JP7454172B2 - 陳列用ホルダー - Google Patents

陳列用ホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP7454172B2
JP7454172B2 JP2019196068A JP2019196068A JP7454172B2 JP 7454172 B2 JP7454172 B2 JP 7454172B2 JP 2019196068 A JP2019196068 A JP 2019196068A JP 2019196068 A JP2019196068 A JP 2019196068A JP 7454172 B2 JP7454172 B2 JP 7454172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
slit
center
display holder
writing instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019196068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021069433A (ja
Inventor
都美子 岡田
愛子 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2019196068A priority Critical patent/JP7454172B2/ja
Publication of JP2021069433A publication Critical patent/JP2021069433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7454172B2 publication Critical patent/JP7454172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Description

この発明は、紙素材を利用して筆記具等を保持し、陳列することができる陳列用ホルダーに関する。
例えば、コンビニエンスストアや文具店などにおいては、商品吊り下げ用バーフックを利用して、筆記具をブリスターパックやリスパックと称する樹脂製の吊り下げ用ケースに収容した状態で、陳列販売する形式が採用されている。
しかし、近年において海洋に流出するマイクロプラスチックの問題が注目されており、使い捨てを前提としたプラスチックの使用を控えるなど、地球環境問題に対する取り組みの機運が高まっている。
そこで、筆記具等の吊り下げ陳列用ケースにおいても、脱プラスチック化を図るために、紙素材を用いたものの利用が見直されている。
紙素材を用いた筆記具陳列用ケースとしては、筆記具を紙箱内に収容する収容箱形式のものや、台紙の前面に筆記具を搭載したホルダー形式のものなど、各種の提案がなされている。
特許文献1には、収容箱形式の筆記具陳列用ケースが示されている。
この筆記具陳列用ケースは、透明な樹脂シートに取り付けられた筆記具が、樹脂シートと共に、紙素材により直方体状に形成された外箱内に収容されるものとなる。前記樹脂シートには、切込みや長孔等が形成されて、この切込みに筆記具のクリップが係止され、長孔に筆記具の胴部が挿入される。
この筆記具陳列用ケースによると、商品の輸送過程における振動等を受けて、樹脂シートから筆記具がずれ動くのを防止することができ、陳列にあたって筆記具の軸線を真っ直ぐに修正して箱内に収納し直す手間を除くことができるというものである。
また特許文献2には、台紙の前面に筆記具を搭載したホルダー形式のものが示されている。
この筆記具陳列用ホルダーは、紙材などによる台紙の上端部に、吊り下げ用の孔が形成されると共に、吊り下げ孔の下部にコ字状の切込みを施すことで、台紙の長手方向に沿って折り上げ部が形成されている。
この折り上げ部の上端部には、筆記具クリップの基部が挿入される凹部が形成され、また折り上げ部の中央部にはクリップ玉が挿入できる穴部が形成される。
台紙の前面に搭載される筆記具は、クリップの基部が前記折り上げ部の凹部に挿入され、クリップ玉が折り上げ部の穴部に装着されるので、輸送の際の振動等を受けて、台紙から商品(筆記具)が外れるのが防止できるというものである。
特開平9-169375号公報 特開2017-176678号公報
