JP7453485B1 - 電気化学セル、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置 - Google Patents

電気化学セル、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置 Download PDF

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Abstract

電気化学セルは、素子部と、金属製の支持体と、酸化物層とを備える。素子部は、固体電解質層と、固体電解質層を挟んで位置する第1電極および第2電極とを有する。支持体は、クロムを含み、素子部を支持する。酸化物層は、第1電極と支持体との間に位置し、金属成分を有する。酸化物層は、第1電極よりも気孔率が小さい。

Description

本開示は、電気化学セル、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数有する燃料電池セルスタック装置が種々提案されている。燃料電池セルは、水素含有ガスなどの燃料ガスと空気などの酸素含有ガスとを用いて電力を得ることができる電気化学セルの一種である。
国際公開第2020/218431号
実施形態の一態様に係る電気化学セルは、素子部と、金属製の支持体と、酸化物層とを備える。素子部は、固体電解質層と、固体電解質層を挟んで位置する第1電極および第2電極とを有する。支持体は、クロムを含み、素子部を支持する。酸化物層は、第1電極と支持体との間に位置し、金属成分を有する。酸化物層は、第1電極よりも気孔率が小さい。
実施形態の一態様に係る電気化学セルは、素子部と、金属製の支持体と、接着材層と、酸化物層とを備える。支持体は、クロムを含み、素子部を支持する。接着材層は、素子部と支持体との間に位置する。酸化物層は、接着材層と支持体との間に位置し、金属成分を有する。酸化物層は、接着材層よりも気孔率が小さい。
また、本開示の電気化学セル装置は、上記に記載の電気化学セルを備えるセルスタックを有する。
また、本開示のモジュールは、上記に記載の電気化学セル装置と、電気化学セル装置を収納する収納容器とを備える。
また、本開示のモジュール収容装置は、上記に記載のモジュールと、モジュールの運転を行うための補機と、モジュールおよび補機を収容する外装ケースとを備える。
図1Aは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。 図1Bは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を空気極側からみた側面図である。 図1Cは、図1Aに示す領域Aを拡大した断面図である。 図1Dは、第1の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。 図1Eは、第1の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。 図2Aは、第1の実施形態に係るセルスタック装置の一例を示す斜視図である。 図2Bは、図2Aに示すX-X線の断面図である。 図2Cは、第1の実施形態に係るセルスタック装置の一例を示す上面図である。 図3は、第1の実施形態に係るモジュールの一例を示す外観斜視図である。 図4は、第1の実施形態に係るモジュール収容装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。 図5Aは、平板型の電気化学セルの一例を示す斜視図である。 図5Bは、図5Aに示す電気化学セルの部分断面図である。 図6は、第1の実施形態に係る電気化学セルの別の一例を示す断面図である。 図7は、第2の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。 図8Aは、第2の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。 図8Bは、第2の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。 図9Aは、第3の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。 図9Bは、第3の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。
