャリア1の載置により、収納され
た板状の物品20は挿脱が可能な状態となる。閉鎖片1
0aを収納溝2と等しいピッチで繰り返し、かつプッシ
ャ12の突出量を前記収納溝2のピッチの二分の一とし
た場合は、前記プッシャ12をキャリア1と面一になる
まで押圧すると、前記閉鎖片10aは前記収納溝2の二
分の一ピッチ移動され、収納溝2の閉鎖が解除される。
よってプッシャ12がキャリア1と面一になるまで、す
なわちキャリア1を平面上に載置することにより、収納
された板状物品20は挿脱が可能な状態となる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づき本発明に係わる板状物品収
納キャリアについて説明する。尚、ここではウエハ20
を収納するためのキャリア1に適用した場合を説明す
る。図1は、当該キャリア1の外観図を示す。図例の如
く当該キャリア1は、その本体内に対向する状態で、か
つウエハ20の縁部に掛合する収納溝2が設けられてい
る。この収納溝2を介してウエハ20は、積層状に収納
される。またウエハ20を挿脱を行うするための収納口
を一面に有する。
納キャリアについて説明する。尚、ここではウエハ20
を収納するためのキャリア1に適用した場合を説明す
る。図1は、当該キャリア1の外観図を示す。図例の如
く当該キャリア1は、その本体内に対向する状態で、か
つウエハ20の縁部に掛合する収納溝2が設けられてい
る。この収納溝2を介してウエハ20は、積層状に収納
される。またウエハ20を挿脱を行うするための収納口
を一面に有する。
【0009】このようなキャリア1において、収納溝2
の端縁に沿ってウエハ20の飛び出し防止用のストッパ
10が設けられている。このストッパ10は、その上部
及び下部を略垂直方向に移動可能な状態で、キャリア1
に設けられたストッパガイド3により保持される。また
ストッパ10には、収納溝を閉鎖するための閉鎖片10
aが収納溝2が設けられたピッチと等しく繰り返し設け
られる。この閉鎖片10aと隣接する閉鎖片10aとの
間は、ウエハ20の縁部が通過し得るよう形成されてい
る。さらに閉鎖片10aは、ストッパ10が後述するバ
ネ11により付勢された状態で、キャリア1の収納溝2
を閉鎖する位置にあるように形成されるものとする。
尚、ストッパ10は、本実施例においては片側の収納溝
2部分だけに設けられているが、両側の収納溝2部分に
設けることも実施可能である。
の端縁に沿ってウエハ20の飛び出し防止用のストッパ
10が設けられている。このストッパ10は、その上部
及び下部を略垂直方向に移動可能な状態で、キャリア1
に設けられたストッパガイド3により保持される。また
ストッパ10には、収納溝を閉鎖するための閉鎖片10
aが収納溝2が設けられたピッチと等しく繰り返し設け
られる。この閉鎖片10aと隣接する閉鎖片10aとの
間は、ウエハ20の縁部が通過し得るよう形成されてい
る。さらに閉鎖片10aは、ストッパ10が後述するバ
ネ11により付勢された状態で、キャリア1の収納溝2
を閉鎖する位置にあるように形成されるものとする。
尚、ストッパ10は、本実施例においては片側の収納溝
2部分だけに設けられているが、両側の収納溝2部分に
設けることも実施可能である。
【0010】またストッパ10の上方側の一端は、バネ
11によりキャリア1に連結されている。このバネ11
は、前記ストッパ10を下方に付勢するためのもので、
キャリア1の重量により撓み得るバネ定数により形成さ
れている。尚、本実施例においては、このバネ11は板
バネにより形成されているが、他のものであっても実施
可能である。さらにストッパ10の下方側の一端は、キ
ャリア1より突出した状態を成すプッシャ12が設けら
れている。このプッシャ12はストッパ10と一体に連
結され、キャリア1より下方に、すなわちバネ11がス
トッパ10を付勢している方向に突出している。またプ
ッシャ12のキャリア1からの突出量は、前記キャリア
1の収納溝2のピッチの二分の一に形成されている。
11によりキャリア1に連結されている。このバネ11
は、前記ストッパ10を下方に付勢するためのもので、
キャリア1の重量により撓み得るバネ定数により形成さ
れている。尚、本実施例においては、このバネ11は板
バネにより形成されているが、他のものであっても実施
可能である。さらにストッパ10の下方側の一端は、キ
ャリア1より突出した状態を成すプッシャ12が設けら
れている。このプッシャ12はストッパ10と一体に連
結され、キャリア1より下方に、すなわちバネ11がス
トッパ10を付勢している方向に突出している。またプ
ッシャ12のキャリア1からの突出量は、前記キャリア
1の収納溝2のピッチの二分の一に形成されている。
【0011】次に上記構成によるウエハ20の飛び出し
防止機能について説明する。ここで図2には、ストッパ
10の一例を表す正面図を示す。図2の(a)に示すよ
うに、キャリア1に収納されたウェハ20は、収納溝2
をバネ11により付勢された状態のストッパ10の閉鎖
片10aにより閉鎖されているため、前記キャリア1が
例えば搬送中に転倒した場合であっても、前記ウェハ2
0が前記キャリア1より飛び出すことは無い。しかしな
がら図2の(b)に示すように、キャリア1を略水平の
平面状に形成された搭載台30上において、プッシャ1