ところで、特許文献1に開示された筆記具陳列用ケースによると、筆記具はシートに取り付けた状態において、紙素材により直方体状に形成された外箱内に収容されるものである。このために、筆記具取り付け用シートと、外箱を別に用意することになるため、これらに占める製造コストの高騰は免れないものとなる。
また、特許文献2に開示された筆記具陳列用ホルダーによると、製造コストの問題は解消できるものの、筆記具はホルダーを構成する台紙から容易に取り外すことができるので、店頭等において商品(筆記具)のみが抜き取られるという盗難の問題が発生し得る。
この発明に係る陳列用ホルダーは、前記した問題点に着目してなされたものであり、環境問題に配慮して脱プラスチック化を図ることができると共に、コストの高騰を抑え、陳列用ホルダーからの筆記具等の商品の取り外しを困難にすることで、商品の盗難の問題にも配慮した陳列用ホルダーを提供することを主要な目的とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る陳列用ホルダーは、紙を基材とした長尺状の台紙素材の一部に、折り返し部を形成することで、前面側台紙と背面側台紙を形成し、対向する前面側台紙と背面側台紙の長手方向の中央部に、前面側台紙と背面側台紙を互いに貼着する貼着部が形成されると共に、台紙素材の前面側台紙を中央にした前記折り返し部の他方側に、第2折り返し部を形成することで、新たな背面側台紙を形成し、前記台紙素材の一方の端部に形成した係止部を、他方の端部に形成した被係止部に挿入することで、前記台紙素材は環状に連結され、かつ前面側台紙における前記貼着部を中央した上下の非貼着部には、第1と第2のスリット状挿入部がそれぞれ形成され、装着される商品の中央部が、前面側台紙における前記貼着部の前側に配置されると共に、商品の各端部が前記第1と第2のスリット状挿入部に、それぞれ挿入されて取り付けられると共に、筆記具の一端部に突出するノック棒を挿通させるノック棒挿入開口が、第1のスリット状挿入部に隣接した台紙素材の一方の端部側に施されていることを特徴とする。
この場合、筆記具のクリップ支持部が、第1スリット状挿入部に挿入されることで、当該クリップ支持部が、前面側台紙と背面側台紙との間に挟まれた状態で取り付けられる構成を好適に採用することができる。
また、前記折り返し部を一端部とした前面側台紙と背面側台紙の他端部には、前面側台紙と背面側台紙が互いに貼着された第2の貼着部が形成され、当該第2の貼着部に前面側台紙と背面側台紙を貫通する吊り下げ孔が形成されていることが望ましい。
また、好ましい形態においては、前記第1と第2のスリット状挿入部が形成された前面側台紙部分には、前面に向かって突出し、前記貼着部に向かって凹状に湾曲する第1湾曲部と第2湾曲部がそれぞれ形成され、第1と第2のスリット状挿入部に挿入された前記商品の各端部が、前面側台紙と背面側台紙との間にそれぞれ挿入されて取り付けられる。
一方、前記台紙素材の一方の端部に形成された前記係止部には、台紙素材の幅に対して狭い幅を有する頸部と、前記頸部を介して台紙素材の幅方向にそれぞれ突出する一対の耳片を有する頭部とが備えられ、前記台紙素材の他方の端部に形成された前記被係止部は、前記頭部の耳片が挿入可能な幅を有する切込み部により構成されると共に、前記切込み部は両外側の第1切込み部に対して、中央部側の第2切込み部が台紙素材の他方の端部側にずれた位置において、前記第1切込み部と連通して形成され、前記係止部と被係止部は、背面側台紙に形成されていることが望ましい。
この発明に係る前記した陳列用ホルダーによると、紙を基材とした一枚の長尺状の台紙素材によって形成することができるので、環境に配慮した陳列用ホルダーを提供することができる。
そして、台紙素材には例えばプレス加工により、適宜のスリットやホルダー吊り下げ孔などを施すことで、成形することができるので、陳列用ホルダーをローコストで仕上げることが可能となる。
さらに、この発明に係る陳列用ホルダーによると、商品を陳列用ホルダーから取り外すには、陳列用ホルダーを構成する台紙の一部を破壊する必要があり、したがって、例えば店頭において商品(筆記具)のみが陳列用ホルダーから抜き取られるという盗難防止対策にも十分に対応した陳列用ホルダーを提供することができる。