上述の燃料電池セルスタック装置では、セル性能を向上させる点で改善の余地があった。
そこで、性能を向上することができる電気化学セル、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置の提供が期待されている。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する電気化学セル、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係、比率が異なる部分が含まれている場合がある。
[第1の実施形態]
<電気化学セルの構成>
まず、図1A~図1Cを参照しながら、第1の実施形態に係る電気化学セルとして、固体酸化物形の燃料電池セルの例を用いて説明する。電気化学セル装置は、複数の電気化学セルを有するセルスタックを備えていてもよい。複数の電気化学セルを有する電気化学セル装置を、単にセルスタック装置と称する。
図1Aは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。図1Bは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を空気極側からみた側面図である。図1Cは、図1Aに示す領域Aを拡大した断面図である。なお、図1A~図1Cは、電気化学セルの各構成の一部を拡大して示している。以下、電気化学セルを単にセルという場合もある。
図1A~図1Cに示すように、セル1は、第1電極である燃料極5、固体電解質層6および第2電極である空気極8が積層された素子部3と、支持体2と、酸化物層9とを有している。
支持体2は、クロムを含む金属製の部材である。また、支持体2は、導電性を有している。支持体2は、たとえば、フェライト系ステンレス、オーステナイト系ステンレス等の耐熱性の高いステンレス鋼であってもよい。支持体2は、たとえばニッケル-クロム系合金、鉄-クロム系合金であってもよい。支持体2は、たとえば、金属酸化物を含有してもよい。支持体2は、たとえば、1または複数の金属板で構成されてもよい。支持体2は、X軸方向に隣接するセル1同士を電気的に接続する。
支持体2は、第1面n1と、第1面n1の反対側に位置する第2面n2とを有する。支持体2は、素子部3に対向する部位、具体的には酸化物層9と接する部位に位置する開口2bを有する。開口2bは、第1面n1と第2面n2との間をX軸方向に貫通する。また、支持体2は、Z軸方向に延びるガス流路2aの外側に位置する部材32を有する。支持体2は、ガス流路2aを流れる燃料ガスを素子部3に流通させる。開口2bの直径は、たとえば0.1mm~0.5mm、特に0.3mm~0.4mmとしてもよい。開口2bが形成された領域における開口率は、たとえば10%以上としてもよい。
支持体2は、基材201と被覆部202とを有していてもよい。被覆部202は、基材201の表面上に位置する。被覆部202は、たとえば、絶縁性を有する。被覆部202は、たとえば、酸化クロム(Cr)を含有する。被覆部202は、たとえば、クロムの含有率が基材201よりも大きくてもよい。このように被覆部202を有することにより、支持体2の耐久性が高まる。被覆部202は、たとえば、マンガンなど、クロムとは異なる金属成分を含有してもよい。なお、支持体2は、部分的に被覆部202を有してもよい。また、支持体2は、さらなる積層構造を有してもよい。
素子部3は、支持体2の第1面n1側に位置している。素子部3は、酸化物層9を介して支持体2に固定されている。素子部3は、燃料極5と、固体電解質層6と、空気極8とを有している。
燃料極5は、還元性ガスである燃料ガスに接する第1電極である。燃料極5は、ガス透過性を有している。燃料極5の開気孔率は、たとえば30%~50%、特に35%~45%の範囲であってもよい。燃料極5の開気孔率を燃料極5の気孔率または空隙率と称する場合もある。
燃料極5の材料には、一般的に公知のものを使用することができる。燃料極5は、多孔質の導電性セラミックス、たとえば酸化カルシウム、酸化マグネシウム、または希土類元素酸化物が固溶しているZrOと、Niおよび/またはNiOとを含むセラミックスなどを用いてもよい。この希土類元素酸化物は、たとえば、Sc、Y、La、Nd、Sm、Gd、DyおよびYbから選択される複数の希土類元素を含んでもよい。酸化カルシウム、酸化マグネシウム、または希土類元素酸化物が固溶しているZrOを安定化ジルコニアと称する場合もある。安定化ジルコニアは、部分安定化ジルコニアを含んでもよい。
