JP7454860B2 - レールクランプ式クレーン装置 - Google Patents
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Description
また、本発明に係るレールクランプ式クレーン装置では、前記クレーン支持部には、線路上の一本のレール上を走行する前輪および後輪が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールクランプ式クレーン装置では、前記レールクランプ部は、前記クレーン支持部において前記前輪の前側および前記後輪よりも後側に設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールクランプ式クレーン装置では、前記クレーン支持部に基端部が固定され、水平方向に伸縮するアウトリガー水平伸縮部と、前記アウトリガー水平伸縮部の先端部に固定され、昇降ハンドルの回転によって鉛直方向に伸縮するアウトリガー鉛直伸縮部とを有することも特徴とする。
また、本発明に係るレールクランプ式クレーン装置では、吊り荷を引掛けて移動させるクレーン部と、前記クレーン部の下部に設けられ、前記クレーン部を支持するクレーン支持部と、前記クレーン支持部に設けられ、線路上の一本のレールをクランプするレールクランプ部と、前記クレーン支持部に設けられ、クランプしたレールの横に接地するアウトリガー部とを備え、前記アウトリガー部は、前記クレーン支持部に基端部が固定され、水平方向に伸縮するアウトリガー水平伸縮部と、前記アウトリガー水平伸縮部の先端部に固定され、昇降ハンドルの回転によって鉛直方向に伸縮するアウトリガー鉛直伸縮部とを有し、前記アウトリガー水平伸縮部は、前記クレーン支持部に取付けられた貫通孔を有する筒状の水平方向筒部と、前記水平方向筒部の中を水平方向にスライドして伸縮する水平方向スライド部とを備え、前記水平方向筒部および水平方向スライド部それぞれには複数のピン孔が設けられ、これらの複数のピン孔をズラして位置合わせして固定ピンを挿入することにより、水平方向の長さを調整できるように構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールクランプ式クレーン装置では、2つの前記水平方向筒部が前記クレーン支持部の前後にズラしてそれぞれの貫通孔の貫通方向が前記クレーン支持部の横方向を向くように設けられており、前後にズラした前記各水平方向筒部から左右逆方向に前記水平方向スライド部が伸縮するように構成されていることも特徴とする。
実施形態のレールクランプ式クレーン装置1は、図1~図3に示すように、クレーン部11と、クレーン部11の下部に設けられ、線路上の一本のレール上を走行する車輪が設けられたクレーン支持部12と、クレーン支持部12に設けられ、線路上の一本のレールをクランプするレールクランプ部13と、クレーン支持部12の左右両側に設けられ、上下方向に収縮して路盤に接地するアウトリガー部14とを備える。
クレーン部11は、先端にフック11a1が設けられたチェーン11a2を昇降させるチェーンブロック11aと、チェーンブロック11aが先端部に設けられ末端伸縮ブーム11b1および基端伸縮ブーム11b2等の複数段のブームによって伸縮する伸縮ブーム11bと、伸縮ブーム11bの基端部を回動可能に支持し、基端部がクレーン支持部12に対し旋回可能に設けられた旋回ブーム11cと、旋回ブーム11cの基端部(下端部)を水平方向に360度旋回可能に支持する旋回ブーム支持体12a11と、末端伸縮ブーム11b1の長手方向の中間点と旋回ブーム11cの長手方向の中間点との基端部間を連結するように設けられ、伸縮ブーム11bを支持するように伸縮するジャッキ11e等を備えて構成される。
クレーン支持部12は、クレーン部11の旋回ブーム支持体12a11が上面に固定されたクレーン支持部本体12aの前後に、軌道であるレールR上を走行する前輪12bおよび後輪12cが設けられて構成されている。尚、クレーン支持部12によりレールR上の走行も、作業員が手動で実施形態のレールクランプ式クレーン装置1を押すことにより行う。
レールクランプ部13は、クレーン支持部本体12aの前後端、つまり前輪12bの前側および後輪12cの後側に設けられて、クレーン部11で作業を行う際にクレーン支持部12をレールRに固定するもので、後述する図5(a),(b)および図6(a),(b)に示すようにクレーン支持部本体12aの前後端にそれぞれクランプ回動軸13cを介して回動可能に設けた一対のクランプ体13a,13bで構成されている。
アウトリガー部14は、図1~図3に示すようにクレーン支持部12の左右両側に1基ずつ伸縮できるようにクレーン支持部本体12aの旋回ブーム支持体12a11の前後にずらして設けたもので、後述する図7(a),(b)および図8(a),(b)に示すようクレーン支持部本体12a1の旋回ブーム支持体12a11に取付けられ水平方向に伸縮するアウトリガー水平伸縮部14aと、アウトリガー水平伸縮部14aの先端部に固定され、昇降ハンドル14b2の回転によって鉛直方向に伸縮するアウトリガー鉛直伸縮部14bとを有する。
次に、以上のように構成された実施形態のレールクランプ式クレーン装置1の使用方法について説明する
レールクランプ式クレーン装置1の走行移動作業は、図4に示すように作業員がクレーン部11を掴んで押してクレーン支持部12の前輪12bおよび後輪12cによって一本のレールR上を走行する。
その際、レールクランプ部13は、図4および図5(a)に示すように解放状態でレールRをクランプせず、かつ、アウトリガー部14の接地部14b4は図4および図7(a),(b)に示すように接地部14b4は宙に浮いた状態で路盤に着いてない状態である。
作業員がクレーン部11を掴んで押してレールクランプ式クレーン装置1を走行させて作業場所まで移動すると、次に作業員は、作業場所でレールクランプ式クレーン装置1を停止させるため、前後それぞれのレールクランプ部13,13によってレールRをクランプする。
次に、作業員はクレーン部1を使用して吊り荷2の移動作業を行う前に、クレーン支持部12の左右両側に設けたアウトリガー部14を使用してレールクランプ式クレーン装置1を安定化させる。