陳列用ホルダーの第1実施例の組み立て完了状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図1に示す陳列用ホルダーを形成する台紙素材の展開状態の正面図である。 図2に示す台紙素材に商品(筆記具)を装着する第1手順を示す正面図である。 同じく第2手順を示す正面図である。 同じく第3手順を示す正面図である。 同じく第4手順を示す正面図である。 同じく第5手順を示す斜視図である。 最終手順(第6手順)を示し、(A)は係止部と被係止部の正面図、(B)は係止部を被係止部に連結させた状態の透視図である。 陳列用ホルダーの第2実施例の組み立て完了状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図9に示す陳列用ホルダーを形成する台紙素材の展開状態の正面図である。 第2実施例の陳列用ホルダーを示す斜視図である。 陳列用ホルダーの第3実施例の組み立て完了状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図12に示す陳列用ホルダーを形成する台紙素材の展開状態を示し、(A)はその第1例を示す正面図、(B)はその第2例を示す正面図である。 図12に示す台紙素材に商品を装着する第1手順を示す正面図である。 同じく第2手順を示す正面図である。 同じく第3手順を示す正面図である。 同じく第4手順を示す正面図である。 同じく第5手順を示す斜視図である。
この発明に係る陳列用ホルダーについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。この陳列用ホルダーは、紙を基材とした一枚の長尺状の台紙素材1によって形成される。
台紙素材1を構成する紙基材は、主としてパルプからなるシートであり、他に適宜の填料、各種助剤を含んでも良い。パルプとしては、科学パルプ、機械パルプ非木材繊維等を用いることができる。
この発明に係る陳列用ホルダーについて、まずは第1実施例の陳列用ホルダー25に商品としての筆記具31を装着した組み立て完了状態を示す図1と、この陳列用ホルダー25を構成する台紙素材1の展開状態を示した図2に基づいて説明する。
長尺状に形成された台紙素材1には、図2に示すように長手方向の中央部よりもやや下側付近に、破線2で示す折り返し部が形成され、この折り返し部2において台紙素材1は折り返されて、前面側台紙3と背面側台紙4とが形成される。
また、台紙素材1の上部付近にも破線5で示す第2折り返し部が形成され、この第2折り返し部5においても台紙素材1は折り返されて、背面側台紙4になされる。
前面側台紙3の上下には、第1のスリット状挿入部6と第2のスリット状挿入部7がそれぞれU字状の切込みにより形成されている。この第1のスリット状挿入部6には、図1に示す筆記具31の一端部(軸筒後端部)32が挿入され、第2のスリット状挿入部7には、筆記具31の他段部(口先部)33が挿入されて取り付けられる。
なお、図1に示す筆記具31はノック式筆記具であり、したがって、この陳列用ホルダー25においては、筆記具31の一端部に突出するノック棒34を挿通させるノック棒挿入開口8が施されている。
また、図2に示す第2折り返し部5を介した線対称の位置には、それぞれ吊り下げ孔9a,9bが形成されており、第2折り返し部5を介して折り返された陳列用ホルダー25の上部には前後に重なる吊り下げ孔9a,9bが形成される。
さらに台紙素材1の一方の端部(上端部)には係止部11が形成され、台紙素材1の他方の端部(下端部)には切込みによる被係止部12が形成されている。
この例においては、係止部11の先端部が、被係止部12に挿入されることで、台紙素材1は環状に連結されると共に、連結後は被係止部12から係止部11が取り外し不可能となるように構成されている。
なお、前記係止部11と被係止部12の詳細については、図8に基づいて後述する。
図2に示す台紙素材1の前面側台紙3に形成された第1と第2スリット状挿入部6,7の間の裏面には、破線で囲まれた領域に粘着材もしくは両面粘着テープ14が装着されて、剥離紙でカバーされている。
同様にノック棒挿入開口8と第2折り返し部5の間の裏面にも、破線で囲まれた領域に粘着材もしくは両面粘着テープ15が貼着されて、剥離紙でカバーされている。
これは陳列用ホルダー25を組み立てる過程で、前面側台紙3の一部に背面側台紙4を貼着することで、前面側台紙3と背面側台紙4との間に、第1貼着部14と第2貼着部15を形成させるものとなる。
図3~図8は、図2に示した台紙素材1を用いて、陳列用ホルダー25を組み立てると同時に、陳列用ホルダーに対して、筆記具31を装着する手順を説明するものである。
図3は、その第1手順を示しており、この第1手順においては、展開状態の台紙素材1の上面に筆記具31が乗せられる。