固体電解質層6は、電解質であり、燃料極5と空気極8との間でイオンの受け渡しをする。同時に、固体電解質層6は、ガス遮断性を有し、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを生じにくくする。
固体電解質層6の材料は、たとえば、3モル%~15モル%の希土類元素酸化物が固溶したZrOであってもよい。希土類元素酸化物は、たとえば、Sc、Y、La、Nd、Sm、Gd、DyおよびYbから選択される1以上の希土類元素を含んでよい。固体電解質層6は、たとえば、Yb、ScまたはGdが固溶したZrOを含んでもよく、La、NdまたはYbが固溶したCeOを含んでもよく、ScまたはYbが固溶したBaZrOを含んでもよく、ScまたはYbが固溶したBaCeOを含んでもよい。
空気極8は、酸素含有ガスに接する第2電極である。空気極8は、ガス透過性を有している。空気極8の開気孔率は、たとえば20%~50%、特に30%~50%の範囲であってもよい。
空気極8の材料は、一般的に空気極に用いられるものであれば特に制限はない。空気極8の材料は、たとえば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物など導電性セラミックスでもよい。
空気極8の材料は、たとえば、AサイトにSr(ストロンチウム)とLa(ランタン)が共存する複合酸化物であってもよい。このような複合酸化物の例としては、LaSr1-xCoFe1-y、LaSr1-xMnO、LaSr1-xFeO、LaSr1-xCoOなどが挙げられる。なお、xは0<x<1、yは0<y<1である。
また、素子部3は、固体電解質層6と空気極8との間に位置する中間層を有してもよい。素子部3が中間層を有する場合、中間層は、たとえば、拡散抑制層としての機能を有する。空気極8に含まれるSr(ストロンチウム)が固体電解質層6に拡散すると、かかる固体電解質層6にSrZrOの抵抗層が形成される。中間層は、Srを拡散させにくくすることで、SrZrOが形成されにくくする。
中間層の材料は、一般的に空気極8と固体電解質層6との間の元素の拡散を生じにくくするものであれば特に制限はない。中間層の材料は、たとえば、Ce(セリウム)を除く希土類元素が固溶した酸化セリウム(CeO)を含んでもよい。かかる希土類元素としては、たとえば、Gd(ガドリニウム)、Sm(サマリウム)などを用いてもよい。
また、酸化物層9は、支持体2と素子部3との間に位置する。酸化物層9は、支持体2の第1面n1と燃料極5との間に位置し、支持体2と素子部3とを接合する。酸化物層9は、たとえば、導電性を有する。
酸化物層9は、燃料極5よりも気孔率が小さい。酸化物層9の気孔率は、たとえば1%~10%、特に3%~8%の範囲であってもよい。酸化物層9の気孔率が燃料極5よりも小さいことにより、酸化物層9と燃料極5との間の界面強度、すなわち酸化物層9と燃料極5との境界部における接合強度が向上し、剥離しにくくなる。これにより、セル1の耐久性が向上することから、セル性能を向上することができる。酸化物層9、燃料極5等の気孔率は、たとえば各部位の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察して、たとえば3000倍の写真を撮る。この写真に対して、画像処理を施して気孔を判別し、画像全体の面積に対する気孔の合計面積を算出することで気孔率を求めることができる。酸化物層9および燃料極5の気孔率の比較は、たとえば各部位についてそれぞれ任意の3か所の断面写真から算出した気孔率を平均した平均気孔率を比較すればよい。
さらに、酸化物層9の気孔率は、5%未満であってもよい。酸化物層9の気孔率が5%未満であると、支持体2に含まれるCr、Mnなどの金属が燃料極5に拡散しにくくなる。これにより、燃料極5の耐久性が向上する。また、支持体2上に気孔率5%未満の酸化物層9が配置されていると、Crが支持体2から蒸発しにくくなる。これにより、セル1の耐久性が向上する。