2の突出している方向を下向きに、すなわち前記搭載台
30により前記プッシャ12が押圧される状態に載置し
た場合、前記キャリア1の重量によりバネ11が撓み、
前記プッシャ12の押圧に伴い前記ストッパ10が移動
される。
防止機能について説明する。ここで図2には、ストッパ
10の一例を表す正面図を示す。図2の(a)に示すよ
うに、キャリア1に収納されたウェハ20は、収納溝2
をバネ11により付勢された状態のストッパ10の閉鎖
片10aにより閉鎖されているため、前記キャリア1が
例えば搬送中に転倒した場合であっても、前記ウェハ2
0が前記キャリア1より飛び出すことは無い。しかしな
がら図2の(b)に示すように、キャリア1を略水平の
平面状に形成された搭載台30上において、プッシャ1
2の突出している方向を下向きに、すなわち前記搭載台
30により前記プッシャ12が押圧される状態に載置し
た場合、前記キャリア1の重量によりバネ11が撓み、
前記プッシャ12の押圧に伴い前記ストッパ10が移動
される。
【0012】このストッパ10の移動は、略垂直方向で
かつプッシャ12が押圧された量に応じて行われる。こ
のときプッシャ12は、キャリア1の下面と面一となる
まで押圧される。従ってストッパ10は、プッシャ12
の突出量と等しく移動される。すなわちこのストッパ1
0の移動により、閉鎖片10aはキャリア1の収納溝2
のピッチの二分の一だけ移動し、前記収納溝2は各閉鎖
片10aの間と一致する状態を成す。よって閉鎖片10
aによる収納溝2の閉鎖状態は解除される。つまりキャ
リア1に収納されたウエハ20は、前記キャリア1を搭
載台30に載置することによってその挿脱が可能とな
る。
かつプッシャ12が押圧された量に応じて行われる。こ
のときプッシャ12は、キャリア1の下面と面一となる
まで押圧される。従ってストッパ10は、プッシャ12
の突出量と等しく移動される。すなわちこのストッパ1
0の移動により、閉鎖片10aはキャリア1の収納溝2
のピッチの二分の一だけ移動し、前記収納溝2は各閉鎖
片10aの間と一致する状態を成す。よって閉鎖片10
aによる収納溝2の閉鎖状態は解除される。つまりキャ
リア1に収納されたウエハ20は、前記キャリア1を搭
載台30に載置することによってその挿脱が可能とな
る。
【0013】図3には、キャリア1を載置する場合の他
の実施例を表す側面図を示す。図例のように、キャリア
1を載置するために略水平に形成された搭載台30と、
この搭載台30より略垂直に立ち上がる押圧壁31を設
ける。そしてこの搭載台30上に、キャリア1を寝かせ
た状態で、すなわちプッシャ12が突出している面を押
圧壁31側で、前記押圧壁31により前記プッシャ12
がキャリア1と面一になるまで押圧される状態を成すよ
うにキャリア1を載置する。以上のように構成すること
により、プッシャ12は押圧壁31により押圧されキャ
リア1に収納されたウエハ20の挿脱が可能となる。
の実施例を表す側面図を示す。図例のように、キャリア
1を載置するために略水平に形成された搭載台30と、
この搭載台30より略垂直に立ち上がる押圧壁31を設
ける。そしてこの搭載台30上に、キャリア1を寝かせ
た状態で、すなわちプッシャ12が突出している面を押
圧壁31側で、前記押圧壁31により前記プッシャ12
がキャリア1と面一になるまで押圧される状態を成すよ
うにキャリア1を載置する。以上のように構成すること
により、プッシャ12は押圧壁31により押圧されキャ
リア1に収納されたウエハ20の挿脱が可能となる。
【0014】この場合ウエハ20の挿脱が可能である状
態、すなわちバネ11が撓んだ状態を保つために、キャ
リア1を押圧壁31に付勢するための手段を設けること
が考えられる。例えば押圧壁31のキャリア1を挟んだ
反対側にエアシリンダ等のアクチュエータを配置し、こ
れにより前記キャリア1を前記押圧壁31側へ付勢する
場合が考えられる。またキャリア1を押圧壁31に付勢
するための手段を設けない場合であっても、前記キャリ
ア1と載置台30との摩擦係数を、前記キャリア1が移
動し得ないものに設定することにより上述の状態の維持
は可能となる。すなわちキャリア1の重量に前記摩擦係
数を乗した値が、バネ11のバネ定数に前記バネ11の
撓み量を乗した値より大きければ、前記キャリア1はウ
エハ20の挿脱が可能な状態を維持する。
態、すなわちバネ11が撓んだ状態を保つために、キャ
リア1を押圧壁31に付勢するための手段を設けること
が考えられる。例えば押圧壁31のキャリア1を挟んだ
反対側にエアシリンダ等のアクチュエータを配置し、こ
れにより前記キャリア1を前記押圧壁31側へ付勢する
場合が考えられる。またキャリア1を押圧壁31に付勢
するための手段を設けない場合であっても、前記キャリ
ア1と載置台30との摩擦係数を、前記キャリア1が移
動し得ないものに設定することにより上述の状態の維持
は可能となる。すなわちキャリア1の重量に前記摩擦係
数を乗した値が、バネ11のバネ定数に前記バネ11の
撓み量を乗した値より大きければ、前記キャリア1はウ
エハ20の挿脱が可能な状態を維持する。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、ストッパがバネにより付勢されている状態において
は、収納されたウエハ(板状の物品)がキャリアより飛