そして、図4に示す第2手順において、前面側台紙3の上部に予めプレス成形されている山折り部17と谷折り部18に折り目を付けると共に、前面側台紙3の下部にも山折り部19の折り目を付ける。続いて、筆記具31の他端部33側である口先部を、第2スリット状挿入部7に挿入する。
続く図5に示す第3手順においては、筆記具31を前面側台紙3に沿って上部に押し上げ、筆記具31のノック棒34をノック棒挿入開口8に挿入すると共に、筆記具の一端部32である軸筒後端部を、第1スリット状挿入部6に位置するように配置する。
この状態において、上下の山折り部17と19は、それぞれ前面に向かって突出し、上下の山折り部17と19から中央部に向かって、それぞれ凹状に湾曲する第1湾曲部21と第2湾曲部22がそれぞれ形成される。
図6に示す第4手順においては、図2に示した粘着材もしくは両面粘着テープ14の剥離紙を取り除き、折り返し部2において背面側台紙4を折り返す。これにより、背面側台紙4は前面側台紙3の裏側に重なるようにして貼り付き、前記粘着材もしくは両面粘着テープ14は第1貼着部となる。
この時、筆記具の他端部(口先部)33は、前記折り返し部2において形成された前面側台紙3と背面側台紙4とによる袋状内に収容された形態となる。
続いて、図2に示した粘着材もしくは両面粘着テープ15の剥離紙を取り除き、図6に示す第2折り返し部5において背面側台紙4を裏側に折り返す。
これにより、上部の背面側台紙4は第5手順として示した図7に示すように、前面側台紙3の裏側に重なるようにして貼り付き、前記粘着材もしくは両面粘着テープ15は第2貼着部となる。
そして、前面側台紙3の吊り下げ孔9aと、背面側台紙4の吊り下げ孔9bは、前記した第2貼着部において重なり合い、これは陳列用ホルダー25の吊り下げ孔として利用される。
この時、台紙素材1の各端部に形成した係止部11と被係止部12は、前面側台紙3の裏側において、対向した状態で配置される。
図8は最終手順(第6手順)において、係止部11を被係止部12に挿入して両者を結合する状態を示している。
図8(A)に示すように係止部11は、台紙素材1の幅に対して狭い幅を有する頸部11aと、この頸部11aを介して台紙素材1の幅方向にそれぞれ突出する一対の耳片11cを有する頭部11bとが備えられる。
また、被係止部12は、係止部11側の前記頭部11bにおける一対の耳片11cが挿入可能な幅を有する切込み部により構成されると共に、この切込み部は両外側の第1切込み部12aに対して、中央部側の第2切込み部12bが台紙素材1の端部側にずれた位置に形成されて、前記第1切込み部11aと連通して形成されている。
すなわち、中央部側の第2切込み部12bの両端部は、両外側の第1切込み部12aの内側の各端部に対して、それぞれ連通部12cを介して一連の切込み溝として構成されている。
なお、この実施の形態においては、第2切込み部12bに沿って、矩形状の開口12dも形成されている。
ここで、被係止部12の第1切込み部12aの幅W1は、係止部11側の頭部11bにおける一対の耳片11cの幅W2に対して若干大きな寸法(W1>W2)となるように構成されている。これにより、被係止部12は、係止部11側の前記一対の耳片11cを含む頭部11bが挿入可能に構成されている。
また、被係止部12の第2切込み部12bの幅W3は、係止部11側の頸部11aの幅W4に対して若干大きな寸法(W3>W4)となるように構成されている。これにより、係止部11側の頸部11aは、被係止部12の第2切込み部12b内に位置するようになされる。
前記した係止部11と被係止部12の構成において、図8(B)に示すように、係止部11の頭部11bを、被係止部12に形成された第1と第2切り込部12a,12bおよび連通部12cからなる一連の切込み溝に差し込むことにより、係止部11の一対の耳片11cが被係止部12の第1切込み部12aの内側に入り込む。
このために、係止部11の頭部11bは、被係止部12を構成する前記した一連の切込み溝から抜け出ることができなくなり、係止部11を被係止部12に連結後は、被係止部12から係止部11の取り外しが不可能となる。
なお、被係止部12に形成された矩形状の前記開口12dは、開口12dの両外側の紙素材に若干の可撓性を与え、係止部11の一対の耳片11cが、被係止部12の第1切込み部12aの内側に入り込むのを助けるように作用するものとなる。
斯くして、筆記具31を保持した状態の陳列用ホルダー25が形成され、その外観構成は図1に示したものとなる。