酸化物層9は、Cr以外の金属成分を有する。酸化物層9は、たとえば、第1金属の酸化物と、第1金属とは異なる第2金属とを有する。第1金属は、たとえば、Ti(チタン)である。第2金属は、たとえば、Ni(ニッケル)である。第2金属は、酸化物層9の内部に分散されている。第2金属は、たとえば、金属粒子または酸化物粒子として分散されていてもよい。第1金属は、Ti以外の金属、たとえばAl(アルミニウム)またはSi(シリコン)であってもよい。第1金属は、還元雰囲気に接しても体積変化を生じにくく、気孔率を5%未満に維持しやすい。第2金属は、Ni以外の金属、たとえばCu(銅)、Co(コバルト)、またはZn(亜鉛)であってもよい。第2金属は、電子伝導性が高く、燃料極5と支持体2との間の電子伝導を維持しやすい。酸化物層9は、微量のCrを含んでいてもよい。
また、支持体2の被覆部202は、酸化物層9が有する金属成分を有してもよい。かかる金属成分は、たとえば、第2金属であってもよい。このように酸化物層9に接触する被覆部202が酸化物層9と同じ金属成分を有することにより、酸化物層9と支持体2との間の界面強度が向上する。これにより、セル1の耐久性が向上することから、セル性能を向上することができる。また、被覆部202が、酸化物層9に含まれ電子伝導性の高い第2金属を有することで、被覆部202の絶縁性を低くすることができ、燃料極5と支持体2との間の電子伝導を維持しやすい。
また、酸化物層9は、平面視で支持体2と重なるように位置していてもよい。すなわち、支持体2の開口2bと対向する部分には酸化物層9を有さず、酸化物層9を厚み方向に貫通する貫通孔を設けてもよい。かかる貫通孔は、開口2bに連通することとなり、ガス流路2aを流れる燃料ガスが素子部3に流通しやすくなる。また、被覆部202の表面には酸化物層9が位置することから、被覆部202が成長しにくくなる。さらに、支持体2中のCrが拡散しにくくなることから、セル1の耐久性が向上する。これにより、セル性能を向上することができる。
図1Dおよび図1Eは、第1の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。
図1Aに示す例では、燃料極5の側面および酸化物層9の側面は、固体電解質層6により被覆され、燃料ガスが流れるガス流路2aを気密に封止している。図1Dに示すように、燃料極5の側面および酸化物層9の側面は、緻密な封止材7で被覆され、封止されていてもよい。燃料極5の側面および酸化物層9の側面を被覆する封止材7は、電気絶縁性を有していてもよい。封止材7の材料は、例えばガラスまたはセラミックスであってもよい。
また、支持体2のガス流路2aは、図1Eに示すように凹凸を有する部材32により形成されていてもよい。
<電気化学セル装置の構成>
次に、上述した電気化学セルを用いた本実施形態に係る電気化学セル装置について、図2A~図2Cを参照しながら説明する。図2Aは、第1の実施形態に係る電気化学セル装置の一例を示す斜視図である。図2Bは、図2Aに示すX-X線の断面図である。図2Cは、第1の実施形態に係る電気化学セル装置の一例を示す上面図である。
図2Aに示すように、セルスタック装置10は、セル1の厚み方向(X軸方向)に配列(積層)された複数のセル1を有するセルスタック11と、固定部材12とを備える。
固定部材12は、固定材13と、支持部材14とを有する。支持部材14は、セル1を支持する。固定材13は、セル1を支持部材14に固定する。また、支持部材14は、支持体15と、ガスタンク16とを有する。支持部材14である支持体15およびガスタンク16は、金属製であり導電性を有している。
図2Bに示すように、支持体15は、複数のセル1の下端部が挿入される挿入孔15aを有している。複数のセル1の下端部と挿入孔15aの内壁とは、固定材13で接合されている。
ガスタンク16は、挿入孔15aを通じて複数のセル1に反応ガスを供給する開口部と、かかる開口部の周囲に位置する凹溝16aとを有する。支持体15の外周の端部は、ガスタンク16の凹溝16aに充填された接合材21によって、ガスタンク16と接合されている。
図2Aに示す例では、支持部材14である支持体15とガスタンク16とで形成される内部空間22に燃料ガスが貯留される。ガスタンク16にはガス流通管20が接続されている。燃料ガスは、このガス流通管20を通してガスタンク16に供給され、ガスタンク16からセル1の内部のガス流路2a(図1A参照)に供給される。ガスタンク16に供給される燃料ガスは、後述する改質器102(図3参照)で生成される。
水素リッチな燃料ガスは、原燃料を水蒸気改質などすることによって生成することができる。水蒸気改質により燃料ガスを生成する場合には、燃料ガスは水蒸気を含む。