び出すことは無い。つまりキャリアの搬送中、あるいは
外的要因等によりキャリアの転倒が発生した場合には、
プッシャへの押圧が解除されるため、ウエハ(板状の物
品)の飛び出しは発生しない。よって所定の状態、すな
わちプッシャを押圧した状態でのみウエハ(板状の物
品)の挿脱が可能で、他の状態においては常に飛び出し
防止機能が働き、前記ウエハ(板状の物品)がキャリア
より飛散することの無い板状物品収納キャリアを実現し
た。また本発明は、プッシャの押圧によりウエハ(板状
の物品)の挿脱が可能となる。特にバネ及びプッシャ突
出量の設定により、キャリアを平面上に載置することに
よりウエハ(板状の物品)の挿脱が可能となる。よって
非常に簡便な対応が可能であるという効果も奏する。
で、ストッパがバネにより付勢されている状態において
は、収納されたウエハ(板状の物品)がキャリアより飛
び出すことは無い。つまりキャリアの搬送中、あるいは
外的要因等によりキャリアの転倒が発生した場合には、
プッシャへの押圧が解除されるため、ウエハ(板状の物
品)の飛び出しは発生しない。よって所定の状態、すな
わちプッシャを押圧した状態でのみウエハ(板状の物
品)の挿脱が可能で、他の状態においては常に飛び出し
防止機能が働き、前記ウエハ(板状の物品)がキャリア
より飛散することの無い板状物品収納キャリアを実現し
た。また本発明は、プッシャの押圧によりウエハ(板状
の物品)の挿脱が可能となる。特にバネ及びプッシャ突
出量の設定により、キャリアを平面上に載置することに
よりウエハ(板状の物品)の挿脱が可能となる。よって
非常に簡便な対応が可能であるという効果も奏する。
【図1】本発明に係わる板状物品収納キャリアの一例を
示す外観図である。
示す外観図である。
【図2】ストッパの一例を示す正面図である。
【図3】他のキャリア載置方法を示す側面図である。
1 キャリア 2 収納溝 10 ストッパ 10a 閉鎖片 11 バネ 12 プッシャ 20 ウエハ(板状の物品)
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の壁間に対向するように設けられた
複数段の収納溝を介して板状の物品を積層状に収納する
ためのキャリアにおいて、 前記収納溝の端縁で移動可能な状態に前記板状物品の飛
び出し防止用のストッパを配置したものであって、 前記ストッパは、その一端が該ストッパを一方向に付勢
するためのバネにより前記キャリアに連結され、 同他端は、前記バネに抗して前記ストッパを押圧するた
めのプッシャが設けられるとともに、 前記ストッパは、前記バネによる付勢状態で前記収納溝
を閉鎖する位置に閉鎖片が配置され、 前記バネの付勢力に抗する前記プッシャの押圧で、前記
閉鎖片による前記収納溝の閉鎖が解除される状態を成す
ことを特徴とする板状物品収納用キャリア。 - 【請求項2】 前記バネが、前記キャリアの重量により
撓み得るバネ定数により形成されたことを特徴とする請
求項1記載の板状物品収納用キャリア。 - 【請求項3】 前記閉鎖片が前記収納溝と等しいピッチ
で、かつ各閉鎖片間を前記板状物品が通過し得る間隔で
繰り返し形成されるとともに、 前記プッシャが前記カセットより突出した状態を成し、
その突出量が収納溝のピッチの二分の一であることを特
徴とする請求項1、または2記載の板状物品収納用キャ
リア。 - 【請求項4】 前記キャリアが、ウエハを収納するため
のものであることを特徴とする請求項1、2、または3
記載の板状物品収納用キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20929694A JPH0853187A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 板状物品収納用キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20929694A JPH0853187A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 板状物品収納用キャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853187A true JPH0853187A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16570604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20929694A Pending JPH0853187A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 板状物品収納用キャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0853187A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20020075665A (ko) * | 2001-03-27 | 2002-10-05 | 이병철 | 반도체 제조공정용 매가진 |
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