図1に示すように筆記具31の中央部は、前面側台紙3における第1貼着部の前側に配置されると共に、第1貼着部を中央にした上下の非貼着部には、第1と第2のスリット状挿入部6,7が形成されて、筆記具31の各端部が挿入されて取り付けられる。
これにより、筆記具のクリップ支持部を構成する一端部(軸筒後端部)32側は、第1スリット状挿入部6に挿入されて、前面側台紙3と背面側台紙4との間に挟まれた状態で取り付けられる。
また、筆記具の他端部(口先部)33は、第2スリット状挿入部7に挿入されて、前記したとおり台紙素材1の折り返し部2において、前面側台紙3と背面側台紙4とによる袋状内に挿入されて取り付けられた形態となる。
図9~図11は、陳列用ホルダーの第2実施例を示しており、図9~図11の各図は、すでに説明した第1実施例を示す図1、図2および図7にそれぞれ対応するものである。したがって、図9~図11においては、第1実施例と同一の機能を果たす部分を同一符号で示し、個々の詳細な説明は省略する。
この第2実施例の陳列用ホルダー25は、第1実施例とその基本構成とほぼ同一である。ただし、第1実施例はノック式筆記具を対象とした陳列用ホルダーであるのに対して、この第2実施例は、筆記具の端部にノック棒が無く、例えば筆記先端部をクリップを備えたキャップで覆うキャップ式筆記具を対象としている。
したがって図10に示した台紙素材1においては、図2に示したノック棒挿入開口8は形成されておらず、その他の構成は図2に示した台紙素材1と同様である。
この、図10に示した台紙素材1を用いた第2実施例においても、その組み立て手順は図3ないし図8に示した第1実施例と同様である。
そして、最終の組み立て手順において、図8に基づいて説明したように、係止部11を被係止部12に挿入して両者を結合することで、陳列用ホルダーが完成する。
これにより、図9に示したように筆記具31の中央部は、前面側台紙3における第1貼着部の前側に配置されると共に、第1貼着部を中央にした上下の非貼着部には、第1と第2のスリット状挿入部6,7が形成されて、筆記具31の各端部が挿入されて取り付けられる。したがって、第2実施例の陳列用ホルダーにおいても第1実施例の陳列用ホルダーと同様の作用効果を得ることができる。
図12~図18は、この発明に係る陳列用ホルダーの第3実施例を示している。なお、前記した第1および第2実施例の陳列用ホルダーは、いずれも筆記具を陳列するにおいて好ましい例を示しているのに対して、この第3実施例の陳列用ホルダーは、筆記具以外の外観が円柱状や多角柱状等になされ、長さ方向においてほぼ同一の外形寸法を有する商品の陳列において好適に採用することができる。
そして、図12~図18の各図は、すでに説明した図1~図7の各図にそれぞれ対応しており、それぞれ相当する部分を同一符号で示している。したがって、その詳細な説明は省略する。
図12に示す円柱状の商品36としては、長さ方向においてほぼ同一の外形寸法を有する例えば、修正ペン、固形糊、スタンプ、印鑑等の一般文房用具、化粧品、電子煙草、工具等を対象とすることができる。
そして、商品36の中央部が前面側台紙3の上面に配置され、商品36の一端部37と他端部38は、それぞれ第1スリット状挿入部6および第2スリット状挿入部7に挿入されて、陳列用ホルダー25に取り付けられる。
この第3実施例における陳列用ホルダー25については、長さ方向においてほぼ同一の外形寸法を有する商品36を取り付ける関係から、図13に示すように第1スリット状挿入部6と第2スリット状挿入部7は、共にU字状に形成されて上下で対称となるように構成されている。
また、図13に(A)および(B)で示すように、台紙素材1に施される第1貼着部となる粘着材(両面粘着テープ)14の長手方向の幅、および第2貼着部となる粘着材(両面粘着テープ)15の長手方向の幅は、陳列用ホルダー25に取り付けられる商品36に応じて、適宜調整されることが望ましい。
そして図14~図18は、台紙素材1を用いて陳列用ホルダー25を組み立てると同時に、陳列用ホルダーに商品36を装着する手順を示している。
この手順はすでに説明した第1実施例における第1手順~第5手順(図3~図7)と同様であり、したがって装着手順についての説明は省略する。また、最後の手順である第6手順は、図8に基づいて説明したとおりとなる。
以上のとおり、この第3実施例の陳列用ホルダーにおいても、第1および第2実施例の陳列用ホルダーと同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したこの発明に係る陳列用ホルダーによると、陳列用ホルダーから商品を取り外すには、陳列用ホルダーを構成する台紙の一部を引きちぎるか、はさみ等を用いて切断するなど、陳列用ホルダーを破壊しなければ、取り外しが不可能となる。