図2Aに示す例では、2列のセルスタック11、2つの支持体15、およびガスタンク16を備えている。2列のセルスタック11は、複数のセル1をそれぞれ有する。各セルスタック11は、各支持体15に固定されている。ガスタンク16は上面に2つの貫通孔を有している。各貫通孔には、各支持体15が配置されている。内部空間22は、1つのガスタンク16と、2つの支持体15とで形成される。
挿入孔15aの形状は、たとえば、上面視で長円形状である。挿入孔15aは、たとえば、セル1の配列方向すなわち厚み方向Tの長さが、セルスタック11の両端に位置する2つの端部集電部材17の間の距離よりも大きい。挿入孔15aの幅は、たとえば、セル1の幅方向W(図1A参照)の長さよりも大きい。
図2Bに示すように、挿入孔15aの内壁とセル1の下端部との接合部は、固定材13が充填され、固化されている。これにより、挿入孔15aの内壁と複数個のセル1の下端部とがそれぞれ接合・固定され、また、セル1の下端部同士が接合・固定されている。各セル1のガス流路2aは、下端部で支持部材14の内部空間22と連通している。
固定材13および接合材21は、ガラスなどの導電性が低いものを用いることができる。固定材13および接合材21の具体的な材料としては、非晶質ガラスなどを用いてもよく、特に結晶化ガラスなどを用いてもよい。
結晶化ガラスとしては、たとえば、SiO-CaO系、MgO-B系、La-B-MgO系、La-B-ZnO系、SiO-CaO-ZnO系などの材料のいずれかを用いてもよく、特にSiO-MgO系の材料を用いてもよい。
また、図2Bに示すように、複数のセル1のうち隣接するセル1の間には、導電部材18が介在している。導電部材18は、隣接する一方のセル1と他方のセル1とを電気的に直列に接続する。より具体的には、導電部材18は、一方のセル1の燃料極5と他方のセル1の空気極8とを接続する。
また、図2Bに示すように、複数のセル1の配列方向における最も外側に位置するセル1に、端部集電部材17が電気的に接続されている。端部集電部材17は、セルスタック11の外側に突出する導電部19に接続されている。導電部19は、セル1の発電により生じた電気を集電して外部に引き出す。なお、図2Aでは、端部集電部材17の図示を省略している。
また、図2Cに示すように、セルスタック装置10は、2つのセルスタック11A、11Bが直列に接続された一つの電池であってもよい。かかる場合、セルスタック装置10の導電部19は、正極端子19Aと、負極端子19Bと、接続端子19Cとを有していてもよい。
正極端子19Aは、セルスタック11が発電した電力を外部に出力する場合の正極であり、セルスタック11Aにおける正極側の端部集電部材17に電気的に接続される。負極端子19Bは、セルスタック11が発電した電力を外部に出力する場合の負極であり、セルスタック11Bにおける負極側の端部集電部材17に電気的に接続される。
接続端子19Cは、セルスタック11Aにおける負極側の端部集電部材17と、セルスタック11Bにおける正極側の端部集電部材17とを電気的に接続する。
<モジュール>
次に、上述したセルスタック装置10を用いた本開示の実施形態に係るモジュールについて、図3を用いて説明する。図3は、第1の実施形態に係るモジュールを示す外観斜視図である。図3は、収納容器101の一部である前面および後面を取り外し、内部に収納される燃料電池のセルスタック装置10を後方に取り出した状態を示している。
図3に示すように、モジュール100は、収納容器101、および収納容器101内に収納されたセルスタック装置10を備えている。また、セルスタック装置10の上方には、改質器102が配置されている。
かかる改質器102は、天然ガス、灯油などの原燃料を改質して燃料ガスを生成し、セル1に供給する。原燃料は、原燃料供給管103を通じて改質器102に供給される。なお、改質器102は、水を気化させる気化部102aと、改質部102bとを備えていてもよい。改質部102bは、図示しない改質触媒を備えており、原燃料を燃料ガスに改質する。このような改質器102は、効率の高い改質反応である水蒸気改質を行うことができる。
そして、改質器102で生成された燃料ガスは、ガス流通管20、ガスタンク16、および支持部材14を通じて、セル1のガス流路2a(図1A参照)に供給される。
また、上述の構成のモジュール100では、ガスの燃焼およびセル1の発電に伴い、通常発電時におけるモジュール100内の温度が500℃~1000℃程度となる。