本発明に係る実施形態のレールクランプ式クレーン装置1では、吊り荷を引掛けて移動させるクレーン部11と、クレーン部11を支持するクレーン支持部12と、クレーン支持部12に設けられ、線路上の一本のレールをクランプするレールクランプ部13と、クレーン支持部12に設けられ、上下方向に収縮して路盤に接地するアウトリガー部14とを備えるため、狭い場所や傾斜した場所でも1本のレールに直接設置して使用することができる。
そのため、レールクランプ部13のクランプ操作や解放操作を行い易くなるので、この点でもレール交換作業の作業効率を向上させることができる。
11 クレーン部
11a チェーンブロック
11a1 フック
11a2 チェーン
11b 伸縮ブーム
11b1 末端伸縮ブーム
11b2 基端伸縮ブーム
11c 旋回ブーム
11e ジャッキ
12 クレーン支持部
12a クレーン支持部本体
12a11 旋回ブーム支持体
12b 前輪
12c 後輪
13 レールクランプ部
13a,13b クランプ体
13a1,13b1 レール当接部
13a2,13b2 把持部
13a3,13b3 レール解放状態保持ピン挿入孔
13a4,13b4 レールクランプ状態保持ピン挿入孔
13c クランプ回動軸
13d クランプ体固定ピン
14 アウトリガー部
14a アウトリガー水平伸縮部
14a1 水平方向筒部
14a11 ピン孔
14a2 水平方向スライド部
14a21 ピン孔
14b アウトリガー鉛直伸縮部
14b1 ジャッキ本体(ラムガイド)
14b2 昇降ハンドル
14b3 伸縮部(ラム)
14b4 接地部
14c アウトリガー水平伸縮固定ピン
R レール
RH 頭部
RS 腹部
Claims (6)
- 吊り荷を引掛けて移動させるクレーン部と、
前記クレーン部の下部に設けられ、前記クレーン部を支持するクレーン支持部と、
前記クレーン支持部に設けられ、線路上の一本のレールをクランプするレールクランプ部と、
前記クレーン支持部に設けられ、クランプしたレールの横に接地するアウトリガー部とを備え、
前記レールクランプ部は、
前記クレーン部の下部にクランプ回動軸を介して回動可能に設けられた一対のクランプ体で構成され、
その一対のクランプ体は、
前記クランプ回動軸を中心に回動してレールの腹部に当接するレール当接部と、作業員が掴む把持部とを有すると共に、前記一対のクランプ体には、それぞれ、レールをクランプした状態を固定する固定ピンが挿入されるレールクランプ状態保持ピン挿入孔が設けられていることを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。 - 請求項1に記載のレールクランプ式クレーン装置において、
前記クレーン支持部には、線路上の一本のレール上を走行する前輪および後輪が設けられていることを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。 - 請求項2に記載のレールクランプ式クレーン装置において、
前記レールクランプ部は、前記クレーン支持部において前記前輪の前側および前記後輪よりも後側に設けられていることを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。 - 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載のレールクランプ式クレーン装置において、
前記アウトリガー部は、
前記クレーン支持部に基端部が固定され、水平方向に伸縮するアウトリガー水平伸縮部と、
前記アウトリガー水平伸縮部の先端部に固定され、昇降ハンドルの回転によって鉛直方向に伸縮するアウトリガー鉛直伸縮部とを有することを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。 - 吊り荷を引掛けて移動させるクレーン部と、
前記クレーン部の下部に設けられ、前記クレーン部を支持するクレーン支持部と、
前記クレーン支持部に設けられ、線路上の一本のレールをクランプするレールクランプ部と、
前記クレーン支持部に設けられ、クランプしたレールの横に接地するアウトリガー部とを備え、
前記アウトリガー部は、
前記クレーン支持部に基端部が固定され、水平方向に伸縮するアウトリガー水平伸縮部と、
前記アウトリガー水平伸縮部の先端部に固定され、昇降ハンドルの回転によって鉛直方向に伸縮するアウトリガー鉛直伸縮部とを有し、
前記アウトリガー水平伸縮部は、
前記クレーン支持部に取付けられた貫通孔を有する筒状の水平方向筒部と、
前記水平方向筒部の中を水平方向にスライドして伸縮する水平方向スライド部とを備え、前記水平方向筒部および水平方向スライド部それぞれには複数のピン孔が設けられ、これらの複数のピン孔をズラして位置合わせして固定ピンを挿入することにより、水平方向の長さを調整できるように構成されていることを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。 - 請求項5に記載のレールクランプ式クレーン装置において、
2つの前記水平方向筒部が前記クレーン支持部の前後にズラしてそれぞれの貫通孔の貫通方向が前記クレーン支持部の横方向を向くように設けられており、前後にズラした前記各水平方向筒部から左右逆方向に前記水平方向スライド部が伸縮するように構成されていることを特徴とするレールクランプ式クレーン装置。
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JP2000327260A (ja) | 1999-05-19 | 2000-11-28 | Hokuriku Juki Kogyo Kk | 吊り上げ装置 |
JP3194672U (ja) | 2014-09-22 | 2014-12-04 | 保線機器整備株式会社 | パラソル支持具 |
JP2018148735A (ja) | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社ユアテック | 電柱元穴建替用工具、電柱元穴建替作業用車両および電柱元穴建替工法 |
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2021
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