したがって、店頭等において商品(筆記具等)のみが陳列用ホルダーから抜き取られるという盗難防止対策にも十分に対応した陳列用ホルダーを提供することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができる。
1 台紙素材
2 折り返し部
3 前面側台紙
4 背面側台紙
5 第2折り返し部
6 第1スリット状挿入部
7 第2スリット状挿入部
8 ノック棒挿入開口
9a,9b 吊り下げ孔
11 係止部
11a 頸部
11b 頭部
11c 耳片
12 被係止部
12a 第1切込み部
12b 第2切込み部
12c 連通部
12d 開口
14 粘着材(両面粘着テープ):第1貼着部
15 粘着材(両面粘着テープ):第2貼着部
17 山折り部
18 谷折り部
19 山折り部
21 第1湾曲部
22 第2湾曲部
25 陳列用ホルダー
31 筆記具(商品)
32 筆記具一端部
33 筆記具他端部
34 ノック棒
36 円柱状商品
37 商品一端部
38 商品他端部

Claims (4)

  1. 紙を基材とした長尺状の台紙素材の一部に、折り返し部を形成することで、前面側台紙と背面側台紙を形成し、対向する前面側台紙と背面側台紙の長手方向の中央部に、前面側台紙と背面側台紙を互いに貼着する貼着部が形成されると共に、台紙素材の前面側台紙を中央にした前記折り返し部の他方側に、第2折り返し部を形成することで、新たな背面側台紙を形成し、前記台紙素材の一方の端部に形成した係止部を、他方の端部に形成した被係止部に挿入することで、前記台紙素材は環状に連結され、
    かつ前面側台紙における前記貼着部を中央した上下の非貼着部には、第1と第2のスリット状挿入部がそれぞれ形成され、
    装着される商品の中央部が、前面側台紙における前記貼着部の前側に配置されると共に、商品の各端部が前記第1と第2のスリット状挿入部に、それぞれ挿入されて取り付けられると共に、筆記具の一端部に突出するノック棒を挿通させるノック棒挿入開口が、第1のスリット状挿入部に隣接した台紙素材の一方の端部側に施されていることを特徴とする陳列用ホルダー。
  2. 紙を基材とした長尺状の台紙素材の一部に、折り返し部を形成することで、前面側台紙と背面側台紙を形成し、対向する前面側台紙と背面側台紙の長手方向の中央部に、前面側台紙と背面側台紙を互いに貼着する貼着部が形成されると共に、台紙素材の前面側台紙を中央にした前記折り返し部の他方側に、第2折り返し部を形成することで、新たな背面側台紙を形成し、前記台紙素材の一方の端部に形成した係止部を、他方の端部に形成した被係止部に挿入することで、前記台紙素材は環状に連結され、
    かつ前面側台紙における前記貼着部を中央した上下の非貼着部には、第1と第2のスリット状挿入部がそれぞれ形成され、
    装着される商品の中央部が、前面側台紙における前記貼着部の前側に配置されると共に、商品の各端部が前記第1と第2のスリット状挿入部に、それぞれ挿入されて取り付けられると共に、筆記具のクリップ支持部が、第1スリット状挿入部に挿入されることで、当該クリップ支持部が、前面側台紙と背面側台紙との間に挟まれた状態で取り付けられることを特徴とする陳列用ホルダー。
  3. 前記第1と第2のスリット状挿入部が形成された前面側台紙部分には、前面に向かって突出し、前記貼着部に向かって凹状に湾曲する第1湾曲部と第2湾曲部がそれぞれ形成され、第1と第2のスリット状挿入部に挿入された前記商品の各端部が、前面側台紙と背面側台紙との間にそれぞれ挿入されて取り付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の陳列用ホルダー。
  4. 前記台紙素材の一方の端部に形成された前記係止部には、台紙素材の幅に対して狭い幅を有する頸部と、前記頸部を介して台紙素材の幅方向にそれぞれ突出する一対の耳片を有する頭部とが備えられ、
    前記台紙素材の他方の端部に形成された前記被係止部は、前記頭部の耳片が挿入可能な幅を有する切込み部により構成されると共に、前記切込み部は両外側の第1切込み部に対して、中央部側の第2切込み部が台紙素材の他方の端部側にずれた位置において、前記第1切込み部と連通して形成され、