このようなモジュール100においては、上述したように、セル性能が向上されるセルスタック装置10を収納して構成されることにより、性能が向上されるモジュール100とすることができる。
<モジュール収容装置>
図4は、第1の実施形態に係るモジュール収容装置の一例を示す分解斜視図である。本実施形態に係るモジュール収容装置110は、外装ケース111と、図3で示したモジュール100と、図示しない補機と、を備えている。補機は、モジュール100の運転を行う。モジュール100および補機は、外装ケース111内に収容されている。なお、図4においては一部構成を省略して示している。
図4に示すモジュール収容装置110の外装ケース111は、支柱112と外装板113とを有する。仕切板114は、外装ケース111内を上下に区画している。外装ケース111内の仕切板114より上側の空間は、モジュール100を収容するモジュール収容室115であり、外装ケース111内の仕切板114より下側の空間は、モジュール100を運転する補機を収容する補機収容室116である。なお、図4では、補機収容室116に収容する補機を省略して示している。
また、仕切板114は、補機収容室116の空気をモジュール収容室115側に流すための空気流通口117を有している。モジュール収容室115を構成する外装板113は、モジュール収容室115内の空気を排気するための排気口118を有している。
このようなモジュール収容装置110においては、上述したように、セル性能が向上されるモジュール100をモジュール収容室115に備えていることにより、性能が向上されるモジュール収容装置110とすることができる。
図5Aおよび図5Bは、第1の実施形態に係る電気化学セルのさらに他の一例を示す。図5Aは、平板型の電気化学セルの一例を示す斜視図である。図5Bは、図5Aに示す電気化学セルの部分断面図である。
図5A、図5Bに示すように、セル1は、燃料極5、固体電解質層6および空気極8が積層された素子部3と、支持体2と、酸化物層9と、導電部材91,92とを有している。複数の平板型セルを積層させた電気化学セル装置は、たとえば複数のセル1が、互いに隣り合う金属層である導電部材91,92により電気的に接続されている。導電部材91,92は、隣接するセル1同士を電気的に接続するとともに、燃料極5または空気極8にガスを供給する流路を有している。
図5Bに示すように、セル1は、平板型セルスタックの燃料ガスの流路98と酸素含有ガスの流路97とを気密に封止する封止材を有している。封止材はセル1の固定部材96であり、接合材93およびフレームである支持部材94,95を有する。接合材93は、ガラスであってもよいし、銀ロウなどの金属材料であってもよい。
支持部材94は、燃料ガスの流路98と酸素含有ガスの流路97とを区画するいわゆるセパレータであってもよい。支持部材94,95の材料は、例えば導電性の金属であってもよいし、絶縁性のセラミックスであってもよい。支持部材94,95は両方またはいずれか一方が絶縁性の材料であってもよい。支持部材94が金属であった場合、支持部材94は導電部材91と一体化していてもよい。支持部材95が金属であった場合、支持部材95は導電部材92と一体化していてもよい。
支持部材94,95のうちいずれか1つは絶縁性であり、平板型セルを挟む2つの導電部材91,92を互いに電気的に絶縁している。
酸化物層9は、支持体2と素子部3との間に位置する。酸化物層9は、支持体2と燃料極5との間に位置し、支持体2と素子部3とを接合する。酸化物層9は、たとえば、導電性を有する。
図6は、第1の実施形態に係る電気化学セルの別の一例を示す断面図である。図6に示すように、燃料極5は、開口2bに向かって酸化物層9の内部に突出する部分5aを有してもよい。かかる部分5aを有することにより、たとえば燃料極5と酸化物層9との接合強度が向上し、セル1の耐久性が向上する。また、燃料極5は、開口2bから離間して位置する部分5bを有してもよい。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。本実施形態に係るセル1は、素子部3と酸化物層9との間に位置する接着材層34を有している。接着材層34は、素子部3と酸化物層9とを接着する。接着材層34は、たとえば、ガス透過性を有する。接着材層34は、たとえば、導電性を有してもよい。
接着材層34は、たとえば、Ni、Cu、Co、Zn等の導電性粒子と、TiO、Al、SiO、希土類元素酸化物(Y、CeO等)、遷移金属酸化物(Fe、CuO等)等の無機酸化物とを含んでもよい。接着材層34は、開口2bが位置する部分にも位置し、表面が露出していてもよい。
酸化物層9は、接着材層34よりも気孔率(開気孔率)が小さい。接着材層34の開気孔率は、たとえば20%~40%、特に25%~35%の範囲であってもよい。酸化物層9の気孔率が接着材層34よりも小さいことにより、酸化物層9と接着材層34との間の界面強度が向上し、剥離しにくくなる。これにより、セル1の耐久性が向上することから、セル性能を向上することができる。酸化物層9、接着材層34等の気孔率は、たとえば各部位の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察して、たとえば3000倍の写真を撮る。この写真に対して、画像処理を施して気孔を判別し、画像全体の面積に対する気孔の合計面積を算出することで気孔率を求めることができる。酸化物層9および接着材層34の気孔率の比較は、たとえば各部位についてそれぞれ任意の3か所の断面写真から算出した気孔率を平均した平均気孔率を比較すればよい。
図8A、図8Bは、第2の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。図8Aに示すように、接着材層34は、開口2bに向かって酸化物層9の内部に突出する部分34aを有してもよい。かかる部分34aを有することにより、たとえば接着材層34と酸化物層9との接合強度が向上し、セル1の耐久性がさらに向上する。なお、酸化物層9は、部分34aと開口2bとの間に位置する空間35を有してもよい。また、図示は省略するが、接着材層34は、開口2bから離間して位置する部分を有してもよい。
また、図8Bに示すように、酸化物層9は、開口2bの内部に突出する部分9aを有してもよい。かかる部分9aを有することにより、たとえば酸化物層9と支持体2との接合強度が向上し、セル1の耐久性がさらに向上する。
また、接着材層34の部分34aは、酸化物層9を貫通し、開口2bまで延在してもよい。かかる場合、部分34aおよび部分9aの先端部分は、ほぼ同じ高さに位置してもよく(たとえば、部分P1参照)、部分9aが部分34aよりも突出していてもよく(たとえば、部分P2参照)、部分34aが部分9aよりも突出していてもよい(たとえば、部分P3参照)。なお、酸化物層9と接着材層34を合わせて、支持体2と素子部3との間に位置する接合層とみなしてもよい。その場合、酸化物層9は接合層の低気孔率部とみなしてもよく、接着材層34は接合層の高気孔率部とみなしてもよい。
[第3の実施形態]
図9Aは、第3の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す断面図である。図9Bは、第3の実施形態に係る電気化学セルの他の一例を示す断面図である。本実施形態に係るセル1は、素子部3と酸化物層9との間、または、素子部3と接着材層34との間に位置する拘束層36を有している点で上記した各実施形態に係る電気化学セルと相違する。
拘束層36の材料は、焼成時に固体電解質層6の材料と類似した収縮率を示す。燃料極5の材料を固体電解質層6の材料と拘束層36の材料とで挟み、焼成することで得られる素子部3は、反りまたは変形が小さくなることから、セル性能が向上する。
なお、拘束層36の材料が固体電解質層6の材料と同じ場合など、拘束層36のガス透過性が低い場合には、拘束層36を厚み方向(X軸方向)に貫通する複数の貫通孔を位置させるとよい。かかる貫通孔の位置および形状は、開口2bと同じであってもよく、異なってもよい。
[その他の実施形態]
上述の実施形態では、「電気化学セル」、「電気化学セル装置」、「モジュール」および「モジュール収容装置」の一例として燃料電池セル、燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を示したが、他の例としてはそれぞれ、電解セル、電解セルスタック装置、電解モジュールおよび電解装置であってもよい。電解セルは、第1電極としての水素極および第2電極としての酸素極を有し、電力の供給により水蒸気を水素と酸素に分解する、または二酸化炭素を一酸化炭素と酸素に分解する。また、上記実施形態では電気化学セルの電解質材料の一例として酸化物イオン伝導体または水素イオン伝導体を示したが、水酸化物イオン伝導体であってもよい。このような電解セル、電解セルスタック装置、電解モジュールおよび電解装置によれば、性能を向上することができる。