    前記係止部と被係止部は、背面側台紙に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の陳列用ホルダー。
JP2019196068A 2019-10-29 2019-10-29 陳列用ホルダー Active JP7454172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019196068A JP7454172B2 (ja) 2019-10-29 2019-10-29 陳列用ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019196068A JP7454172B2 (ja) 2019-10-29 2019-10-29 陳列用ホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021069433A JP2021069433A (ja) 2021-05-06
JP7454172B2 true JP7454172B2 (ja) 2024-03-22

Family

ID=75711643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019196068A Active JP7454172B2 (ja) 2019-10-29 2019-10-29 陳列用ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7454172B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093603A (ja) 2009-11-02 2011-05-12 Kose Corp 容器包装体
JP2012121610A (ja) 2010-12-09 2012-06-28 Kirin Brewery Co Ltd マルチパック用包装箱

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093603A (ja) 2009-11-02 2011-05-12 Kose Corp 容器包装体
JP2012121610A (ja) 2010-12-09 2012-06-28 Kirin Brewery Co Ltd マルチパック用包装箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021069433A (ja) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050218027A1 (en) Package with integral plug
JP7454172B2 (ja) 陳列用ホルダー
JP5079606B2 (ja) 台紙付き袋及び袋内蔵ケース
JP2000098895A (ja) 瓶首に取り付ける宣伝広告具
CN212333226U (zh) 一种免胶的绿色环保瓦楞纸展示盒型防撕裂舌扣
WO2022219707A1 (ja) パッケージ
JP5362387B2 (ja) 吊下げ機能付包装用箱
KR200277917Y1 (ko) 포장상자
CN216709945U (zh) 一种存放展示两用的包装盒
JP5295442B1 (ja) ヘッドレスト装着用ティッシュペーパーボックス
JP2018104069A (ja) 台紙付包装体
JP5155014B2 (ja) 吊下片付包装用箱
CN216443391U (zh) 一种新型纹身贴包装结构
JP4959969B2 (ja) 販売台
JPH0872856A (ja) 緩衝収納箱
JP2020019538A (ja) 包装体
JP2007308177A (ja) 包装用箱
JP2008164978A (ja) 立体式ラベル
JP2009096531A (ja) 包装用袋とその製造方法
KR200356768Y1 (ko) 포장상자
JP2000238839A (ja) 台紙付き製品
TW202337787A (zh) 裝有物品之包裝體、包裝體及裝有物品之包裝體之製造方法
JP2018099268A (ja) 商品ホルダ
JP4603127B2 (ja) ポールスタンド
JP4399657B2 (ja) 包装ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7454172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150