以上、本開示について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
以上のように、実施形態に係る電気化学セル(セル1)は、素子部3と、金属製の支持体2と、酸化物層9とを備える。素子部3は、固体電解質層6と、固体電解質層6を挟んで位置する第1電極(燃料極5)および第2電極(空気極8)とを有する。支持体2は、クロムを含み、素子部3を支持する。酸化物層9は、第1電極と支持体2との間に位置し、金属成分を有する。酸化物層9は、第1電極よりも気孔率が小さい。これにより、セル1の性能を向上することができる。
また、実施形態に係る電気化学セル(セル1)は、素子部3と、金属製の支持体2と、接着材層34と、酸化物層9とを備える。支持体2は、クロムを含み、素子部3を支持する。接着材層34は、素子部3と支持体2との間に位置する。酸化物層9は、接着材層34と支持体2との間に位置し、金属成分を有する。酸化物層9は、接着材層34よりも気孔率が小さい。これにより、セル1の性能を向上することができる。
また、実施形態に係る電気化学セル装置(セルスタック装置10)は、上記に記載の電気化学セルを備えるセルスタック11を有する。これにより、セルスタック装置10の性能を向上することができる。
また、実施形態に係るモジュール100は、上記に記載の電気化学セル装置と、電気化学セル装置を収納する収納容器101とを備える。これにより、モジュール100の性能を向上することができる。
また、実施形態に係るモジュール収容装置110は、上記に記載のモジュール100と、モジュール100の運転を行うための補機と、モジュール100および補機を収容する外装ケースとを備える。これにより、モジュール収容装置110の性能を向上することができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 セル
2 支持体
3 素子部
5 燃料極
6 固体電解質層
8 空気極
9 酸化物層
10 セルスタック装置
34 接着材層
100 モジュール
110 モジュール収容装置

Claims (9)

  1. 固体電解質層と、前記固体電解質層を挟んで位置する第1電極および第2電極とを有する素子部と、
    クロムを含み、前記素子部を支持する金属製の支持体と、
    前記第1電極と前記支持体との間に位置し、金属成分を有する酸化物層と
    を備え、
    前記酸化物層は、前記第1電極よりも気孔率が小さく、
    前記支持体は、前記酸化物層との境界部に位置し、前記金属成分を含む被覆部を有する
    電気化学セル。
  2. 前記酸化物層は、第1金属の酸化物と、前記第1金属とは異なる第2金属とを有する
    請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記酸化物層は、平面視で前記支持体と重なるように位置している
    請求項1に記載の電気化学セル。
  4. 前記酸化物層は、ニッケルを含有する
    請求項1に記載の電気化学セル。
  5. 素子部と、
    クロムを含み、前記素子部を支持する金属製の支持体と、
    前記素子部と前記支持体との間に位置する接着材層と、
    前記接着材層と前記支持体との間に位置し、金属成分を有する酸化物層と
    を備え、
    前記支持体は、前記酸化物層との境界部に位置し、前記金属成分を含む被覆部を有する
    電気化学セル。
  6. 記酸化物層は、前記接着材層よりも気孔率が小さい
    請求項5に記載の電気化学セル。
  7. 請求項1~6のいずれか1つに記載の電気化学セルを備えるセルスタックを有する
    電気化学セル装置。
  8. 請求項7に記載の電気化学セル装置と、
    前記電気化学セル装置を収納する収納容器と
    を備えるモジュール。
  9. 請求項8に記載のモジュールと、
    前記モジュールの運転を行うための補機と、
    前記モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと
    を備えるモジュール収容装置。
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